JPH0358185A - カードリーダのカード搬送機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テレホンカード等の磁気カードに記録されて
いる磁気的情報の読取り、磁気カードへの情報の書込み
並びに確認を行なうカードリーダのカード搬送機構に関
する。

［従来の技術］ 一般に、テレホンカード等の各種磁気カードに記録され
ている磁気的情報の読み取り、磁気力ドへの情報の記録
および確認を行なうこの種のカードリーダは、カード搬
送機構を備え、これを駆動モータによって動作させるこ
とにより、カードを取り込み、処理するようにしている
．このようなカード搬送機構としては搬送路を挟んで対
向配置された搬送一ローラおよび取込みローラとを備え
、搬送ローラに搬送ベルトを張設し、取込みローラを搬
送ローラに搬送ベルトを介して圧接し、搬送ローラを回
転駆動するようにしたものが最も一般的で、カードを取
込みローラと搬送ベルトによって挟持し、搬送するよう
にしている。

［発明が解決しようとする課題コ ところで、従来のカードリーグは小型化を図るため、搬
送路を短縮しているが、そうするとカード搬送機構自体
の全長も短縮されるた−め、カード処理状態においてカ
ードがローラから外れ、その際カードに速度変動を生じ
るという問題があった．また、速度変動を生じると、磁
気ヘッドによる磁気的情報の読取り、書込み不良を起こ
すため、従来は記録部に数ｙｎｓ（４ｍｍ〜５ｍ一程度
の不感帯、すなわちデータとして読み取らない領域を設
けていた。

しかしながら、このような不感帯を設けることはそれだ
け磁気的情報量が不足し、またカードフォーマット中に
タイミングビットを設け、不感帯を読み飛ばす工夫がソ
フト上で必要になると云った問題もあった． したがって、本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、比較的簡単
な構成で搬送速度の変動を無くし、カードフォーマット
全域の有効活用を可能にしたカードリーダのカード搬送
機構を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達戒するために、磁気ヘッドより前
方に位置し、搬送ベルトの一端が張設された搬送ローラ
と、カード処理搬送路を挟んで前記搬送ローラに接近、
離間自在に対向配置された取込みローラと、この取込み
ローラに前記搬送ローラから離間する方向の復帰習性を
付与するばねと、カードを検知するセンナと，このセン
サによるカード検知信号に基づいて駆動され前記取込み
ローラを前記搬送ローラに対して圧接、離間させる駆動
手段とを備え、前記取込みローラは通常搬送ローラから
離間され、カード取込時に前記駆動手段によって動作さ
れることにより、前記搬送ベルトを介して搬送ローラに
圧接され、カード先端が磁気ヘッド上に達すると離間さ
れ、カード排出時に再度駆動手段によって搬送ローラに
圧接されるようにしたものである． ［作用］ 本発明において、取込みローラはカード取込時にカード
を搬送ベルトに押し付け、カード先端が磁気ヘッド上に
達すると、カードの押圧状態を解除し、返却時に再び搬
送ベルトに押し付ける．［実施例］ 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する． 第１図は本発明に係るカード搬送機構の一実施例を示す
側面図、第２図はカードリーダの概略側断面図、第３図
は同カードリーグのカバーを取り除いて内部を示す平面
図である。これらの図において、１は前後方向に長い基
台、２は基台１の上面を覆うカバーで、これらによって
前後方向に長い箱型の筐体３を構戒している， 前記基台１は、底板４と、底板４の両側端にその上下に
延在して設けられ互いに平行に対向する左右一対の側板
５、６とを備え、底板４の上面がカード７の下面を案内
するカード案内面８を形戒している．基台１とカバー２
の前端面間には前記カ一ド７を挿入し得るスリット状の
カード挿入兼返却口９が前記カード案内面８と同一高さ
位置に形成されている。

前記筐体３の内部には前記カード挿入兼返却口９に連通
ずるカード取込通路１０と、このカード取込通路１０の
奥端に連続するカード処理搬送路１１が設けられると共
に、カード７を検知するセンサＳ１〜Ｓ３、カード挿入
兼返却口９に挿入されたカード７を取り込みカード処理
搬送′Ｒ１１に沿って往復移動させるカード搬送機構１
３，２枚目カードの挿入を阻止するシャッタ機構ｌ４、
磁気カード７の磁気的情報の読取り、書込みおよび確認
を行う磁気ヘッド１５、カード７を磁気ヘッド１５に圧
接するタッチローラ１６、カード７に小孔を穿設するパ
ンチ機構１７等の各種機構、部品が組み込まれている。

カード搬送機構１３は、カードカード処理搬送路１１を
挟んでそれぞれ前後一対ずつ上下に対向配置された合計
４つのローラ，すなわち搬送ローラ］．　８　ａ、１８
ｂ、取込みローラ１９ａ、１９ｂと、基台１にそれぞれ
軸受２■を介して回転自在に配設された４本の軸２２ａ
〜２２ｄと、搬送ローラ１８ａ、１８ｂ間に張架された
搬送ベルト２３と、センサＳ１〜Ｓ３によるカード検知
信号に基づいて駆動され、前方側の取込みローラ１９ａ
をこれに対向する取込みローラ１８ａに対して圧接、ｉ
間させる駆動手段としてのソレノイド２４等で構戒され
ている．搬送路上方側の軸２２ａ、２２ｂには搬送ロー
ラ１８ａ、１８ｂがそれぞれ設けられ、後方側の軸２２
ｂの一端部は基台１の外側に突出し、その突出端には駆
動モータ２６の出力軸２７に設けられたウオーム２８に
噛合するウオームホイール２つが取り付けられている。

駆動モータ２６は前記基台１の右側面に一体に設けたモ
ータ取付け部３０に嵌合配置されている。なお、軸２２
ｂは磁気ヘッド１５の上方に位置し、前記タッチローラ
１６が取り付けられている。

下関２本の軸のうち、前方側の軸２２ｃは基台ｌに回転
自在に支持されて配設され、その一端に第ｌブラケット
３３が固定されており、またこの第ｌブラケット３３は
前記ンレノイド２４の可動鉄心３１に連結ビン３２を介
して連結されている。

一方、軸２２ｃの他端には前記取込みローラｌ９ａの軸
３４を回転自在に軸支する第２ブラケット３５が上下方
向に小角度回動自在に配設されている。この回動角度の
規制は、前記軸２２ｃにその径方向に打ち込まれたビン
３６と、前記第２ブラケット３５にカード搬送方向に長
く形威され、前記ビン３６の一端部が挿入される長孔３
７とで行われる．また、前記軸２２ｃには前記第２ブラ
ケット３５を第１図反時計方向に付勢するばね３８が装
着されており、その両端が前記第２ブラケット３５の係
止部３９に圧接係止され、中央部が第３図に示すように
前記ビン３６に係止されている。

そして、軸２２ｃは一端が第１ブラケット３３に係止さ
れた復帰用ばね４０によって第１図時計方向の回動習性
を付与され、．：れによって、通常前記取込みローラ１
９ａを、カード処理搬送路ｌ１の下方に待避させ、搬送
ローラ１８ａから離間させている． 後方側の取込みローラ１９ｂが収り付けられる軸２２ｄ
は、基台１に対して上下動自在で、且っぱね４４によっ
て搬送ローラ１８ｂに搬送ベルト２３を介して圧接され
ている。

前記シャッタ機構１４は、カード挿入兼返却口９の直後
に位置して通常カード取込通路１０を開放しており、カ
ード搬送機Ｗ４１３がカード７を取り込むと、動作され
てカード取込通路１０を閉鎖し２枚目カードの挿入を阻
止するもので、基台１の下面側に配設されたソレノイド
４５（第２図）と、このソレノイド４５に対向してカバ
ー２の下面に埋設されたシートマグネット４６とで構戊
されている。ソレノイド４５の可動鉄心４７は通常最下
位置にあってカード取込通路１０を開放しており、ソレ
ノイド４５が通電励磁されると、吸引上昇されてシート
マグネット４６に吸着保持され、カード取込通路１０を
閉鎖する。

前記パンチ機構１７は、カード取込通路■０を挟んで上
下に対向配置されたパンチ台５０およびソレノイド５１
とで構戒される従来周知のもので、サービス終了時に、
磁気カード７に小孔を穿設することにより、その穿設位
置により残額情報の凡そを表示する．なお、ソレノイド
５１の可動鉄心５２の上端にはバンチビン（図示せず〉
が一体に設けられている． 次に、このような構成からなるカードリーダにおけるカ
ード処理動作を説明する。

カード７が挿入されない状態において、シャ・ソタ機構
１４はカード取込通路１０を開放し、駆動モータ２６は
停止し、ソレノイド２４は非励磁状態にある．この時、
取込みローラ１９ａは復帰用ばね４０の力によって搬送
ローラ１８ａから離間され、カード処理搬送路１ｌの下
方に待避している。この状態において、カード７をカー
ド挿入兼返却口９よりカード取込通路１０に挿入し、そ
の先端がセンサＳ２に達すると、センサＳ１と８２が共
にＯＮとなり、その検知信号に基づいて制御部からの駆
動信号が駆動モータ２６を駆動し、搬送ベルト２３を正
方向、すなわちカード収り込み方向に走行させると同時
にソレノイド２４を励磁する。すると、その可動鉄心３
１は第１図右方に吸引され第１ブラケット３３を復帰用
ばね４０に抗して反時計方向に回動させる。第↓ブラケ
ット３３が回動すると、軸２２ｃはこれと一体に回動し
て取込みローラ１９ａを上昇させ、カード７の先端部を
搬送ベルト２３を介して搬送ローラ１８ａに圧接する。

この時、駆動モータ２６の駆動によるカード７の取り込
み動作開始と、取込みローラ１９ａの圧接動作が略同時
に行われるため、カード７の速度が変動すると云った恐
れがなく、また仮に変動したとしても磁気へッド■５に
よる情報の読取り開始前のため、何等問題ない。取込み
ローラ１９ａによる圧接により、カード７は力一ド搬送
機構ｌ３によって取り込まれ、カード処理搬送＃１１ｌ
に沿って搬送されると、その先端が磁気ヘッドｌ５とタ
ッチローラｌ６の間に一定距離挿入され、後端がセンサ
Ｓ１から外れる．このため、センサＳｔがＯＦＦに戻り
、その信号に基づきソレノイド２４への通電を停止し、
非励磁状態に戻す．したがって、第■ブラケット３３は
ソレノイド２４から解放されて復帰用ばね４０の作用に
より回動復帰し、取込みローラ１９ａを搬送ローラ１８
ａから離間させ、初期位置に待避させる。

一方、駆動モータ２６は駆動状態を継続するため、カー
ド７は更に符進され、一定距離（数ｍｍ）進むと磁気ヘ
ッド１５による磁気的情報の読取りが開始される。前記
取込みローラ１９ａが搬送ローラ１８ａから離間すると
、カード７に速度変化を生じるが、この時、カード７は
後方開の搬送ローラ１８ｂと取込みローラ１９ｂおよび
磁気へッド１５とタッチローラエ６によって挟持されて
いるので、速度変動を生じず、読取りに何等悪影響を及
ぼすことはない。磁気ヘッドｌ５による情報の読収りが
終了し、カード７の先端がセンサＳ３に達してこれをＯ
Ｎにすると、駆動モータ２６の回転方向が切り替えられ
てカード７を元の通路に沿って逆送する。この時、カー
ド７への磁気ヘッド１５による情報の書込みが行われる
。

この書込みに際して、カード７はその後端部を前記後方
側の搬送ローラ１８ｂと取込みローラ１９ｂおよび磁気
ヘッド１５とタッチローラ■６によって挟持されている
ので、速度変動を生じず、書込みに何等悪影響を及ぼす
ことはない。

カード７が逆送されてその先端が磁気ヘッド１５から外
れ、後端がセンサＳ１によって検出されると、このセン
サＳ１による検出信号に基づいて駆動モータ２６の回転
方向を再び正方向に切替え、カード７に書き込まれたデ
ータの確認を行う．この時、ソレノイド２４を励磁し、
取込みローラ１９ａを搬送ローラ１８ａに搬送ベルト・
２３およびカード７を介して圧接する．圧接した瞬間、
力一ド７には速度変動を生じるが、この時、磁気ヘッド
１５によるデータの確認は未だ行われておらず、何等問
題ない．データの正常な記録が確認されると、駆動モー
タ２６の回転方向を切り替えて、カード挿入兼返却口９
に返却する。この返却動作時にカード７は取込みローラ
１９ａと搬送ベルト２３との間に挿入されるため、速度
変動を生じるが、この時は磁気ヘッドｌ５によるデータ
の読み収り、書込み、確認動作を完了しているため、何
等悪影響を受けることがない．そして、残額情報が残つ
ている場合は、パンチ機Ｗ４１７によって小孔を穿設し
た後、カード挿入兼返却口９より排出、返却する。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明に係るカードリーダのカード
搬送機構によれば、磁気ヘッドより前方に位置する搬送
ローラに対向して配設された取込みローラを駆動手段に
より、カード取込時に圧接し、カードが磁気ヘッド上に
達すると、搬送ローラから離間させ、また排出時に搬送
ローラに圧接するように構成したので、磁気ヘッドによ
るカード処理中におけるカードの速度変動を防止するこ
とができる．したがって、カードに不感帯を設ける必要
がなく、カードフォーマット全域を有効に活用できる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカード搬送機構の一実施例を示す
側面図、第２図はカードリーダの概略断面図、第３図は
同カードリーダのカバーを取り除いて内部を示す平面図
である。 工・・・基台、２・・・カバー、３・・・筐体、７・・
・カード、９・・・カード挿入兼返却口、１０・・・カ
ード取込通路、１１・・・カード処理搬送路、１’３・
・・カード搬送機構、ｌ５・・・磁気ヘッド、１８ａ，
１８ｂ・・　・搬送ローラ、１９ａ、Ｌ９ｂ・・・取込
みローラ、２３・・・搬送ベルト、２４・・・ソレノイ
ド、４０・・・復帰用ばね９

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　磁気ヘッドより前方に位置し、搬送ベルトの一端が張
   設された搬送ローラと、カード処理搬送路を挟んで前記
   搬送ローラに接近、離間自在に対向配置された取込みロ
   ーラと、この取込みローラに前記搬送ローラから離間す
   る方向の復帰習性を付与するばねと、カードを検知する
   センサと、このセンサによるカード検知信号に基づいて
   駆動され前記取込みローラを前記搬送ローラに対して圧
   接、離間させる駆動手段とを備え、前記取込みローラは
   通常搬送ローラから離間され、カード取込時に駆動手段
   によって動作されることにより、前記搬送ベルトを介し
   て搬送ローラに圧接され、カード先端が磁気ヘッド上に
   達すると離間され、カード排出時に再度ソレノイドによ
   って搬送ローラに圧接されることを特徴とするカードリ
   ーダのカード搬送機構。