JPH03773A - 反応染料の製剤、その製造方法およびそれを用いる繊維材料の染色方法 - Google Patents

反応染料の製剤、その製造方法およびそれを用いる繊維材料の染色方法

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JPH03773A
JPH03773A JP13707589A JP13707589A JPH03773A JP H03773 A JPH03773 A JP H03773A JP 13707589 A JP13707589 A JP 13707589A JP 13707589 A JP13707589 A JP 13707589A JP H03773 A JPH03773 A JP H03773A
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JP13707589A
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Shinji Nishimura
信司 西村
Noriaki Yamauchi
山内 法明
Toru Fujiwara
亨 藤原
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は反応染料の製剤、その製造方法およびそれを用
いる繊維材料、特にセルロース系繊維の染色方法に関す
る。
〈従来の技術〉 水溶性の反応染料は、その合成後常法により塩析、濾過
、乾燥、粉砕工程を経て、あるいは、その合成後、染料
を含有する反応液を直接乾燥する工程、例えば、噴霧乾
燥工程を経て固体製剤として製造されている。また、該
反応液をa縮するなどの工程を経て水性液体製剤として
も製造されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 これらの染料製剤は、反応中に副生ずる無機塩や塩析に
用いた無機塩を含有しており、そのために、例えば、水
性液体製剤の場合、その貯蔵中に、染料、無機塩などが
析出するという問題があった。
このような問題を解決する方法として、例えば、特開昭
47−16522号公報、特開昭63−275669号
公報などに記載されているように、膜による濾過技術を
利用して無機塩を除去する方法が知られている。しかし
、これらの方法も染料業界のニーズを十分に満足するも
のではなくその解決が強く望まれている。
また、固体製剤についても、例えば機械的強度、流動特
性などが優れた高1a度の顆粒製剤右よびその工業的有
利な製造方法の開発が望まれている。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、高度に脱塩、精製され、溶解性、安定性
などが潰れる反応染料の製剤について鋭意検討の結果、
粗製の反応染料水溶液中にコロイド状態で含有されてい
る粒径が0.05μ以下の水不溶性乃至難溶性成分を除
去することによって目的が達成されることを見出し、本
発明を完成するに至った。
本発明は、高度に脱塩、精製され、溶解性、安定性に優
れる反応染料の製剤を提供するものであり、また、粗製
の反応染料水溶液を吸着剤を用いて処理し該水溶液中に
存在する水不溶性乃至難溶性成分を分離し、次いで膜分
離法により脱塩、濃縮することを特徴とする反応染料の
水性液体製剤の製造方法、その製造方法において膜分離
法により脱塩、濃縮して得られた精製水溶液を乾燥する
ことを特徴とする反応染料の固体製剤の製造方法、およ
びそれを用いることを特徴とする繊維を4料の染色方法
を提供する。
本発明における反応染料は、染料分子中に少なくとも1
個の繊維反応基を有するものである。
繊維反応基は、染色条件下に繊維の一〇H基または−N
H−基と反応して共有結合するものであって、例えば、
ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジン、トリ
アジンなどの複素環式環、もしくはキノリン、フタラジ
ン、キナゾリン、キノキサリン、アクリジンなどの炭素
環式環上に少なくとも1個の反応性置換基を有している
もの、脂肪族の反応基、またはこれらを適当な連結基で
結合させたものなどが例示される。
これらの反応染料中、染料分子中に、式−3O2−YC
式中、Yは−CH=CH2または−CH2CH2Z (
式中、Zはアルカリの作用で脱離する基を表す。)を表
す。〕で示される基を少なくとも1個有するビニルスル
ホン型反応染料が好適に用いられる。更に詳しくは、こ
のようなどニルスルホン型反応染料は下記−殺伐(11
、(II)および(III)で示される。
互いに独立に水素原子または置換基を有していてもよい
低級アルキル、フェニル、ベンジルも〔式中、D+はス
ルホン酸基を有する有機染料の残基、R,、R2はそれ
ぞれ独立に水素原子または置換基を有していてもよい低
級アルキル基、Δは02〜C6アルキレン基、低級アル
キレン−*は一シーに結合することを意味し、Rは水素
原子または低級アルキル基、■、およびV、はそれぞれ
独立に直接結合または脂肪族の連結基を表す。)、また
は置換基を有していてもよいフェニレンまたはナフチレ
ン基、Xはハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換基を
有していてもよい(式中、R,、R,およびR1はそれ
ぞれ独立に低級アルキル基を表す。)または置換基を有
していてもよいピリジニオ基、Y置よ−CH=CH2ま
たは一〇HI  GH2Zl (式中、Zlはアルカリ
の作用で脱離する基を表す。)、nは1〜3の数を表す
。〕 1:h −(S 02 − Y2  ) 、     
 (II)〔式中、D2はスルホン酸基を有する有機染
悟の残基、Y2は−CH=CHzまたは−CH2−CH
2Z2(式中、Z2はアルカリの作用によって脱離する
基を表す。)、mは1〜3を表す。〕t(1lNYN ×。
[1) 〔式中、D、はスルホン酸基を有する有機染料の残基、
R8は水素原子または置換基を有していてもよい低級ア
ルキル基、Wは窒素原子または置換基として塩素原子を
有する炭素原子、X2およびX、はそれぞれ独立にハロ
ゲン原子、低級アルコキシ基、置換基を有していてもよ
いフいに独立に水素原子または置換基を有していてもよ
い低級アルキル、フェニル、ベンジルもしく式中、R1
1、R32,およびR13はそれぞれ独立に低級アルキ
ル基を表す。)または置換基を有していてもよいピリジ
ニオ基、Y、は−CH=CHz または−−CH2CH
2Zs (式中、Z、はアルカリの作用で脱離する基を
表す。)を表す。
〕上記の一般式(I)、(■)および(DI)において
、D+、Dtおよびり、で表される有機染料の残基とし
ては、それぞれ、モノアゾ染料、ジスアゾ染料、トリス
アゾ染料、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、
金属錯塩アゾ染料、ホルマザン染料、アゾメチン染料、
ジオキサジン染料、フェナジン染料の残基などが例示さ
れる。
一般式(■)・および(I[I)においてR1、R3お
よびR−で表される置換基を有していてもよい低級アル
キル基としては、ヒドロキシ、シアノ、CI〜C4アル
コキシ、ハロゲン、カルボキシ、カルバモイル、C1〜
C,アルコキシカルボニル、C〜C4アルキルカルボニ
ルオキシ、スルホ、スルファモイルなどで置換されてい
てもよいC1〜C4アルキル基が例示される。
Aで表される低級アルキレン−O−低級アルキレン基と
してはC2〜C4アルキレン−〇−〇1〜C41こ71
.− ■、で表される脂肪族の連結基としては−(CL) +
〜6−CO−−0−(C11,)、〜6−CO−などが
°、■2で表される脂肪族の連結基としては、−(CH
2) 、〜、−(C)+2)1〜*  0−(CL)+
〜、−などが例示される。
また、八で表される置換基を有していてもよいフェニル
およびナフチル基の置換基としては、メチル、エチル、
メトキシ、エトキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ
などが例示される。
L、XiおよびX、で表されるハロゲンとしては、塩素
、ふっ素などが、低級アルコキシ基としてはメトキシ、
エトキシ、n−プロポキシ、1so−プロポキシ、n−
ブトキシ、β−メトキシエトキシ、1so−ブトキンな
どのC1〜C,アルコキシ基が例示される。置換基を有
していてもよいフェノキシ基の置換基としてはC3〜C
4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ニトロ、スルホ、
カルボキシ、ハロゲンなどが例示される。
前記の意味を有する。)において、R,、R,、Rsお
よびRIOで表される置換基を有していてもよい低級ア
ルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、1
so−プロピル、n−ブチル、is。
−メチル、5ec−ブチル、β−ヒドロキシエチル、β
−スルフアートエチル、β−スルホエチル、β−メトキ
シエチル、β−カルボキシメチルなどが、置換基を有し
ていてもよいフェニル基としては、フェニル、2−3−
または4−スルホフェニル、2−34.たは4−カルボ
キシフェニル、2.3または4−クロロフェニル、 3
.4−3.5−1たは3.6−ジスルホフェニルなどが
、置換基を有していてもよいベンジル基としては、ベン
ジル、2− 3−7:たは4−スルホベンジルなどが、
置換基を有していてもよいナフチル基としては、2− 
3− 4− 5− 6− 7−または8−スルホ−1−
ナフチル、1− 5− 67−または8−スルホ−2−
ナフチル、2゜4− 5.7− 6.8− 4.8− 
4.7−3.8− 4.6− 3.7−または3.6−
ジスルホ−2−ナフチル、4,6.8− 2.4゜7−
または3,6.8〜トリスルホ−1−ナフチル、1.5
.7.− 4.6.8−または3,6゜8−トリスルホ
−2−ナフチルなどがそれぞれ例示される。
びR13は前記の意味を有する。)にふいて、Rs。
Re、Rq、R1、R12およびRI3で表される低級
アルキル基としてはメチル、エチルなどが、置換基を有
していてもよいピリジニオ基の置換基としてはヒドロキ
シ置換低級アルキル、カルバモイル、スルホ、カルボキ
シなどがそれぞれ例示される。
前記−殺伐(I)で示されるビニルスルホン型反応染料
は、具体的には、例えば、特公昭39−18184号、
特公昭55−39672号、特公昭58−18472号
、特公昭57−25672、特公昭58−48672号
、特公昭60−56836号、特公昭60−36515
号、特公昭62−1036号、特開昭59−15451
号、特開昭61−155469号、特開昭61−225
256号、特開昭63−77974、特開昭63−19
6662号などの多くの公報に記載されている。
また前記−殺伐(II)で示されるビニルスルホン型反
応染料も具体的には、例えば特公昭26−1989号、
特公昭37−18081号、特公昭37−8090号、
特公昭38−5033号、特公昭39−24649号、
特公昭42−21022号、特公昭42−4267号、
特公昭43−3508号、特公昭43−24790号、
特公昭43−26372号、特公昭44−10907号
、特公昭44−10907号、特公昭44−14107
号、特公昭44−14107号、特公昭44−3062
0号、特公昭45−8193号、特公昭45−8193
号、特公昭45−40182号特公昭45−63号、特
公昭46−18829号、特公昭46−23914号、
特公昭46−19751号、特公昭4 B−28902
号、特公昭46−37387号、特公昭46−4341
号、特公昭46−242.6号、特公昭60−377号
、などの公報に記載されている。
また、−殺伐(I[[)で示されるビニルスルホン型反
応染料も具体的には、例えば特開昭60−58470、
特開昭61−118459、特開昭61−181806
、特開昭61−238857、特開昭61−27856
8、特開昭63−178168、特開昭63−2256
65、特開昭63−256660号などの公報に記載さ
れている。
これらの反応染料はそれぞれ公知の方法によって合成さ
れ、その最終工程では染料水溶液の形で存在する。本発
明においては、この染料水溶液を粗製の反応染料水溶液
として用いることができる。
また、該染料水溶液を常法によって塩析、濾過して得ら
れた湿潤ケーキを水に溶解して粗製の反応染料水溶液と
してもよく、更には常法により乾燥工程を経て得られる
粉末染料を水に溶解して粗製の反応染料水溶液としても
よい。
本発明で用いる吸着剤は、多量の吸着を起こさせるよう
な界面を提供する物質であれば、特に制限されることは
なく、アルミニウム、ケイ素、鉄、チタン、スズなどの
酸化物や水酸化物、炭酸カルシウム、粘土鉱物など種々
のものが例示される。
これらの中、ベントナイト、酸性白土、活性白土、活性
炭、けいそう土などの多孔性吸着剤が好適に用いられる
これらの吸着剤の使用量は粗製の反応染料水溶液に対し
て0.01〜10重量%、好ましくは、0.05〜3重
量%である。
本発明においては、粗製の反応染料水溶液に所定量の吸
着剤を添加して吸着処理を行う。吸着処理は、通常、1
0〜60℃の温度で5〜60分間撹拌することによって
完遂させることができる。
吸着処理後に濾過を行う。濾過はフィルタープレス、加
圧濾過器、葉状濾過器、遠心分離濾過器、ロータリーフ
ィルター、ベルトフィルターなどを用いて行うことがで
きる。このように吸着処理および濾過を行うことによっ
て、粗製の染料溶液中に存在する水不溶性乃至難溶性の
成分であって、その粒径が0.05μ以下のものも除去
することができる。
次いで、母液を膜分離法により脱塩、濃縮を行う。膜に
よる濾過技術を利用する膜分離法はよく知られており、
例えば、イオン選別膜による濃度勾配を利用する透析法
、隔膜としてイオン交換膜を使用し電圧を印加する電気
透析法、限外濾過法、逆浸透膜法などが知られている。
本発明においてはこれらのいずれの方法によってもよい
工業的には逆浸透膜分離法が有利である。逆浸透膜の材
料としては天然、合成、半合成のいずれでもより、例え
ば、セルロース、セルロース ジーまたはトリーアセテ
ート、ポリアミド、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリ
イミド、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。
これらの中、セルロースジアセテート、ポリアミド、ポ
リスルホン、ポリアクリロニトリルなどの膜が好ましく
、特に、98%以上の染料を保持し得る膜が好適に用い
られる。装置、膜右よびモジュールの形状は特に制限さ
れることなく、公知のいずれのものも使用することがで
きる。圧力は使用する膜、モジュールの種類、形状によ
って異なるが、通常、5〜70kg/cfflである。
逆浸透膜分離に供される母液の温度、pHは膜およびモ
ジュールについては重要ではないが、該母液の安定性に
より定められ、通常、pH3〜9、好ましくは4〜8、
温度15〜60℃、好ましくは20〜50℃である。
得られた精製染料溶液は所望により水を添加または更に
濃縮を行うことによって溶液中の染料含量を通常5〜4
5重量%に調整し、更に所望によりpHを調整して水性
液体製剤を製造することができる。
本発明の方法によれば、膜分離法を行うに先立って吸着
処理および濾過を行うことによって微小粒子をも除去す
るために、膜閉塞を回避することができ、長期の膜ライ
フが可能となり、膜処理時間の短縮も可能となる。
このようにして得られる粒径が0.05μ以下の微小粒
子をも除去してなる水不溶性乃至難溶性成分不含の水性
液体製剤は優れた貯蔵安定性を有する。
本発明においては、また、膜分離法によって得られた精
製染料水溶液に必要により粉塵飛散防止剤、無機塩、染
色助剤などを添加し、これを常法により乾燥することに
よって粉状またはグレイン状もしくはグラニユール状な
どの顆粒状の固体製剤を製造することができる。粉状の
固体製剤は常法によってグラニユール状の固体製剤にす
ることができる。乾燥は公知のいずれの方法によっても
行うことができ、例えばスプレードライヤー、ディスク
ドライヤー、流動床装置などを用いて行うことができる
このようにして得られる固体製剤のうち、粒径が70μ
以上の固体製剤、とりわけvi4粒状の固体製剤が粉塵
飛散による環境汚染の防止、自動計量などの観点から好
ましい。
このような固体製剤は、高度に脱塩、精製された染料溶
液を上記の乾燥装置を用いて容易に製造することができ
、その平均粒径は好ましくは、150μ以上であり、最
大平均粒径は、粉塵飛散、流動性、溶解性などを考慮し
て適宜決定することができる。
本発明においては、公知のバインダーを用いて、あるい
は用いることなく機械的強度および流動性に優れた顆粒
状の固体製剤を製造することができる。
このようにして80重量%以上、とりわけ85〜98重
量%という高染料含量を有する固体製剤を製造すること
ができる。
これらの固体製剤は溶解性が優れ溶解時の作業性を向上
することができる。
本発明の水性液体および固体の染料製剤は更にアルカリ
浴安定性が優れるという特徴を有する。
省エネ染色法として注目されているコールド・パッド・
バッチ染色においては、調製されるパディング液に、通
常、予めアルカリが添加されるため、繊維にパディング
されるまでの間に、染料がパディング液中で凝集、析出
あるいはゲル化するという問題があるが、本発明の染料
製剤はこのような問題がなく、コールド・パッド・バッ
チ染色に工業的有利に用いることができる。
本発明の水性液体および固体の染料製剤は、繊維材料、
とりわけセルロースua維材料を吸尽染色法、捺染法、
あるいは上記のコールド・パ、ツド・バッチ染色法を含
む連続染色法など従来の公知のいずれの方法によっても
染色することができる。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。例中、
部および%はそれぞれ重量部および重量%を表す。
実施例1 遊離酸の形で下式(1) %式% の染料を10kg含む粗製染料溶液50kgに活性白土
500gを加え30〜35℃で30分撹拌後、濾過器に
より不溶解固形分を除去した。
不溶解物が除去された染料液を透過液に相当した水を追
加しながら3時間逆浸透にかけて120kgの透過液を
排出し脱塩した。脱塩浸水の追加を止め染料液を23k
gまで濃縮し、無機塩含量0,01%の濃厚染料溶液を
得た。
逆浸透は、溶液のp H5,0乃至5.5、温度30〜
35℃、圧力20kg/c111で食塩排除率約50%
のポリスルホンの膜1.6 m’を有する実験室逆浸透
装置で実施した。
このようにして得られた濃厚染料溶液に水10kgを加
えて染料含量が30%の水性液体製剤を得た。この製剤
は0℃で6ケ月間保存したが結晶を生ずることもなく安
定であった。
上記と同様にして得られた23kgの濃厚染料溶液に濃
度調製用として硫酸ナトリウム0.8 kgを添加し流
動床造粒機により乾燥し以下の物性を持った染料顆粒を
得た。
(以下余白) この染料精粒は、高い密度と良好な摩耗抵抗及び自由流
動性を有し極めて良好な溶解性を持っていた。
実施例2 実施例1で得られた染料顆粒品1.0部を100容量部
の水に溶解し、20%芒硝水溶液100容量部を加え、
被染物である木綿20部を加え液温を50℃とした。つ
いで20分間経過後、20%ソーダ灰水溶液20部を加
え同温度で60分間染色した。
染色終了後、水洗、シービング、乾燥を行った結果、染
斑の全くない紺色の染色物が得られた。
本染色物は射光及び注射光堅牢度などの諸堅牢度が良好
であった。
(以下余白) 実施例3 実施例1で得られた染料額粒品を用いてコールド・パッ
ド・バッチ染色を行った。アルカリ添加後、繊維にパッ
ドされるまで調製された染浴の中で析出、凝縮あるいは
ゲル化等の性状変化がなく安定であった。染色物は実施
例2と同様、染斑の全くない紺色であり、射光及び注射
光堅牢度などの諸堅牢度が良好であった。
実施例4 遊離酸の形で下式(2) の染料を15kg含む粗製染料溶液50kgに活性炭2
5gを加え40〜45℃で30分間撹拌後、濾過器によ
り不溶解固形分を除去した。
不溶解物が除去された染料液に水80kgを添加し3時
間に亘り、食塩排除率20%のポリアクリロニ) IJ
ルの膜1m″を有する実験室逆浸透装置で25〜30℃
において40kg/cffIの圧力をかけ、染料をほと
んど含まない塩含有透過液100kgを抜き取り、無機
塩含量0.2%の濃厚染料溶液を得た。
こうして得られた、濃厚水溶液に濃度調製用の硫酸ナト
リウム0.3 kgとm f17剤としてリン酸ナトリ
ウム0.3 kgを添加した後スプレードライヤーによ
り乾燥し平均粒径200μ、かさ比重0.58 kg/
It、粉塵飛散(カセラ値)0.9の自動流動性を有し
た染料顆粒を得た。
この染料顆粒はを用いてセルロース繊維のコールドバッ
チ染色を行ったところ、黄色の染′色物が得られた。
実施例5〜23 実施例4と同様の方法によって下表の構造式を有する染
料を用いて、夫々優れた性能を有した濃厚な染料製剤を
得た。
(以下余白) 実施例24 aili1酸(7)Ji下式(24) の染料5 kgを含む粗製染料溶液50kgに活性炭5
00gを加え45〜50℃で30分間撹拌後、濾過器に
より不溶解固形分を除去した。
不溶解物が除去された染料液を食塩排除率50%のポリ
アミドの膜1m″を有する実験室逆浸透装置で35〜4
0℃において25kg/cdの圧力をかけ、透過液に相
当した水を追加しながら、染料をほとんど含まない塩含
有透過液175kgを抜き取った。
脱塩浸水の追加を止め染料液を25kgまで濃縮した。
このようにして染料含量が20%の水性液体製剤を得た
。必要により得られた液体製剤に緩衝剤、可溶化剤、殺
菌剤などを添加し、所定の濃度まで水で希釈して所望の
水性液体製剤とすることができる。
上記と同様にして得られた25kgの濃厚染料溶液をス
プレードライヤーにより乾燥し高い密度と良好な摩耗抵
抗を有した自由流動性の濃厚な染料頴粒品を得た。この
染料顆粒は、従来の製品と比較して、溶解性及び濃厚状
態でのアルカリ安定性が優れ、セシレロース繊維に染色
すると染斑の全くない黄色染色物が得られた。
実施例25〜41 実施例24と同様の方法によって下表の構造式を宥する
染料を用い、夫々濃厚な染料顆粒を得た。
(以下余白)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗製の反応染料水溶液を吸着剤を用いて処理して
    該水溶液中に存在する水不溶性乃至難溶性成分を分離し
    、次いで膜分離法によって脱塩、濃縮することを特徴と
    する反応染料の水性液体製剤の製造方法。
  2. (2)粗製の反応染料水溶液を吸着剤を用いて処理して
    該水溶液中に存在する水不溶性乃至難溶性成分を分離し
    、次いで膜分離法によって脱塩、濃縮し、得られた精製
    染料水溶液を乾燥することを特徴とする反応染料の固体
    製剤の製造方法。
  3. (3)膜分離法が逆浸透膜分離法である請求項1または
    2に記載の方法。
  4. (4)反応染料がその分子中に少なくとも1個の式−S
    O_2−Y〔式中、Yは−CH=CH_2または−CH
    _2CH_2Z(式中、Zはアルカリの作用で脱離する
    基を表す。)を表す。〕で示される基を有するビニルス
    ルホン型反応染料である請求項1〜3のいずれかに記載
    の方法。
  5. (5)ビニルスルホン型反応染料が下記一般式( I )
    、▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、D_1はスルホン酸基を有する有機染料の残基
    、R_1、R_2はそれぞれ独立に水素原子または置換
    基を有していてもよい低級アルキル基、AはC_2〜C
    _6アルキレン基、低級アルキレン−O−低級アルキレ
    ン基、▲数式、化学式、表等があります▼(式中 *は▲数式、化学式、表等があります▼に結合すること
    を意味し、Rは水素原子または低級アルキル基、V_1
    およびV_2はそれぞれ独立に直接結合または脂肪族の
    連結基を表す。)、または置換基を有していてもよいフ
    ェニレンまたはナフチレン基、X_1はハロゲン原子、
    低級アルコキシ基、置換基を有していてもよいフェノキ
    シ基、▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_
    3、R_4は互いに独立に水素原子または置換基を有し
    ていてもよい低級アルキル、フェニル、ベンジルもしく
    はナフチル基を表す。)、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ (式中、R_5、R_6およびR_7はそれぞれ独立に
    低級アルキル基を表す。)または置換基を有していても
    よいピリジニオ基、Y_1は−CH=CH_2または−
    CH_2−CH_2Z_1(式中、Z_1はアルカリの
    作用で脱離する基を表す。)、nは1〜3の数を表す。 〕 で示される請求項4に記載の方法。
  6. (6)ビニルスルホン型反応染料が下記一般式(II)、
    D_2−(SO_2−Y_2)_m(II) 〔式中、D_2はスルホン酸基を有する有機染料の残基
    、Y_2は−CH=CH_2または−CH_2−CH_
    2Z_2(式中、Z_2はアルカリの作用によって脱離
    する基を表す。)、mは1〜3を表す。〕で示される請
    求項4に記載の方法。
  7. (7)ビニルスルホン型反応染料が下記一般式(III)
    、▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、D_3はスルホン酸基を有する有機染料の残基
    、R_8は水素原子または置換基を有していてもよい低
    級アルキル基、Wは窒素原子または置換基として塩素原
    子を有する炭素原子、X_2およびX_3はそれぞれ独
    立にハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換基を有して
    いてもよいフェノキシ基、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼(式中、R_9、R_1_0は互いに独立に水素
    原子または置換基を有していてもよい低級アルキル、フ
    ェニル、ベンジルもしくはナフチル基を表す。)、▲数
    式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_1、R_1_2、およびR_1_3は
    それぞれ独立に低級アルキル基を表す。)または置換基
    を有していてもよいピリジニオ基、Y_3は−CH=C
    H_2または−CH_2CH_2Z_3(式中、Z_3
    はアルカリの作用で脱離する基を表す。)を表す。〕で
    示される請求項4に記載の方法。
  8. (8)水不溶性乃至難溶性成分を除去してなり粒径が0
    .05μ以下の微小粒子を含有しないことを特徴とする
    水性液体製剤。
  9. (9)染料含量が80重量%以上である反応染料の固体
    製剤。
  10. (10)反応染料の粒径が70μ以上である請求項9に
    記載の製剤。
  11. (11)製剤の剤型が顆粒である請求項9または10に
    記載の製剤。
  12. (12)請求項8に記載の水性液体製剤または請求項9
    に記載の固体製剤を用いることを特徴とする繊維材料の
    染色方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6274479B1 (en) * 1998-08-21 2001-08-14 Micron Technology, Inc Flowable germanium doped silicate glass for use as a spacer oxide
CN102434373A (zh) * 2011-12-23 2012-05-02 国网电力科学研究院 一种基于抽水蓄能机组的调速器智能启动控制方法

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