JPH0368614A - 官能基含有オキシメチレンポリマーへのアミン官能性ポリマーのグラフト化方法及び該法によるグラフトポリマー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、一般に、アミン官能性ポリマーポリマー（例
えば、ポリマー鎖又は側鎖中にアミン官能基を有するポ
リマー）を官能化されたポリアセタール骨格（すなわち
、−ＣＨ２０−繰り返し単位と、側鎖すなわち懸垂した
アクリル酸エステル基又は置換アクリル酸エステル基と
を有するポリマー骨格）上にグラフト化する方法並びに
該法により得られるグラフトコポリマーに関する。

〈従来の技術〉 オキシメチレンポリマーは、多数の好適な物理的諸性質
を持った重要なエンジニアリンク樹脂である。この理由
で、オキシメチレンポリマーは、広範な商業用途、たと
えば自動車部品、配管部品及び種々の家庭用品及び個人
用品等の用途を有する。

特定の最終用途のニーズに合致させるため、オキシメチ
レンポリマー固有の有利な物理的性質の幾つかを変える
と望ましいことが頚々ある。通常、このような変性には
、オキシメチレンポリマーをその他の各種樹脂及び／又
は成分く例えば、所撃変性剤、難燃剤、光熱安定剤、充
填剤等）と混合するのが普通である。オキシメチレンポ
リマーは、池ポリマーとの混和性が低いことで明らかな
ように高い結晶性を有し、変性剤をオキシメチレンポリ
マーと混合する際には、該ポリマーが高結晶性であるこ
とに主に基くこのポリマー自身の問題を１ドなう。

例えば、アルサップ（Ａｌｓｕｐ）等の米国特許第２９
９３．０２５号（１９６１年７月１８日公告、その全内
容を引用する）には、熱的安定性の改善された組成物を
提供するため、スーパーポリアミド（５ｕｐｅｒｐｏｌ
ｙａｓ＋ｉｄｅ　）をポリオキシメチレンに混合するこ
とが提案されている。しかしながら、ポリアミドをオキ
シメチレンポリマーと混合すると、通常、いわゆる「黒
斑（ｂｌａｃｋ　５ｐｅｃｋｓ）　」が生じる。この有
害な黒斑形成を克服するため、オキシメチレンポリマー
よりも低い融点又は軟化点を有するポリアミドを、オキ
シメチレンポリマーに不活性な担体樹脂中のポリアミド
分散体として、オキシメチレンポリマーに添加すること
が提案された。（アラニルバッハ（Ａｕｅｒｂａｃｈ　
）等の米国特許第４，６６６．９９５号、１９８７年５
月１９日公告を参照されたく、その全内容を引用する〉
。

（発明が解決しようとする課題） アミン官能性ポリマーをオキシメチレン骨格上にグラフ
ト化することは、所望の変更性質を持ったブロックコポ
リマーを実現するため及び／又は斯かるグラフトコポリ
マーをオキシメチレンポリマーとアミン官能性ポリマー
自体とのブレンドを含有する組成物用の相溶化剤として
使用するための魅力的なブレンド化別法を提供するであ
ろう。

しかしながら、オキシメチレンポリマーでのグラフト化
は、ポリアセタール末端基の官能性が低水準であるため
、すなわち各オキシメチレン分子が最大二個の官能基た
とえば水酸末端基しか有していないので、普通は可能で
はない。

しかしながら、本発明に依れば、オキシメチレン骨格上
へのアミン官能性ポリマーのグラフト化は、オキシメチ
レンポリマー上の反応性部位を増やすことにより達成さ
れる、すなわち、本発明に使用するオキシメチレンポリ
マーの官能性は、反応性懸垂基（例えば、アクリル酸エ
ステル基又は置換されたアクリル酸エステル基〉の形態
で増やされる。従って、本発明のグラフトポリマーを得
るには、これらの官能基を付与されたオキシメチレンポ
リマーを適当なアミン官能性ポリマーと反応させるので
ある。

アミン官能性ポリマーをグラフト化させる好適オキシメ
チレンポリマー骨格は、懸垂したアクリル酸エステルは
１ｍアクリル酸エステル基を有し、高級オキシアルキレ
ン単位が挿入されたオキシメチレン単位を含有する木質
的にランダムなコポリマーである。高級オキシアルキレ
ン単位の懸垂官能性基は、アミン末端ポリマーをオキシ
メチレン骨格上にグラフト化させる反応性部域を提供す
る。

本発明の新規グラフトポリマーは、それ自身エンジニア
リング樹脂として有用であり（すなわち。

熱安定剤のアミン官能性ポリマーがオキシメチレン骨格
に化学結合した樹脂である）かつ／又はオキシメチレン
ポリマーとオキシメチレンメチレン骨格に結合したもの
と同−若しくは化学的に類似したポリマーとのブレンド
を相溶化させるための相溶化剤として、かつ／又はポリ
マーの変性剤及び添加剤として有用である。

本発明の更なる特徴及び利点は、以下の詳しい説明を考
慮すると更に明瞭になるであろう。

（課題を解決するための手段〉 本発明のグラフトポリマーの骨格として良好に使用され
るオキシメチレンポリマーには、下記の式■、■及び■
で表される繰り返し単位を有するオキシメチレンコポリ
マーがある。

Ｙ 但し上記式■中、Ｒはアルキルであり：ＹはＨ又はアル
キルであり；Ｙ及びＺは、同−若しくは相異なるもので
あって、１１、アルキル又はアリールであり；ｍ及びｎ
はｍａｎが５乃至２０，０００となるような整数であっ
て、添字ｍの単位：添字ｎの単位の比はｌ：１乃至１０
００：ｌである。

但し上記式ｎ中、Ｘは１１又はアルキルであり；Ｙ及び
Ｚは、同−若しくは相異なるものであって、■、アルキ
ル又はアリールであり；　ｍ、ｎ及びＰは、ｎｕｎ＋ｐ
が５乃至２０　、０００となるような整数であって、添
字ｍの単位：添字ｎａｐの単位の比はｌ：ｌ乃至１００
０：ｌである。又は Ｙ 但し上記式■中、ＸはＨ又はアルキルであり；Ｙ及び又
は、同−若しくは相異なるものであって、Ｈ、アルキル
又はアリールであり；９はｌ乃至４の整数であり：ｍ及
びｎは、ｍａｎが５乃至２０，０００となるような整数
であって、添字ｍの単位：添字ｎの単位の比はｌ：ｌ乃
至ｔｏｏｏ　：　ｉである。

一般に、上式Ｉ−ｌで表されるオキシメチレンコポリマ
ーは、トリオキサンと懸垂したアクリル酸エステル基又
は置換アクリル酸エステル基を有する環状ホルマールと
のカチオン共重合により調製される。この懸垂したアク
リル酸エステル又は置換アクリル酸エステル基は１重合
条件下では本質的に非反応性であり（すなわち「保護さ
れており」）、従って共重合過程で生き残って本発明の
ポリアミドのグラフト化の反応性部域を提供する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（ｉ）懸垂したアクリル酸エステル官能基若しくは
   置換アクリル酸エステル官能基を有するポリオキシメチ
   レン骨格、及び（ｉｉ）前記のアクリル酸エステル官能
   基又は置換アクリル酸エステル官能基を介して前記ポリ
   オキシメチレン骨格上にグラフト化されたアミン官能性
   ポリマーからなるオキシメチレングラフトポリマー。 ２、前記ポリオキシメチレン骨格が、一般式▲数式、化
   学式、表等があります▼ を有するものである請求項１記載のオキシメチレングラ
   フトポリマー。 但し上式中、Ｒはアルキルであり；ＸはＨ又はアルキル
   であり；Ｙ及びＺは、同一若しくは相異なるものであっ
   て、Ｈ、アルキル又はアリールであり；ｍ及びｎは夫々
   、ｍ＋ｎが５乃至２０，０００であって、添字ｍの単位
   ：添字ｎの単位の比が１：１乃至１０００：１であるよ
   うな整数である。 ３、前記ポリオキシメチレン骨格が、一般式▲数式、化
   学式、表等があります▼ を有するものである請求項１記載のオキシメチレングラ
   フトポリマー。 但し上式中、ＸはＨ又はアルキルであり；Ｙ及びＺは、
   同一若しくは相異なるものであって、Ｈ、アルキル又は
   アリールであり；ｍ、ｎ及びｐは夫々、ｍ＋ｎ＋ｐが５
   乃至２０，０００であって、添字ｍの単位；添字ｎ＋ｐ
   の単位の比が１：１乃至１０００：１であるような整数
   である。 ４．前記ポリオキシメチレン骨格が、一般式▲数式、化
   学式、表等があります▼ を有するものである請求項１記載のオキシメチレングラ
   フトポリマー。 但し上式中、ＸはＨ又はアルキルであり；Ｙ及びＺは、
   同一若しくは相異なるものであつて、Ｈ、アルキル又は
   アリールであり；９は１乃至４の整数であり：ｍ及びｎ
   は夫々、ｍ＋ｎが５乃至２０，０００であつて、添字ｍ
   の単位：添字ｎの単位の比が１：１乃至１０００：１で
   あるような整数である。 ５、アミン官能性ポリマーが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるカルボキシアミド結合基を有するポリアミ
   ドであり、 該カルボキシアミド結合基は、ポリアミド鎖の一体部分
   を形成し、かつ、加水分解により（１）ジカルボン酸と
   ジアミンとの混合物、（２）オメガ−アミノモノカルボ
   ン酸及び（３）ジカルボン酸、ジアミン及びオメガ−ア
   ミノモノカルボン酸の混合物から選択されるモノマー化
   合物を生成し、かつ、式中のＲは水素又はアルキル基で
   あるような請求項１乃至４に記載のオキシメチレングラ
   フトポリマー。 ６、前記ポリアミドの重合度が約１０乃至５００である
   請求項５記載のオキシメチレングラフトポリマー。 ７、前記のアミン官能性ポリマーが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼（但し、Ｒは水素 又はアルキル） にて表されるカルボキシアミド結合、及び式▲数式、化
   学式、表等があります▼ にて表されるアミン結合基を有し、該アミン結合基がポ
   リアミドアミン鎖の一体部分を形成するようなポリアミ
   ドアミンである請求項１乃至４記載のオキシメチレング
   ラフトポリマー。 ８、前記のアミン官能性ポリマーが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるシロキサン繰り返し単位を有するポリシロ
   キサンポリマーである請求項１乃至４記載のオキシメチ
   レングラフトポリマー。 但し上式中、Ｒはアルキル、置換アルキル又はアリール
   である。 ９、前記のアミン官能性ポリマーが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるシロキサン繰り返し単位を有するポリジメ
   チルシロキサンポリマーである請求項１乃至４記載のオ
   キシメチレングラフトポリマー。 １０、ポリオキシメチレン骨格に、懸垂したアクリル酸
   エステル若しくは置換アクリル酸エステルの官能性反応
   部域にアミン官能性ポリマーをグラフト化させることか
   らなるオキシメチレングラフトポリマーの製造方法。 １１、前記のポリオキシメチレン骨格が、一般式▲数式
   、化学式、表等があります▼ を有するものである請求項１０記載の方法。 但し上式中、Ｒはアルキルであり；ＸはＨ又はアルキル
   であり；Ｙ及びＺは、同一若しくは相異なるものであっ
   て、Ｈ、アルキル又はアリールであり；ｍ及びｎは夫々
   、ｍ＋ｎが５乃至２０，０００であって、添字ｍの単位
   ：添字ｎの単位の比が１：１乃至１０００：１であるよ
   うな整数である。 １２、前記ポリオキシメチレン骨格が、一般式▲数式、
   化学式、表等があります▼ を有するものである請求項１０記載の方法。 但し上式中、ＸはＨ又はアルキルであり；Ｙ及びＺは、
   同一若しくは相異なるものであって、Ｈ、アルキル又は
   アリールであり；ｍ、ｎ及びｐは夫々ｍ＋ｎ＋ｐが５乃
   至２０，０００であって、添字ｍの単位：添字ｎ＋ｐの
   単位の比が１：１乃至１０００：１であるような整数で
   ある。 １３、前記ポリオキシメチレン骨格が、一般式▲数式、
   化学式、表等があります▼ を有するものである請求項１０記載の方法。 但し上式中、ＸはＨ又はアルキルであり；Ｙ及びＺは、
   同一若しくは相異なるものであって、Ｈ、アルキル又は
   アリールであり；ｑは１乃至４の整数であり：ｍ及びｎ
   は夫々、ｍ＋ｎが５乃至２０，０００であって、添字ｍ
   の単位：添字ｎの単位の比が１：１乃至１０００：１で
   あるような整数である。 １４、前記のアミン官能性ポリマーが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるカルボキシアミド結合基を有するポリアミ
   ドであり、 該カルボキシアミド結合基は、ポリアミド鎖の一体部分
   を形成し、かつ、加水分解により（１）ジカルボン酸と
   ジアミンとの混合物、（２）オメガ−アミノモノカルボ
   ン酸及び（３）ジカルボン酸、ジアミン及びオメガ−ア
   ミノモノカルボン酸の混合物から選択されるモノマー化
   合物を生成し、かつ、式中のＲは水素又はアルキル基で
   あるような請求項１０乃至１３記載の方法。 １５、前記ポリアミドの重合度が約１０乃至５００であ
   る請求項１４記載の方法。 １６、前記のアミン官能性ポリマーが式 ▲数式、化学式、表等があります▼（但し左式中、Ｒは
   水素 またはアルキル） にて表されるカルボキシアミド結合、及び式▲数式、化
   学式、表等があります▼ にて表されるアミン結合基を有し、該アミン結合基がポ
   リアミドアミン鎖の一体部分を形成するようなポリアミ
   ドアミンである請求項１０乃至１３記載の方法。 １７、前記のアミン官能性ポリマーが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるシロキサン繰り返し単位を有するポリシロ
   キサンポリマーである請求項１０乃至１３記載の方法。 但し上式中、Ｒはアルキル、置換アルキル又はアリール
   である。 １８、前記のアミン官能性ポリマーが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるシロキサン繰り返し単位を有するポリジメ
   チルシロキサンポリマーである請求項１０乃至１３記載
   の方法。