JPH03505999A - 不正な再充填を防止する装置を備えた、インキジエツト印刷装置用のインキ貯蔵容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不正な再充填を防止する装置を備えた、インキジェット印刷装置用のインキ貯蔵 容器本発明は、インキジェット印刷装置用のインキ貯蔵容器に関する。

イ〉・キジエツト軍記装置では一般に、記録担体に沿って運動する筆記ヘッドに は、インキ供給系によって貯蔵タンクから筆記液が供給される。筆記ヘッドは。

複数の軍記ノズルが配置されて（・るモザイク筆記ヘッドから成っていてもよい 。これらの筆記ノズルにおいて筆記運転中に生じる収縮動作によって、このよう な形式の筆記ヘッドには、インキ貯蔵容器から筆記液が自動的に供給される。こ のようなインキ貯蔵容器は一般に交換可能に構成されている（ＤＥ−ＰＳ２６１ ０５１８〕。

インキジェット印刷装置のためのインキ貯蔵容器は、多くの場合使い捨て容器と して構成されており、工場においてインキを充填され、インキ消費後に再び使用 することは許されていない。そしてインキ貯蔵容器の再充填が行われないのは、 このインキ再充填によって、空気がインキ貯蔵容器内に進入するおそれがあるか らである。インキに空気泡が混入すると、軍記運転に不都合が生じる。このよう な現象は特イこ、インキジェット印刷装置が負圧原理に基づいて、つまり、イン キ供給系が本来の筆記ノズルに対して小さな負圧を宵してしする原理に基づいて 働く場合に生じる。

インキジェット印刷装置は、それがバブルジェット印刷装置であれ、圧電原理に 基づいて作動する印刷装置であれ、その組成を調和させられたインキ液を必要と する。本来の製造者ではない外部の製造者によって、使用済みのインキ貯蔵容器 が未知の組成のインキによって新たに満たされると、これによって、インキジェ ット印刷装置Ｉ：故陣の生じることがある。従って、使用済みのインキ貯蔵容器 をこのように不正に再充填することは、阻止されねばならない。

ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式のインキ貯蔵容器を改良して、使用済 みのインキ貯蔵容器の不正な再充填を阻止すること、もしくは不正に再充填され たインキ貯蔵容器を認識することができるようにすることである。

この課題を解決するために本発明の構成では、雪層に述べた形式のインキ貯蔵容 器において、請求の範囲第１項の特徴部分に記載のように構成した。本発明の有 利な構成は、請求の範囲第２ｒＪ以下に記載されている。

インキ貯蔵容器の接ｖ＜範囲に逆止弁が配置されていて、二の逆止弁が開放時に おけるインキ貯蔵容器の１回目の充填後ｌ：接続範囲を閉鎖して、その後は接続 範囲を介してインキ貯蔵容器からのインキ液の取出したけしか可能でないように なっていることによって、使用済みのインキ貯蔵容器の再充填は確寮に阻止され る本発明の有利な構成では逆止弁か、可動の閉鎖部材と、該逆止弁のための係止 装置とを有している。インキ貯蔵容器の１回目の充填時に閉鎖部材は、係止さね ｔ；位置を占めている。充填後に閉鎖部材１ま係上位置を越えて移動させられ、 運転位置にも！−らされ、この運転位置では、閉鎖部材は一種の蝶形弁の形式で 、弾性的なシールエ１〆メントを介してインキ貯蔵容器への接続部を、インキ液 の流れ方向に関連してシールもしくは開放する。

逆止弁は、この場合貯蔵容器の接続範囲の内部において次のように、すなわち、 閉鎖部材が運転位置の到達後にもはや外側から開放した係止位置に戻され得ない ように、配置されている。閉鎖部材はこの場合フラップ状の弾性的な部材であっ てもよいし、しかしながらまた可動の球であってもよい。

インキ貯蔵容器には底部範囲に、接点素子が配置されていてもよく、この接点素 子はインキ貯蔵容器の弾性的な壁と協働して、インキの容量が最少になった時に 、インキ貯蔵容器のぺしゃんこになった弾性的な壁が接点素子を操作するように なっている。接点素子はこの場合、最少容量の到達後には該接点素子の接触位置 を、インキ貯蔵容器のインキ再充填とは無関係に維持するよう１こ、構成さねて いる。接点素子のこの接触位置はこの場合印刷装置の制御装置によって検出され 、この制御装置は接触位置に関連して、警報装置を作動させて印刷運転を中断す るか、又はそのいずれか一方の動作を実施する。

接触位置が維持されることによって、不正に再充填されたインキ貯蔵容器は確実 に認識されるか、もしくは空になったインキ貯蔵容器のように扱われて、印刷運 転が中断される。従って不正に再充填されたインキ貯蔵容器は、もはや使用する ことができない。

さらにまた、接点素子を磁気的な接点素子として構成することも可能であり、こ の場合接点素子の一方の接点側は、磁化可能な材料例えばステン１／ススチール から成７ていて、他方の接点側には磁気的な素子が配置されている。最少容量の 到達後に、インキ貯蔵容器の可動の璧（ブローフォイル）は、スチール製の接点 側を磁気的な素子の作用範囲に押圧し、接点は、磁気的な素子自体が対応接点を 形成している場合には、開放不能に閉鎖されるか、又は、特別な接点ビンが対応 接点として配置されている場合には、閉鎖不能に開放さねる。

次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図は磁気的な接点素子を備えたインキ貯蔵容器の概略的な断面図、第２図は 蝶形弁として構成され／；逆止弁を有するインキ貯蔵容器の接続範囲を充填状態 で示す概略的な断面図、第３図は第２図に示した逆止弁の運転状態を示す概略的 な断面図、第４図はシールエレメントとして球を備えた逆止弁を有するインキ貯 蔵容器の接続範囲を充填状態で示す断面図、第５図は第４図に示した逆止弁の運 転状態を示す概略的な断面図である。

第１図には、インキジェット筆記装置の図示されていない筆記ヘッドと構造的に 接続されたインキ貯蔵容器が断面図で示されている。このインキ貯蔵容器の構造 は原理的には、ＤＥ−ＰＳ２６１０５１８に開示されたインキ貯蔵容器の構造に 相当している。インキ貯蔵容器はパン状の支持体１０を有しており、この支持体 は、弾性的な、例えばポリエチレン製のブローフォイル１１によって壇われでい る。さらにインキ貯蔵容器は取出し開口を有しており、この取出し開口内には弾 性的なシールニレメン）１２が配置されていて、このシールニレメンｉ・は、イ ンキジェット印刷装置の図示されていない受容装置へのインキ貯蔵容器の挿入時 に、中空ニードルによって突き通される。支持体ｌＯとブローフォイル１１とに よって形成された中空室には、インキ液が収容されている。さらに、インキ貯蔵 容器の底においてパン状の支持体１０の内部には、接点素子１３が配置されてい る。この接点素子は、磁化可能な材料例えばステンレススチール族の接点ばね１ ４から成っている。接点ばね１４に対する対応接点として、接点ばね１４の旋回 範囲には、例えば軟鉄製の磁気素子１５が配置されている。接点距離はこの場合 接点ばね１４と磁気素子１５どがら成っている１、接点ビン１６とインキ貯蔵容 器のための図示されていない受容容器とを介して、接点素子１３はインキジェッ ト印刷装置の制御装置１７と接続されており、このインキシエンド印刷装置は接 点距離を接触位置に関して監視している。

インキ貯蔵容器が満たされている状態では（第１図）、接点は開放している。

インキ貯蔵容器が空になっｔ；状態では、ブローフォイル１１が接点ばね１４を 下方に向かって押圧して、接点ばねを磁気対応接点１５０作用範囲にもたらし、 これにより”Ｃ接点が閉鎖される。この接点の閉鎖［よ、インキジエラ］・印刷 装置の制徘装置１７によって認識され、例えば警報ランプ１８の形の警報装置が 作動さ七られる。同時に、インキジェット印刷装置のさらに続く運転が中断され る。

磁石によって、インキ貯蔵容器の閉鎖状態は、場合によっては行われるインキの 再充填後にも維持される。制御装置１７は再充填後も閉鎖された接点を認識し、 このように再充填されたインキ貯蔵容器の使用時にもさらに「インキ終了」を知 らせる。従って警報ランプ１８が作動せしめられ、印刷運転の開始は制御装置１ ７によって阻止される。

工場での製造時におけるインキ貯蔵容器の１回目の充填時に、故障が生じること を回避するために、インキ貯蔵容器の組立て時に接点素子は作動状態で組み込ま れでもよい。インキ貯蔵容器の１回目の充填後に、インキ貯蔵容器は強力な外側 の磁界にさらされ、この磁界は磁気素子１５の作用に抗して働き、従って接点ば ね１４を磁気素子１５から解離させて運転位置にもたらす。

接点部分における腐食を防止するために、接点素子の接点部分は、接点範囲にお いて導電性に構成されていなければない保護層によって被覆されているか又は、 インキ液に防腐剤が添加混合されていてもよい。

第２図〜第５図の実施例では、インキ貯蔵容器の接続範囲に逆止弁が配置されて おり、この逆上弁は、インキ貯蔵容器の１回目の充填後に弁の開放時において逆 止弁が接続範囲を閉鎖するように、構成されていて、インキ貯蔵容器からのイン キ液の取出しは接続範囲を介してしか可能でない。

このために、第２図に示された実施例では逆上弁が、蝶形弁の形の可動の閉鎖部 材１９を有している。閉鎖部材は、支持体ｌＯの切欠き内において片側で固定さ れていて、弾性的な例えばプラスチック製のダイヤフラムから成っている。支持 体の切欠き２０は、係止部材２１を備えた係止装置を有していて、インキ貯蔵容 器の外側に向かっては中央のインキ取出し開口２２を除いてすべて閉鎖されてい る。対応する取出し開口２３は、仕切り璧において切欠き２ｏと、インキによっ て満！ニされた本来のインキ貯蔵範囲どの間に位置している。

接続範囲ひいては逆止弁は、ゴム製の７−ルエレメント２４によって覆われてお り、このシールエレメントは、インキジェット印刷装置の受容装置へのインキ貯 蔵容器の挿入時に、インキジェット印刷装置に所属の中空ニードル２５によって 突き通される。

逆上弁はこの場合法のように働く： １回目の充填時に、ダイヤフラム状の閉鎖部材１９は、第２図に示された係止位 置を占めている。この位置において閉鎖部材１９側部を回って、インキ液は流れ ることができ、この場合インキ液は、半分だけ突き通された中空ニードル２５を 介して又は直接開口２２を介して供給される。インキ液は閉鎖部材１９を迂回し て流れて、本来のインキ貯蔵範囲を満たす。

インキ貯蔵容器が完全に満たされｌ；後で、中空ニードル２５はさらにインキ貯 蔵容器内に押し込まれる。

中空ニードルはこの際に閉鎖部材１９を係止部材２１を介して押圧し、この結果 閉鎖部材１９は第３図に示された運転位置に達する。この運転位置においで閉鎖 部材は蝶形弁の形式で、内側の開口２３をインキ貯蔵容器に対して覆っている。

インキジェット印刷−置におけるインキ貯蔵容器の係止時に、中空ニードル２５ はンールエレメンｌ−２４を貫通し、インキはインキ貯蔵容器から矢印の方向で 取り出され得る。インキ貯蔵容器が使用された後で外からのインキ供給によって 、インキ貯蔵容器を再び満たそうとしても、これは弾性的な閉鎖部材１９によっ て阻止される。開口２３．２２の寸法を適当に選択すること並びに、開口を中空 室２０の対応する側壁により覆うことによって、インキ貯蔵容器全体を破壊する ことなしに、閉鎖部材１９を再び、該閉鎖部材が係止部材２１の後ろに係止され ている第２図に示された出発位置にもたらすことは不可能である。これによって 、空になっｔ；又は使用されｔ；インキ貯蔵容器の再充填が阻止される。

ｖｇ４図及び第５図に示された実施例では、閉鎖部材は鋼球２６から成っており 、この鋼球は中央の開口２７の中で移動可能である。インキ貯蔵容器の１回目の 充填時に球２６は、球をゆるく把持しているプラスチック製の保持装置２８から 成る係止装置に位置しており、この保持装置は、球の回りをインキ液が矢印の方 向で流れることができるように構成されている。インキ貯′Ｒｗ器の充填後に、 例えば中空ニードル２５を介して、インキジェット印刷装置へのインキ貯蔵容器 の挿入時に、球２６は第５図に示されｔ；運転位置にもたらされる。この際に球 は係止装置２８から外れて、同心的に構成された接続開口２９の範囲においてイ ンキ貯蔵容器のインキ貯蔵範囲に接触する。そこで球は逆止弁として働き、これ によってインキは図示の矢印の方向でしか取り出され得ない。インキが外部から 供給される場合には、球２６が開口２９を閉鎖する。

Ｆ［Ｇ２　　　　　　　　Ｆ［Ｇ３ 国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．インキジェット印刷装置用の交換可能なインキ貯蔵容器であって、該インキ 貯蔵容器が、接続範囲（１２）を介してインキジェット印刷装置のインキ供給糸 と連結可能である形式のものにおいて、インキ貯蔵容器が、使用済みのインキ貯 蔵容器の再充填を阻止する装置（１３，１９，２６）を有していることを特徴と する、権限のない再充填を防止する装置を備えたインキジェット印刷装置用のイ ンキ貯蔵容器。
2. ２．インキ貯蔵容器の内部において底範囲（１０）に接点素子（１３）が配置さ れており、該接点素子が、インキ貯蔵容器の弾性的な壁（１１）と協働して、容 量が最少になった場合にべしゃんこになる弾性的な壁（１１）が接点素子（１３ ）を作動させるようになっており、この場合接点素子（１３）が、インキ貯蔵の 容量が最小になった後では、その接点位置をインキ貯蔵容器の再充填とは無関係 に維持するように構成されており、インキジェット印刷装置に、接点位置を検出 して該接点位置とは無関係に警報装置（１８）を作動させかつ／又は印刷運転を 中断する制御装置（１７）が配属されている、請求項１記載のインキ貯蔵容器。
3. ３．一方の接点側（１４）が磁化可能な材料から成っていて、他方の接点側の範 囲に磁気的な素子（１５）が配置されている、請求項１又は２記載のインキ貯蔵 容器。
4. ４．前記装置が、接続範囲（１２）に配置された逆止弁から成っていて、インキ 貯蔵容器の１回目の充填後に弁の開放時に逆止弁が接続範囲（１２）を閉鎖して 、インキ貯蔵容器からのインキ液の取出しだけが可能になるように、構成されて いる、請求項１記載のインキ貯蔵容器。
5. ５．逆止弁が可動の閉鎖部材（１９，２６）を有しており、閉鎖部材（１９，２ ６）のための係止装置（２１，２８）が設けられていて、該係止装置が、閉鎖部 材の係止状態におけるインキ貯蔵容器の１回目の充填のための係止位置を有して おり、この場合インキ貯蔵容器の１回目の充填後に閉鎖部材（１９，２６）が、 係止位置の反転不能な克服によって運転位置へともたらされ、該運転位置におい て関鎖部材（１９，２６）が、インキ貯蔵容器への接続部をインキ液の流れ方向 に関連してシールもしくは開放するようになっている、請求項４記載のインキ貯 蔵容器。
6. ６．閉鎖部材（１９）が、弾性的なシールエレメントを備えた蝶形弁として構成 されている、請求項５記載のインキ貯蔵容器。
7. ７．閉鎖部材が可動の球（２６）として構成されている、請求項５記載のインキ 貯蔵容器。
8. ８．インキ貯蔵容器の閉鎖範囲が、インキジェット印刷装置のインキ供給系の中 空ニードル（２５）によって突き通し可能な弾性的なシールエレメント（２４） によってシールされている、請求項１から７までのいずれか１項記載のインキ貯 蔵容器。