JPH03955B2 - - Google Patents

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JPH03955B2
JPH03955B2 JP58189452A JP18945283A JPH03955B2 JP H03955 B2 JPH03955 B2 JP H03955B2 JP 58189452 A JP58189452 A JP 58189452A JP 18945283 A JP18945283 A JP 18945283A JP H03955 B2 JPH03955 B2 JP H03955B2
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JP
Japan
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signal
time
color
circuit
color difference
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Takuya Tsushima
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to US06/658,473 priority patent/US4677498A/en
Priority to DE198484306919T priority patent/DE138573T1/de
Priority to DE8484306919T priority patent/DE3470648D1/de
Priority to EP84306919A priority patent/EP0138573B1/en
Publication of JPS6080390A publication Critical patent/JPS6080390A/ja
Publication of JPH03955B2 publication Critical patent/JPH03955B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/81Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded sequentially only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー映像信号の記録再生装置に係
り、特に2種類の色差信号を時間軸圧縮した後時
分割多重して記録媒体に記録し、再生時は時間軸
圧縮された色差信号を時間軸伸長してもとの時間
軸に戻した後、同時に伝送される輝度信号と共に
再生カラー映像信号を生成する記録再生装置に関
する。
従来技術 現在のカラー映像信号の記録再生装置(例えば
VTR)のうち主流を占める記録再生装置は、標
準方式(NTSC方式、PAL方式又はSECAM方
式)の複合カラー映像信号から輝度信号と搬送色
信号とを夫々分離し、輝度信号は周波数変調して
被周波数変調波とし、搬送色信号は低域へ周波数
変換して低域変換搬送色信号とした後上記被周波
数変調波に周波数分割多重して記録し、再生時に
は記録時とは逆の信号処理を行なつてもとの標準
方式に準拠した再生複合カラー映像信号を得る、
所謂低域変換記録再生方式の記録再生装置である
ことは周知の通りである。かかる低域変換記録再
生方式の記録再生装置は、輝度信号の帯域を任
意に選ぶことができるので記録再生し得る帯域が
比較的狭い民生用VTRに適用して特に好適であ
り、復調色信号がVTRの再生時間軸変動の影
響を受けにくく、FM変復調系を通るのは輝度
信号のみであり、また再生低域変換搬送色信号の
時間軸変動を除去するためのパイロツト信号を記
録再生しないからビート妨害が少なく、更に被
周波数変調輝度信号が高周波バイアス的な働きを
して搬送色信号を直線性良く記録することができ
る等の利点を有する。
しかし、その反面、上記の低域変換記録再生方
式の記録再生装置は、被周波数変調輝度信号と
低域変換搬送色信号とを周波数分割多重して非直
線伝送系の磁気テープに記録再生するためにモア
レが発生し、記録再生帯域が限られているか
ら、低域変換搬送色信号の帯域分だけ被周波数変
調輝度信号の帯域(換言すると輝度信号の帯域)
を狭くしなければならず、搬送色信号の変調信
号である2種の色差信号のうち広帯域の色差信号
(例えばI信号とQ信号のうちのI信号)の帯域
が低域変換によつて制限され、低域変換搬送色
信号はNTSC方式又はPAL方式カラー映像信号
記録時には平衡変調波であり、それが被周波数変
調輝度信号によりバイアス記録されているから、
テープ・ヘツド間の接触むらに起因して再生低域
変換搬送色信号のAMノイズが生じS/N(信号
対雑音比)が悪化し、更に相隣るビデオトラツ
クを記録再生する2個のヘツドが互いにアジマス
角度を異ならしめられてガードバンド無くビデオ
トラツクを記録形成する、所謂アジマス記録再生
方式を適用された記録再生装置では、アジマス損
失効果が低域周波数に対して十分でないことか
ら、再生信号中に隣接トラツクの低域変換搬送色
信号がクロストーク成分として混入されてしまう
ために、記録再生時にNTSC方式又はPAL方式
の低域変換搬送色信号の色副搬送波周波数の位相
を1水平走査期間(1H)毎に略90゜推移させたり
(例えば特公昭56−9073号公報、特公昭55−32273
号公報)、あるいは相隣るビデオトラツクの一方
の低域変換搬送色信号のみその位相を1H毎に反
転させる、などのクロストーク対策処理が必要で
あるなどの問題点があつた。
更にSECAM方式カラー映像信号を上記のアジ
マス記録再生方式の記録再生装置で記録再生をす
る場合はその搬送色信号が被周波数変調波である
ために、上記したクロストーク対策を適用するこ
とはできないが、相隣るビデオトラツクの長手方
向に対して直交する方向(トラツク幅方向)に水
平同期信号記録位置を整列して記録(所謂H並び
記録)し、かつ、側波帯域分も含めると、2MHz
以上の広帯域の被周波数変調波である搬送色信号
をカウントダウンして得た低域変換搬送色信号の
変調信号成分が略同じものどおし(すなわち、同
じ種類の色差信号成分どおし)を記録し、これを
再生するようにした場合(例えば、特公昭58−
26875号公報などを必要とあらば参照されたい)
は、上記の低域変換搬送色信号の隣接トラツクか
らクロストークとして再生される周波数が、1フ
イールド間隔のカラー映像信号成分には相関性が
あり、しかも変調信号成分が略同じものどうしが
並んで記録されているから、再生トラツクの低域
変換搬送色信号の周波数と略同一周波数となり、
両信号によるビートは周波数が零に近いのでクロ
ストークの影響を殆どなくすことができる。
しかし、H並び記録されていないトラツクパタ
ーンの磁気テープ再生時には、相隣るトラツクの
SECAM方式の低域変換搬送色信号の搬送周波数
が異なることにより、隣接トラツクからのクロス
トークによるビート周波数が高域にまで及び、再
生テレビジヨン画面上ではそれがノイズとなつて
現われてしまうため、アジマス記録再生方式を適
用することができないという問題点があつた。
一方、近年の半導体技術、精密加工技術、小形
部品技術などの飛躍的な進歩発展もあつて、記録
再生装置の画質の高品位化や装置の小形軽量化の
実現が可能となつてきた。装置の小形軽量化のた
めにはカセツトサイズやドラム径の縮小化が大き
く影響し、小型カセツトに所要の記録時間を確保
するためには、テープ走行速度を遅くする必要が
あり、このような小型軽量化の記録再生装置にお
いて、高品位の画質を得るために、前記した低域
変換記録再生方式以外の新しい記録再生方式が要
求されるに致つた。
そこで、上記の要求を満たすため各種の記録再
生方式が提案されているが、その中の一つとして
搬送色信号をFM復調して得た2種の色差信号を
時間軸圧縮すると共に輝度信号も時間軸圧縮し、
これらの信号を時分割多重し、この時分割多重信
号を周波数変調して記録媒体に記録し、再生時は
記録時とは逆の信号処理を行なつてもとの標準方
式のカラー映像信号の再生出力を得る構成の記録
再生装置があつた(例えば、特開昭53−5926号公
報参照)。この記録再生装置は、輝度信号と色差
信号の両帯域の相違を勘案し、帯域が狭い方の信
号である色差信号の方を水平帰線消去期間内で伝
送することができるように、1H期間内で伝送さ
れる一の色差信号を1H期間の約20%の期間に時
間軸圧縮し、また帯域利用率などの点から有利な
ように輝度信号については時間軸圧縮色差信号と
同じ程度の帯域を占めるように1H期間の約80%
の期間に時間軸圧縮して伝送し、更に2つの色差
信号については1H毎に交互に伝送する線順次信
号として時分割多重し、この信号をFM変調器に
供給し、こFM変調器の出力信号を磁気テープ等
に記録し、再生時は記録時とは逆の信号処理を行
なつて再生カラー映像信号を得る記録再生方式
(以下、これを「タイムプレツクス」方式と呼ぶ
ものとする)に基づいて構成されていた。
第1図は上記の時分割多重信号の信号波形の一
例を示す。例えばフイールド周波数50Hz、走査線
数625本のPAL方式又はSECAM方式の複合カラ
ー映像信号は、周知のように1Hが64μsで、水平
帰線消去期間が12μsであり、残りの52μsの映像期
間に輝度信号及び搬送色信号が伝送される(ただ
し、カラーバースト信号を除く)が、そのうち輝
度信号は64μsの約80%の期間に時間軸圧縮され、
また搬送色信号は復調されて2種の色差信号とさ
れ、それらが64μsの約20%の期間に夫々時間軸圧
縮され、時間軸圧縮輝度信号と時間軸圧縮色差信
号とは第1図に示す如く時分割多重され、かつ、
時間軸圧縮色差信号は線順次で伝送される。ま
た、第1図に示すように、両時間軸圧縮信号は
50μs〜60μs程度で伝送されるが、1H期間は64μs
であり、残りの期間(ブランキング期間)に水平
同期信号H.SYNCと色信号の基準レベルが伝送
される。
かかる時分割多重信号を伝送するタイムプレツ
クス方式によれば、輝度信号と色差信号とが同時
に伝送される期間は存在しないので、NTSC方式
やPAL方式カラー映像信号の如く輝度信号と搬
送色信号とを夫々帯域共用多重化して伝送する場
合に生ずることがある輝度信号と色差信号との間
での相互干渉やモアレを生ずることはなく、また
NTSC方式、PAL方式及びSECAM方式カラー映
像信号のいずれの場合もアジマス記録再生方式の
記録再生装置によりH並びのしないトラツクに記
録され再生されたとしても、相隣るトラツクには
時分割多重信号がアジマス損失効果が大である高
周波数の搬送波を周波数変調して得られた被周波
数変調信号形態で記録されているから、アジマス
損失効果によつてクロストークを殆ど生ずること
はなく、前記したクロストーク対策は不要とな
り、高品位の再生画質が得られる。
更に、タイムプレツクス方式における上記の時
間軸圧縮輝度信号及び時間軸圧縮色差信号は、共
に低周波数帯域ではエネルギが大で、高周波数帯
域でエネルギが小となるエネルギ分布をもつこと
になり、周波数変調に適した信号形態であるか
ら、変調指数が大きくとれS/Nを大幅に改善す
ることができ、また更に時間軸伸長する際に再生
時間軸変動を略完全に除去することができ、以上
から再生画質を低域変換記録再生方式のそれに比
し大幅に改善することができる。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、前記したタイムプレツクス方式は、
色差信号に比しかなり広帯域な輝度信号も、色差
信号と同様に時間軸圧縮して伝送していたため、
高いサンプリング周波数を用いた複雑で高等な構
成の輝度信号用時間軸圧縮回路を必要とし、装置
全体の回路構成が複雑で高価となるという問題点
があつた。また、前記したタイムプレツクス方式
は水平同期信号を輝度信号から分離して所定位置
に挿入して伝送する処理が必要で、水平同期信号
の取扱いが比較的煩雑であり、更に色差信号とし
てI信号とQ信号を伝送する場合は、時間軸圧縮
率が両信号共に同一なので、広帯域のI信号がQ
信号程度に帯域制限されるという問題点があつ
た。また更に従来のタイムプレツクス方式は色差
信号(R−Y)及び(B−Y)を1H期間の約20
%、すなわち約1/5に時間軸圧縮しているが、
色差信号(R−Y)、(B−Y)は夫々約1.3MHz
の帯域を有しており、1/5に時間軸圧縮すると
帯域が約6.5MHzとなり、家庭用VTRのような狭
帯域の記録再生帯域をもつ記録再生装置に適用し
た場合は、時間軸圧縮色差信号の伝送帯域が制限
され、よつて時間軸伸長されてもとの時間軸に戻
された再生色差信号の帯域が若干制限されるとい
う問題点があつた。
そこで、本発明は2種類の色差信号の時間軸圧
縮して得た2種類の時間軸圧縮色差信号が1水平
走査期間(1H)内に時分割多重され、かつ、1H
毎に位相反転された時分割多重信号を生成し、そ
の信号を時間軸圧縮をしない輝度信号に多重して
記録し、再生時はくし形フイルタを用いて再生信
号から輝度信号と時分割多重された時間軸圧縮色
差信号とを夫々分離し、時間軸圧縮色差信号は時
間軸伸長してもとの時間軸に戻すことにより、上
記の諸問題点を悉く解決したカラー映像信号の記
録再生装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、帯域BW1を有し色基準の直流レベ
ルであるバーストレベルを含む第1の色差信号と
帯域BW2を有し色基準の直流レベルであるバー
ストレベルを含む第2の色差信号のうち第1の色
差信号をBW1/(BW1+BW2)に時間軸圧縮し
て第1の時間軸圧縮色差信号を出力すると共に、
第2の色差信号をBW2/(BW1+BW2)に時間
軸圧縮して第2の時間軸圧縮色差信号を出力する
時間軸圧縮回路と、時間軸圧縮回路よりの第1及
び第2の時間軸圧縮色差信号を交互に時系列的に
合成すると共に、1水平走査期間毎に位相反転し
て時分割多重信号を得る回路と、時分割多重信号
と時間軸圧縮が行なわれていない輝度信号とを
夫々多重する第1の混合回路と、第1の混合回路
の出力多重信号を記録媒体に記録する手段と、記
録媒体に記録されている多重信号を再生する再生
手段と、再生多重信号から時分割多重信号と輝度
信号とを夫々別々に分離して出力すると共に再生
輝度信号の垂直帰線消去期間中は非動作とされて
再生多重信号を再生輝度信号としてそのまま出力
する1Hくし形フイルタと、1Hくし形フイルタよ
りの再生時分割多重信号をスイツチングして前記
1水平走査期間毎の位相反転の除去された再生時
分割多重信号を得るスイツチ回路手段と、スイツ
チ回路手段よりの再生時分割多重信号が供給され
もとの時間軸に戻された第1及び第2の色差信号
の再生信号を得る時間軸伸長回路と、第1及び第
2の色差信号の再生信号から所望の標準テレビジ
ヨン方式に準拠した搬送色信号を生成する回路
と、搬送色信号と1Hくし形フイルタよりの再生
輝度信号とを夫々多重しその多重信号を再生カラ
ー映像信号として出力する第2の混合回路とより
構成したものであり、以下その各実施例について
第2図以下の図面と共に説明する。
実施例 第2図は本発明装置の第1実施例の記録系のブ
ロツク系統図を示す。本実施例はNTSC方式規格
のヘリカルスキヤン方式VTRに適用した例で、
同図中、入力端子1に入来したNTSC方式カラー
映像信号は低域フイルタ2及び帯域フイルタ3に
夫々供給され、低域フイルタ2により輝度信号が
分離波され、帯域フイルタ3により搬送色信号
が分離波される。ここで、説明の便宜上、入力
NTSC方式カラー映像信号として、第3図Aに示
す如きカラーバー信号が入来したものとすると、
低域フイルタ2からは同図Bに示す如き波形の輝
度信号EYが取り出される。なお、第3図A中、
CB1,CB2,CB3はカラーバースト信号を示す。
帯域フイルタ3から取り出された搬送色信号
は、I信号とQ信号の2種類の色差信号で色副搬
送波周波数3.579545MHzを搬送波抑圧直角二相振
幅変調して得られた被変調波であり、デコーダ4
に供給されてI信号EIとQ信号Qとに夫々復調さ
れる。ここで、前記の輝度信号EY、上記の色差
信号EI及びEQは、周知の如く次式で示される。
EY=0.299ER+0.587EG+0.114EB EI=−0.27(EB−EY)+0.74(ER−EY) EQ=0.41(EB−EY)+0.48(ER−EY) ただし、上式中、ER,EG及びEBは、夫々赤、
緑及び青のガンマ補正した原色信号を示す。
上記の色差信号EIは約1.5MHzの帯域を占有す
るベースバンド信号であり、カラーバー信号入力
時には第3図Cに示す波形の信号とされて3/4
時間軸圧縮回路5に供給され、ここでその時間軸
が3/4に圧縮される。一方、色差信号EQは約
0.5MHzの帯域を占有するベースバンド信号であ
り、カラーバー信号入力時には第3図Dに示す波
形の信号とされて1/4時間軸圧縮回路6に供給
され、ここでその時間軸が1/4に圧縮される。
なお、第3図C中、c1及びc2は色差信号EIの色基
準となる直流レベルであるバーストレベルを示
し、また第3図D中、d1及びd2は色差信号EQのバ
ーストレベルを示す。バーストレベルは白100%
を1としたとき、c1,c2は夫々約0.11、d1及びd2
は夫々約−0.17である。また、時間軸圧縮回路5
及び6はチヤージ・カツプルド・デバイス
(CCD)の如き電荷転送素子や、AD変換器とラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)とDA変換
器とからなるデイジタル回路で構成することがで
きる。
3/4時間軸圧縮回路5から取り出された第1
の時間軸圧縮色差信号EI′は、その帯域が2.0MHz
(=1.5MHz÷(3/4))であり、合成回路7に供
給される。また1/4時間軸圧縮回路6から取り
出された第2の時間軸圧縮色差信号EQ′は、その
帯域が2.0MHz(=0.5MHz÷(1/4))であり、
合成回路7に供給される。これにより、合成回路
7からは共に帯域が2.0MHzである第1及び第2
の時間軸圧縮色差信号EI′及びEQ′が交互に時系列
的に合成された時分割多重信号が取り出される。
ここで、色差信号EI,EQに対する夫々の時間軸圧
縮率「3/4」、「1/4」は、両者を加算すると
「1」となる値であり、よつて上記の時間軸圧縮
色差信号EI′及びEQ′の各1H期間の信号部分を交
互に時系列的に合成した時分割多重信号は、その
1H期間に時間軸圧縮色差信号EI′とEQ′の各1H期
間の信号部分が第3図Eに示す如く過不足なく伝
送されることになる。
しかも、上記の時間軸圧縮色差信号EI′及び
EQ′の夫々の帯域は2.0MHzであり、これは比較的
狭帯域の記録再生帯域を有する一般家庭用VTR
でも充分S/N良く伝送することができる帯域で
あるから、記録再生帯域の狭さにより色差信号の
周波数特性が劣化する現象は生じない。
このようにして、合成回路7により合成されて
取り出された第3図Eに示す如き時分割多重信号
は、スイツチ回路8の端子8aに供給される一
方、インバータ9により位相反転されてからスイ
ツチ回路8の端子8bに供給される。
他方、前記した輝度信号EYは水平同期信号分
離回路10に供給され、ここで水平同期信号が分
離抽出された後1/2分周器11に供給される。
これにより、1/2分周器11からは水平同期信
号に位相同期した、2H周期の対称矩形波が取り
出され、この矩形波はスイツチ回路8にスイツチ
ング信号として印加され、スイツチ回路8を或る
1H期間は端子8aの入力信号選択出力状態とし、
次の1H期間は端子8bの入力信号選択出力状態
とするような、1H毎に交互に切換接続させるス
イツチング制御を行なう。
従つて、スイツチ回路8の出力信号は、第3図
Fに示す如く、同図Eに示した前記時分割多重信
号を1H毎に交互に位相反転して得た時分割多重
信号となり、前記時間軸圧縮色差信号EI′とEQ′と
が時系列的に合成された1H期間と、時間軸圧縮
色差信号EI′とEQ′の位相反転信号I′とQ′とが時
系列的に合成された1H期間とが交互に現われる
時分割多重信号となる。このスイツチ回路8から
取り出された第3図Fに示す時分割多重信号は混
合回路13に供給され、ここで低域フイルタ2よ
り1H遅延回路12を介して取り出された第3図
Bに示した、時間軸圧縮がなされていない輝度信
号EYと混合されて同図Gに示す如き多重信号に
変換された後、記録信号として記録信号処理回路
14に供給される。なお、1H遅延回路12は時
間軸圧縮回路5,6により最低1Hの遅延が発生
するので、それを補正するために設けられてい
る。
記録信号処理回路14は入力多重信号に対して
磁気記録再生に適した信号処理を行なう回路で、
プリエンフアシス回路、ホワイト・ダーククリツ
プ回路、周波数変調器などが縦続接続された回路
構成とされている。記録信号処理回路14により
所定の信号処理を行なわれて、例えば第3図Gに
示す多重信号で搬送波を周波数変調して得られた
FM信号が、出力端子15を介して回転ヘツド
(図示せず)に供給され、これにより磁気テープ
上に記録される。
次に再生系について説明するに、第4図は本発
明装置の第1実施例の再生系のブロツク系統図を
示す。同図中、入力端子16には回転ヘツドによ
り磁気テープ(いずれも図示せず)から取り出さ
れた再生FM信号が入来し、この再生FM信号は
再生信号処理回路17に供給され、ここでFM復
調された後デイエンフアシス特性が付与されて第
3図Gに示す如き再生多重信号として取り出され
る。この再生多重信号は加算回路18、減算回路
19及び1H遅延回路20に夫々供給され、更に
1H遅延回路20により1H遅延された再生多重信
号は減算回路19に供給される一方、スイツチ回
路21を通して加算回路18に供給される。上記
の回路18,19,20及び21はくし形フイル
タを構成しており、加算回路18より再生多重信
号中の輝度信号が取り出され、減算回路19より
第3図Fに示した1H毎に位相反転されて時分割
多重信号が取り出される。
このことにつき更に詳細に説明する。いまA,
Bという2つの信号があり、一方の信号Bを1H
毎に反転させてB,,B,,…という順序で
伝送される信号に上記信号Aを加算した信号は、
n番目のライン(水平走査線)ではA+B,n+
1番目のラインではA+,n+2番目のライン
ではA+B,n+3番目のラインではA+,…
というように伝送される。この加算信号を1H遅
延回路に通すと、その出力信号はn+1番目のラ
インではA+B,n+2番目のラインではA+
B,n+3番目のラインではA+B,…という順
序で取り出される。従つて、上記の1H遅延回路
とその入力加算信号と出力遅延信号とを夫々加算
する加算回路とからなるくし形フイルタからは、
すべてのラインで信号2Aが取り出される。また
上記の1H遅延回路とその入力加算信号から出力
遅延信号を差し引く減算回路とからなるくし形フ
イルタからは、n+1番目のラインで2,n+
2番目のラインで2B,n+3番目のラインで2
B,…なる順序で伝送される信号、すなわち信号
2が1H毎に位相反転された信号が取り出され
る。
しかして、本実施例では上記の信号Aは輝度信
号EYであり、また信号Bは第3図Eに示した時
間軸圧縮色差信号EI′とEQ′の時分割多重信号であ
る。従つて、加算回路18からは輝度信号EY
取り出され、減算回路19からは上記の信号EI
とEQ′の時分割多重信号が1H毎に位相反転されて
(すなわち第3図Fに示す如き波形で)取り出さ
れる。減算回路19から取り出された時分割多重
信号は、スイツチ回路22の端子22aに供給さ
れる一方、インバータ23により位相反転された
後スイツチ回路22の端子22bに供給される。
他方、加算回路18から取り出された再生輝度
信号は、水平同期信号分離回路24に供給され、
ここで水平同期信号が分離抽出された後スイツチ
ングパルス発生回路25に供給される。スイツチ
ングパルス発生回路25は、上記の再生水平同期
信号と後述する4/3時間軸伸長回路27より取
り出された再生色差信号EIとが夫々供給され、再
生色差信号EIの前記したバーストレベルを検出
し、それが正規の値(前記した如くホワイト100
%を1としたとき約0.11)で得られるような極性
で、かつ、再生水平同期信号に位相同期した周期
2Hの対称矩形波を発生し、この対称矩形波をス
イツチングパルスとしてスイツチ回路22に出力
する。これにより、スイツチ回路22は1H毎に
交互に端子22aと22bに切換接続され、その
出力端より第3図Eに示したような、1H毎の位
相反転の除去された再生時分割多重信号が取り出
され、次段の信号分離回路26に供給される。
信号分離回路26は各1Hの最初から3/4H期
間で伝送される時間軸圧縮色差信号EI′は、4/
3時間軸伸長回路27へ出力し、各1Hの残りの
1/4H期間で伝送される時間軸圧縮色差信号
EQ′は4/1時間軸伸長回路28へ出力する。
4/3時間軸伸長回路27は上記信号EI′の時間
軸を4/3に伸長することにより、もとの時間軸
に戻された再生色差信号EIを発生して、スイツチ
ングパルス発生回路25及びエンコーダ29に
夫々出力する。他方、4/1時間軸伸長回路28
は上記色差信号EQ′の時間軸を4倍に伸長するこ
とにより、もとの時間軸に戻された再生色差信号
EQを発生して、エンコーダ29へ出力する。エ
ンコーダ29は再生色差信号EI及びEQが夫々供給
され、これより例えばNTSC方式に準拠した搬送
色信号を生成して混合回路34に出力する。
ところで、スイツチ回路21は入力信号を通過
又は遮断する回路で、再生水平同期信号を垂直同
期信号分離回路31及びVブランキングパルス発
生回路32に順次通過させることによつて得られ
た、垂直帰線消去期間(Vブランキング期間)に
対応する期間所定レベルのVブランキングパルス
がスイツチングパルスとして印加される。これに
より、スイツチ回路21は、垂直帰線消去期間中
オフとされて1H遅延回路20の出力信号の加算
回路18への伝送を遮断し、垂直帰線消去期間以
外の期間はオンとされて上記の入力信号を通過さ
せる。
ここで、スイツチ回路21を設けたのは、周知
の如く、垂直同期信号の位相は、飛越し走査のた
めに、奇数フイールドと偶数フイールドとでは
H/2だけずれているが、くし形フイルタにより
この垂直同期信号のH/2の位相ずれのために加
算回路18より取り出される再生輝度信号EY
垂直同期信号が乱れるのを防ぐためである。従つ
て、加算回路18、1H遅延回路20及びスイツ
チ回路21よりなる輝度信号用くし形フイルタ
は、垂直帰線消去期間中は不動作とされ、この期
間中は加算回路18からは再生信号処理回路17
よりの再生多重信号がそのまま出力される。な
お、再生多重信号はその垂直帰線消去期間には色
差信号はもともと存在していない(ただし、垂直
同期信号の後の等化パルスの次からはバーストレ
ベルは存在する)。
加算回路18より取り出された再生輝度信号
は、1H遅延回路33により1H遅延された後混合
回路34に供給される。1H遅延回路33は、時
間軸伸長回路27及び28により信号が最低1H
遅延されるため、再生搬送色信号との時間合わせ
のために設けられている。混合回路34は上記の
再生輝度信号と再生搬送色信号とを多重して
NTSC方式に略準拠した再生カラー映像信号を発
生し、この信号を出力端子35へ出力する。
このように、本実施例によれば、1信号EIを帯
域制限することなく、しかも狭帯域の記録再生帯
域をもつVTRでも充分に伝送することができる
帯域で、カラー映像信号を時分割多重信号と輝度
信号との多重信号の形態で記録再生することがで
きる。
次に本発明装置の第2実施例について説明する
に、第5図は本発明装置の第2実施例の記録系の
ブロツク系統図を示す。本実施例ではSECAM方
式規格のヘリカルスキヤン方式VTRに適用した
例で、同図中、入力端子37に入来したSECAM
方式カラー映像信号は低域フイルタ38及び帯域
フイルタ39に夫々供給され、低域フイルタ38
により輝度信号が分離波され、帯域フイルタ3
9により搬送色信号が分離波される。SECAM
方式の搬送色信号は、周知の如く、次式で示され
る色差信号DRで第1の搬送波4.40625MHzを周波
数変調して得た第1のFM色差信号と、色差信号
DBで第2の搬送波4.425MHzを周波数変調して得
た第2のFM色差信号とが1H毎に交互に時系列
的に合成された線順次信号である。
ここで DR=−1.9(ER−EY) DB=1.5(EB−EY) である。ただし、上式中、ER及びEBはガンマ補
正した赤及び青の原色信号、EYはNTSC方式と
同一の生成式で表わされる輝度信号である。
上記の搬送色信号はFM復調器40に供給さ
れ、色差信号DR及びDBからなる線順次色差信号
に復調された後、スイツチ回路41の端子41a
及び41cに夫々供給される一方、1H遅延回路
42を通してスイツチ回路41の端子41bに供
給される。スイツチ回路41は、低域フイルタ3
8より取り出された輝度信号を水平同期信号分離
回路48及び1/2分周器49を夫々通して得た
2H周期の対称矩形波により、1H毎に端子41a
と41bの入力信号を交互に端子41dより選択
出力すると共に、端子41bと41cの入力信号
を交互に端子41eより選択出力するようにスイ
ツチング制御される。これにより、端子41dか
らは同じ1H期間の色差信号DRが2Hずつ出力され
て1/2時間軸圧縮回路43に供給され、また端
子41eからは同じ1H期間の色差信号DBが2Hず
つ出力されて1/2時間軸圧縮回路44に供給さ
れる。
上記の色差信号DR及びDBは夫々同一の帯域
(約1.3MHz)を占有するベースバンド信号である
から、時間軸圧縮回路43,44により時間軸を
1/2に圧縮されると、その帯域が2.6MHz(=
1.3MHz÷(1/2))になる。時間軸圧縮回路4
3及び44より取り出された時間軸圧縮色差信号
DR′及びDB′は合成回路45に供給され、ここで
時分割多重信号に変換された後、スイツチ回路4
6の端子46aに供給される一方、インバータ4
7を通してスイツチ回路46の端子46bに供給
される。上記の色差信号DR及びDBに対する時間
圧縮率は共に1/2であり、両者を加算すると1
となるから、第1実施例と同様に時間軸圧縮色差
信号DR′,DB′の各1H期間の情報は、上記時分割
多重信号中の1H期間で過不足なく伝送すること
ができる。また上記時分割多重信号の帯域は約
2.6MHzであり、これは一般家庭用VTRでも充分
なS/N良く記録再生することができる帯域であ
る。
スイツチ回路46は前記の1/2分周器49か
らの2H周期の対称矩形波により1H毎に交互に端
子46a,46bの入力信号を切換出力するよう
にスイツチング制御されるため、スイツチ回路4
6からは1H毎に位相反転された時分割多重信号
が取り出されて混合回路50に供給される。
一方、低域フイルタ38よりの輝度信号EYは、
時間合わせのための1H遅延回路51を通して混
合回路50に供給される。混合回路50は時間軸
圧縮されていない輝度信号と、上記の1H毎に位
相反転された時分割多重信号との多重信号を発生
して、この多重信号を磁気記録再生に適した信号
形態に変換するための記録信号処理回路52を通
して出力端子53へ出力する。
次に再生系について説明するに、第6図は本発
明装置の第2実施例の再生系のブロツク系統図を
示す。同図中、第4図と同一構成部分には同一符
合を付し、その説明を省略する。第6図におい
て、入力端子55に入来した再生信号は再生信号
処理回路56に供給され、ここで第5図の混合回
路50の出力多重信号と同じ信号形態の多重信号
に変換された後、加算回路18、減算回路19及
び1H遅延回路20に夫々供給される。
減算回路19より取り出された1H毎に位相反
転された再生時分割多重信号は、スイツチ回路5
7に供給され、ここでスイツチングパルス発生回
路59により再生水平同期信号と、後述の2/1
時間軸伸長回路58よりの再生色差信号のバース
トレベルの検出信号とから生成された、2H周期
の対称矩形波により、1H期間おき毎に間欠的に
正の極性の信号だけが選択出力される。このスイ
ツチ回路57より間欠的に取り出された正の極性
の再生時分割多重信号は2/1時間軸伸長回路5
8に供給され、ここで時間軸を2倍に伸長されて
もとの時間軸に戻される。従つて、2/1時間軸
伸長回路58からは色差信号DRとDBとが夫々1H
毎に交互に時系列的に合成された線順次色差信号
がもとの時間軸で取り出され、この線順次色差信
号は周波数変調器60に供給され、ここで周波数
変調されてSECAM方式に準拠した搬送色信号と
される。
この搬送色信号は混合回路61に供給され、こ
こで1H遅延回路33よりの再生輝度信号と多重
され、SECAM方式に準拠した再生カラー映像信
号として出力端子62へ出力される。
応用例 なお、本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の応用例が考えられるもの
である。例えば第1及び第2実施例の記録系で
は、時間軸圧縮した2種類の色差信号を時分割多
重した後に、1H毎に位相反転する処理を行なつ
たが、回路構成は若干複雑となるが、時間軸圧縮
された2種類の色差信号の夫々に対して1H毎に
位相反転する処理を行なつてから両信号を合成し
て、1H毎に位相反転された時分割多重信号を得
るようにしてもよい。また、再生系においては、
第4図の場合は減算回路19の出力からエンコー
ダ29の入力に致る回路部、第5図の場合はFM
復調器40の出力から混合回路50の入力に致る
回路部はその他の応用例が考えられ、、第6図の
場合は回路57と58とを入れ代えるなどの応用
例も考えられる。また、第4図に示したスイツチ
ングパルス発生回路25は時間軸伸長回路28よ
りの再生色差信号FQのバーストレベルを検出し、
その検出結果に基づいてスイツチングパルスの極
性を選定するように構成してもよい。
また、本発明はPAL方式カラー映像信号に適
用することもできる。この場合、搬送色信号は
0.493(EB−EY)で表わされる第1の色差信号EU
と、0.877(ER−EY)で表わされる第2の色差信号
EVとで、所定の搬送波を搬送波抑圧直角二相振
幅変調して得られた被変調波であり、色差信号
EVの搬送波は1H毎に位相反転せしめられること
は周知の通りである。この色差信号EU,EVの帯
域はどちらも約1.3MHzで等しく、よつて
SECAM方式と同様に、記録時には1/2に時間
軸圧縮され、再生時には2/1に時間軸伸長され
る。時間軸圧縮後の帯域は約2.6MHzであり、一
般家庭用VTRによりほぼ完全に記録再生するこ
とができる。
本発明では、上記の時間軸圧縮率は次のように
して選定される。すなわち、帯域BW1を有する
第1の色差信号E1と、帯域BW2を有する第2の
色差信号E2のうち、第1の色差信号E1に対して
はBW1/(BW1+BW2)に時間軸圧縮し、第2
の色差信号E2に対してはBW2/(BW1+BW2
に時間軸圧縮する。これにより、時間軸圧縮され
た第1,第2の色差信号の帯域は、共にBW1
BW2で表わされる、VTRで帯域は、制限される
ことなく伝送できる帯域となり、しかも両色差信
号の時間軸圧縮率BW1/(BW1+BW2)と
BW2/(BW1+BW2)との和が1となるから、
両時間軸圧縮信号の各1H期間の信号部分を、時
分割多重信号の1H期間内で過不足なく伝送する
ことができる。
また、本発明はVTRに適用される場合に限ら
ず、円盤状磁気シートやデイスクなどの記録媒体
に信号を記録し、これを再生する装置にも適用す
ることができるものである。
効 果 上述の如く、本発明によれば、記録時には時間
軸圧縮した2種類の色差信号が1H期間内に時分
割多重されてなり、かつ、1H毎に位相反転され
ている時分割多重信号を、時間軸圧縮しない輝度
信号に多重した信号を記録し、再生時はくし形フ
イルタを用いて再生信号から輝度信号と上記時分
割多重信号とを夫々分離波し、時分割多重信号
の上記1H毎の位相反転を除去してから2種類の
時間軸圧縮色差信号に対して別々にもとの時間軸
となるように時間軸伸長を行ない、この信号から
所望標準テレビジヨン方式(NTSC方式、PAL
方式又はSECAM方式)に準拠した搬送色信号を
生成するようにしたから、前記した低域変換記録
再生方式の種々の問題点を悉く解決することがで
き、また輝度信号に対して時間軸の圧縮及び伸長
処理は全く行なわないので、従来のタイムプレツ
クス方式に比し、回路構成を簡単、かつ、安価に
することができ、更に水平同期信号をそのまま伝
送しているから、水平同期信号を所定位置に挿入
するという従来のタイムプレツクス方式に比し、
水平同期信号の処理(取扱い)が容易である。ま
た更に時間軸圧縮率は帯域BW1,BW2の第1,
第2の色差信号記録再生時には、第1の色差信号
に対してはBW1/(BW1+BW2)とし、第2の
色差信号に対してはBW2/(BW1+BW2)とし
たので、両信号共に時間軸圧縮後の帯域をBW1
+BW2とすることができ、従来のタイムプレツ
クス方式の如くI信号の帯域を制限することはな
く、狭い記録再生帯域でもI信号を略完全に伝送
することができ、しかも上記の時間軸圧縮率の和
が1となるから、両時間軸圧縮色差信号の各1H
期間の信号部分を、時分割多重信号の1H期間内
で過不足なく、最も効率的に伝送することができ
る。また更に、第1及び第2の色差信号を1Hに
圧縮挿入することができるため、1Hくし形フイ
ルタによつて輝度信号と色差信号とを分離するこ
とができ、これにより輝度信号の劣化を防止する
ことができ、また前記くし形フイルタは再生輝度
信号の垂直帰線消去期間中は不動作とされるの
で、奇数フイールドと偶数フイールドとでH/2
だけ位相が異なる垂直同期信号の位相が乱れるこ
とを防止することができ、更に標準テレビジヨン
方式で共通の信号フオーマツトで記録再生するこ
とができる等の数々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタイムプレツクス方式により記
録される時分割多重信号波形の一例を示す図、第
2図及び第4図は夫々本発明装置の第1実施例の
記録系及び再生系を示すブロツク系統図、第3図
A〜Gは夫々第2図のブロツク系統図の動作説明
用タイムチヤート、第5図及び第6図は夫々本発
明装置の第2実施例の記録系及び再生系を示すブ
ロツク系統図である。 1…NTSC方式カラー映像信号入力端子、4…
デコーダ、5…3/4時間軸圧縮回路、6…1/
4時間軸圧縮回路、7,45…合成回路、8,2
1,22,41,46,57…スイツチ回路、1
0,24,48…水平同期信号分離回路、13,
34,50,61…混合回路、16,55…再生
信号入力端子、20,33,42,51…1H遅
延回路、25,59…スイツチングパルス発生回
路、26…信号分離回路、27…3/4時間軸伸
長回路、28…4/1時間軸伸長回路、29…エ
ンコーダ、31…垂直同期信号分離回路、32…
ブランキングパルス発生回路、35,62…再生
カラー映像信号出力端子、37…SECAM方式カ
ラー映像信号入力端子、43,44…1/2時間
軸圧縮回路、58…2/1時間軸伸長回路、60
…周波数変調器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯域BW1を有し色差基準の直流レベルであ
    るバーストレベルを含む第1の色差信号と帯域
    BW2を有し色基準の直流レベルであるバースト
    レベルを含む第2の色差信号のうち該第1の色差
    信号をBW1/(BW1+BW2)時間軸圧縮して第
    1の時間軸圧縮色差信号を出力すると共に、該第
    2の色差信号をBW2/(BW1+BW2)に時間軸
    圧縮して第2の時間軸圧縮色差信号を出力する時
    間軸圧縮回路と、該時間軸圧縮回路よりの該第1
    及び第2の時間軸圧縮色差信号を交互に時系列的
    に合成すると共に、1水平走査期間毎に位相反転
    して時分割多重信号を得る回路と、該時分割多重
    信号と時間軸圧縮が行なわれていない輝度信号と
    を夫々多重する第1の混合回路と、該第1の混合
    回路の出力多重信号を記録媒体に記録する手段
    と、該記録媒体に記録されている該多重信号を再
    生する再生手段と、該再生多重信号から該時分割
    多重信号と該輝度信号とを夫々別々に分離して出
    力すると共に再生輝度信号の垂直帰線消去期間中
    は非動作とされて再生多重信号を再生輝度信号と
    してそのまま出力する1Hくし形フイルタと、該
    1Hくし形フイルタよりの再生時分割多重信号を
    スイツチングして前記1水平走査期間毎の位相反
    転の除去された再生時分割多重信号を得るスイツ
    チ回路手段と、該スイツチ回路手段よりの再生時
    分割多重信号が供給されもとの時間軸に戻された
    該第1及び第2の色差信号の再生信号を得る時間
    軸伸長回路と、該第1及び第2の色差信号の再生
    信号から所望の標準テレビジヨン方式に準拠した
    搬送色信号を生成する回路と、該搬送色信号と該
    1Hくし形フイルタよりの再生輝度信号とを夫々
    多重しその多重信号を再生カラー映像信号として
    出力する第2の混合回路とよりなり、前記スイツ
    チ回路手段は、前記時間軸伸長回路よりの該第1
    の色差信号の再生信号又は該第2の色差信号の再
    生信号の色基準の直流レベルであるバーストレベ
    ルを検出して得た信号と前記1Hくし形フイルタ
    よりの再生輝度信号中の水平同期信号とから生成
    した定められた極性の該スイツチング信号に基づ
    いてスイツチングを行なうことを特徴とするカラ
    ー映像信号の記録再生装置。 2 該第1の色差信号はI信号であり、かつ、該
    第2の色差信号はQ信号であり、該時間軸圧縮回
    路は該I信号を3/4に時間軸圧縮すると共に、
    該Q信号を1/4に時間軸圧縮することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のカラー映像信号
    の記録再生装置。
JP58189452A 1983-10-11 1983-10-11 カラ−映像信号の記録再生装置 Granted JPS6080390A (ja)

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US06/658,473 US4677498A (en) 1983-10-11 1984-10-09 Multiplexed color video signal recording and reproducing apparatus
DE198484306919T DE138573T1 (de) 1983-10-11 1984-10-10 Aufzeichnungs- und wiedergabegeraet fuer verschachtelte farbbildsignale.
DE8484306919T DE3470648D1 (en) 1983-10-11 1984-10-10 Multiplexed color video signal recording and reproducing apparatus
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JPS4890629A (ja) * 1972-03-03 1973-11-26
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