JPH038194A - ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要〕 ディスク装置の内部と外部との圧力差を呼吸フィルタを
介して調整するようにしたディスク装置に関し、 実装効率の高い薄型のディスク装置においても、呼吸フ
ィルタを集塵効率のよい場所に設置できるディスク装置
を提供することを目的とし、スピンドルモータのベース
に呼吸フィルタを設けるように構成する。

［産業上の利用分野コ 本発明は、ディスク装置の内部と外部との圧力差を呼吸
フィルタを介して調整するようにしたディスク装置に関
する。

一般に、ディスク装置には装置内部と外部との圧力差を
無くし、装置内部への塵埃の侵入を防Ｉｈするために、
呼吸フィルタが設けられている。

一方、ディスク装置においては、薄型化と大容量化への
要望が高まっている。大容量化を達成する手段の１つと
して、ディスクの枚数を増やすことがあるが、これは装
置の薄型化の要望に対して、相対することとなる。よっ
て、ディスクの実装効率の高い薄型のディスク装置にお
いては、そのしわよせは、エンクロージャの肉厚の削減
となって現れ、呼吸フィルタを最適な場所に設置できな
くなっている。

よって、実装効率の高い薄型のディスク装置においても
、呼吸フィルタを集塵効率のよい場所に設置できるディ
スク装置が要望されている。

［従来の技術］ 次に図面を用いて従来例を説明する。第３図は従来のデ
ィスク装置の一例を示す平面図、第４図は第３図におけ
る断面図である。

これらの図において、ｌはディスク装置を密閉するカバ
ーである。

カバー１の底面には、内部に駆動モータか収納されたス
ピンドルモータ３のベース３ａがねし２を用いて取り付
けられている。このスピンドルモータ３には４枚のディ
スク４が積層配置されている。そして、これら４枚のデ
ィスク４はスピンドルモータ３の先端部にねじ５を用い
て取り付けられるクランプ６によって固定されている。

これらのディスク４はスピンドルモータ３の駆動により
、一定速度（例えば３ＢＯＯｒｐｍ）で回転するように
なっている。７はディスク４の各ディスク而に対向して
設けられ、ディスク４に対してデータの書込／読取を行
うヘッドで、これらのヘッド７はジンバルバネ８を介し
てヘッドアームリに取付けられている。

ヘッドアーム９はスペーサを介して積層され、一体色さ
れている。そしてこのように一体色されたヘッドアーム
リには、ベース２に立設されたピボットシャフト１０が
嵌合し、一体色されたヘッドアーム９はピボットシャフ
ト１０を中心に回転可能となっている。１１は一体化さ
れたヘッドアームリに取付けられたコイル、１２はベー
ス２側に取付けられた磁気回路である。このコイル１１
と磁気回路］２とて、ムービングコイル型のフォースモ
ークが形成されている。そして、ヘットアーム９の駆動
は、図示しない制御回路がコイル１１に電流を流し、一
体色されたヘッドアーム９をピボットシャフト１０を中
心に揺動（回転）させることにより行われる。一体色さ
れたヘッドアーム９が揺動することにより、各ヘッド７
が各ディスク４上の目的のトラックへアクセスする。

１３はカバー１に設けられた呼吸フィルタである。この
呼吸フィルタ１３は、ディスク装置が稼動しているとき
に、装置内部の温度と、周囲の温度との間に差が発生す
ると、装置の内部と外部との間に気圧差が生じ、空気の
出入りが発生する。

このとき外部からの塵埃の侵入を防ぐために設けられて
いる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記構成の従来例において、カバー１内において、ディ
スク４の回転によって生じる負圧部分のうち、一番気圧
の低い部分であるスピンドルモータ３の回転軸近傍に呼
吸フィルタ１３を設けることが、外部からの塵埃の侵入
を防止する上で良い。

しかし、装置の薄型化と大容量化のために、カバー１に
おいては、クランプ６のねじ５を取り付けるために、ね
じ５近傍のカバー１においては、肉厚が削られており、
カバーの１の剛性を確保するには、呼吸フィルタ１３を
スピンドルモータ３の回転軸近傍に設けることがむずか
しいという問題点がある。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、実装効率の高い薄型のディスク装置においても、呼
吸フィルタを回転軸近傍に設置できるディスク装置を提
供することにある。

［課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理図である。図において、２１はデ
ィスク装置のスピンドルモータ、２２はスピンドルモー
タのベースである。２３はスピンドルモータ２１のベー
ス２２に設けられた呼吸フィルタである。

［作用］ 第１図に示すディスク装置において、ディスク装置の内
部と外部との圧力差は、スピンドルモータ２１のベース
２２に設けられた呼吸フィルタ２３を介して調整される
。そして、呼吸フィルタ２３はスピンドルモータ２１の
回転軸近傍に設けられているので、外部からの塵埃の混
入を防止できる。

［実施例］ 次に、図面を用いて本発明を磁気ディスク装置に用いた
一実施例を説明する。第２図は本発明の一実施例を示す
部分断面図である。

この図において、３１は磁気ディスク装置を密閉するカ
バーである。カバー３１の下面には、スピンドルモータ
３２が配設されている。

ここで、スピンドルモータ３２の説明を行う。

３３はベースで、ねじ３４を用いて、カバー３１に取り
付けられている。３５は基端部がベース３３に圧入等の
手段で立設されたスピンドルシャフトで、このスピンド
ルシャフト３５を軸にロータ３６が回転するようになっ
ている。更に、スピンドルシャフト３５の先端部は、ね
じ３７を用いてカバー３１の天面にも取り付けられてい
る。

ロータ３６には４枚のディスク３８がスペーサ３９を介
して積層配置されている。そして、これら４枚のディス
ク３８はロータ３６の先端部にねじ４０を用いて取り付
けられるクランプ４１によって固定されている。これら
のディスク３８はスピンドルモータ３２の駆動により、
一定速度（例えば３８００ｒｐｍ）で回転するようにな
っている。

４２はディスク３８の各ディスク面に対向して設けられ
、ディスク３８に対してデータの書込／読取を行うヘッ
ドで、これらのヘッド４２はジンバルバネ４３を介して
ヘッドアーム４４に取付けられている。

そして、これらのへラドアーム４４は従来例と同様に揺
動型のアクチュエータによって、揺動され、各ヘッド４
２が各ディスク３８上の目的のトラックへアクセスする
。

４５はスピンドルモータ３２のベース３３に設けられた
呼吸フィルタである。この呼吸フィルタ４５は、磁気デ
ィスク装置が稼動しているときに、装置内部の温度と、
周囲の温度との間に差が発生すると、装置の内部と外部
との間に気圧差が生じ、空気の出入りが発生する。この
とき外部からの序埃の侵入を防ぐために設けられている
。

上記構成によると、従来例と同様に、クランプ４１のね
じ４０を取り付けるために、ねじ４０近傍のカバー３１
においては、肉厚を削ることによって、実装効率を高め
ている。

しかし、呼吸フィルタ４５をスピンドルモータ３２のベ
ース３３に取り付けたことによって、呼吸フィルタ４５
の設置場所が、カバー３１内において、ディスク３８の
回転によって生じる負圧部分のうち、一番気圧の低い部
分であるスピンドルモータ３２の回転軸近傍とすること
ができる。よって、カバー３１の剛性を低下させること
なく磁気゛ディスク装置（カバー３１）の気圧を従来例
よりもアップすることができ、装置への塵埃の侵入を防
止することができる。

尚、本発明は上記実施例に限るものではない。

例えば、ヘッドアームのアクチュエータのタイプは揺動
型に限定するものではなく、他に、直線移動型のアクチ
ュエータであってもよい。又、磁気ディスク装置に限定
されるものではなく、他に、例えば光デイスク装置等で
あってもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、スピンドルモータ
のベースに呼吸フィルタを設けるように構成したことに
より、実装効率の高い薄型のディスク装置においても、
呼吸フィルタを集塵効率のよい場所に設置できるディス
ク装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の一実施例を示す部分断面図、第３図は
従来のディスク装置の、−例を示す平面図、 第４図は第３図における断面図である。 第１図乃至第２図において ２１３２はスピンドルモータ、 ２２３３はベース、 ２３４５は呼吸フィルタである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディスク装置の内部と外部との圧力差を呼吸フィルタを
   介して調整するようにしたディスク装置において、 スピンドルモータ（２１）のベース（２２）に呼吸フィ
   ルタ（２３）を設けたことを特徴とするディスク装置。