JPH04104628U - 二重フイルムの剥離装置 - Google Patents

二重フイルムの剥離装置

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JPH04104628U JP1378891U JP1378891U JPH04104628U JP H04104628 U JPH04104628 U JP H04104628U JP 1378891 U JP1378891 U JP 1378891U JP 1378891 U JP1378891 U JP 1378891U JP H04104628 U JPH04104628 U JP H04104628U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上側フイルムと下側フイルムが貼着層を介し
て貼着されてなる二重フイルムから上側フイルムだけを
正確に且つ連続して剥離すること。 【構成】 装置本体36は、二重フイルム板4を吸着支
持する剥離台9に対し遠近直線方向に往復駆動するよう
設けられ、該装置本体36にはその往動方向先端部にナ
イフエッジ状の反転枠42を上下動自在に設けると共
に、該反転枠42に隣接して剥離ガイド枠41を設け、
また装置本体36に剥離テープ46を軸架してこれを反
転枠側に繰り出すための繰り出し軸47を設け、且つこ
れを巻取り軸67側に送り出す引張ローラ53を軸架
し、更に装置本体36の復動時には該本体の復動速度に
同調して引張ローラ53を回転駆動せしめるための同調
駆動手段63を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貼着層を介してフイルム板を上下に重合してなる二重フイルムの上 下フイルムを互いに剥離するための装置に関する。なおこの明細書で言う貼着層 は剥離可能な接着層又は粘着層を意味する。
【0002】 更に詳しくは、電界や磁界などで反射率が変化する液晶を内蔵した液晶板は、 これを偏光板を重合することによって液晶板による干渉によって偏光板の表面に 着色現象が発生し(これを一般に色偏光という)、しかも偏光板の位相をずらす ことによって、即ち両者の重合角度を面回りにずらすことによって光の屈折角が 変化し、これにともなって偏光板の表面に現れる色彩が変化する。例えば液晶板 に重合される偏光板を重合面上を面回りに順次づらして重合することによって、 その重合角度によって青色、紫色、黄色、緑色と偏光板表面に現れる色彩が変化 する。
【0003】 即ち、液晶表示(ディスプレイ)する場合の液晶表面は、液晶板とこの上に重 合貼着される偏光板との重合角度を適宜選択することによって所望の色彩表すこ とができる。
【0004】 本考案は、上述のように液晶板に偏光板を貼着することによって偏光板の表面 に色彩が現れる彩色液晶板の製造装置に、主に利用される。
【0005】
【従来の技術】
図12に示すように、積層フイルムの一方を形成するフイルム板、例えば液晶 板1の表面に所望の重合角度θで、他方のフイルム板、例えば偏光板2を重合貼 着する場合に、当然に両者間には貼着層3(図11のA参照)を設けて貼着しな ければならない。
【0006】 而るに偏光板2を液晶板1に貼着する際にはゴミ等の異物の侵入は絶対に避け なければならない。
【0007】 而も上述のように偏光板2は液晶板1に対し所望の重合角度θで貼着されなけ ればならないと共に、彩色の種類は使用条件によって種種異なるため前記重合角 度θはそのたびに変えなければならない。このような複雑な貼着条件に対応する ため、従来では両者の貼着作業は手作業に頼らざるを得なかった。
【0008】 本考案はこの様な偏光板2と液晶板1とを自動的に貼着する装置に利用される ものであるが、この際最も問題になるのは、両者は当然に貼着層を介して貼着さ れるため、偏光板2又は液晶板1の何れか一方に必ず貼着層を設けなければなら ないことである。ところが貼着層を両板のいずれに設ける場合に貼着層をそのま ま露出しておくことができないから貼着層に保護カバーを設け、両板の貼着時の 直前に保護カバーを貼着層から剥離し、これに続いて両板を互いに貼着するよう にすれば両板間にゴミ等の異物の侵入の恐れがない。
【0009】 本考案は貼着層を介して偏光板または液晶板に保護カバー を貼着してなる二重フイルムから保護カバーを剥離するような場合に利用される 剥離装置に関するものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案は、フイルム板相互の貼着時にできるだけ異物の侵入を阻止する と共に、これら一連の作業を自動的に行うことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、参照符号を附して示せば、請求項1では、上側フ イルム板4aと下側フイルム板4bとを貼着層3によって貼着してなる二重フイ ルム板4の上側フイルム板4aを下側フイルム板4bから剥離するための装置で あって、装置本体36は、二重フイルム板4を吸着支持する剥離台9に対し遠近 直線方向に往復駆動するよう設けられ、該装置本体36にはその往動方向先端部 にナイフエッジ状の反転枠42を上下動自在に設けると共に、該反転枠42に隣 接して剥離ガイド枠41を設け、また装置本体36に剥離テープ46を軸架して これを反転枠側に繰り出すための繰り出し軸47を設け、且つ反転枠42を経由 反転した剥離テープ46を引張してこれを巻取り軸67側に送り出す引張ローラ 53を軸架し、更に装置本体36の往動時には引張ローラ53にブレーキを掛け て引張ローラ53の回転を阻止すると共に、装置本体36の復動時には該本体の 復動速度に同調して引張ローラ53を回転駆動せしめるための同調駆動手段63 を設けてなる構成を採用するものである。
【0012】 また請求項2では、請求項1記載の構成において前記剥離ガイド枠41は反転 枠42側の先端部からこれより遠ざかる後端側にかけて略U字状に且つ後端側に 向かうほど幅狭になるように形成されてなる構成を採用するものである。
【0013】
【作用】
上側フイルム板4aと下側フイルム板4bとは貼着層3によって貼着してなる 二重フイルム板4は剥離台9に吸着支持されており、この状態で装置本体36は 剥離台9に向かって往動し、この際同調駆動手段63によって引張ローラ53は ブレーキが掛けられており、且つ引張ローラ53と回転駆動軸60との間のクラ ッチが切られているため、剥離テープ46はその剥離ガイド枠41側で一時係止 されており、従って装置本体36の往動に伴って剥離デープ46は繰り出し軸4 7から繰り出され装置本体36が剥離台9の直上に来たときには剥離テープ46 は二重フイルム4に対面している。この位置からナイフエッジ状の反転枠42が 下降して剥離テープ46をその裏面の接着層46aを介して二重フイルム4の上 側フイルム4aに接着させ、しかるのち装置本体36を原位置に復動させること になるが、この際同調駆動手段63によって引張ローラ53に対するブレーキが 開放され、かつ引張ローラ53とその回転駆動軸60との間のクラッチが入力さ れ、従って装置本体36の復動に伴って引張ローラ53は同調して回転し、剥離 テープ46が巻取り軸67側に引っ張られる。剥離テープ46が巻取り軸67側 に引っ張られる際に、該テープ46はその接着層46aによって二重フイルム4 の上側フイルム4aを下側フイルム4bから剥離して上側フイルム4aを剥離テ ープ46とともに剥離ガイド枠41を通って且つ引張ローラ53に引っ張られて 巻取り軸67に両者一体的に巻き取られることになる。剥離テープ46はその接 着力と反転枠42先端部のナイフエッジの剥離作用との協動作用によって上側フ イルム4aを剥離するのであるから剥離テープ46は幅の狭いものでよい。
【0014】 また請求項2によれば、幅の狭い剥離テープ46に対して剥離される上側フイ ルム4aはかなりの広幅であるが、剥離ガイド枠41によって上側フイルム4a を折り畳みながら巻取り軸67に巻き取られることになる。
【0015】
【実施例】
図1は、本考案ち係る積層装置全体の正面図であり、図中左側には、上側フイ ルム板4aと下側フイルム板4bとを貼着層3を介して一体に貼着してなる二重 フイルム板4(図11のA)を多数枚積載してなる積載台7が設けられ、図中中 央部には、乗り移り装置10が設置され、積載台7と乗り移り装置10との間に は、直線駆動部材13によって両者間を往復駆動する被貼着材移送装置8が設け られている。図中右側には、剥離装置11が設けられ、直線駆動部材によって図 中実線位置と乗り移り装置10との間を往復駆動するようになっている。また乗 り移り装置10の直下には重合角度自在貼着装置6が設けられ、直線駆動部材1 5によってその左右方向に往復駆動すると共に、この直線駆動部材15に直行す る別の直線駆動部材16によって前後方向に往復駆動するようになっており、更 にラジアル軸受17に支持され図示しない回転駆動部材によって水平面内を回転 駆動するようになっている。
【0016】 図2は、側面図であり、図中左側の位置には原反フイルム送り装置12が設け られており、この送り装置によって帯状の原反フイルム5は紙面に対し直交方向 に間欠的に送り出されるようになっている。前記重合角度自在貼着装置6は前述 のように前記乗り移り装置10の直下位置と原反フイルム送り装置12との間を 前記直線駆動部材によって往復駆動する。
【0017】 図3は、平面図であり、紙面の中央部に乗り移り装置10が設けられ、その左 側に積載台7が、その左側に剥離装置11が、また紙面上方に原反フイルム送り 装置12がそれぞれ設けられており、紙面に現れない重合角度自在貼着装置6は 乗り移り装置10の直下に、また被貼着材移送装置8は積載台7の直上にそれぞ れ配備されている。
【0018】 図4〜図5は、積載台7と被貼着材移送装置8の詳細構造を示すものである。 積載台7の側壁には除電ブロー18が取り付けられ、該ブローから除電イオンが 噴出する。一方積載台7の上方に設けられる被貼着材移送装置8は、前述のよう に直線作動シリンダやガイド部材からなる直線駆動部材13によって積載台7の 直上位置から前述の乗り移り装置10の直上位置まで駆動するようになっている が、該移送装置8には二重フイルム板4を吸着する真空吸着パッド19が昇降駆 動するように設けられている。即ち、被貼着材移送装置8は、前記直線駆動部材 13に支持されるブラケット枠20とブラケット枠20に対し一対の昇降駆動シ リンダ21,22によってに昇降する昇降枠23とからなり、該昇降枠23に前 記真空吸着パッド19が設けられると共に、更に前記除電ブロー18と協働して 複数の二重フイルム板4が同時に真空吸着パッド19に吸着されないように該吸 着パッドに並行して払い落し装置24が設けられている。該払い落し装置24は 、枢軸25に支持され先端部に弾性板26を後端部に追従子27を有する払い落 し具28と、モータ29、伝動ベルト30及び円板カム31からなるカム駆動機 構32とからなる。
【0019】 従って、積載台7の直上に位置する被貼着材移送装置8の真空吸着パッド19 は下降して積載台7上の二重フイルム板4を吸着し、次に該フイルム板を上方に 持ち上げる際に、図5に示すように前記一対の昇降シリンダ21,22の内、下 方側の小シリンダ22が先ず作動して二重フイルム板4を若干量持ち上げ、この 状態で前記払い落し装置24が作動し、同時に前記除電ブロ18ーから除電イオ ンが噴出する。払い落し装置24の作動によって払い落し具26はカム駆動機構 32によって図示のように上下に揺動して二重フイルム板4上をその弾性板26 によって若干強く打設し、もし真空吸着パッド19に複数枚の二重フイルム板4 が吸着されておれば、上記打設作用によってフイルム板4,4相互間を離反し、 同時に前記除電ブロー18から噴出する除電イオンをフイルム板相互間に侵入さ せ、二重フイルム板4に帯電する静電気を除去し、余分の二重フイルム板4を積 載台7上に落下させる。しかる後、他方の大シリンダ21によって、真空吸着パ ッド19に吸着される二重フイルム板4を上限まで持ち上げ、続いて次工程の乗 り移り装置10の直上位置まで前述の直線駆動部材13によって移送されること になる。
【0020】 このように積載台7と被貼着材移送装置8との間には、余分な二重フイルム板 4の払い落し装置24とこれと協動する除電ブロー18とが設けられているため 、一枚の二重フイルム板4のみを正確に次工程に移送することが出来ると共に、 次工程以降の作業途上において二重フイルム板4に帯電するのを防止することが 出来る。
【0021】 図6、図8及び図9において、符号10は乗り移り装置を示し、前記被貼着材 移送装置8によって乗り移り装置10の直上に移送された二重フイルム板4は真 空吸着パッド19が下降して乗り移り装置10のテーブル板9上に載置され、こ こで真空吸着パッド19の吸引作用が解除されるとともに、該テーブル板9面全 域にわたって設けられる吸引小孔33からの吸引力によって二重フイルム板4は テーブル板面に強力に吸着される。従ってこのテーブル板は本考案の剥離台9を 構成することになる。
【0022】 図6〜図10は、主に本考案の対称とする剥離装置11を示す。その装置本体 36は、図6、特に図7に示されるようにボールねじ機構37とこれを駆動する モータ38、伝動ベルト39及びガイド部材40とからなる前述の直線駆動部材 14によって直線駆動するが、該装置本体37にはその前進方向に向いて剥離ガ イド枠41が取り付けられている。該ガイド枠41は先端部から後端部にかけて 上向き傾斜状に設けられると共に、先端部にはナイフエッジ状の反転枠42が独 立して設けられ、該反転枠42は昇降シリンダ43に支持されて鎖線位置まで下 降出来るようになっている。なお、44は反転枠42の前後方向調整ねじ、45 は緩衝ばねである。剥離装置11の後部には回巻状の剥離テープ46を軸支しこ れを順次繰り出す繰り出し軸47が取り付けられると共に、前方に向かって順に 、繰り出しローラ48、これに対向する押さえローラ49、ダンサーローラ50 、ガイドローラ51,52、及び剥離ガイド枠41の上端部に隣接して引張ロー ラ53とこれに対向する一対の押さえローラ54,55が設けられている。一方 、図7に示すように前記モータ38を設置する機枠56にはその上面部に前記ガ イド部材40に並行してラック部材57が設けられ、これに装置本体36に軸支 したピニオン58を噛み合わせると共に、同じく装置本体36に軸支した別のピ ニオン59に前記ピニオン58を噛み合わせ、更に後者のピニオン軸60は切替 えクラッチ61とブレーキ機構62を内蔵した軸受機構たる同調駆動手段63に 支持されており、更に該ピニオン軸60は伝動ベルト64によって前記引張ロー ラ53に伝動連結されている。なお又、前記機枠56の中空部を利用してこれに モータ65及び伝動ベルト66によって駆動される巻取り軸67が軸架されてい る。そして繰り出し軸47に支持された剥離テープ46は繰り出しローラ48、 ダンサーローラ50、及びガイドローラ51,52を経由して、剥離ガイド枠4 1先端部の反転枠42まで展張させ、しかるのち該反転枠42のナイフエッジ4 2aから反転して剥離ガイド枠42を通り、その上端部の引張ローラ53、押さ えローラ55、複数のガイドローラ67,68,69を経由して巻取りローラ軸 67にその係止具70により係止される。そして又剥離装置11の前進時には前 記引張ローラ53の駆動源であるピニオン軸60の軸受機構を兼ねた同調駆動手 段63のクラッチ61を切り且つブレーキ62をかけた状態にしておく。前記直 線駆動部材14に駆動されて剥離装置11が前述の乗り移り装置10の直上位置 まで前進移動するに伴って繰り出しローラ47,48より剥離テープ46が順次 繰り出されると共に、反転枠42より剥離ガイド枠41側の剥離テープ46は引 張ローラ53によってブレーキ62がかかっているため、引き戻されることなく 且つ弛むことなく常時緊張力がかかっている。
【0023】 一方、前作業工程を経ることによって乗り移り装置10のテーブル板9には前 述のように被貼着材移送装置8によって送りこまれた二重フイルム板4が吸着載 置されており、従って乗り移り装置10の直上位置で、剥離装置11の反転枠4 2を昇降シリンダ43によって下降させ、そのナイフエッジ42aを二重フイル ム板4上に接触させることによって、該ナイフエッジ42aを経由する剥離テー プ46の接着面が二重フイルム板4の上側フイルム板4aに接触して剥離テープ 46と上側フイルム4aとが一体に接着される。しかる後に剥離装置11を後退 移動させることになるが、この時には前記同調駆動手段63のクラッチ61を入 れ且つブレーキ62を解除した状態にしておくことによって、剥離装置11の後 退時にラック57、ピニオン58,59及び伝動ベルト64に伝動されて引張ロ ーラ53は剥離装置11の後退速度に同調して回転する。従って剥離装置11の 後退に伴って剥離テープ46は引張ローラ53に引っ張られて後方に巻き取られ ることになり、この巻取り方向への剥離テープ46の際にこれに一体に接着され る上側フイルム板4aが二重フイルム板4の下側フイルム板4bから両者の互い の貼着力に抗して剥ぎ取られ、剥離テープ46とともに剥離カイド枠4に案内さ れて後方に移動し、引張ローラ53と押さえローラ55との間を通って且つカイ ドローラ67〜69を経由して巻取り軸67に上側フイルム板4aが巻き取られ ることになる。剥離テープ46は幅が15〜20ミリメートルでよいが、これに 剥ぎ取られる上側フイルム板4aの幅はかなり広いため、両者を案内する剥離ガ イド枠41は、図10に示すようにその先端部から後端部にかけて略U字状にか つ後端部に向かうほど幅狭に形成され、上側フイルム板4aが剥離ガイド枠41 に沿って上方に引っ張られるにしたがって上側フイルム板4aを順次幅狭に折り 畳んだ状態で巻き取るようになっている。以上の工程を経ることによって図11 のBに示すように上面側に貼着層3の残存した下側フイルム板4bが形成される 。しかるのちこの剥離工程に続いて下側フイルム4bを別のフイルム、例えば下 側フイルム4bを液晶板とすれば偏光板を貼着層を介して貼着することになる。
【0024】
【考案の効果】 本考案によれば、上側フイルムと下側フイルムが貼着層を介して貼着されてな る二重フイルムから上側フイルムだけを極めて正確に剥離することができ、而も 剥離テープは連続的に供給されて効率よく剥離作業を行うことができる。
【0025】 しかも剥離テープによる剥離作業は剥離テープの接着力と反転枠のナイフエッ ジの剥離作用との協動作用によって行われるから剥離テープそのものは幅狭のも のでよく、従って嵩張ることがないと共に、上側フイルムは剥離テープとともに 巻取り軸に一体的に巻き取られることになるから、はぎ取られた上側フイルムが 散らばることがなく、それだけ後の処分が容易である。
【0026】 請求項2によれば、上側フイルムが剥離テープにはぎ取られて両者一体的に巻 取り軸に巻き取られる際に、幅広な上側フイルムは幅狭に折り畳まれながら巻き 取られることになるからこの面からも上側フイルムを嵩高になることなく回収処 分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る装置の全体正面図である。
【図2】 同側面図である。
【図3】 同平面図である。
【図4】 同要部である被貼着材移送装置と積載台を示
す正面図である。
【図5】 同要部拡大図である。
【図6】 同要部の剥離装置の正面図である。
【図7】 同側面図である。
【図8】 同作動状態を示す正面図である。
【図9】 同作動状態の要部を示す正面図である。
【図10】 同作動状態の要部を示す斜視図である。
【図11】 二重フイルムの断面とその剥離状態を示す
図である。
【図12】 従来技術により製造される積層フイルムの
一例を示す図である。
【符号の説明】
3…貼着層、4a…上側フイルム板、4b…下側フイル
ム板、4…二重フイルム板、9…剥離台(テーブル
板)、11…剥離装置、36…装置本体、41…剥離ガ
イド枠、42…ナイフエッジ状反転枠、46…剥離テー
プ、47…繰り出し軸、53…引張ローラ、63…同調
駆動手段、67…巻取り軸。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側フイルム板と下側フイルム板とを貼
    着層によって貼着してなる二重フイルム板の上側フイル
    ム板を下側フイルム板から剥離するための装置であっ
    て、装置本体は、二重フイルム板を吸着支持する剥離台
    に対し遠近直線方向に往復駆動するよう設けられ、該装
    置本体にはその往動方向先端部にナイフエッジ状の反転
    枠を上下動自在に設けると共に、該反転枠に隣接して剥
    離ガイド枠を設け、また装置本体に剥離テープを軸架し
    てこれを反転枠側に繰り出すための繰り出し軸を設け、
    且つ反転枠を経由反転した剥離テープを引張してこれを
    巻取り軸側に送り出す引張ローラを軸架し、更に装置本
    体の往動時には引張ローラにブレーキを掛けて引張ロー
    ラの回転を阻止すると共に、装置本体の復動時には該本
    体の復動速度に同調して引張ローラを回転駆動せしめる
    ための同調駆動手段を設けてなる二重フイルムの剥離装
    置。
  2. 【請求項2】 前記剥離ガイド枠は反転枠側の先端部か
    らこれより遠ざかる後端側にかけて略U字状に且つ後端
    側に向かうほど幅狭になるように形成されてなる請求項
    1記載の二重フイルムの剥離装置。
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