JPH0353478A

JPH0353478A - 導体接続金具製造方法

Info

Publication number: JPH0353478A
Application number: JP18651389A
Authority: JP
Inventors: Yoshihito Munemasa; 宗政　義仁
Original assignee: Mitsubishi Cable Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date: 1989-07-18
Filing date: 1989-07-18
Publication date: 1991-03-07
Anticipated expiration: 2012-12-17
Also published as: JP2691620B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は導体接続製造方法に関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課廊〕導体の一
方の側半部が嵌合する横断面略Ｕ字状の第１嵌合部片と
、該第１嵌合部片に保合連結されると共に該導体の他方
の側半部が嵌合する横断面略Ｕ字状の第２　１ｉ合部片
と、からなる圧縮部を備えた従来の導体接続金具は、第
１嵌合部片と第２嵌合部片とを夫々、鋳造にて製造して
いた。

しかして、鋳物では、製品に巣が発生する場合がある。

特に分岐線の接続孔を設ける部分等は肉が厚くなって引
け巣による不良品の発生率が高く、しかも、その巣は、
孔加工等の加工作業を行なわなければ発見できない場合
が多く、機械加工後にその部品を捨てねばならない。

そこで、本発明では、不良発生率がほとんど０とするこ
とができ、しかも大量生産できる導体接続金具製造方唐
を提イ』（することを目的とする。

〔課題を解決するための手段）七述の目的を達成するために、本発明に係る一つの導体
接続金具製造方法は、導体の一方の側半部が嵌合する横
断面略Ｕ字状の第ｔＳ合部片と、該第１嵌合部片に係合
連結されると共に該導体の他方の側半部が嵌合する横断
面略Ｕ字状の第２嵌合部片と、からなる長円環状圧縮部
を備えた導体接続金具の製造方法において；押出成形に
て、横断面略長円形状の孔部を有する長尺押出素材を形
成した後、該押出素材を長手方向及び該長手方向と略直
交する方向に切断して、上記第１嵌合部片と第２嵌合部
片に分割すると共に所定幅寸法に形成するものである。

また、他の導体接続金具製造方法は、押出成形にて、横
断面略長円形の筒状体と該筒状体の一方の短辺側に連設
される帯板状体とからなる長尺押出素材を形成した後、
該押出素材の筒状体を、長手方向及び該長手方向と略直
交する方向に切断すると共に、選択的に上記帯板状体を
筒状体から切り離して、第１・第２嵌合部片からなる圧
縮部と該圧縮部から突設される端子部とを備えた所定幅
寸法の第１製品、又は、第１・第２嵌合部片からなる圧
縮部のみの所定幅寸法の第２製品を形成するものである
。

（作　用〕第１嵌合部片及び第２嵌合部片は、押出戊形番コて形成
されるので、これらには巣が発生ずることがない。また
、押出素材を切断して、第１・第２嵌合部片は形成され
るので、製造は容易であり、かつ大量生産が可能となる
。

また、第１・第２嵌合部片からなる圧縮部と該圧縮部か
ら突設される端子部とを備えた第１製品と、第１・第２
嵌合部片からなる圧縮部のみの第２製品とは、一種類の
押出素材から切断加工して形成され、押出金型を多数必
要とせず、しかも、第１製品の圧縮部と第２製品の圧縮
部とは、同一形状かつ同一大きさとすることができ、現
場において圧縮部を圧縮するダイスを、第１！！Ｉ品と
第２製品とに共用することができる。

〔実施例］以下、実施例について図面を参照して説明する。

第４図は本発明に係る製造方法にて製造された導体接続
金具１の使用状態を示し、例えば横断面外形が長楕円形
の平形ケーブル１６に用いられる。

この導体接続金具ｌは、第４図と第２図｛に示す様に、
導体２が圧縮嵌合される長円環状圧縮部３と、該圧縮部
３の一方の短辺側から側方へ突出される矩形板片状の・
瑞子部４と、からなる。

また、第２図と第４図に示すように、圧縮部３は、導体
２の一方の側半部２ａが嵌合する横断面略Ｕ字状の第１
嵌合部片５と、導体２の他方の側半部２ｂが嵌合する横
断面略Ｕ字状の第２嵌合部片６と、からなり、この第１
・第２嵌合部片５６は係合部Ｋにて係合連結される。即
ち、第１嵌合部片５の開口部内面には、Ｌ字形に切欠部
７が形成され、第２嵌合部片６の開口部外面には、１，
字形に切欠部８が形成され、切欠部７、８が相互に係合
し、第１・第２嵌合部片５，６は連結される。なお、端
子部４には、ボルト用孔部９がＬ″１設されている．次に、この導体接続金具の製造方法について述べる。

まず、金属押出威形にて、第１図Ｉ及び第３図に示す様
に、横断面略長円形状の孔部９を有する長尺押出素材１
０を形成する。ここで、長尺押出素材１０とは、横断面
略長円形の筒状体１１と、該筒状体１１の一方の短辺側
に連設される帯板状体ｌ２と、からなる。

次に、第３図の２点鎖線で示す様に、長手方向及び該長
手方向と略直交する方向に切断（第１図ＩＩ，ＩＩ１参
照）して、所定幅寸法Ｗの第１嵌合部片５と第２嵌合部
片６とを形成ｒる。具体的には、長手方向と略直交する
方向に切断して所定寸素材ｌ３を形成し、この素材１３
を第１図１の２点鎖線に沿って切断し、第１図■で示す
様に、横断面略Ｕ字状の第１分割体１４と、横断面略Ｕ
字状の零体ｌ５ａと該本体１５ａに連設される突出片＋
５ｂとからなる第２分割体１５と、を形成し、次に、第
１図■に示す様に、第１分割体１４の１１Ｉ）口部内面
に切欠部７を形成して該第Ｉ分割体１４を第１嵌合部片
５とし、第２分割体１５の本体＋５ａの開口部外面に切
欠部８を形成して該木体１５ａを第２嵌合部片６とし、
突出片１５ｂに孔部９を貫設して端子部４どする。

しかして、上述の場合は、先に長手方向と略直交する方
向に長尺押出素材ＩＯを切断し、その後、長手方向に切
断したが、逆に、まず長手方向に切断し、その後、長手
方向と略直交する方向に切断するようにするも好ましい
。

なお、突出片１５ｂは押出成形のままでも良いが、第１
図■に示すように、必要に応して、良好な平滑面とずべ
く切削加工を施すも自由である。

そして、上述の如く製造された導体接続金具１は、第４
図に示す様に、ケーブルｌ６を分岐させる場合等におい
て使用される。つまり、ケーブルｌ６の分岐部の外被Ｎ
２４を所定長さにわたって剥離して、導体２を露出させ
、この露出した導体２に第２図Ｉに示す様に圧縮部３を
外嵌し、その状態にて図示省略の圧Ｉ１機にて該圧縮部
３を圧縮して、該金只１を導体２に固着する。その後、
分岐ケーブル１７の導体２に固着された圧縮端子１８の
端子部ｌ９と、この導体接続金具ｌの端子部４とを、重
ね合わせてボルト・ナット結合２０にて連結し、次に、
この導体接続金具ｌ及び圧縮端子ｌ８に自己融着ブチル
ゴムテープ等の絶縁テーブ２１を巻設し、ケーブルｌ６
の分岐部に絶縁カバー２２を外嵌し、絶縁カバー２２の
端部及び圧縮端子１日の対応部に粘着ビニルテープ等の
仕上テープ２３を巻設する。図示の平形ケーブル１６は
、複数本（例えば６本）の銅線か該導体２を被覆する外
被層２４と、らなる導体２と、からなる。

また、第５図に示す様に、圧縮部３の両端部を切削して
、該圧縮部３の幅寸注を小とするも自由であり、この場
合、導体２の露出寸法を短くすることができる。なお、
この場合、端子部４には３つの孔部９が設けられ、分岐
ケーブル１７の導体２の各銅線に固着された圧着端子２
５が、この孔部９を介し゛ζ端子部４に取付けられる。

しかして、上述の場合においては、導体接続金具１は、
第１・第２嵌合部片５．６からなる圧縮部３と、該圧縮
部３から突設される端子部４と、を備えた所定幅寸法Ｗ
の製品　　　これを第Ｉ製品と呼ぶ　　　とされるが、
長尺押出素材ｌＯを長手方向及び該長手方向と直交する
方向に切断する際に、第１図■．■の２点鎖線で示す様
に、ＪｔＦ板状体ｌ２又は突出片１５ｂを切り翻せば、
第２図Ｈに示す様に、第１・第２嵌合部片５，６からな
る圧縮部３のみの所定幅寸法の第２製品とすることがで
きる．また、この第２製品の第２嵌合部片６の基部６ａ
　　　肉厚を僅力叫こ厚くした短辺側一には、貫孔２６
が設けられる。この貫孔２６を２個以上とするも自由で
ある。なお、第１・第２製品とする場合、圧縮部３の孔
部の両端開口端縁を面取り加工する。（一般に第２図１
の第１製品を分岐端子と呼び、第２図■の第２製品を分
岐スリーブと呼んでいる。）第６図はこの第２製品の使用状態を示し、第２図■の第
２嵌合部片６の基部６ａの貫孔２６に、分岐綿２７の導
体２８を挿入固着している。即ち、この導体接続金具ｌ
を導体２に取付けるには、該金具１を露出した導体２に
外嵌すると共に、貫孔２６に分岐ｋｌＡ２７の導体２８
を挿入し、図示省略の圧縮機にて導体接続金具１全体を
圧縮し，、導体２．２８を諸金具１にかしめにて固着す
る。

しかして、第１製品の圧縮部３と、第２製品の圧縮部３
とは、同一形状かつ同一大きさであるので、圧’ＥＮＲ
のダイスを同一とすることができ、経済的であると共に
、現場でのかしめ作業に好都合である。

？た、本発明に係る導体接続金具ｌの材質としては、銅
、銅合金、アルミニウム、アル旦ニウム合金等の金属が
使用される。なお、第１・第２嵌合部片５■　６が係合
連結された第２図に示す状態の圧縮部３の孔部の大きさ
としては、ケーブルサイズに対応するものであるので、
長尺押出素材ｌＯを製造する際には、該押出素材１０の
孔部９の大きさを、圧縮部３の孔部の大きさより、保合
部Ｋの長さ寸法Ａ分大きくする必要がある。

なお、本発明は上述の実施例に限定されず本発明の要旨
を逸肌しない範囲で設計変更自由であり、例えば、導体
２の横断面形状としては、第４図〜第６図に示した円形
導体複数本並設構造の他に、角形導体複数本並設構造と
するも自由であり、さらに、（上記平形以外に）丸形と
するも好ましい。

また、板片形の端子部４を有する第１製品においては、
孔部９の数は自由（例えば１〜６個）であり、また、端
子部４を有さない第２製品においては、貫孔２６の数は
増減自由である。さらに、実施例とは逆に、第１嵌合部
片５の開口部外面に切欠部を形成し、第２嵌を部片６の
開口内面に切欠部を形成して、係合部Ｋを形成するも自
由である。

また、この導体接続金具ｌを導体２に取付けた後、第４
図〜第６図では、！！！縁テープ２１及び仕上げテープ
２３を巻設していたが、これらに代えて、ケーブルの分
岐部に、モールド用ケースを取付け、該ケース内に（二
液混合固化形の）液状樹脂を注入して固化させて、絶縁
樹脂被覆部を形成するも好ましい．〔発明の効果〕本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。

第１・第２嵌合部片５，６は、押出成形にて形成された
長尺押出素材１０が切断されてなるものであるので、該
第１・第２嵌合部片５．６には巣が発生することがなく
、不良率がほとんど０である高品質の製品を提供するこ
とができる。また、鋳物の場合と相違して、大量生産す
ることが可能となり、極めて経済的である。

また、請求項２記載の製造方法によれば、端子部４を有
する第１ａＪ品（いわゆる分岐端子）の圧縮部３と、端
子部４を有さない第２製品の圧縮部３（いわゆる分岐ス
リーブ）とは同一の長尺押出素材１０から形成すること
ができ、１種類の押出金型から２種類（分岐端子と分岐
スリーブ）の製品を製造することができ、押出金型のコ
ストの低減に寄与する。また、分岐端子の圧縮部３と分
岐スリーブの圧縮部３とは同一形状かつ同一大きさであ
るので、該圧縮部３を圧縮する際に使用する圧Ｆｍａの
ダイスを共通化することができ、取付作業能率をアンプ
させると共に、コスト高とならない利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る導体接続金具製造方法の一実施例
を示す拡大断面図、第２図は導体接続金具を示し、第２
図Ｉは第１製品の拡大平面図、第２図■は第２製品の拡
大平面図、第３図は長尺押出素材の斜視図、第４図と第
５図と第６図は夫々導体接続金具の取付状態を示す断面
図である。２・・・導体、２ａ，２ｂ・・・側半部、３・・・圧縮
部、４・・端子部、５・・・第１嵌合部片、６・・・第２嵌合部片、９・・・孔部、１０・・・長尺押出素材、１１・・・筒状体、ｌ２・・・帯板状体。特許出願人三菱電線工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】１、導体の一方の側半部が嵌合する横断面略Ｕ字状の第
１嵌合部片と、該第１嵌合部片に係合連結されると共に
該導体の他方の側半部が嵌合する横断面略Ｕ字状の第２
嵌合部片と、からなる長円環状圧縮部を備えた導体接続
金具の製造方法において、押出成形にて、横断面略長円形状の孔部を有する長尺押
出素材を形成した後、該押出素材を長手方向及び該長手
方向と略直交する方向に切断して、上記第１嵌合部片と
第２嵌合部片に分割すると共に所定幅寸法に形成するこ
とを特徴とする導体接続金具製造方法。２、導体の一方の側半部が嵌合する横断面略Ｕ字状の第
１嵌合部片と、該第１嵌合部片に係合連結されると共に
該導体の他方の側半部が嵌合する横断面略Ｕ字状の第２
嵌合部片と、からなる長円環状圧縮部を備えた導体接続
金具の製造方法において、押出成形にて、横断面略長円形の筒状体と該筒状体の一
方の短辺側に連設される帯板状体とからなる長尺押出素
材を形成した後、該押出素材の筒状体を、長手方向及び
該長手方向と略直交する方向に切断すると共に、選択的
に上記帯板状体を筒状体から切り離して、第１・第２嵌
合部片からなる圧縮部と該圧縮部から突設される端子部
とを備えた所定幅寸法の第１製品、又は、第１・第２嵌
合部片からなる圧縮部のみの所定幅寸法の第２製品を形
成することを特徴とする導体接続金具製造方法。