JPH0357113Y2 - - Google Patents

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JPH0357113Y2
JPH0357113Y2 JP1983172445U JP17244583U JPH0357113Y2 JP H0357113 Y2 JPH0357113 Y2 JP H0357113Y2 JP 1983172445 U JP1983172445 U JP 1983172445U JP 17244583 U JP17244583 U JP 17244583U JP H0357113 Y2 JPH0357113 Y2 JP H0357113Y2
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JP
Japan
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coil
stator
slot
forming
blade
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JP1983172445U
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JPS6082969U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は回転電機の固定子鉄心のスロツトに収
納したコイルのコイルエンドを所定の形状と寸法
に成形するものであり、特に次の相のコイル挿入
時、前工程のコイルエンドが邪魔にならないよう
に行う固定子コイルの成形装置に関する。
(従来の技術) 回転電機の固定子は、固定子鉄心のスロツトに
順次コイルを収納するが、この際固定子鉄心の両
端部に突出した最初に挿入したコイルのコイルエ
ンドが、次のスロツトへのコイル挿入を阻害しな
いように成形ブレードによりこのコイルエンドを
次のコイル挿入前に開き形状に成形する。この従
来例について第1図乃至第3図を参照して説明す
る。第1図は成形装置の正面図で、第2図は第1
図の−線に沿つた矢視断面図、第3図はコイ
ルエンド要部の拡大平面図である。図において、
先端に砲弾状ガイド1を設け、固定子鉄心2の内
径に遊嵌する案内筒3の外周部には、一相分また
は一極分の固定子コイル4が収納されたスロツト
5、5の位置の間にある複数のスロツト5aにの
み挿入される成形ブレード6が形成されている。
この成形ブレード6は断面がスロツト5の形成よ
りやや小さく、軸方向に平行して延設され、砲弾
状ガイド1とは固定子鉄心2のスロツト5aに挿
入し易いように傾斜部を設けている。そして成形
ブレード6により径方向に拡張されたコイルエン
ド4a.4bは最後に所望する形状と寸法に仕上げ
るために、必要とする形状に外形が形成されたテ
ーパ状の成形型7a,7bによつて両側から押圧
されて開き形状に成形される。
次に、成形操作について説明する。先ず、一相
分または一極分の固定子コイル4が収納された固
定子鉄心2を案内筒3に嵌挿する。この時、案内
筒3の成形ブレード6を固定子コイル4が収納さ
れたスロツト5,5の位置の間にある複数のスロ
ツト5aの位置に合わせる。この挿入時にコイル
エンド4a,4bは成形ブレード6の先端部で径
方向に拡張される。更に挿入が進むと、一方のコ
イルエンド4aは成形型7aに押し付けられて開
き形状に成形される。11はスロツト5に挿入し
たコイル4を固定する楔である。次に、他方のコ
イルエンド4bは成形型7bを案内筒3に嵌挿さ
せ、第1図の左方向に摺動させて押し付け、開き
形状に成形される。
このように従来の成形装置は第2図に示すよう
に、全ての成形ブレード6が同じ断面形状でスロ
ツト5aの底部8まで挿入されるので、コイルエ
ンド4a,4bはスロツト5aの底部8の近くま
で成形できる。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、固定子鉄心2の外径方向へ曲げられ
たコイルエンド4a,4bの立上り部9は内側か
ら隣接した成形ブレード6の先端部で急激に直角
近くまで曲げられる。特に、固定子鉄心2のスロ
ツト数が多くスロツト間の幅が狭い場合やスロツ
ト5の深さが深い場合にはこの傾向が大きくな
る。これに加えて、コイルエンド4a,4bは成
形ブレード6の先端部により加圧された状態で軸
方向に摺動させられる。この結果、第3図で示す
ように急角度に曲げられたコイルエンド4a,4
bは曲り部において傷がつき、絶縁機能が低下す
ることがあつた。また、固定子コイル4の平均巻
回長さはモータ特性向上のためにはできるだけ短
くすることが望ましいが、上記の形状の成形ブレ
ード6の場合においては、コイル4の平均巻回長
さを短くするとコイルエンド4a,4bの立上り
部9をスロツト5の底部8まで成形するので、第
3図で示すように立上り部9に隣接した成形ブレ
ード6に内接する固定子コイル4の入つたスロツ
ト絶縁物10はコイルエンド4aに押されて固定
子鉄心2の端面において損傷し易い欠点があつ
た。
本考案は上記の問題を解決するためになされた
もので、コイルエンドが損傷するのを防止し、次
の相のコイル挿入が容易に行うことができる固定
子コイルの成形装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の固定子コイルの成形装置は、固定子鉄
心の内径に嵌合する円筒状の案内筒と、この案内
筒の外周の軸方向に放射状に設けられたコイルが
挿入されていないスロツトに挿入されてコイルエ
ンドを拡張するリブ状の成形ブレードと、案内筒
の一端で固定され他端からは摺動自在な一対のコ
イルエンド成形型とからなるものであつて、成形
ブレードの内、コイルエンドの立上り部に内接す
る成形ブレードのコイルに当接する部分の曲率半
径を大きくしたことに特徴を有する。
(作用) 本考案の固定子コイルの成形装置では、成形ブ
レードの内、コイルエンドの立上り部に内接する
成形ブレードのコイルに当接する部分の曲率半径
を大きくしたことによつて、コイルエンドの立上
り部は急激に曲げられることがないので、固定子
コイルの絶縁低下がなくなり、またコイルが損傷
することもなくなる。更に、固定子コイルの内側
に位置するスロツト絶縁物が鉄心端面で損傷する
ことを防止することもできる。
(実施例) 本考案の一実施例を第4図乃至第7図を参照し
た説明する。尚、上記した従来と同一部分につい
ては同一符号を付し詳細な説明は省略する。第4
図は固定子コイルの成形装置の要部正面図で、第
5図は第4図の−線に沿つた矢視要部断面
図、第6図は第5図の要部拡大図、第7図はコイ
ルエンド要部の拡大平面図である。図において、
案内筒3はその先端に固定子鉄心2に挿入し易く
するための砲弾状ガイド1を設け、その外周部に
は固定子鉄心2の内径が遊嵌し、かつ、一相分ま
たは一極分の固定子コイル4が収納されたスロツ
ト5,5の位置の間にある複数のスロツト5aに
のみ挿入される成形ブレード6が形成されてい
る。この成形ブレード6の形状は2種類からなっ
ており、固定子コイル4の立上り部9に隣接する
内側のスロツト5aに挿入される成形ブレード6
aは、固定子コイル4の立上がり部9に接する部
分の外周を大きな曲率半径でもつて形成する。従
つて、この曲率半径により形成された成形ブレー
ド6aの高さは低くなる。また、他の成形ブレー
ド6は従来と同じもので、スロツト5の形状と略
同一で高さがスロツト5aの底部8まであるもの
が取付けられている。そしてこれらの成形ブレー
ド6,6aは案内筒3の軸方向に平行して延設さ
れ、砲弾状ガイド1とは固定子鉄心2のスロツト
5aに挿入し易いように傾斜部を設けている。そ
して成形ブレード6,6aにより径方向に拡張さ
れたコイルエンド4a,4bは最後に所望する形
状と寸法に仕上げるために、第4図に示すように
成形型7a,7bを案内筒3の両側に配置し、一
方の成形型7aを案内筒3の一端に固定し、他方
の成形型7bを案内筒3に嵌挿させてその外周面
で摺動自在に図示しない駆動装置でもつて移動す
るように設ける。この成形型7a,7bは内径側
で案内筒3および成形ブレード6,6aと嵌合
し、外径側ではコイルエンド4a,4bの成形に
必要とする形状となるようなテーパ形状に形成さ
れている。
次に、上記のように構成された、成形装置の作
用について説明する。先ず、一相分または一極分
の固定子コイル4が収納された固定子鉄心2を図
示しない駆動装置を作動させて、案内筒3の外周
に嵌挿する。この時、案内筒3の成形ブレード
6,6aを固定子コイル4が収納されたスロツ
5,5の位置の間にある未だコイルの挿入されて
いない複数のスロツト5aの位置に合わせる。こ
の挿入時にコイルエンド4a,4bは成形ブレー
ド6,6aの先端部で径方向に拡張される。更に
挿入が進むと、一方のコイルエンド4aは成形型
7aに押し付けられて開き形状に成形される。次
に、他方のコイルエンド4bは成形型7bを案内
筒3に嵌挿させ、第4図の左方向に摺動させて押
し付け、開き形状に成形される。これにより第5
図に示すようにコイルエンド4aの中央部は、ス
ロツト5aの底部8まで成形ブレード6が挿入さ
れるので、スロツト5の底部8近くまで成形され
る。また、コイルエンド4bも同様に成形でき
る。しかし、固定子鉄心2の外径方向へのコイル
エンド4a,4bの立上り部9は内接する成形ブ
レード6aで成形されるので、スロツト5の底部
8に対し途中まで成形されるが、成形ブレード6
aの形状からコイルエンド、4a,4bの立上り
部9に当接する部分の曲率半径が大であるため急
角度で曲げられることはない。特に固定子鉄心2
のスロツト数が多い機器やスロツト5の深さが深
い場合にはこの大曲率半径部の効果は大きい。こ
のため固定子コイル4は傷が付くことなく絶縁機
能の低下がなくなる。また次に別の相の固定子コ
イルの挿入は第5図乃至第7図に示すようにスロ
ツト5aの断面積に対し、成形ブレード6aの断
面積が70〜80%あり、また、スロツト5の底部8
近くまで成形ブレード6が挿入されているので、
先に成形したコイル4は邪魔にならない。更に、
固定子コイル4の平均巻回長さを多少短くしても
成形ブレード6aのスロツト深さ方向の寸法をス
ロツト5より十分低くした上スロツト5の底部8
でコイル4の立上り部9と当接する成形ブレード
6aの先端部の曲率半径を大きくしたため、固定
子コイルの収納後に成形した固定子コイル4の立
上り部9は引つ張られることがなく、固定子コイ
ルの内側に位置するスロツト絶縁物10は第7図
に示すように固定子鉄心2の端面で損傷すること
がない。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、固定子鉄心の端面より
突出した、コイルエンドの立上り部は急激に曲げ
られることがないため、固定子コイルの絶縁低下
がなくなり、またコイルが損傷することもなくな
る。更に、コイルの平均巻回長さを多少短くして
も固定子コイルの立上がり部が引つ張られないの
で、固定子コイルの内側に位置するスロツト絶縁
物が鉄心端面で損傷することがなく、回転電機の
信頼性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の固定子コイルの成形装置の正面
図、第2図は第1図の−線に沿つた矢視断面
図、第3図は従来の成形装置によるコイルエンド
要部の拡大平面図、第4図は本考案の一実施例を
示す固定子コイルの成形装置の正面図、第5図は
第4図の−線に沿つた矢視断面図、第6図は
5図の要部拡大図、第7図は本考案の固定子コイ
ルの成形装置によるコイルエンド要部の拡大平面
図である。 1……砲弾状ガイド、2……固定子鉄心、3…
…案内筒、4……コイル、4a,4b……コイル
エンド、5……スロツト、5a……コイルの挿入
していないスロツト、6,6a……成形ブレー
ド、7a,7b……成形型、8……スロツトの底
部、9……コイルの立上り部、10,10a……
スロツト絶縁物の端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定子鉄心のスロツトに一相分または一極分の
    コイルを挿入した固定子コイルのコイルエンドを
    開き形状に成形するものであつて、固定子鉄心の
    内径に嵌合する円筒状の案内筒と、この案内筒の
    外周の軸方向に放射状に設けられた前記コイルが
    挿入されていないスロツトに挿入されて前記コイ
    ルエンドを拡張するリブ状の成形ブレードと、前
    記案内筒の一端で固定され他端からは摺動自在な
    一対のコイルエンド成形型とからなる固定子コイ
    ルの成形装置において、前記成形ブレードの内、
    コイルエンドの立上り部に内接する成形ブレード
    のコイルに当接する部分の曲率半径を大きくした
    ことを特徴とする固定子コイルの成形装置
JP17244583U 1983-11-09 1983-11-09 固定子コイルの成形装置 Granted JPS6082969U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17244583U JPS6082969U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 固定子コイルの成形装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP17244583U JPS6082969U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 固定子コイルの成形装置

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Publication Number Publication Date
JPS6082969U JPS6082969U (ja) 1985-06-08
JPH0357113Y2 true JPH0357113Y2 (ja) 1991-12-25

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ID=30375898

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17244583U Granted JPS6082969U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 固定子コイルの成形装置

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JP (1) JPS6082969U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113802A (en) * 1978-02-24 1979-09-05 Toshiba Corp Constructing roatary machine stator coil and apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113802A (en) * 1978-02-24 1979-09-05 Toshiba Corp Constructing roatary machine stator coil and apparatus

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Publication number Publication date
JPS6082969U (ja) 1985-06-08

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