JPH0397458A - 穿孔不織布積層シートの製造方法 - Google Patents

穿孔不織布積層シートの製造方法

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JPH0397458A
JPH0397458A JP1235370A JP23537089A JPH0397458A JP H0397458 A JPH0397458 A JP H0397458A JP 1235370 A JP1235370 A JP 1235370A JP 23537089 A JP23537089 A JP 23537089A JP H0397458 A JPH0397458 A JP H0397458A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通水性、肌ざわり感に優れた穿孔不織布積層
シート、及び、その製造方法・に関する。
〔従来の技術〕
従来、おむつのトップシ一トなどに用いられる不織布積
層シートとして、特開昭64−72745公報に記載の
吸収性物品に表皮材として用いられているシートが知ら
れている。
これは、繊維集合体からなる、肌に接する第1の層と、
疎水性の有孔シ一トからなる第2の層を一体化して吸収
性物品の表面材としたものである。
その第1の製造方法として、不織布及び有孔シ一トをそ
れぞれ独立に製造し、後にそれらを張り付ける方法が示
され、第2の製造方法として、有孔シ一ト上に繊維ウエ
アをのせ、繊維ウエアを固定する工程で、有孔シ一トと
一体化する方法が示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の不織布積層シートでは、有孔シ一トに
設けた穿孔部分を不織布で覆ってしまうため、通水性能
は不織布のそれに制限されるという問題がある。また、
有孔シ一トに不織布を積層しただけであるから、弾力性
、緩衝性などはあまり其月持できない。
本発明は、通水性に優れた穿孔不織布シートとすること
を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決する本発明の穿孔不織布積層シ
ートは、樹脂フィルム層1bに熱可塑性樹脂の繊維群か
らなる不織布層1c′ji:積層して形成された積層基
布部1に多数の孔1aを有するとともに、前記樹脂フィ
ルム層ib側の孔1aの周囲に、フィルム層1bが外側
で不織布J’ilcが内側である先端開口の筒状突起部
2、又は、不織布層のみからなる先端開口の筒状突起部
2が立設され、その筒状突起gl32の突き出し高<h
>さが、積層基布部1の厚さ(1)の2倍以上であるこ
とを特徴とする穿孔不織布積層シートである。
本発明の穿孔不織布積層シートの製造方法は、多数の開
孔12aを設けた多孔板l2上に樹脂フィルム1bを敷
いてこの樹脂フィルムIb7f−樹脂軟化点以上の加熱
状態とし、前記多孔板l2の裏側から負圧で吸引して、
開孔12a部分の樹脂フィルム1bを多孔板12の裏面
側に吸引して先端2a開口の筒状フィルム突起部2bを
形成し、ついで、穿孔された樹脂フィルムlbに向けて
、メルトブローダイ10から繊維群を吹き付けて堆積さ
せ、その際、その多孔板I2の裏面から負圧で前記繊維
群の一部を前記筒状フィルム突起部2b内に引き込んで
その内側に筒状不織布突起部2cを成長させることによ
り、フィルム層1bが外側で不織布層1cが内側である
、先端23開口の筒状突起部2を形成した後、多孔板1
2から剥すことを特徴とする穿孔不織布積層シートの製
造方法。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明は樹脂フィルムとメルトブロー不織布で形成され
る。
フィルム並びに不織布に用いられる熱可塑性樹脂は、低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ボリブロピレ
ン、ポリ1−ブテン、ボリ4−メチル−1−ベンテンあ
るいはエチレンなどのモノボリマーが挙げられる。また
、ブロビレン1−ブテン、4−メチル−1−ペンテンな
とのα−オレフィン同士のランダムあるいはブロックコ
ボリマーが挙げられる。ざらに、エチレン・アクリル酸
共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重
合体などのエチレン・ビニル化合物共重合体、そのほか
、ボリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体
、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、
メタクリル酸メチル・スチレン共重合体、α−メチルス
チレン・スチレン共重合体などのスチレン系樹脂、さら
には、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニ
ル・塩化ビニリデン共重合体などの塩化ビニル樹脂、ま
た、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチルな
どのポリアクリル酸エステルなども挙げられる。さらに
、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10,ナ
イロン11、ナイロン12などのボリアミド、ボリアミ
ド以外に、ポリエチレンテレフタレート、ボリブチレン
チレフタレートなどの熱可塑性ポリエステル、更に、ポ
リカーボネート、ボリフェニレンオキサイトなども挙げ
られる。これらは単独で用いられてもよく、紐み合わさ
れて用いられてもよい。
本発明に使用するフィルムは、厚さが5um〜200u
m、好ましくは10um〜30umが好適である。また
、1軸方向あるいは2軸方向に延伸されていても、未延
伸のままでもよい。
本発明の不織布層1Cにおいては、繊維を吹き飛ばす空
気流の速度、溶融樹脂の粘度あるいはメルトフローレー
ト、ダイ・オリフイスの口径等によりその繊維長や繊維
径を変化させることができる。
本発明における不織布の繊維長は、連続したもの、10
cm以上の長繊維、あるいは、1 cm〜1 0cmの
短繊維でもよい。
繊維径についてみると、本発明に限らず、メルトブロー
不織布は一般に1μm〜10μmであり、多くは2μm
〜5LLmである。本発明でもこの範囲で製造してよい
上記樹脂フィルム層1bと不織布層ICからなる積層基
布部1は、第2図、第3図に示すように、多数の孔1a
を有している。孔1aの形状は円形に限らず、楕円形、
方形、その他の任意の形状を採ることができる。また、
7L1aの孔径は、0.2mm〜6mm、好ましくは0
.4mm〜2mmが望ましい。ここでいう孔径とは、孔
1aが円形以外の場合、任意の形状をした孔1aの全体
を包含する円、すなわち最小外接円の径をいう。孔径が
0.  2mm未満であると通水性が劣るようになって
余り好ましくない。
6mmを超えると感触が損なわれるようになって余り好
ましくない。
積層基布部1の孔数は1cTn2当り2箇以上、好まし
くは5箇以上が望ましいが、孔径に応じて適宜選択され
るとよい。
また、積層基布部1のそれぞれの孔1aの周囲には、フ
ィルム層lb側の面に積層基布部1と同様な構成からな
る先端2a開口の筒状突起部2を有している。すなわち
、この筒状突起部2はフィルム層1bが外側で不織布層
ICが内側の構成である。
この筒状突起部2の突き出し高さ(h)は、積層基布部
1の厚さ(1)の2倍以上(第3図参■q)、好ましく
は4倍以上に及ぶと、触覚的にも視覚的にも十分な嵩高
性が確保されてよい。すなわち、見掛け密度が小さくて
軽く、しかも十分な厚みがあって全体的に非常に柔軟に
なる。突き出し高さが2倍未満の場合には、十分な嵩高
性が失われる。
筒状突起部2のフィルム層1b部分(筒状フィルム突起
部2b)の高さと、不織布層1C部分(筒状不織布突起
部2c)の高さが異なっていてもよく、フィルム層tb
部分より、筒状フィルム突起部2bより筒状不織布突起
部2Cが高く、筒状フィルム突起部2bから筒状不織布
突起部2Cが突き出た形態の場合と、その逆の場合もあ
る。
筒状突起部2は柱状に限らず、漏斗状に先細りになって
いるもの、あるいは、逆にラッパ状に末広がりなってい
てもよい。また、筒状突起部2は筒状不織布突起部2C
のみからなり、筒状フィルム突起部2bが無い場合もあ
る。
このような筒状突起部2の存在により、弾力性、緩衝性
が良好となる。
本発明の穿孔不織布積層シートは次のような製造方法で
製造される。
樹脂フィルムlbは、Tダイ法、あるいは、サーキュラ
ーダイ法などで、既知の方法で製造される。
不織布層ICはメルトブ口一法で製造される。
そして、樹脂フィルム1bに穿孔して、かつ、メルトブ
口一法で、その樹脂フィルムlb上に不織布を積層し、
その際、筒状突起部2を形成する。
本発明の穿孔不織布積層シートの製造装置は、押出機の
先端にダイlOを設け、そのダイ10の樹脂吐出口であ
るダイ・オリフイスの周辺(樹脂吐出口としてキャビラ
リーチューブを用いた場合はその周辺)にガス吹出用オ
リフイス11を設け、このガス吹出用オリフイス11か
らダイ・オリフイスに向けて高圧の加熱ガスを吹き出す
ように構成し、さらに、その吹き出し方向の先に、吹き
出されたガス琉に飛ばされ、延伸された繊維群を受け止
めて捕集する多孔板l2を配置したものである。ここで
、多孔板12は平板に限らず、金網などメッシュ状のも
のでもよい。また、多孔板l2は、繊維群を堆積させつ
つ移動して、帯状に不織布を形成することができるよう
移動自在とする。具体的には、平たい多孔板12を移動
させることを例示できるが、多孔板12を回転自在な円
筒状にすることがより好適である。また、無端ベルト状
にすることも可能である。
なお、多孔板12に設ける開孔12aは、前記した積層
基布部1の孔1aを形成するのに必要な形状、大きさで
ある。
そして、まず、予め製造された樹脂フィルム1bを多孔
板l2上にのせ、多孔板12の裏面を負圧にして、吸引
する。その際、任意の時点で樹脂フィルム{bを加熱装
置25で加熱し、少なくともフィルムtbを構成する樹
脂の軟化点以上にしておく。
軟化した樹脂フィルム1bは開孔12aに対応した部分
が吸引力により変形して孔を形成するとともに、この孔
の周囲の樹脂が多孔板12の裏面側へと筒状に伸びて、
孔の周囲に先端が開口した筒状フィルム突起部2bを形
成する。
次いで、メルトブロー用ダイから、溶融樹脂を押し出す
と同時に、ガス吹出用オリフィス1lから高圧加熱ガス
を吹き出し、溶融状態の熱可塑性樹脂を繊維化させ、穿
孔されたフィルムlb上に吹き付ける。その際、繊維の
温度が軟化点より低い温度に下がる前にその繊維を回転
する穿孔されたフィルムlb上に連続的に衝突させ、そ
のフィルムlb上に繊維群を連続的に膜状に堆積させる
。これにより積層基布部1が形成される。一般にガス流
乙こよる延伸力は弱いので、そのような弱い力でも繊維
を一様に延伸破断できるように押し出される繊維温度は
フィルムlb上において軟化点以上であることが好まし
い。
メルトブローにおける繊維吹き付け時にも、多孔板裏面
の負圧状態を継続し、フィルム1bの孔から、フィルム
lb上に堆積した繊維群の一部を吸引し、多孔板裏面側
に引き出す。これにより、筒状フィルム突起部2bの内
側に筒状に不織布層1cが成長して筒状不織布突起部2
cを形成し、これにより、フィルム層1bが外側で不織
布層1cが内側である、先端開口の筒状突起部2が形成
される。
そして、多孔板12の開孔12a以外の部分では、樹脂
フィルムlb上に、前記積層基布部1が形成される。そ
して、樹脂フィルム1bが多孔板l2に接触する側であ
るから、前記開孔12a部分から多孔板12の裏面側へ
と成長して得られる筒状突起部2は積層基布部の樹脂フ
ィルムlb側となる。
最後に、多孔板l2上から積層基布部1剥離し、穿孔不
織布積層シートを得る。
これら溶融樹脂の粘度、メルトフローレート、繊維径、
!S維強度、捕集距離、圧力差のいかんにより異なった
風合いの不織布、異なった形態の突起部2が形成される
このような方法により製造された穿孔不織布積層シート
は、使用目的に応じて不織布層IC部分を界面活性剤で
親水処理し、あるいは順水剤で溌水処理を施してもよい
得られた穿孔不織布積層シートを、紙おむつや生理用ナ
プキンのトップシ一トなどに用いる場合、吸収材の表面
に、前記筒状突起部2を吸収材側にして積層して用いる
とよい。
また、本発明の穿孔不織布積層シートは緩衝材、水切り
シートなどに用いることができる。突起部2のある面に
フィルムlbや紙、他の不織布を張り付けると、段ボー
ル紙のような性質のシートにでき、断熱、防音材として
も利用できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
〈実施例1〉 本実施例で用いたメルトブローダイ10は、第4図〜第
7図に示したように、■押し出すべき溶融樹脂を収容す
る樹脂室14を有したダイブロックl5と、■平面状に
並んだ状態で各基端部が前記ダイブロックl5に保持さ
れ前記樹脂室l4にそれぞれが連通した複数のキャビラ
リーチューブ16(毛細管)と、■このキャビラリーチ
ェーブl6の先端部をリップ部17の平坦な押え面で扶
持して、この押え面とキャビラリーチューブ16との開
にガス吹出用オリフィス11を形成するとともに、前記
ダイブロックl5に翻み合わされてダイブロック15と
の間に前記ガス吹出用オリフィスl1に連通ずるガス室
1日を形成したガスプレート19とを備えたものである
そして、キャピラリーチ1−ブl6の先端はリップ部1
7よりやや突き出した状態となっている。
このキャピラリーチューブ16に向き合って、メルトブ
ロー用ダイIOの前方に、多孔板12を筒状にした回転
自在の多孔ロールを備えた捕集装置13が配置されてい
る。この捕集装置l3は、ダイ10に向けて進退自在に
なっており、キャピラリーチューブl6の先端と多孔板
12表面との間の距離(捕集距離)を調節できるように
なっている。また、多孔ロールの内部には、樹脂フィル
ム1bに筒状フィルム突起部2bを形成すべき部分と、
キャピラリーチューブl6から吐出され吹き付けられる
繊維を受ける部分とに対応して、多孔板12の裏側部分
に負圧室2lを形成するための仕切り22が設けられ、
多孔ロールの内面とこの仕切り22との接触部には、多
孔ロールの回転を許容し、かつ、負圧室21内に空気が
リークするのを防止するスライドシール23が設けられ
ている。そして、負圧室21に真空吸引装置24が接続
され、負圧室21内を一定の負圧状態に保持するように
なっている。
また、多孔ロール内の負圧室21を通過した部分に対応
して、多孔ロールの外側に、不織布を押さえる押えロー
ル26が設けられ、形成された不襟布はこの押えロール
26を通過して多孔ロールから剥されるようになってい
る。
以上の装置において、多孔ロールの各開孔12aの径は
1.5mm、孔数18箇/cm2、多孔ロールを形成し
た多孔板12の板厚は0.5mmであった。
まず、低密度ポリエチレン製のフィルム1bを連続して
多孔ロールに導入した。フィルムlbの厚さは20μm
であった。
多孔ロールに導入されたフィルム1bは、負圧室に差し
掛かったところで、加熱装置25により200℃の熱風
で加熱され、同時に開孔12aからの吸引力で開孔12
a部分のフィルム1bが引き込まれ、変形して孔が形成
され、この孔の周囲の樹脂が多孔板12の裏面側へと筒
状に伸びて、孔の周囲に先端が開口した筒状フィルム突
起部2bが形成された。
負圧室21の真空度は−1000mm水柱とした。
次いで、メルトフローレートが300のポリプロピレン
を、孔径0.4mm、ピッチ0. 7mmのノズル(キ
ャビラリーチューブ)からキャピラリーチューブ1本当
りの毎分の吐出量0.06gr/孔/分、樹脂温度28
0℃で押し出し、繊維を前記孔が形成された樹脂フィル
ムlb上に吹き付けた。
延伸用ガスには温度280℃、圧力0. 7kg/am
2の空気を使用し、捕集距離5cmとした。この時の捕
集の雰囲気温度は約80℃であった。
ここでは、フィルムibの孔から、フィルムlb上に堆
積したl1i維群の一部が吸引され、笥状フィルム突起
部2bの内側に筒状に不織布層ICが成長して筒状不織
布突起部2Cが形成され、フィルム層1bが外側で不織
布層1cが内側である、先端23開口の筒状突起部2が
形成された。
次いで、多孔ロールから、積層基布部1を剥し、穿孔不
織布積層シートを得た。得られた穿孔不織布積層シート
において、不織布層ICの面積当りの重量(目付け)は
20gr/tn’、平均繊維径は6μm、孔径は1.3
mm、孔数は18/CTI12であった。
また、筒状突起部2の見掛け高さは、筒状不織布突起部
2Cが約1.5mm、筒状フィルム突起部2Bが約0.
  9mmであった。また、積層基布部1の見掛け厚さ
は約0.1mmであった。
この穿孔不織布積層シートの不織布NICを界面活性剤
で親水性処理し、突起部2をおむつの吸水材側にして重
ね、その上から100ccの水を注いだところ、瞬時で
吸水され通水性の良好なことが確認された。
〈実施例2〉 多孔板l2として線径0.3mm、目の開き0.  9
8mmX0.98mmの金網を使用して、本発明の穿孔
不織布シートを製造した。他の条件は実施例1と同一で
ある。
得られた穿孔不織布積層シートは、面積当りの重量(目
付け)が408r/tn2、平均繊維径は6Jim、孔
径は0.9mm、孔数は6 2 / cm”、突起部2
の見掛け高さは約1.1mm、積層基布部1の見掛け厚
さは約0.13mmであった。
この穿孔不織布積層シートを界面活性剤で親水性処理し
、突起部のない方を衷にしておむつの吸水材上に敷いて
重ね、その上から100ccの水を注いだところ、瞬時
に吸水され通水性の良好なことが確認された。
また、得られた不織布は、通気性、及び、柔軟性に富み
、感触も良好であった。
〔発明の効果〕
本発明は、上記のような構成で形成されているから通水
性、Mi性の高い不織布とすることができる。
従って、紙おむつのトップシ一ト、生理用ナプキンのト
ップシ一ト、緩衝材、断熱材、防音材、水切りシートな
どに広く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の穿孔不織布積層シートを表面から見た
斜視図、第2図は本発明の穿孔不織布積層シートを裏面
から見た斜視図、第3図は本発明の穿孔不織布積層シー
トの断面図、第4図は本発明にかかる装置の断面図、第
5図はそのダイの正面図、第6図はその一部拡大図、第
7図は本発明に係る装置の斜視図である。 2a・・一筒状突起部先端 2c・・・筒状不織布突起部 l2・・・多孔板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂フィルム層に熱可塑性樹脂の繊維群からなる
    不織布層を積層して形成された積層基布部に多数の孔を
    有するとともに、前記フィルム層側の孔の周囲に、フィ
    ルム層が外側で不織布層が内側である先端開口の筒状突
    起部、又は、不織布層のみからなる先端開口の筒状突起
    部が立設され、その筒状突起部の突き出し高さが、積層
    基布部の厚さの2倍以上であることを特徴とする穿孔不
    織布積層シート。
  2. (2)前記孔の径は、0.2mm〜6mmであることを
    特徴とする請求項1記載の穿孔不織布積層シート。
  3. (3)多数の開孔を設けた多孔板上に樹脂フィルムを敷
    いてこの樹脂フィルムを樹脂軟化点以上の加熱状態とし
    、前記多孔板の裏側から負圧で吸引して、開孔部分の樹
    脂フィルムを多孔板の裏面側に吸引して先端開口の筒状
    フィルム突起部を形成し、ついで、穿孔された樹脂フィ
    ルムに向けて、メルトブローダイから繊維群を吹き付け
    て堆積させ、その際、その多孔板の裏面から負圧で前記
    繊維群の一部を前記筒状フィルム突起部内に引き込んで
    その内側に筒状不織布突起部を成長させることにより、
    フィルム層が外側で不織布層が内側である、先端開口の
    筒状突起部を形成した後、多孔板から剥すことを特徴と
    する穿孔不織布積層シートの製造方法。
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