JPH0357072Y2 - - Google Patents

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JPH0357072Y2
JPH0357072Y2 JP10850987U JP10850987U JPH0357072Y2 JP H0357072 Y2 JPH0357072 Y2 JP H0357072Y2 JP 10850987 U JP10850987 U JP 10850987U JP 10850987 U JP10850987 U JP 10850987U JP H0357072 Y2 JPH0357072 Y2 JP H0357072Y2
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wire
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複数の分岐用電線を接続して分岐部を
形成してなる幹線用電線の終端を絶縁処理する電
線端末部に関し、特に、剥離した外被を、絶縁線
心の切断処理後に元の位置に被嵌し、その後モー
ルド成形にて端末保護体を形成することによつて
絶縁処理を簡便に行えるようにし、かつ、外観の
仕上げを良好にするようにした電線端末部に関す
る。
〔従来の技術〕
電線端末部の絶縁処理を必要とするものとし
て、例えば、第3図に示す電線分岐部がある。こ
の電線分岐部は、幹線用電線1に分岐部6を用い
て複数の分岐用電線1Aを接続するものであり、
一つの電源部(図示省略)から所定間隔毎に設け
た複数の分岐用電線1Aにより複数の負荷へ電源
を供給する場合に適用される。ここで、幹線用電
線1の終端に絶縁処理を施す必要があり、従来
は、例えば、第4図に示すようにしている。即
ち、複数の絶縁線心1a,1b,1cを集合・撚
り合わせし、その外周に外被2を施してなる幹線
用電線1の外被2を所定長剥離し、露出させた各
絶縁線心1a,1b,1cの長さを変えて段違い
に切断し、絶縁キヤツプ4を、図示の如く被嵌
し、さらに絶縁キヤツプ4の端にテープ4aを巻
回した後、絶縁キヤツプ4内に2液混合型の流動
性の良いポリウレタン樹脂等を注入し、該樹脂を
固化して絶縁体5を設けていた。これにより各絶
縁線心1a,1b,1cの絶縁を保ち、機械的強
度および水密性を有する電線端末部を形成してい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の電線端末部によれば、絶縁線心
1a,1b,1cを切断した後、絶縁キヤツプ4
を被嵌し、テープ4aを巻回して固定し、さら
に、絶縁キヤツプ4内に樹脂を注入して固化する
ため、作業手順が複雑であり、作業性が悪く、ま
た、樹脂の注入および固化に時間が掛かり、生産
性が低くなると言う問題があり、その結果とし
て、必然的に価格が高くなると言う不都合もあつ
た。また、絶縁キヤツプ4を固定するテープ巻回
部の固定力にバラツキが生じ、更に、絶縁キヤツ
プ4内に注入した樹脂が漏れて電線部分および絶
縁キヤツプ4に付着するなどの不都合があり、品
質向上および漏れ樹脂による作業場の環境悪化等
の問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、作
業工程を簡素化し、生産性を向上させ、品質およ
び作業環境の改善を図るため、外被を絶縁線心の
撚り合わせによつて生じる撚り合わせ隙間を充実
する構成とし、該外被を所定長剥離して露出させ
た絶縁線心を各々異なつた長さで切断し、切断後
残された絶縁線心を撚り合わせて先に剥離した外
被を被嵌した後、外周に接着剤を塗布して接着層
を設け、さらに、その上に端末保護体を射出成形
にて一体に形成した電線端末部を提供するもので
ある。
即ち、本考案の電線端末部は、外被を絶縁線心
の撚り合わせ隙間を充実する構成とし、さらに、
各々所定長に段違いに切断処理された絶縁線心
に、剥離した外被を被嵌することによつて、確実
な絶縁距離を保ちながら絶縁線心を固定する。例
えば、外被によつて絶縁線心の隙間を充実した構
成としない場合は、外被内における絶縁線心の位
置が安定せず、例えば、屈折等によつて絶縁線心
の終端距離が接近する恐れがあり、これを避ける
ために何らかの手段を施す必要が出てくる。各々
の絶縁線心の位置が安定することによつて、射出
成形による端末保護体の形成も可能となる。接着
層を設けることは必ずしも必要ではないが、端末
保護体と電線の接着を強固にし、水密性を高める
ためにはその適用が望ましい。
以下、本考案の電線端末部を詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図イ,ロは本考案の一実施例を示し、複数
の絶縁線心1a,1b,1cを撚り合わせし、撚
り合わせにより生ずる撚り合わせ隙間に塩化ビニ
ール樹脂を充実してなる外被2を設けた幹線用電
線1と、幹線用電線1の端末部において所定の長
さで剥離され、絶縁線心1a,1b,1cの切断
処理後に被嵌される外被被嵌部2aと、幹線用電
線1の所定の端末面外周および外被被嵌部2aの
外周にホツトメルト型接着剤を塗布してなる接着
層2bと、射出成形により形成された端末保護体
3から成る。接着層2bに使用するホツトメルト
型接着剤は射出成形される樹脂の温度に適合した
温度範囲のもの、例えば、70〜80℃のものを使用
する。
以上の構成において、幹線用電線1の絶縁処理
加工を施す端末の外被2を所定長で剥離して絶縁
線心1a,1b,1cを露出させ、露出した絶縁
線心1a,1b,1cの撚り合わせを解き、第2
図に示す如く、各々所定長をもつて段違いに切断
し、その後、もとの状態に撚り合わせた絶縁線心
1a,1b,1cの外周に剥離した外被2を外被
被嵌部2aとして被嵌する。外被被嵌部2aは絶
縁線心を撚り合わせた形状の線心孔2cを有して
いるため、切断処理後の絶縁線心1a,1b,1
cを容易に元の撚り合わせ状態で被嵌することが
できる。外被被嵌部2aを被嵌した後、第1図ロ
に示す如く、端末保護体3を設ける幹線用電線1
の外周部分および外被被嵌部2aの外周にホツト
メルト型接着剤を塗布して接着層2bを設ける。
その後、射出成形により、第1図イの如く端末保
護体3を形成する。この時、射出される樹脂温度
および成形圧力によりホツトメルト型接着剤の接
着層2bが溶融し、幹線用電線1と端末保護体3
を強固に接着する。端末保護体3を円筒形状に成
形することによつて機械的強度が高くすることが
でき、また、接着層2bが成形後固化することで
幹線用電線1と端末保護体3の間の侵水の防止を
確実にすることができる。尚、端末保護体3は変
形抵抗を小さくするため、リング状のスリツト3
aと孔3bが形成されている。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の電線端末部によれ
ば、外被を絶縁線心の撚り合わせによつて生じる
撚り合わせ隙間を充実する構成とし、該外被を所
定長剥離して露出させた絶縁線心を各々所定長を
もつて段違いに切断し、切断後残された絶縁線心
を撚り合わせて、先に剥離した外被を被嵌した
後、外周に接着剤を塗布して接着層を設け、さら
に、その上に端末保護体を射出成形にて一体に形
成するようにしたため、作業工程を簡素化でき、
生産性を向上させることができ、品質および作業
環境の改善を図ることができる。即ち、剥離した
外被を用いて被嵌するため、絶縁キヤツプ等の他
の端末処理部材を使用しなくて済み、電線加工形
状を小型化でき、かつ、端末保護体の形状および
肉厚を一定にできる。さらに、射出成形によつて
一体成形するため、作業の標準化が図れ、品質の
安定化および作業場の美化が図れる。以上の効果
によつて、電線端末部の小型化が図れると共に、
絶縁性の向上、外観仕上げの改善および価格の低
下が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本考案の一実施例を示す説明
図。第2図は本考案の外被被嵌部の説明図。第3
図は分岐電線の説明図。第4図は従来の電線端末
部の説明図。 符号の説明、1……幹線用電線、1a,1b,
1c……絶縁線心、2……外被、2a……外被被
嵌部、2b……接着層、2c……線心孔、3……
端末保護体、3a……スリツト、3b……孔、4
……絶縁キヤツプ、5……絶縁体、6……分岐
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の絶縁線心を撚り合わせした電線線心外
    周にその撚り合わせ隙間を充実する外被を施し
    て成る電線の端末部において、 終端の位置が異なるように切断された前記絶
    縁線心より成る線心終端部と、 前記電線の端末部から所定の長さにわたつて
    除去された前記外被より成り、前記線心終端部
    の前記絶縁線心の外周へ戻されることにより前
    記絶縁線心を固定する固定部材と、 前記固定部材から前記電線の外被にかけてモ
    ールド成形された端末保護体より構成されるこ
    とを特徴とする電線端末部。 (2) 前記端末保護体が、前記電線の外被の一端か
    ら前記固定部材にかけて塗布された接着層を介
    して接着一体化されることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の電線端末部。
JP10850987U 1987-07-15 1987-07-15 Expired JPH0357072Y2 (ja)

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JP10850987U JPH0357072Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

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JPS6416129U JPS6416129U (ja) 1989-01-26
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