JPH04104736U - 車体に対するランプの取付構造 - Google Patents

車体に対するランプの取付構造

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JPH04104736U
JPH04104736U JP1370391U JP1370391U JPH04104736U JP H04104736 U JPH04104736 U JP H04104736U JP 1370391 U JP1370391 U JP 1370391U JP 1370391 U JP1370391 U JP 1370391U JP H04104736 U JPH04104736 U JP H04104736U
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bracket
lamp
fitting
vehicle body
fastener
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JP1370391U
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Inventor
建 松岡
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の車体パネルに対するランプの取付に
際して、組立現場における作業工数を減少する。 【構成】 嵌合軸状ブラケット2等の任意形状の一方の
嵌合手段を構成したブラケットを灯具ボディaに固設す
る。該ブラケット2の一方の嵌合手段と取外し可能且つ
定置状態に嵌合するブラケット嵌合軸受8等からなる他
方の嵌合手段を構成したファスナー4に抜止め用ランス
12を構成した挿入突起11を突設する。挿入突起11
が貫挿係着する透孔13を車体bに穿設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等車両の車体に対するランプの組み付け技術に係り、特に最 終組立工数を最少にした車体に対するランプの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動車等の車両の車体にランプを取り付ける構造としては、例えば、 実開昭63−127005号公報に記載されたような考案が存在する。この考案 は、図7に示すように、灯具ボディ50の一端に突設したボス51に軸断面が円 形状に成るスタッドピン52を突設すると共に、車体のパネル53に穿設した透 孔54に該スタッドピン52を挿入したとき抜け止め構造と成るグロメット構造 55を構成したファスナー56を装着した状態にし、該ファスナー56にスタッ ドピン52を挿入して車体にランプを組み付けている。
【0003】 また、別の構造としては図8に示すように、灯具ボディ50の一端に突設した ボス57,57間に軸断面が円形の嵌合軸状ブラケット58を架設すると共に、 該嵌合軸状ブラケット58を回動自在に軸着するブラケット嵌合軸受60を一端 に構成したブラケット嵌合ファスナー59を、その他端に突設した抜止め用ラン ス61aを構成した挿入突起61を車体のパネル53に穿設した透孔54に挿入 係着した状態にし、該ブラケット嵌合ファスナー59に嵌合軸状ファスナー59 を嵌合軸着して車体にランプを組み付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のランプの取付構造では、前者におけるファスナー56のグ ロメット構造55では、車体側と透孔54にファスナー56を環着した状態でし かスタッドピン52を挿入することができないため、ランプ製造工場側では灯具 ボディ50に固設したスタッドピン52にファスナー56を仮取り付けしたラン プアセンブリの状態にして自動車組立工場に出荷し、そのままではグロメット構 造55が開かないため、その組立現場で該ファスナー56を再度外してから車体 のパネル53に穿設した透孔54に嵌着した後、スタットピン52を正式に挿入 してランプの組み付けを完了するもので、組立現場における作業工程が多くなっ ている。
【0005】 また、後者の場合では、ランプ製造工場側では灯具ボディ50に固設した嵌合 軸状ブラケット58に対して嵌合ファスナー59を仮取付したランプアセンブリ の状態にして自動車組立工場に出荷しているが、嵌合軸状ブラケット58に対し て嵌合ファスナー59が回動して組み付け方向が定まらないため、その組立現場 で該嵌合ファスナー59を再度外してから車体のパネル53に穿設した透孔54 に嵌着した後、嵌合軸状ブラケット58を正式に嵌着してランプの組み付けを完 了するもので、前者と同様に組立現場における作業工程が多くなっている。
【0006】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、自動車の車体パネルに対 するランプの取り付けに際して、組立現場における作業工数を減少することがで きる車体に対するランプの取付構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る車体に対するランプの取付構造は、 灯具ボディに固設すると共に一端に任意形状の第一の嵌合手段を構成したブラケ ットと、一端に前記第一の嵌合手段と取外し可能かつ定置状態に嵌合する第二の 嵌合手段を構成すると共に他端に抜止め用ランスが構成された挿入突起を突設し たファスナーと、前記挿入突起が貫挿係着する透孔を穿設した車体とによって構 成することを要旨とするものである。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、ランプ製造工場で組み立てられたランプアセンブリは、灯 具ボディに固設したブラケットの第一の嵌合手段に、ファスナーに構成した第二 の嵌合手段を嵌着して灯具ボディとブラケット及びファスナーを一体化したもの である。そしてこのランプアセンブリは、ブラケットとファスナー間の嵌合構造 が定置状態に成っているため、灯具ボディに対して予め設計した所定の向きに保 持される。然るに、このファスナーは、一端に抜止め用ランスを構成した挿入突 起を突設したものであるため、自動車の組立工場ではランプアセンブリの状態で 該挿入突起を車体の透孔に貫挿係着することにより、孔縁に挿入突起の抜け止め 用ランスを係合してランプの組み付けを完了することができ、組立作業の工数を 減少することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る車体に対するランプの取付構造の好ましい実施例を図面に 従って説明する。
【0010】 図1乃至図3は、本考案の第一の実施例を示すものであり、灯具ボディaの後 端に突設したボス1に穿設した取付孔17には嵌合軸状ブラケット2の一端に突 設した圧入軸16を圧挿し、該軸16の外周に構成した多数の戻り止め係止突起 16aの構造によって一体化すると共に、嵌合軸状ブラケット2は円形の軸断面 の後端側に長手方向に延びる廻り止めリブ3を条設して第一の嵌合構造を形成し ている。また、ブラケット嵌合ファスナー4の一端には、側壁5中腹から延びる 一対の軸受突子6,6と、端縁から放射状内向きに延びる一対の押え板7,7に よって上記嵌合軸状ブラケット2を回動自在に軸着するブラケット嵌合軸受8を 構成すると共に、その底壁9には該ブラケット嵌合軸受8に向き、かつブラケッ ト嵌合軸受8に軸設した嵌合軸状ブラケット2の廻り止めリブ3と係合するリブ 係合溝10を条設した第二の嵌合構造を構成したものである。そして、該ブラケ ット嵌合ファスナー4の他端には、周囲に複数(実施例では4個)の抜止め用ラ ンス12,12…を構成した挿入突起11を突設して成るもので、該挿入突起1 1は自動車の車体パネルbに穿設した透孔13に挿入したとき、各抜け止め用ラ ンス12,12…が該透孔13を圧入通過したところで孔縁の裏側に係合する構 造に成る。
【0011】 従って、ブラケット嵌合軸受8に軸設した嵌合軸状ブラケット2は、廻り止め リブ3がリブ係合溝10と係合しているから回動を阻止され、灯具ボディaに対 してブラケット嵌合ファスナー4は定置するように成る。そして、上記構造の取 付構造によりランプを車体に組り付ける場合は、灯具ボディaと一体に成ったブ ラケット嵌合ファスナー4の挿入突起を自動車の車体パネルbの透孔13に圧迫 挿入することにより、各抜け止め用ランス12,12…の抜け止め作用が働いて 一工程で作業を完了することができる。
【0012】 図4乃至図6は、本考案の他の実施例を示すものである。 14は灯具ボディaの一端に突設したボス1に突設したスタッドピンである。 このスタッドピン14は、一端に構成した圧入軸16をボス1に穿設した僅かに 小さめの取付穴17に対して圧挿し、該軸16の外周に構成した多数の戻り止め 係止突起16aの構造によって一体化すると共に、スタッドピン14は膨径先端 14aを有する円形断面構造の外周に軸方向に延びる複数(実施例では4個)の 廻り止めリブ18,18…を条設して第一の嵌合構造を構成したものである。ま た19は、車体のパネルbに穿設した方形の透孔13に嵌合係着したファスナー であり、フランジ20から後方にグロメット部21が延びると共に、該ファスナ ー19の軸芯には上記膨径先端14aを有するスタッドピン14が内挿する雌形 を形成したピン挿入孔22を穿設してある。このグロメット部21は、上記透孔 13に内挿する角軸状を呈しており、軸方向に延びる4本のスリット23,23 …によって周方向に四分割してそれぞれ板発条構造を構成すると共に、該スリッ ト23,23…と上記スタッドピン14の廻り止めリブ18,18…を係合して 軸周方向の回動を阻止するようにして第二の嵌合構造を構成したものである。上 記グロメット部21の各板発条状構造のフランジ20近傍には抜止め用ランス2 4,24…をそれぞれ突設し、グロメット部21を透孔13に貫挿したとき、孔 縁に該抜け止め用ランス24,24…が係合する構造に成る。
【0013】 従って、スタッドピン14に嵌着(矢印A方向)したファスナー19は、廻り 止めリブ18,18…がグロメット部21のスリット23,23…と係合して回 動を阻止されているから、灯具ボディaに対して該ファスナー19は定置する。 そして、上記取付構造によりランプを車体に組み付ける場合は、灯具ボディaと 一体に成ったファスナー19のグロメット部21を自動車の車体パネルbの透孔 13に圧迫挿入(矢印B方向)することにより、各抜け止め用ランス24,24 …の抜け止め作用が働いて一工程で作業を完了することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る車体に対するランプの取付構造は、以上のように構成したから、 ランプ製造工場で組み立てられたランプアセンブリが、ブラケットとファスナー 間の嵌合構造が定置状態に維持されるため、灯具ボディに対して予め設計した所 定の向きに保持され、また、該ファスナーが抜止め用ランスを構成した挿入突起 を突設しているから、自動車の組立工場における組立作業の工数を減少すること ができる等の特徴を有するものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大き い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車体に対するランプの取付構造の
第一の実施例を示す要部分解斜視図である。
【図2】車体に対するランプの取付構造のランプの組み
付け状態を示す一部切欠した全体の平面図である。
【図3】車体に対するランプの取付構造の要部拡大図で
ある。
【図4】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】図4における矢視A拡大図(a)と、矢視B拡
大図である。
【図6】組み付け状態を示す一部切欠した全体の平面図
である。
【図7】従来の車体に対するランプの取付構造を示す要
部断面図である。
【図8】従来の車体に対するランプの取付構造を示す一
部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ボス 2 嵌合軸状ブラケット 3 廻り止めリブ 4 ブラケット嵌合ファスナー 8 ブラケット嵌合軸受 10 リブ係合溝 11 挿入突起 12 抜止め用ランス 13 透孔 14 スタッドピン 16 圧入軸 18 廻り止めリブ 19 ファスナー 21 グロメット部 22 ピン挿入孔 23 スリット 24 抜止め用ランス a 灯具ボディ b 車体パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディに固設すると共に一端に任意
    形状の第一の嵌合手段を構成したブラケットと、一端に
    前記第一の嵌合手段と取外し可能かつ定置状態に嵌合す
    る第二の嵌合手段を構成すると共に他端に抜止め用ラン
    スが構成された挿入突起を突設したファスナーと、前記
    挿入突起が貫挿係着する透孔を穿設した車体とから成る
    車体に対するランプの取付構造。
JP1370391U 1991-02-19 1991-02-19 車体に対するランプの取付構造 Pending JPH04104736U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388282B1 (ko) * 2001-03-21 2003-06-19 기아자동차주식회사 차량의 헤드램프 취부구조
DE102007062135A1 (de) * 2007-12-21 2009-06-25 Hella Kgaa Hueck & Co. Befestigungsvorrichtung für einen Scheinwerfer in einem Kraftfahrzeug

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0134349B2 (ja) * 1981-08-28 1989-07-19 Chiyoda Seisakusho

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