JPH0378595A - 渦流ブロワ - Google Patents

渦流ブロワ

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JPH0378595A
JPH0378595A JP21292089A JP21292089A JPH0378595A JP H0378595 A JPH0378595 A JP H0378595A JP 21292089 A JP21292089 A JP 21292089A JP 21292089 A JP21292089 A JP 21292089A JP H0378595 A JPH0378595 A JP H0378595A
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永一 伊藤
Susumu Yamazaki
進 山崎
Hiroshi Asabuki
朝吹 弘
Kazuo Kobayashi
和男 小林
Masayuki Fujio
藤生 正行
Kengo Hasegawa
長谷川 健吾
Yukio Chihara
千原 幸雄
Keigan Ashihara
芦原 啓元
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粉粒体などの空気輸送、紙なとの吸着装置、
エアレーションなどの一般産業機械組込用の空気動力源
として用いられる渦流ブロワに係り、特に、渦流ブロワ
の空力性能を大巾に向上させるのに好適な羽根車の形状
、及びこの羽根車に合ったケーシング形状に間する。
〔従来の技術〕
渦流ブロワは小型で高い風圧が得られる特徴がある。こ
の特徴を更に高めるために、従来種々の提案や検討がな
されている。
例えば、日本機械学会論文集第45巻396号(昭和5
4.8)1107頁〜1116頁には、羽根の内側端を
結ぶ円の半径をR1、外側端を結ぶ円の半径をR2とす
るとき、R1/R2の値を変えることにより、渦流ブロ
ワの特性(吐出流星対吐出圧力特性)が変わることが記
載してある。
これによれば、その値0.68のものが0.82のもの
より流量係数、圧力係数共に高く、0.75のものが更
に高いことが示されている。
しかし、これを流量と圧力に直して述べると、R2の値
が一定であれば、R1/R2の値が大きくなれば、圧力
は高く、流量は小さくなり、逆にR1/R2の値を小さ
くすると流量は大きく、圧力は低くなることになる。
現在実用化されているものは0.68程度が最小である
渦流ブロワを小型にするためには、R2の(直を小さく
すれば良いが、その値を単に小さくすると圧力が、低下
し、流量が少なくなってしまう。
一方羽根の形状に工夫を凝らし、渦流ブロワの空力性能
を改善することも提案されている。
特開昭50−+5914号公報、特開昭61−1556
9号公報に示すものは、羽根の軸方向入口角、出口角を
90度より小さく、或いは大きくして空力性能を改善す
るものである。
また、実公昭55−4815号公報、実公昭56−85
091号公報には、その目的は明確でないが、径方向入
口角度、径方向出口角度の両方、或いは一方を90度と
異ならしめたものが開示してある。
〔発明が解決しようとする課題〕
渦流ブロワでは、小型で、清浄な空気源を提供出来ると
いう利点のため、近年用途が拡がり、それに伴って、さ
らに高風圧なもの、あるいは圧力は従来程度で良いが、
更に小型化することなどが強く望まれている。しかし、
上記従来の技術を含め、これ迄の技術では、所定の圧力
を保って、更に小型化することも、寸法を大きくするこ
となく、大幅に圧力を高めることも、困難である。
また、従来の渦流ブロワは騒音が大きいと言う問題が有
り、このことが、医療機器なとのように静かな環境で使
用するものへの適用を阻止する原因に成っていた。
本発明はこの様な点に鑑みなされたものであって、その
第1の目的は、空力性能を従来のものに比べて遥かに高
めることができる渦流ブロワを提供することにある。
本発明の第2の目的は、騒音の低い渦流ブロワを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では第1に少なくと
も羽根車の内周側を、三次元的な空気の流れに対応でき
るように、羽根車の形状を適切な三次元形状にする。
つまり羽根の内側端を結ぶ円をR1、外側端を結ぶ円を
R2、内側端と外側端との中央を結ふ円をRc、R1と
Rcとの中央を結ぶ円をR1とするとき、羽根の前縁の
Rcの円周上での位置は、内側端よりも、羽根の回転方
向に見たときに遅れており、且つ羽根のR1の円周上で
の軸方向入口角をR1、Rcの円周上での軸方向入口角
をγcとするとき、γiとγcとは共に90度よりも小
さく、且つγiとγcとは異なる値に構成することを特
徴とするものである。
第2に吸入口と吐出口との間だの隔壁に吸込側ガイド、
吐出側カイトを設け、吸込側ガイドの先端は、これを羽
根が外周側から切り、吐出側ガイドの先端は、これを羽
根が内周側から切る形状に構成する。
〔作用〕
円弧状流路の中を外部から観察可能なように透明材てケ
ーシングを作成し、円弧状流路の中を流れる流体の流れ
をtJ!察ひた結果、次のことが分かった。
即ち、羽根5の外側端を5a、内側端を5b、そしてそ
の中央を5Cとするとき、吸込口6aから円弧状流路8
内に入った空気は、羽根5の速度に対する空気の、円弧
状流路8に沿う速度分布が、第23図ないし第27図の
特に第26図に示すように、外側015aから中央5C
付近までは正の値を示すが、中央5c付近から内側端5
a迄は負の値を示すことである。
円弧状流路8を横切る方に流れる速度分布は、第27図
に示すように、外側端5aから中央5C付近までは正の
値を示し、中央5C付近から内III端5b迄は負の値
を示すことは、既に知られていたことであるO その結果、全体としては、第25図に矢印70て示すよ
うに、内側15b近くては回転方向Fに対して若干戻る
ことが分かった。(これ迄は矢印80て示すように空気
の流れは螺旋を描きながら、次第に回転方向Fへ向かっ
て単純に進と考えていた。)それ故、本発明では空気の
円弧状流路に沿う速度と、円弧状流路8を横切る方に流
れる速度成分の合成ベクトルに合うように羽根5の径方
向入口角、更に軸方向入口角を定め、三次元形状に態形
形状を定めたので、空力性能が従来のものに比べて遥か
に向上するものである。
更に、本発明の上記ガイドを設けることにより、吸込ロ
ガイドの先端は羽根が外周側から切り、吐出側ガイドの
先端は羽根が内周側から切るので第27図に示した速度
分布に合った吸い込み、吐き出しがスムーズに行なわれ
、ここての騒音が非常に小さいものとなる。
〔実施例〕
以下、図を弁解しながら本発明の実施例について説明す
る。
第5図に於いてlは羽根車、2は円弧状流路8を形成す
るケーシングである。円弧状流路8は回転軸3の軸線と
平行を成す方向に開口する断面が半円弧状の溝状を成し
ている。円弧状流路8は、原動14の回転軸3を中心と
する円弧状に構成してある。この円弧状流路8の一端は
吸込口6aに連通しており、曲端は吐出口6bに連通し
ている。吐出口6bから吸込口6aに至る間は羽根車1
と漱少空隙を介して対抗する隔壁10で仕切られている
。吸込口6aに連なる吸込側通路6a’と吐出口61)
に連なる吐出側通路とはベース部材を兼ねた消音器7内
に平行を成すように設けである。原動機4はベース部材
を兼ねた消音器7上に固定して有り、ケーシング2は原
動機4に固定してある。
羽根車lは第1図ないし第3図に示すようにシュラウl
’ 9と多数の羽根5とで構成してあり、シュラウド9
は原動機4の回転軸3に固定してある。このうちシュラ
ウド9は回転軸3を中心とし、円弧状)聚路8に対抗し
て軸方向に開口する環状の溝11を有しており、羽根5
はこの′f411を横切る方向に多数段けである。
ここて、羽根車1の各部の用語、及び記号につ0て纒め
て説明する。
R1’  :羽根5の内側端を結ぶ円の半径。
R2゛;羽根5の外1’l端を結ぶ円の半径。
Rc’  : R1’ +R2’の2分の1を半径とす
る円の半径。
Ro″ : Rc’ +R2’の2分の1を半径とする
円の半径。
Ri’  : R1’ +Rc’の2分の1を半径とす
る円の半径。
R1:回転軸3の軸心を中心とする半径R1’の円。
R2:回転軸3の軸心を中心とする半径R2’の円。
一回転軸3の軸心を中心とする半径Rc’の円。
:回転軸3の軸心を中心とする半径Ro’の円。
:回転軸3の軸心を中心とする半径R1′の円。
βl  :径方向入口角であり、羽根5の前&t(軸方
向先端)に於けるR1の円周上の位置とRcの円周上の
位置とを結ぶ直線と、円R1の接線との成す角との補角
β2 : 径方向出口角であり、羽根5の前n(軸方向
先端)に於けるR2の円周上の位置とRcの円周上の位
置とを結ぶ直線と、のR2の接線との成す角。
円R1の円周上に於ける軸方向入口角であり、羽根5の
前縁を結ぶ平面に対して羽根前縁近傍の成す角。
: 円Riの円周上に於ける軸方向入口角であり、羽根
5の前縁を結ぶ平面に対して0 e γ1 : 羽根前縁近傍の成す角。
rC−円Rcの円周上に於ける軸方向入口角であり、羽
根5の前縁を結ぶ平面に対して羽根前縁近傍の成す角。
γO: 円ROの円周上に於ける軸方向出口角であり、
羽根5の前縁を結ぶ平面に対して羽根前縁近傍の成す角
γ2 : 円R2の円周上に於ける軸方向出口角であり
、羽根5の前縁を結ぶ平面に対して羽根前縁近傍の成す
角。
である。
さて第1図に示す羽根車lは第3図、第4図ここ示すよ
うに、rCはγ0やγ1に比べて小さく構成してある。
また、径方向入口角βlは90度よりも小さく溝成して
ある。
さて、吸込口6aから円弧状流路8内に入った空気は、
羽根5の速度に対する空気の、円弧状流路8に沿う速度
分布が、前に述べたように、第23図ないし第27図の
特に第26図に示すように、外側端5aから中央5c付
近までは正の値を示し、中央δC付近から内側線5b迄
は負の値を示す。
また、円弧状流路8を横切る方に流れる速度分布は、第
27図に示すように、外側端5aから中央5C付近まて
は正の値を示し、中央5C付近から内側端5a迄は負の
値を示すことも既に述べた。
ここで、の羽根車の速度三角形を示すと、第6(2)に
示すようになる。
ここて、WoSWcl、Wc2、〜V1は、夫々RO1
Rc。
R1、の円周近傍に於ける羽根δに対する空気の相対速
度、 Uo、 Ucl、 Uc2、Ulは、夫々Ro、 Rc
SRi、の円周近傍に於ける羽根5の周速、 Co、 Ccl、Cc2、C1は、夫々Ro、 Rc、
 Ri、の円周近傍に於ける空気の絶対速度である。
ここで、Rcの円周近傍に2つの速度三角形を描いた理
由は、第27図にも示したように、その円周より僅かに
外側で、空気の流れ方向が逆転するからであり、両方向
の流れを図示してある。
本実施例ではR0、rClの大きさは、UOとWOとの
成す角、UclとWc+との成す角合わせである。従っ
て、本実施例では空気の相対速度、即ち空気の円弧状流
路8に沿う速度と、円弧状流路8を横切る方に流れる速
度成分の合成ベクトルに合うように羽根6の径方向入口
角、更に軸方向入口角を定め、三次元形状に態形状を定
めたので空力性能が従来のものに比へて迩かに向上する
第7図は、rlの値を100度、90度、80度、60
度、45度、及び20度にし、且つR1の値を10度、
20度、45度、70度、80度、及び90度にしたと
きの従来例との圧力係数の比を示す。
ψ0を得たときの従来例の諸量はβ1、C2、R1、r
Cl及びR0がすへて90度である。また、本発明の実
施例としてψを得たときのγcの値は、γtよりも13
度小さい値とした。C2の値は90度に、またR1/R
2の値は0,58に固定した。
枠内の数字が1.0以上であれば従来のものよりも圧力
係数が高いことを示している。また1、7よりも若干大
きければ、圧力係数が14以上になる。
従って、このことから、β1が45度ないし80度、と
1が20度ないし70度、γcがR1よりも13度小さ
いとき圧力係数は14以上に成ることが分かる。
第8図はC2の値を70度にしたときの、第7図に示し
たものと同様の値である。なお、ψ0を得たときのC2
の値は90度である。この表からC2の値を70度にす
ると、第7図に示したものよりは圧力係数は小さくなる
が、それでもでβ1が45度ないし80度、R1が20
度ないし70度、γcがrlよりも13度小さいとき圧
力係数は従来のものよりも。
大きな値を示すことが分かる。
つまりこのことは、軸方向入口角と径方向入口角の大き
さが、空力特性を大きく左右する要因に成ることを示し
ている。
第9図は本発明の実施例と従来の渦流プロワの流量係数
φ対圧力係数ψの間係を示しており、これから本発明に
よるもののほうが、流量係数、圧力係数共に大きいこと
が分かる。
第10図は径方向入口角β1を20度と90度に選択し
たときの流量係数対圧力係数の関係を示している。この
図から径方向入口角β1を20度としたときのほうが9
0度にしたときに比べて流量係数、圧力係数共に大きい
ことが分かる。
第11図は径方向入口角βlを変えたときの圧力係数比
を示す図である。この時の径方向出口角β2は90度に
固定してある。比較の対象は、β1、β2共に90度で
ある。90度から20度の範囲では、rlが小さく成れ
ばなるはと、圧力係数比が大きく成ることが分かる。
第12図は軸方向入口角γlを変えたときの圧力係数比
を示している。この時のβ1、C2は共に90度に固定
してある。ψ0のときのR1、C2は、共に90度であ
る。rlの値が90度から30度の間では、その値が小
さくなるに連れて圧力係数比が大きくなる。
第13図はC2を80度、90度、100度、115度
、及び135度にし、且つR0の値を10度、20度、
45度、70度、80度、及びff0度にしたときの従
来例の圧力係数ψOと、本発明による実施例の圧力係数
ψとの比を示す。圧力係数ψ0を得るに当たっての諸量
はβl、β2、γ1、γc及びγ0は90度である。ま
た、圧力係数ψを得るに当たってはγcの値はγ0より
も15度小さい値とし、又βlの値は90度に、R1/
R2の値は0.58に固定した。
このことから、β2が100度ないし135度、γ0が
20度ないし70度、γcがγ0よりも15度小さいと
き圧力係数は14以上に成ることが分かる。
第14図はβ2を115度、γ0を45度にし、β1、
γ目、t90度、γcが30度のときの流量係数対圧力
係数の間係Jと、β2を115度、γ0を45度にし、
更にβlを60度、γ1を45度、モしてγcを32度
にし、しかも軸方向入口角R1,Ri、 Rc、軸方向
出口角Ro、R2を第4図に示したように滑らかに変化
させたときの関係l(を示すものである。これから、β
1は90度よりも小さく、β2は90度よりも大きく、
そして第4図に示すように軸方向入口角γ1、γ1、γ
c1C1軸方口出γ0、γ2は90度よりもかなり小さ
い値で、Rcの円周付近が最も小さく、ここより離れる
に従って徐々に大きくなるようにすれは、流量係数φ、
圧力係数ψ共に大きなものを構成できることが分かる。
第15図、第16図は本発明の異なる実施例である。こ
の実施例では軸方向出口角γ0が90度よりも大きな値
を有している。このため羽根5はRcの円周近傍で前縁
が稲妻型に折れ曲がった形状をしている。これに於いて
もβlは90度よりも小さい値を有しており、β2は9
0度よりも大きな値を有している。また、90度〉γ1
〉γ1〉γcの関係を有している。
この実施例は軸方向出口角も第6図に示した速度三角形
によく一致している。
第17図ないし第19図は本発明の更に異なる実施例で
ある。この実施例に於いては、第19図に示すようにγ
cは90度よりも僅かに小さい埴てあり、γ0は90度
よりも僅かに大きい値である。そして、γlからγ11
 γc5γ0、γ2の順に次第に連続的に大きく成って
いる。これに於いてもβ1は90度よりも小さい値を有
しており、β2は90度よりも大きな値を有している。
この実施例も第6図に示した速度三角形に良く適合して
いる。
第20図は本発明渦流ブロワの、羽根車の特に羽根の前
縁の変形例を示している。5cと5bとの間では、e、
d、fに夫々示すように直線で結ぶ形状でも、回転方向
Fに張り出した形状でも、或いは又逆に凹んだ形状であ
っても良い、要は、途中の経路は問わなく、径方向入口
角(5cと5bとを直線で結ぶ線と円R1の接線との成
す補角)β!が90度よりも小さいことが重要である。
5cと5aとの間では、a、b、cに夫々示すように、
回転方向Fに張り出した形状でも、直線で結ぶ形状でも
、或いは又逆に凹んだ形状であっても良い。要は、途中
の経路は問わなく、径方向出口角(5aと5cとを直線
で結ぶ線と円R2接線との成す)β2が90度よりも大
きいことが重要である。
第21図、第22図は本発明の更に異なる実施例である
。この実施例では羽根5の先端はシュラウド9によって
は覆われていない、また羽根5はシュラウドの両面に夫
々設けである。
これに於いても羽根5の内側端を5bと考え、外側端を
5aと考え、更にその中間を5Cと考えて、第20図に
示したものと同様に考えれば良い。これに於いてもβl
は90度よりも小さく構成してあり、β2は90度より
も大きく構成してある。この実施例てはγ1、γc1γ
0とも90度よりも小さい1直で、且つγcはγ1、γ
Oの何れよりも小さい値に成っている。
第28図は騒音を大幅に低減した隔壁形状を有するケー
シングである。このケーシング2は、回転軸3の軸線と
平行を成す方向に開口する断面が半円弧状の溝状を成す
円弧状流路8を有している。この溝内は一部が羽根車l
と微少空隙を介して対抗する隔壁10で仕切られている
。そして円弧状流路8の一端は吸込側通路6a’に、他
端は吐出側通路6b’に接続してある。吸込測道’I@
 6 a ’と吐出側通路6b’とはベース部材を兼ね
た消音器7内に平行を成すように設けである。
隔壁10の吸込口側には吸込側ガイド30が設けてあり
、その先端30aは羽根5が外周側から切るように、略
水平を成している。これは吸込口6aから円弧状流路8
内に入った空気がスムーズに羽根5の人口(第27図で
矢印が左方向を向いている)Illに導く働きをしてい
るものと考えられる。また、軸線方向から見ると、吸込
口6aは、吸込側ガイド30の陰に隠れて見えないよう
に成っている。これは、円弧状流路8内で発生している
騒音を、直接吸込側通路6a’に出さないで遮音するの
に役立つ。
隔壁10の吐出口側には吐出側ガイド40が設けてあり
、その先端40aは羽根5が内周側から切るように、略
中央部40b(羽根の流れ方向逆転点5r、と一致する
部分)が、羽根車1の回転方向Fの反対側に突出する形
状を成している。これは円弧状流路8から吐出口6bに
出る空気が、羽根5の出口(第27図で矢印が右方向を
向いている)部分からスムーズに出るように導く働きを
しているものと考えられる。また、軸線方向から見ると
、吐出口6bは、吐出側ガイド40の陰に大部分隠れる
ように成っている。これは、円弧状流路内で発生してい
る騒音を直接吐出通路6b’に出さないで遮音するのに
役立つ。
第29図は第28図に示したケーシング2と第17図に
示した羽根車lとを組み合わせて渦流ブロワを構成し、
運転したときの騒音の実測データである。
その組合せから吸込側ガイド30、吐出側ガイド40を
取り去って運転したときの第30図に示す騒音データと
比較すれば、吸込側ガイド30、吐出側ガイド40を設
けることが、騒音の低下に非常に役立フてことが分かる
なお、円弧状流路8に沿ってみた30bから40b(羽
根の流れ方向逆転点、と一致する部分)迄の寸)去りは
、 L=  −λ (2n+1) 但しλ=C/ f f=ZXN Zは前記羽根の枚数 Nは前記シュラウドの回転速度 Cは音速 nは0.1.2.3−−一 に成るようにLの値を選択して実験したところ第29図
の最大騒音レベルが更に4dB低下した。
[発明の効果] 本発明によれば以上説明したように、円弧状流路内を流
れる空気の円弧状流路に沿う速度と、円弧状流路を横切
る方に流れる速度成分の合成ベクトルに合うように羽根
の径方向入口角、更に軸方向入口角を定め、三次元形状
に態形状を定めたので空力性能が向上する効果がある。
更に、本発明の上記隔壁によれば、この隔壁の吸込口側
の先端は羽根が外周側から切り、吐出側の先端は羽根が
内周側から切るので、吸込口から円弧状流路内に入る空
気の流れ、円弧状流路内から吐出口を通って出る空気の
流れがスムーズになり、そのため騒音が非常に小さいも
のとなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す特に羽根車の斜視図、
第2図は第1図に示した一部の拡大平面図、第3図は第
2図をA−A線、B−B線、及びC−C線に沿って切断
して示す図、第4図は第1図に示した羽根車の各部の軸
方向入口角、出口角の推移を示すグラフ、第5図は本発
明渦流ブロワの実施例を示す斜視図、第6図は第1図に
示した羽根車の風速ベクトルを示す図、第7図は本発明
の実施例の実験データを従来のものと比較して示す図、
第8図は第1図に示した実施例の実験データを従来のも
のと比較して示す図、第9図は本発明の実施例と従来の
渦流ブロワの流量係数対圧力係数の関係を示す図、第1
O図は径方向入口角を特定の値に選んだときの流量係数
対圧力係数の関係を示す図、第11図は径方向入口角を
変えたときの圧力係数比を示す図、第12図は軸方向入
口角を変えたときの圧力係数比を示す図、第13図は第
1図に示した実施例の実験データを従来のものと比較し
て示す図、第14図は第1図に示した実施例と従来の渦
流ブロワの流量係数対圧力係数の関係を示す図、第15
図は本発明の異なる実施例を示す特に羽根車の斜視図、
第16図は第15図に示した羽根車の第3図に対応する
断面図、第17図は本発明の更に異なる実施例を示す特
に羽根車の斜視図、第18図は第17図に示した羽根車
の正面図、第19図は第18図に示した羽根車の第3図
に対応する断面図、第20図は本発明渦流ブロワの、特
に羽根車の羽根の前縁の変形例を示すための略図、第2
1図は本発明の羽根の更に異なる実施例を示す特に羽根
車の斜視図、第22図は第21図に示した羽根車の第3
図に対応する図、第23図は円弧状流路を横切る方に流
れる空気の状態を示す図、第24図は円弧状流路のに沿
って流れる空気の状態を示す図、第25図は羽根車の中
の空気の流れを説明するための図、第26図は羽根の速
度に対して、円弧状流路に沿って流れる空気の速度分布
を示す図、第27図は円弧状流路を横切る方向に流れる
空気の速度分布を示す図、第28図は本発明渦流ブロワ
の望ましいケーシングの正面図、第29図は第17図に
示した羽根車と第28図に示したケーシングとを組み合
わせて運転したときの騒音の実測データ、第30図は第
17図に示した羽根車を従来のケーシングと絹み合わせ
て運転したときの騒音の実測データを示す図である。 】は羽根車、2はケーシング、3は回転軸、5は羽根、
5aは羽根外側端、5bは羽根内、8は円弧状流路、9
はシュラウド、30は吸込側ガイド、4゜は吐出側ガイ
ドである。 □H 第41圏 $ 2 図 fc<γθ γ’c<’f−。 圧力比 第 千 図 6、分布 (A ” q’:ハ・例β2”7θ°)茂4″所、&φ i−を僚放φ 第 13 図 第 4 流−it糸教φ $lY 図 第 1’y 画 第 3 図 第 4 凹 第 S 図 第 2乙 図 第 7 凹 韮蚊−#− 畢 28 凹 易 7 凹 第 0 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、円弧状流路と、該円弧状流路内に夫々連通する吸込
    口、吐出口と、これ等吐出口から吸込口へ至る間を、羽
    根の通過経路に対して微少空隙を介して仕切る隔壁と、
    回転軸に固定してあるシュラウドと、前記円弧状流路に
    沿い、前記シュラウドと一体に回転する多数の前記羽根
    とを有するものに於いて、前記羽根の内側端を結ぶ円を
    R1、外側端を結ぶ円をR2、且つ前記内側端と外側端
    との中央を結ぶ円をRcとするとき、前記羽根の前縁の
    、Rcの円周上での位置は、前記内側端よりも、前記羽
    根の回転方向に見たときに遅れており、且つ前記羽根の
    前記内側端とRcの円周との中央Riでの軸方向入口角
    をγi、Rcの円周上での軸方向入口角をγcとすると
    き、γiとγcとは共に90度よりも小さく、且つγi
    とγcとは異なる値を有していることを特徴とする渦流
    ブロワ。 2、前記γcはγiに比べて小さい値を有していること
    を特徴とする請求項第1項記載の渦流ブロワ。 3、前記羽根は前記円Riの円周上から前記円Rcの円
    周上へ近付くに連れて前記軸方向入口角が次第に小さく
    成っていることを特徴とする請求項第2項記載の渦流ブ
    ロワ。 4、前記隔壁の前記吸込口側に設けた吸込側ガイドの先
    端は、これを前記羽根が外周側から切り、前記吐出側に
    設けた吐出側ガイドの先端は、これを前記羽根が内周側
    から切る形状に構成してあることを特徴とする請求項第
    1項、第2項、または第3項記載の何れか一つの渦流ブ
    ロワ。 5、前記シュラウドの回転方向にみた前記円弧状流路の
    、羽根の流れ方向逆転点上でみた、前記吸込側ガイドの
    先端から、吐出側ガイドの先端迄の寸法Lは 1 L=−λ(2n+1) 但しλ=C/f f=Z×N Zは前記羽根の枚数 Nは前記シュラウドの回転速度 Cは音速 nは0、1、2、3−−−− であることを特徴とする請求項第4項記載の渦流ブロワ
    。 6、円弧状流路と、該円弧状流路内に夫々連通する吸込
    口、吐出口と、これ等吐出口から吸込口へ至る間を、羽
    根の通過経路に対して微少空隙を介して仕切る隔壁と、
    回転軸に固定してあるシュラウドと、前記円弧状流路に
    沿い、前記シュラウドと一体に回転する多数の前記羽根
    とを有するものに於いて、前記羽根の内側端を結ぶ円を
    R1、外側端を結ぶ円をR2、前記内側端と外側端との
    中央を結ぶ円をRc、且つ前記R1の円周とRcの円周
    との中央を結ぶ円をRiとすると圧力係数が14以上で
    、前記羽根の径方向入口角β1はを90度よりも小さい
    値で、前記Riの円周上での軸方向入口角γ1と前記R
    cの円周上での軸方向入口角をγcを90度よりも小さ
    い値で、且つγiとγcとは異なる値を有していること
    を特徴とする濁流ブロワ 7、前記径方向入口角β1、及び軸方向入口角γiを 45度≦β1≦80度 20度≦γi≦70度 に定めたことを特徴とする請求項第6項記載の渦流ブロ
    ワ。 8、円弧状流路と、該円弧状流路内に夫々連通する吸込
    口、吐出口と、これ等吐出口から吸込口へ至る間を、羽
    根の通過経路に対して微少空隙を介して仕切る隔壁と、
    回転軸に固定してあるシュラウドと、前記円弧状流路に
    沿い、前記シュラウドと一体になって回転する多数の前
    記羽根とを有するものに於いて、前記羽根の内側端を結
    ぶ円をR1、外側端を結ぶ円をR2、前記内側端と外側
    端との中央を結ぶ円をRc、R1とRcの中央を結ぶ円
    をRiとするとき、R1/R2の値が0.68よりも小
    さい値で、圧力係数が14以上で、前記羽根の前縁のR
    cの円周上での位置は、前記内側端よりも、前記羽根の
    回転方向に見たときに遅れており、且つ前記羽根の前縁
    近傍では、前縁から奥に進に連れて遅れており、しかも
    その遅れ程度は、前記羽根の内側端から外側端へ向かう
    に連れて異なっていることを特徴とする渦流ブロワ。
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