JPH0363088A - 汎用万能ナイフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、一般的に切断部としてカミソリ刃を有するタ
イプのナイフに関し、特に使用者が外部にあるつまみや
取っ手から指を離した時に柄の中に素早く戻るような出
入れ自在な刃を有する万能ナイフに関する。

［従来の技術］ 従来から先行技術として、さまざまな万能ナイフが存在
していた。その様なナイフは通常スライド自在なカミソ
リ刃を有するケースを含み、そのカミソリ刃は、刃を取
付ける内部にある保持器に接続された外部つまみを備え
ている。

つまみを用いることによって、使用者は、段ポール箱や
それに類するものを開ける目的で、ケース一端にある隙
間を通して刃をケース内外にスライドさせることができ
る。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、ナイフはカミソリのように鋭利であり、
したがって先行技術のナイフは危険であることがわかる
。又、先行技術のナイフでは−旦刃をほしい分だけ伸ば
したならば、刃は慎重に手で引込めない限りむき出しの
状態の位置に留まったままなので、ナイフを使っている
人を傷付けてしまうこともある。

そのような構造の改良については１９７９．２．２０出
願の特許Ｎｏ、４１３９９３９に突起を操作して刃をケ
ースから出し、そこで使用者がつまみを放した場合。

刃が自動的にケース内に素早く戻り、完全にしまわれて
しまうという保持器にばねを装着した万能ナイフとして
開示されている。

それにもかかわらず、この改良型の万能ナイフには、右
利きの人間が使うには便利であるが、実に困ったことに
左利きの人間が使うことには非常に不便であるという大
きな不都合点がある。これは、つまみが広い部分、一般
的にはナイフケースの表面の平坦側に位置していること
に起因している。こちら側の面は一般にカミソリ状の鋭
利な刃の面や、ケース前方端にある隙間に平行である。

そのようなケースの平坦側の面により、しっかりとそし
て気持ちよくナイフを握ることができる。

これまで、上記特許に開示されているようなタイプの万
能ナイフの製造業者は、市場に右利き用、左利き用のお
互いに鏡像関係にある二種のナイフを供給していた。二
種類の型が必要であるということにより製造業者にとっ
ては工具上の問題を、そして製造業者や卸し業者、小売
業者にとっては発明上の問題を生じていた。

必要であるのは、右利きでも左利きでも共に便利に使え
て、ケースに自動的に収納されるカミソリ刃タイプの切
断刃を有する汎用万能ナイフなのである。

［課題を解決するための手段］ 概して言えば、本発明により万能ナイフ、特に右利きで
も左利きでも共に使いやすいナイフが提供される。

本号能ナイフは、１個の完全なケースを形成する２個の
対をなす片割れを備え、その片割れ同士は、１本のネジ
又はそれと同様の締め具によって互いにしっかりと締付
けられる。

ケースの片割れは、その内側に平らな部材からなるプラ
ットホームや、保持器がばねの力に対抗して動くすべり
をガイドする比較的短いガイドを有する。ばねは１通常
プラットホームが、刃の収容位置にあるように作用して
いる。つまみは、同じケースの片割れの壁の穴を通して
伸びており、またプラットホームとつまみが一緒に動く
ように、プラットホームと接続している。つまみは、ケ
ースの片割れの外側表面の凹部に位置している。凹部の
一端は、つまみをあらかじめ決められた距離、例えば１
／４インチあるいは５７１６インチだけ押し進めること
ができるようなつまみ止めとなっている。このつまみ止
めは、刃の送り出しを制限しているものである。刃は、
プラットホームに取付けられており、つまみは押し進め
られてつまみ止めに当接する。つまみが押し進められる
と共に刃は隙間を通してケースの外へ出て行くことにな
る。

側面から見たならば、組立てられたケース先端は一般に
対称形であり、一般に先を尖らせた案内縁及び先端から
同じ角度で傾斜した２面、即ち外に向って又ケースの後
部へ向って傾斜した面を有している。カミソリ状の刃が
プラットホームに置かれ、固定された場合には、刃の尖
った切断縁と尖っていない反対縁の間で測った、刃の高
さの中心点は、ケース先端から伸ばし、一般にナイフの
中心を通る想像上の線上にある。刃は、プラットホーム
上でその切断縁が想像上の中心線の一方かあるいは他方
になるように位置している。どちらの位置であっても、
つまみを先端に対して押し出すと刃の切断縁がケースか
ら送り出される。

従って、刃を−の方向に向けることによって左利きの人
にも使用でき、また刃をその切断縁と平行な軸について
反転し、プラットホームに取付けなおすことにより右利
きの人間にも使用できる汎用万能ナイフが供給される。

どちらの場合においても中心の先端点から分けられたケ
ース表面は、使用者にとっては切断のガイドとして役割
をする。はとんどの荷物を開けたり、テープを切ったり
、コードやひもを切断したりなど、スーパーマーケット
その他において使用するのに十分な量の刃が送り出され
る。又、刃を少し出すことによって、非常に鋭利なナイ
フが必要な他の目的にも有用である。

つまみは、止め具として機能するもろいタブや突起でで
きており、つまみを押し進めた時の刃の送り出し量を制
限している。このタブが折れてしまうことによって刃の
送り出し量がさらに大きくなる。

従って、本発明の目的は、左利き、右利きどちらでも等
しく便利に使えるような改良型万能ナイフを提供するこ
とにある。

本発明の他目的としては、左利き、右利きどちらによっ
て使用されている場合でも、切断時にナイフを安定させ
るガイドを備えた改良型万能ナイフを提供することにあ
る。

又、本発明の目的としては、先行技術にある片方の手用
の万能ナイフで使用されているのと同一の従来からある
刃を備えた左手及び右手の改良型万能ナイフを提供する
ことにある。

なお、残る本発明の他の目的及び利点は詳細な説明から
ある程度分かりやすく又はっきりとなるであろう。

従って本発明は、以下に述べる構成に例示される構成及
び部材の結合、部品の配置等の特徴を備えており、本発
明の範囲は特許請求の範囲に示される。

［実施例Ｊ 図面において１本発明に関する万能ナイフ１゜は、右半
分１４と左半分１６からなり、左半分１６の遊び穴２０
を通し、右半分１４のねじ穴２２にねじ込まれている機
械ねじ１８により互いに固定されている。加えて、ガイ
ドピン２４が突出し、対向するガイドソケット２６には
まることにより、ケースの片割れ１４．１６を、機械ね
じ１８を締め付ける前に、それらを合わせたときにその
位置合わせを確実に行う。

刃２８は、鋭利なカミソリ状の切断縁３ｏ、中央部に穴
３２、そして切断ｔ＆３０からなり、穴３２と反対側に
鋭利でない対向する縁３４を有している。

刃２８はプラットホーム３６あるいは保持器に角形形状
のポスト３８によって接続されており、刃はプラットホ
ーム３６上の平坦面４ｏから伸び、ポスト３８は刃２８
の中央の穴３２を通っている。第６図に示されているよ
うに、つまみ４２は角形のポスト３８及び前方に伸びて
いるタブ４６と接続されている。ポスト３８は、っまみ
４２がかみ合うようにケースの片割れ１４の楕円形状の
長！４４を通して伸びており、ケースの片割れ１４上の
外部の凹部５０内に位置している。

つまみ４２とタブ４６は以下にさらに詳しく説明するよ
うに両者が選択的に分離できるような交線４８において
接している。

上記の引用する特許においては、プラットホーム３６は
、−段高くなっているガイド５４，５６の間ですべり面
５２の上を滑る。ガイド５４゜５６は互いにプラットホ
ーム３６の前端の外形に対応した曲面５８によりつなが
っている０機械ねじ１８はプラットホーム３６の楕円長
穴６ｏを通り、後部においてプラットホーム３６の動き
の縦方向のガイドとなっている。

ばね６２は、プラットホーム３６の後端にある穴６４に
止められている。ばねの他端はケースの片割れ１４の内
部に突出しているポスト６６に止められている。ばね６
２は、つまみ４２に何も力が加わっていないときには常
に刃２８を完全にケース１２内に引込むように刃２８を
取付【すたプラットホーム３６に力を与えている。この
状慝では、刃２８は第４図の破線で示されるような位置
にある。刃それ自体は、ガイド５４．５８上にそのまま
あり、反対側の片割れ１６上の互いに対向するガイド６
８と７９の間にはさまれている。

加えて、刃の反対側の鋭利でない方の縁は、近接した固
定ボスト７２と細長い面７４を滑り、これらは−段高く
なっているガイド５４．５６の高さから立ち上がってい
る。刃２８の切断面３０は固定ボスト７６によって押え
られている。今、つまみ４２を矢印７８の方向に押し進
めたならば、刃は前方の隙間８０を通ってケース１２か
ら出てくる。なお、第３図においては刃２８は示されて
いない。

ここで、つまみ４２を矢印７８の方向に押したとき、ポ
スト３８はタブ４６が凹部５０の前方縁８２に当接する
まで長穴４４内を動く。かくて刃の送り出しを第１図に
おける実線及び第２図における実線により示されるよう
に制限する。もし、さらに刃を出したいならば、タブは
交線４８に沿って折れ、つまみ４２をつまみ４２自体が
凹部の前方縁８２に当接するまで矢印７８の方向に押し
進めることができる。この場合、刃は第１図の破線によ
って示されるように送り出される。

また、使用者がつまみ４２から指を放すか押すのをやめ
たときは、つまみ４２を押し進めることによってさらに
伸びていたスプリング６２は、矢印７Ｂと反対の方向に
プラットホーム３６を引き戻す、このとき刃は自動的に
ケース１２内に完全に引き戻される。この引き戻しは、
タブ４６が動いたかどうかにかかわらず完全に行われる
。

刃２８とつながっているポスト３８は、実質的には刃の
ガイド面である７６．７７．７２．７４の間の中央にあ
り、刃２８は切断縁３０と平行な仮想軸について図示さ
れた位置から軽く動くように、またポスト３８とつなが
っていながらも一段高くなっているガイド５４，５６，
６８，７０によってガイドされ、また面７４．７７とポ
スト７２．７６の間にはまるようになっている。言い換
えれば、ボスト７６とガイド面７７に対して切断縁とは
反対側の峰側３４を当てつつ、切断縁３０を固定ポスト
７２と細長い面７４に近接して置くことができる。

今、図に示されている切断縁３０は前面８６に近接して
いることがわかる。しかしながら、刃を反転させると第
１図、第２図に示されている前面８４に刃３０は近接す
る（図示せず）。前面８４．８６は想像上の縦の中央線
８８に対して対象であり、刃２８の切断縁３０と近接す
る外側の面８４．８６との間の関係がポスト３８に対す
る刃の方向とは関係なく同一になるように調整されてい
る。従って、右利き用に設定したときでも左利き用に設
定したときでも刃２８は同じ効果を有し、ナイフ１０は
同じ感覚となる。

刃２８を出して段ポール箱を切る場合、使用者は第１図
に示されているように箱の表面９０が前面８６あるいは
刃２８を図示したものから反転させた場合には、前面８
４にあうまで刃２８を刺すと便利である。

ケース１２内に替刃２８ａを装着したものの特徴も、上
述した特許において述べたことと同様であり、ここで述
べられている発明の新規部分となるとは考えられない。

刃２８は本願の譲受人を含む様々なところから購入でき
る標準的な万能ナイフの刃であることが好ましい。

本発明に関する万能ナイフ１０は先端点に対し対象に描
かれているが、第７図、第８図に示すように本発明に関
する他の実施例においては、左利きでも右利きでも等し
く便利に使えるように、先端の角を丸くしたり、前部を
平らにしたり、、丸くしたりあるいはセンターライン８
８に対して一般的に対象な面とすることができる。

上述の刃２８は、対向する縁３０．３４の間の中心に角
あるいは円形の穴を有している。本発明の他の実施例に
おいては、刃が左利き用、右利き用どちらの位置にあっ
ても隙間８０を通って動くように刃が傾いてしまうこと
に対して刃をガイドする限り他の形状、例えば長方形で
あっても良い。

本発明に係る他の実姉例として復帰用のばね６２を廃し
たものがある。そのような構造においても左利き用、右
利き用を選択することはできるが、刃２８は一旦外へで
ると、つまみ４２に刃をケース１２に戻すような力を加
えるまで外へ出たままである。

本発明に係るすべての実施例において、つまみ４２は、
使用者が止める位置や刃を出す量についているいろと考
えることなく、力を加えたときはいつも同じ停止位置ま
で前方にスライドする。

従って、発明の木質や範囲から逸脱することなく上記構
造にて、一定の変化を得ることができるので、前述より
明らかとなることにおいて上記の目的を十分に達するよ
うに思われる。また、上述の中に含まれ、添付図面に描
かれているすべての事項は実例的なものとして解明がな
されるがこれに限られるものではない。

また、特許請求の範囲はここに述べられている本発明の
すべての一般的で特有な特徴をカバーするものと理解さ
れ、また発明の範囲について述べられていることはすべ
て言葉の問題ではあるがその中に収まる。

［発明の効果］ 本発明に係る汎用万能ナイフによれば、左利き、右利き
どちらでも等しく便利にナイフを使うことができる。

また、左利き、右利きどちらによって使用されている場
合でも、切断時にナイフを安定させるガイドにより安定
して作業を行うことができる。

さらに、先行技術にある片方の手用の万能ナイフで使用
されているのと同一の従来からある刃を用いて左手及び
右手どちらでも使用することができる。

【図面の簡単な説明】

発明を完全に理解するためには関連する添付図面を上記
の記述の参考としなければならず、ここで　第１図は、
ナイフの刃の通常及び最大送り出し量を示した本発明に
関する汎用万能ナイフの側面図、 第２図は、第１図の万能ナイフを他の側から見た側面図
、 第３図は、第１図の万能ナイフの先端部正面第４図は、
第２図に示されたケースの片割れの内部側面図。 第５図は、第１図に示されたケースの片割れの内部を示
す、第４図と同様の側面図、 第６図は、刃及び刃支持部ともろいタブを用いたつまみ
の間のアタッチメントの拡大図、第７図、第８図は、本
発明に関する他の実施例の部分側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）万能ナイフにおいて、 スライド可能な刃をその中に納めるケースを備え、 前記刃は、前後スライド可能であり、スライド方向と平
   行に延設された切断縁と、前記切断縁と反対側に非切断
   縁を有し、 前記ケースは、ケースの一端に、第一の終端と第二の終
   端との間の長さ寸法が、少なくとも前記刃の前記切断縁
   と非切断縁の寸法に等しい細長い隙間を有し、 前記隙間のあるケースの一端に対して前記の一方向に刃
   がスライドする時、前記の隙間から前記刃と前記切断縁
   の一部分を突き出し、前記刃を前記隙間の第一の終端と
   前記隙間の第二の終端のうち一つにより近い方の前記切
   断縁を選択的に適合できる選択的適合手段を備え、 前記刃をどちらの適合状態を選択しても外部の力がかか
   るとそれに対応する前記刃のスライド手段を備えたこと
   を特徴とする汎用万能ナイフ。 （２）前記刃が前記適合手段により前記隙間に適合され
   、また前記スライド手段に接続され、さらに前記隙間の
   第一の終端と前記隙間の第二の終端のうち一つにより近
   い切断縁が前記隙間に選択的に適合されたことを特徴と
   する請求の範囲第１項に記載の汎用万能ナイフ。 （３）前記隙間を取り囲むケース外面が、前記スライド
   方向と平行方向に向いた前記隙間と交わり、前記スライ
   ド方向より前記隙間を見た時に前記隙間の長手方向と直
   角であるような想像上の平面に対象であることを特徴と
   する請求の範囲第１項に記載の万能ナイフ。（４）前記
   刃の適合及びスライド手段が前記隙間の終端と関係する
   切断縁の位置にかかわりなく、対象である前記想像上の
   平面から前記刃の切断縁を等距離に維持することを特徴
   とする請求の範囲第３項に記載の万能ナイフ。 （５）前記隙間を取り囲む前記ケース面が、前記想像上
   の平面の反対面から互いに相手側に延びている延長面で
   あって前記想像上の平面で交わる面であるものを含むこ
   とを特徴とする請求の範囲第３項に記載の万能ナイフ。 （６）前記隙間を取り囲む前記ケース面が、前記想像上
   の平面の反対面から互いに相手側に延びている延長面で
   あって前記想像上の平面で交わる面であるものを含むこ
   とを特徴とする請求の範囲第４項に記載の万能ナイフ。 （７）前記延長面が前記想像上の平面に対し垂直である
   ことを特徴とする請求の範囲第５項に記載の万能ナイフ
   。 （８）前記延長面が前記想像上の平面に対し垂直である
   ことを特徴とする請求の範囲第６項に記載の万能ナイフ
   。 （９）前記延長面がほぼとがった縁で交わることを特徴
   とする請求の範囲第５項に記載の万能ナイフ。 （１０）前記延長面がほぼとがった縁で交わることを特
   徴とする請求の範囲第６項に記載の万能ナイフ。 （１１）前記延長面が円形であることを特徴とする請求
   の範囲第５項に記載の万能ナイフ。 （１２）前記延長面が円形であることを特徴とする請求
   の範囲第６項に記載の万能ナイフ。 （１３）前記刃のスライド手段が前記隙間のあいたケー
   スの一端に対して前記の一方向に前記刃の動きを制限す
   るための停止手段を含むことを特徴とする請求の範囲第
   １項に記載の万能ナイフ。 （１４）前記停止手段が、前記ケースの外側にあってナ
   イフを使用者の使いやすいつまみと、前記つまみに接続
   され、前記刃が前記隙間のあいたケースの一端に対して
   前記の方向にスライドした時、前記ケースの一部分と当
   接し、前記つまみと前記の接続された刃の動きを制限す
   るタブを含むことを特徴とする請求の範囲第１項に記載
   の万能ナイフ。 （１５）前記つまみ上の前記タブが前記ケースから前記
   刃にさらなる突起を備え、前記刃が前記の隙間のあいた
   ケースの一端に対して前記の一方向にスライドする時移
   動可能であることを特徴とする請求の範囲第１項に記載
   の万能ナイフ。 （１６）前記外部の力がかからなくなった時、外へ突き
   出た刃を自動的に収納し、前記ケース内に前記刃を維持
   する手段をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第１
   項に記載の万能ナイフ。