JPH0360647A - Ｘ線撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Ｘ線管装置と撮影台との距離を、Ｘ線管焦点
と受像面間の距離（以下、ＳＩＤと略記する）情報に応
じて調整可能のＸ線撮影装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、一般用Ｘ線撮影装置において、ＳＩＤ情報に基づ
くＸ線管装置のポジショニング（Ｘ線管装置側が可動の
場合である。撮影台が可動の場合は撮影台のポジショニ
ングとなる）の手順は、次のように行われていた。すな
わち、設定された撮影方向、使用フィルムサイズなどか
ら、ＳＩＤ換算のＸ線管装置、撮影台相互間距離を計算
し、その計算値に基づき、ＸｗＡ管装置のＸ線可動絞り
装置部に取り付けられたスケールを引き出し、撮影台と
の距離を測定し、その測定位置にＸ１Ｊｔ管装置を移動
することによって行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

このためポシショニングに手間がかかり、従来、この点
についての改善が要望されていた。

近年のＸ線撮影装置では、撮影条件（管電圧。

管電流、タイマなど）の他に、ＳＩＤ情報（ＳＩＤをど
のくらいとるかという距離情報）や使用するグリッド（
散乱防止用グリッド）情報をもプログラムできるＸ線発
生装置を装備したものも開発されている。しかしＳＩＤ
情報は、Ｘ線発生装置上の盤面表示のみで、Ｘ線管装置
（実際にはこれを保持する保持装置）側との連動は行わ
れてなく、ポシショニングに関しては、盤面に表示され
たＳＩＤ情報をみて、上述従来技術と同様にスケールで
距離を測定し、保持装置を移動することによって行って
いるのが現状であった。

本発明の目的は、ＳＩＤ設定のためのポジショニングが
簡単かつ迅速に行えるＸ線撮影装置を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、Ｘ線管装置と撮影台との距離を、Ｘ線管焦
点と受像面間の距離情報（ＳＩＤ情報）に応して調整可
能のＸ線撮影装置において、前記距離情報（ＳＩＤ情報
）による前記Ｘ線管装置又は撮影台の必要移動位置を視
覚的に指示する移動位置指示手段を設けることにより達
成される。

〔作用〕

移動位置指示手段は、ＳＩＤ情報によるＸ線管装置又は
撮影台の必要移動位置を視覚的に指示する。すなわち、
Ｘ線発生装置上で設定されたＳＩＤ情報は、Ｘ線管装置
側又は撮影台側へ、ここではＸ線管装置側へ、伝送され
る。Ｘ線管装置側では、伝送されたＳＩＤ情報に基づき
、Ｘ線管装置を移動すべき位置、すなわち必要移動位置
を視覚的に指示、例えばＳＩＤ方向にそって複数個並べ
られたＳＩＤ位置表示器のうち、ＳＩＤ情報に合致した
位置の表示器を点灯する。この点灯した表示器と、Ｘ線
管装置の保持装置の移動部側に付された指標とを一致さ
せることにより、操作者は、一意的にＳＩＤを設定する
ことができる。これにより、ＳＩＤ設定のためのボジシ
ョニングが簡単かつ迅速に行える。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は、本発明によるＸ線撮影装置の一実施例を示す側面図
で、図中１はＸ線管装置、２はＸ線管焦点、３はハンド
ルである。４はこのＸ線管装置１に正対位置された撮影
台、５はフィルムである。この場合、Ｘ線管装置１は保
持装置６を介して天井７に支持されていると共に、上記
ＳＩＤを調整可能になされている。ここでは保持装置６
を、天井７に固定された固定側保持装置６ａと、Ｘ線管
装置１を支持し、固定側保持装置６ａに、ＳＩＤ方向に
移動可能に支持された移動側保持装置６ｂとで構成する
ことにより、ＳＩＤが調整可能になされている。

８はＸ線管装置１及び撮影台５などを駆動、制御するＸ
線発生装置で、ＳＩＤ情報出力部９をも備えている。１
０は固定側保持装置６ａ又は移動側保持装置６ｂ、ここ
では固定側保持装置６ａに設けられたＳＩＤ情報人力部
で、上記ＳＩＤ情報出力部９からＳＩＤ情報が与えられ
る。１１は固定側保持装置６ａに設けられた必要移動位
置表示器列で、必要移動位置表示器ＬＥＤＩ〜ｎをＳＩ
Ｄ方向に配列してなる。１２は移動側保持装置６ｂに設
けられたＳＩＤ支持指標である。

次に上述本発明装置の動作について説明する。

Ｘ線発生装置８でのプログラム情報（管電圧。

管電流１時間、使用グリッド、使用フィルムサイズなど
の情報）により設定されるＳＩＤ情報は、ＳＩＤ情報出
力部９に入力される。ＳＩＤ情報出力部９は、そのＳＩ
Ｄ情報に対応して点灯すべき表示器点灯信号を、固定側
保持装置６ａに設けられたＳＩＤ情報入力部１０に送出
する。ＳＩＤ情報入力部１０は、表示器点灯信号を受け
、表示器列１１（表示器ＬＥＤ１〜ｎ）中の該当する１
つの表示器、ここでは表示器ＬＥＤｎ〜１を点灯する。

操作者は、Ｘ線管装置１に取り付けられた操作ハンドル
３によりＸ線管装置８（と移動側保持装置６ｂ）を移動
し、移動側保持装置６ｂの所定位置に付されたＳＩＤ指
示指標１２を表示器列１１のうち、点灯している表示器
ＬＥＤｎ〜１の位置に一致させる。

これにより、５ＩＤ（Ｘ線管焦点２と受像面、ここでは
撮影台中に収納されたフィルム５面との間の距離）はス
ケールなどを使用することなく、一意的に設定すること
ができる。

第２図に、Ｘ線発生装置８中のＳＩＤ情報出力部９から
固定側保持装置６ａ中のＳＩＤ情報入力部ＩＯまでの回
路構成の一例の詳細を示す。第２図において、Ｘ線発生
装置８のプログラム設定部２１で設定されたＳＩＤ情報
はＳＩＤ情報出力部９のリレー駆動回路２２によりリレ
ー群２３（リレーＲＹ１〜ｎ）のリレー接点ＲＹＣＩ−
ｎ中のいずれか１つ、ここではリレー接点ＲＹＣｎ〜１
をＯＮする。これにより、リレー接点ＲＹＣｎ−１に接
続された固定側保持装置６ａにある表示器列１工中の該
当する表示器、ここでは表示器ＬＥＤｎ〜１が点灯する
。この例では、表示器ＬＥＤ数ｎの増加に応じてＳＩＤ
情報出力部９及びＳＩＤ情報人カ部１０相互間　（Ｘ線
発生装置８及び保持装置６相互間）の信号線の本数が増
加する。

第３図は、ＳＩＤ情報出力部９からＳＩＤ情報入力部１
０までの回路構成の他の例を示す図である。

第２図の例では表示器ＬＥＤ数ｎが多くなると、ＳＩＤ
情報出力部９とＳＩＤ情報入力部１ｏとの間の信号線の
数が増えてしまう。ここでは図示するように、プログラ
ム設定部２１で設定されたＳＩＤ情報を一度ＣＰ　Ｕ３
１に取り込み、エンコードする。

このエンコード出力をＲ３２３２Ｃなどの通信用インタ
ーフェース３２を通し、少ない信号線で固定側保持装置
６ａへ送る。そして、送られてきた信号は、同様の通信
用インターフェース３３を通してＣＰＵ３４でデコード
し、ＬＥＤ点灯回路３５で表示器列ｌｌ中の該当するＬ
ＥＤ、ここでは表示器ＬＥＤｎ−１を点灯させる。これ
により、表示器列１０の表示器ＬＥＤ数が多いときでも
、ＳＩＤ情報出力部９及びＳＩＤ情報人力部１０相互間
（Ｘ線発生装置８及び保持装置６相互間）の信号線の本
数は最小のままで済む。

なお上述実施例では、ＳＩＤ情報によるＸ線管装置１又
は撮影台４の必要移動位置を視覚的に指示する移動位置
指示手段を、ＳＩＤ情報出力部９、ＳＩＤ情報入力部１
０、必要移動位置表示器列１１（表示器ＬＥＤ　１−ｎ
）及びＳＩＤ指示指標１２で構成したが、このような構
成のみに限定されることはない。

また上述実施例では、必要移動位置表示器列１１を固定
側保持装置６ａに、ＳＩＤ指示指標１２を移動側保持装
置６ｂに設けた例について述べたが、必要移動位置表示
器列１１を移動側保持装置６ｂにＳＩＤ指示指標１２を
固定側保持装置６ａに設けてもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ＳＩＤ情報に基づき、Ｘ線管装置又は
撮影台を移動すべき位置、すなわち必要移動位置を視覚
的に指示するようにしたので、操作者は一意的にＳＡＤ
を設定することができ、ＳＩＤ設定のためのポジショニ
ングが簡単かつ迅速に行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す側面図、第２図は
同上装置の回路例を示す図、第３図は同じく他の回路例
を示す図である。 １・・・Ｘ線管装置、２・・・Ｘ線管焦点、３・・・操
作ハンドル、４・・・撮影台、５・・・フィルム、・６
・・・保持装置、６ａ・・・固定側保持装置、６ｂ・・
・移動側保持装置、７・・・天井、８・・・Ｘ線発生装
置、９・・・ＳＩＤ情報出力部、１０・・・ＳＩＤ情報
入力部、１１・・・必要移動位置表示器列、１２・・・
ＳＩＤ指示指標、ＬＥＤ１〜ｎ・・・必要移動位置表示
器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、Ｘ線管装置と撮影台との距離を、Ｘ線管焦点と受像
   面間の距離情報に応じて調整可能のＸ線撮影装置におい
   て、前記距離情報による前記Ｘ線管装置又は撮影台の必
   要移動位置を視覚的に指示する移動位置指示手段を具備
   することを特徴とするＸ線撮影装置。