JPH0370991A - 熱交換装置

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、熱交換装置に関するものである。

［従来の技術］一般の熱交換装置としては、高温流体または低温流体の
流路中に多数の伝熱管を配置し、該伝熱管内に低温流体
または高温流体を流して、内外の流体間で熱を交換する
ようになっている。

しかしながら、上記従来の熱交換ｉ置では伝熱管を使用
しているため伝熱面積に限界があり、また排ガス等の流
体中に含まれている粉塵等が伝熱管の表面に付着して熱
交換効率を低下せしめる等の問題点があった。

【発明が解決しようとする課題］本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、伝熱面積が非常に大
きく、粉塵等が付着しにくくて、熱交換効率の高い熱交
換装置を提供するものである。

［課題を解決するための手段］本発明の熱交換装置は、高温流体または低温流体の流路
中に中空糸を遊動自在に配置し、該中空糸内に低温流体
または高温流体を流すことを特徴とするものである。

［実施例１以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図において、１は熱交換装置本体であって、この中
をボイラー等から排出された排ガス等の流体Ａが流入す
るようになっている。

上記熱交換装置本体１の上部には供給室２と排出室３が
設けられている。

４は中空糸であって、例えば直径０．５〜５．０−程度
の非常に細い糸状または紐状の中空管であって、柔軟性
に富み、耐熱性を有する材質のものであれば、これまで
使用または開発されている中空管のいずれであってもよ
い。

上記中空糸４の両ｉ部は、上記供給室２と排出室３に各
々開口した状！ｉで固着されていて、供給室２内の空気
等の流体が中空糸４内の中空部を通って排出室３に流入
するようになっている。

また、上記中空糸４はＵ字状に垂れ下がっていて、熱交
換装置本体１内で自由に遊動できるように吊り下げられ
ている。

本実施例の装置は、以上のように構成されているので、
例えば、熱交換装置本体１内に徘がス等の高温流体Ａを
流すと、この高温流体Ａの熱は中空糸４を介して、該中
空糸４内を流れる空気Ｂに伝えられ、空気Ｂを加熱する
。

高温流体Ａの流れによって中空糸４は揺れ動くので、中
空糸４の表面付近の流体は激しく入れ代わり、その結果
、熱交換効率は向上する。また、中空糸４の動きにより
徘〃スＡ中の粉塵等が中空糸４の表面に付着しにくい。

第２図は本発明の別の実施例を示すものである。

本実施例では、俳〃ス等の流体を下方から上方に向けて
熱交換装置本体１内に流すと共に、供給室２および排出
室３を熱交換装置本体１の左右に配置して、その間に中
空糸４を垂下せしめでいる。

従って、上記中空糸４は流体Ａの上昇流により浮遊状態
で揺れ動くことになり、熱交換効率が良く、粉塵等も付
着しにくい。

尚、上記実施例では徘ガスや空気等の気体について説明
したが、本発明の流体は、これら気体に限定するもので
はなく、液体であってもよい。

［発明の効果］高温流体または低温流体の流路中に中空糸を遊動自在に
配置し、該中空糸内に低温流体または高温流体を流すよ
うにしたので、装置本体内を流れる流体により中空糸が
揺れ動いて、熱交換効率が向上するだけでなく、粉塵等
が付着しにくい等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の熱交換！Ｉ置の一実施例を示す概略説
明図、第２図は別の実施例を示す概略説明図である。１・・・熱交換装置本体、２・・・供給室、３・・・排
出室、４・・・中空糸、Ａ、Ｂ・・・流体。

【特許請求の範囲】