JPH0356200A - メタン醗酵槽脱離液の嫌気汚泥分離用、好気性加圧浮上装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 この発明は、有機廃液のメタン醗酔処理に於いて、醗酵
槽から排出される脱離液を、好気性加圧浮上装置で嫌気
性汚泥を浮上分離した後、汚泥の酸化還元電位値を、−
３５０ｍｖ〜−４００ｍｖに保ち、良好な嫌気性汚泥と
して、メタン醗酵槽流入側に返送司能とした装置。

（ロ〉　従来の技術 や加圧浮上装置で行っている。

この場合、嫌気性処理であるから加圧浮上を仙川する時
、加圧浮上の基本要素となる、気泡加圧水の気泡を作る
為の気体には、全て嫌気性気体が用いられていた。

亦、加圧浮上装置の各部も厳重に密閉され、好気化を防
ぐ様な構造となっている。その謁、必要な嫌気性気体は
、メタンガスの貯留されたガスホルダーから配管して取
り出したり、脱硫装置を出たガス配管から分岐して配管
して取り出したりする必要があった。

この様なガス取り出し法であると、ガスホルダーにガス
がない時、醗酵足初の立ち上がり時には、ガスの発生が
なく、取り出しに問題があった。

更に、嫌気性加圧浮上装置である為、点検口等を度々解
放して、浮上状態を観察するという、加圧浮上装置の運
転管理上、必要な点検作業が出来ず、点検口をガラス貼
りとしても、水蒸気で浮上液面の観察が出来ず、気泡発
生不充分の侭、運転したりして、浮上分離に失敗する等
の問題が発生した。

その外、完全な密閉等構造にする為、シール．パッキン
の取替え、軸受機構の点検等保守管理に大きな手間を要
したのが従来の技術である。

（ハ〉　発明が解決しようとする問題点この発明は、加
圧気泡水の生成に要した嫌気性気体の使用による問題点
、嫌気性を維持する為に採られた、加圧浮上槽の密閉化
による運転管理・保守点検に対する問題点の解決にある
。

（二）　　問題点を解決するための手段上記の問題を解
決するための手段は、好気性による加圧浮上槽と、分離
浮上汚泥を直ちに良好な嫌気状態にする、汚泥嫌気化タ
ンクとの構成による好気性加圧浮上装置の発明によるも
のである。

この発明を、フロシ一トに基づいて説明する。

メタン醗酔槽（ｌ４）の、オーバーフロー室（３５）よ
り排出した脱離液は、排出管（１５）を経て、メタン醸
酵槽脱離液受１＆ｍ（１　４　）に入り、受液槽一混合
槽接続管（２８）を経て、メタン醗酵装置に於ける好気
性加圧浮上装置（１１）の加圧浮上槽混合槽（ｌ６）に
入る。

次に、空気取入口（２３）を有する、コンブレッサー（
２２）により圧縮され、圧力調整弁（２４）により、３
．０〜４　．　０　ｋｇ／ｃｎ＋’に圧力請整された空
気は二一ドル弁（２５）で、更に流Ｗ調整をおこなった
後、チャッキ弁（２６）を経て、気一液溶解夕冫ク（２
ｌ）に入る。

一方、加圧浮上装置処Ｐｌ水槽（３）から出た処狸水は
処理水仕切弁（ｌ９）を経て、加比ポンブ（ｌ８）によ
り４　ｋｇ７ｃｍ’位に加圧されて、加圧気一液溶解夕
冫クに入り、先の流入気体とタンク内で２〜３分間で溶
解して気泡水となる。この場合、嫌気性気体は一切使用
しない。

加圧気一液溶解タンク（２１）を出て、気泡加圧水減圧
弁（２７）で、圧力を３．５〜３．８ｋｇ／ｃｍ２に調
整された気泡加圧水は、微細気泡を有しているので、加
圧浮上槽混合槽（１６）に入ると、先述の脱離液とミキ
シングされ、微細気泡が付青した汚泥は加圧浮上槽液面
に浮上し、加圧浮上槽掻取装１α（１２）により掻取ら
れて浮上分離汚泥流入溝（１）に落下流入する。

訛人汚泥は、直径１５０〜２０（ｌｏ／＋ｍ排出管（４
〉により、更に、加圧浮上槽と隣接して置かれている汚
泥謙気化夕冫ク（５）の人口側に構成されている汚泥流
入側Ｌ型仕切板（６）に沿って落下し、ド部に設けられ
た下部隙穴（７）を通って、汚泥越汰＃ｉ（８）を越え
て、嫌気性化汚泥溜り場（３４）に貯留される。

この場合、汚泥溜まり（３３）により隣接の好気性加圧
浮上槽とは完全に遮断され空気の流入は全くなく、嫌気
化汚泥溜り場（３４）の底部で、酸化還元電位（ＯＲＰ
値）は−４００ｍｖにも達する様になる。

この様にして嫌気汚泥は嫌気汚泥返送水中ボンブで、原
廃液一返送汚泥混合弁（３６）に返送されて、原廃液ポ
ンプで（４３）で送られた原廃液と混合され、混合液流
入口（３７）よりメタン醗酵装置に於けるメタン醗酵槽
（４２）に吐出される。

（ホ）　作用 上記の様に構成された、メタン醗酵槽脱離液の嫌気汚泥
分離用、好気性加圧浮上装置を用いると、浮上分離した
汚泥は、汚泥嫌気化タンクで繰返し嫌気化されるので、
前段のメタン醗酵槽の嫌気度に影響を与える事なく還元
反応する事が、実施例より立証された。

更に、この方法での約２年に至る長期テストを行ったが
、メタン醗酵槽の槽内嫌気度はＯＲＰ−３８０〜−４２
０＋ｖ位を維持し、良好な消化作用を持った返送汚泥の
確保が出来た。

この事は、メタン醗酵に於ける問題の一つである、嫌気
汚泥の流亡を防止する作用も行った事になる。

（へ）　効果 （１４）のメタン醗Ｍ槽脱離液受液槽から（ｌ５）の排
出管を経て、加圧浮上槽に流入するときのメタン醗酵摺
脱ｆＩｉ液のＯＲＰ値は−４００ｍｖ位あるが、これに
好気性気泡加圧水が加わって浮上分離が行われると、浮
上分離汚泥流入溝（ｌ）；こ流入した汚泥の嫌気度はＯ
ＲＰ値で−２００〜−１５０＋ｎｖ位迄下降する。

然し、（５）の汚泥嫌気化タンクによりｐｆび嫌気化は
上昇して、（３４）の嫌気化汚泥溜り場の底部では、Ｏ
ＲＰ値は−４００ａ＋ｖになると言う効來がある。

亦、加圧浮上槽が好気性であるため、完全密閉を保つ必
要はなくて、コンブレッサーの空気取入口（２３）は通
常のコンプレッサーの方式で充分であり、別途に行う嫌
気気体ガスの供給配管が不裳となり工事面での経済効果
がある。

｛ｌ３）の加圧浮上槽防臭蓋も、工作上１！！ｉ単なも
・ので、防臭が可能であれば良いから製作費の低減効果
がある。

更に、好気性加圧浮上装置であるゐ、解放型と同様に点
検は随時行う事が出来、気泡上昇の確認、浮上汚泥の掻
取状況の把握が確実に出来運転効果が挙がった〇 亦、凝集剤を加えて凝集加圧浮上を行う場合は特に、嫌
気性密閉型加圧浮上装置では凝集効果の確認は不可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は、メタン醗酵槽と汚泥嫌気化タンクを何する好気
性加圧浮上装置で構成されたメタン醗Ｍ装置のフロシ一
トである。 浮上分離汚泥流入溝 Ｖノプチ付仕切板 加圧浮上装置処理水槽 直径１　５　０〜２　０　０ｍ／ｍ排出管汚泥嫌気化タ
ンク 汚泥流入側Ｌ型仕切板 下部間隙穴 汚泥越流堰 嫌気汚泥返送水中ポンプ 嫌気汚泥返送管 メタン醗酵装置に於ける好気性加圧浮 上装置 加圧浮上槽掻取装置 加圧浮上槽防臭苫 メタン醗酵槽脱離液受液槽 排出管 加圧浮上槽混合槽 処迎水仕切弁 加圧水ポンプ 加圧水仕切弁 気一液混合弁 加圧気一液溶解夕冫ク コンプレッサー 空気取入口 圧力調整弁 ２５ ２６ ２７ ２８ ２９ ３０ ３１ ３２ ３３ ３４ ３５ ３６ ３７ ３８ ３９ ４０ ４１ ４２ ４３ ４４ 二一ドル弁 チャソキ弁 気泡加圧水減圧ナ１１ 受Ｎｋ槽一混合槽接続管 防交ノＶ点検「１ 安金井 安全弁排気管 処理水流出管 汚泥溜り 嫌気化汚泥溜り場 メタン醗酔槽オーバーフロー室 原廃液一返送汚泥混合弁 混合液流入口 ガス吐出管 ガスドーム ドラフトチューブ メタン醗酔槽纜拌用高圧ポンプ メタン醗酵装置に於けるメタン醗Ｍ槽 原廃液ポンプ 原廃液タンク 手 続 桶 正 ；ＩＦ 平成２｛１７月２０目 ２　。 ３　． 平成１年２ノ１２し１　特．，７ｌ願第２４　２８７号
発明の名称 メタン醍ｌ１ｙ槽脱離液の址気Ｎｉ泥分ば川．仔気性加
圧ｎ−１．製ｉ７／ 補正をするｄ 小件との関係　特許出願人 １’Ｊｊ　ｌｌｌ書１ｆ【２行１］　発明のη称　の１
：ＩＸ分がメタン醗酊拾脱離液の嫌気気ｌ’ｉ泥分離用
，となりＫｆｆｌ　’ｔ’；のらのと相違するのでメタ
ン醍＾１槽脱煤，１ｋの嫌気７’ｊ泥分ｉ　Ｉｌ＋　．
と浦１！ユしまｒ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）の浮上分離汚泥流入溝に（１２）の加圧浮上槽掻
   取装置で運ばれた嫌気性汚泥は、（１４）の直径１５０
   〜２００ｍ／ｍ排出管を経て、（５）の汚泥嫌気化タン
   クに流入し、（６）の汚泥流入側Ｌ型仕切板に沿って落
   下し、（７）の下部間隙穴を潜って（８）の汚泥越流堰
   を越流した後、（５）の汚泥嫌気化タンクに貯留される
   。 この場合（６）の汚泥流入側Ｌ型仕切板の下にある（７
   ）の下部間隙穴の高さより、（８）の汚泥越流堰の堰の
   高さが高いため、常に流入汚泥が（３３）の汚泥溜まり
   場に溜まって、加圧浮上槽側から浸入する空気を遮断す
   る。 この様にして、嫌気度を保つ事が可能となった汚泥嫌気
   化タンク（５）を有する、メタン醗酵装置脱離液の固液
   分離用、好気性加圧浮上装置。