JPH03502699A - アリールオキシアルデヒド及びその製法 - Google Patents
アリールオキシアルデヒド及びその製法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
アリールオキジアルデヒド及びその製法技術の分野
本発明は、新規の方法、評言すれば、例えば化学的中間体として使用するために
有用である特定のアリールオキシ脂肪族アルデヒド及び関連する同族体の新規の
製法に関する。該アルデヒドの特定のものは新規でありかつ本発明のもう1つの
特徴として提供される。
技術の背景
特定の2−アリールオキシアルキル−4−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3
−ジオキサンが1種以上のプロスタノイド・コンストリフタ物質トロンボキサン
A2の作用の拮抗剤として有用であり、かつ製薬学的物質として貴重であること
は公知である(欧州特許出願公開第201351号明細書)。ところで今や、同
族体の2−アリールチオアルキル誘導体が関連した薬理学的活性を有することも
発見された(本願と同時に出願した欧州特許出願明細書参照)。このようなアル
ケン酸を製造するためのキー中間体は、アリールオキシ又はアリールチオ脂肪族
アルデヒドであり、該アルデヒドは次いでエリトロ−ジオール誘導体又は2゜2
−ジアルキル−1,3−ジオキサン誘導体と酸性触媒の存在下に反応して、所望
の2−(置換アルキル)−4−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジオキサ
ンアルケン酸を形成する。従って、大規模において有用な適当なアルデヒドを有
効に合成することが必要である。本発明の目的は、このような方法を、欧州特許
出願公開第201351号明細書に記載された方法に対する選択的方法として提
供することであり、該欧州特許出願公開明細書には、適当なアリールオキシアル
カン酸のエステルを一70℃で水素化ジイソブチルアルミニウムを用いて還元す
る方法が記載されており、該方法は特殊なプラントを必要とするために大規模に
おいて経済的に実施することは困難である。
発明の開示
本発明によれば、式I:
R1,Z、C(R2)2.CHO(I )[式中、R1はアリール基であり、2
はオキシ又はチオであり、かつR2は低級アルキル基である]で示される脂肪族
アルデヒド誘導体の製法が提供され、該製法は、式■:
HO,C(R2)2.CHX2 (II )[式中、R2は前記のものを
表しかつXはクロロ又はブロモを表すJで示されるジハロゲノヒドロキシアルカ
ンを弐■:
R1,ZH(m )
【式中、R1及びZは前記のものを表す]で示される化合物と、塩基の存在下に
反応させることを特徴とする。
正常な条件下では、式Iのアルデヒドは少なくとも一部分水和物の形で存在して
もよくかつその形で単離されていてもよいと理解されるべきである。
R1が表す特に好適なものは、例えば場合により置換基、例えばアルキル(特に
(1〜5C)アルキルのような低級アルキル、例えばメチル、エチル又は(−ブ
チル)、アルコキシ(特に(1〜5C)アルコキシのような低級アルコキシ、例
えばメトキシ、エトキシ又はプロポキシ)、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチ
ル又はハロゲノ(例えばフルオロ、クロロ及びブロモ)の範囲内の1つ以上によ
って置換された、フェニル及びす7チルである。しかしながら、一般に該方法は
、R1としてアリール又は置換されたアリール基の広い範囲を有するアルデヒド
を製造するために好適である、但しこの場合唯一の制限は、弐■のフェノール又
はチオフェノールが塩基の存在下に成核性基を形成する能力を有することである
。
R2が表す特に好適なものは、例えば(1〜5C)アルキル、特にメチル、エチ
ル又はプロピルである。
Xは有利にはクロロである。
該方法は、R1が例えばフェニル、ナフチル、及び相互に無関係に(l〜4C)
アルキル(例えばメチル、エチル又はt−ブチル)、(l〜4C)(例えばメト
キシ及びエトキシ)、ハロゲノ(例えばフルオロ、クロロ及びブロモ)、シアノ
、ニトロから選択される1又は2個の置換基を有するフェニルであり、R2がメ
チル又はエチルであり、かつXが例えばオキシである式Iの化合物を製造するた
めに特に好適である。
特に好適な塩基は、例えばアルカリ金属水酸化物例えば水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム又は水酸化カリウムであり、それらのうちでも底コストであるために
水酸化ナトリウムが一般に有利である。
該方法は、有利には適当な溶剤又は希釈剤もしくはそれらの組合わせの存在下に
、例えば概して水性環境内で、例えば水又は水とエーテル溶剤(例えばt−ブチ
ルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、メトキシベンゼン又はジエチルエーテ
ル)又は炭化水素溶剤(例えばトルエン又はキシレン)の混合物を使用して実施
する。トルエン又はメトキシベンゼンのような炭化水素溶剤と水の混合物が、該
方法のためには特に有利な溶剤組合わせである。
該方法の進行を促進するために、テトラアルキルアンモニウムハロゲン化物(例
えば臭化セチルトリメチルアンモニウム)のような相転移触媒を有利に使用する
ことができる。付加的に、該方法は有利に一般的範囲内の温度、例えば20〜6
0℃、特に周囲温度又はそれに近い温度で実施することができる。
式■の出発ジハロゲノヒドロキシアルカンは、式■X2CH,CO,OR3(I
V ’)
[式中、Xはクロロ又はブロモでありかつR3は低級アルキル基(例えば(1〜
5C)アルキル例えばメチル又はエチル)である】で示される低級アルキル2゜
2−ジハロゲノアセテートを過剰の適当な低級アルキルグリニヤール試薬、例え
ば低級アルキルマグネシウム臭化物、塩化物又は沃化物と、適当な溶剤又は希釈
剤、例えばエーテル例えばt−ブチルメチルエーテル、ジエチルエーテル、また
はテトラヒドロ7ラン中で、例えば−20〜25℃の範囲内の温度で反応させる
ことにより得ることができる。
本発明による方法は、特に有利には、例えば従来技術による方法の低温度、水性
還元工程を回避して実施する。該方法は少なくとも一部分式V:で示される相応
するモノハロゲノエポキシドを介して促進することができると見なされる。
前記のようなエポキシドは、即座にその場で、弐Hの化合物を塩基で旭理するこ
とにより得られる0本発明は、式: R1,ZHの化合物との反応において式■
の化合物の代わりに式Vのエポキシドを使用する変更形を包含するものと理解さ
れるべきである。
多数の式Iのアルデヒド、例えばR1が前記に定義したl又は2個の置換基を有
するフェニル基であり1、R2が前記に定義したものを表し、かっ2がオキシ又
はチオであるアルデヒドは新規であり、かつ本発明のもう1つの特徴として提供
される。
式Iのアルデヒドを製薬学的に有用な2−アリールオキシアルキル−4−(2−
ヒドロキシフェニル)=1.3−ジオキサンアルケン酸に転化することは、例え
ば欧州特許出願公開第201351号明細書に記載されている。また、式Iのア
ルデヒドは、それぞれ当該技術において公知の通常の酸化及び還元法により相応
するカルボン酸及びアルコールを製造する際に使用法に実施例につき本発明の詳
細な説明するが、以下の実施例は本発明を制限するものではない。なお実施例に
おいては、他にことわりのない限り、以下のことが当て嵌まる。
(i)濃縮及び蒸発は、真空内で圧力的2650Paで約60℃で回転蒸発によ
り実施した。
(ii)操作は18〜20℃の範囲内にある実験室温度で実施した。
(ii)フラッシュカラムクロマトグラフィーは、Fluka AG、 Buc
hs、 5vitzland Cl−9470から得られたフル力・キーゼルゲ
ル・シルカ6o(カタログno、60738)上で実施した。
(iv)収率は説明のためのみに示したものであり、当然入念なプロセス開発に
よって達成可能な最大値ではない。
(V)プロトンNMRスペクトルは、内部標準としてテトラメチルシラン(TM
S)を使用してCDCl3中で90又は200 MHzで標準的に決定したもの
であり、かつ主ピークを表すための通常の略語を使用してTMSに対するppm
での化学シフト(デルタ値)として次にように示す:s−−重重線2一−多線;
を一三重線;br=広幅:d−二重線等。
例1
臭化セチルトリメチルアンモニウム(0,28s+、0.77ミリモル)を3.
85M水酸化ナトリウム水溶液(10tQ)中の3−ブcyモア 工/ k
(6−669,38,5ミリモル)の溶液に、次いでエーテル(20I112)
中の1.1−ジクロロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン(A)(1,37
g、9.6ミリモル)の溶液を加えた。該混合物をアルゴン雰囲気下で18時間
撹拌し、次いでエーテル(50tQ)で希釈し、かつ2M水酸化ナトリウム水溶
液(4X30s+12)で抽出して、未反応フェノールを除去した0合した水性
抽出物をエーテル(50mff)で抽出し、かつ有機相を2M水酸化ナトリウム
水溶液(20富12)、次いで水(50m12)で洗浄した。合した有機抽出物
を乾燥しく Mg5O4)、濃縮しかつ酢酸エチル/ヘキサン(1: IOV/
V)で溶離するフラシュクロマトグラフィーにより精製し、油状物として2−(
3−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナール(0,89g)が得られた。
NMR:1.45(6H,s)、6.75−7.20(4H,o)、9−8(l
)1.s)。
出発2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン誘導体(A)は、以下のようにして得
られた:
無水エーテル(50票Q)中のジクロル酢酸メチル(77,189,0,54モ
ル)の溶液を、無水エーテル(750m12)中の沃化メチルマグネシウム[マ
グネシウム屑(32,8g、1.35モル)及び沃化メチル(84、l鳳L1.
35モル)から製造]の撹拌溶液に0℃でアルゴン雰囲気下で、温度が15℃を
越えないような速度で加えた。該混合物を25℃で30分間撹拌し、次いで0℃
に冷却した。水(10Q mQ)を加えかつ該混合物を濃塩酸でpH4に酸性化
した。相を分離しかつ水相をエーテル(3X100mlで抽出した。
合した有機抽出物を乾燥しくMg5O,)かつ濃縮した。
残留油状物を減圧下で蒸留して、油状物として1.1−ジクロロ−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロパン(A)(57,81g)が得られた; 20 m+oH
gで48〜50℃; NMR: 1.45(6H,s)、 2.15(IH,b
r、s)及び5.65(IH。
S)。
1.1−ジクロロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンAは、沃化メチルマグ
ネシウムの代わりに臭化メチルマグネシウム又は塩化メチルマグネシウムと反応
させることにより類似した収率で得ることもできる例2〜8
2−(3−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナールを製造するために、例
1に記載したと類似した方法を使用して、但し適当なフェノールから出発して、
以下のアルデヒドが蒸留可能な油状物として得られt二:
(例2)2−メチル−2−フェノキシプロパ大−ル; NMR: 1.4(6H
,s)、 6.8−7.4(5H,Im)及び9.8(l)I、s);(例3)
2−(4−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナール; NMR: 1.4
(6H,s)、 6.7−7.4(4)1.m)、 9.8(IH,s);
(例4)2− (4−7ルオロ7ニノキシ)−2−メチルプロパナール; NM
R: 1.4(6H,s)、 6.8−7.0(4H,m)、 9.8(IH,
s);
(例5)2− (3−フルオロフェノキシ)−2−メチルプロパナール
)、 9.8(IH.s);
(例6)2− (4−ンアノフェノキシ)−2−メチルプロパナール; NMR
: 1.5(6H.s)、 6.85−7.6(4H,Im)。
9、75(lH.s);
(例7)2− (4−メトキシフェノキシ)−2−メチルプロパナール; NM
R: 1.36(6)1,s)、 3.76(4H,m)、 6、7−6、9(
41(、s)、 19.85(IH,s) ;及び(例8)2−(4−t−ブチ
ルフェノキシ)−2−メチルプロパナール; NMR: 1.26(9)1,s
)、 l−41(6H,s)、 6.7−7、3(4H,m)、 9.85(l
H.s)。
例9〜10
2−(3−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナールを製造するために、例
1に記載したと類似した方法を使用して、但し適当なフェノールから出発して、
以下のアルデヒドが蒸留可能な油状物として得られt二:
(例9)2−メチル−2−(2−メトキシフェノキシ)プロパナール; NMR
: 1.35(6H.s)及び6.80−7.25(4H.m) ;及び
(例1O)2−メチル−2−(2−メチルフェノキシ)プロパナール; NMR
: 1.45(6B,s)、 2.25(3H.s)及び6.60−7−20(
4)1,+++)。
例11〜12
2−(3−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナールを製造するために、例
1に記載したと類似した方法を使用して、但し適当なフェノールから出発して、
以下のアルデヒドが蒸留可能な油状物として得られた:
(flll)2−メチル−2−(フェニルチオ)プロパナール; NMR: 1
.25(6H,s)、 7.25(5H,s)、 9.28(IH,s) ;
m/e 194(M+NHa)” ;及び(例12)2−メチル−2−(4−フ
ルオロフェニルチオ)プロパナール; NMR: 1.31(6H,s)、 6
.99(IH,s) ; m/e 216(M+NH4)”例13
トルエン(20(1+12)中のジクロロ酢酸メチル(35、7g,0.25モ
ル)の溶液を、テトラヒドロフラン中の塩化メチルマグネシウムの撹拌溶液(3
.0M溶液250m12)に20℃以下の温度に保持するために冷却しながら滴
加しt;。該混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いで5℃未満で水(200m
(1)と濃塩酸(66I)の混合物で旭理してpH2〜3に調整した。
30℃未満の温度に保つためには、激しい撹拌及び外部冷却が必要であった。形
成された2つの相を分離しかつ水相をトルエン( 5 0 +*(1)で抽出し
た。合した有機相を食塩水(200MQ)及び水( 1 5 0 m(1)で酸
不在に洗浄した。
上記のようにして得られた1.1−ジクロロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パンのトルエン溶液を水(340tI2)中の水酸化ナトリウム(1009)及
びフェノール(240g)の溶液に激しく撹拌しながら加えかつ撹拌を16〜2
4時間継続した。次いで、相を分離した。有機相を4〜6M水酸化ナトリウム溶
液(3X150m4)で完全に洗浄して、過剰のフェノールを除去し、かつ次い
で水(2XI50*(1)で、洗浄液が低アルカリ性を有するようになるまで洗
浄した。
溶剤を回転蒸発により除去しかつその残留油状物を蒸留して、収率61%で清澄
な油状物(沸点:圧カ約265QPaで96±8℃)として2−メチル−2−フ
ェノキシプロパナールが得られた。
例14
塩化メチルマグネジ9ムの代わりに等量の臭化メチルマグネシウム(テトラヒド
ロ72791.5M溶液)を使用して例13に記載の方法を繰り返して、収率4
0〜65%で2−メチル−2−フェノキシプロパナールが得られた。
国際調査報告
Claims (10)
- 1.式I: R1.Z.C(R2)2.CHO [式中、R1はアリール基であり、Zはオキシ又はチオであり、かつR2は低級 アルキル基である]で示される脂肪族アルデヒドを製造する方法において、式: HO.C(R2)2.CHX2 [式中、R2は前記のものを表しかつXはクロロ又はブロモを表す]で示される ジハロゲノヒドロキシアルカン又は式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R2及びXは前記に定義したものを表す]で示される相応するエポキシ ドを式III:R1.ZH [R1及びZは前記のものを表す]で示される化合物と、塩基の存在下に反応さ せることを特徴とする脂肪族アルデヒドの製法。
- 2.R1が、場合により低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、トリ フルオロメチル及びハロゲノから選択される1個以上の置換基によって置換され た、フェニル及びナフチルから選択される請求項1記載の製法。
- 3.R1がフェニル、ナフチル、又は相互に無関係にメチル、エチル、t−ブチ ル、メトキシ、エトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ及びニトロから選 択される1又は2個の置換基を有するフェニルであり、R2がメチル又はエチル であり、かつZがオキシである請求項1記載の製法。
- 4.塩基がアルカリ金属水酸化物である請求項1,2又は3記載の製法。
- 5.反応を概して水性環境内でかつ約20〜60℃の範囲内の温度で実施する請 求項1,2又は3記載の製法。
- 6.反応を概して水性環境内でかつ約20〜60℃の範囲内の温度で実施する請 求項4記載の製法。
- 7.概して水性環境が炭化水素溶剤と水の混合物からなる請求項6記載の製法。
- 8.式: R1.Z.C(R2)2.CHO [R1が低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル 及びハロゲノから選択される1個以上の置換基を有するフェニルであり、R2が 低級アルキル基であり、Zがオキソ又はチオである]で示される脂肪族アルデヒ ド又はその水和物。
- 9.2−(3−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−(4−ブロモフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−(4−フルオロフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−(3−フルオロフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−(4−シアノフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−(4−メトキシフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−(4−t−ブチルフェノキシ)−2−メチルプロパナール、 2−メチル−2−(2−メトキシフェノキシ)プロパナール、 2−メチル−2−(2−メチルフェノキシ)プロパナール、 2−メチル−2−(フェニルチオ)プロパナール及び 2−メチル−2−(4−アルオロフェニルチオ)プロパナール から選択される請求項8記載の脂肪族アルデヒド。
- 10.請求項1記載の方法によって製造された2−メチル−2−フェノキシプロ パノール。
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