JPH0384075A - 不燃性つや出し組成物 - Google Patents

不燃性つや出し組成物

Info

Publication number
JPH0384075A
JPH0384075A JP22098789A JP22098789A JPH0384075A JP H0384075 A JPH0384075 A JP H0384075A JP 22098789 A JP22098789 A JP 22098789A JP 22098789 A JP22098789 A JP 22098789A JP H0384075 A JPH0384075 A JP H0384075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonflammable
binder
weight
parts
sodium silicate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22098789A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Asano
寿夫 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OK FURITSUTO SERVICE KK
Original Assignee
OK FURITSUTO SERVICE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OK FURITSUTO SERVICE KK filed Critical OK FURITSUTO SERVICE KK
Priority to JP22098789A priority Critical patent/JPH0384075A/ja
Publication of JPH0384075A publication Critical patent/JPH0384075A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fireproofing Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種建材、塗装鋼板あるいは木材表面のつや出
しに使用する不燃性つや出し組成物に関するものである
(従来の技術) 従来は有機珪素樹脂、アクリル酸樹脂等の合成樹脂をバ
インダーとする有機質系のつや出し剤が広く使用されて
いる。
(本発明が解決しようとする問題点) しかし、前記の有機質系のつや出し剤は、耐候性におい
て、2年から3年で塗装面のつやが落ち、かつ退色が目
立つようになり補修や再塗装が必要となるのが通例とさ
れている。
特に外壁材のつや出し用として使用される場合は、つや
引けが進むにつれて耐汚染性も悪くなり、最初の色彩も
次第に変化する等の問題点がある。
従来無機質系の塗料の場合は、原料の性質上又製造の過
程で、つやを保持する状態で加工することが困難であり
、現在市場に出廻っている無機質系塗料の塗装品は全く
つやがなく光沢度10%未満(鏡面反射率60°)で、
通常つや消し仕上用として用いられている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は従来の有機質系のつや出し剤の前述した問題点
を解消する不燃性つや出し組成物を提供するもので、市
販されている各種建材用化粧板、鋼板塗装品あるいは木
材表面に塗装することが可能で、無機質系塗料下塗り表
面との相溶性及び密着性に優れているものである。
通常は前記被塗物に無機質系塗料(例えば特願昭63−
296919号による無機塗料等)を塗装した下地の塗
膜上に、本発明の不燃性つや出し組成物を塗布するもの
であり、外観上つやのあるガラス状を呈する硬度の高い
塗膜を形成し、耐薬品性、耐汚染性、耐候性及び塗膜硬
度の安定した品質を具備する優れた特性を有するもので
ある。
本発明の不燃性つや出し組成物は完全な無機質の組成か
ら成り、前述の通り種々の特性を有するものであるが、
開発途上においてはこれ等の特性を維持しながら、実用
化するためには下記の如く幾多の問題に当面した。
第1はつやを出すための条件として透明度の高い塗膜が
要求されることで、原料的に限定される点であり、第2
は被塗装物の膨脹収縮に順応する塗膜の形成であり、歪
やクラックの完全防止に対する問題点の解決である。
これは、−面硬度を高く保つ方法と相反する問題もあり
非常に困難な課題であった。
本発明の不燃性つや出し組成物は、透明性の確保するた
めに珪酸ソーダとコロイダルシリカをバインダーとして
選択し、その比率を変えることにより、バインダーと被
塗装物の膨脹収縮を合致させてクランクの発生を防止す
ることが可能となった。
即ちバインダー100重量部のうち珪酸ソーダとコロイ
ダルシリカを8:2〜2:8の混合比率の範囲が最適の
クラック防止と塗膜の透明性をもたらす有効な範囲であ
ることを確認した。
本発明の不燃性つや出し組成物は、小量の硬化剤を混合
することにより熱硬化するもので、珪酸ソーダとコロイ
ダルシリカをバインダーとした場合、酸性燐酸カルシウ
ム(PH1〜5)が最も効果的で混合量もバインダー1
00重量部に対して酸性燐酸カルシウムを硬化剤として
1〜20重量部加えることにより小量の範囲で硬化を促
進するものである。
本発明は被塗装物に主としてJIS A3403「石綿
スレート」中フレキシブル板に分類される(以下JIS
フレキシブルボードと呼称する)比較的ポーラスで熱的
歪みの大きい材料を中心として研究した。
従来このJISフレキシブルボードの場合、該ボードに
無機質系塗料を塗装し、その表面に不燃性つや出し組成
物を塗布した場合、JIS フレキシブルボードの膨脹
収縮により塗膜にクラックが入り易く、かつ基板の歪も
大きく場合によっては剥落などの欠点があり、塗装後長
期間経過の場合塗膜の硬さ、光沢に変化が多かった。
本発明の不燃性つや出し組成物は前にも述べた如く被塗
装物の特性に応じてバインダーの成分である珪酸ソーダ
とコロイダルシリカの混合比を8対2〜2対8までの範
囲にすることにより安定した塗膜の形成が可能となった
被塗装物がオートクレーブ処理された緻密な材料の場合
はバインダーの成分である珪酸ソーダとコロイダルシリ
カの混合比率を8:2の範囲にお(ことにより、クラン
クの発生も無く材料に順応した塗膜の形成が可能であっ
た。
更に被塗装物が木材のような場合は、木質によりバイン
ダーの成分混合比率の調整が若干必要である。
又鋼板のような無吸水性の材料の場合として、加熱する
場合に塗膜の発泡が発生し易い点に注意しなければなら
ないものである。
この場合のバインダーは珪酸ソーダとコロイダルシリカ
の混合比率を5:5にした状態で安定した塗膜が得られ
る。
このように本発明の不燃性つや出し組成物は被塗装物の
種類及び使用目的によってバインダー調整をしながら塗
膜特性を完成させるもので幅広く応用出来るものである
但し、同一市販品の被塗装物であっても、製造メーカー
により品質に若干の相違があり、個々にバインダーの調
整を必要とする場合がある。
(実施例) (〜実施例−1 市販されているJISフレキシブル板に無機質系塗料(
例えば特願昭63−296919号による無機塗料等)
を塗装した後に、本発明の不燃性つや出し組成物を塗布
した実施例について詳述する。
珪酸ソーダ30重量部にコロイダルシリカ70重量部を
混合して合計100重量部のバインダーを作成し、これ
に硬化剤として酸性燐酸カルシウム(PH1〜5)を1
0重量部混合して本発明の不燃性つや出し組成物を構成
し、JISフレキシブルボードに無機質系塗料を塗装を
した被塗装物の表面に前記の不燃性つや出し組成物を塗
布し、基材の表面乾燥温度約220℃で10分分間柱保
持して得た塗装板の塗膜は、ガラス状のつやが有り塗膜
硬度は9H(三菱鉛筆硬度)で平滑な外観面となり、該
塗膜の光沢は約67%(鏡面反射率60°)であり、耐
薬品性、耐汚染性及び耐候性などの試験を行っても全く
変化がなく良好な結果であり、その特性は表1に示す通
りである。
表 ×著るしく変化が多い (B)  実施例−2 無機質系塗料(例えば特願昭63−296919号によ
る無機塗料等)を塗装し、基板の表面乾燥温度約180
℃で7分間保持した塗装鋼板に本発明の不燃性つや出し
組成物を塗布した実施例について詳述する。
珪酸ソーダ50重量部とコロダイ用シリカ50重量部を
混合して合計100重量部のバインダーを作成し、これ
に硬化剤として酸性燐酸カルシウム(PH1〜5)を6
重量部混合して本発明の不燃性つや出し組成物を構成し
、前記塗装鋼板に、該不燃性つや出し組成物を塗布し、
表面乾燥温度約180℃で7分間柱度保持して得た塗装
板の塗膜は光沢が49%(鏡面反射率60℃)であり、
その他の特性として1i塗膜硬度は9H(三菱鉛筆硬度
)以上あり、耐熱性は300℃の電気炉雰囲気の中で1
00時間放置しても異状がなく、又596の塩水噴霧試
験を200時間行っても錆の発生の欠点は無かった。
表2は市販のつや出し塗料と本発明の不燃性つや出し組
成物の性能を比較したデーターを示す。
表 2 性能評価方法 凡例 ◎変化なし。
○僅かに変化がみられる。
△明らかに変化が残る。
×著るしく変化が多い。
(C)実施例−3 木材表面に不燃性のつや出し組成物を塗り、木材の木目
をそのま\生かした状態で、該つや出し組成物の長所を
十分発揮させる目的とした実施例について説明する。
珪酸ソーダ55重量部と、コロイダルシリカ30重量部
を混合して得たバインダーに、酸性燐酸カルシュラム(
PH1〜5)を13重量部を混合した本発明の不燃性つ
や出し組成物を、直接木材の表面に塗布し、基材の表面
乾燥温度約110℃で15分程度を保持して得た木材の
塗膜は木目が鮮明に透過する平滑な外観を呈する。
木質の表面に無機質のつや出し剤を塗布した製品は現在
市販されていないので、本発明の第3実施例との品質の
比較は、有機質系のウレタン系つや出し剤を使用した製
品と比較して表−3に示す。
表−3 以上のように本発明の不燃性つや出組成物を塗ることに
より塗膜硬度、耐燃焼テスト(タバコ火5分間放@)耐
薬品性においても優れかつ硬度も高いのでキズがつきに
<<、っや引けも少ないので恒久的に品質が変化せず、
ウレタンつや出し剤より品質的に優れている。
性能評価方法凡例 ◎ 変化なし。
○ 僅かに変化がみられる。
△ 明らかに変化が残る。
× 著るしく変化が多い。
(D)実施例−4 市販のオートゲレープ処理をしたフレキシブルボードに
無機質系塗料(例えば特願昭63−296919号によ
る無機塗料等)を塗装した塗装板の塗装面に本発明の不
燃性つや出し組成物°を塗布する場合について記述する
珪酸ソーダ70重量部とコロイダルシリカ30重量部を
混合して得たバインダーに硬化剤として酸性燐酸カルシ
ュラム(P H1〜5)を9重量部加えて混合して得た
本発明の不燃性つや出し組成物を、上記のフレキシブル
ボードの無機質塗料塗装板に表面乾燥温度約195℃で
18分間程度保持して得た塗装板は硬度9H以上(三菱
鉛筆硬度)あり、光沢度66%(鏡面反射率600)で
、耐楽品性、耐汚染性及び耐候性等の特性についても優
れたものであった。
各特性の他商品との比較については表4に示す。
表 4 (効 果) 本発明の不燃性つや出し組成物は、経済的にも充分安価
で、しかも無機質系つや出し組成物としての特性、不燃
性、耐薬品性、耐候性及び塗膜硬度(9H以上)等、多
くの特徴を保有するので一般の建築用内、外装のみなら
ず、防錆、防黴などを要求される場所などに用いて有効
であり、今後の市場開拓は大いに期待出来るものと信す
る。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 珪酸ソーダとコロイダルシリカを混合比8:2〜2:8
    の範囲で混合したバインダー100重量部に、硬化剤と
    して酸性燐酸カルシウム(PH1〜5)の1〜20重量
    部を混合することを特徴とする不燃性つや出し組成物。
JP22098789A 1989-08-28 1989-08-28 不燃性つや出し組成物 Pending JPH0384075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22098789A JPH0384075A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 不燃性つや出し組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22098789A JPH0384075A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 不燃性つや出し組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0384075A true JPH0384075A (ja) 1991-04-09

Family

ID=16759697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22098789A Pending JPH0384075A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 不燃性つや出し組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0384075A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104160A1 (de) * 2002-06-05 2003-12-18 Van Baerle & Cie Ag Werkstoff umfassend cellulosisches material und silikat
WO2020090260A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ティーエーケミカル株式会社 不燃化フォーム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104160A1 (de) * 2002-06-05 2003-12-18 Van Baerle & Cie Ag Werkstoff umfassend cellulosisches material und silikat
WO2020090260A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 ティーエーケミカル株式会社 不燃化フォーム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HUT68630A (en) Oxide-based, (very) hard grains coated with ceramics and method for producing those
JP2001207118A (ja) 珪酸塩水溶液をベースとする表面塗膜材および塗膜の形成法
JPH0384075A (ja) 不燃性つや出し組成物
BR9910182A (pt) Composição de cerâmero curável; estruturacompósita compreendendo um substrato depolìmero ou de couro; e; processo de preparaçãode um revestimento de cerâmero resistente àabrasão
EP0083867A2 (en) Method of applying an inorganic paint
US3345194A (en) Organic ammonium silicate coating compositions
JP2013112782A (ja) 1液常温架橋型水性被覆組成物
EP2128206A1 (en) Composite oil paint
JP4641563B1 (ja) 防汚塗料組成物及び防汚塗膜の形成方法
JPH08302239A (ja) 透明塗装方法
KR20110012682A (ko) 기능성 무기 도료 조성물, 이를 이용한 제품 및 그 용도
JP3285551B2 (ja) 石材調ローラー塗材組成物
KR20060105258A (ko) 엔틱가구의 도장방법
JPS62225278A (ja) 耐摩耗性の優れた床板およびその製造方法
JPH0613110B2 (ja) 均一塗膜の形成方法
JP3915360B2 (ja) 無機質板の塗装方法およびその塗装構成体
US677385A (en) Manufacture of artificial marble.
RU2412970C2 (ru) Композитный материал с диэлектрической основой и электропроводным защитно-декоративным покрытием и изделие из него
JPS6219906B2 (ja)
KR950012487B1 (ko) 알루미늄 법랑의 제조방법
JPS61283612A (ja) 耐擦傷性コ−テイング組成物
JPH02141232A (ja) 着色セラミツク塗装鋼板及びその製造方法
JPH1179870A (ja) トップコート組成物、それを用いた耐食性、美粧性を有する基板材料およびその製造方法
JPS62225274A (ja) 床板
JPS5995971A (ja) 無機質塗膜の形成方法