JPH0395545A - 混色防止効果を有し、かつ、塗布安定性が優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

混色防止効果を有し、かつ、塗布安定性が優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0395545A
JPH0395545A JP23327389A JP23327389A JPH0395545A JP H0395545 A JPH0395545 A JP H0395545A JP 23327389 A JP23327389 A JP 23327389A JP 23327389 A JP23327389 A JP 23327389A JP H0395545 A JPH0395545 A JP H0395545A
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group
layer
silver halide
coating
sensitive material
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JP23327389A
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Hiroshi Nakatsugawa
中津川 寛
Takaaki Kojima
高明 小島
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、更に
詳しくは、混色防止効果を有し、かつ、塗布安定性が優
れたハロゲン化銀カラー写真感光材料に関する。
[発明の背景] 一般にハロゲン化銀カラー写真感光材料は、支持体上に
親水性コロイドを含む写真構底層が複数設けられている
。それらの写真構成層は、感光層、中間層、表面保護層
等の種々の機能を有する層であり、これら各層は、高速
かつ薄膜にて多層同時塗布することができるものである
ことが要求されている。
また、これらのハロゲン化銀カラー写真感光材料を発色
現像する際に、混色という好ましくない問題点があった
この混色というのは、発色現像に劣り発生した発色現像
主薬酸化生成物が、発色現像処理工程中に、他のハロゲ
ン化銀乳剤層に拡散移動し、その層でその層のカプラー
とカップリングして発色するために起こる現象である。
この混色を防ぐ対策として、ハロゲン化銀乳剤層の間に
非拡散性のハイドロキノン系の化合物を添加した中間層
を設け、該中間層において拡散してくる現像主薬酸化生
威物を還元捕捉し、カップリング能を消失させるという
方法が広く採用されている。
これら混色防止の目的に用いることができる非拡散性ハ
イドロキノン系化合物は、例えば米国特許第2,336
,827号明細書、同第2,360,290号明細書、
同第2,384,658号明細書、同第2,675,5
31号明細書、同第2,728,659号明細書、同第
2,732,300号明細書、同第3,700,453
号明細書、特公昭56− 40818号公報、同53−
 3404号公報に記載されている。
しかし、これら従来の方法では、前記非拡散性のハイド
ロキノン系化合物を含有する乳化分散物が不安定で、数
時間の保存で分散粒子の粗大化及び含有非拡散性ハイド
ロキノン系化合物の結晶化が起こるという問題があった
この問題点を改良するために、特開昭81− 2917
44号公報には2位、5位に第3級アルキル基を有する
ハイドロキノン系化合物と2位に第2級アルキル基を有
するハイドロキノン系化合物を用いることが提案されて
いる。
しかしながら、これらの方法によれば高い混色防止効果
が得られるが、近来、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
に要求されている写真構成層を高速かつ薄膜にて塗布す
るということを満足するには充分ではなかった。
また、欧州特許公開第57160号、特開昭58− 2
14152号公報、同BO− 222852号公報、特
願昭fil−290924号公報、同6L− 2912
76号公報、同6l−95022号公報には、常温で液
体状の紫外線吸収剤を用いることが記載されている。
しかしながら、これら常温で液体状の紫外線吸収剤を使
用しても、高速かつ薄膜にて塗布する場合に充分な塗布
安定性は得られない。
更に、ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、支持
体に最も近いハロゲン化銀乳剤層のゼラチン付量を少な
くし、また、低粘度のゼラチンを使用することが知られ
ている。例えば特開昭52115214号公報には、支
持体に最も近いハロゲン化3 銀乳剤層に用いるゼラチンの粘度をi〜8cpとし、該
層の塗布液の塗布量を2〜12cm3/rr?とするこ
とが記載され、また、特開昭58− 1085[i6号
公報には、支持体に最も近いハロゲン化銀乳剤層に用い
るゼラチンの粘度の許容範囲が記載されているが、高速
かつ薄膜にて塗布する場合に充分な塗布安定性は得られ
ない。
以上の通り、高速かつ薄膜にて塗布することができ、ま
た、高速かつ薄膜にて塗布した場合でも、混色を起こす
ことがないハロゲン化銀カラー写真感光材料は未だ知ら
れていないのが現状であり、近来このようなハロゲン化
銀カラー写真感光材料を得ることが強く望まれていた。
[発明の目的] 本発明の目的は、充分な塗布安定性をもって、高速で薄
膜塗布を行なうことができるハロゲン化銀カラー写真感
光材料を提供することにある。
また本発明の他の目的は、混色を起こさないハロゲン化
銀カラー写真感光材料を提供することにある。
4 またさらに本発明の他の目的は、塗布液の安定性が優れ
たハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することにあ
る。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、支持体上に、少なくとも1層のハ
ロゲン化銀乳剤層および少なくとも1層の非感光性層か
ら構成される写真構成層を有するハロゲン化銀カラー写
真感光材料において、前記写真構成層の少なくともl層
に常温にて液体状の紫外線吸収剤を含有させ、かつ、少
なくとも1層に2位に第2級アルキル基を有するハイド
ロキノン系化合物を含有させると共に、支持体に最も近
いハロゲン化銀乳剤層のゼラチンを18■/dm2以下
としたことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
料によって達成された。
[発明の具体的な構a1 本発明に用いられる常温にて液体状の紫外線吸収剤(以
下、本発明の液状紫外線吸収剤という。)は、単一の化
合物であっても、混合物であってもよく、混合物として
は構造異性体群から構成されるものを好ましく用いるこ
とができる。(構造異性体については、米国特許第4,
587.346号明細書等に記載されている。) 本発明の液状紫外線吸収剤はいかなる化学構造のもので
あってもよいか、光堅牢性の点から下記一般式[alで
示される2− (2’ −ヒドロキシフエニル)ペンゾ
トリアゾール系化合物か好ましい。
一般式[ a. ] R2 上記一般式[a]において、R1、R2およびR3はそ
れぞれ水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルケニル基、ニトロ基または
ヒドロキシル基を表わす。
R1、R2およびR3て表わされるアルキル基、アルコ
キシ基としては、炭素数t〜30のものか好ましく、ま
たアルケニル基としては、炭素数2〜30のものが好ま
しい。これらの基は直鎖でも、分岐でもよい。
また、これらアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基
は、さらに置換基を有してもよい。
アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基の具体例とし
ては、例えばメチル基、エチル基、イソプロビル基、t
−ブチル基、sec−ブチル基、nブチル基、n−アミ
ル基、sec−アミル基、t一アミル基、オクチル基、
ノニル基、ドデシル基、エイコシル基、α,α−ジメチ
ルベンジル基、オクチルオキシカルボニルエチル基、メ
トキシ基、エトキシ基、オクチルオキシ基、アリル基が
挙げられる。
R, 、R2およびR3で表わされるアリール基、了り
ールオキシ基としては、例えばフエニル基、フエニルオ
キシ基が特に好ましく、置換基を有していてもよい。具
体的には、例えばフェニル基、4−t−プチルフエニル
基、2,4−ジーt−アミルフエニル基が挙げられる。
R1およびR2で表わされる基としては、水素原子、ア
ルキル基、アルコキシ基およびアリール基が好ましく、
特に水素原子、アルキル基およびアルコキシ基か好まし
い。
R3で表わされる基としては、特に水素原子、アルキル
基、アルコキシ基が好ましい。
上記化合物が常温で液体となるためには、R1、R2お
よびR3て表わされる基の少なくとも1つがアルキル基
であることが好ましく、更に少なくとも2つがアルキル
県であること好ましくい。
R1、R2およびR3で表わされるアルキル基は、いか
なるアルキル基てあってもよいが、少なくとも1つは第
3級アルキル基または第2級アルキル基であることか好
ましい。特にR1およびR2で表わされるアルキル基の
少なくとも一方が第3級アルキル基または第2級アルキ
ル基であることが好ましい。
以下に本発明の波状紫外線吸収剤の代表的具体例を示す
以下余白 8 l 0 (続き) 以下余白 前記本発明の液状紫外線吸収剤の添加量は、特に制限は
なくいかなる添加量であってもよいが、該紫外線吸収剤
を含有する写真構成層のバインダーに対して重量で0.
1〜300%の範囲で用いることができ、好ましくはl
〜200%、更に好ましくは5〜100%の範囲で用い
ることができる。また塗布量としては0.01〜100
■/LOOc♂が好ましく、更1: 0.1〜50mg
/ l 0 0ct ,特に0.5 〜30mg / 
1 0 0cJで用いるのが好ましい。
本発明の液状紫外線吸収剤は常温で液状であるため、そ
のままあるいは必要に応じて酢酸エチル等の低沸点溶媒
を用いてゼラチン水溶液などの親水性バインダー中に界
面活性剤を用いて微分散することができる。
また、必要に応じてフェノール誘導体、フタル酸エステ
ル、リン酸エステル、クエン酸エステル、安息香酸エス
テル、アルキルアミド、脂肪酸エステル、トリメシン酸
エステル等の高沸点溶媒を併用してもよい。
更に、本発明の液状紫外線吸収剤は、常温にて11 固体状の紫外線吸収剤を併用することができるが、この
場合も前記の添加方法が適用できる。
上記併用することができる常温にて固体状の紫外線吸収
剤(以下、固体状紫外線吸収剤という。)は、常温(2
5℃)において固体であればいがなる化学構造のもので
あってもよいが、光堅牢性の点から、特に下記一般式[
b]で示される固体状の2− (2’−ヒドロキシフエ
ニル)ペンゾトリアゾール系化合物が好ましい。
一般式[b] K5 上記一般式[b]において、R4、R,およびR6はそ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケニル基、
ニトロ基またはヒドロキシル基を表わす。
R4、R5およびR6で表わされるハロゲン原1 2 子としては、例えば弗素原子、塩素原子、臭素原子等が
挙げられ、特に塩素原子が好ましい。
R4、R,およびR6で表わされるアルキル基、アルコ
キシ基としては、炭素数l〜30のものが好ましく、ま
たアルケニル基としては、炭素数2〜30のものが好ま
しい。これらの基は直鎖でも、分岐でもよい。
また、これらアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基
は、さらに置換基を有してもよい。
アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基の具体例とし
ては、例えばメチル基、エチル基、イソプロビル基、t
−ブチル基、see−ブチル基1nブチル基、n−アミ
ル基、SeC−アミル基、tアミル基、α,α−ジメチ
ルベンジル基、オクチルオキシ力ルポニルエチル基、メ
トキシ基、エトキシ基、オクチルオキシ基、アリル基が
挙げられる。
R4、R,およびR6で表わされるアリール基、アリー
ルオキシ基としては、例えばフエニル基、フエニルオキ
シ基が特に好ましく、置換基を有していでもよい。具体
的には、例えばフエニル基、4−t−プチルフェニル基
、2,4−ジーt−アミルフェニル基が挙げられる。
R4およびR,で表わされる基としては、水素原子、ア
ルキル基、アルコキシ基およびアリール基が好ましく、
特に水素原子、アルキル址およびアルコキシ基が好まし
い。
R6で表わされる基としては、特に水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基が好ましい。
以下に固体状紫外線吸収剤の代表的具体例を示す。
以下余白 1 5 以下余白 1 6 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料が多色カラー
写真感光材料でる場合、具体的な層構成としては、支持
体上に、支持体側から順次、イエローカプラー含有ハロ
ゲン化銀乳剤層、第1中間層、マゼンタカプラー含有ハ
ロゲン化銀乳剤層、第2中間層、シアンカプラー含有ハ
ロゲン化銀乳剤層、第3中間層、保護層と配列したもの
が特に好ましい。
本発明の液状紫外線吸収剤は写真構成層の任意の層に含
有することができるが、本発明のハロゲン化銀カラー写
真感光材料が特に上記の層構戊よりなる場合には、本発
明の液状紫外線吸収剤は少なくとも第2中間層及び第3
中間層に含有することが好ましい。またこの場合、第3
中間層に含有される紫外線吸収剤の総量と、第3中間層
よりも支持体に近い側の層に含有される紫外線吸収剤の
総量との比率は、イエロー、マゼンタ及びシアン色素画
像の耐光性のバランスや物理特性等を考慮し、いかなる
比率でもかまわないが、好ましくは0.1+10〜io
l1,更に好ましくはI.:LO〜5:1 7 1 8 iの範囲で用いることができる。なお、ここで紫外線吸
収剤の総量とは、本発明の液状紫外線吸収剤のみを用い
る場合にはその総量であり、また本発明の液状紫外線吸
収剤に例えば固体状紫外線吸収剤を併用する場合にはこ
れらの総量である。
次に、本発明に用いられる2位に第2級アルキル基を有
するハイドロキノン系化合物について説明する。
本発明に用いられる2位に第2級アルキル基を有するハ
イドロキノン系化合物は、下記一般式[I]で表わすこ
とができる。
一般式[I] 0ll, 0Re 式中、R7及びR8はそれぞれ水素原子、アルキル基、
アルケニル基、アリール基、゛アシル基、シクロアルキ
ル基または複素環基を表わし、Xは第2級アルキル基を
表わし、R9、Rl(l及びR1,はそれぞれ水素原子
または置換基を表わす。
R9、R,o及びR11で表わされる置換基としては特
に限定はないが、例えばハロゲン原子、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、アシル基、アシルアミノ基、アルキルカルバモイ
ル基、アリールカルバモイル基、アルキルスルホンアミ
ド基、アリールスルホンアミド基、アルキルスルファモ
イル基、アリールスルファモイル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールスルホニル基、ニトロ基、シアノ基、ア
ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、
アシルオキシ基が挙げられる。
R9及びRI4として特に好ましいものは水素原子であ
る。
Xで表わされる第2級アルキル基とは、ハイドロキノン
系化合物のベンゼン母核に結合する根元炭素原子が、水
素原子1個と炭素原子2個と結合している炭素原子、即
ち第2炭素原子であるアルキル基である。
1 つ Xで表わされる第2級アルキル基としては、特に炭素原
子数3〜32のものが好ましく用いられる。
前記一般式[I.]で表わされる化合物のうち、下記一
般式[.L−a]で表わされる化合物が好ましい。
一般式[I−al 0H 20 0H UH 式中、Xは一般式[I]におけるXと同義であり、R1
2は水素原子またはアルキル基を表わす。
R12で表わされるアルキル基は炭素数1〜32のアル
キル基が好ましく、第1級アルキル基、第2級アルキル
基または第3級アルキル基のいずれであってもかまわな
い。
以下に一般式[I]で表わされる化合物の代表的具体例
を示す。
以下余白 (続き) 以下余白 これらのハイドロキノン系化合物は、スティン防止剤と
いう名称で、リサーチ・ディスクロージャー誌(Res
earch Disclosure) 、1 7 6号
(1978年)の17843項の■のIに記載されてい
る。その他、米国特許第2,732,300号明細書、
同第3.700453号明細書、特開昭58− 870
40号公報、同5824141号公報、同59− 14
9348号公報、特公昭53−34043号公報、同5
[1− 40819号公報等にも記載されている。
本発明に用いられる2位に第2級アルキル基を有するハ
イドロキノン系化合物は、下記一般式[1N]で表わさ
れる2位と5位に第3級アルキル基を有するハイドロキ
ノン系化合物と併用することができる。
一般式[n] 式中、Rl3及びR14はそれぞれ水素原子、アル23 キル基、アルケニル基、アリール基、アシル基、シクロ
アルキル基または複素環基を表わし、X及びYはそれぞ
れ第3級アルキル基を表わし、R1,及びR16はそれ
ぞれ水素原子または置換基を表わす。
RI3及びR14としては水素原子が特に好ましい。
R1,及びR16で表わされる置換基としては特に限定
はないが、例えばハロゲン原子、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、シクロアルキル基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
アシル基、アシルアミノ基、アルキルカルバモイル基、
アリール力ルバモイル基、アルキルスルホンアミド基、
アリールスルホンアミド基、アルキルスルファモイル基
、アリールスルファモイル基、アルキルスルホニル基、
アリールスルホニル基、ニトロ基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル
オキシ基が挙げられる。
R1,及びR16として特に好ましいものは水素原子で
ある。
24 X及びYで表わされる第3級アルキル基とは、ハイドロ
キノン系化合物のベンゼン母核に結合する根元炭素原子
が、炭素原子3個と結合している炭素原子、即ち第3炭
素原子であるアルキル基である。
X及びYで表わされる第3級アルキル基としては、特に
炭素原子4〜30のものが好ましく用いられ、具体的に
はt−ブチル基、t−ベンチル基、t−オクチル基、t
−ドデシル基等が挙げられる。
この第3級アルキル基は、アリール基、アルコキシ基、
アルキルアミノ基、アルコキシ力ルボニル基、カルバモ
イル基等の置換基を有していてもよい。
前記一般式[■]で表わされる化合物のうち、下記一般
式[n−a]で表わされる化合物が好ましい。
一般式[II−a] OH tJH 2 6 式中、X及びYは一般式[11]におけるX及びYと同
義である。
以下に一般式[n]で表わされる化合物の代表的具体例
を示す。
以下余白 2 7 2 8 本発明に用いられるハイドロキノン系化合物の添加量は
、単用及び併用する少なくとも2種のハイドロキノン系
化合物の総和として、いかなる量をもとりうるが、l 
x 10−6− ]. x 10−2モル/dが好まし
く、さらに好ましくは5 X 10−6〜5 X to
−3モル/ボの範囲である。
この場合、一般式[I]で表わされる化合物と一般式[
II]で表わされる化合物の併用比率は100: 1〜
{:50、好ましくは50:1〜1:20、さらに好ま
しくはIO,1〜1 5である。
一般式[I]で表わされる化合物及び/又は一般式[I
I]で表わされる化合物(以下、本発明に係るハイドロ
キノン系化合物という。)を写真構戊層中に含有させる
には、本発明に係るハイドロキノン系化合物を、必要に
応じて高沸点有機溶媒及び/又は低沸点有機溶媒に溶解
し、ゼラチン水溶液の如き分散媒中に乳化剤を用いて乳
化分散し、目的とする親水性コロイド層中へ添加すれば
よい。
このとき本発明に係るハイドロキノン系化合物と有機溶
媒を別々に乳化分散し、その後にゼラチン水溶波中で混
合することもてきる。
本発明に係るハイドロキノン系化合物を乳化分散する際
に用いることのできる高沸点有機溶媒としては、誘電率
が6.0以下のものが好ましく、1.9〜6.0の範囲
のものが特に好ましい。
例えば誘電率6,0以下のフタル酸エステル、リン酸エ
ステル等のエステル類、有機酸アミド類、ケトン類、炭
化水素化合物等であり、フタル酸エステル類、リン酸エ
ステル類か好ましい。
中でも、100°Cにおける蒸気圧が0.5mmHg以
下の高沸点有機溶媒が好ましい。
有機溶媒は2種以上の混合物であってもよい。
この場合、混合物の誘電率が8.0以下であればよい。
上記誘電率は30℃における誘電率である。
フタル酸エステルは下記一般式[HA]で示される。
以下余白 31 一般式[HA] ?中、R.およびR1.2はそれぞれアルキル基、アル
ケニル基またはアリール基を表わす。但し、R■1およ
びR,,2で表わされる基の炭素原子数の総和は9〜3
2である。
RHIおよびRH2で表わされる基の炭素原子数の総和
が{6〜24てあるものか好ましい。
RH1およびRH2で表わされるアルキル基は直鎖でも
分岐でもよく、例えばブチル基、オクチル基、ノニル基
、Fデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、ヘプ
タデシル基、オクタデシル基である。
RH1およびRH2で表わされるアリール基はフエニル
基、ナフチル基等であり、また、アルヶニル基はへキセ
ニル基、ヘプテニル基、オクタデセニル基等である。
これらのアルキル基、アルケニル基およびアリ3 2 ?ル基は置換基を有するものも含む。
R■1およびRH2として好ましいものはアルキル基で
あり、例えば2−エチルヘキシル基、3,5.5−トリ
メチルヘキシル基、n−オクチル基、n一ノニル基が挙
げられる。
リン酸エステルは下記一般式[HB]で示される。
一般式[HB] O I RH50   P   ORH3 ORH4 ?中、R..3、R,,4およびRH5はそれぞれアル
キル基、アルケニル基またはアリール基を表わす。
但し、RH3、R+{4およびR+{5で表わされる基
の炭素原子数の総和は24〜54である。
RH3、R,■4およびRH,で表わされるアルキル基
は直鎖でも分岐でもよく、例えばブチル基、ペンチル基
、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、ドデシル基、ペ
ンタデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ノナ
デシル基である。
これらのアルキル基、アルケニル基またはアリール基は
置換基を有するものも含む。
RH3、RH4およびRH,として好ましいものはアル
キル基であり、例えば2−エチルヘキシル基、n−オク
チル基、3,5.5−トリメチルヘキシル基、n−ノニ
ル基、n−デシル基、seC−デシル基、seC−ドデ
シル基、t−オクチル基が挙げられる。
以下に有機溶媒の具体例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
以下余白 3 5 RH50 0 11 P−OR+{3 H−21 ORH4 H−22 H−19 H−20 3 7 3 6 38 上記高沸点有機溶媒の添加量は、特に制限はなくいかな
る添加量であってもよいが、好ましくは本発明に係るハ
イドロキノン系化合物に対して、0.1〜2000重量
%であり、特にtO〜500重量%か好ましい。
上記の高沸点有機溶媒には、本発明に係るハイドロキノ
ン系化合物の他にカプラー、紫外線吸収剤、変褪色防止
剤、蛍光増白剤、着色染料等の化合物を同時に添加する
ことができるが、本発明に係るハイドロキノン系化合物
の量を超さないことが好ましい。
本発明に係るハイドロキノン系化合物は、写真構成層の
任意の層に含有させることができるが、特に2つのハロ
ゲン化銀乳剤層の間の中間層に含有させるのが好ましい
なお、本明細書中でいう写真構成層とは、ハロゲン化銀
乳剤層および、例えば中間層、保護層等の非感光性層を
意味する。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料が多色カラー
写真感光材料でる場合、具体的な層構成としでは、支持
体」二に、支持体側から順次、イエローカプラー含有ハ
ロゲン化銀乳剤層、第1中間層、マゼンタカプラー含有
ハロゲン化銀乳剤層、第2中間層、シアンカプラー含有
ハロゲン化銀乳剤層、第3中間層、保護層と配列したも
のが特に好ましい。
本発明に係るハイドロキノン系化合物は、写真構威層の
任意の層に含有させることができるが、本発明のハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料が特に上記の層構成よりなる
場合には、本発明に係るハイドロキノン系化合物は第1
中間層及び/又は第2中間層に含有させることが好まし
い。
本発明において、支持体に最も近いハロゲン化銀乳剤層
のゼラチンはt8■/dm2以下であることが必要であ
る。
該層のゼラチンとしては、当業界で使用されているゼラ
チンであればいずれのものでも使用することができる。
該層のゼラチンは、ゼラチン単独でもよく、また、ゼラ
チン誘導体、ゼラチンを幹とするグラフ3つ トポリマー、蛋白質、糖誘導体、セルロース誘導体、合
戊親水性高分子物質(単一あるいは共重合体)等の親水
性コロイドと併用したものであってもよい。
ゼラチンを単独で使用したときでも、また、上記化合物
と併用したときでもゼラチンとしての付量がl8■/d
m2以下であることが必要である。
ゼラチン付量は1〜18mg/dm2が好ましく、より
好ましくは5〜15mg/dm2である。
ゼラチン付量が18mg/dm2を越えると、高速薄膜
塗布した場合、微細な塗布ハジキか発生する。
また、lmg/dm2未満ではゼラチン膜のセット能力
が不十分となり好ましくない。
本発明において、高速塗布とは塗布スピードが100m
/minを越える塗布速度での塗布をいい、薄膜とは写
真構成層の膜厚の総量が150μ以下のものをいう。
支持体に最も近いハロゲン化銀乳剤層の塗布’trlの
粘度には特に限定はないが、15cp以下であることが
好ましく、l−10cpの範囲にあることが40 より好ましい。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられる
色素画像形成カプラーは特に限定されるものではなく、
種々の色素画像形或カプラーを用いることができる。
イエロー色素画像形成カプラーとしては、アシルアセト
アミド型、ベンゾイルメタン型カプラーが、マゼンタ色
素画像形成カブラーとしては、5ピラゾロン系、ビラゾ
ロトリアゾール系、ビラゾロベンツイミダゾール系、イ
ンダゾロン系、シアノアセチル系カプラーがまたシアン
色素画像形成カプラーとしては、フェノール系、ナフト
ール系カプラーか代表的である。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられる
ハロゲン化銀としては、臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、
塩臭化銀、塩化銀等、通常のハロゲン化銀乳剤に使用さ
れる任意のものを用いることができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、硫黄増感法、
セレン増感法、還元増感法、貴金属増感41 4 2 法などにより化学増感される。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、写真業界にお
いて、増感色素として知られている色素を用いて所望の
波長域に光学的に増感できる。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられる
バインダー(又は保護コロイド)としては、ゼラチンを
用いるのが有利であるが、それ以外にゼラチン誘導体、
ゼラチンを斡とするグラフトポリマー、蛋白質、糖誘導
体、セルロース誘導体、合成親水性高分子物質(単一あ
るいは共重合体)等の親水性コロイドも用いることがで
きる。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料には、硬膜剤
、画像安定化剤、可塑剤、ラテックス、界面活性剤、マ
ット剤、滑剤、帯電防止剤等の添加剤を必要に応じて用
いることができる。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、当業界公
知の発色現像処理を行なうことにより画像を形成するこ
とができる。
[実施例コ 以下に具体的な実施例を示して本発明を更に詳細に説明
するが本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 ポリエチレン被覆紙上に、表−1に示した第1層乃至第
7層を、表−2に示した塗布スピードで、総膜厚(塗布
液の湿順状態でのを表わす。以下同じ。)が表−2に示
した膜厚になるように形成し試料t〜9 (比較試料)
を作威した。上記第1層乃至第7層の塗布液は、各層の
層構成が表−1に示した層構成になるように調製した。
なお、表−1の( )内の数値は、総膜厚180μの時
の塗布量を表わす。総膜厚が140μ、IOOμの時は
第7層を除き、成分割合を変えずに相対的に薄膜化を行
なった。
また、各層の層構戊が、表−1に示した第1層のゼラチ
ン量2.0g /ボを1.5g/r+f (上記と同様
に総膜厚180μの時の塗布量を表わす。)に変更し、
第2層のステイン防止剤AS−1をI−8に、高沸点溶
媒ジブチルフタレー} (DBP)をH−3に変更し、
第4層及び第6層の紫外線吸収′−43 剤7Sを15Lに変更した層構成になるように各層の塗
布液を調製し、ポリエチレン被覆紙上に、第1層乃至第
7層を、表−2に示した塗布スピードで、総膜厚が表−
2に示した膜厚になるように形成し試料10−12(本
発明試料)を作成した。
以下余白 4 4 表 1 (1) 表 1− (2) 4 7 マゼンタカプラー M 1 CI しI シアンカプラー C 1 し1 硬膜剤 H−1 C(CH2SO2CH:CHx)4 ○Na 増粘剤 V−] COONg 用いた化合物を以下に示す。
ステイン防止剤 AS−1 0H oH 混色防止剤 DS−1 イエロ カプラ Y−1 CI 4 8 表−2 塗布スピー ド;スライ ドホッパー峡による t分間 の走行スピ ドを表わす。
総膜厚; 塗布膜の混状態での厚さを表わす。
以下余白 得られた試料t〜{2について、感光計(コニカ株式会
社製 OS−1型)により干渉フィルタを用いて青色光
( 470nm) 、緑色光(550nm)にて露光し
、下記の処理をした。
く処理工程〉 発色現像    38℃     3分30秒漂白定着
    33℃     l分30秒水   洗   
  25〜30℃       3分乾   燥   
  75〜80℃     約 2分〈処理液組成〉 (発色現像液) ベンジルアルコール          15mlエチ
レングリコール         15ml亜硫酸カリ
ウム           2.0g臭化カリウム  
          0.7g塩化ナトリウム    
       0.2g炭酸カリウム        
   30.0gヒドロキシルアミン硫酸塩     
 3.0gポリリン酸(  TPPS )      
   2.5g3−メチル−4−アミノーN− エチルーN一(β−メタンスルホン アミドエチル)アニリン硫酸塩    5。5g蛍光増
白剤(4.4’ −ジアミノ スチルベンジスルホン酸誘導体)    1.0g水酸
化カリウム          2.0g水を加えて全
量をLρとし、pH 10.20に調整する。
(漂白定着液) エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         60gエチレン
ジアミンテトラ酢酸     3gチオ硫酸アンモニウ
ム(70%溶液)   100ml亜硫酸アンモニウム
(40%溶液)   27.5ml炭酸カリウムまたは
氷酢酸でpH7..1に調整し、水を加えて全量をlg
とする。
得られた黄色発色試料について、青濃度(D a)2.
0の点での緑濃度(D6)の大きさを比較することによ
り第1層から第3層への混色の程度がわかる。また、マ
ゼンタ発色試料について、緑濃度(DG)2.0の点で
の青濃度(D B)の大きさを51 比較することにより第3層から第1層への混色の程度が
わかる。
各濃度はコニカ株式会社製 PDA−65型濃度測定器
により測定した。
以下余白 5 2 表−3 5 4 表−3から本発明の試料10〜12は比較の試料L〜9
より混色が少ないことがわかる。
また、黄色発色試料、マゼンタ発色試料共、膜厚の薄い
ほど混色が大きい。
次に、各試料を巾Lm,長さ3 0 cmに切断し、オ
メガ社製 クロメガD − 5500引き伸し機により
、それぞれ青色光、緑色光、白色光により露光し、前記
処理条件にて処理をし、膜面状態を観察し、試料(巾l
m,長さ30cm)中に発生した微細塗布ハジキ数を数
えた。
結果を表−4に示す。
以下余白 表−4 △;30点以内     ×;30点以上表−4から明
らかなように、一般に、塗布速度が高速となるほど、ま
た、薄膜となるほど塗布/’%ジキの発生数が増加する
が、本発明のノ\ロゲン化銀カラー写真感光材料では高
速薄膜塗布した場合でも塗布ハジキは発生しない。
次に、第2層塗布7夜、第4層塗布液及び第6層塗布液
の安定性を検討する目的で次の試験を行な5 5 つた〇 各塗布液(乳化分散物)は下記の手順で調製した。
第2層塗布液 (a)ステイン防止剤、高沸点溶媒及び高沸点溶媒の倍
の量の酢酸エチルを混合し、約60℃に加熱して溶解す
る。(ステイン防止剤及び高沸点溶媒は第2層塗布岐に
なるような量で使用する。)(b)写真用ゼラチンL5
g,純水2 0 0 mlを室温で混合し、20分間膨
脹させる。次に約60℃に加熱し溶解させた後、アルカ
ノールB(デュポン社製)の5%水溶液を20ml添加
し均一に攪拌する。
(C)上記(a)及び(b)にて得られた各溶液を混合
し、超音波分散機にて20分間分散し、分散l夜を得た
。これを純水にて300mlに仕上げた。
第4層塗布岐及び第6層塗布液 紫外線吸収剤、ステイン防止剤及び高沸点溶媒を第4層
塗布液及び第6層塗布液になるような量で使用した以外
は第2塗布岐と同様にして調製した。
56 得られた各塗布液を容器に入れ栓をし、40℃でi時間
及び24時間保存し、保存によって生じた濁度の上昇(
ΔT)を測定した。
濁度はポイック積分球式濁度計(日本精密光学株式会社
製 型式SEP−PT−50LD)を用イて測定した。
濁度は分散粒子の粒径と相関がある。同一条件下ではこ
の値が小さいほど粒径が小さい。ΔTが小さいというこ
とは、保存によって分散粒子の粗大化が起きていない、
即ち塗布液が安定であることを示している。
結果を表−5に示す。
また、上記条件で1時間及び24時間保存した後に生ず
る析出物の量を測定した。
析出量は、塗布液をガラスフィルターで濾過し、これを
酢酸エチルで迅速に洗浄し、乾燥した後に得られた析出
物の量を測定することによって求めた。
結果を表−5に示す。
5 7 5 8 表−5 Ill,試料1〜9用の塗布液のものを示す。
本2;試料10〜12用の塗布液のものを示す。
表−5から、比較の試料1〜9の作成に用いた塗布液は
、第2層、第4層、第6層とも、24時間保存後、濁度
が上昇し、また、析出量が増加するのに対し、本発明の
試料10〜12の作成に用いた塗布液は、濁度の上昇が
少なく、また、析出量の増加も僅かであり、安定である
ことがわかる。
実施例2 表−6に示すように第1層のゼラチン付量、第2層のス
ティン防止剤、高沸点溶媒、第4層の紫外線吸収剤、第
6層の紫外線吸収剤を変えた以外は実施例1と同様の層
構成を有する試料を作成した。但し、塗布速度は150
 m / min 、塗布時の総膜厚は100μである
なお、第1層塗布液の粘度を、増粘剤を用いて第1層の
ゼラチン付量が25■/dm2のときには15C p%
 18mg/ dm2のときにはlOc p , 10
mg/dm2のときには7cpとなるように調整した。
また、増粘剤を用いて第2層から上の層の塗布液の粘度
を25cpに調整した。
実施例1と同様にして、混色の程度及び塗布ハジキ数を
測定した。結果を表−7に示す。
以下余白 5つ 60 表−6 表−7の結果から、本発明に係る試料はイエロー発色に
対するマセンタ混色が少なく、また、マゼンタ発色に対
するイエロー混色も少ない、即ち、色純度が高い感光材
料であることがわかる。また、塗布膜面状態も大幅に改
良されていることかわかる。
次に、実施例1に記載の方法により、第2層、第4層及
び第6層の塗布液の安定性を試験した。
結果を表−8に示す。
以下余白 表 8 DBP.ジブチルフタレート DNP ,ジノニルフタレート 表−8の結果から、本発明の塗布液の安定性は大巾に改
良されていることがわかる。
実施例3 表−9に示すように第1層の塩臭化銀乳剤及び6 3 イエローカプラー、第3層の塩臭化銀乳剤及びマゼンタ
カプラー、第5層の塩臭化銀乳剤及びシアンカプラーを
変え、また、表−10に示すように第1層のゼラチン付
量、第2層のステイン防止剤、高沸点溶媒、第4層の紫
外線吸収剤、第6層の紫外線吸収剤を変えた以外は実施
例1と同様の層構成を有する試料を作戊した。
処理工程及び処理液組戊を下記の通り変更した以外は実
施例1と同様にして、混色の程度及び塗布ハジキ数を測
定した。結果を表−11に示す。
以下余白 表 6 4 9 6 5 6 6 1 0 マゼンタカプラ− M−2 以下余白 イエローカプラー 2 CJ シアンカプラー C−2 下記シアンカプラー2種を重量にて1:1で用いた。
6 8 く処理工程〉 発色現像   34.7±0.3℃   50秒漂白定
着   34.7±0.5℃   50秒安定化  3
0〜34℃   90秒 乾   燥      60〜80℃      60
秒く処理液組成〉 (発色現像液) 純水               8 0 0 ml
エチレングリコール         10mlN,N
−ジエチルヒドロキシルアミン log塩化カリウム 
            2gN一エチルーN−β−メ
タンスルホン アミドエチル−3−メチル−4 アミノアニリン硫酸塩        5gテトラポリ
燐酸ナトリウム      2g炭酸カリウム    
        30g蛍光増白剤(4.4’ −ジア
ミノ スチルベンジスルホン酸誘導体)lg 水を加えて全量をtUとし、pH 10.08に調整す
る。
(漂白定着液) エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         60gエチレン
ジアミンテ1・ラ酢酸     3gチオ硫酸アンモニ
ウム(70%溶液)   10 0 ml亜硫酸アンモ
ニウム(40%溶?&)   27.5ml水を加えて
全量を11とし、゛炭酸カリウムまたは氷酢酸でpH7
.1に調整する。
(安定化液) 5−クロロ−2−メチル−4 イソチアゾリン−3−オン      1g1−ヒドロ
キシエチリデン 1,1−ジホスホン酸        2g水を加えて
全量を1gとし、硫酸または水酸化カリウムででpH7
.0に調整する。
以下余白 71 表−11の結果から、本発明によれば、ハロゲン化銀乳
剤、カブラー及び処理工程か変っても同様に混色防止効
果が得られ、また、塗布ハジキの発生が著しく改良され
ることがわかる。
[発明の効果] 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、混色を起
こすことが少なく、また、充分な塗布安定性をもって、
高速で薄膜塗布を行なうことができる。また、本発明の
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を得るための塗布液は
、安定性が優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に、少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層およ
    び少なくとも1層の非感光性層から構成される写真構成
    層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、
    前記写真構成層の少なくとも1層に常温にて液体状の紫
    外線吸収剤を含有させ、かつ、少なくとも1層に2位に
    第2級アルキル基を有するハイドロキノン系化合物を含
    有させると共に、支持体に最も近いハロゲン化銀乳剤層
    のゼラチンを18mg/dm^2以下としたことを特徴
    とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
JP23327389A 1989-09-08 1989-09-08 混色防止効果を有し、かつ、塗布安定性が優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料 Pending JPH0395545A (ja)

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