JPH0372975A - タイヤ用トレッドの塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −１ この発明は、走行しているタイヤ用トレッドの一面に所
定幅の塗布液を塗布する塗布装置に関する。

鎧遼Ｊ臼え斎 空気入りタイヤを成型する工程のなかには、成型ドラム
上のグリーンケースの周囲にタイヤ用トレッドを貼付け
る工程があるが、この際、グリーンケースとトレッドと
の接着力を増大させるため、トレッドの一面（貼付は面
）の両側端部に塗布液、例えば液状の接着剤を塗布する
ことが行なわれている。

従来、このようなトレッドＴに塗布液を塗布する装置と
しては、例えば第４図に示すようなものが知られている
。このものは、塗布液Ｈが収容された液槽１と、この液
槽１に両端部が回転可能に支持された塗布ローラ２と、
から構成され、前記塗布ローラ　２は、両端部に形成さ
れ一部が前記塗布液Ｈに浸積している大径部３．４と、
これら大径部３、４間に形成され塗布液Ｈの液面から離
れた小径部５とを有している。

そして、このような塗布装置によってタイヤ用トレッド
Ｔの一面の両側端部に塗布液を塗布する場合には、該ト
レッドＴの両側端部を塗布ローラ２の大径部３、４外周
面に接触させながら該トレッドＴを長手方向に走行させ
る。このとき、塗布液は塗布ローラ　２の大径部３．４
の外周面にまず付着し、次にこの付着した塗布液がトレ
ッドＴの一面の両側端部にそれぞれ付着してトレッドＴ
の一面に所定幅の塗布液が塗布されるのである。

が　　しよう　　る しかしながら、このようなタイヤ用トレッドの塗布装置
にあっては、塗布ローラ　２の大径部３、４の外周面に
付着した塗布液をそのままトレッドＴの一面に付着する
ようにしているため、トレッドＴに対する塗布液量の調
整が極めて困難であり、通常はトレッドＴに対して過剰
量の塗布になってしまうのである。このため、余分な領
域まで塗布液が塗布されてしまい、後工程で接着力過剰
による密着トラブルが発生したり、また、塗布液の使用
量に無駄が生じたり、さらに、後工程の装置に余分な塗
布液が付着して該装置を汚損してしまうという問題点も
ある。

この発明は、塗布が必要な領域のトレッドに塗布液を必
要な量だけ塗布することができるタイヤ用トレッドの塗
布装置を提供することを目的とする。

ため このような目的は、走行しているタイヤ用トレッドの一
面に所定幅の塗布液を塗布するタイヤ用トレッドの塗布
装置であって、支持ブロックと、支持ブロックに取付け
られた第１支持体と、第１支持体に支持されトレッドの
幅方向に延びるとともに内部に塗布液が収容される液室
が形成され、かつ所定幅の軸方向領域に前記液室と外周
とを連通ずる多数の小径孔が形成されトレッドの一面に
接触して回転する塗布ローラと、支持ブロックに取付け
られた第２支持体と、第２支持体に回転可能に支持され
塗布ローラの軸方向領域にトレッドを押付けて塗布ロー
ラの小径孔から流出した塗布液をトレッドの一面に押し
拡げる押えローラと、前記液室に塗布液を所定量ずつ供
給する定量供給手段と、を備えることにより達成するこ
とができる。

艶囲 今、定量供給手段から塗布ローラの液室に塗布液が供給
され、これにより、液室内の塗布液が前記供給された分
だけ小径孔を通じて軸方向領域における塗布ローラの外
周にほぼ均等に流出しているとする。このとき、タイヤ
用トレッドはその一面が前記塗布ローラの外周に接触し
ながら走行しているため、該塗布ローラはトレッドから
力を付与されて回転するとともに、前記小径孔から流出
した塗布液がトレッドの一面に付着して塗布される。こ
こで、前記小径孔は塗布ローラの所定幅の軸方向領域に
形成されているため、ト・レッドの一面に塗布される塗
布液の幅も所定幅となり、また、トレッドに塗布される
塗布液の量も定量供給手段により調整されたトレッドに
見合う所定量となっているので、適切な量の塗布が行な
われる。

また、このとき、第２支持体に支持された押えローラは
前記トレッドを塗布ローラの軸方向領域に押付けながら
回転するため、前記塗布液はトレッドの一面に押し拡げ
られ塗布状態が均一となる。このように、この発明では
トレッドの塗布を必要とする領域に塗布液を必要な量だ
け容易に塗布することができ、この結果、トレッドの接
着品質を向上させることができるとともに、塗布液の使
用量を大幅に削減することもでき、また、後工程の装置
が塗布液で汚損される事態を防止することもできる。

文）Ｌ例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１．２．３図において、Ｔは断面が一定の帯状をした
タイヤ用トレッドであり、このトレッドＴは回転するつ
ば付きローラｌＯ上に載置され、該ローラｌＯの回転に
より矢印に沿って長手方向に走行される。１１は静止し
たフレームであり、このフレーム１１にはトレッドＴの
走行方向に直交する（トレッドＴの幅方向に延びる）水
平な案内ロッド１２の両端部が固定されている。１３は
案内ロッド１２に平行でその両端部がフレーム１１に回
転可能に支持されたねじ軸であり、このねじ軸１３の両
端部外周には軸方向中央を境界として逆ねじが形成され
ている。１５．１６は一対の支持ブロックであり、これ
ら支持ブロック１５．１６には案内ロッド１２の両端部
がそれぞれ摺動可能に挿入されるとともに、ねじ軸１３
の両端部がそれぞれねじ込まれている。

１７はフレーム１１に固定されたモータであり、このモ
ータ１７の図示していない出力軸には前記ねじ軸１３が
連結されている。この結果、モータ１７が作動するとね
じ軸１３が回転し、支持ブロック１５．１６が案内ロッ
ド１２に案内されながらトレッドＴの幅方向に等距離だ
け移動して互いに接近離隔する。

１８．１９は第１支持体であり、これら第１支持体１８
．１８は中空パイプを折曲げて構成したＷＩＪ１アーム
２０．２１をそれぞれ有し、これら第１アーム２０．２
１の上端部は前記支持ブロー、り１５．１６にそれぞれ
着脱可能に取付けられている。これら第１アーム２０．
２１の下端にはそれぞれ継手２４が固定され、これら継
手２４にはトレッドＴの幅方向に延びる水平な中空の供
給パイプ２５の軸方向外端がねじ込み固定されている。

そして、これら供給パイプ２５には内外周を貫通する複
数個の貫通孔２６が形成されている。前述した第１アー
ム、２０．２１、継手２４、供給パイプ２５は全体とし
て、支持ブロック１５．１６に取付けられた前述の第１
支持体１８、！９を構成する。２７は供給パイプ２５が
遊嵌された円筒体であり、この円筒体２７の両端部には
供給パイプ２５の内端部および外端部を囲む略円板状の
押え蓋２８．２９がねじ込み固定されている。これによ
り、前記円筒体２７の内周と供給パイプ２５の外周との
間には円筒状の空間３８が形成される。　３０はステン
レススチールからなる円筒状のローラ本体であり、この
ローラ本体３０はその内部に前記円筒体２７が遊嵌され
、また、押え蓋２Ｂ、２９の半径方向外端部により両側
から挟持されている。この結果、前記ローラ本体３０の
内周と円筒体２７の外周との間には前記空間３９と同軸
の円筒状をした空間３１が形成される。

そして、前記空間３９と空間３１とは円筒体２７に形成
された多数の半径方向に延びる連通孔４１によって連通
している。このローラ本体３０はその内端部（先端部）
に所定幅の軸方向領域Ａを有し、この軸方向領域Ａのロ
ーラ本体３０には前記空間３１とローラ本体３０の外周
とを連通ずる多数の小径孔３２がほぼ均一に形成されて
いる。また、この軸方向領域Ａにおけるローラ本体３０
の外周には円周方向に対して傾斜した多数の浅溝３３が
ローレット掛けにより形成されている。３４は前記供給
パイプ２５の外端部にねじ込み固定された止めリングで
ある。

３５は抜は止めカラーであり、この抜は止めカラー３５
の内端部は前記押え蓋２８にねじ込み固定され、また、
この抜は止めカラー３５は外端部に前記止めリング３４
に引掛かる抜は止め用のフランジ部３Ｂを有する。前述
した円筒体２７．押え蓋２Ｂ、　２９、ローラ本体３０
．抜は止めカラー３５は全体として、一対の塗布ローラ
３７．３８を構威し、これら塗布ローラ３７．３８はト
レッドＴの幅方向に延び前記第１支持体１８．１８の下
端部に回転可能に支持される。そして、これらの塗布ロ
ーラ３７．３８は前記トレッドＴの一面、ここでは貼付
は面となる下面に接触することにより、走行中のトレッ
ドＴから駆動力を受けて回転する。また、前記空間３１
．３９、連通孔４１は全体として、塗布ローラ３７．３
８内に形成され塗布液１例えば液状の接着剤を収容する
液室４０を構成する。

４５．４８は第２支持体としての第２アームであり、こ
れら第２アーム４５．４Ｂの上端は前記支持ブロック１
５．１６にそれぞれ着脱可能に取付けられ、該取付は位
置を中心として回動することができる。また、これら第
２アーム４５．４６の下端には塗布ローラ３７．３８の
回転軸線と平行な軸線周りに回転する押えローラ４７．
４８が回転可能に支持され、これらの押えローラ４７．
４８は前記塗布ローラ３７．３８の直上に配置され、該
塗布ローラ３７．３Ｂの軸方向領域Ａの中央部に重なり
合っている。そして、これら押えローラ４７．４８は自
重によってトレッドＴの他面、ここでは上面にころがり
接触し、該接触している領域のトレッドＴを塗布ローラ
３７．３８に押付ける。

５１は塗布液を所定量ずつ、即ち単位時間当りの供給量
を一定の所定量にして連続的に供給する定量供給手段で
あり、この定量供給手段５１からの供給量は塗布液の塗
布面積、トレッドＴの走行速度等に合わせて種々の値に
調整することができる。

５２は定量供給手段５１と支持ブロック１５．１６とを
連結するホースであり、このホース５２を通じて定量供
給手段５１から供給された塗布液は支持ブロック１５、
ＩＳ内の図示していない通路、第１アーム２０．２１内
、ｍ手２４内および供給パイプ２５内を通じて前記液室
４０に供給される。５３は支持ブロック１５．１６に上
端が固定された一対の第３アームであり、これら第３ア
ーム５３の下端にはトレッドＴの一面の両側端部にそれ
ぞれ接触するブラシ５４が固定されている。そして、こ
れらブラシ５４は塗布ローラ３７．３８より下流側に設
置され、塗布ローラ３７．３８からトレッドＴに余分に
塗布液が塗布された場合、この余分な量の塗布液を掻き
落とし、塗布液によってローラｌＯが汚損されるのを防
止している。前記塗布ローラ３７．３８およびブラシ５
４の直下には受け＠５５が設けられ、これらの受は皿５
５は塗布ローラ３？、　３８、ブラシ５４から落下した
塗布液を受ける。

次に、この発明の一実施例の作用について説明する。

今、定量供給手段５１からホース５２、第１アーム２０
．２１を介して各塗布ローラ３７．３８の液室４０に、
トレッドＴの走行速度、塗布面積等に見合った量の塗布
液が供給され、これにより、該液室４０内の塗布液が前
記供給された分だけ小径孔３２を通じて軸方向領域Ａに
おける塗布ローラ３７．３８の外周にほぼ均一に流出し
ているとする。このとき、トレッドＴはその一面の両側
端部が前記軸方向領域Ａにおける塗布ローラ３７．３８
の外周に接触しながら走行しているため、これら塗布ロ
ーラ３７．３８は摩擦によりトレッドＴから駆動力を受
けて供給バイブ２５の周りに回転するとともに、前記小
径孔３２から流出した塗布液が該トレッドＴの一面の両
側端部に付着して塗布される。ここで、前記小径孔３２
は前述のように軸方向領域Ａに形成されているが、この
軸方向領域Ａは所定幅であるため、トレッドＴに塗布さ
れる塗布液の幅も軸方向領域Ａと同一の所定幅となる。

このとき、塗布ローラ３７．３８の外周に流出する塗布
液の量は定量供給手段５１によりコントロールされた塗
布面積、トレッドＴの走行速度に見合う一定の所定量で
あるため、このトレッドＴには適切な量の塗布が行なわ
れる。また、このとき、軸方向領域Ａにおける塗布ロー
ラ３７．３８の外周には前述のように傾斜した多数本の
浅溝３３が形成されているため、これら塗布ローラ３７
．３８とトレッドＴとが滑ることなくころがり接触する
とともに、小径孔３２を通じて塗布ローラ３７．３８の
外周に流出した＠血液がこれら浅溝３３内を流れて軸方
向領域Ａ内に均一に分散し、この結果、トレッドＴに塗
布される塗布・液がさらに均一となる。また、このとき
、第２アーム４５．４Ｂに支持された押えローラ４７．
４８は自重によってトレッドＴを塗布ローラ３７．３８
の軸方向領域Ａに押付けながら回転するため、前記塗布
ローラ３７．３８からトレッドＴに塗布された塗布液は
該トレッドＴの一面に押し拡げられ塗布液の塗布状態が
さらに均一となる。このようにしてトレッドＴの一面の
両側端部に塗布液が均一に塗布されるが、何らかの事情
で塗布された塗布液の量が過剰となると、ブラシ５４に
よって該余分な量の塗布液が掻き落とされ受は皿５５に
集められる。このように、この実施例では塗布を必要と
する領域に塗布液を必要な量だけ容易に塗布することが
でき、この結果、トレー、ドＴの接着品質が向上すると
ともに、塗布液の使用量を大幅に削減することもでき、
また、後工程の装置を塗布液で汚損する事態を防止する
こともできる。

次に、トレッドＴの種類が変化して塗布面積、トレッド
Ｔの走行速度等が変化した場合には、トレッドＴの種類
に対応した第１支持体１Ｂ、１９、塗布ローラ３７．３
８、第２アーム４５．４１３、押えローラ４７．４８を
準備し、現在支持ブロック１５．１６に取付けられてい
る第１支持体１８．１９．塗布ローラ３７゜３８、第２
アーム４５．４６、押えローラ４７．４８と交換すると
ともに、モータ１７を作動してねじ軸１３を回転させ、
支持ブロック１５．１６を互いに接近離隔させて塗布ロ
ーラ３７．３Ｂの軸方向領域ＡをトレッドＴの塗布液を
塗布すべき領域に合致させる。なお、このときには、定
量供給手段５１から供給される塗布液の量を、トレッド
Ｔの走行速度、塗布面積等に見合った量に変更する。な
お、トレッドＴの走行速度、塗布面積等が同一で、塗布
すべき位置のみが変化したような場合には、支持ブロッ
ク１５．１６の位置を該塗布すべき位置に対応して変更
すればよい。

＆Ｉ］と１送 以上説明したように、この発明によれば、塗布を必要と
する領域のトレッドに必要な量だけ塗布液を容易に塗布
することができ、この結果、トレッドの接着品質を向上
させることができるとともに、塗布液の使用量を大幅に
削減することもでき、また、後工程の装置を塗布液で汚
損することを防止することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す正面断面図、第２図
は第１図のＩ−Ｉ矢視断面図、第３図は第１図の■−■
矢視断面図、第４図は従来のタイヤ用トレッドの塗布装
置の正面断面図である。 １５．１６・・・支持ブロック １８．１８・・・第１支持体 ３７．３８・・・塗布ローラ ４５．４６・・・第２支持体 ５１・・・定量供給手段 Ａ・・・軸方向領域

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行しているタイヤ用トレッドの一面に所定幅の塗布液
   を塗布するタイヤ用トレッドの塗布装置であって、支持
   ブロックと、支持ブロックに取付けられた第１支持体と
   、第１支持体に支持されトレッドの幅方向に延びるとと
   もに内部に塗布液が収容される液室が形成され、かつ所
   定幅の軸方向領域に前記液室と外周とを連通する多数の
   小径孔が形成されトレッドの一面に接触して回転する塗
   布ローラと、支持ブロックに取付けられた第２支持体と
   、第２支持体に回転可能に支持され塗布ローラの軸方向
   領域にトレッドを押付けて塗布ローラの小径孔から流出
   した塗布液をトレッドの一面に押し拡げる押えローラと
   、前記液室に塗布液を所定量ずつ供給する定量供給手段
   と、を備えたことを特徴とするタイヤ用トレッドの塗布
   装置。