JPH0395250A - 顔料分散樹脂組成物の製法 - Google Patents

顔料分散樹脂組成物の製法

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JPH0395250A
JPH0395250A JP90171760A JP17176090A JPH0395250A JP H0395250 A JPH0395250 A JP H0395250A JP 90171760 A JP90171760 A JP 90171760A JP 17176090 A JP17176090 A JP 17176090A JP H0395250 A JPH0395250 A JP H0395250A
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Naotami Andou
安藤 直民
Shinji Kagitani
信二 鍵谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、たとえば建築物の外装、自動車、産業機械、
スチール製家具、家電用品、プラスチックスなどの各種
塗装、とくに耐久性の要求される塗装に使用される塗料
用の組戊物であって、鮮かな色調を有し、ツヤびけのな
い顔料分散樹脂組成物の製法に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題コ水酸基を
有するアクリル樹脂およびアルコキシシリル基含有アク
リル共重合体からなる組戊物を加熱硬化させることによ
って形成された塗膜が優れた耐久性を示すことが見出さ
れ、すでに特許出願されている(特開平1−14195
2号参照)。しかしながら、前記組成物にカーボン、フ
タロシアニンブルー キナクリドン系などの有機顔料を
加えてエナメルを作製したぱあい、分散性がわるく、そ
の結果鮮やかな色調かえられない、塗装面のツヤが出な
いなどの問題がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記問題を解決するため鋭意検討を重ねた
結果、水酸基を有するアクリル樹脂(A)で顔料を分散
させ、そののち一般式:(式中、Rlは炭素数1〜10
のアルキル基、R2は水素原子または炭素数1〜10の
アルキル基、アリール基およびアラルキル基よりなる群
から選ばれた1価の炭化水素基、aは0,1または2を
示す)で示される基を有するアルコキシシリル基含有ア
クリル共重合体(B)を混合することにより、顔料分散
性の優れた樹脂組成物をうろことができることを見出し
、本発明を完或するに至った。
[実施例] 本発明においては、まず水酸基を有するアクリル樹脂(
A)で顔料が分散せしめられる。
水酸基を有するアクリル樹脂(A)で顔料を分散させる
とは、えられるものが顔料を分散させた水酸基を有する
アクリル樹脂(A)であるかぎり、その方法にはとくに
限定がないことを意味する。
前記水酸基を有するアクリル樹脂(^)と顔料とからな
る分散物の調製方法の例としては、たとえば水酸基を有
するアクリル樹脂(^)に顔料を加えて分散させる方法
、顔料に水酸基を有するアクリル樹脂(A)を加えて分
散させる方法、これらを同時に加えながら分散させる方
法、顔料と水酸基を有するアクリル樹脂(A)の一部と
をまず混合したものとのこりの水酸基を有するアクリル
樹脂(A)とを混合して分散させる方法などの方法があ
げられるが、これらの方法に限定されるものではない。
また、分散させる際の具体的な方法にもとくに限定はな
く、一般の塗料、コーティング剤、接着剤、シーラント
、ブライマーなどの分散に用いられている方法が採用可
能であり、ロールミル法、ボールミル法、サンドミル法
、高速インベラーミル法、ディスバーザー法、ニーダー
法などの方法が適用可能である。
前記水酸基を有するアクリル樹脂(A)で顔料を分散さ
せる際に、適宜粘度を調節するための溶剤、希釈剤、分
散剤、その他の添加剤などを使用してもよいことは当然
のことである。
前記水酸基を有するアクリル樹脂(A)で顔料を分散さ
せる際の水酸基を有するアクリル樹脂(A)と顔料との
割合としては、使用する顔料の種類、えられる顔料分散
樹脂組戊物に要求される色調、該組成物の組戊などによ
っても異なるため一概には規定できないが、通常、水酸
基を有するアクリル樹脂(A)100部(重量部、以下
同様)に対して顔料1〜500部程度であり、5〜40
0部程度が好ましい。
このようにまず水酸基を有するアクリル樹脂(^)で顔
料を分散させるため、顔料表面への樹脂の濡れ、吸着性
が向上し、分散状態が安定化するという効果かえられる
水酸基を有するアクリル樹脂(A)は、たとえば水酸基
含有ビニル系モノマーとアクリル酸、メタアクリル酸、
それらの誘導体などのモノマーとの共重合によりうろこ
とができる。
前記水酸基含有ビニル系モノマーとしては、たとえば2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロビル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チルビニルエーテル、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、東亜合成化学工業■製のアロニクス5700、
4−ヒドロキシスチレン、日本触媒化学工業■製の}I
E−to、HE−20, HP−10、HP−20  
<いずれも末端に水酸基を有するアクリル酸エステルオ
リゴマー)など、日本油脂■製のブレンマーPPシリー
ズ(ポリプロピレングリコールメタクリレー−ト)、ブ
レンマ−PEシリーズ(ポリエチレングリコールモノメ
タクリレート)、ブレンマ−PEPシリーズ(ポリエチ
レングリコールポリプロピレングリコールメタクリレー
ト)、プレンマーAP−400(ポリプロピレングリコ
ールモノアクリレート)、ブレンマーAE−350 (
ポリエチレングリコールモノアクリレート)、ブレンマ
ーNKH−5050(ポリプロピレングリコールポリト
リメチレンモノアクリレート)、プレンマ−〇LH (
グリセロールモノメタクリレート)など、水酸基含有ビ
ニル系化合物とε一カブロラクトンとの反応によりえら
れるε一カブロラクトン変性ヒドロキシアルキルビニル
系モノマーなどがあげられる。
前記ε一カブロラクトン変性ヒドロキシアルキルビニル
系モノマーの代表的なものとしては、たとえば式; R (式中、RはHまたはCHsを示す)で表わされる構造
を有するダイセル化学工業■製のPlaccel FA
−1(R − ){)、Placcel FM−1(R
 − CH3 )など、UCC味製のTONE M20
1 (R−CI+3 )などがあげられる。
これら水酸基含有ビニル系モノマーは1種を用いてもよ
く、2F1以上を併用してもよい。
水酸基含有ビニル系モノマーと共重合可能なアクリル酸
やメタクリル酸の誘導体にとくに限定はなく、その具体
例としては、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリフル
オロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオ口プロ
ビル(メタ)アクリレート、バーフルオロンクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、
グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ
)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、α一エチル
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、東亜合戊化学工
業■製のマクロマーであるAS−8、八N−6、AA−
6、AB−6、AK−5など、(メタ)アクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステル類などのα.β一エチレン性
不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル類とリ
ン酸もしくはリン酸エステル類との縮合生成物たるリン
酸エステル基含有ビニル系化合物、ウレタン結合やシロ
キサン結合を含む(メタ)アクリレートなどがあげられ
る。
該樹脂中には、50%(重量%、以下同様)をこえない
範囲で、主鎖にウレタン結合やシロキサン結合などによ
り形成される単位が含まれていてもよく (ただしエス
テル結合により形戊される単位を除く)、(メタ)アク
リル酸誘導体以外のモノマーに由来する単位が含まれて
いてもよい。該モノマーには限定はなく、その具体例と
しては、たとえばスチレン、α−メチルスチレン、クロ
ロスチレン、スチレンスルホン酸、ビニルトルエンなど
の芳香族炭化水素系ビニル系化合物:マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸、それらの塩
(アルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩など)そ
れらの酸無水物(無水マレイン酸など)、それらと炭素
数1〜20の直鎖または分岐のアルコールとのジエステ
ルまたはハーフエステルなどの不飽和カルボン酸のエス
テル;酢酸ビニル、プロビオン酸ビニル、ジアリルフタ
レートなどのビニルエステルやアリル化合物;ビニルピ
リジン、アミノエチルビニルエーテルなどのアミノ基含
有ビニル化合物;イタコン酸ジアミド、クロトンアミド
、マレイン酸ジアミド、フマル酸ジアミド、N−ビニル
ビロリドンなどのアミド基含有ビニル系化合物:メチル
ビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、クロロブレン、プロピレン、
ブタジエン、イソプレン、フルオロオレフィン、マレイ
ミド、N−ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸など
のその他のビニル系化合物などがあげられる。
水酸基を有するアクリル樹脂(A)の共重合成分にカル
ボン酸基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ基、アミド
基などの極性基を含むビニル系モノマー とくに(メタ
)アクリル酸を使用することにより、顔料の分散性をさ
らに向上させることができる。極性基を含むビニル系モ
ノマーに由来する単位の含有量は、保存安定性の面から
水酸基を有するアクリル樹脂(A)中に20%以下であ
るのが好ましい。
水酸基を有するアクリル樹脂(A)を製造する際の重合
方法は、合成の容易さからアゾビスイソブチ口ニトリル
などのアゾ系ラジカル開始剤を用いた溶液重合法が好ま
しい。溶液重合においては、必要に応じてn−ドデシル
メル力ブタン、t−ドデシルメル力ブタン、n−プチル
メルカブタンなどの連鎖移動剤を用いることにより、分
子量を:A整することができる。また、重合溶剤は、非
反応性の溶剤であればとくに限定はない。
水酸基を有するアクリル樹脂(A)は、ベンタン、ヘブ
タンなどの非極性有機溶剤に不溶性の重合体粒子を分散
させた非水ディスバージョンタイブでもよい。
水酸基を有するアクリル樹脂(A)の分子量、水酸基価
などにはとくに限定はなく、通常使用されているもので
あれば使用しうるが、数平均分子量が1,500〜40
,000であるのかえられる組成物から形或される塗膜
の外観性(光沢)、耐候性、耐薬品性などの物性の点か
ら好ましく、また、水酸基価がlO〜300mg KO
H/gであるのが前記塗膜物性の点から好ましく、さら
に30〜150mg KOH/gであるのが好ましい。
水酸基を有するアクリル樹脂(A)は1種を用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
本発明に用いる顔料の具体例としては、たとえば群青、
紺青、亜鉛黄、ベンガラ、黄鉛、鉛白、カーボンブラッ
ク、透明酸化鉄、アルミ粉などの無機顔料;アゾ系、ト
リフエニルメタン系、キノリン系、アントラキノン系、
フタ口シアニン系などの有機顔料などがあげられる。こ
れらのうちではと《にカーボンブラック、有機顔料が一
般に分散させるのが難しく、分散性向上の点から本発明
の方法がとくに有利である。
本発明においては、水酸基を有するアクリル樹脂(A)
で顔料を分散させたのち、調製された分散物とアルコキ
シシリル基含有アクリル共重合体(B)とを混合するこ
とにより、顔料分散樹脂組成物が製造される。
前記分散物とアルコキシシリル基含有アクリル共重合体
<13)とを混合する際の方法にはとくに限定はな《、
これらが均質に混合する方法であるかぎり採用しうる。
たとえばボールミル法で数十分攪拌する程度で充分であ
る。
前記混合の際に、適宜溶剤、希釈剤、分散剤、レベリン
グ剤、紫外線吸収剤などの添加剤などを使用してもよい
ことは当然のことである。
前記分散物とアルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)とを混合させる際の割合としては、製造される顔
料分散樹脂組戊物の用途によっても異なるため一概には
規定できないが、通常、分散物中の水酸基を有するアク
リル樹脂(A)/アルコキシシリル基含有アクリル共重
合体(B)が重量比で9/1〜1/9が好まし<、8ノ
2〜2/8がさらに好ましい。前記割合が9/lをこえ
るとえられる組成物から形或される塗膜の耐水性が低下
する傾向が生じ、l/9未満になると顔料分散性が低下
する傾向が生じる。
前記アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(13)
は、末端および(または)側鎖に、一般式 で示されるアルコキシシリル基を1分子中に少なくとも
1個、好ましくは2個以上有するシリル基含有アクリル
共重合体であり、その主墳が実質的にアクリル共重合鎖
からなるために、えられる硬化物の耐候性、耐薬品性、
耐水性などが向上する。さらにアルコキシシリル基は炭
素に結合しているために、えられる硬化物の耐水性、耐
アルカリ性、耐酸性などがより向上する。
前記アルコキシシリル基の個数が1分子中に1個未満で
は製造される顔料分散樹脂組成物から形成される塗膜の
耐溶剤性が低下しやすくなる。
前記式中、R1は炭素数1〜IO、好ましくは1〜4の
アルキル基である。該炭素数が10をこえるとアルコキ
シシリル基の反応性が低下し、Rlがアルキル話以外の
たとえばフエニル基やベンジル基のぱあいにも反応性は
低下する。Rlの具体例としては、たとえばメチル基、
エチル基、n−プロビル基、Iso−プロビル基、n−
ブチル基、5so−ブチル基などがあげられる。
前記式中、R2は水素原子、または炭素数1〜10、好
ましくは1〜4のアルキル基、アリール基およびアラル
キル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基である
R2のIFrfである炭素数1〜10のアルキル基の具
体例としては、Rlと同様の基があげられ、アリール基
の具体例としては、たとえばフエニル基などがあげられ
、アラルキル基の具体例としては、たとえばベンジル基
などがあげられる。
前記式中、aは0、1または2を示す。
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)の数平
均分子量は、えられる組或物から形戊される塗膜物性(
外観性(光沢)、耐候性、耐薬品性など)の点から 1
.[]00〜3[),(10[1であるのが好ましい。
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)は、た
とえばアルコキシシリル基含aモノマーとアクリル酸、
メタクリル酸、それらの誘導体などとの共重合によりう
ろことができる。
前記アルコキシシリル基含有モノマーとしてはアルコキ
シシリル基を何するということ以外とくに限定はなく、
その具体例としては、たとえば Cth 1 CH2 − CISi(OClh)2 CH2 − CIiSi(OCHx) s  、?II
3 CH2 − CHCOO(Clh) 3Sl(OCl+
3) 2  、CH2 − CHCOO(CH2) 3
S1(OCH3) 3  、Clt3 1 CH2  −  C(CI+3)Coo(CI+2) 
 3 Si(OCIli)2  、CH2 = C(C
H3) Coo(C}12) 3Si(OCHa) 3
C}+2 − C(CI+3) Coo(CH2) 3
  Sl (OC2 Hs )3、C113 CH2−C(CI13)Coo(CH2) 3 Si(
OC2H5 )2、末端にアルコキシシリル基をウレタ
ン結合またはシロキサン結合を介して有する(メタ)ア
クリレートなどがあげられる。これらアルコキシシリル
基含有七ノマーに由来する単位の割きは、アルコキシシ
リル基含有アクリル共重合体(B)中5〜90%が好ま
し<、11〜70%がさらに好ましい。該割合が少なす
ぎるとえられる顔料分散樹脂組或物から形戊される塗膜
の物性(耐水性など)が低下し、多すぎるともろくなる
アルコキシシリル基含有モノマーと共重合させうるアク
リル酸やメタクリル酸の誘導体にとくに限定はなく、そ
の具体例としては、たとえばメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ステアリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ト
リフルオ口エチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオ
ロプ口ビル(メタ)アクリレート、バーフルオロシク口
ヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニト
リル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、α一
エチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(
メタ)アクリルアミド、N . N−ジメチルアクリル
アミド、N−メチルアクリルアミド、アクリロイルモル
ホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロビル(メタ)アクリレート、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド、東亜合戊化学工業■
製のアロニクスM−5700、東亜合成化学工業■製マ
クロマーであるAs−8、AN−8、AA−6、AB−
13,AK−5など、ダイセル化学工業■製のPiac
celFA−1、Placeel FA−4、Plac
cel PH−1% Placcelr’M−4など、
(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類な
どのα,β一エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシ
アルキルエステル類とリン酸もしくはリン酸エステル類
との縮合生戊物たるリン酸エステル基含有ビニル系化合
物、ウレタ:7結合やシロキサン結合を含む(メタ)ア
クリレートなどがあげられる。
該共重合体中には、50%をこえない範囲で、主鎖にウ
レタン結合やシロキサン結合により形威される単位が含
まれていてもよく、(メタ)アクリル酸誘導体以外のモ
ノマーに由来する単位が含まれていてもよい。該モノマ
ーに限定はなく、その具体例としては、たとえばスチレ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、スチレンス
ルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエンな
どの芳香族炭化水素系ビニル化合物マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸、それらの塩(
アルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩など)、そ
れらの酸無水物(無水マレイン酸など)、それらと炭素
数1〜20の直鎖または分岐のアルコールとのジエステ
ルまたはハーフエステルなどの不飽和カルボン酸のエス
テル;酢酸ビニル、ブロビオン酸ビニル、ジアリルフタ
レートなどのビニルエステルやアリル化合物;ビニルピ
リジン、アミノエチルビニルエーテルなどのアミノ基含
有ビニル化合物;イタコン酸ジアミド、クロトンアミド
、マレイン酸ジアミド、フマル酸ジアミド、N−ビニル
ビロリドンなどのアミド基含有ビニル化合物;2−ヒド
ロキシエチルビニルエーテル、メチルビニルエーテル、
シクロヘキシルビニルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、クロロプレン、プロピレン、ブタジエン、イソ
プレン、フルオロオレフィン、マレイミド、N−ビニル
イミダゾール、ビニルスルホン酸などのその他のビニル
化合物などがあげられる。
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)は、た
とえば特開昭54−38395号公報、同57−381
09号公報、同58−157810号公報などに示され
る方法により製造することができるが、合成の容易さの
点からアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系ラジカ
ル開始剤を用いた溶液重合法により製造するのが最も好
ましい。
前記溶液重合においては、必要に応じてn−ドデシルメ
ル力ブタン、t−ドデシルメルカブタン、n−プチルメ
ル力ブタン、γ −メルカプトプ口ビルトリメトキシシ
ラン、γ −メルカプトプ口ビルトリエトキシシラン、
γ −メルカプトプロビルメチルジメトキシシラン、γ
 −メルカブトプ口ビルメチルジエトキシシラン、 ( CI+30 )3 S1−S−S−Sl− ( Q
C}+3 )3、( Cl{30 )3 Si−Ss 
−S!(OCH3 )3などの連鎖移動剤を用い、分子
量を調節することができる。とくにアルコキシシリル基
を分子中に有する連鎖移動剤、たとえばγ −メルカプ
トプ口ビルトリメトキシシランを用いれば、アルコキシ
シリル基含有アクリル共重合体の末端にアルコキシシリ
ル基を導入することができる。
前記溶液重合に用いられる重合溶剤は、炭化水素類(ト
ルエン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなど
)、酢酸エステル類(酢酸エチル、酢酸プチルなど)、
アルコール類(メタノール、エタノール、イソブロパノ
ール、n−ブタノールなど)、エーテル類(エチルセロ
ソルブ、プチルセロソルブ、セロソルブアセテートなど
)、ケトン類(メチルエチルケトン、アセト酢酸エチル
、アセチルアセトン、ジアセトンアルコール、メチルイ
ソブチルケトン、アセトンなど)のごとき非反応性の溶
剤であればとくに限定はない。
このようなアルコキシシリル基含有アクリル共重合体(
B)は、18を用いてもよく、2 t=1以上を併用し
てもよい。
前述のような方法により顔料分散樹脂組戊物を製造する
ため、えられる組成物は原色で着色しても調色した色で
着色しても光沢のある塗膜を与える。
本発明において水酸基を有するアクリル樹脂(A)で顔
料を分散させる際に、顔料とともに充填剤をも分散させ
てもよい。
前記のごとく水酸基を有するアクリル樹脂(^)で顔料
とともに充填剤をも分散させるぱあいには、水酸基を有
するアクリル樹脂(A)100部に対して顔料と充填剤
との合計量が1〜800部程度、さらには5〜500部
程度になるのが好ましい。
また、顔料および充填剤中における顔料の割合としては
20〜100%程度であるのが耐候性の点から好ましい
前記充填剤としては、一般の塗料、コーティング剤、接
着剤、シーランI・、プライマーなどに用いられる充填
剤がとくに限定なく使用しうる。このような充填剤の具
体例としては、たとえばシリカ、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、粘土、アスベスト、雲母、タルク、グラ
ファイト、亜鉛、酸化亜鉛、酸化カルシウム、硫化モリ
ブデン、ガラス繊維などがあげられる。
本発明の製法においては、水酸基を有するアクリル樹脂
(A)と顔料とを分散させる際、アルコキシシリル基含
有アクリル共重合体(B)の混合時または混合したのち
に、脱水剤、脱水促進剤、溶剤、加水分解性シラン化合
物、硬化触媒などを混合してもよい。
前記脱水剤を用いることにより組成物の長期にわたる安
定性、繰返し使用しても問題のない安定性を確保するこ
とができる。
脱水剤の具体例として、たとえばオルトギ酸メチル、オ
ルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、オルト酢酸エチル
、メチルトリメトキシシラン、γ −メタクリロキシプ
口ピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン
、メチルシリケート、エチルシリケートなどの加水分解
性エス゛テル化合物などがあげられる。これらの加水分
解性エステル化合物は、アルコキシシリル基含有アクリ
ル共重合体(B)の重合前に加えてもよく、重合後に加
えてもよく、重合中に加えてもよい。また、顔料や充填
剤の分散時に水酸基を有するアクリル樹脂(^)にあら
かじめ加えてもよく、アルコキシシリル基含有アクリル
共重合体<8)の混合時、さらには最終的にエナメルな
どを調製したのち加えてもよい。
脱水剤の使用量にとくに限定はないが、水酸基を有する
アクリル樹脂(A)およびアルコキシシリル基含有アク
リル共重合体(B)の固形分量100部に対し、通常1
00部以下、好ましくは50部以下である。
さらに、脱水促進剤を併用することにより、脱水剤の効
果をさらに高めるここが可能である。
脱水促進剤εしては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸などの
無機酸;ギ酸、酢酸、シュウ酸、安息香酸、フタル酸、
p一トルエンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸な
どの有機酸;アルキルチタン酸塩、オクチル酸鉛などの
カルボン酸の金属塩:オクチル酸錫、ジブチル錫ジラウ
レート、ジオクチル錫マレートなどのカルボン酸型有機
錫化合物;モノブチル錫サルファイド、ジオクチル錫メ
ルカブタイドなどのスルフィド型、メルカプチド型有機
錫化合物:ジオクチル錫オキサイドなどの有機錫オキサ
イド;有機錫オキサイドとエチルシリケート、エチルシ
リケート40、マレイン酸ジメチル、フタル酸ジオクチ
ルなどのエステル化合物との反応による有機錫化合物;
テトラエチレンペンタミン、トリエチレンジアミン、N
一β−アミノエチルーγ−アミノプ口ビルトリメトキシ
シランなどのアミン;水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ムなどのアルカリ触媒などが有効であるが、とくに有機
酸、無機酸および有機錫化合物が有効である。
これら脱水促進剤は脱水剤100部に対し、通常0.0
001〜20部、好ましくは0.001〜IO部用いら
れる。
前記溶剤としては、非反応性の溶剤であればよい。この
ような溶剤の具体例としては、たとえば一般の塗料、コ
ーティング剤などに用いられている脂肪族炭化水素類、
芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール
類、ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコールエ
ステル類、ケトンアルコール類、エーテルアルコール類
、ケトンエーテル類、ケトンエステル類、エステルエー
テル類などがあげられる。これらのなかでも、アルキル
アルコールを含む溶剤を用いたぱあい、えられる組或物
の安定性を向上させるという点からとくに好ましい。
前記アルキルアルコールとしては、アルキル基の炭素数
が1〜lOのアルコールが好ましく、たとえばメチルア
ルコール、エチルアルコール、n−プロビルアルコール
、イソプロビルアルコール、n−ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、see−ブチルアルコール、ta
rt−ブチルアルコール、n−アミルアルコール、イソ
アミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアル
コール、セロソルブなどが用いられる。アルコールの使
用量にとくに限定はないが、水酸基を有するアクリル樹
脂(A)およびアルコキシシリル基含有アクリル共重合
体(B)の固形分El 100部に対し、通常100部
以下、好ましくは50部以下である。
アルコールと前記脱水剤の併用は、えられる顔料分散樹
脂組戊物の(八)戊分、(B)戊分を混き保存したばあ
いの保存安定性に顕著な効果を呈する。
溶剤の使用量は、本発明に用いる(^)成分および(B
)成分の分子量または組戊により異なり、実用上必要な
固形分濃度、粘度に合わせて調整される。
前記加水分解性シラン化合物は末端または側鎖に加水分
解性シリル基を有する化合物であり、組或物から形成さ
れる塗膜の密着性、硬度、耐溶剤性などを改善する効果
がある。
前記加水分解性シラン化合物の好ましい例としては、た
とえば加水分解性シラン化合物、その部分加水分解縮合
物、その反応物、これらの混合物などがあげられる。
前記加水分解性シラン化合物の具体例としては、たとえ
ばメチルシリケート、メチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリメトキシシラン、プチルトリメトキシシラン、オ
クチルトリメトキンシラン、ドデシルトリメトキシシラ
ン、フエニルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシ
シラン、γ−メタクリロキシブ口ピルトリメ1・キシシ
ラン、γ−アクリロキシブロビルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプ口ビルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカブトプ口ビル1・リメトキシシラン、γ−アミノプ
口ビルトリメトキシシラン、N一β−アミノエチルーγ
−アミノプロビルトリメトキシシラン、ジメチルジメト
キシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジブチルジメ
トキシシラン、ジフエニルジメトキシシラン、ビニルメ
チルジメトキシシラン、γーメタクリロキシプ口ビルメ
チルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、ト
リエチルメトキシシラン、トリフエニルメトキシシラン
、エチルシリケート、メチルトリエトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、プチルトリエトキシシラン、オ
クチルトリエトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、γ−メタクリロキシプロビルトリエトキシシラ
ン、γ一アクリロキシプロビルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロビルトリエトキシシラン、γ−メル
カプトブロビルトリエトキシシラン、γ−アミノブロビ
ルトリエトキシシラン、N一β一アミノエチルーγ−ア
ミノブaビルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシ
シラン、ジエチルジエトキシシラン、ジブチルジエトキ
シシラン、ジフエニルジエトキシシラン、ビニルメチル
ジエI・キシシラン、γ−メタクリロキシブ口ビルメチ
ルジエトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリ
エチルエトキシシラン、トリフエニルメトキシシランな
どがあげられる。
また、前記加水分解性シラン化合物の部分加水分解縮合
物は、前記シラン化合物を単独または複数混合し、必要
量の820を加え、また必要に応じて塩酸、硫酸などの
縮合触媒を少量加え、常温〜100℃にし、生成するア
ルコールを除去しなから縮合を進めることにより容易に
えられる。
たとえばメチルシリケートの部分加水分解縮合物でメト
キシシリル基を含有する化合物としては日本コルコート
化学■製のメチルシリケート47、メチルシリケー1−
51、メチルシリケート55、メチルシリケート58、
メチルシリケート60などがあげられ、またメチルトリ
メトキシシラン、ジメチルジメトキシシランなどの部分
加水分解縮合物でメトキシシリル基を有する化合物とし
ては信越化学工業■製のAFP−1 、APR−2、^
PP−6 、KR213 、Kl?217 、KR92
18;東芝シリコーン■製のTSR165、TR335
7.日本ユニカ一一製のY−1587、FZ−3701
 SFX−3704などがあげられる。また、エチルシ
リケートの部分加水分解縮合物でエトキシシリル基を含
有する化合物としては日本コルコート化学■製のエチル
シリケート40、IIAS−1 、RAS−B S}I
AS−10などがあげられる。
前記加水分解性シラン化合物の反応物としては、たとえ
ばアミノ基を含むシランカップリング剤とエボキシ基を
含むシランカップリング剤との反応物;アミ.ノ基を含
むシランカップリング剤とエチレンオキシド、プチレン
オキシド、エビクロルヒドリン、エボキシ化大豆油、そ
の他油化シエルエポキシ沖製のエビコート 828、エ
ビコートl001などのエボキシ基を含む化合物との反
応物;エボキシ基を含むシランカップリング剤とエチル
アミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチレン
ジアミン、ヘキサンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテ1・ラミン、テトラエチレンベンタミン
などの脂肪族アミン類、アニリン、ジフェニルアミンな
どの芳香族アミン類、シクロベンチルアミン、シクロヘ
キシルアミンなどの脂環式アミン類、エタノールアミン
類などのアミンとの反応物などがあげられる。
このような加水分解性シラン化合物は1種を用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
加水分解性シラン化合物の使用量にとくに限定はないが
、水酸基を釘する樹脂(A)およびアルコキシシリル凰
含有アクリル共重合体(B)の固形分100部に対して
通常0.01〜100部、好ましくは0.1〜30部で
ある。該使用量が0.01部未満になると添加効果が充
分えられなくなり、100部をこえると組成物から形或
される塗膜の物性が低下する傾向がある。
本発明によってえられる組成物は加熱により優れた塗膜
を形成するが、このぱあい、硬化触媒を使用することが
できる。硬化触媒の具体例としては、たとえばジブチル
スズジラウレート、ジブチルスズジマレート、ジオクチ
ルスズジラウレート、ジオクチルスズジマレート、オク
チル酸スズなどの有機スズ化合物;リン酸、モノメチル
ホスフエート、モノエチルホスフエート、モノブチルホ
スフェート、モノオクチルホスフ工−ト、モノデシルホ
スフェート、ジメチルホスフェート、ジエチルホスフェ
ート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート
、ジデシルホスフエートなどのリン酸またはリン酸エス
テル;ブロビレンオキサイド、プチレンオキサイド、シ
クロヘキセンオキサイド、グリシジルメタクリレート、
グリシドール、アクリルグリシジルエーテル、γ−グリ
シドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロビルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシブ口
ビルメチルジメトキシシラン、 ■製のカーデュラE1油化シエルエボキシ■製のエビコ
ート828、エビコー} 1001などのエポキシ化合
物とリン酸および(または)モノ酸性リン酸エステルと
の付加反応物;有機チタネート化合物;有機アルミニウ
ム化合物;マレイン酸、バラトルエンスルホン酸などの
酸性化合物ヘキシルアミン、ジー2−エチルヘキシルア
ミン、N.N−ジメチルドデシルアミン、ドデシルアミ
ンなどのアミン類;これらアミンと酸性リン酸エステル
との混合物または反応物;水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどのアルカリ性化合物などがあげられる。
これら硬化触媒のうち、有機スズ化合物、酸性リン酸エ
ステル、酸性リン酸エステルとアミンとの反応物、飽和
もしくは不飽和多価カルボン酸またはその酸無水物、反
応性シリコン化合物、有機チタネート化合物、有機アル
ミニウム化合物またはこれらの混合物が活性も高く好ま
しい。
このような硬化触媒は一種を用いてもよく、2Fi以上
を併用してもよい。
硬化触媒の使用量にとくに限定はないが、水酸基を有す
るアクリル樹脂(A)およびアルコキシシリル基含有ア
クリル共重合体(B)の固形分mloO部に対して通常
0.1〜20部、好ましくは0.1〜10部である。硬
化触媒の使用量が0.1部未満になると硬化性が低下す
る傾向があり、20部をこえると組戊物から形或される
塗膜の物性が低下する傾向がある。
本発明の製法においては、さらに用途に応じて希釈剤、
紫外線吸収剤、光安定剤、沈降防止剤、レベリング剤な
どの添加剤;ニトロセルロース、セルロースアセテート
ブチレートなどの繊維素;エポキシ樹脂、メラミン樹脂
、塩化ビニル樹脂、塩素化ボリプロビレン、塩化ゴム、
ポリビニルブチラール、ポリシロキサンなどの樹脂など
を添加してもよい。
本発明によりえられる組或物は、浸漬、吹付け、刷毛塗
りなど、常法により被塗物に塗布したのち、通常30℃
以上、好ましくは55〜350℃で硬化させることがで
きる。
つぎに本発明を実施例に基づき、さらに具体的に説明す
る。
合或例1 [アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)の合
成] 撹拌機、温度計、還流冷却器、チッ素ガス導入管および
滴下ロートを備えた反応容器にキシレン45.9部を仕
込み、チッ素ガスを導入しつつ110℃に昇湿したのち
、下記組成の混合物(b)を滴下ロートにより、5時間
かけて等速滴下した。
(混合物クb)) スチレン           l2.8部メタクリル
酸メチル      50.1部メタクリル酸ステアリ
ル    6.9部γ−メタクリロキシブロビル トリメトキシシラン     30.2部キンレン  
         13.5部2,2“−アゾビスイソ
ブチロ ニトリル           4.5部混合物山〉の
滴下終了後、2,2゜−アゾビスイソブチロニトリル0
.5部およびトルエン5部を1時間かけて等速滴下した
。滴下終了後、llO’cで2時間熟或ののち、冷却し
、樹脂溶岐にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調
整した。えられた樹脂溶液(B)の物性を第2表に示す
合或例2 [水酸基を有するアクリル樹脂(^)の合戊コ合成例1
におけるキシレン45.9部のかわりに酢酸ブチル3l
。3部およびキシレン9.5部を仕込み、合戊列1と同
様にして第1表に示す組或(単泣は重量部)の混合物(
a−1)〜(a−4)を滴下した。混合物滴下終了後、
2,2゜−アゾビスイソブチロニトリル0.2部および
トルエン 3,8部を1時間かけて滴下した。
滴下終了後、110℃で2時間反応させ、冷却し、樹脂
溶液にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調整した
。えられた樹脂溶液(A−1)〜(A−4)の物性を第
2表に示す。
[以下余白] 第 1 表 [注〕*l:ダイセル化学工業■製のメタクリル酸2−
ヒドロキシエチル/ε一カブロ ラクトン−1/l付加物 実施例1〜8 第3表に示すミルベース樹脂(水酸基を有する樹脂(A
))と顔料とを、スチールビーズを用いるペイントシェ
ーカーにより4時間で分散させた。ついでカットパック
樹脂(アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)
)を加え、30分間で分散させた。
この際、ミルベース樹脂/カットパック樹脂の使用割合
は重量比で3/7、顔料はpwc :顔料重量    
 x  100 顔料重量+樹脂固形分重量 が第3表に示す値になるように使用した。
えられたエナメルlogにキシレンのみを3g添加して
希釈したものと、エナメル10[にキシレン3g1ジオ
クチルスズマレエート o.rgおよびN−β−アミノ
エチルーγ−アミノブ口ビルトリメトキシシラン0.1
gを添加し、よく混合したものとをそれぞれ乾燥後の厚
さが約10−になるようにガラス板上に流し塗りして乾
燥させたのちの外観を目視で観察し、さらに60°光沢
値を測定した。結果を第3表に示す。
比較例1〜2 あらかじめミルベース樹脂およびカットパック樹脂を重
量比で3/7の割合でよく混合したものに、顔料をあと
で添加して分散させたほかは、実施例1〜6と同様にし
てエナメルを調製し、評価した。結果を第3表に示す。
[以下余白] 第3表をみると、水酸基を有するアクリル樹脂(A)と
顔料とを分散させたのちアルコキシシリル基含有アクリ
ル共重合体(B)を分散させて調整したエナメルは、水
酸基を有する樹脂(A)とアルコキシシリル基含有アク
リル共重合体(B)とを混合したものを用いて調整した
エナメルに比べて分散がよく、ツヤびけを生じないこと
がわかる。とくにメタクリル酸のような極性を有するビ
ニル系モノマーを井重合させた(A−2)、(A−3)
を用いるとさらに優れた効果を示すことがわかる。
[発明の効果] 以上詳述したごとく、本発明によってえられる組戊物は
、塗装をしたばあい他の組或物を用いたぱあいに比べ、
ツヤびけが小さいか全くない、優れた塗料を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水酸基を有するアクリル樹脂(A)で顔料を分散さ
    せ、そののち一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は炭素数1〜10のアルキル基、R^2
    は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基、アリー
    ル基およびアラルキル基よりなる群から選ばれた1価の
    炭化水素基、aは0、1または2を示す)で示される基
    を有するアルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B
    )を混合することを特徴とする顔料分散樹脂組成物の製
    法。 2 (A)成分である水酸基を有するアクリル樹脂が、
    水酸基価が10〜300mgKOH/gであり、数平均
    分子量が1,500〜40,000である請求項1記載
    の顔料分散樹脂組成物の製法。 3 (A)成分である水酸基を有するアクリル樹脂が、
    極性基を含むビニル系単量体を共重合成分の1つとした
    樹脂である請求項1または2記載の顔料分散樹脂組成物
    の製法。 4 極性基を含むビニル系単量体が、アクリル酸および
    (または)メタクリル酸である請求項3記載の顔料分散
    樹脂組成物の製法。 5 顔料が有機顔料である請求項1記載の顔料分散樹脂
    組成物の製法。 6 (B)成分であるアルコキシシリル基含有アクリル
    共重合体が、分子内に重合性不飽和2重結合とアルコキ
    シシリル基とを有するアルコキシシリル基含有モノマー
    からの単位を5〜90重量%含む重合体である請求項1
    記載の顔料分散樹脂組成物の製法。
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