JPH0372653B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0372653B2 JPH0372653B2 JP57090246A JP9024682A JPH0372653B2 JP H0372653 B2 JPH0372653 B2 JP H0372653B2 JP 57090246 A JP57090246 A JP 57090246A JP 9024682 A JP9024682 A JP 9024682A JP H0372653 B2 JPH0372653 B2 JP H0372653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- alkylene glycol
- solution
- polyalkylene terephthalate
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 27
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N ethylene glycol Natural products OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N hydroxyacetaldehyde Natural products OCC=O WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 20
- -1 alkylene glycol Chemical compound 0.000 claims description 18
- KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-N Terephthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=C(C(O)=O)C=C1 KKEYFWRCBNTPAC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 229920001283 Polyalkylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- WERYXYBDKMZEQL-UHFFFAOYSA-N butane-1,4-diol Chemical compound OCCCCO WERYXYBDKMZEQL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 4
- OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N Methanol Chemical compound OC OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 12
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- YHWCPXVTRSHPNY-UHFFFAOYSA-N butan-1-olate;titanium(4+) Chemical compound [Ti+4].CCCC[O-].CCCC[O-].CCCC[O-].CCCC[O-] YHWCPXVTRSHPNY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- WOZVHXUHUFLZGK-UHFFFAOYSA-N dimethyl terephthalate Chemical compound COC(=O)C1=CC=C(C(=O)OC)C=C1 WOZVHXUHUFLZGK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 4
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 3
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 3
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 description 2
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000032050 esterification Effects 0.000 description 2
- 238000005886 esterification reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000012643 polycondensation polymerization Methods 0.000 description 2
- 238000006068 polycondensation reaction Methods 0.000 description 2
- YPFDHNVEDLHUCE-UHFFFAOYSA-N propane-1,3-diol Chemical compound OCCCO YPFDHNVEDLHUCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 2
- VXUYXOFXAQZZMF-UHFFFAOYSA-N titanium(IV) isopropoxide Chemical compound CC(C)O[Ti](OC(C)C)(OC(C)C)OC(C)C VXUYXOFXAQZZMF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005809 transesterification reaction Methods 0.000 description 2
- KTXWGMUMDPYXNN-UHFFFAOYSA-N 2-ethylhexan-1-olate;titanium(4+) Chemical compound [Ti+4].CCCCC(CC)C[O-].CCCCC(CC)C[O-].CCCCC(CC)C[O-].CCCCC(CC)C[O-] KTXWGMUMDPYXNN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SWXCANZGXLGIFW-UHFFFAOYSA-N Cl.Cl.Cl.Cl.CC.OC1=CC=CC=C1 Chemical compound Cl.Cl.Cl.Cl.CC.OC1=CC=CC=C1 SWXCANZGXLGIFW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- FOTKYAAJKYLFFN-UHFFFAOYSA-N decane-1,10-diol Chemical compound OCCCCCCCCCCO FOTKYAAJKYLFFN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 1
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 description 1
- 150000002334 glycols Chemical class 0.000 description 1
- XXMIOPMDWAUFGU-UHFFFAOYSA-N hexane-1,6-diol Chemical compound OCCCCCCO XXMIOPMDWAUFGU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- ITNVWQNWHXEMNS-UHFFFAOYSA-N methanolate;titanium(4+) Chemical compound [Ti+4].[O-]C.[O-]C.[O-]C.[O-]C ITNVWQNWHXEMNS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000874 polytetramethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 150000003503 terephthalic acid derivatives Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
本発明は、テレフタル酸、またはその誘導体と
アルキレングリコールとからポリアルキレンテレ
フタレートを製造用触媒を調製する方法に関する
ものである。 更に詳しくは、本発明は、ポリアルキレンテレ
フタレートを製造するに際し、テトラアルキルチ
タネート触媒を0.05〜1.0重量%の水を含有する
アルキレングリコール溶液として調製し、反応帯
域に供給する製造方法である。 ポリアルキレンテレフタレートの製造触媒とし
て、特公昭36−6795公報等に記載のテトラアルキ
ルチタネートは優れた触媒として知られている
が、一般に、本触媒をアルキレングリコールに溶
解させ溶液として、テレフタル酸またはその誘導
体とグリコールとのエステル化、重縮合に使用さ
れる。しかし、該テトラアルキルチタネートのア
ルキレングリコール溶液を使用する方法では、70
℃以下で貯蔵すると白濁化し、仕込時のラインの
閉塞、仕込精度の悪化等の難点があり、又、反応
を著しく遅延させたり、あるいはある段階以上に
全く反応を進行させない等の点で問題があること
が判明した。 本発明者等は、かゝる従来方法の欠陥を克服す
べく鋭意検討を重ねた結果、テトラアルキルチタ
ネート触媒を0.05〜1.0重量%の水を含有するア
ルキレングリコール溶液として調製し、反応帯域
に供給させることが特に有効であることを見出
し、本発明に到達した。 すなわち、本発明の要旨は、テレフタル酸また
はその誘導体とアルキレングリコールとの反応に
よるポリアルキレンテレフタレートの製造に用い
られるテトラアルキルチタネート触媒を、上記ア
ルキレングリコールと同一及び/又は異なるアル
キレングリコールの溶液として調製する方法にお
いて、該溶液に、溶液全体に対し0.05〜1.0重量
%の水を含有させることを特徴とする。ポリアル
キレンテレフタレート製造用触媒の調製方法に関
するものである。 以下、本発明を更に詳細に説明すると、テレフ
タル酸誘導体は、アルキレングリコールと反応し
てポリアルキレンテレフタレートを生成しうる化
合物であり、通常テレフタル酸ジメチル等のテレ
フタル酸のジアルキルエステルである。本発明方
法に適用し得るテトラアルキルチタネートとして
は、例えばテトラメチルチタネート、テトラブチ
ルチタネート、テトライソプロピルチタネート、
テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート等が挙
げられる。また、アルキレングリコールとして
は、例えば、エチレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、デカメチレングリコール等
が挙げられる。テトラアルキルチタネートを溶解
させるグリコールは、テレフタル酸又はその誘導
体と反応するグリコールと同一であることが望ま
しいが、2種以上のグリコールの混合物を使用す
ることもできる。 触媒溶液の調製法は、使用するテトラアルキル
チタネート及びアルキレングリコールの種類によ
り異なり限定されるものではない。例えば、ポリ
テトラメチレンテレフタレートの製造における公
知の触媒であるテトラブチルチタネート溶液の調
製は、攪拌下、温度20.1℃以上で1,4−ブタン
ジオール100部に対し、テトラブチルチタネート
0.1〜5.0部を加えることによつて調製される。本
発明方法による触媒溶液への水の添加は、任意の
段階で可能であり、添加量は、0.05〜1.0重量%
で、特に好ましくは、0.15〜0.5重量%である。
水の添加量が0.05%以下では、効果が少なく、逆
に1.0重量%以上では、効果が変わらず回収系の
負荷が増し好ましくない。 尚、触媒溶液の調製温度は、白濁化に関して
は、高いほど若干良好であるが、水の不存在下で
は、本質的な解決には至らない。 ポリアルキレンテレフタレートの製造条件、す
なわち触媒の使用量、重合温度、減圧度等につい
ては、当業者に周知の条件が採用される。 以上、詳記した如く、ポリアルキレンテレフタ
レート製造のエステル化、重縮合に、本発明方法
により調製されたテトラアルキルチタネート触媒
を添加すると、触媒調製液の白濁化もなくなり、
該触媒調製液の仕込みライン系の閉塞トラブルも
なく、仕込精度についても良好な結果が得られ、
反応時間は短縮され工業的に有利に高品質のポリ
アルキレンテレフタレートが製造され得る。 次に、実施例、比較例を挙げて、本発明方法を
具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超え
ない限り下記実施例、比較例によつて限定される
ものではない。 尚、本実施例、比較例における固有粘度は、30
℃で四塩化エタン−フエノール溶液を溶媒として
測定した値より算出した。 実施例 1 1,4−ブタンジオール96g、テトラブチルチ
タネート4g、水0.2gを攪拌下、昇温させて、
完全に溶解させた後、攪拌を止め、25℃で放置し
た。放置2週間後も、白濁化は見られなかつた。 実施例 2 実施例1に於て、水の添加量を変えて、それ以
外は実施例1と同じ条件で反応させた結果を表1
に示す。水を添加しなかつた場合の例を比較例1
として挙げた。
アルキレングリコールとからポリアルキレンテレ
フタレートを製造用触媒を調製する方法に関する
ものである。 更に詳しくは、本発明は、ポリアルキレンテレ
フタレートを製造するに際し、テトラアルキルチ
タネート触媒を0.05〜1.0重量%の水を含有する
アルキレングリコール溶液として調製し、反応帯
域に供給する製造方法である。 ポリアルキレンテレフタレートの製造触媒とし
て、特公昭36−6795公報等に記載のテトラアルキ
ルチタネートは優れた触媒として知られている
が、一般に、本触媒をアルキレングリコールに溶
解させ溶液として、テレフタル酸またはその誘導
体とグリコールとのエステル化、重縮合に使用さ
れる。しかし、該テトラアルキルチタネートのア
ルキレングリコール溶液を使用する方法では、70
℃以下で貯蔵すると白濁化し、仕込時のラインの
閉塞、仕込精度の悪化等の難点があり、又、反応
を著しく遅延させたり、あるいはある段階以上に
全く反応を進行させない等の点で問題があること
が判明した。 本発明者等は、かゝる従来方法の欠陥を克服す
べく鋭意検討を重ねた結果、テトラアルキルチタ
ネート触媒を0.05〜1.0重量%の水を含有するア
ルキレングリコール溶液として調製し、反応帯域
に供給させることが特に有効であることを見出
し、本発明に到達した。 すなわち、本発明の要旨は、テレフタル酸また
はその誘導体とアルキレングリコールとの反応に
よるポリアルキレンテレフタレートの製造に用い
られるテトラアルキルチタネート触媒を、上記ア
ルキレングリコールと同一及び/又は異なるアル
キレングリコールの溶液として調製する方法にお
いて、該溶液に、溶液全体に対し0.05〜1.0重量
%の水を含有させることを特徴とする。ポリアル
キレンテレフタレート製造用触媒の調製方法に関
するものである。 以下、本発明を更に詳細に説明すると、テレフ
タル酸誘導体は、アルキレングリコールと反応し
てポリアルキレンテレフタレートを生成しうる化
合物であり、通常テレフタル酸ジメチル等のテレ
フタル酸のジアルキルエステルである。本発明方
法に適用し得るテトラアルキルチタネートとして
は、例えばテトラメチルチタネート、テトラブチ
ルチタネート、テトライソプロピルチタネート、
テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート等が挙
げられる。また、アルキレングリコールとして
は、例えば、エチレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、デカメチレングリコール等
が挙げられる。テトラアルキルチタネートを溶解
させるグリコールは、テレフタル酸又はその誘導
体と反応するグリコールと同一であることが望ま
しいが、2種以上のグリコールの混合物を使用す
ることもできる。 触媒溶液の調製法は、使用するテトラアルキル
チタネート及びアルキレングリコールの種類によ
り異なり限定されるものではない。例えば、ポリ
テトラメチレンテレフタレートの製造における公
知の触媒であるテトラブチルチタネート溶液の調
製は、攪拌下、温度20.1℃以上で1,4−ブタン
ジオール100部に対し、テトラブチルチタネート
0.1〜5.0部を加えることによつて調製される。本
発明方法による触媒溶液への水の添加は、任意の
段階で可能であり、添加量は、0.05〜1.0重量%
で、特に好ましくは、0.15〜0.5重量%である。
水の添加量が0.05%以下では、効果が少なく、逆
に1.0重量%以上では、効果が変わらず回収系の
負荷が増し好ましくない。 尚、触媒溶液の調製温度は、白濁化に関して
は、高いほど若干良好であるが、水の不存在下で
は、本質的な解決には至らない。 ポリアルキレンテレフタレートの製造条件、す
なわち触媒の使用量、重合温度、減圧度等につい
ては、当業者に周知の条件が採用される。 以上、詳記した如く、ポリアルキレンテレフタ
レート製造のエステル化、重縮合に、本発明方法
により調製されたテトラアルキルチタネート触媒
を添加すると、触媒調製液の白濁化もなくなり、
該触媒調製液の仕込みライン系の閉塞トラブルも
なく、仕込精度についても良好な結果が得られ、
反応時間は短縮され工業的に有利に高品質のポリ
アルキレンテレフタレートが製造され得る。 次に、実施例、比較例を挙げて、本発明方法を
具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超え
ない限り下記実施例、比較例によつて限定される
ものではない。 尚、本実施例、比較例における固有粘度は、30
℃で四塩化エタン−フエノール溶液を溶媒として
測定した値より算出した。 実施例 1 1,4−ブタンジオール96g、テトラブチルチ
タネート4g、水0.2gを攪拌下、昇温させて、
完全に溶解させた後、攪拌を止め、25℃で放置し
た。放置2週間後も、白濁化は見られなかつた。 実施例 2 実施例1に於て、水の添加量を変えて、それ以
外は実施例1と同じ条件で反応させた結果を表1
に示す。水を添加しなかつた場合の例を比較例1
として挙げた。
【表】
実施例 3
テレフタル酸ジメチル132g、1,4−ブタン
ジオール74g、実施例1で調整された白濁してい
ない触媒溶液2.6gを精製塔の付いた反応缶に仕
込み、210℃で生成するメタノールを留出しなが
ら反応を行なうと、2.5時間でメタノール留出量
は理論メタノール留出量の90%に達した。この反
応生成物を245℃、1mmHgの圧力下で縮重合を行
なうと、3時間後に、固有粘度0.95のポリマーが
得られた。 比較例 2 実施例3に於て、実施例1で調整された触媒に
代り、表−1に示す比較例1の白濁した触媒溶液
を用いて、それ以外は実施例3と同じ条件で反応
させた。その結果、エステル交換反応所要時間
は、3.5時間(理論留出メタノールの90%のメタ
ノールが留出した所で止めた。)であつた。重合
反応3時間後のポリマーの固有粘度は、0.80であ
つた。 実施例 4 テレフタル酸113g、1,4−ブタンジオール
110g、実施例1で調整された白濁していない触
媒溶液2.6gを精製塔の付いた反応缶に仕込み210
℃で、生成する水を留出しながら反応を行なう
と、2.5時間で水留出量は、理論水留出量の90%
に達した。この反応生成物を245℃1mmHgの圧力
下で縮重合を行なうと、3時間後に固有粘度0.92
のポリマーが得られた。 比較例 3 実施例4に於て、実施例1で調整された触媒に
代り表−1に示す比較例1の白濁した触媒溶液を
用いて、それ以外は実施例4と同じ条件で反応さ
せた。その結果、エステル交換反応所要時間は
2.8時間(理論水留出量の90%の水が留出した所
で止めた。)であつた。重合反応3時間後のポリ
マーの固有粘度は0.82であつた。
ジオール74g、実施例1で調整された白濁してい
ない触媒溶液2.6gを精製塔の付いた反応缶に仕
込み、210℃で生成するメタノールを留出しなが
ら反応を行なうと、2.5時間でメタノール留出量
は理論メタノール留出量の90%に達した。この反
応生成物を245℃、1mmHgの圧力下で縮重合を行
なうと、3時間後に、固有粘度0.95のポリマーが
得られた。 比較例 2 実施例3に於て、実施例1で調整された触媒に
代り、表−1に示す比較例1の白濁した触媒溶液
を用いて、それ以外は実施例3と同じ条件で反応
させた。その結果、エステル交換反応所要時間
は、3.5時間(理論留出メタノールの90%のメタ
ノールが留出した所で止めた。)であつた。重合
反応3時間後のポリマーの固有粘度は、0.80であ
つた。 実施例 4 テレフタル酸113g、1,4−ブタンジオール
110g、実施例1で調整された白濁していない触
媒溶液2.6gを精製塔の付いた反応缶に仕込み210
℃で、生成する水を留出しながら反応を行なう
と、2.5時間で水留出量は、理論水留出量の90%
に達した。この反応生成物を245℃1mmHgの圧力
下で縮重合を行なうと、3時間後に固有粘度0.92
のポリマーが得られた。 比較例 3 実施例4に於て、実施例1で調整された触媒に
代り表−1に示す比較例1の白濁した触媒溶液を
用いて、それ以外は実施例4と同じ条件で反応さ
せた。その結果、エステル交換反応所要時間は
2.8時間(理論水留出量の90%の水が留出した所
で止めた。)であつた。重合反応3時間後のポリ
マーの固有粘度は0.82であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 テレフタル酸またはその誘導体とアルキレン
グリコールとの反応によるポリアルキレンテレフ
タレートの製造に用いられるテトラアルキルチタ
ネート触媒を上記アルキレングリコールと同一及
び/又は異なるアルキレングリコールの溶液とし
て調製する方法において、該溶液に、溶液全体に
対し0.05〜1.0重量%の水を含有させることを特
徴とする、ポリアルキレンテレフタレート製造用
触媒の調製方法。 2 上記触媒調製に使用するアルキレングリコー
ルがテレフタル酸またはその誘導体と反応させる
アルキレングリコールと同一であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のポリアルキレン
テレフタレート製造用触媒の調製方法。 3 アルキレングリコールが、1,4−ブタンジ
オールであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項又は第2項記載のポリアルキレンテレフタレ
ート製造用触媒の調製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9024682A JPS58206625A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | ポリアルキレンテレフタレート製造用触媒の調製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9024682A JPS58206625A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | ポリアルキレンテレフタレート製造用触媒の調製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58206625A JPS58206625A (ja) | 1983-12-01 |
JPH0372653B2 true JPH0372653B2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=13993138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9024682A Granted JPS58206625A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | ポリアルキレンテレフタレート製造用触媒の調製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58206625A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016796A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 |
-
1982
- 1982-05-27 JP JP9024682A patent/JPS58206625A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016796A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58206625A (ja) | 1983-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2514759B2 (ja) | 色調のすぐれたポリエステルの製造方法 | |
US4346213A (en) | Process for the preparation of polybutylene terephthalate | |
CA1198446A (en) | Process of manufacturing diaryl esters of dicarboxylic acids | |
EP0802938B1 (en) | Process for producing polyethylene naphthalate | |
US4439597A (en) | Process for the preparation of polybutylene terephthalate | |
US20060205917A1 (en) | Catalyst complex for catalysing esterification and trans-esterification reactions and process for esterification/trans-esterification using the same | |
JPH0429688B2 (ja) | ||
JPH0372653B2 (ja) | ||
JP3904532B2 (ja) | ブチレンテレフタレートオリゴマーの製造方法及びポリブチレンテレフタレートの製造方法 | |
JPH07216074A (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
EP3652143B1 (en) | Process for the production of bis-hydroxyalkylene dicarboxylates | |
JPS5855975B2 (ja) | ポリエステルノ セイゾウホウ | |
CN1270158A (zh) | 二元醇锑的制备方法 | |
JPS6159335B2 (ja) | ||
JP2001048968A (ja) | ポリブチレンテレフタレートの製造法 | |
KR0122003B1 (ko) | 폴리에스테르의 제조방법 | |
KR0122004B1 (ko) | 폴리에스테르의 제조방법 | |
JP3057964B2 (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JPH11106364A (ja) | ポリエステル中間原料の製造方法 | |
KR970009428B1 (ko) | 폴리에스테르의 제조방법 | |
JP3305103B2 (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JPH05286904A (ja) | アリルエステル類の製法 | |
KR920011025B1 (ko) | 색조 및 열안정성이 우수한 폴리에스터의 제조방법 | |
JPS5822097B2 (ja) | ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレ−ト及び/またはその低重合体の製造方法 | |
US3775372A (en) | Production of high molecular weight linear polyesters |