JPH035341Y2 - - Google Patents

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JPH035341Y2
JPH035341Y2 JP5048686U JP5048686U JPH035341Y2 JP H035341 Y2 JPH035341 Y2 JP H035341Y2 JP 5048686 U JP5048686 U JP 5048686U JP 5048686 U JP5048686 U JP 5048686U JP H035341 Y2 JPH035341 Y2 JP H035341Y2
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JP
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plate
movable side
box
door
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JP5048686U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、仏壇に関し、さらに詳しく述べると
箱状本体の前面開口部を開閉する扉体の支持構造
の改良に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 従来の仏壇は、いわゆる観音開きとなつてお
り、箱状本体の前面に設けた扉体をこの箱状本体
の側板をこえてさらに側方に開くようにしている
ので、開閉に要するスペースが大きなものとなつ
ている。
したがつて最近では扉体を開くと、仏壇の側板
に沿つて後方にスライドさせ、この側板に沿つた
状態で収納することにより省スペース化を図つた
ものが提案されている(実公昭57−45916号公報
参照)。
この仏壇は第6図に示すように箱状本体1の上
下に設けられた頂板2と底板3にそれぞれ断面コ
字状のガイドレール4,5を前面開口部6の前方
と両側に敷設し、このガイドレール4,5に沿つ
て可動側板7が開閉動するように取付たものであ
る。この可動側板7は扉板8と支持板9とから構
成され、この両板8,9をヒンジhを介して連結
することにより折れ曲り可能としている。
この可動側板7には第7図に示すような突子1
0,11を金具12及びビス13を介して取付け
てあり、この突子のうち上方側突子10には滑り
を円滑にするための樹脂製の摺動片14が金具1
2に取付けられ、この上方側突子10が可動側板
7を吊持した状態で上方のガイドレール4に沿つ
てスムーズに摺動するように構成してある。
一方、上方側突子11は下方のガイドレール5
内に単に遊嵌されているのみである。
ところが、このように単に吊下げ式で可動側板
7を支持するものでは、可動側板7をスムーズに
ガイドレール4,5に沿つて摺動させることはき
わめて難しい。例えば突子10,11がガイドレ
ール4,5に対しスムーズに動くように弛るく嵌
合すれば、この可動側板7は傾いた状態で摺動す
ることになり、むしろガイドレール4,5に沿つ
てスムーズに移動しないことになる。一方、前記
嵌合を逆に厳しくすれば可動側板7の傾きは防止
できても突子10,11とガイドレール4,5と
の摩擦抵抗が大きくなり、可動側板7はスムーズ
に移動しないことになる。したがつて、可動側板
7を円滑に作動させるには前記嵌合状態の調整が
きわめて面倒なものとなつており、この調整が良
好におこなわれてもその耐久性が問題となる。
また仏壇は荘厳さに顕わさなければならない
が、その仏壇の前方上下にガイドレール4,5が
存在することは著しく仏壇の品位、荘厳さを損
い、特にこのガイドレール4,5を金属製のもの
を用いると前記可動側板7を摺動するときにカチ
ヤカチヤという軽い音がし、仏壇の品位とこの摺
動音のレベルが一致せず好ましくないという事態
も生じている。
また、上述した吊持式の可動側板では、吊持す
る荷重にも限界があり、所定重量以上の可動側板
7を吊持することはできず、仏壇を荘厳にするた
め、可動側板7等を重厚なものあるいは大型のも
のにしようとしても不可能となるという欠点もあ
る。
さらに前記下方のガイドレール5はいわば凹溝
となつているので、仏壇前方の最も清浄にしてお
くべき所に塵埃がたまる虞れがあり、またこのた
まつた塵埃も除去しにくいという構成となつてい
る。
考案の目的 本考案は、上記のような従来技術に伴う欠点、
問題点を解決しようとするものであつて、箱状本
体の前面開口部を開閉する扉体の開閉動に当つ
て、大きなスペースを必要とせず、スムーズに開
閉でき、また厨子の荘厳さを損なわず耐久性のあ
る仏壇を提供することを目的としている。
考案の概要 本考案に係る仏壇は、箱状本体の側板に取付け
たガイドレールによつて前記支持板を前後方向摺
動可能に支持するとともに前記扉板の上端面及
び/又は下端面に溝部を穿設し、前記箱状本体の
頂板及び/又は底板の前方角部に設けられかつ弾
撥的突出習性が付与されたボール状支持部材を前
記溝部に嵌合したことを特徴とするものである。
本考案に係る仏壇では、荘厳さを損なうことな
く可動側板の前後方向動作がガイドレールにより
スムーズになされ、扉体の開閉動ものボール状支
持部材によりスムーズにでき、可動側板全体の摺
動動作もスムーズで異音を発することもなく、耐
久性も向上させることができる。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
るが、第6,7図に示す部材と同一部材には同一
符号を付してある。
第1図は本考案の一実施例を示す概略斜視図で
ある。
この仏壇は前面が開放された箱状本体1の両側
に可動側板7,7を設け、この可動側板7,7を
前記前面開放部6を開閉する扉板8と、この扉板
8にヒンジhを介して取付けた支持板9(第2図
参照)とから構成している。
特に本実施例では、前記箱状本体1の側板21
に取付けたガイドレール4,5によつて前記支持
板9を前後方向摺動可能に支持している。
このガイドレール4,5内には、多数の転動輪
(図示せず)が設けられ、この転動輪と前記支持
板9とを連結棒22(第3図参照)を介して連結
し、前記ガイドレール4,5に沿つて支持板9を
前後方向に摺動可能に支持している。
つまり、可動側板7の支持は、この支持板9と
ガイドレール4,5によつて行なわれ、この可動
側板7の一部である前記扉板8はヒンジhを介し
て支持板9に対し回動可能に取付けられている。
このヒンジhは、第4図に示すように一対のヒ
ンジプレート23,24の一方の凹所25内に他
方の凸部26が入り込み、両ヒンジプレート2
3,24の先端部23a,24aが90゜折曲され、
この先端部23a,24aに設けた通孔部分2
7,28にピン29が挿通されたものである。
また、前記扉板8は第3図に示すように上端面
8aと下端面8bの両方にこの上下両端面のほぼ
端から端に至るまで断面半球状の溝部30を穿設
してあり、この溝部30にボール状支持部材31
が嵌合するようになつている。
このボール状支持部材31は第1図に示すよう
に前述した頂板2と底板3の前方角部に設けら
れ、その構造は第5図に示すように、ばね32に
より付勢されたボール33をストツパ34により
突出規制したものである。したがつて、このボー
ル状支持部材31は常時ストツパ34より所定長
突出しているので、このボール33が前記溝部3
0に嵌合すると、扉板3は常に上下方向から支持
された状態となり、この扉板8を移動させるとき
には一種のガイドとして機能することになる。
なお、第1,2図において符号「35」はマグ
ネツト、「36」は前記マグネツトが吸着する磁
性板である。
次に上記実施例の作用を説明する。
開扉動作を行うには、第2図に実線で示す状態
にある扉板8をマグネツト38の吸着力に抗して
一点鎖線で示す状態まで開く。この場合扉板8は
ヒンジhを中心に回動するとともに支持板9側の
近傍を上下方向からスポツト的に挾圧支持してい
るので、前記開扉動作はスムーズにしかも異音を
発生することなく行なわれる。扉板8が開くと、
可動側板7は側板21の側部において直状の板と
なる。この可動側板7を後方へ押すと、支持板9
がガイドレール4,5によつて支持されているの
でスムーズに後退する。この場合扉板8には常に
ボール状支持部31が溝部30に嵌合しているの
で、この扉板8もスムーズに後退することにな
る。前記支持板9と扉板8がヒンジhを介して折
れ曲がり可能に連結されていても前記ガイドレー
ル4,5による支持と、ボール状支持部材31に
よる支持の両支持手段が協同して支持板9と扉板
8とを支持するために、この支持板9と扉板8が
後退時に折れ曲がることはない。
この後退により箱状本体1の前面開口部9は全
開され、扉板8はこの箱状本体1の側部に収納さ
れ、この収納位置を前記ボール状支持部材31に
より保持されることになる。
扉板8の閉塞動作を行うには扉板8を溝部30
の終端位置にボール状支持部材31が当接するま
で引き出した後に閉方向に回動させれば、前述の
場合と同様にヒンジhを中心として扉板8は回動
し、前面開口部6を閉塞することになる。
なお上述した実施例はボール状支持部材30を
頂板2と底板3の両方に設けたものであるが、ガ
イドレール部分における支持が強固に行なわれて
いるならば、いずれか一方であつてもよい。
考案の効果 以上述べたように、本考案によれば可動側板を
箱状本体の側部で支持し、頂板等にボール状支持
部材を設け、扉板にボール状支持部材が嵌合する
溝部を形成したため、可動側板の摺動、つまり扉
体の開閉動作がきわめてスムーズになり、異音を
発することもなく、また仏壇の荘厳さを損なう異
音の発生、ガイドレールの敷設等がなく、塵埃等
の除去が面倒になる虞れもない。さらに支持構造
が堅固なため扉体を大型化し、荘厳さを出す場合
にもなんら問題を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す概略斜視
図、第2図は、第1図の概略断面図、第3図は、
可動側板の要部斜視図、第4図は、ヒンジの斜視
図、第5図は、ボール状支持部材の断面図、第6
図は、従来の仏壇の概略斜視図、第7図は、同仏
壇の可動側板の支持構造を示す概略正面図であ
る。 1……箱状弁体、2……頂板、3……底板、
4,5……ガイドレール、7……可動側板、8…
…扉板、9……支持板、21……側板、30……
溝部、31……ボール状支持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面が開放された箱状本体1の両側に、可動側
    板7を設け、この可動側板7を、前記箱状本体1
    の前面開口部6を開閉する扉板8と、この扉板8
    にヒンジhを介して取付けた支持板9とから構成
    してなる仏壇において、前記箱状本体1の側板2
    1に取付けたガイドレール4,5によつて前記支
    持板9を前後方向摺動可能に支持するとともに前
    記扉板8の上端面及び/又は下端面に溝部30を
    穿設し、前記箱状本体1の頂板2及び/又は底板
    3の前方角部に設けられかつ弾撥的突出習性が付
    与されたボール状支持部材31を前記溝部30に
    嵌合したことを特徴とする仏壇。
JP5048686U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH035341Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5048686U JPH035341Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5048686U JPH035341Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS62161888U JPS62161888U (ja) 1987-10-14
JPH035341Y2 true JPH035341Y2 (ja) 1991-02-12

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ID=30873896

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JP5048686U Expired JPH035341Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630064Y2 (ja) * 1989-06-07 1994-08-17 株式会社京愛 仏壇正面開口部開閉扉の開閉構造

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Publication number Publication date
JPS62161888U (ja) 1987-10-14

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