JPH0349123Y2 - - Google Patents

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JPH0349123Y2
JPH0349123Y2 JP314286U JP314286U JPH0349123Y2 JP H0349123 Y2 JPH0349123 Y2 JP H0349123Y2 JP 314286 U JP314286 U JP 314286U JP 314286 U JP314286 U JP 314286U JP H0349123 Y2 JPH0349123 Y2 JP H0349123Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は道路橋や鉄道橋等における鋼桁の支
承構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来、鋼桁支承構造としては、実公昭52−
34190号公報により公表されているように、橋台
に固定された金属製座板に、上面滑り層を有する
滑り受沓および下面滑り層を有する滑り移動沓を
介して鋼桁の下部フランジが載置され、かつ前記
座板の左右両側に一体に設けられた支承部材に、
逆L字状のストツパにおける縦腕がボルトにより
固定され、そのストツパにおける横腕が前記下部
フランジの上面に対向するように配置されている
鋼桁支承構造が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記従来の鋼桁支承構造の場合は、
滑り受沓が座板に対し桁長手方向にずれ動いたり
滑り移動沓が鋼桁に対し桁長手方向にずれ動いた
りする恐れがあり、さらに鋼桁における被支承部
にアツプリフトが作用した場合これを弾性的に押
えることができず、そのためアツプリフトに対し
不安定であり、また鋼桁巾方向の沓巾が比較的小
さいので、所要の支承面積を確保するためには、
鋼桁長手方向の沓の長さを長くする必要があり、
沓の長さが長くなると、鋼桁が比較的大きく撓ん
だとき、沓における鋼桁長手方向の一端部に過大
な圧縮力が作用するという問題が発生する。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる鋼桁
支承構造を提供することを目的とするものであつ
て、この考案の要旨とするところは、支持構造体
1に載置されて固定された金属製保持板2の中央
部に、鋼桁3の下部フランジ4よりも広巾の沓嵌
入用開口部5が設けられ、その保持板2の上面に
は開口部5の左右両側において金属製支持部材6
が一体に設けられ、ゴム沓7の下部は前記開口部
5に嵌入されて支持構造体1に載置され、前記下
部フランジ4の下面にはそれよりも広巾の鋼製支
承板8が固定され、その支承板8がゴム沓7の上
面に載置されると共に、支承板8から下方に突出
している係合突起9がゴム沓7における上部金属
板10の係合凹部11に嵌入され、前記各支持部
材6には逆L字状の金属製クリツプ12における
縦腕13がボルト14により固定され、そのクリ
ツプ12における横腕15と前記支承板8の上面
との間には弾性パツキング16が介在されている
ことを特徴とする鋼桁支承構造にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第3図および第4図はこの考案の実施例におい
て用いられる支持部材付き保持板17を示すもの
であつて、鋼板からなる保持板2の中央部に、左
右方向に長くなつている長方形の沓嵌入用開口部
5が設けられ、かつ保持板2の上面には、開口部
5の左右両側の中央部に近接する位置において、
複数のねじ孔18を有する垂直な鋼製支持部材6
の下端部が溶接により固着され、さらにその支持
部材6の外面と保持板2の上面とにわたつて鋼製
補強リブ19が溶接により固着され、また保持板
2の左右両側にはボルト挿通用透孔20が設けら
れている。
第5図および第6図はこの考案の実施例におい
て用いられるゴム沓7を示すものであつて、それ
ぞれ鋼板からなる上部金属板10と複数の中間金
属板21と下部金属板22とが上下方向に間隔を
おいて平行に配置され、各金属板の間には軟質ゴ
ム層23が一体に介在され、かつ上部金属板10
の中央部には円形の係合用凹部11が設けられ、
上部金属板10の上面には繊維混入硬質ゴムから
なる上面ゴム膜24が一体に設けられ、下部金属
板22の下面には繊維混入硬質ゴムからなる下面
ゴム層25が一体に設けられている。
第7図および第8図はこの考案の実施例におい
て用いられる係合突起付き支承板26を示すもの
であつて、鋼板からなる支承板8の中央部に円形
の透孔27が設けられ、円形の鋼製係合突起9の
上部その透孔27に嵌合されて溶接により固着さ
れ、かつ支承板8の左右両側の前部および後部に
はストツパ28が突設されている。
第1図および第2図は前記支持部材付き保持板
17とゴム沓7と係合突起付き支承板26とを使
用したこの考案の第1実施例に係る橋桁可動端用
鋼桁支承構造を示すものであつて、橋台または橋
脚等のコンクリート製支持構造体1に支持部材付
き保持板17における保持板2が載置されると共
に、予め支持構造体1に埋込固定されたアンカボ
ルト29が保持板2の左右両側の透孔に挿通さ
れ、そのアンカボルト29に螺合されたナツト3
0により保持板2が支持構造体1に締付固定され
ている。
ゴム沓7の下部は金属製保持板2の開口部5に
嵌入され、ゴム沓7の上面に係合突起付き支承板
26における鋼製支承板8が載置されると共に、
係合突起付き支承板26における係合突起9がゴ
ム沓7における上部金属板10の係合凹部11に
嵌入され、かつ鋼製支承板8は鋼桁3における下
部フランジ4に対し溶接により固着され、前記ゴ
ム沓7の巾および鋼製支承板8の巾は下部フラン
ジ4の巾よりも大きくなつている。
逆L字状の金属製クリツプ12における縦腕1
3は金属製支持部材6の外面に当接され、その縦
腕13に挿通されて支持部材6に螺合されたボル
ト14により、縦腕13が金属製支持部材6に固
定され、かつ金属製クリツプ12における横腕1
5の下面に設けられた凹部に、ゴムからなる弾性
パツキング16の上部が嵌合され、その弾性パツ
キング16の下面は前記鋼製支承板8の側部の上
面に当接され、さらに金属製支持部材6とその前
方および後方に配置されたストツパ28との間に
桁移動許容空間Lが設けられ、温度変化等により
鋼桁3が伸縮する場合、鋼桁3における被支承部
の移動が許容される。また大きな水平地震力によ
り鋼桁3がその長手方向に過度に移動しようとし
た場合は、支承板8のストツパ28が支持部材6
に突き当たつて鋼桁3の移動が制限される。
第9図はこの考案の第2実施例に係る橋桁固定
端用鋼桁支承構造を示すものであつて、金属製支
持部材6とその前方および後方に配置されたスト
ツパ28との間に小さな間隙が設けられている
が、その他の構成は第1実施例の場合と同様であ
る。
この考案を実施する場合、前記軟質ゴム層23
としては、例えば硬度50°〜60°のものを使用し、
前記繊維混入硬質ゴムとしては、例えば硬度80°
〜90°のものを使用する。また前記金属製クリツ
プ12としては例えば鋳鉄製のものまたは鍛造品
を使用する。
〔考案の効果〕
この考案によれば、支持構造体1に載置されて
固定された金属製保持板2の中央部に沓嵌入用開
口部5が設けられ、その沓嵌入用開口部5にゴム
沓7の下部が嵌入され、鋼桁3における下部フラ
ンジ4の下面に固定された鋼製支承板8がゴム沓
7の上面に載置されると共に、鋼製支承板8から
下方に突出している係合突起9がゴム沓7におけ
る上部金属板10の係合凹部11に嵌入されてい
るので、支持構造体1に対するゴム沓7のずれ動
きおよびゴム沓7と鋼製支承板8とのずれ動き
を、簡単な手段によつて確実に防止することがで
き、かつ鋼桁3における被支承部にアツプリフト
が作用した場合は、クリツプ12により弾性パツ
キング16を介して鋼桁3を弾性的に押えて、鋼
桁3を安定させることができ、さらにゴム沓7お
よび鋼製支承板8の巾は鋼桁3における下部フラ
ンジ4の巾よりも広くなつているので、ゴム沓7
における鋼桁長手方向の長さを比較的短かくする
ことができ、そのため鋼桁3が比較的大きく撓ん
だ場合でも、ゴム沓7における鋼桁長手方向の一
端部に過大な圧縮力が作用するのを防止できる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例に係る鋼桁支承
構造を示す縦断正面図、第2図はその平面図、第
3図はこの考案の実施例において用いられる支持
部材付き保持板の平面図、第4図は第3図のA−
A線断面図、第5図はこの考案の実施例において
用いられるゴム沓の平面図、第6図は第5図のB
−B線拡大断面図、第7図は係合突起付き支承板
の平面図、第8図は第7図のC−C線断面図であ
る。第9図はこの考案の第2実施例に係る鋼桁支
承構造を示す平面図である。 図において、1は支持構造体、2は金属製保持
板、3は鋼桁、4は下部フランジ、5は沓嵌入用
開口部、6は金属製支持部材、7はゴム沓、8は
鋼製支承板、9は係合突起、10は上部金属板、
11は係合凹部、12は金属製クリツプ、13は
縦腕、14はボルト、15は横腕、16は弾性パ
ツキング、17は支持部材付き保持板、21は中
間金属板、22は下部金属板、23は軟質ゴム
層、24は上面ゴム膜、25は下面ゴム層、26
は係合突起付き支承板、28はストツパ、29は
アンカボルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持構造体1に載置されて固定された金属製保
    持板2の中央部に、鋼桁3の下部フランジ4より
    も広巾の沓嵌入用開口部5が設けられ、その保持
    板2の上面には開口部5の左右両側において金属
    製保持部材6が一体に設けられ、ゴム沓7の下部
    は前記開口部5に嵌入されて支持構造体1に載置
    され、前記下部フランジ4の下面にはそれよりも
    広巾の鋼製支承板8が固定され、その支承板8が
    ゴム沓7の上面に載置されると共に、支承板8か
    ら下方に突出している係合突起9がゴム沓7にお
    ける上部金属板10の係合凹部11に嵌入され、
    前記各支持部材6には逆L字状の金属製クリツプ
    12における縦腕13がボルト14により固定さ
    れ、そのクリツプ12における横腕15と前記支
    承板8の上面との間には弾性パツキング16が介
    在されていることを特徴とする鋼桁支承構造。
JP314286U 1986-01-16 1986-01-16 Expired JPH0349123Y2 (ja)

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JPS62120505U JPS62120505U (ja) 1987-07-31
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