JPH0359188A - 新規サクションボックスカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は移動しているファブリックまたはウェブから水
を吸引により除去するようになっている製紙装置および
板紙製造装置で使われるサクションボックス用の改良し
たカバーに関する。

ｂ　　　　′の！Ｈ 各種の紙はいわゆる製紙装置で高速でかつ経済的に製造
することが出来る。この装置では木材バルブと他の材料
からなるスラリーを無端フォーミングファブリックに分
配するようになっている。

スラリーを乗せたフォーミングファプリツクは、スラリ
ーから水を除くように用いられる複数のサクションボッ
クスを横断して移動して連続した全紙を形成するように
する。この全紙は高い含水量を有するので、プレスセク
ションへと移送され、このプレスセクションで全紙は少
なくとも１つの連続的なプレスファブリックと接触され
そしてプレスニンブを通り機械的な手段によって水を更
に除くようにする。プレスファブリックはさらにもう１
つのサクションボックスへと送られここで水がプレスフ
ァブリックから除かれる０通常、プレスアプリフタは織
られて連続的なファブリックを形成するようにつくられ
ていてもよくあるいは２つの向き合う端を継目によって
つなぎ合わせたようにした材料からできている。

他の形式の製紙装置も存在しており、特にたとえば石膏
ボードおよび紙包装チューブのような工業的用途用の多
層すき合わせ板紙を製造する装置が存在する。この場合
枚葉は複数の層にして直接ファブリックへと形成される
。原料は、原料で満たされたバットへシリンダーを介し
て導入されるかまたは多数の小さなフォーミングワイヤ
ーを用いて導入される。プレスファブリックがそれぞれ
の回転シリンダーを通過するとき原料の層を取り上げる
。次にファブリックは通常の意味で複数のプレスを通っ
てこの層とした枚葉を搬送する。従ってこの場合ファブ
リツタはフォー藁ング機能と圧縮機能とを有している。

この場合サクションボックスはファブリックから水を除
くようにも用いられている。この種の抄紙装置は遅く、
また「メーキングファブリック（ｍａｋｉｎｇ　ｆａｂ
ｒｉｃ）ｊとして使われるファブリツタは重さが比較的
軽いが、脱水と圧縮の原理およびファブリフタの必要条
件は基本的に同じである。

サクションボックスはプレスファブリックの幅を横断す
るように延長している真っすぐなスロットを有するカバ
ーを通常はもっている。スロットの寸法は直線の長さで
３７８＃〜３＃の範囲である。

（ここではサクションボックスは抄紙装置のプレス部分
の一部として説明しているが祇形成部分で用いてもよい
と解釈されたい、）この種のサクションボックスは多く
の理由から不満足なものであることが解った。たとえば
、継ぎ目付きのプレスファブリックが用いられると、継
目がスロットを通過するときファブリツタが大きな不愉
快なポンという音を出し、この音はいらいらを起こさせ
るばかりでなく装置によって生じる全体的な騒音のレベ
ルを上げる。継目はまたスロットの緑をこすり原材料か
ら出来ている継目フラップをファブリックの残りよりも
前に摩耗させる。かくしてプレスファブリックの有効寿
命は急激に減少する。ファブリックはまたスロットの縁
によって起こされるファブリツタのたわみによってもう
まく行かない。スロットがいわゆるヘリングボンパター
ンに形成されているもう１つの種類のサクシボンボック
スカバーも用いられている。これらのスロットは少なく
とも４つの接触縁によって通常は画定されている。この
種類のカバーも不満足なものであることはファブリツタ
によって横断される縁の数が増すときにファブリックの
摩耗と引き裂きが増加するということが解っているから
である。この摩耗と引き裂きは継目をもったファブリッ
クでより顕著であり、その理由は前記したように継目フ
ラップがより早く摩耗し去るからである。もう１つの理
由はへリングボンボンクス力バーのオープン領域（長さ
×幅）が単一の真っすぐなスロットよりも大きいからで
ある。このことは特定の空気流量（容積／面積）および
減圧レベルの両者を下げることになり、従ってプレスフ
ァブリックを適当に脱水するシステムの能力を減少する
。この問題を克服するにはより大きな真空源が必要とな
り、資本的支出と増加した運転費が必要となろう。

光豊旦旦色量叉忽 既存のサクションボックスカバーの前記の欠点の観点か
ら、本発明の目的はプレスファブリ・２りの移動方向（
すなわち縦方向）に関し角度を有するスロット縁を持っ
た改良したサクションボックスカバーを提供し、これに
よりプレスフププリック継目フラップおよび全体的な構
造の有効寿命を延長させることである。

もう１つの目的はスロットでのファフ゛リフクのたわみ
が排除されている改良されたボックスカバーを提供する
ことである。

もう１つの目的は従来のボックスカバーで生じる音を減
少させるか除去するようになっている改良したボックス
カバーを提供することである。

もう１つの目的はブレスファプリフクによって横断され
る縁の数が減少しているサクションボックス力バーを提
供することである０本発明の他の利点は本発明の詳細な
説明から明らかになろう。

手始に述べれば、本発明に従って構成されたサクション
ボックスは吸引を行うように真空源へ連結された本体を
含んでなる。カバーが本体に固定されていて、カバーを
横断して連続的に移動するプレスファブリックを支持す
るように構成され配置されている。ボックスカバーはフ
ァブリツタの幅を実質的に横断する（すなわち横断方向
）ように延長しているスロットを有していてこのスロッ
トはボックスの本体と連通していてファブリックに吸引
を行ってファブリックから水を除くようになっている。

有利なことには、スロットの有効領域は横断方向スロッ
トの領域と実質的に等しく、スロットは複数の真っすぐ
なスロットセグメントを有していて各セグメントは縦方
向に関して約４５度の角度で配置されている。スロット
セグメントは端と端とが連結されていてファブリツタの
幅を横断する連続的なジグザグパターンを形式している
。

図面を参照して説明すると、本発明に従って構成された
サクションボックス１０は連結ビン１４によって真空ｔ
Ａ（図示せず〉へ連結された本体１２を含んでいる。ボ
ックスは公知の方法によって本体へ固定されているカバ
ー１６を有しているたとえば第１図では、カバー１６は
あり継ぎにより本体へ固定されているが他の形式の連結
も同様にして適当にイ吏うことかできる。

カバーは単一スロット１８を有しているスロン）１８は
たとえば参照数字１８′および１８′で示すような実質
的に真っすぐな複数のスロットセグメントからなってい
て、各セグメントは矢印２０によって示す縦方向に関し
約４５度の角度で配置されている。セグメントは隣接す
る２つのセグメントがそれぞれに関して垂直になるよう
に端と端とが連結されていて第２図に示すように連続し
たジグザグパターンを形式している。各セグメントはた
とえば約１５インチの長さであって良い。

次に改良したカバーを有するサクションボックスについ
て説明する。サクションボックスは抄紙装置に配置され
ていて、たとえばプレスファブリック２２の連続した通
路に沿って抄紙装置のプレス部分に配置されている。プ
レスフアブリンク２２は矢印２０によって示す連続的な
運動でカバーを横断している。サクションボックス１０
の減圧がスロット１８を通じてファブリックから水を抜
き取る。第２図に示すように、ボックスカバーを横断す
るファブリック２２はスロットのうちの比較的狭いスロ
ット部分の少数とのみ重なっている。たとえば想像線２
４を横断するファブリックの部分は５つのスロットセグ
メントの各部分と重なっている。これらのセグメントの
間でファブリツタはボックスカバーによって完全に支持
されているのでファブリックはその運動方向を横切る縁
を走行することはない、このようにして、ファブリツタ
とボックスカバーとの摩擦および単一横断スロットに関
するファブリツタの偏りから生ずるファブリックおよび
そのシームラップ（ある場合）の摩耗は従来のボックス
カバーに比較して減少する。第１〜３図に示したボック
スはフォーミングファブリックを通じて祇ウェブから直
接水を除くようにフォーミング部分に配置してもよい、
第４図をｖＡＡ−Ｂに沿う第２図と比較すると、ｖＡＡ
−Ｂに沿うファブリック領域はファブリック領域が従来
のへリングボンボンクス力バーを移動するとき４つの縁
またはスロット縁を通らなければならない０本発明の第
２図では、線Ａ−Ｂに沿って移動するファブリック領域
は２つのスロットの縁を通るだけであり実質的に摩耗を
減少する。

この概念の妥当性を証明するため以下の一連の実験を行
った。各種の継ぎ日付きプレスファブリックデザインを
用いたパイロットプレスセクションを用いシームフラッ
プへのカバーデザインの効果およびプレスファブリック
表面の総合的な摩耗を調べた。すべてのカバーは同じ材
料からなるようにした。ボックスのオープンエリアは幅
１インチ当たり１平方インチの面積として一定にした。

このようにしてすべてのボックスカバーに対して空気流
量と減圧の条件を同じになるようにしたが、標準へリン
グボンカバーは例外とし装置の幅方向の１インチ当たり
オーフ゛ンスロット領域が１．７３平方インチを有する
ようにした。すべての他の操作条件は一定とした。様々
な運転時間の後にフラップ領域について目視観察をおこ
なった。結果は表１にまとめた。

表　　　ｌ 拳フクスカバーの　　　　　　　２４　　　　　　のフ
ラツジの　　　　　　　ボンという”標準へリングボン
（第４図）　良好　　　感知できない真直ぐなスロット
　　　非常に悪い　　非常に大きいジグずグ（第１〜３
図）　優れている　　感知できない好ましくはカバーは
ポリエチレンのような低い摩擦係数を有する耐衝撃性材
料から成型されているが、他の材料たとえばシリコンニ
トリドおよびセラミンクも使うことができる。当然、特
許請求の範囲から逸脱する事なく本発明についてスロッ
トオープニングおよびスロットアングルのような多数の
変更態様が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従って構成された新規カバーを有する
サクションボックスの等角図である。 第２図は第１図のカバーの平面図である。 第３図は第１図および第２図のカバーの側面図でありプ
レスベルトが継目を横断している。 第４図は標準的なヘリングボンカバーを有する従来技術
のサクションボックスの平面図である。 １０・・・サクションボックス、１２・・・本体、１４
・・・連結ビン、１６・・・カバー、１８・・・単一ス
ロット、２２・・・プレスファブリック。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）製紙装置で連続的に移動しているプレスファブリ
   ックから水を抜き取るサクションボックスにおいて、 真空源へ連結された本体；および 該本体に固定されていて該本体と連通している細長いス
   ロットを有し該あらかじめ選択された方向を実質的に横
   断する方向で伸びているカバーを含んでおり、該スロッ
   トがジグザグパターンを形成している複数のスロットセ
   グメントを含んでいることを特徴とするサクションボッ
   クス。
2. （２）該各セグメントが実質的に真っすぐであり該あら
   かじめ選択された方向に関してあらかじめ選択された角
   度で配置されている特許請求の範囲第１項記載のサクシ
   ョクボックス。
3. （３）該あらかじめ選択された角度が約４５度である特
   許請求の範囲第１項記載のサクショクボックス。
4. （４）全紙から水を抜き取るため縦方向であらかじめ選
   択された通路で連続的に移動しているプレスファブリッ
   クを有する製紙装置において、サクションボックスが、
   真空源へ連結されたボックス本体；および該ボックス本
   体に固定されたカバーを含んでいて、該カバーが該プレ
   スファブリックに接触するように該通路に配置されてい
   て、該カバーが吸引により該プレスファブリックから水
   を除去するように該ボックス本体と連通しているスロッ
   トを有していて、該スロットがジグザグパターンで横方
   向に実質的に延長していることを特徴とするサクション
   ボックス。
5. （５）該スロットが端と端とを連結させた複数のスロッ
   トセグメントを含む特許請求の範囲第４項記載のサクシ
   ョンボックス。
6. （６）それぞれの該スロットセグメントが該縦方向に関
   してあらかじめ選択された角度で配置されている特許請
   求の範囲第５項記載のサクションボックス。
7. （７）該あらかじめ選択された角度が約４５度である特
   許請求の範囲第６項記載のサクションボックス。
8. （８）該カバーがプラスチック材料からできている特許
   請求の範囲第４項記載のサクションボックス。
9. （９）該カバーがシリコンニトリドからできている特許
   請求の範囲第４項記載のサクションボックス。
10. （１０）該カバーが主にセラミック材料からできている
    特許請求の範囲第４項記載のサクションボックス。