JPH039889Y2 - - Google Patents

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JPH039889Y2
JPH039889Y2 JP8880086U JP8880086U JPH039889Y2 JP H039889 Y2 JPH039889 Y2 JP H039889Y2 JP 8880086 U JP8880086 U JP 8880086U JP 8880086 U JP8880086 U JP 8880086U JP H039889 Y2 JPH039889 Y2 JP H039889Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋳造用取鍋或いはスライデイングノ
ズル用の注出ノズル、連続鋳造装置のタンデイツ
シユ用の浸漬ノズル等、溶融金属用の各種ノズル
(以下、単に「ノズル」と称す)を交換し保持す
るための装置に関する。
〔従来の技術〕
溶融金属容器の底部に設けたノズル交換保持装
置は、該溶融金属容器底部の下部ノズルに取り付
けた(又は、接合した)ノズルの交換と保持の2
つの機能を備えている。したがつて、ノズルの取
外し、取付けが容易にできるだけでなく、取付け
後、下部ノズルとノズルの接合部(目地)のシー
ル性を維持するために均一な力でノズルを溶融金
属容器の下部ノズルに圧着保持することが必要で
ある。
このため、当初は圧着保持のための駆動源とし
てエアシリンダを利用することも考えられるが、
エアホースの破損又はエア源の故障等によるバツ
クアツプ手段、ホースの接続のための装置等が必
要となり、装置自体の複雑なものとならざるを得
ない。また、装置全体の規模も大きくなり、タン
デイシユ底からモールドカバー間のような狭いと
ころの保守も困難である等の問題があつた。
このような問題に対し、近来では、実公昭54−
4018号、実公昭54−24101号、実公昭54−24094号
及び実公昭54−29297号の各公報に記載されてい
るように、装置として比較的簡単なバイヨネツ
ト、コツター等の機械的な機構にバネ構造を組み
込んだものが提案されている。
また、特開昭61−14073号公報には、第6図に
示すようなノズル保持交換装置の構造が提案され
ている。これは、前部にノズルAのノズホルダH
を保持する保持部RTを設け、後部にスプリング
Sを装着したスプリング装着部Eを有するノズル
保持アームRを設けたものである。そして、溶融
金属容器の底部のブレートD1に回動軸P1によつ
て上端を水平旋回可能に支持され、且つ下端をス
プリング装着部Eの近傍にピンP2でノズル保持
アームRを上下回動可能に支持する吊り腕Gを設
けている。更に、上端を吊り腕GにピンP3で上
下回動可能に支持したトツグル操作アームZを、
該アームZの腹部に突出した部材CにリンクLを
ピンP4で連結すると共に、このリンクLにはピ
ンP5によりトツグルバーFを連接してトツグル
機構T1を構成している。このトツグルバーFは、
吊り腕Gに付設したガイド部材Iに上下動自在に
案内支持され、その下端をノズル保持アームRの
スプリング装着部Eを介して該保持アームRを上
下動させ、且つノズルAと下部ノズルBを押圧、
離脱せしめる操作端として利用する構成となつて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
実公昭54−4018号,54−24101号,54−24094号
及び54−29297号の各公報に提案されている装置
は、エアシリンダを利用する構造のものと比較し
て機構が単純化されている。しかしながら、ノズ
ル支持のためバネ機構を溶融金属容器の底に取り
付けているので、ノズル支持も両側から別機構に
よつて行わねばならず、関連の設備に影響を与え
るものであり、より簡略でコンパクトな機構の実
現が要求されている。
また、特開昭61−14073公報に提案されている
装置は、トツグル機構T1を溶融金属容器の底部
のプレートD1と、ノズル保持アームRのスプリ
ング装着部Eとの間に設けているため、ノズル保
持アームRの上下動ストロークは極めて小さい。
このため、ノズルAと下部ノズルBとの離脱距
離は小さく、該ノズルAを保持アームRの保持部
RTから取り外すことが困難となる。したがつて、
複雑な構造のノズル保持アームRの旋回機能を設
ける必要がある。また、下部ノズルBを離脱した
ノズルAを該下部ノズルBの下方外に旋回移動し
た後、このノズルAをノズル保持アームRの保持
部RTから抜き取る工程となるため、煩雑で時間
のかかるノズル交換作業となり、しかもその保守
点検も困難となる。
更に、ノズル保持アームRの旋回範囲の容器底
部及びその下方部には何ら他の物を設置すること
ができず、レイアウトの自由度が小さくなる等の
問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、先端部にノズルAを保持するノズル
ホルダ3を着脱可能に設け且つ中途にスプリング
押圧機構Mを設けたノズル保持アーム1の後端を
溶融金属容器の下部フレームあるいは近傍の固定
フレームのような固定部材Dもしくは押圧される
ノズルと共に移動する部材、たとえば摺動金枠に
回動自在に枢支し、更に、上記固定部材に設けた
他の枢支部を支点とするトツグル機構Tをノズル
保持アーム1のスプリング押圧機構Mに当接可能
な位置に設けることにより、ノズル保持アーム1
の一側からの片持ち支持を可能にし、これによつ
て全体構造の単純化及びコンパクト化と操作の単
純化を達成したものである。
〔作 用〕
上記基本構造を有する本考案の装置の作用を第
1図と第2図によつて説明する。
図において、1は溶融金属容器の下部に固定配
置した開閉金枠Dに基端を開閉自在に枢着軸2に
より枢着され先端にはノズルAの周囲に設けたノ
ズルホルダ3を設けるノズル保持アーム、6はノ
ズル保持アーム1の中途の押圧機構室5内に配置
した圧縮コイルスプリング、10は開閉金枠Dに
上端を枢着軸11で枢着し下端にはトツグルバー
12を設けた押圧アームで、この押圧アーム10
は操作用のトツグルバー13の上下回動操作によ
つて回動し圧縮コイルスプリング6に対してトツ
グルバー12とともにトツグル機構Tによる作用
力を負荷する機械系を構成している。
交換しようとするノズルAをノズル保持アーム
1のノズルホルダ3によつて保持した状態(第1
図)から、下部ノズルBにノズルAを接続する手
順は以下のとおりである。
まず、トツグル機構Tのトツグルバー12に操
作治具としてのトツグルバー13を装着し、該ト
ツグルバー13を矢印方向に回動してトツグルバ
ー12を押圧体7を介して圧縮コイルスプリング
6に当接させる。そして、さらに枢着軸11、押
圧アーム10及びトツグルレバー12が一直線上
になるまでトツグルノバー13を回動させると、
ノズルAの上端は下部ノズルBの下端に当接圧着
された状態とある(第2図)。ノズルAのセツト
と同時に、トツグル機構Tによつて圧縮イルスプ
リング6からの弾性力を押圧アーム10が受け、
この反作用によつてノズル保持アーム1は上方に
付勢される。つまり、圧縮コイルスプリング6の
弾性力によつてり、ノズルAを下部ノズルBに強
固に圧着することができる。
更に、ノズルAの交換の際には、トツグル機構
Tをノズル保持アーム1の後方に回動退避させ、
ノズル保持アーム1を大きく下降回動させる。こ
のとき、下部ノズルB下方外に動せしめて、ノズ
ルAを斜めか水平にしてノズルAを上記保持アー
ム1の先端より取り外し、水平旋回させることな
く交換作業を可能とする。
以下、本考案の具体的な構造を実施例によつて
説明する。
〔実施例〕
本実施例は、本考案の装置をタンデイツシユの
底部に設けたスライデイングノズル装置の下部ノ
ズルBに接合し、モールド(図示せず)に下部を
浸漬せしめる浸漬ノズルの交換保持装置に適用し
た例を示すものである。
第3図はスライデイングノズル装置Sの下部ノ
ズルBの下端に、本考案に係る交換保持装置によ
つて保持された浸漬ノズルAの状態を示す図であ
る。同図において、Cは溶融金属容器の底部に設
けたスライデイングノズル装置Sの下部固定ノズ
ルプレート、Dは本考案のおいて云う溶融金属容
器の底部近傍に設けた固定部材に相当するもので
あり、下部固定ノズルプレートCと下部ノズルB
を保持すると共にこれらを交換するための開閉金
枠である。
開閉金枠Dの下面には、ノズル保持アーム1の
一端を枢着軸2りよつて上下に回動自在に取付け
ている。このノズル保持アーム1の先端の保持部
1T(第5図参照)は、浸漬ノズルAの周囲を嵌合
するノズルホルダ3の周面に半径方向に設けた一
対のピン4を下方から支持して、浸漬ノズルAを
保持する。
ノズル保持アーム1の枢着軸2側には、下部ノ
ズルBへの浸漬ノズルAの密着度を維持するため
のスプリング押圧機構Mを設けている。このスプ
リング押圧機構Mは、第5図に示すように、下端
を開放した押圧機構室5の内部に3連の圧縮コイ
ルスプリング6を内蔵し、下端開放側には押圧体
7を摺動自在に設けている。
10は開閉金枠Dの下面においてノズル保持ア
ーム1の枢着軸2の位置よりも下部ノズルB側に
上端部を枢着軸11で回動可能に取り付けた押圧
アームで、図示のように浸漬ノズルAをセツトし
たときに押圧機構室5の軸線上に枢着軸11の芯
が位置する配置となつている。この押圧アーム1
0の下端には、押圧体7の下面に当接してこれを
押上するトツグルバー12を回動可能に枢着軸1
5で枢着し、その押圧アーム10とトツグルバー
12とトツグルレバー13とによつてトツグル機
構Tを構成する。
トツグルバー12の先端をスプリング押圧機構
Mの押圧体7へ押圧及び離脱させる操作は、トツ
グルレバー13の先端を孔14に挿入し、これを
オペレータが手で上下に回動させることにより行
う。
上記構成のノズル交換保持装置による浸漬ノズ
ルAの交換手順を、セツト後の状態を示す第3図
及びセツト前を示す第4図とにより説明する。ま
ず、第4図のように交換のために新しく用意した
浸漬ノズルAは、その上部外周に嵌合したノズル
ホルダ3のピン4をノズル保持アーム1の先端保
持部1Tに掛合装置される。次いで、トツグルレ
バー13の先端をトツグルバー12の孔14に挿
入し、このトツグルレバー13を矢印方向(第4
図)に回動させ、ノズル保持アーム1を時計方向
に回転させる。そして、このノズル保持アーム1
の回転によつて、浸漬ノズルAの上端が下部ノズ
ルBの下面に当接し、浸漬ノズルAは所定の装着
位置に達する。この時点では、トツグルバー12
は押圧体7に押上力を負荷している。そして、ト
ツグルレバー13を更に回転させ鉛直方向にする
と(第3図)、押圧アーム10の枢着軸11の芯
とトツグルバー12の芯とを結ぶ直線上にトツグ
ルバー12の先端部と押圧体とが位置し、該下部
ノズルBへのノズルAの圧接力は最大となる。ま
た、トツグルレバー13が鉛直方向の姿勢となつ
たとき、トツグルバー12のピン穴12aとノズ
ル保持アーム1のピン穴1aが一致し、これらの
一致したピン穴12a及び1aに枢着軸15を挿
入することによりトツグルバー12の回転をロツ
クする。
このようにトツグル機構Tを用いることによつ
て、圧縮コイルスプリング6の弾性力は押圧体7
を介してトツグルバー12に負荷される。この時
点で、、押圧アーム10を介して開閉金枠Dに一
体化状態にあるトツグルバー12への反作用力に
よつて、ノズル保持アーム1は開閉金枠D側へ付
勢される。
したがつて、このトツグル機構T部分より離れ
た位置に枢着点を持つノズル保持アーム11に支
持された浸漬ノズルAは下部ノズルB側に付勢さ
れた状態となり、この浸漬ノズルAを下部ノズル
B下面に強固に接続できる。
このように、圧縮コイルスプリング6の弾性力
を利用してノズル保持アーム1を下部ノズルB側
方向へトツグル機構Tとスプリング押圧機構Mに
より付勢するので、一旦装着を完了すると浸漬ノ
ズルAと下部ノズルB間の密着度の低下を伴うこ
となく操業できる。
なお、実施例において、押圧機構室5内に設け
るスプリングとしてコイル状のものを用いたが、
これに限らず板状のものを用いてもよい。
〔考案の効果〕
本考案のノズル交換保持装置により以下の効果
を奏する。
ノズル又は浸漬ノズルの保持を行うスプリン
グ押圧機構を有するノズル保持アームと、該ス
プリング機構を押圧及び離脱するトツグル機構
とを各々独立して回動動作可能に且つノズル保
持アームの上下回動域外に回動退避可能にした
ため、上記ノズルの交換の際にはトツグル機構
をノズル保持アームの後方に回動せしめた後、
ノズル保持アームを大きく回動せしめて該アー
ムで保持した上記ノズルを下部ノズルの鉛直下
方外に大きく離間移動させることができるの
で、該ノズルの交換はきわめて容易にできる。
このため、ノズル保持アームを水平旋回せしめ
る機構は全く不必要となり、装置全体の構造が
単純化されると共に、保守点検が容易となる。
従来のようにノズルを水平旋回する機構を必
要としないので、装置全体の製作コストを低減
できる。
ノズル保持アームの水平旋回動作が不要なた
め、溶融金属容器の底部及びその下方部のレイ
アウトの自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の装置の基本的な
構造とその作動を示す図である。第3図は本考案
の装置の実施例を示す縦断面図、第4図はノズル
交換前の状態を示す縦断面図、第5図はスプリン
グ押圧機構の分解斜視図、第6図は従来例の概略
図である。 1:ノズル保持アーム、2:枢着軸、3:ノズ
ルホルダ、4:ピン、5:押圧機構室、6:圧縮
コイルスプリング、7:押圧体、10:押圧アー
ム、11:枢着軸、12:トツグルバー、13:
トツグルレバー、14:孔、A:浸漬ノズル、
B:下部ノズル、D:開閉金枠、T:トツグル機
構、M:スプリング押圧機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部にノズルAを保持するノズルホルダ3を
    着脱可能に設け、且つ中間にスプリング押圧機構
    Mを設けたノズル保持アーム1の後端を溶融金属
    容器の下部または近傍の固定部材Dに回動可能に
    枢支し、更に先端にトツグルバー12を有するト
    ツグル機構Tを前記固定部材Dの他の枢支部に回
    動可能に枢支し、前記トツグル機構Tの回動によ
    つてトツグルバー12が前記ノズル保持アーム1
    のスプリング押圧機構Mに当接可能な位置に設け
    たことを特徴とするノズル交換保持装置。
JP8880086U 1986-06-10 1986-06-10 Expired JPH039889Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3523965B2 (ja) * 1996-09-12 2004-04-26 品川白煉瓦株式会社 浸漬ノズル交換装置
JP6056892B2 (ja) * 2015-03-04 2017-01-11 品川リフラクトリーズ株式会社 浸漬ノズル脱着機構及びその脱着方法並びにそれを有するスライドバルブ装置

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