JPH0397401A

JPH0397401A - 紙製組立てスリッパ及びその製造方法

Info

Publication number: JPH0397401A
Application number: JP23528189A
Authority: JP
Inventors: Noriyoshi Saeki; 佐伯　徳義
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-09-11
Filing date: 1989-09-11
Publication date: 1991-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は，紙製の組立てスリッパ及びその製造方法に
関する。

〔従来の技術〕

スリッパは、室内履きとして広く普及しており、その材
料には、一般的に皮、フェルト、布、プラスチック等が
使用されている。

室内履きとしては、一般家庭は勿論、会社、学校、病院
、官庁，会計事務所等において使用されており、さらに
、航空機にも長距離の場合であると、靴から解放された
いために客が機内に持ち込んで使用することも多い．そして，このように、機内に持ち込まれるスリッパは，
プラスチックシ一トにより成形され、持ち運び可能に提
償されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来一般のスリッパは、高価であるために履き
捨てに適しなく、病院やホテル等では、多くの来客の反
復使用によって、次第に臭いが付いて臭みが強くなり，
また、水虫が伝染する原因の一つともなっていた．航空機に持ち込まれるプラスチックシ一ト製のスリッパ
は、いくらかは安価であるけれども，機内において主と
して着席中に使用されるもので、軟質性であって足に被
着される安定性に欠けるために、長距離を歩行するのに
不向きであって、機内に使用するには適しても、病院等
の来客用には使用できなかった。

また、機内持ち込み用のスリッパは、その材質から焼却
により悪性ガスが発生するため，簡便な焼却処理に適し
なかった。

また、そのスリッパは、一足の重量が９０ｇ〜１２０ｇ
程度の軽量ではあるけれども、多数の乗客の総計では，
僅かな重量の差が飛行の燃費に影響を与えるので、さら
に軽量化が要求されている．この発明は、上記のような
実情に鑑みて，履き捨て可能に安価であり、しかも軽量
であるにもかかわらず，安定して履くことができ、公害
問題を生じることなく焼却処理にも適するスリッパを提
供することを目的としたものである．〔課題を解決するための手段〕上記の目的を達成するために、この発明のスリッパは、
スリッパの足踏板を上下一対の足形紙片の重ね合わせに
より形成し、両足形紙片間に足掛け用の甲側を一体に形
威したことをその要旨とする。

またその製造方法は、左右一対の足形紙片間に足掛け用
の甲側を一体に紙型として形威し、上記甲側を中心にし
て上記左右一対の足形紙片を同一方向に折曲させ、更に
上下に重ね合せて固定しスリッパの足踏板に形或するこ
とをその要旨とする。

〔作　　用〕

スリッパを上記のように構威したから、これを一枚の紙
型により組み立て得ることは勿論、組立ては両足形紙片
を重ね合わせて結合するだけで簡単になし得る。

また、この組立てにより足踏板が二重の紙によって歩成
される関係で，十分な強度と曲がり難い剛性を発生する
ため、安定して履いて容易に歩行することができる。

さらに，組立てについては，上下足形紙片を横へ食い違
い状に重ねて足踏板の巾を広くすることも可能であり、
使用者に応じてその巾を適当に調節することもできる．〔実施例〕次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第３図は一実施例を示したもので、その紙
型Ｑは、第３図に示すように、左右一対の足形紙片２、
２間に甲側３を一体に形或されている。

甲側３は，足を差し入れて掛けるためのものであるが、
足を差し入れやすく入口５を広くするために、甲側３を
下端にゆくにつれて巾広くなし、その下端部中央に凹欠
部４を形或してある。

上記の紙型ＱによりスリッパＰを組み立てるときには、
一方の足形紙片２をｌ８０″回転させることによって他
方の足形紙片２に重ね合わせて接着する。そうすると、
両足形紙片２，２の結合により二重の足踏板１が構威さ
れるし、その両端間に被さる甲側３が構成される．両足形紙片２、２の結合については、接着によらないで
形状の組合せによることもできる。

例えば、第３図に一点鎖線で示すように、両方の足形紙
片２、２に半円弧形の切込み６、６を設けることにより
舌片７、７を形或し、両舌片７、７を切込み６，６から
中へ差し込むことにより互いに差し合わせ，この差し合
わせにより両足形紙片２，２を結合することができる。

なお、この実施例のスリッパＰの重量は、一足４０ｇで
あって，プラスチックシ一ト製の機内用スリッパに比し
て少なくとも５０ｇ減量することができた。

〔参考例〕

第４図および第５図は、本発明者がこの発明に先行して
発明したスリッパの一例を示したもので、この場合は、
足踏板１０の両側に翼片１１．　＋１が突設され、両翼
片１１．　１１の結合により甲側ｌ２が組み立てられ，
その結合のために，一方の翼片１１に糊代１３、１３が
突設されている。

この先行例の場合は、本発明とは違って、足踏板１０が
一枚の紙であるために安定性に欠け、また、甲側１２の
組立てのための作業を要する。本発明では，甲側３の組
立て作業を何ら要していない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、スリッパの足
踏板を上下一対の足形紙片の重ね合わせにより形成し、
両足形紙片間に足掛け用の甲側を一体に形或したので、
スリッパが紙製であるばかりでなく、その組立て方法が
非常に簡単であるために、履き捨て可能に安価に提供で
き、履き捨てられても焼却により無公害に処分できる。

しかも，組立ては、両足形紙片を重ね合わせるワンタッ
チ操作によりなし得るだけでなく、構造の基本となる足
踏板が二重で剛性があるため、長い時間でも安定して履
き歩くことができ，さらに、軽量であって航空機内の使
用に適するという優れた効果がある。

また、足踏板を足の大小に合わせて巾調整することがで
きる利点もある。

第ｌ図ないし第３図は一実施例を示し，第１図は組立て
斜視図，第２図は第１図Ａ−Ａ線矢視の拡大断面図、第
３図は展開図である．第４図および第５図は参考例を示し，第４図は組立て斜
視図、第５図は展開図である。

Ｐ・・・紙製の組立てスリッパ　　１・・・足踏板２・
・・足形紙片　　３・・・甲側

Claims

【特許請求の範囲】１）スリッパの足踏板を上下一対の足形紙片の重ね合わ
せにより形成し、両足形紙片間に足掛け用の甲側を一体
に形成したことを特徴とする紙製組立てスリッパ。２）左右一対の足形紙片間に足掛け用の甲側を一体に紙
型として形成し、上記甲側を中心にして上記左右一対の
足形紙片を同一方向に折曲させ、更に上下に重ね合せて
固定しスリッパの足踏板に形成することを特徴とする紙
製組立てスリッパの製造方法。