JPH04105511U - 積層セラミツクインダクタ素子 - Google Patents
積層セラミツクインダクタ素子Info
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- JPH04105511U JPH04105511U JP832391U JP832391U JPH04105511U JP H04105511 U JPH04105511 U JP H04105511U JP 832391 U JP832391 U JP 832391U JP 832391 U JP832391 U JP 832391U JP H04105511 U JPH04105511 U JP H04105511U
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- sheets
- inductor element
- sheet
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程数を低減でき、信頼性の高い積層セ
ラミック・インダクタ素子を得る。 【構成】 コイルパターン31,32,33及び接続パタ
ーン7を形成したセラミック・グリーンシート11〜14
の4種類のシートを用意し、シート11と12を交互に所
望枚数積層すると共にその上下にシート13と14を積層
する。そしてシート11〜13に穿設したスルーホール2
1〜23を介してコイルパターン31〜33及び接続パター
ン7を相互に接続する。この積層体を焼成し、その両端
に、コイルパターン33及び接続パターンの7の引出部
61,64に接続する外部電極を形成する。このインダク
タ素子は、チップインダクタ素子や複合部品のインダク
タ素子として使用される。
ラミック・インダクタ素子を得る。 【構成】 コイルパターン31,32,33及び接続パタ
ーン7を形成したセラミック・グリーンシート11〜14
の4種類のシートを用意し、シート11と12を交互に所
望枚数積層すると共にその上下にシート13と14を積層
する。そしてシート11〜13に穿設したスルーホール2
1〜23を介してコイルパターン31〜33及び接続パター
ン7を相互に接続する。この積層体を焼成し、その両端
に、コイルパターン33及び接続パターンの7の引出部
61,64に接続する外部電極を形成する。このインダク
タ素子は、チップインダクタ素子や複合部品のインダク
タ素子として使用される。
Description
【0001】
本考案は、積層セラミックインダクタ素子に関する。
【0002】
従来の積層セラミックチップインダクタは、図7に示すように、所定の位置に
スルーホールS1〜S4を穿孔したグリーンシートa,b,c,dに導体ペースト
にて3/4ターンのコイルパターンl1〜l4を印刷した4種類のシートと、S1と同
じ位置にスルーホールS5を穿孔したグリーンシートeに外部電極に接続するた
めにグリーンシートeの端縁まで延びたパターンl5を印刷したシートと、グリ
ーンシートfに外部電極に接続するためにシートfの端縁まで延びたパターンl 6
を印刷したシートの合計6種類のシートを作成し、これらを図8に示すような
順序で積層するとともにスルホールS1〜S5を介してコイルパターンl1〜l4及
びパターンl5,l6を相互に接続し、その上下に複数枚の無印刷のグリーンシー
トgを重ねた後焼成して作成されていた。
【0003】
上述した積層セラミックインダクタは3ターン以上のものでは、4種類のスル
ーホールS1〜S5と4種類のコイルパターンl1〜l4及び外部電極へ接続するた
めの2種類の導体パターンl5,l6があるため工程が多く、またグリーンシート
1枚当り3/4ターンしかコイルを形成できないため所望のターン数を得るのに必
要なグリーンシートの枚数が多いなど製造コストの面で課題があった。
本考案は、従来のこのような課題を解決し、製造コストの低廉な積層セラミッ
クインダクタ素子を提供することを目的とするものである。
【0004】
本考案は、上記の目的を達成するために、コイル用導体を形成したセラミック
グリーンシートを複数枚積層し、これらを焼成して成る積層セラミックインダク
タ素子において、前記コイル用導体を1ターンのコイルを構成するコイルパター
ンに形成し、コイル用導体の一方の端部を他方の端部と重ならないようにコイル
の周回の一方の側に配置した前記シートと、コイル用導体の他方の端部を一方の
端部と重ならないように周回の一方の側に配置した前記シートとを交互に積層し
、コイル用導体の一方の端部を隣接するコイル用導体の他方の端部に前記シート
のスルーホールを介して接続し、外側のコイル用導体の端部を外部へ引出して成
る。
【0005】
本考案のインダクタ素子では、一方の端部を他方の端部と重ならないようにコ
イルの周回の一方の側に配置したコイル用導体と、他方の端部を一方の端部と重
ならないようにコイルの周回の一方の側に配置したコイル用導体の2種類と外部
電極に接続する引出用導体の2種類のみであるため、上述した従来のものに比べ
て工程が少なく、また、同一ターンの従来のコイルに比べてスルーホールの数が
少ないので接続の信頼性が高い。また、1枚のセラミックグリーンシートに形成
されるコイル用導体は1ターンのコイルを構成するコイルパターンであるので、
従来のものに比べて少ないシート数で同一ターンのコイルが得られる。また、コ
イル導体が近接して密に巻回されるので、同一ターンでも従来のものよりインダ
クタンスが向上する。
【0006】
以下本考案の実施例を添付図面につき説明する。
【0007】
本考案の一実施例の積層チップインダクタ素子は次のようにして製造される。
Ni−Zn−Cuのフェライトの粉末をポリビニルブチラールとトルエンから
成る有機ビヒクルと混合してスラリーとし、これをドクタブレード法により厚さ
70μmの長尺なグリーンシートを形成し、次にこのグリーンシートを適当な大
きさに切断した。図1は、説明の便宜上、一チップ分のグリーンシート11,12
,13及び14を示す。グリーンシート11,12,13にはスルーホール21,22
,23を穿孔し、グリーンシート11,12には導体ペーストにてコイル用導体と
して1ターンのコイルを構成するコイルパターン31,32を印刷した。コイルパ
ターン31の一端部41は他端部51と重ならないようにコイルの周回の外側に且
つ前記スルーホール21と重なるように形成した。コイルパターン32の他端部5 2
は一端部42と重ならないようにコイルの周回の外側に且つグリーンシート11
と12を重ねたときグリーンシート11のスルーホール21と一致するように形成
し、一端部42は前記スルーホール22と重なるように形成した。グリーンシート
13にも導体ペーストにてコイル用導体として1ターンのコイルを構成するコイ
ルパターン33を印刷した。その一端部43は、前記スルーホール22と同じ位置
に穿孔したスルーホール23と重なるように、且つグリーンシート11と13を重
ねたときグリーンシート11の他端部51と一致するように形成し、他端部はグリ
ーンシート13の端縁まで形成し、外部電極に接続する引出部61とした。グリー
ンシート14には、導体ペーストにて、グリーンシート12と14を重ねたとき一
端部44がグリーンシート12のスルーホール22と一致する接続パターン7を印
刷し、グリーンシート14の端縁まで延びた他端部を引出部62とした。これら4
種類のグリーンシート11〜14を、図2に示すような順序で重ね合わせ、スルー
ホール21,22,23を介してコイルパターン31,32,33とパターン7とを相
互に接続し、その上下に信頼性等を考慮して無印刷の複数枚のグリーンシート8
,8を重ね、熱圧着して一体化した。圧着した積層体は裁断してチップ毎に分離
し、900℃で焼成して図3に示すような焼成体9を得た。焼成体9の長さ方向
の端面には、前記シート13,14の引出部61,62が露出している。次にこの焼
成体9の長さ方向両端部にAgを主体とする導体ペーストを塗布し焼付けて図4
に示すように引出部61,62と電気的に接続する外部電極10,10を形成し、
積層チップインダクタ素子を得た。
【0008】
前記実施例ではコイルパターン31及び32の一端部41及び他端部52を屈曲さ
せて他端部51及び一端部42と重ならないようにしたが、図5に示すように、一
端部41及び他端部52を直線状にのばして他端部51及び一端部42と重ならない
ようにコイルパターン3a1及び3a2をグリーンシート11,12に印刷してもよ
い。この実施例では、グリーンシート13,14には前記実施例のグリーンシート
13,14に印刷したパターン33,7と同じパターン33,7を形成した。これら
のグリーンシート11,12,13,14と無印刷の複数のグリーンシート8,8を
図6に示す順序で積層して一体化し、各チップに切断して焼成し、外部電極を焼
付けて10ターンの積層チップインダクタ素子を得た。
【0009】
以上の実施例はいずれも積層チップインダクタ素子であるが、同一グリーンシ
ート上にコンデンサ、抵抗等の電子部品と共に形成する複合部品のインダクタに
も適用できることは勿論である。
【0010】
本考案は、上述のような構成を有するから、スルーホールの穿孔、導体パター
ンの印刷、グリーンシート積層などの工程を少なくでき、また、所望のターン数
を得るのに必要なグリーンシートの枚数を少なくでき、その結果製造コストを低
減できる。また、所望のターンのコイルを得るのにスルーホール数を少なくでき
、そのため接続の信頼性が向上する。
【図1】 本考案の一実施例に使用する4種類のセラミ
ックグリーンシートの平面図
ックグリーンシートの平面図
【図2】 図1に示すグリーンシートの積層順序を説明
するための本考案の一実施例の展開斜面図
するための本考案の一実施例の展開斜面図
【図3】 本考案の一実施例の焼成体の斜面図
【図4】 本考案の一実施例である積層チップインダク
タ素子の斜面図
タ素子の斜面図
【図5】 本考案の他の実施例に使用する4種類のグリ
ーンシートの平面図
ーンシートの平面図
【図6】 図5に示すグリーンシートの積層順序を説明
するための本考案の他の実施例の展開斜面図
するための本考案の他の実施例の展開斜面図
【図7】 従来の積層セラミックインダクタに使用する
6種類のグリーンシートの平面図
6種類のグリーンシートの平面図
【図8】 図7に示すグリーンシート積層順序で説明す
るための従来の積層セラミックインダクタの展開斜面図
るための従来の積層セラミックインダクタの展開斜面図
11,12,13,14 グリーンシート 21,22,23
スルーホール 31,3a1,32,3a2,33,34 コイルパターン 41,42,43,44 一端部 51,52,
53,54 他端部 61,62 引出部 7
接続のパターン 8 グリーンシート
スルーホール 31,3a1,32,3a2,33,34 コイルパターン 41,42,43,44 一端部 51,52,
53,54 他端部 61,62 引出部 7
接続のパターン 8 グリーンシート
Claims (1)
- 【請求項1】 コイル用導体を形成したセラミックグリ
ーンシートを複数枚積層し、これらを焼成して成る積層
セラミックインダクタ素子において、前記コイル用導体
を1ターンのコイルを構成するコイルパターンに形成
し、コイル用導体の一方の端部を他方の端部と重ならな
いようにコイルの周回の一方の側に配置した前記シート
と、コイル用導体の他方の端部を一方の端部と重ならな
いように周回の一方の側に配置した前記シートとを交互
に積層し、コイル用導体の一方の端部を隣接するコイル
用導体の他方の端部に前記シートのスルーホールを介し
て接続し、外側のコイル用導体の端部を外部へ引出して
成る積層セラミックインダクタ素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP832391U JPH04105511U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 積層セラミツクインダクタ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP832391U JPH04105511U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 積層セラミツクインダクタ素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105511U true JPH04105511U (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=31899413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP832391U Withdrawn JPH04105511U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 積層セラミツクインダクタ素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04105511U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8143988B2 (en) | 2008-08-07 | 2012-03-27 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer inductor |
US8618902B2 (en) | 2010-04-21 | 2013-12-31 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Laminated inductor |
US8866579B2 (en) | 2011-11-17 | 2014-10-21 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Laminated inductor |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP832391U patent/JPH04105511U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8143988B2 (en) | 2008-08-07 | 2012-03-27 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer inductor |
US8618902B2 (en) | 2010-04-21 | 2013-12-31 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Laminated inductor |
US8866579B2 (en) | 2011-11-17 | 2014-10-21 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Laminated inductor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |