JPH0389380A - 熱定着ローラの製造方法 - Google Patents
熱定着ローラの製造方法Info
- Publication number
- JPH0389380A JPH0389380A JP22790689A JP22790689A JPH0389380A JP H0389380 A JPH0389380 A JP H0389380A JP 22790689 A JP22790689 A JP 22790689A JP 22790689 A JP22790689 A JP 22790689A JP H0389380 A JPH0389380 A JP H0389380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- silicone rubber
- mol
- rubber
- core shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 45
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 claims abstract description 40
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 claims abstract description 27
- 125000001997 phenyl group Chemical group [H]C1=C([H])C([H])=C(*)C([H])=C1[H] 0.000 claims abstract description 20
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000004944 Liquid Silicone Rubber Substances 0.000 claims abstract description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 abstract description 15
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 abstract description 9
- 239000005060 rubber Substances 0.000 abstract description 9
- 230000008961 swelling Effects 0.000 abstract description 5
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 abstract description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 2
- XJWOWXZSFTXJEX-UHFFFAOYSA-N phenylsilicon Chemical compound [Si]C1=CC=CC=C1 XJWOWXZSFTXJEX-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 238000007259 addition reaction Methods 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000011161 development Methods 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N alumane Chemical group [AlH3] AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 229920005560 fluorosilicone rubber Polymers 0.000 description 2
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 2
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000006482 condensation reaction Methods 0.000 description 1
- 229920005645 diorganopolysiloxane polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 125000000962 organic group Chemical group 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 238000010025 steaming Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 230000008719 thickening Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、電子複写機、特にフルカラー複写機の熱定着
部用に適した熱定着ローラの製造方法に関する。
部用に適した熱定着ローラの製造方法に関する。
(従来の技術)
近年、画像処理等の電子写真技術およびその周辺技術の
発展に伴い、フルカラー複写機の開発が進み、さらにそ
の高画質化が図られている。
発展に伴い、フルカラー複写機の開発が進み、さらにそ
の高画質化が図られている。
このため、従来の点と線を中心にしたモノカラー画像の
定着とは異なり、複数のトナーを混合溶融し、主として
面を対象にして画像を定着するフルカラー画像定着の特
徴に注目して開発が進められている。
定着とは異なり、複数のトナーを混合溶融し、主として
面を対象にして画像を定着するフルカラー画像定着の特
徴に注目して開発が進められている。
フルカラー複写機においては、イエロー、マゼンダ、シ
アン、あるいはブラック等の複数のトナー像を重ね合わ
せ、それらを完全に溶融混合させる必要があるところか
ら、トナー中のバインダーとして用いられる樹脂部分は
、低軟化点で比較的粘着性の大きいものが選択使用され
ている。またフルカラー複写機においては、複数のトナ
ー像を重ね合わせるためモノカラー複写と比較して大量
のトナーが載った用紙を定着させる必要がある。
アン、あるいはブラック等の複数のトナー像を重ね合わ
せ、それらを完全に溶融混合させる必要があるところか
ら、トナー中のバインダーとして用いられる樹脂部分は
、低軟化点で比較的粘着性の大きいものが選択使用され
ている。またフルカラー複写機においては、複数のトナ
ー像を重ね合わせるためモノカラー複写と比較して大量
のトナーが載った用紙を定着させる必要がある。
したがって、従来のフルカラー複写機では、トナーとの
離型性を向上させるために多量のシリコーンオイルを、
オフセット防止液あるいは離型補助剤として熱定着ロー
ラに塗布しつつ画像定着が行われていた。
離型性を向上させるために多量のシリコーンオイルを、
オフセット防止液あるいは離型補助剤として熱定着ロー
ラに塗布しつつ画像定着が行われていた。
このような熱定着ローラとして、モノカラー複写機用の
表面層にフッ素樹脂層を設けた熱定着ローラを用いると
、フッ素樹脂層がシリーンオイルを弾きローラ表面に均
一に塗布されにくいため、定着画像を汚したりオフセッ
トを引き起す等の不都合を引き起す。また前述したよう
に、フルカラー画像定着では大量のトナーが載った厚み
をもった用紙を定着させるため、フッ素樹脂層を有する
熱定着ローラでは、トナーの層を崩してしまい、得られ
る画像が拡大してにじみが生じるという不都合があった
。
表面層にフッ素樹脂層を設けた熱定着ローラを用いると
、フッ素樹脂層がシリーンオイルを弾きローラ表面に均
一に塗布されにくいため、定着画像を汚したりオフセッ
トを引き起す等の不都合を引き起す。また前述したよう
に、フルカラー画像定着では大量のトナーが載った厚み
をもった用紙を定着させるため、フッ素樹脂層を有する
熱定着ローラでは、トナーの層を崩してしまい、得られ
る画像が拡大してにじみが生じるという不都合があった
。
このため、現在のところフルカラー複写機用熱定着ロー
ラとしては、低硬度のシリコーンゴムからなるローラが
使用されているのが実情である。
ラとしては、低硬度のシリコーンゴムからなるローラが
使用されているのが実情である。
このローラは、低硬度で弾性を有するシリコーンゴム層
が、トナーの厚みをくずすことなくこれを包みこむよう
にして画像を定着するため、光沢や画像拡大の抑えられ
た高品位画像が得られるという長所を有しており、また
、ゴム層を厚くして、充分なニップ幅をとることがで、
きるので、高品位画像を効率良く定着させることができ
る。したがって、このローラは近年のフルカラー複写機
に適した性能を有しているということができる。
が、トナーの厚みをくずすことなくこれを包みこむよう
にして画像を定着するため、光沢や画像拡大の抑えられ
た高品位画像が得られるという長所を有しており、また
、ゴム層を厚くして、充分なニップ幅をとることがで、
きるので、高品位画像を効率良く定着させることができ
る。したがって、このローラは近年のフルカラー複写機
に適した性能を有しているということができる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような低硬度のシリコーンゴムから
なる熱定着ローラは、充分なニップ幅をとるためにシリ
コーンゴム層を厚くした場合には、ゴム層の厚さ方向の
熱勾配が大きくなるため、ローラ表面に異常温度上昇が
おきると、熱源に近い芯軸との界面付近のゴム層がさら
に過熱され、その結果ゴム層の熱劣化が促進されるとい
う問題があった。
なる熱定着ローラは、充分なニップ幅をとるためにシリ
コーンゴム層を厚くした場合には、ゴム層の厚さ方向の
熱勾配が大きくなるため、ローラ表面に異常温度上昇が
おきると、熱源に近い芯軸との界面付近のゴム層がさら
に過熱され、その結果ゴム層の熱劣化が促進されるとい
う問題があった。
また、フルカラー複写機において熱定着ローラは、シリ
コーンオイルを塗布されつつ使用されるので、時間の経
過とともにシリコーンゴムがシリコーンオイルにより膨
潤し、ローラ外径の太り、ゴム強度の低下等を引き起し
、より一層ローラ表面が傷つきやすくなるという問題が
あった。このシリコーンオイルによる膨潤は、シリコー
ンゴムが低硬度であるほど起きやすく、またゴム層が厚
いほど膨潤によるローラ外径寸法変化量が大きくなるた
め、分離爪やセンサ等とも接触しやすくなり、ローラ表
面が一層傷つきやすくなるという問題があった。
コーンオイルを塗布されつつ使用されるので、時間の経
過とともにシリコーンゴムがシリコーンオイルにより膨
潤し、ローラ外径の太り、ゴム強度の低下等を引き起し
、より一層ローラ表面が傷つきやすくなるという問題が
あった。このシリコーンオイルによる膨潤は、シリコー
ンゴムが低硬度であるほど起きやすく、またゴム層が厚
いほど膨潤によるローラ外径寸法変化量が大きくなるた
め、分離爪やセンサ等とも接触しやすくなり、ローラ表
面が一層傷つきやすくなるという問題があった。
そして使用が長期に亘る。と、トナーとの離型性がさほ
ど低下しなくとも、紙シワの発生、OHP用紙の定着器
内での詰まり等が発生して、使用に耐えなくなるという
問題があった。
ど低下しなくとも、紙シワの発生、OHP用紙の定着器
内での詰まり等が発生して、使用に耐えなくなるという
問題があった。
このように、従来のフルカラー複写機用熱定着ローラの
耐久性は低く、寸法変化を生じるため安定したニップ幅
を維持できない等の難点を有していた。
耐久性は低く、寸法変化を生じるため安定したニップ幅
を維持できない等の難点を有していた。
このような従来の熱定着ローラの難点を解消するために
、これまでにも種々のシリコーンローラが提案されてい
る。
、これまでにも種々のシリコーンローラが提案されてい
る。
例えば、特開昭59−209129号には、全有機基の
3〜50 mo1%がフェニル基であるジオルガノポリ
シロキサンをベースとするシリコーンゴムにより表面層
を形成した熱定着ローラが提案されている。
3〜50 mo1%がフェニル基であるジオルガノポリ
シロキサンをベースとするシリコーンゴムにより表面層
を形成した熱定着ローラが提案されている。
このローラは、従来のモノカラー画像定着に関しては所
期の目的を違しうるが、フルカラー画像定着の場合には
、充分な耐シリコーンオイル性を得られるだけのフェニ
ル基を導入すると、トナーとの離型性不良を引き起しや
すくなるという難点があった。
期の目的を違しうるが、フルカラー画像定着の場合には
、充分な耐シリコーンオイル性を得られるだけのフェニ
ル基を導入すると、トナーとの離型性不良を引き起しや
すくなるという難点があった。
本発明はこのような従来のフルカラー複写機用熱定着ロ
ーラの難点を解消するためになされたもので、寸法安定
性に優れ、かつ高信頼性、高画質の画像が得られ、かつ
耐久性に優れたフルカラー複写機用熱定看ローラの製造
方法を提供することを目的とする。
ーラの難点を解消するためになされたもので、寸法安定
性に優れ、かつ高信頼性、高画質の画像が得られ、かつ
耐久性に優れたフルカラー複写機用熱定看ローラの製造
方法を提供することを目的とする。
[発明の構成]
<:s題を解決するための手段)
本発明の熱定着ローラの製造方法は、熱定着ローラの耐
熱性弾性層に要求される耐熱性、耐シリコーンオイル性
、トナーとの離型性等の緒特性を、シリコーンゴム層を
多層化することにより機能分離をはかったもので、金属
芯軸上に、高温加硫型シリコーンゴムからなる熱伝導率
?、OX to−’cal /cm−4cal/cm・
sec・ lIdeg以上の基層と、フェニル基含有率
7 mo1%以上、20 mo1%以下のフェニルシリ
コーンゴムからなる中間層と液状シリコーンゴムにより
形成された表面層とを順に設けることを特徴としている
。
熱性弾性層に要求される耐熱性、耐シリコーンオイル性
、トナーとの離型性等の緒特性を、シリコーンゴム層を
多層化することにより機能分離をはかったもので、金属
芯軸上に、高温加硫型シリコーンゴムからなる熱伝導率
?、OX to−’cal /cm−4cal/cm・
sec・ lIdeg以上の基層と、フェニル基含有率
7 mo1%以上、20 mo1%以下のフェニルシリ
コーンゴムからなる中間層と液状シリコーンゴムにより
形成された表面層とを順に設けることを特徴としている
。
本発明において熱定着ローラの基層は、アルミ芯軸のよ
うな金属芯軸上に高熱伝導率高温加硫型(HTV系)シ
リコーンゴムを、例えば加圧成形や巻き蒸し法等の通常
の方法によって設けたのち、所定の外径に研削すること
により得られる。
うな金属芯軸上に高熱伝導率高温加硫型(HTV系)シ
リコーンゴムを、例えば加圧成形や巻き蒸し法等の通常
の方法によって設けたのち、所定の外径に研削すること
により得られる。
また中間層は、シリコーンオイルに膨潤されにくいフェ
ニルシリコーンゴムをプレス成型あるいは注型法、スプ
レー法等で形成することにより得られる。フェニルシリ
コーンゴムとしてはミラブル型、液状のいずれであって
もよい。フェニルシリコーンゴムのフェニル基含有率ハ
、7IIO1%より小さいと耐シリコーンオイル性に効
果がなく、20 mo1%より大きいと粘着性を呈する
ようになるので、取扱いが難しくなる。
ニルシリコーンゴムをプレス成型あるいは注型法、スプ
レー法等で形成することにより得られる。フェニルシリ
コーンゴムとしてはミラブル型、液状のいずれであって
もよい。フェニルシリコーンゴムのフェニル基含有率ハ
、7IIO1%より小さいと耐シリコーンオイル性に効
果がなく、20 mo1%より大きいと粘着性を呈する
ようになるので、取扱いが難しくなる。
表面層は、例えば内部鏡面金型を用いた注型法。
あるいはコーティング法等により、液状シリコーンゴム
を表面粗さをできるだけ小さく成型することによって得
られる。使用する液状シリコーンゴムは、室温加硫型(
RTV)あるいは低温加硫型(LTV)の液状シリコー
ンゴムが適しており、縮合反応型あるいは付加反応型の
いずれも使用可能である。表面層の厚さは必要最少限で
よく、その形成方法によっても異なるが、数十μ自から
i11程度あれば充分である。
を表面粗さをできるだけ小さく成型することによって得
られる。使用する液状シリコーンゴムは、室温加硫型(
RTV)あるいは低温加硫型(LTV)の液状シリコー
ンゴムが適しており、縮合反応型あるいは付加反応型の
いずれも使用可能である。表面層の厚さは必要最少限で
よく、その形成方法によっても異なるが、数十μ自から
i11程度あれば充分である。
本発明の熱定着ローラの各層を形成する際に各層の接触
界面に適当なプライマーを塗布するようにすれば層間の
接着性が向上する。
界面に適当なプライマーを塗布するようにすれば層間の
接着性が向上する。
(作用)
本発明の熱定着ローラの製造方法では、基層として高温
加硫型シリコーンゴムからなる耐熱性を有し、熱伝導率
が7.Ox 10−’cat/am−4cal/cm・
sec・deg以上の層を設けたので、芯軸との界面付
近のゴム層の劣化が抑制される。
加硫型シリコーンゴムからなる耐熱性を有し、熱伝導率
が7.Ox 10−’cat/am−4cal/cm・
sec・deg以上の層を設けたので、芯軸との界面付
近のゴム層の劣化が抑制される。
また中間層としてシリコーンオイルによって膨潤しにく
いフェニルシリコーンゴム層を設けたので、シリコーン
オイルの膨潤によるローラ寸法の変化も抑制される。ち
なみに種々のシリコーンゴム類のなかで、フェニルシリ
コーンゴムの耐シリコーンオイル性はフロロシリコーン
ゴムに次いで優れており、低硬度で、材料単価もフロロ
シリコーンゴムより安価である。
いフェニルシリコーンゴム層を設けたので、シリコーン
オイルの膨潤によるローラ寸法の変化も抑制される。ち
なみに種々のシリコーンゴム類のなかで、フェニルシリ
コーンゴムの耐シリコーンオイル性はフロロシリコーン
ゴムに次いで優れており、低硬度で、材料単価もフロロ
シリコーンゴムより安価である。
また、表面層を液状シリコーンゴムにより平滑に形成し
たので、この表面がトナーを包みこむようにして高品位
なフルカラー画像定着を行ない、シリコーンオイルが均
一な状態でローラ表面に塗布され、トナーとの離型性が
向上される。また、定着に必要な充分なニップ幅が確保
され、芯軸との界面付近のゴム層の熱劣化が抑えられ、
ローラ外径の寸法安定化が図られる。
たので、この表面がトナーを包みこむようにして高品位
なフルカラー画像定着を行ない、シリコーンオイルが均
一な状態でローラ表面に塗布され、トナーとの離型性が
向上される。また、定着に必要な充分なニップ幅が確保
され、芯軸との界面付近のゴム層の熱劣化が抑えられ、
ローラ外径の寸法安定化が図られる。
(実施例)
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
実施例
図面は、本発明の一実施例の熱定着ローラの断面図であ
る。
る。
図において符号1は金属芯軸を示しており、この芯軸1
上に高温加硫型シリコーンゴムからなる基層2が設けら
れ、さらにその上にフェニルシリコーンゴムからなる中
間層3、および表面層4が形成されている。なお、プラ
イマー層は図示を省略した。
上に高温加硫型シリコーンゴムからなる基層2が設けら
れ、さらにその上にフェニルシリコーンゴムからなる中
間層3、および表面層4が形成されている。なお、プラ
イマー層は図示を省略した。
この実施例においては、次のようにして熱定着ローラが
製造された。
製造された。
まず外径341mのアルミニウム製芯軸を常法に従って
前処理したのち、プライマーを塗布しこれを焼付けたの
ち、芯軸外周にHTV系フェニルシリコーンゴム(商品
名5G938 、信越化学工業社製、熱伝導率1.(L
X to−3cal/ aII−4cal/cm・se
c・ −deg )を加圧成形して基層2を設けた。
前処理したのち、プライマーを塗布しこれを焼付けたの
ち、芯軸外周にHTV系フェニルシリコーンゴム(商品
名5G938 、信越化学工業社製、熱伝導率1.(L
X to−3cal/ aII−4cal/cm・se
c・ −deg )を加圧成形して基層2を設けた。
ついで表面を研削して外径38nに仕上げ、さらに基層
表面にプライマー処理した後、円筒状金型内に同軸的に
配置した。
表面にプライマー処理した後、円筒状金型内に同軸的に
配置した。
そしてこの金型内にフェニル基含有率10mo1%の液
状フェニルシリコーンゴムを注入し常法に従って熱処理
を経て、中間層3を形成した。
状フェニルシリコーンゴムを注入し常法に従って熱処理
を経て、中間層3を形成した。
さらに、これを内部鏡面円筒状金型内に同軸的に配置し
、この金型内に付加反応型液状シリコーンゴム(商品名
80942 、信越化学工業社製)を注入し、常法にし
たがって後処理を行い、表面層4を被覆、成形して外径
40 WNの熱定着ローラとした。
、この金型内に付加反応型液状シリコーンゴム(商品名
80942 、信越化学工業社製)を注入し、常法にし
たがって後処理を行い、表面層4を被覆、成形して外径
40 WNの熱定着ローラとした。
この熱定着ローラを実際のフルカラー複写機に組み込み
、実機評価試験を行ったところ、通紙枚数5万枚(使用
期間6力月間相当)でも紙シワの発生、ゴム層の破壊等
見られず、良好な画像定着性が得られ外径寸法変化等も
実用上問題のない程度であった。
、実機評価試験を行ったところ、通紙枚数5万枚(使用
期間6力月間相当)でも紙シワの発生、ゴム層の破壊等
見られず、良好な画像定着性が得られ外径寸法変化等も
実用上問題のない程度であった。
比較例
実施例と同様の芯軸に同様の前処理およびブライマー処
理を施した後、この芯軸を内部鏡面円筒状金型内に同軸
的に配置し、実施例の表面層を形成したものと同じ付加
反応型液状シリコーンゴム(商品名5G942 、信越
化学工業′社製)を被覆して外径4011の鏡面ローラ
を得た。
理を施した後、この芯軸を内部鏡面円筒状金型内に同軸
的に配置し、実施例の表面層を形成したものと同じ付加
反応型液状シリコーンゴム(商品名5G942 、信越
化学工業′社製)を被覆して外径4011の鏡面ローラ
を得た。
この熱定着ローラを実際のフルカラー複写機に組み込み
、実機評価試験を行ったところ、1万枚通紙(使用期間
1力月相当)で、シリコーンオイルによる膨潤により紙
シワ、OHP用紙の定着器内での詰まり等が発生した。
、実機評価試験を行ったところ、1万枚通紙(使用期間
1力月相当)で、シリコーンオイルによる膨潤により紙
シワ、OHP用紙の定着器内での詰まり等が発生した。
[発明の効果]
以上説明したように本発明によれば、金属芯軸上に、耐
熱性、熱伝導性に優れた基層、耐シリコーン性に優れた
中間層、さらにトナーとの離型性に優れた表面層という
3層からなる弾性層を設けて機能分化させることによ
り、フルカラー複写機の熱定着ローラに必要な緒特性を
実現させているため、寸法安定性に優れ、信頼性も高く
長寿命のフルカラー複写機を提供することが可能となる
。
熱性、熱伝導性に優れた基層、耐シリコーン性に優れた
中間層、さらにトナーとの離型性に優れた表面層という
3層からなる弾性層を設けて機能分化させることによ
り、フルカラー複写機の熱定着ローラに必要な緒特性を
実現させているため、寸法安定性に優れ、信頼性も高く
長寿命のフルカラー複写機を提供することが可能となる
。
図面は本発明の熱定着ローラの一実施例の断面図である
。 1・・・・・・・・・金属芯軸 2・・・・・・・・・基層(HTV系シリコーンゴム)
3・・・・・・・・・中間層(フェニルシリコーンゴム
)4・・・・・・・・・表面層(RTV系あるいはLT
V系シリコーンゴム)
。 1・・・・・・・・・金属芯軸 2・・・・・・・・・基層(HTV系シリコーンゴム)
3・・・・・・・・・中間層(フェニルシリコーンゴム
)4・・・・・・・・・表面層(RTV系あるいはLT
V系シリコーンゴム)
Claims (1)
- (1)金属芯軸上に、高温加硫型シリコーンゴムからな
る熱伝導率7.0×10^−^4cal/cm・sec
・deg以上の基層と、フェニル基含有率7mol%以
上、20mol%以下のフェニルシリコーンゴムからな
る中間層と、液状シリコーンゴムにより形成された表面
層とを順に設けることを特徴とする熱定着ローラの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22790689A JPH0389380A (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 熱定着ローラの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22790689A JPH0389380A (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 熱定着ローラの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389380A true JPH0389380A (ja) | 1991-04-15 |
Family
ID=16868157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22790689A Pending JPH0389380A (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 熱定着ローラの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0389380A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05232830A (ja) * | 1992-02-24 | 1993-09-10 | Hokushin Ind Inc | 定着ロール |
EP1087268A2 (en) * | 1999-09-21 | 2001-03-28 | Illbruck GmbH | Fuser roller having a thick wearable release layer |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP22790689A patent/JPH0389380A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05232830A (ja) * | 1992-02-24 | 1993-09-10 | Hokushin Ind Inc | 定着ロール |
EP1087268A2 (en) * | 1999-09-21 | 2001-03-28 | Illbruck GmbH | Fuser roller having a thick wearable release layer |
EP1087268A3 (en) * | 1999-09-21 | 2003-05-14 | Illbruck GmbH | Fuser roller having a thick wearable release layer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2012192B1 (en) | Fixing device and image forming apparatus | |
JP2004279590A (ja) | 定着部材及びそれを有する画像形成装置 | |
US20100150625A1 (en) | Image forming apparatus and fixing apparatus | |
JPH034280A (ja) | 定着ロール及び定着装置 | |
US9176445B2 (en) | Fixing device and image forming apparatus incorporating same | |
JP4011378B2 (ja) | 定着用部材評価方法 | |
US8385805B2 (en) | Fixing member, fixing apparatus and image forming apparatus | |
JP2002156858A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP5380718B2 (ja) | 金属ベルトおよびこれを用いた定着ベルト | |
JPH0389380A (ja) | 熱定着ローラの製造方法 | |
EP2799934B1 (en) | Substrate, Fixing Belt with Substrate, Fixing Device with Fixing Belt, and Image Forming Apparatus | |
JP5157135B2 (ja) | エンドレスベルト、定着装置、及び画像形成装置 | |
JP5365249B2 (ja) | 無端ベルト | |
JP5228523B2 (ja) | 定着部材、それを用いた定着装置及び画像形成装置 | |
JPH01277876A (ja) | 熱定着ローラ | |
JP3269544B2 (ja) | 定着装置及び定着用エンドレスベルト | |
JP2006071962A (ja) | 定着部材の製造方法、定着部材および定着装置 | |
US8055176B2 (en) | Heat roller for electrophotographic image forming device | |
JP6299891B2 (ja) | 定着ベルト用基材、定着ベルト、定着装置、および、画像形成装置 | |
JP4600227B2 (ja) | 無端ベルト、定着装置、画像形成装置、画像形成方法、および無端ベルトの製造方法 | |
JP2007296839A (ja) | 円筒状芯体および円筒状芯体を用いた無端ベルトの製造方法 | |
JP3233349B2 (ja) | 定着装置及び定着用エンドレスベルト | |
JP2012150270A (ja) | 定着装置用ローラ、定着装置、及び、画像形成装置 | |
JP2003098881A (ja) | 定着用部材及びその製造方法並びにそれを有する画像形成装置 | |
JP2003098871A (ja) | 定着ベルト |