JPH0352522Y2 - - Google Patents

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JPH0352522Y2
JPH0352522Y2 JP1988067679U JP6767988U JPH0352522Y2 JP H0352522 Y2 JPH0352522 Y2 JP H0352522Y2 JP 1988067679 U JP1988067679 U JP 1988067679U JP 6767988 U JP6767988 U JP 6767988U JP H0352522 Y2 JPH0352522 Y2 JP H0352522Y2
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JP
Japan
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cylinder
medicine
cylindrical body
filling
piston
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JP1988067679U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ペースト状の薬などを容易に充填す
ることができる注入器に関する。
(従来技術) 従来、痔の治療においては、患部へペースト状
の治療薬を注入するのに、注射器状の器具が用い
られている。
これらの注入器は、患部に挿入することができ
る径で、先端が開口する注入用の筒状の容器1
と、この容器1内を進退するピストン2とから構
成されている。
この注入器を用いて治療薬を注入するには、ピ
ストン2を抜いた容器1の先端で薬を掻き取るよ
うにして入れる方法(第4図参照)。また、ピス
トン2を抜いた容器1内にヘラを用いて入れる方
法がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記の方法では、入口の大きさに比べ軸方向に
長い筒状となつている容器1内に、粘性の高いペ
ースト状の薬を充填することは難しく、時間がか
かる。
また、筒状の容器1内にペースト状の薬を充填
するには、ペースト状の薬は粘性が高く流動性が
低いために容器1の内壁面に完全に密着すること
が難しく、壁面と薬の間に空気が入り易いという
難点がある。
特に、ヘラ等を用いてペースト状の薬を押し込
んで充填する場合でも、容器1の入口の面積が小
さいため、粘性の高いペースト状の薬を均等に押
し込むことは難しく、薬の内部にも空気が入り易
いという難点もある。
さらに、治療上、一日に何回も患部に薬を注入
することが必要である場合には、その度毎に注入
器に薬を充填しなければならず、患者にとつて、
時間的・心理的に負担となつていた。
また、上記方法の改良として、チユーブに薬を
充填したものもあるが、使い捨てであり、値段が
高くなるという問題点があつた。
そこで、本考案は注入用の容器(シリンダ)
に、直接薬を充填することなく、あらかじめ薬を
充填することができる筒体に薬を充填し、この筒
体をシリンダに装着し、ピストンを筒体に摺動さ
せ患部に薬を注入することができる注入器を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案の注入器は、上記課題を解決するため
に次の構成を備えてなる。
すなわち、本考案は、先端に注出孔を有するシ
リンダと、該シリンダに抜き差し自在に摺合し、
ペースト状の薬をヘラ等を用いて充填できるよう
に縦半分に分割可能とした薬充填用筒体と、該薬
充填用筒体に摺合するピストンとを具備すること
を特徴とする注入器にある。
(作用) 次に、この考案の作用について述べる。
本考案によれば、薬充填用の筒体を縦半分に分
割可能な構造としたため、粘性の高いペースト状
の薬を筒体に充填する際には、薬充填用の筒体を
半割りとして、各々の半筒体の内壁面に薬が完全
に密着するように、ヘラ等を用いて適切な押圧力
を与えながら、空気が入らないように容易に充填
することができる。
その半筒体が合わされて、内部にペースト状の
薬が充填された薬充填用の筒体は、シリンダに差
し込むだけで、特別な止め具等がなくとも、分離
しないように保持できると共に装填できる。
そして、薬充填用の筒体内側にピストンを摺合
し、このピストンを摺動することによつて、注入
器のシリンダの注出孔から薬を注出することがで
きるのである。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図は本考案の注入器の縦断面図である。
全体符号10は注入器である。この注入器10
は、先端に注入孔12aを有するシリンダ12
と、このシリンダ12に抜き差し自在に摺合する
薬充填用の筒体14と、この筒体14に摺合して
進退するピストン16と、シリンダ12の注入孔
10aに接続する注入部18とからなる。
前記シリンダ12の先端に皿状のキヤツプ13
が螺合している。すなわち、キヤツプ13の起立
壁13a内周面の雌ネジ13bとシリンダ12の
先端外周面の雄ネジ12bが螺合している。ま
た、キヤツプ13の中央には、先方に突出する突
出筒13eが形成され、この突出筒13eの外周
面に雄ネジ13dが刻設されている。
突出筒13eの雄ネジ13dには、細い筒状の
注入部18が螺合している。
前記シリンダ12に嵌合する筒体14は両端が
開口し、この筒体14の内周面に沿つてピストン
16が進退する。筒体14は、シリンダ12より
長尺に形成されている。
また、シリンダ12、筒体14、ピストン16
の後端にはそれぞれフランジが形成されている。
前記筒体14は、第2図に示すように、縦方向
に2分割された、2つの半筒体14a,14bか
らなる。また、半筒体14a,14bは容易に接
合できるように、例えば凹凸係合できるようにす
ると良い。
また、前記半筒体14a,14bは、第3図に
示すように、ヒンジ部15により開閉可能として
も良い。
続いで、上記注入器10の使用方法について述
べる。
まず、筒体14を2分割して、それぞれの半筒
体14a,14bに薬をヘラなどにより充填す
る。このとき、半筒体14a,14bは薬を充填
する作業のために開口が十分に開いた状態である
ので、粘性の高いペースト状の薬であつても、半
筒体14a,14bの内壁面に完全に密着するよ
うに、ヘラなどによつて適切な押圧力を与えなが
ら、空気が入らないように充填することができ
る。そして、2つの半筒体14a,14bを合わ
せて筒体14とする。
この2つの半筒体14a,14bを合わせる際
には、各半筒体に充填した薬の中央部を盛り上げ
るようにしておけば、薬は若干溢れるが、薬の内
部に空気が混入しないように薬充填用の筒体14
を形成することができる。
そして、筒体14をシリンダ12に摺動するよ
うに嵌着させる。
このとき、筒体14は、シリンダに差し込むだ
けで、特別な止め具等がなくとも分離しないよう
に保持できる。
また、筒体14は、シリンダ12よりも長尺に
形成され、後端にはフランジが形成されているの
で、フランジ部を把持して容易に筒体14をシリ
ンダ12内に差し込むことができる。
さらに、シリンダ12先端の注入部18を患部
に挿入あるいは近づけ、ピストン16を筒体14
に摺動させてピストン16を先方へ押すことによ
り、筒体14内の薬が注入部18を介して患部に
供給される。
なお、ピストンが押されて薬が患部に供給され
るとき、半筒体14a,14bが合わされた接合
部分は完全に気密されていないくとも、ペースト
状の薬は粘性が高いので、その接合部から洩れる
ことはない。
以上のように、筒体14を用いることにより薬
の充填が容易となり、また筒体14に充填した状
態で薬を市販するようにすることにより、簡便に
薬の注入を行うことができる。
また、本考案の注入器では、シリンダを大きな
ものとすることができ、一日薬を充填すると何回
かに分けて使用することもできる。
(考案の効果) 以上本考案について述べたように、筒体を縦半
分に分割可能な構造としたため、粘性の高いペー
スト状の薬を筒体に充填する際には、先ず、薬が
半筒体の内壁面に完全に密着するように、ヘラ等
を用いて適切な押圧力を与えながら、空気が入ら
ないように充填できる。
次に、その半筒体を合わせれば、内部にペース
ト状の薬が充填された筒体を形成できる。
このため、シリンダ内に嵌合する薬充填用の筒
体に予め薬を充填することが容易にでき、筒体へ
の薬の充填の際に、空気が混じらないという効果
がある。
また、2つの半筒体が合わされて形成された薬
充填用の筒体は、シリンダに差し込むだけで特別
な止め具等がなくとも、分離しないように保持で
きるため、容易に取扱うことができる。
その結果、患者の時間的・心理的負担を軽減
し、しかもチユーブに薬を充填したものに比べ安
価であるという著効を奏する。
さらにシリンダの径を大きくすることにより、
複数回分の薬を充填させておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は注入器の縦断面図、第2図および第3
図は円筒を分割した状態を示す斜視図、第4図は
従来の注入器の斜視図である。 10……注入器、12……シリンダ、14……
筒体、15……ヒンジ部、18……ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に注出孔を有するシリンダと、該シリンダ
    に抜き差し自在に摺合し、ペースト状の薬をヘラ
    等を用いて充填できるように縦半分に分割可能と
    した薬充填用筒体と、該薬充填用筒体に摺合する
    ピストンとを具備することを特徴とする注入器。
JP1988067679U 1988-05-23 1988-05-23 Expired JPH0352522Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988067679U JPH0352522Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988067679U JPH0352522Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01170245U JPH01170245U (ja) 1989-12-01
JPH0352522Y2 true JPH0352522Y2 (ja) 1991-11-14

Family

ID=31293040

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JP1988067679U Expired JPH0352522Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5458381B2 (ja) * 2009-12-09 2014-04-02 オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 医療用ペースト注入器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939485U (ja) * 1982-09-01 1984-03-13 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ
JPH08909U (ja) * 1991-11-08 1996-06-07 洋志 杉下 焼却可能なオイルフィルター

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JPS5939485U (ja) * 1982-09-01 1984-03-13 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ
JPH08909U (ja) * 1991-11-08 1996-06-07 洋志 杉下 焼却可能なオイルフィルター

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JPH01170245U (ja) 1989-12-01

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