JPH04105664U - 内燃機関のピストンリング - Google Patents
内燃機関のピストンリングInfo
- Publication number
- JPH04105664U JPH04105664U JP782491U JP782491U JPH04105664U JP H04105664 U JPH04105664 U JP H04105664U JP 782491 U JP782491 U JP 782491U JP 782491 U JP782491 U JP 782491U JP H04105664 U JPH04105664 U JP H04105664U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- piston
- section
- outer ring
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000035936 sexual power Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】ピストンのリング溝15の溝底に圧着するコの
字断面のアウタリング12と、このアウタリングに組合
され、ライナ面14に圧接されるT字状断面又は、H字
状断面のインナリングとを設ける。 【効果】リング背面からのガス漏れを防止し、出力性能
を向上させることができる。
字断面のアウタリング12と、このアウタリングに組合
され、ライナ面14に圧接されるT字状断面又は、H字
状断面のインナリングとを設ける。 【効果】リング背面からのガス漏れを防止し、出力性能
を向上させることができる。
Description
【0001】
内燃機関のピストンリングの改良に関する。
【0002】
従来のピストンリングは、図3に示すようにピストン1のリング溝2に融合し
、断面が矩形のピストンリング3が、その張力でライナ壁4に圧接するようにな
っている。
【0003】
したがって、ピストン1が往復運動する場合、ピストンリング3は、燃焼ガス
の圧力によりリング溝2の下面に密接してガス漏れを防止している。
【0004】
しかし、従来のピストンリングにおいては、高速になるとリング3にかかる慣
性力が大きくなる。
【0005】
従って、図示のように浮いた状態となり、リング3の上下面側と背面側との隙
間からガスが洩れ出力低下が発生する。
【0006】
本考案は、ピストンリング背面からのガス漏れを防止する内燃機関のピストン
リングを提供することを目的としている。
【0007】
本考案によれば、内径側をピストンリング溝の溝底に密着させ、断面をコの字
状に形成したアウタリングと、該アウタリングと組合されたライナに圧接する外
径を備えたインナリングとを設けている。
【0008】
上記アウタリングとインナリングとの組合せは、可及的に密接させるのが好ま
しい。
【0009】
また、インナリングの断面は、例えばT字状あるいはH字状に形成するのが好
ましい。
【0010】
上記のように構成された内燃機関のピストンリングにおいて、アウタリングの
内径側はピストンリング溝の溝底に密着してリング背面側からのガス漏れを防止
し、アウタリングと密接するよう組合せたインナリングがその張力によりライナ
内周面に圧接してガス漏れを防止する。
【0011】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】
図1において、断面がコの字状に形成されたアウタリング12は、ピストン1
1に設けられたリング溝15の溝底に内径側16が圧着するように嵌合されてい
る。また、上記アウタリング12に組合されていて断面がT字状に形成されたイ
ンナリング13は、アウタリング12の内側に接する面13a、13bが、それ
ぞれアウタリング12にできるだけ密接するように組合されている。そして、イ
ンナリング13はその張力によりライナ壁14に圧接されるようになっている。
従って、アウタリング12の背面とリング溝15からのガス漏れはなく、アウ
タリング12とインナリング13との接触部も密接し、ガスの通る経路も複雑な
ためガス漏れを最小限に抑えることができる。
【0013】
図2は本考案の別の実施例を示し、図1に示すインナリング13の断面形状を
除き、他は図1と同様に構成した例である。すなわち、ピストン11に装着され
たアウタリング12には、断面がH字状に形成されたインナリング23が組合さ
れている。そして、インナリング23はアウタリング12と接する面23a、2
3bが、それぞれ密接するように組合され、インナリング23の張力によりライ
ナ壁14に圧接されるようになっている。
【0014】
従って、図1と同様にガス漏れを最小限に抑えることができる。
【0015】
本考案は以上説明したように構成されているので、ピストリング背面からのガ
ス漏れを抑え、エンジンの出力性能を向上できる。
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図。
【図2】本考案の別の実施例を示す側断面図。
【図3】従来のピストンリングを示す側断面図。
1・・・ピストン
2・・・リング溝
3・・・ピストンリング
11・・・ピストン
12・・・アウタリング
13・・・インナリング
14・・・ライナ
15・・・リング溝
23・・・インナリング
Claims (1)
- 【請求項1】 内径側をピストンリング溝の溝底に密着
させ、断面をコの字状に形成したアウタリングと、該ア
ウタリングと組合されたライナに圧接する外径を備えた
インナリングとを設けたことを特徴とする内燃機関のピ
ストンリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP782491U JPH04105664U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 内燃機関のピストンリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP782491U JPH04105664U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 内燃機関のピストンリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105664U true JPH04105664U (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=31899247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP782491U Pending JPH04105664U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 内燃機関のピストンリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04105664U (ja) |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP782491U patent/JPH04105664U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH064349U (ja) | ハイトップリングピストン | |
JPS5941316Y2 (ja) | 内燃エンジンのピストンリング | |
JP2004508519A (ja) | ピストン機械のためのピストンリング | |
JPH04105664U (ja) | 内燃機関のピストンリング | |
JPS6346677Y2 (ja) | ||
JPH02271060A (ja) | ピストン | |
JPS6232349B2 (ja) | ||
JP3244396B2 (ja) | ピストンリング | |
JPH0324856Y2 (ja) | ||
JPS599069Y2 (ja) | 異形シリンダ−用ピストンのリング装置 | |
JPS6347637Y2 (ja) | ||
JPS6338348Y2 (ja) | ||
JPS5918128Y2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH1137293A (ja) | 樹脂製ピストンリング | |
JPH0433366Y2 (ja) | ||
JPH0134682Y2 (ja) | ||
JPS609362Y2 (ja) | 内燃機関におけるクランクピン給油装置 | |
JPS6314042Y2 (ja) | ||
JPH0942047A (ja) | シリンダライナ | |
JPH0320608Y2 (ja) | ||
JPH11336900A (ja) | ピストンリング | |
JPH0320522Y2 (ja) | ||
JPH0249415Y2 (ja) | ||
JPH0519560Y2 (ja) | ||
JPS5853186B2 (ja) | 内燃機関のピストン |