JPH0350289A - 非乳化型泡沫エアゾール組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、油性化粧料のクレンジング剤等として有用な
非乳化型泡沫エアゾール組成物に関し、ざらに詳しくは
、液状油分と、固型油分と、噴射剤とを含有する洗浄力
、使用性に優れ、安定性良好な非乳化型泡沫エアゾール
組成物に関する。

［従来の技術］ 従来、エアゾール組成物には、原液、噴射剤の組合せに
より安定型泡沫、速崩壊型泡沫、噴射型等がある。安定
型泡沫は、噴射剤が溶解している油相からなる内相と噴
射剤との溶解性の悪い水相との２相からなるＯ／Ｗ型エ
マルジョンで形成されている。Ｏ／Ｗ型エマルジョンの
泡沫型エアゾール組成物には、クレンジング用化粧料が
あるが、洗浄力が低く油性のメーキャップの洗浄には不
適当であった。油性のメーキャップを落とすには油分が
最も効果があり、油分と噴射剤の原液で安定型泡沫が得
られれば最も好ましいが、油分と噴射剤は、非常に相溶
性が良く噴射剤の蒸散が早いため、安定型泡沫を得るこ
とが困難であった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明者は上記欠点について検討した結果、固型油分を
用いたならば、安定で洗浄力に優れた組成物が得られる
ことを見出して本発明を完成するに至った。

［課題を解決するための手段］ すなわち、本発明は、液状油分と、固型油分と、噴射剤
とを含有することを特徴とする非乳化型泡沫エアゾール
組成物に関する。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で用いられる液状油分としては、常温で液状のも
ので、例えば、アボガド油、ツバキ油、タードル油、マ
カデミアナツツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリー
ブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、バーシック油、小麦
胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー
油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ
油、コメヌカ油、シナキリ油、日本キリ油、ホホバ油、
胚芽油、トリグリセリン、トリオクタンサングリセリン
、トリイソパルミチンサングリセリン等の液状油脂、流
動パラフィン、スクワレン、スクワラン、ブリスタン等
の炭化水素、オレイン酸、トール油、イソステアリン酸
等の高級アルコール脂肪酸、ラウリルアルコール、オレ
イルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチル
ドデカノール等の高級アルコール、メチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジ
エンポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン等のシ
リコーン、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸オレイル
、オレイン酸デシルミリスチン酸オクチルドデシル、ジ
メチルオクタン酸へキシルデシル、フタル酸ジエチル、
フタル酸ジブチル等のエステル類等が挙げられる。

本発明で用いられる液状油分の配合量は、原液全量中の
３０〜８９．９９重重量が好ましく、ざらに好ましくは
４０〜７５重量％である。

本発明に用いられる固型油分としては、常温で固型のも
のであり、例えば、ピースワックス、カルナバワックス
等の蛾類、パラフィンワックス、セレシン、マイクロク
リスタリンワックス等の炭化水素、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の
脂肪酸、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリル
アルコール等の脂肪族アルコール、ポーラワックス、固
型トリグリセライド等が挙げられる。

本発明で用いられる固型油分の配合量は、原液全量中の
０．１重量％以上、好ましくは０．５重量％以上、ざら
に好ましくは１重量％以上である。０．１重量％未満で
は、安定型泡沫は得られない。

本発明に用いられる噴射剤は、通常エアゾール製品に用
いられる噴射剤を用いることができる。

具体例を挙げるとトリクロロフルオロメタン、ジクロロ
ジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、トリクロ
ロトリフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン
等のクロロフルオロカーボン、プロパン、イソブタン、
ノルマルブタンおよびその混合物である液化石油ガス（
以下ＬＰＧと略す）等の液化ガスである。これらの噴射
剤に加えてジメチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガスを用
いてもよい。これらのガスは単独でもまた２種以上を混
合して用いることができる。配合量は３〜９０重量％が
好ましい。３重量％未満では良好な泡沫が得られない。

本発明の泡沫型エアゾール組成物には、上記の必須成分
の他に防腐剤、色材、粉末、酸化防止剤、香料、紫外線
吸収剤、界面活性剤、薬剤、半固型油分、アルコール、
保湿剤等を加えることができる。また、系の安定性を損
なわない範囲での水の添加は、ざらに消泡時間を長くし
、泡を安定化することができる。

［発明の効果］ 本発明の非乳化型泡沫エアゾール組成物は、油性化粧料
のクレンジング剤等として有用であり、洗浄力、使用性
、安定性に優れるものである。

［実施例］ 次に実施例により、本発明の効果について説明する。本
発明はこれらに限定きれるものではない。配合量は重量
％である。

実施例１　洗い流しタイプクレンジング化粧料（１）オ
リーブ油　　　　　　　　　　　　１５（２）ネオ−ベ
ンチルーグリコール− ジ−ｎ−デカフェート３５ （３）ポリオキシエチレン（６モル付加）オレイルエー
テル　　１０ （４）ピースワックス　　　　　　　　　　１０（５）
ジクロロテトラフルオロエタン　　　２５製法 （１）〜（４）を７０〜８０℃で加熱撹拌溶解し、エア
ゾール缶に充填後、バルブをクリンプし、（５）を充填
した。

実施例１と、従来のＯ／Ｗ乳化型の泡沫型エアゾールク
レンジング化粧料との洗浄力について比較した。表−１
のデータは女性パネル４０名に油性のファンデーション
を塗布してもらい、その落ち具合をテストしたものであ
る。

表−１から明らかなように本発明の実施例は、従来のＯ
／Ｗ乳化型の泡沫型エアゾールクレンジング化粧料に比
べて、洗浄力の非常に高いものであった。また、このエ
アゾールタイプクレンジング化粧料は、従来のポンプ容
器式クレンジング化粧料と比べて以下のような利点があ
る。

■手の平にとった時、たれ落ちない。

■順に塗布し易い。

■洗い流し易い。

実施例２　ふき取りタイプクレンジング化粧料（１）ミ
リスチン酸イソプロピル　　　　　４１．９９（２）オ
レイルアルコール　　　　　　　　５０（３）２−ヒド
ロキシ−４−メトキシ ベンゾフェノン　　　　３ （４）白色ワセリン　　　　　　　　　　　　２（５）
ステアリン酸　　　　　　　　　　　　０．０１（６）
ジクロロフルオロメタン　　　　　　２（７）　Ｌ　Ｐ
　Ｇ　　　　　　　　　　　　　　　　１製法 （１）〜（５）を７０〜８０℃で加熱撹拌溶解後、エア
ゾール缶に充填後、バルブをクリンプし、（（５）　（
７）を充填した。

実施例３　ふき取りタイプクレンジング化粧料（１）流
動パラフィン　　　　　　　　　　５（２）セチル−２
−エチルヘキサネート３．９（３）ポーラワックス　　
　　　　　　　　　１（４）ベヘニン酸　　　　　　　
　　　　　０．１（５）トリクロロフルオロメタン　　
　　　９０製法 （１）〜（４）を７０〜８０℃で加熱撹拌溶解後、エア
ゾール缶に充填後、バルブをクリンプし、（５）を充填
した。

実施例４　洗い流しタイプクレンジング化粧料（１）ヒ
マシ油　　　　　　　　　　　　　　７．９８（２）オ
レイル酸オレイル　　　　　　　　１５（３）フタル酸
ジエチル　　　　　　　　　１５（４）酢酸トコフェロ
ール　　　　　　　　０．０１（５）香料　　　　　　
　　　　　　　　　　０．１（６）マイクロクリスタリ
ンワックス　　　１０（７）ポリオキシエチレン（゛２
０モル付加）硬化ヒマシ油モノイソステアレート１０（
８）精製水　　　　　　　　　　　　　　７（９）　Ｌ
　Ｐ　Ｇ　　　　　　　　　　　　　　　３５製法 （１）〜（７）を７０〜８０℃で加熱撹拌溶解後、（８
）を添加し撹拌溶解してエアゾール缶に充填後、バルブ
をクリンプし、（９）を充填した。

実施例２〜４のクレンジング化粧料は、洗浄力、使用性
、安定性に優れていた。

実施例５　ベビーオイル （１）スクワラン　　　　　　　　　　　　３４．４９
（２）オレイルアルコール　　　　　　　　２０（３）
メチルポリシロキサン　　　　　　　　５（４）グリチ
ルレチン酸ステアリル　　　　０．０１（５）ピースワ
ックス　　　　　　　　　　　０．５（６）バルミチン
酸　　　　　　　　　　　１０（７）トリクロロフルオ
ロメタン　　　　　２０（８）ジメチルエーテル　　　
　　　　　　１０製法 （１）〜（６）を７０〜８０℃で加熱撹拌溶解後、エア
ゾール缶に充填後、バルブをクリンプし、（７）（８）
を充填した。

実施例６　ヘアーオイル （１）ツバキ油　　　　　　　　　　　　　１９．４９
（２）ラウリン酸ヘキシル　　　　　　　　２０（３）
酢酸トコフェロール　　　　　　　　０．０１（４）香
料　　　　　　　　　　　　　　　　０．５（５）セタ
ノール　　　　　　　　　　　　２０．０（６）トリク
ロロフルオロエタン　　　　　３９．９（７）窒素ガス
　　　　　　　　　　　　　０．１製法 （１）〜（５）を７０〜８０℃で加熱撹拌溶解後、エア
ゾール缶に充填後、バルブをクリンプし、（６）（７）
を充填した。

実施例５及び６け、安定性、使用性に優れていた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）液状油分と、固型油分と、噴射剤とを含有するこ
   とを特徴とする非乳化型泡沫エアゾール組成物。