JPH0352808A - 洗顔用材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 洗顔用の材料に関する。

（従来技術） 従来、数多くの洗顔剤が提供されてきたが、これらのう
ちほとんどのものは、塩基性のｐＨであり、泡立つもの
が多く、また、かなり肌荒れをおこし、さらに即座に洗
い流せないものがほとんどを占めている。さらに、質の
悪い界面活性剤からなることに加えて、保湿剤が含まれ
ている場合の保湿剤に対して界面活性剤の占める割合が
たいていの場合かなり高く、また、元の肌荒れ感や不快
感を補うためにかなり香料がきついことが多い。

それに対して、本発明によって澄んだ透明なゲル状の洗
顔剤が提供される。この洗顔剤は肌にやさしい非イオン
性洗剤からなり、敏感な肌への使用にも適している。さ
らに、この洗剤は穏やかな皮膚傷清浄剤としても機能す
る。本発明の洗顔剤はさらに過多な香料を必要こせず、
また泡が立たず、すばやく洗い流せることを特徴として
おり、肌にしっとりくるように独立の保湿剤を含んでお
り、さらには、本発明のゲル状の洗顔剤を使用すること
によって、皮膚がさらに軟化し、かつ皮膚のはがれや乾
燥を防ぎ、より良好なバランスが得られる。さらに、本
発明のゲル状の洗顔剤は、保湿剤の洗剤又は界面活性剤
に対する比率（保湿剤：洗剤ないし界面活性剤）を少な
くとも２：１とし、かつｐＨを中性に保つことを特徴と
している。これゆえ、毎日の洗顔に適しており、かつ例
えば予め蒸らした手で軽くマッサージしながら適用し、
冷水ですばやく洗い流すことができ、洗い流した後も例
えば軽くたたく等によって顔を乾かすことができる。さ
らに、この洗顔剤は特に化粧を落とすのに適しており、
この場合には例えば洗顔剤を綿球に直接取り、さらに必
要とあれば、再度洗顔剤をきれいな綿球に直接とり、化
粧をした部分を軽くマッサージした後、温水・冷水の順
で洗い流し、軽くたたく等によって乾かすことができる
ものである。また、この洗顔剤は美しい透明なゲル状で
あり、かなり敏感な肌にも十分肌にやさしく、単一の肌
にやさしい洗剤兼傷清浄剤を含んでおり、ｐＨは塩基性
ではなく中性で、独立の保湿剤を含み、保湿剤の界面活
性剤の対する割合が少なくとも２対１であり、泡が立た
ず、すばやく洗い流せることを特徴としており、これら
よりこの洗顔剤は化粧用としても適しており、かつ肌に
も非常に効果的にやさしく、すべての目的に優れた洗顔
用材料である。

（発明の目的） 本発明の目的は、新規でかつ改良された洗顔用材料を提
供することであり、さらに詳しくは先に述べたようによ
り良いバランスを特徴とし、また、化粧用として適しか
つ敏感な肌にも使用するのに非常に効果的で十分肌にや
さしい新規なゲル状の洗顔用材料を提供することである
。

いまひとつの本発明の目的は、傷清浄剤としても機能す
る肌にやさしい非イオン性洗剤を含有し、上記の特徴及
び長所を備え、さらに粗雑で好ましくない根本的特徴を
隠すために香料を必要とするといったこともない透明な
ゲル状の洗顔用材料を提供することである。

さらに、本発明の目的は、下記により明らかとなってく
るが、他については本発明の属する分野に精通している
人には明らかである。

（発明の要旨） 本発明は下記により構成される。

ｐＨが中性であり、泡が立たず、すばやく洗い流せるこ
とを特徴とし、以下の成分から本質的になる澄んだ透明
なよくバランスのとれたゲル状の洗顔用材料。

（２）肌にやさしい非イオン性の洗剤兼傷清浄剤を約２
％〜１８％、（３〉保湿剤兼湿潤剤を約５％〜１５％、
（４）保湿剤兼皮膚軟化剤を約５％〜１０％、（５）ゲ
ル化剤を約１％〜１０％、（６）粘度安定剤を約０．２
％〜２％、（７）ｐＨ調整剤を約０．２％〜２％、（８
）独立した皮膚軟化剤を約０．１％〜２％、（９）防菌
剤又は菌の生育阻害剤を約０．０５％〜０．２％、（１
ｏ〉溶解剤を約０．０１％〜０．１％、（ｌ１）マスキ
ング剤を約０．０１％〜０．１％、及び（１）総量を１
００％とする脱イオン水又は蒸留水からなる残部 （これらのパーセント（％）は、重量比であり、また、
（３）　、（４）　、（８）を加えたものの（２）に対
する割合は少なくとも２対１である。）洗剤兼傷清浄剤
がポロキサマー１　８　８　（Ｐｏｌｏｘａｍｅｒｌ８
ｇ）であり、保湿剤兼湿潤剤が室温で透明な粘性のある
液体であるポリエチレングリコールであり、保湿剤兼皮
膚軟化剤がＰＰＧ−１０メチルグルコースエーテルであ
り、ゲル化剤がアクリル酸共重合体からなり、粘度安定
剤がラウリルピロリドンであり、ｐＨＦＪ整剤がトリエ
タノールアミンであり、独立した皮膚軟化剤がクオータ
ーニウム−　２　２　（ｑｕａｔｅｒｎ１ｃ＋ｍ−２２
）であり、菌生育阻害剤がクオーターニウム−１　５　
（ｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ−１５）であり、溶解剤がＰＥ
Ｇ−４０ヒマシ油であり、マスキング剤が精油である洗
顔用材料。

ポロキシ？−１　８　８　（Ｐｏｌｏｘａｍｅｒｌ８８
）が約５％量存在し、ポリエチレングリコールが約５％
量のＰＥＧ−８からなり、ＰＥＧ−１０メチルグルコー
スエーテルが約５％量存在し、アクリル酸共重合体が約
２．５％量存在し、ラウリルピロリドンが約０．５％量
存在し、トリエタノールアミンが約０．５％量存在し、
クオーターニウム−２　２　（ｑｕａｔｅｒｎｉ　ｕｒ
ｆｉ−２２）が約０．１％量存在し、クオーターニウム
−１　５　／ｑｌ．．ａｔＣｒｎｉｕｍ−１５）が約０
６　０５％量存在し、ＰＥＧ−４０ヒマシ油が約０．０
１５％量存在し、 精油が約０． ０１５％量存在する洗顔 用材料。

（実施例） 次に実施例を示して、 本発明を具体的に説明す るが、 本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。

水の減量分を調べ、減量した水を加え、１５分間混合す
る。混合によって空気を溶液中に巻き込むため、バッチ
（密閉容器に入れておく）は、４０℃の保温謔に入れて
、空気を除去し、適当な容器に注入し、冷却する。

仕様 色 外観 臭い 透明・・無色 軟ゲル 標準物に対して 軽いラベンダー臭 ７．０〜７．１ （Ｎｏ．４回転子　Ｌ２ｒｐｍ　） ７０〜９０ 比重　　　　１．０２ ｐＨ Ｂ型粘度計 本発明の実施例１のゲル状の洗顔用材料に関する臨床評
価を行ったところ、敏感な肌に対して適用した時にさえ
、十分満足できかつ良いバランスがとれていることがわ
かった。また、泡が立たずに、容易に洗い流せ、そして
中に含まれている皮膚軟化剤は清潔な状態で皮膚に残り
、また皮膚がむけてしまったり、乾燥したりすることな
く、爽快な皮膚感触である上、小さな傷やひび又は斑点
も、中に含まれている肌にやさしい非イオン性洗剤兼傷
清浄剤（ＰＩｕｒｏｎ１ｃ　Ｐ−８８　）によって効果
的に落とせるという長所がある。

実施例２−ゲル状の洗顔用材料 下記範囲の量の下記構成成分を用いて、かつ総量を脱イ
オン水又は蒸留水で１００％に合わせ、実施例１と同様
の方法を用いて処理を行った。

なお、下記表の３列目に記載された範囲内で、最適値と
思われる値が２列目に記載されている。

生成物を臨床評価したところ、実施例１で得られたとき
と同様の結果が得られた。

実施例３−ゲル状の洗顔用材料 さらに、本発明のゲル状の洗顔用材料の生産を実施例１
と同様の方法を用いて行った。なお、構成成分及びおお
よその量については下記の表のとおりであり、また、総
量は脱イオン水又は蒸留水を加えることによって１００
重量％とした。

この生産物を実施例１の場合と同様にして、臨床評価を
行ったところ、実施例１の生産物の時と同様の満足でき
る結果が得られた。

本発明のゲル状の洗顔用材料の必須成分は、以下に示す
通りであり、さらに詳細な定義については２列目に示さ
れているとおりである。なお、３列目には本発明のゲル
状の洗顔用材料の必須成分の重量％の範囲が示されてお
り、４列目には最適重量％が示されている。

なお、各成分に対する商品名及びＣＴＦＡ（Ｃｏｓｍｅ
ｔｉｃ．Ｔｏ１１ｅｔｒｙ．ａｎｄ　Ｆｒａｇｒａｎｃ
ｅ　Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ　）名に関する本発明の有
効成分の供給元については、以下の表のとおりである。

また、同等の機能をもつ保湿剤、共溶媒、肌にやさしい
傷清浄剤、保湿剤兼湿潤剤、保湿剤兼皮膚軟化剤、透明
なゲル化剤、粘度安定剤、ｐＨ調整剤、独立した皮膚の
軟化剤、菌生育阻害剤、溶解剤、及びマスキング剤の代
替品は、本発明のゲル状の洗顔用材料の優れたかつ望ま
しい特性が代替品によって変化しなければ、必要又は望
まれる限り、使用することができる。

参考文献としては、米国特許　４，６７３，５２５が挙
げられる。この文献には、他の非イオン性界面活性剤の
代わりに本発明の構成成分として使用できる皮膚軟化剤
としての保湿剤、先に使用した肌にやさしい非イオン性
界面活性剤及び傷清浄剤を兼ねるものであるポロキサマ
ー１８８（Ｐｏ１ｏｘａｍｃｒｌ８８）の代わりに使用
することができるポリマー等、及び目的の材料となって
いる本発明中の構成成分中に含まれている又は含まれて
いない他の至適な構成成分に関して、具体的に示されて
いる。さらに、本発明中に使用されている保湿剤兼湿潤
剤の代わりに、ポリプロピレングリコール、他のポリグ
リコール、グリセリンやソルビタールが、これらを基礎
単位とした他の保湿剤兼湿潤剤と同様、使用することが
できる。なお、ポリエチレングリコールは、室温で透明
な粘性のある液体で、ポリグリコール　２００、３００
、４００、又は６００が使用できるが、ポリグリコール
４００がかなり好ましい。

中和やゲル化によって透明なゲルにする本発明のゲル化
剤又は濃化剤の代わりに、中和やゲル化によって透明に
なる限り、他のアクリル酸共重合体又は他の濃化剤又は
ゲル化剤が使用できる。さらに、ラウリルピロリドンの
代わりに又はこれに加えて使用できる粘度安定剤として
、メチルセルロース（Ｍａｔｈｏｃｅｌ）やその他のセ
ルロース誘導体が数種ではあるが、挙げられる。本発明
のｐＨＦ１製剤、中和剤としてのトリエタノールアミン
の代わりに、他の第３級アミン又は類似物が同等に使用
できる。独立した皮膚軟化剤としてのクオーターニウム
−２　２　（ｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ＝２２　）の代わり
に、ポリ？　−　Ｊ　Ｒ４　０　０　（ｐｏｌｙｍｅｒ
　ＪＲ　４００）　　（−Ｌ二オン　カーバイド（Ｌｌ
ｎｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　）より販売されている水溶
性のナトリウム塩である陽イオン性セルロースエーテル
で、ＣＡＳの名がα−［２−ヒドロキシ−３−（トリメ
チルアミノ）プロピルコーω−ヒドロキシポリ（オキシ
ー１．２−エタンジイル）クロライドとのセルロースの
ω一エーテル（ｃａｔ　Ｉｕｌｏｓｃ，ω−ｅｔｈｅｒ
　ｗｉｔｈ　α−［２−ｈｙｄｒｏｘｙ−３−（ｔｒｉ
ｍｃｔｈｙｌａｍｍｏｎｉｏ）ｐｒｏｐｙ　Ｉ　］−ω
−ｈｙｄｒｏｘｙｐｏ　Ｉ　ｙ　（ｏｘ　ｙ−１　．　
２−ｃｔｈａｎｃｄ１　ｙ１）ｃｈｌｏｒｉｄｅである
）が使用テキル。

菌生育阻害剤又は防菌剤であるクオーターニウム−１　
５　（Ｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ−１５　）の代わりとして
は、例えばメチル及びプロピルパラヒドロキシベンゾエ
ートが使用できる。また、先に示したが、ＰＥＧ−４０
ヒマシ油であり、マスキング剤の油を溶解するために使
用される非イオン性界面活性剤であるマスキング剤とし
ての溶解剤の代わりには、ポリオキシエチレン２　０　
（ｐｏｌｙｏｘｙｅｔｈｙｌｅｎｅ２０）ないしはポリ
ソルベートート２　０　（ｐｏｌｙｓｏｒｂａｔｅ２０
）であり、ソルビタンモノラウレートであるトゥイーン
２　０　（Ｔｗｅｅｎ２０）のようなものが使用できる
。

トリエタノールアミンに関しては、水溶液の状態で調製
されており、トリエタノールアミンの他の水溶液はより
低い濃度で使用されているが、この実施例では９９％濃
度を使用している。また、このようなトリエタノールア
ミン水溶液は、他の第３級アミンや類似の中和剤と同様
にして、トリエタノールアミンの代わりに同様の機能で
使用できる。

（発明の効果） 以上より示されるように、本発明は、敏感な肌にさえ合
う非常に良くバランスのとれた肌にやさしい洗顔剤から
なり、同時に独特な肌にやさしい傷ついた肌の清浄剤で
あり、泡立たず、すばやく洗い流せることを特徴とし、
ｐＨがアルカリ性ではなく中性であり、独立した保湿剤
を−ａし、保湿剤の洗剤又は界面活性剤に対する割合が
少なくとも２対１であり、最も敏感な肌にさえ使用でき
るほど効果的でかつ十分肌にやさしく、さらには洗浄の
面でも、顔を効果的に清潔に保ち、かつ肌にはやさしく
爽快で全体的に満足感があり、かつ特に従来の洗顔材料
に比べた場合、皮膚がはがれたり、肌が乾燥したりする
ことなく、清潔でさわやかで、また、非常に滑らかなし
っとり感のあるかなり好ましい優れた透明なゲル状の洗
顔材料を提供している。

なお、様々な修飾や変化が今後本発明の分野に精通して
いる当業者によって明らかにされてくることが予想され
るが、本発明は前記特許請求の範囲の記載にのみ限定さ
れていると解すべきであり、本発明は、実施例で示した
化合物、構成成分、方法又は材料に限定されるものでは
ない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ｐＨが中性であり、泡が立たず、すばやく洗い流
   せることを特徴とし、以下の成分から基本的になる澄ん
   だ透明な良くバランスのとれたゲル状の洗顔用材料。 （２）肌にやさしい非イオン性洗剤兼傷清浄剤を２％〜
   １８％、（３）透明な粘性のあるポリエチレングリコー
   ルからなる保湿剤兼湿潤剤を５％〜１５％、（４）ＰＰ
   Ｇエーテルからなる保湿剤兼皮膚軟化剤を５％〜１０％
   、（５）ゲル化剤を１％〜１０％、（６）粘度安定剤を
   ０．２％〜２％、（７）ｐＨ調整剤を０．２％〜２％、
   （８）クォーターニウム（ｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）から
   なる独立の皮膚軟化剤を０．１％〜２％、（９）防菌剤
   又は菌生育阻害剤、及び（１）総量を１００％とする脱
   イオン水又は蒸留水 （なお、すべてのパーセント（％）は重量比であり、ま
   た、（３）、（４）、（８）を加えたものの（２）に対
   する割合は少なくとも２対１である。）（２）洗剤兼傷
   清浄剤がポロキサマー１８８（Ｐｏｌｏｘａｍｅｒ１８
   ８）からなり、保湿剤兼湿潤剤が室温で透明な粘性のあ
   る液体であるポリエチレングリコールからなり、保湿剤
   兼皮膚軟化剤がＰＰＧ−１０メチルグルコースエーテル
   からなり、ゲル化剤がアクリル酸共重合体からなり、粘
   度安定剤がラウリルピロリドンからなり、ｐＨ調整剤が
   トリエタノールアミンからなり、独立の皮膚軟化剤がク
   オーターニウム−２２（ｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ−２２）
   からなり、菌生育阻害剤がクオーターニウム−１５（ｑ
   ｕａｔｅｒｎｉｕｍ−１５）からなる請求項１記載の洗
   顔用材料。 （３）ｐＨが中性であり、泡が立たず、すばやく洗い流
   せることを特徴とし、以下の構成成分より基本的になる
   請求項１に記載の澄んだ透明なよくバランスのとれたゲ
   ル状の洗顔用材料。 （２）ポロキサマー１８８（Ｐｏｌｏｘａｍｅｒ１８８
   ）からなる肌にやさしい非イオン性洗剤兼傷清浄剤を２
   ％〜１８％、（３）室温で透明な粘性のある液体である
   ポリエチレングリコールからなる保湿剤兼湿潤剤を５％
   〜１５％、（４）ＰＰＧ−１０メチルグルコースエーテ
   ルからなる保湿剤兼皮膚軟化剤を５％〜１０％、（５）
   アクリル酸共重合体からなるゲル化剤を１％〜１０％、
   （６）ラウリルピロリドンからなる粘度安定剤を０．２
   ％〜２％、（７）第３級アミンからなるｐＨ調整剤を０
   ．２％〜２％、（８）クオーターニウム−２２（ｑｕａ
   ｔｅｒｎｉｕｍ−２２）からなる独立の皮膚軟化剤を０
   ．１％〜２％、（９）菌生育阻害剤である防菌剤を０．
   ０５％〜０．２％、（１０）ＰＥＧヒマシ油からなる溶
   解剤を０．０１％〜０．１％、（１１）精油からなるマ
   スキング剤を０．０１％〜０．１％、及び（１）総量を
   １００％とする脱イオン水又は蒸留水 （なお、これらのパーセント（％）はすべて重量比であ
   り、また（３）、（４）、（８）を加えたものの（２）
   に対する割合は少なくとも２対１である。） （４）ポロキサマー１８８（Ｐｏｌｏｘａｍｅｒ１８８
   ）が約５％量存在し、ＰＥＧ−８からなるポリエチレン
   グリコールが約５％量存在し、ＰＰＧ−１０メチルグル
   コースエーテルが約５％量存在し、アクリル酸共重合体
   が約２．５％量存在し、ラウリルピロリドンが約０．５
   ％量存在し、トリエタノールアミンからなる第３級アミ
   ンが約０．５％量存在し、クオーターニウム−２２（ｑ
   ｕａｔｅｒｎｉｕｍ−２２）が約０．１％量存在し、ク
   オーターニウム−１５（ｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ−１５）
   からなる防菌剤が約０．０５％量存在し、ＰＥＧ−４０
   ヒマシ油が約０．０１５％量存在し、精油が約０．０１
   ５％量存在する請求項１記載の洗顔用材料。