JPH0398920A - カセット装着機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、複写機，ファクシミリ，プリンタ等の画像
形成装置の給紙部に用いて好適なカセット装着機構に関
する． （従来の技術） 従来のこの種のカセット装着機構を第７図に示す．図に
おいて、１００は被給送物としてのシートｌＯｌを積載
したカセットで、このカセット１００の側面には、装置
本体１０４のカセット収納部１０２内への挿入方向に沿
ってガイド溝１０３が刻設されている。，カセット収納
部１０２の両側面には、ガイド部材としてのガイドブロ
ック１０５が平行（適宜上一方のみ図示）に設けられて
おり、ガイドブロック１０５の対向面に形成したガイド
レール１０６に前記カセット１００のガイド溝１０３を
嵌め込むとともに、把手１０７をもって矢印Ａ方向に水
平に押せば、カセｙ　｝１００はカセット収納部１０２
内に収納される。

そして、図示しない制御部を操作すると給送手段１　１
０ａが矢印Ｂ方向に回転するとともに、分離手段１０８
によってシ一ト１０１が一枚づつに分離され、ガイド板
１０９に沿って図示しない画像形戊部に搬送されること
となる． 一方、カセット収納部１０２内には，シ一ト１０１の搬
送中にカセッ｝１００がカセット収納部１０２内で移動
したり、脱落したりしないように、例えば第８図に示す
ようなロック手段１１０が設けられている．ロック千段
１１０は、ガイドブロック１０５の側面に設けた穴１１
１と、六１１１内に出没自在に装着したロー２ク部材１
１２と、ロック部材１１２を内方（反対側のガイドブロ
ック１０５側）に向けて付勢するバネ１１３と、カセッ
ｌ−Ｚｏｏの側面に設けた凹部１１４とから構成されて
いる． そして，第８図（Ａ）に示すように，カセット１００を
ガイドブロック１０５に沿って挿入すると、同図（Ｂ）
のようにカセッ｝１００の側面に当接したロック部材１
１２が、バネ１１３の弾性力に抗して一旦穴１１１内に
没入し、その後、同図（Ｃ）のようにカセットｌＯＯの
凹部１１４内に突出してカセット１００が保持される．
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のロック手段１１０は，ロック部材
１１２が穴１１４内に没入するだけのものであるため保
持力が弱く、使用者がシ一ト１０１の搬送中に誤ってカ
セッ｝１００をカセット収納部１０２から引き抜いてし
まい，搬送不良を発生させることがあった．そこで、取
扱者の不用意なカセット引き抜きに耐えられるように堅
固なロック機構を採用することも考えられるが、勢い構
造が複雑化して製造コストが上昇するし、ロック手段を
解除する際の動作が面倒となって、取扱者によるカセッ
ト交換時の作業性が悪くなる虞れがあり実用的でない． この発明は上記課題を解決するためのもので、給送手段
の作動中はカセットをカセット収納部から引き抜くこと
ができないカセット装着機構を提供することを目的とし
ている．また、他の目的は構造が簡単であるとともに，
その解除に際して取扱者が格別の動作を行うことなくカ
セットをカセット収納部から抜き取り得るロック手段を
備えたカセー，ト装着機構を提供することにある．（課
題を解決するための手段） 上記目的を達威するためこの発明は、被給送物を収納す
るカセットと、挿入されるカセットを案内するガイド部
材を備えたカセット収容部と、カセット収容部に挿入さ
れたカセット内から被給送物を搬出する給送手段とを有
するカセット装着機構において、前記カセット収容部に
挿入されたカセットを、給送手段の作動時にのみ所定位
置に保持するロック手段を設けたものである．また、上
記ロック手段を、カセットに形威したラック及び／又は
ピニオンと、このラック及び／又はピニオンに噛合すべ
くガイド部材に形威したピニオン及び／又はラックとに
より構成したちのである． 更に、ロック手段のロック及び解除作動を、クラッチで
行なう構成としたものである．（作　用） 上記構戒に基づくこの発明の作用は、給送手段の作動時
にのみロック手段が働き．カセット収容部内に挿入され
ているカセットを所定位置に保持する． また、ガイド部材に形威したラック及び／又はピニオン
に、カセット側のピニオン及び／又はラックが哨合して
、カセットがカセット収容部内に保持される． 更に、上記ロック手段の噛合はクラッチによりロック及
び解除が行なわれる． （実施例） 次に、この発明を第１図〜第６図に基づいて説明する． 第２図は、この発明を適用した画像形成装置ｌの全体斜
視図及び一部切欠正面図である．この画像形成装Ｍ１は
，複写機，ファクシミリ，プリンタ等、何でもよい． ２は被給送物としてのシー｝Ｐを収納した力セットで、
このカセット２は画像形成装置１の装置本体３の一部を
開口して設けたカセット収容部４内に、矢印Ｄ方向に挿
入及び引き抜き（Ｆ方向）できる形状・大きさを備えて
いる．なお、カセット２の挿入後端側には、把手５が設
けられている． また、第２図（Ｂ）に示すように、カセット収容部４内
にカセット２を挿入した状態において、図示しない制御
部を操作すると、装置本体３内に設けられた給送手段と
しての給送ローラ６が矢印方向に回転し、カセット２内
のシ一トＰを一枚づつ搬出することとなる。

第１図はカセー，ト２をカセット挿入部４内に挿入保持
した状態の第一実施例であり、同図において、７は本発
明に係るロック手段を示し、このロック手段７は、カセ
ット収容部４に挿入されたカセット２を、給送ローラ６
の作動時にのみ所定位置に保持するためのものである．
カセット２を構威している周囲の枠８のうち、挿入方向
Ｄと平行な部位の上面にはラック９が設けられていると
ともに、このラック９にはガイド部材１０のピニオンｌ
１が噛合している．このガイド部材１０は装置本体３の
固定部材ｌ２に取付けた水平方向の軸１３によって回転
自在に保持されている．また、軸１３には、固定部材ｌ
２に固定した固定環１４、及び回動自在の制御環１５が
装着されており、更に、図示しないコイルバネの一端が
固定環１４に固定され，他端が制御環ｌ５に固定された
周知技術のばねクラッチ機構を構威している．一方、制
御環ｌ５の外周に設けたストッパｌ６には、ンレノイド
１７のＯＮ●ＯＦＦによって作動するアクチュエータｌ
８が係止●離脱できる構成となっている。なお、１９は
ソレノイド１７を固定した枠体、２０はアクチュエータ
１８を矢印Ｅ方向に引張るバネである．更に、ソレノイ
ド１７は図示しない電源に接続されており、制御部にお
ける給送ローラ６の作動開始に伴ってＯＮし、給送ロー
ラ６が停止するとＯＦＦするように構威されている． 次に、上記実施例の作用を説明する． まず、制御部から給送ローラ６への作動開始信号が出力
される前の状態においては、ソレノイド１７もＯＦＦＬ
ている．制御環１５はアクチュエータ１８によって矢印
Ｅ方向に回動されており、ピニオン１ｌを有するガイド
部材１０は自由に回転できる状態にある．従って、カセ
ット２を第２図（Ａ）の矢印Ｄのようにしてカセット収
容部４内に挿入していくと、カセット２のラック９にピ
ニオン１１が噛合するとともに、ガイド部材１０が第１
図の矢印Ｇ方向に回転してカセット２はスムーズにカセ
ット収容部４内に収容されることとなる（第２図（Ｂ）
）。

そして、図示しない制御部において画像形戊開始操作、
即ち給送開始操作がなされると、給紙ローラ６が矢印方
向に回転してシー｝Ｐの給送を行なうとともに、ソレノ
イド１７がＯＮＩ，てアクチュエータ１８がバネ２０に
抗して矢印Ｈ方向に作動して制御環１５のストッパｌ６
から離脱する．すると、軸１３に巻いた図示しないコイ
ルノくネが収縮してガイド部材１０がロックされる。

従って、取扱者がシ一トＰの給送中に、誤ってカセット
２をカセー，ト収容部４から矢印Ｆ方向に引き抜こうと
してしまった場合でも、カセット２を引き抜くことはで
きず、シ一トＰの給送不良が発生する虞れはない．また
、ラック９＆ビニ才ン１１及びばねクラッチを用いたロ
ック機構であるため、カセット２の保持状態は確実であ
るし、構造も簡単で安価に製造できる． 次に、取扱者が制御部を操作して画像形威を停止、即ち
給送停止させるべ〈作動させると、ソレノイドｌ７はＯ
ＦＦ状態となって、前述のようにガイド部材ｌＯは回転
自在となる．従って、取扱者はカセット２をカセット収
納部４内から引き抜く際に格別のロック解除動作を行う
必要は全〈な〈、把手５をつかんで矢印Ｆ方向に引けば
、ラック９とピニオン１ｌの作用によってスムーズかつ
迅速にカセット収容部４内から取り出すことができる． なお、特に図示しないが、カセット２の枠８の幅を広く
するとともに、固定環１４の外周に、ラック９に噛合す
るピニオンを形成し、この固定環１４を図示しないモー
タで回転させ得るようにすれば、カセット収容部４内へ
カセット２を自動的に挿入できるようになる。

第３図は第二実施例を示している．この第二実施例にお
いては、カセット２の枠８の側面にラック９が設けられ
ているとともに、全ての機構がこれに対応して第１図の
例とは違う位置に設けられている．その他の作用・効果
については前述の実施例と同様であるが、第二実施例に
おいてはガイド部材１０を保持している軸ｌ３が垂直に
配置されているため、装置本体３内における構造が一層
コンパクトなものになるという利点があるとともに、ガ
イド部材１０が，カセット２に対する水平方向の移動を
規制する位置決め機構の役割も果たしている． 第４図，第５図は第三実施例を示す．この実施例におい
ては、カセット２の枠８の側面に長孔２１を設け、長孔
２１の上下面にラック９を形成している．そして、ガイ
ド部材１０のピニオンｌ１には、ラック９に噛合したア
イドラギア２２が噛合している．このアイドラギア２２
は固定環１４を固定した固定部材ｌ２に対して、軸２３
を介して回転自在に保持されている．また、上面のラッ
ク９にはガイド部材ｌＯのピニオン１ｌが噛合している
．なお、その他の構成●作用については前記二つの実施
例と同様であるが、カセット２のラック９に対してピニ
オンｌ１及びアイドラギア２２の両方が噛合しているた
め、カセット２のカセット収納部４内への挿入・抜き取
り作業がスムーズに行なえるとともに、カセット２の保
持状態が安定しているため、不用意に引き抜こうとして
もシ一トＰの給送に影響が及びにくいという他の効果も
備えている． 第６図は第四実施例を示している。図において、２４は
電磁クラッチ、２５はカセット２の挿入●抜取方向と直
交して配置した制御軸、２６は制御軸２５に固定したガ
イド部材で、このガイド部材２６のピニオン２７がカセ
ット２の両側枠８の上面に形成したラック９にそれぞれ
噛合している．なお、２８は電磁クラッチ２４を固定し
た枠体、２９は軸受である．上記電磁クラッチ２４は第
一〜第三実施例のソレノイド１７と同様に、制御部にお
ける給送開始及び停止に同期して作動して、カセット２
に対するロック及び解除を行なうように構成されている
． この第四実施例においては、カセット２の両側枠８を同
時にロックする構戒であるため、保持状態が一層強固で
あるとともに、不用意な抜き取りを行おうとしても、シ
一トＰの給送に影響が及ぶこともない．また、電磁クラ
ッチ２４を用いているため、ガイド部材１０を固定した
制御軸２５の回転及び停止が正確かつスムーズであるし
、小スペースで安定したロック機構を提供できるという
効果がある． （発明の効果） この発明は以上のように構威したものであるから、取扱
者がシートの給送中に、誤ってカセットをカセット収納
部から引き抜こうとしてしまった場合でも、カセットを
引き抜〈ことはできず、シートの給送不良が発生する虞
れはない。また、ラック＆ピニオン及びクラッチを用い
たロック機構であるため、カセットの保持状態は確実で
あるし、構造も簡単で安価に製造できる．更に、取扱者
はカセットをカセット収納部内から引き抜く際に格別の
ロック解除動作を行う必要は全くな〈、迅速にカセット
の抜き取り作業を行えるという各種の優れた効果を奏す
る．

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図はこの発明の実施例を示し、第ｌ図は第
一実施例の部分斜視図、第２図（Ａ），（Ｂ）は本発明
を適用した画像形成装置の斜視図及び一部切欠正面図、
第３図は第二実施例の部分斜視図、第４図，第５図は第
三実施例の部分斜視図及び部分正面断面図、第６図は第
四実施例の部分斜視図、第７図は従来例を示す略示的部
分斜視図，第８図（Ａ）〜（Ｃ）は従来のロック手段を
示す平面断面図である 符号の説明 ２・・・カセット　　　　４・・・カセット収容部６・
・・給送ローラ（給送手段） ７・・・ロック手段　　　９・・・ラック１０．２７・
・・ガイド部材 １１．２６・・・ピニオン Ｐ・・・シート（被給送物） ２４・・・電磁クラッチ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被給送物を収納するカセットと、挿入されるカセ
   ットを案内するガイド部材を備えたカセット収容部と、
   カセット収容部に挿入されたカセット内から被給送物を
   搬出する給送手段とを有するカセット装着機構において
   、前記カセット収容部に挿入されたカセット を、給送手段の作動時にのみ所定位置に保持するロック
   手段を設けたことを特徴とするカセット装着機構。
2. （２）前記ロック手段が、カセットに形成したラック及
   び／又はピニオンと、このラック及び／又はピニオンに
   噛合すべくガイド部材に形成したピニオン及び／又はラ
   ックとにより構成されている請求項１に記載のカセット
   装着機構。
3. （３）ロック手段のロック及び解除作動を、クラッチで
   行なう構成とした請求項２に記載のカセット装着機構。