JPH0359395A - ２系統熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、媒体の熱交換を行う２系統熱交換器に関する
。

［従来の技術］ 従来、２系統熱交換器は冷凍回路システム等に使用され
ており、径の大きい外管と該外管の内側の径の小さい内
管とからなる２重管構造を有している。例えば、内管と
外管との間に媒体を流入させ、内管の外周面を介して該
媒体の熱を内管の中の媒体に伝えて熱交換していた。

また、外管の両端の近傍で管軸と垂直な方向に穴をあけ
て外管人口及び外管出口を形成し、これらを通じて媒体
を２重管に流通させていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の２系統熱交換器では熱を伝える内
管の表面積が小さいため、十分な熱交換を行うためには
、内管の長さを大きくする必要があった。

それ故に、熱交換器自体が必要以上に大きくなり、媒体
の流体抵抗や熱損失が増大するため、熱交換率が向上し
ないという欠点があった。

従って、本発明の技術的課題は、熱交換器の構造を大き
くすることなく、熱交換率を向上させた２系統熱交換器
を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、外管と、該外管の内部に配された内管
とを含み、該内管の内側の第１の媒体と、該内管と上記
外管との間の第２の媒体との熱交換を行う２系統熱交換
器において、該内管の外周面から該外管の内周面に放射
状に伸びた複数の仕切り壁と、流入される上記第２の媒
体を一時格納させるための上記外管の一端のチャンバー
と、該チャンバー内に配され、該チャンバー内に流入し
た上記第２の媒体に衝突する衝突手段とを設けたことを
特徴とする２系統熱交換器が得られる。

［作　用コ 第２の媒体がチャンバー内に流入されると、衝突手段に
衝突して第２の媒体の流速は低下するが、チャンバー内
で第２の媒体自体は適度に拡散される。その結果、拡散
された第２の媒体は、外管と内管と仕切り壁との間に、
均一にくまなく流れる。

その上、第１の媒体と第２の媒体との熱交換は、内管の
みならず、仕切り壁をも介して行われる。

［実施例コ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図及び第２図を参照して、本発明の第１の実施例の
２系統熱交換器は、外管１と、外管１の内部に配された
内管２と、内管２の外周面から放射状に外管１の内周面
に至るまで伸びている複数の仕切り壁３とからなる２重
管を有している。

また、外管１の一端には円筒状のキャップ４、他端には
蓋（図示せず）が設けられて、媒体としての冷媒洩れを
防止する。円柱状のキャップ４は、冷媒を一時格納する
ための空間、即ち、チャンバー４′を形成している。

チャンバー４′には内管２と連通している内管延長管７
が設けられている。内管延長管７はチャンバー４′を貫
通して外部に突出している。キャップ４には、内管延長
管７と直交する位置に外管人口５が設けられている。

尚、各仕切り壁３は、等間隔で外管１の内周面と繋がっ
ている。この結果、２重管には外管１と内管２と仕切り
壁３とによって等間隔に区分された複数の区画室が形成
されている。

使用に際しては、内管２に内管延長管７を通して第１の
媒体を流入させる。他方、キャップ４内に外管人口５か
ら第２の媒体が流入される。第２の媒体は内管延長管７
の管壁にぶつかって適度に拡散されてから、複数の区画
室に均一にまんべんなく流入される。

各区画室に流入された媒体は、外管出口（図示せず）か
ら流出する。この間に、内管２の管壁及び仕切り壁３を
介して第１の媒体の熱を、第２の媒体に伝える作用、即
ち、熱交換が行われている。

第３図及び第４図は、本発明の第２の実施例による２系
統熱交換器が示されている。

第２の実施例では、第１の実施例と相違している箇所を
述べる。拡散器８には外管人口５とは反対側の内壁面に
その外管人口５に対向する突起１１が設けられている。

突起１１は、拡散器８の一部を外部から押圧して半球状
又は円錐状に形成したものである。拡散器８に流入する
第２の媒体は突起１１にぶつけられて拡散される。

拡散器８は、拡散された媒体を一時格納する空間、即ち
、チャンバー８′を形成している。拡散器８は複数の分
配管１０を介して外管１と内管２との間の各区画室に連
通されている。この結果、拡散器８内で拡散された第２
の媒体は各区画室に分配される。

内管延長管７はＬ字状に形成され、内管の軸方向と直交
する方向に延出している。

使用に際しては、拡散器８内に流入された第２の媒体は
突起１１にぶつかって拡散され、複数の分配管１０に均
一に流れ、各区画室に夫々均一に流入することになる。

［発明の効果］ 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、第２の
媒体が拡散されて外管と内管と仕切り壁との間の複数の
空間に均一に流入することになる上に、第１の媒体と第
２の媒体との熱交換が内管のみならず、仕切り壁をも介
してなされるため、熱交換器の構造を大きくすることな
く、熱交換率を向上させた２系統熱交換器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例による２系統熱交換器の
一部のみの半断面図、第２図は第１図の２系統熱交換器
を■−■線に沿って切断した断面図、第３図は本発明の
第２の実施例による２系統熱交換器の一部を示す外観図
、第４図は第３図の２系統熱交換器のチャンバーの半縦
断面図である。 １・・・外管、２・・・内管、３・・・仕切り壁、４・
・・キャップ、４′・・・チャンバー　５・・・外管人
口、６・・・蓋、７・・・内管延長管、８・・・拡散器
、８′・・・チャンバー１０・・・分配管、１１・・・
突起。 第１図 笛３図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、外管と、該外管の内部に配された内管とを含み、該
   内管の内側の第１の媒体と、該内管と上記外管との間の
   第２の媒体との熱交換を行う２系統熱交換器において、
   該内管の外周面から該外管の内周面に放射状に伸びた複
   数の仕切り壁と、流入される上記第２の媒体を一時格納
   させるための上記外管の一端のチャンバーと、該チャン
   バー内に配され、該チャンバー内に流入した上記第２の
   媒体に衝突する衝突手段とを設けたことを特徴とする２
   系統熱交換器。