JPH0374088B2 - - Google Patents

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JPH0374088B2
JPH0374088B2 JP31245886A JP31245886A JPH0374088B2 JP H0374088 B2 JPH0374088 B2 JP H0374088B2 JP 31245886 A JP31245886 A JP 31245886A JP 31245886 A JP31245886 A JP 31245886A JP H0374088 B2 JPH0374088 B2 JP H0374088B2
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JP31245886A
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は事務用等に供される椅子における背
もたれの傾動装置に関する。
従来技術とその問題点 背もたれの前後傾動により執務形態と体息形態
とに転換できる椅子として、例えば第7図に示す
ように、座部1の後端付近に背もたれ2が下端で
枢着され、ばね(図示略)等で背もたれ2を前方
回動側へ付勢したものが汎用されている。
しかしながら、このような椅子にあつては、使
用者3が執務姿勢から背もたれ2を後傾させて休
息姿勢をとつた際、使用者3の背と背もたれ2と
の接触点Pは背もたれ2側では枢着点O1を中心
として円弧運動してP1位置になるのに対し、使
用者3側では腰推部O2を中心に円弧運動して
P1よりもかなり低いP2位置となる。従つて使用
者3の背と背もたれ2の表面との間にずれを生
じ、使用者3のシヤツ等がずり上がり、傾動の繰
り返しによつて次第にはみ出すという問題があつ
た。また、休息形態では、執務形態に対して使用
者3の腰部が背もたれから遠ざかるため、背もた
れ2に対する背の当たり角度が悪くなり、上半身
の体重を背もたれ2にうまく預けにくく、腰部の
負担が大きく必ずしも安楽な姿勢をとれるとはい
えなかつた。
問題点を解決する為の手段 この発明は、上記従来の問題点を解決すべくな
されたもので、背もたれが前方へ移動しつつ後傾
することにより、休息形態への転換において使用
者の背と背もたれとの間にずれを生じず、しかも
人間工業上で理想的な安楽姿勢を付与できる椅子
の背もたれ傾動装置を提供することを目的として
いる。
即ち、この発明に係る背もたれ傾動装置は、上
記目的を達成するために、背フレーム11の下部
左右両側に前方へ延出する取付腕部11a,11
aが形成され、各取付腕部11aに前後2本のリ
ンク16,17が上端で枢着されると共に、各リ
ンク16,17の下端が脚体13に支承された受
けフレーム12に枢着され、これらリンク16,
17の後方回動限界を定めるストツパー部18と
これらリンク16,17を後方回動側へ常時付勢
するばね部材20とを備え、該後方回動限界にお
ける前部リンク16の上端枢着部16aが下端枢
着部16bよりも後方に位置し、かつ後部リンク
17の上端枢着部17aが下端枢着部17bの真
上ないし前方に位置するように設定され、背フレ
ーム11を後方へ押圧した際の該背フレーム11
が前方へ移動しつゝ後傾するように構成されてな
るものである。
実施例 以下、この発明を図示実施例に基づいて説明す
る。
第1〜6図において、11は背もたれ10を取
付けた背フレームであり、下部左右両側に前方へ
延出する断面下向き開放コ字形の取付腕部11
a,11aが一体形成されている。
12は上面が開放すると共に後部が弧状に凹ん
だ略箱形の受けフレーム、13は左右1対の略逆
V字状のフレームからなる脚体であり、該脚体1
3の上部には内向きに開放したコ字形枠部13a
が形成されており、受けフレーム12がその両側
部をそれぞれ該コ字形枠部13aに嵌合して外面
側および下面側からビス14,14……を螺合す
ることにより脚体13に固着されている。15は
受けフレーム12上に配設される座板である。
背フレーム11の各取付腕部11aには、前部
面側に凹となるL字状の前部リンク16と、直線
状の後部リンク17とがそれぞれ上端で枢支ピン
16a,17aを介して垂直面内で前後方向回動
自在に枢着されている。また、両リンク16,1
7の下端はそれぞれ受けフレーム12の側壁部1
2aの下部に枢支ピン16a,17bを介して垂
直面内で前後方向回動自在に枢着されており、こ
れによつて背フレーム11が受けフレーム12上
で前後揺動可能に支承されている。
しかして、前部リンク16の下半部はその後面
側で受けフレーム12の内底面に当接して該前部
リンク16の後方回動限界を定めるストツパー部
18を構成している。このストツパー部18の作
用位置つまり前部リンク16の後方回動限界位置
において、前部リンク16の上端側枢支ピン16
aが下端側枢支ピン16bより後方に位置し、か
つ後部リンク17の上端側枢支ピン17aが下端
側枢支ピン17bよりも僅かに前方に位置するよ
うに設定されている。すなわち、両リンク16,
17の上下枢着部は台形の頂点をなす形に配置さ
れている。
また、受けフレーム12の内底面前部には、前
後に対向して対をなす突起19,19の複数が左
右方向に沿つて所定間隔で突設されており、各対
の突起19,19に棒ばね20が周方向回転可能
に嵌装され、かつ両突起19,19上にビス止め
19bされた止め板19aにて抜出不能に保持さ
れている。この棒ばね20は、中央部に形成され
た逆U字状部20aにおいて受けフレーム12の
前壁部12bのねじ孔21aに螺挿されているば
ね調整ボルト21に当接すると共に、両端部に形
成されたL字状部20b,20bにて両側の前部
リンク16,16の屈折部前面をねじれ復元力に
よつて常時押圧している。しかして、この押圧に
より、前部リンク16は後方回動側に付勢され、
常時はストツパー部18が受けフレーム12の内
底面に当接する位置で保持され、背フレーム11
は前傾限界位置つまり執務形態を維持する。
なお、受けフレーム12の側壁部12aには棒
ばね20のL字状部20b端を嵌合して回動範囲
を規制する弧状長孔12dが穿設されており、ま
た後壁部12cの左右両側にはそれぞれ背フレー
ム11の取付腕部11aを挿通する切欠部12e
が設けてある。
一方、受けフレーム12は、左右両側にそれぞ
れ、前壁部12bの上縁より前方へ張出するレー
ル受け片22aと後部寄り内底面より上方へ突出
するレール取付用突部22bとを備えており、該
受け片22aと突部22bとの間に断面略上向き
開放コ字この下部レール23が架設されてねじ止
め26固定されている。また座板15の下面両側
には、断面略下向き開放コ字形で両側下端縁に内
向き爪部24aを形成した上部レール24がねじ
止め26固定されている。しかして両レール2
3,24は上部レール24の両爪部24aを下部
レール23の両側に設けてある条溝23a,23
aに係合する形で相互に嵌挿されており、これに
よつて座板15は受けフレーム12に前後移動可
能に装着されると共に、その下面のばね止めピン
25aと受けフレーム12の前壁部12bに穿設
された係止孔25bとの間に係着された左右一対
のコイルばね25,25によつて後方へ引つ張り
付勢されている。なお、座板15の前後移動範囲
は、後方では下部レール23の後端に立ち上げ形
成されたストツパー片23bに対して、また前方
では中間部に下方より螺挿されたストツパーピン
(図示略)に対して、それぞれ上部レール24の
後端が当接する位置で規制され、通常では70mm程
度に設定されている。
上記構成の椅子においては、使用者が背フレー
ム11を押圧しない執務姿勢をとつている場合、
第1,2図の実線で示す如く、前部リンク16は
棒ばね20の付勢によつてストツパー部18が受
けフレーム12の内底面に当接し、背フレーム1
1が前傾限界位置で保持される。
しかして、使用者が休息姿勢をとるために背で
背もたれ10に後方押動力を付与した場合、第
1,2図の仮想線で示す如く、前部リンク16と
後部リンク17とが共に前傾し、前部リンク16
の上端側枢支ピン16aの位置が高くなり、かつ
後部リンク17の上端側枢支ピン17aの位置が
低くなり、これに伴つて背フレーム11は取付腕
部11aの前端側が持ち上がつて後端側が下がる
ことにより後傾し、かつ両リンク16,17の前
傾分だけ全体として前方へ移動する。この移動量
は、例えば後傾角が執務形態に対して15°程度で
ある場合、25mm程度に設定される。
従つて、背もたれ10は沈み込みつゝ後傾する
ことになり、執務形態から休息形態への転換過程
で使用者の背と背もたれ10との接触面にずれを
生じず、シヤツ等がずり上がることが回避され
る。しかも、背フレーム11の前方移動によつて
執務形態と休息形態との間で使用者の背および腰
部と背もたれ10との位置関係には殆ど変化がな
く、執務形態における背と背もたれ10との当た
り角度がそのまゝ休息形態に継承されることか
ら、腰部への負担の少ない人間工学的に最も理想
的な安楽姿勢が達成される。
なお、休息形態から執務形態への復帰は、棒ば
ね20のねじれ蓄力によつて自動的になされる。
しかして該棒ばね20のばね強さは、ばね調整ボ
ルト21の螺挿度合によつて任意に設定できる。
また上記構成の椅子にあつては、座板15が背
フレーム11とは独立に前後移動可能であるた
め、休息形態において座板15を前方移動させて
腰部を伸ばす姿勢をとつたり、前後往復運動させ
て腰部の屈伸運動を行うことが可能であり、執務
形態においても必要に応じて座位置を前後に変化
できる。
なお、この発明では、前部リンク16を後部リ
ンク17と同様の直線状として、両リンク16,
17の後方回動限界を定めるストツパー部を前部
リンク16自体ではなく受けフレーム12側に設
けてもよい。また、両リンク16,17を後方回
動側に付勢する手段としては、前記棒ばね20に
よる押圧以外に、両リンク16,17あるいは背
フレーム11の取付腕部11aと受けフレーム1
2との間にコイルばねを係着してその引張り力を
利用する方法も採用できる。更に、座板15は受
けフレーム12に固定されるものであつてもよ
い。
発明の効果 この発明に係る椅子の背もたれ傾動装置によれ
ば、背もたれに後方押圧力を付与した際に、背フ
レームが前方へ移動しつゝ後傾するように構成さ
れていることから、背もたれが沈み込みつゝ後傾
し、使用者の背と背もたれとの接触面にずれを生
じず、シヤツ等がずり上がることがなく、しかも
執務形態における背と背もたれとの当たり角度が
そのまゝ休息形態に継承され、腰部に負担の少な
い人間工学的に理想的な安楽姿勢が達成される。
また、この傾動装置は、機構的に極めて簡単であ
るため、低コストで容易に製作でき、かつ作動の
信頼性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における椅子全体
の縦断側面図、第2図は上記椅子の背もたれ傾動
装置部分の縦断側面図、第3図は背フレームと受
けフレームおよび脚体の取付状態を示す分解斜視
図、第4図は受けフレームに対する座板の取付状
態を示す分解斜視図、第5図は同上の椅子の一部
破断平面図、第6図は第5図の−線の断面矢
視図、第7図は従来例における椅子の背もたれの
後傾動作を説明する概略側面図である。 10……背もたれ、11……背フレーム、11
a……取付腕部、12……受けフレーム、13…
…脚体、16……前部リンク、16a……枢支ピ
ン、(上端枢着部)、16b……枢支ピン(下端枢
着部)、17……後部リンク、17a……枢支ピ
ン(上端枢着部)、17b……枢支ピン(下端枢
着部)、18……ストツパー部、20……棒ばね
(ばね部材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 背フレームの下部左右両側に前方へ延出する
    取付腕部が形成され、各取付腕部に前後2本のリ
    ンクが上端で枢着されると共に、各リンクの下端
    が脚体に支承された受けフレームに枢着され、こ
    れらリンクの後方回動限界を定めるストツパー部
    とこれらリンクを後方回動側へ常時付勢するばね
    部材とを備え、該後方回動限界における前部リン
    クの上端枢着部が下端枢着部よりも後方に位置
    し、かつ後部リンクの上端枢着部が下端枢着部の
    真上ないし前方に位置するように設定され、背フ
    レームを後方へ押圧した際に該背フレームが前方
    へ移動しつゝ後傾するように構成されてなる椅子
    の背もたれ傾動装置。
JP31245886A 1986-12-26 1986-12-26 椅子の背もたれ傾動装置 Granted JPS63161905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31245886A JPS63161905A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 椅子の背もたれ傾動装置

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JP31245886A JPS63161905A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 椅子の背もたれ傾動装置

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JPS63161905A JPS63161905A (ja) 1988-07-05
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JP31245886A Granted JPS63161905A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 椅子の背もたれ傾動装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5438045B2 (ja) * 2011-02-14 2014-03-12 株式会社岡村製作所 座の前後位置調整装置
SG11201508202WA (en) * 2013-04-05 2015-11-27 Singapore Tech Aerospace Ltd Seat structure for a passenger seat and passenger seat

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JPS63161905A (ja) 1988-07-05

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