JPH03572Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH03572Y2
JPH03572Y2 JP10074586U JP10074586U JPH03572Y2 JP H03572 Y2 JPH03572 Y2 JP H03572Y2 JP 10074586 U JP10074586 U JP 10074586U JP 10074586 U JP10074586 U JP 10074586U JP H03572 Y2 JPH03572 Y2 JP H03572Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
boot
universal joint
fixing
opening edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10074586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS636224U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10074586U priority Critical patent/JPH03572Y2/ja
Publication of JPS636224U publication Critical patent/JPS636224U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH03572Y2 publication Critical patent/JPH03572Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自在継手のブーツ用固定バンドに関
し、特に、ブーツを自在継手に確実に固定するこ
とのできる自在継手のブーツ用固定バンドに関す
るものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、自在継手にブーツが取付けられた状態
は第6図に示すようになつている。
すなわち、自在継手20は、内継手部材21
と、この内継手部材21の外側に設けられた外継
手部材22とによつて形成される空所23内に、
リテーナ24によつて保持されている鋼球25が
位置し、これによつて外継手部材22と内継手部
材21とが回転可能となつている自在継手20が
構成されている。
そして、この自在継手20の内継手部材21に
はスプライン結合によつて駆動側シヤフト26が
設けられ、また、前記外継手部材22には従動側
シヤフト27が一体に設けられている。
そして、自在継手20の前記駆動側シヤフト2
6側に設けられたブーツ28は、筒状をなすとと
もに、一端が拡大開口縁部29となつており、ま
た、他端が開口縁部30となつていて、そして、
拡大開口縁部29と開口縁部30との間は蛇腹部
31が形成され、さらに、内部を前記駆動側シヤ
フト26が貫通している弾性体によつて形成され
ている。
上記のようなブーツ28は、その拡大開口縁部
29の外側に位置するブーツ用固定バンド32に
よつて前記外継手部材22に固定さされている。
このブーツ用固定バンド32は、第7図および
第8図に示すように長板状の鋼板33を環状に湾
曲したのちに両端部を重ね、そこに湾曲部材34
をあててそれらを一体とした輪状をなし、また、
長板状の鋼板33の所定の位置には対向する起立
片35を設けてある。
上記のようなブーツ用固定バンド32を用い
て、自在継手20にブーツ28を固定する場合に
は、まず、ブーツ用固定バンド32の輪内にブー
ツ28あるいは自在継手20を挿通したのちに自
在継手20の外継手部材22にブーツ28の拡大
開口縁部29を被嵌する。
そして、ブーツ用固定バンド32をブーツ28
の拡大開口縁部29の外側に位置して、ブーツ用
固定バンド32を形成する湾曲部材34を折り返
し、これによつて長板状の鋼板33で形成された
環状の輪の大きさを縮小するとともに自在継手2
0の外継手部材22との間でブーツ28の拡大開
口縁部29を挟持し、前記湾曲部材34を起立片
35で包み込むことで自在継手20に対するブー
ツ28の拡大開口縁部29の固定は完了するもの
である。
しかしながら、上記のように構成されている自
在継手20のブーツ用固定バンド32にあつて
は、拡大開口縁部29を圧縮する面圧はほぼ一定
となつており、また、その大きさも比較的小さい
ために自在継手20の内部のグリースが外部へ漏
れ、内部の潤滑性能を著しく低下させ、あるいは
内部の空気が外部へ漏れ、ブーツの内部圧力が低
下し、それによりブーツがへこんだり、あるいは
破損したりするという危険性を有し、さらに、外
部からブーツ内部へ塵芥侵入する恐れもあつて密
封機能が妨げられる危険性があるという問題点を
有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、自在継手にブーツを
取付けた際の密封機能を増大させることのできる
自在継手のブーツ用固定バンドを提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、長
尺をなし、かつ、輪の大きさを変更可能となつて
いる第1のバンドと、該第1のバンドの内周部に
位置し得る長尺であるとともに、第1のバンドの
長手方向に摺動可能となつている第2のバンドと
から構成され、前記第2のバンドは、その幅方向
の両端部が前記第1のバンドと当接し、幅方向の
中央部が離間している手段を採用したものであ
る。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
自在継手に対してブーツを取付けた際の密封機能
を著しく向上させることができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図および第2図にはこの考案による自在継
手のブーツ用固定バンド1がブーツ28に取付い
た状態が示されていて、このブーツ用固定バンド
1は、前記第7図および第8図に示すものと、そ
の輪の内側に設けられるとともに、引き延ばした
状態が第3図に示すものとからなり、前記第7図
および第8図に示すもので第1のバンド2が、そ
して、第3図aに示すもので第2のバンド3が形
成されている。
前記第1のバンド2は既述したので詳細な説明
は省略するが、第2のバンド3は長尺の鋼板4の
2個所に対向する起立片5a、5bを一体に設
け、さらに、起立片のない部分と、起立片の部分
との断面形状は第3図bおよび第3図cに示すよ
うになつている。
この場合、第4図に示すように第1のバンド2
と第2のバンド3との板厚に関しては第1のバン
ド2の板厚をt2、第2のバンド3の板厚をt1とす
るとt2≧t1の関係となつている。
そして、第1のバンド2の内側に第2のバンド
3を取付けるに際しては、輪状の第1のバンド2
の内側に第2のバンド3を輪状にして位置し、2
個所に設けた起立片5a、5bで第1のバンド2
を包み込むことで第1のバンド2と第2のバンド
3とは一体となり、しかも、この状態にあつては
第2のバンド3の両端は所定の間隙δとなつてい
る。(第5図)。
この間隙δは、ブーツ28の拡大開口縁部29
に取付けて圧縮した際に径の寸法が小さくなる
が、この時に円滑に圧縮できるようにするための
ものである。
そして、上記のように構成された自在継手のブ
ーツ用固定バンド1を用いて、第6図に示す自在
継手20の外継手部材22にブーツ28の拡大開
口縁部29を取付ける際には、従来のものと同様
に、まず、ブーツ用固定バンド1の輪内にブーツ
28あるいは自在断手20を挿通したのちに自在
継手20の外継手部材22にブーツ28の拡大開
口縁部29を被嵌する。
そして、ブーツ用固定バンド1をブーツ28の
拡大開口縁部29の外側に位置して、ブーツ用固
定バンド1を形成する第1のバンド2の湾曲部材
34を折り返し、これによつて長板状の鋼板33
で形成された環状の輪の大きさが縮小するととも
に、その内部に位置する第2のバンド3の輪の大
きさも縮小する。
これにより自在継手20の外継手部材22との
間でブーツ28の拡大開口縁部29を挟持し、前
記湾曲部材34を起立片35で包み込むことで自
在継手20に対するブーツ28の拡大開口縁部2
9の固定は完了するものである。
このような取付け時に、前記間隙δによつて第
2のバンド3および第1のバンド2は円滑に輪を
縮小することができるものである。
また、取付けた際には第2のバンド3の板厚t1
と、第1のバンド2の板厚t2との関係はt2≧t1と
なつており、しかも、第2のバンド3の断面形状
は第1のバンド2の幅の中央部に対応する部分が
内周に渡つて輪状に突出しているので、その突出
している部分がブーツ28の拡大開口縁部29を
圧縮することとなり、前記板厚と相俟つて締付け
力を増大することができるとともに、第2のバン
ド3によつて面圧のピークを発生することができ
て密封機能を著しく向上させることができるもの
であり、特に、ブーツの素材が比較的硬い材質の
ものの場合にはその効果は顕著である。
なお、前記実施例においては、第1のバンド
を、はじめから輪状に形成されていて、湾曲部材
を折り返すことで輪をつぼめるタイプのものを示
したが、これに限定することなく、長尺状のもの
で、取付けたのちに輪状にするタイプのものや、
あるいはかしめタイプのものであつてもよいとい
うことは勿論であり、また、前記実施例において
はブーツの拡大開口縁部を固定する場合について
説明したが、他の縁部の固定に用いてもよいとい
うことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
自在継手にブーツを確実に固定することができる
とともに、非常に簡単な構成なので安価に製造す
ることができ、しかも、従来のものに付加するこ
とで形成することができるなどのすぐれた効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による自在継手のブーツ用固
定バンドを示す概略図、第2図は第1図のC−C
線に沿つてみた図、第3図aは第2のバンドを延
ばした状態を示す図、第3図bは第3図aのA−
A線に沿つてみた図、第3図cは第3図aのB−
B線に沿つてみた図、第4図は取付け部分の拡大
図、第5図は第1図の部分の拡大図、第6図は
自在継手にブーツを取付けた状態を示す図、第7
図および第8図は従来の自在継手のブーツ用固定
バンドを示す図である。 1,32……ブーツ用固定バンド、2……第1
のバンド、3……第2のバンド、4,33……鋼
板、5a,5b,35……起立片、20……自在
継手、21……内継手部材、22……外継手部
材、23……空所、24……リテーナ、25……
鋼球、26……駆動側シヤフト、27……従動側
シヤフト、28……ブーツ、29……拡大開口縁
部、30……開口縁部、31……蛇腹部、34…
…湾曲部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自在継手20にブーツ28を固定する際に用
    いるブーツ用固定バンド1であつて、該ブーツ
    用固定バンド1は、長尺をなし、かつ、輪の大
    きさを変更可能となつている第1のバンド2
    と、該第1のバンド2の内周部に位置し得る長
    尺であるとともに、第1のバンド2の長手方向
    に摺動可能となつている第2のバンド3とから
    構成され、前記第2のバンド3は、その幅方向
    の両端部が前記第1のバンド2と当接し、幅方
    向の中央部が離間していることを特徴とする自
    在継手のブーツ用固定バンド。 (2) 前記第2のバンド3は、長手方向の両端が所
    定の間隙をおいて前記第1のバンド2の内部に
    位置し、前記間隙の範囲内でその輪状の大きさ
    を変更可能となつている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の自在継手のブーツ用固定バン
    ド。 (3) 前記第2のバンド3は、その長手方向の所定
    の個所に両側に延出する起立片5a,5bが設
    けられ、前記第1のバンド2の内周側に位置し
    たのちに前記起立片5a,5bで第1のバンド
    2を包み込むことで第1のバンド2と一体とな
    つている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自在継手のブーツ用固定バンド。
JP10074586U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH03572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10074586U JPH03572Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10074586U JPH03572Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636224U JPS636224U (ja) 1988-01-16
JPH03572Y2 true JPH03572Y2 (ja) 1991-01-10

Family

ID=30970853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10074586U Expired JPH03572Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03572Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS636224U (ja) 1988-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6211235B2 (ja)
JPS631058Y2 (ja)
JPH0735815B2 (ja) 密封スリーブ固定装置
JPS6216541Y2 (ja)
JPH03572Y2 (ja)
JPH0324898Y2 (ja)
JPH04124338U (ja) 等速ジヨイント用ブーツ
JP2598534Y2 (ja) 等速ジョイント用ブーツ
JP3617694B2 (ja) 密封装置
JPS5844908B2 (ja) 玉継手のシ−ル装置
JPH0355031Y2 (ja)
JPS595211Y2 (ja) ワンタツチ式結合バンド
JPH0448364Y2 (ja)
JPH085377Y2 (ja) 等速ジョイント用ブーツ
JPS6374522U (ja)
JP2588894Y2 (ja) ブーツの装着構造
JPS5822439Y2 (ja) 合わせケ−スにおける支軸部の密封装置
JPH026266Y2 (ja)
JPH03121265U (ja)
JPH0122974Y2 (ja)
JPH0529533Y2 (ja)
JPS5824683Y2 (ja) ワンタツチ式バンド用ブ−ツ
JPH0117697Y2 (ja)
JPS6330851Y2 (ja)
JPH0353106Y2 (ja)