JPH0349075Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】[Detailed explanation of the idea]

考案の目的 産業上の利用分野 本考案は自動車に用いられるオートマチツクシ
ートベルト装置の改良に関する。 従来の技術 従来、オートマチツクシートベルト装置として
は、例えば第３図に示すようなものが提案されて
いる。第３図に示す従来装置について詳述すれ
ば、第３図中１はドア２に取り付けられたアウタ
ウエビングであり、アウタウエビング１はその下
端をドア２の下部後方寄りに支持固定されると共
にその上端にドアサツシユ３の後縁上部に固定さ
れたサツシユアンカ４に支持されている。また、
５はアウタウエビングに挿通されたエマージエン
シーレリース、６は一端をエマージエンシーレリ
ース５に支持されシート７の前方で車幅方向内方
に延びるインナウエビング、８はインナウエビン
グ６の他端部を巻き取るよう車体中央部に位置す
るバツクボーン部に設けられたELR装置、９は
シート７の車体中央側の側方に設けられてインナ
ウエビング６を挿通して設けられたガイドリング
である。なお、エマージエンシーレリース５はボ
タン操作によりアウタウエビング１とインナウエ
ビング６との連結を解除できるよう構成されてお
り、緊急時乗員が車両から脱出する際などに使用
されるものである。また、サツシユアンカ４もボ
タン操作によりアウタウエビング１の支持を解除
できるよう構成されており、サツシユアンカ４は
乗員の救出用に設けられたものである。 このような構成は乗員にシートベルトを強制的
に着用させるために案出されたものであるが、上
記の構成のままでは乗員の乗降性に難があるた
め、下記のような構成が付加されている。すなわ
ち、第３図に示すようにアウタウエビング１の上
部を係止するよう形成されたコンビニエンスフツ
ク装置１０をドア２の内側前方寄りに設け、乗降
の際に乗員がアウタウエビング１をコンビニエン
スフツク装置１０に係止させておき、乗降を容易
化するものである。更に、コンビニエンスフツク
装置１０はウエビング係止用に上方へ突出したフ
ツク１１とフツク１１を突没自在とする駆動手段
とを有して構成されており、ドアの開閉を検出す
るよう設けられたドアスイツチ１２やパーキング
ブレーキレバー１３の操作状態を検出するパーキ
ングブレーキスイツチ等からの検出信号及びエン
ジン作動信号等によりドア２内に設けられたコン
トローラ１４がフツク１１の突没を制御するよう
コンビニエンスフツク装置１０の駆動手段に制御
信号を送出するものである。 そして、コントローラ１４が各検出信号より乗
員の乗込状態を検出すると、自動的にフツク１１
が埋没状態となりインナウエビング６がELR装
置８に巻き取られ、シートベルト装置が拘束状態
となるものである。 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来装置ではフツ
ク１１が突出状態から埋没状態となる時に、
ELR装置装置８により急激にウエビングが巻き
取られるため、ウエビングが乗員に向かつて飛ん
できたり、エマージエンレリース５により乗員が
体を打つたりする等の不都合があつた。 考案の構成 問題点を解決するための手段 本考案は上記に鑑み創案されたもので、その要
旨とするところは、車体中央部とドアとの間に掛
渡されてシート前方に位置するウエビング、同ウ
エビングを巻き取るよう上記車体中央部あるいは
上記ドアのいずれか一方に設けられたリトラクタ
装置、上記ドア内側の前方寄りに設けられ、上記
ウエビング係止用のフツクと同フツクを突没自在
とする駆動手段とを有するコンビニエンスフツク
装置、及び車両の各種状態を検出する車両状態検
出手段からの検出信号を受けて車両状態に応じて
上記フツクの突没を制御するよう上記駆動手段に
駆動信号を送出する制御手段を有するオートマチ
ツクシートベルト装置において、上記リトラクタ
装置は上記ウエビングの巻取力を軽減させるテン
シヨンレデユース手段を有し、且つ上記制御手段
は上記駆動手段へ上記フツクを突出状態から埋没
状態にする駆動信号を送出する時、同時に上記テ
ンシヨンレデユース手段へ所定時間だけ巻取力を
軽減させるよう制御信号を送出するよう構成され
ていることを特徴とするオートマチツクシートベ
ルト装置にある。 作 用 本考案によれば、制御手段が駆動手段へフツク
を突出状態から埋没状態にする駆動信号を送出す
る時、同時にELR装置のテンシヨンレデユース
手段へ所定時間だけ巻取力を軽減させるよう制御
信号を送出するため、ウエビングは徐々に巻き取
られ、乗員を打つことのないものである。 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に基き詳細に
説明するが、概略構成は上述の従来例と近似する
ものであり従来例と実質的に同一の部材について
は、第３図と同一の符号を付しその詳細な説明は
省略する。 第１〜２図は本考案の一実施例を示すものであ
る。第１図中、１２はドアスイツチ、１５はシー
ト７のシートクツシヨンに設けられ乗員が着座し
たことを検知するシートスイツチ、１６はパーキ
ングブレーキレバー１３の操作状態を検知するよ
う設けられたパーキングスイツチ、１０はコンビ
ニエンスフツク装置、１１はフツク、１７はコン
ビニエンスフツク装置１０内に設けられた歯車機
構１８を介してフツク１１の突没自在とするよう
コンビニエンスフツク装置１０内に設けられたモ
ータであり、歯車機構１８とモータ１７は駆動手
段を成すものである。また１９は歯車機構１８の
回転状態を検出してフツク１１の突没を検出する
ようコンビニエンスフツク１０内に設けられたリ
ミツトスイツチである。８’は第３図に示した
ELR装置８と同様にウエビングを巻き取るよう
設けられリトラクタ装置をなすELR装置である
が、ELR装置８とは異なり、ウエビングの巻き
取力を軽減させるテンシヨンレデユース手段をな
すソレノイド２０を有している。なお、ドアスイ
ツチ１２、シートスイツチ１５、パーキングスイ
ツチ１６、及びリミツトスイツチ１９は車両状態
検出手段をなすものであり、制御手段をなすコン
トローラ２１は各スイツチ１２，１５，１６，１
９から検出信号を受け、モータ１７及びソレノイ
ド２０へ作動制御信号を送出するものである。 コントローラ２１は例えばマイクロプロセツサ
等により構成されるものであり、その制御態様は
第２図に示すフローチヤート図により表わされ
る。すなわち、第２図において、制御開始後ステ
ツプS₁ではリミツトスイツチ１９からの検出信号
によりフツク１１が現在突出状態にあるか否かが
判別される。フツク１１が突出状態にある場合は
ステツプS₂に至り、パーキングスイツチ１６によ
り現在パーキングブレーキレバー１３が操作状態
にあるか否かが判別され操作状態にある場合は、
車両が運行されることはないと判別されてステツ
プS₃に至りフツク１１を突出状態に保持する。ま
たステツプS₂でパーキングブレーキレバーが操作
状態にないと判別された場合は、ステツプS₄に至
りシートスイツチ１５からの検出信号により、現
在シート７に乗員が着座しているか否かが判別さ
れ、着座していないと判別された場合は上述のス
テツプS₃に至る。ステツプS₄でシート７に乗員が
着座していると判別された場合は、ステツプS₅に
至りドアスイツチ１２によりドア２が閉じられて
いるか否かが判別され、ドア２が閉じられていな
い場合は上述のステツプS₃に至る。ステツプS₅で
ドア２が閉じられていると判別された場合はステ
ツプS₆に至り、フツク１１を埋没状態とするよう
モータ１７に駆動信号を送出すると同時にソレノ
イド２０に制御信号を送出して１秒間だけELR
装置８′の巻き取り力を軽減させる。（テンシヨン
レデユースを作動させる。） 一方、ステツプS₁でフツク１１が突出状態にな
いと判別された場合は、ステツプS₇に至りパーキ
ングスイツチ１６によりパーキングブレーキレバ
ー１３が操作されているか否かが判別される。そ
して操作状態にある場合は車両が運行状態にはな
いと判別されて、ステツプS₈に至りウエビングを
係止できるようにモータ１７に駆動信号が送出さ
れフツク１１が突出状態になる。またステツプS₇
でパーキングブレーキレバーが操作されていない
場合はステツプS₉に至り、シートスイツチ１５か
らの検出信号によりシート７に乗員が着座してい
るか否かが判別され、着座していない場合は上述
のステツプS₈に至る。ステツプS₉でシート７に乗
員が着座していると判別された場合はステツプ
S₁₀に至り、ドアスイツチ１２からの検出信号に
よりドア２が閉じられているか否かが判別され、
ドア２が閉じられていない場合は上述のステツプ
S₈に至る。ステツプS₁₀でドアが閉じられている
と判別された場合はステツプS₁₁に至り、フツク
１１を埋没状態に保持する。 そして各ステツプS₃，S₆，S₈，S₁₁を経過した
後は再びステツプS₁に戻り、以下のチヤートが繰
り返されるものである。 上記のような制御動作を有するコントローラ２
１による制御結果を、各スイツチ１２，１５，１
６の検出状態と、モータ１７の動作に伴なうフツ
ク１１の状態及びソレノイド２０の動作に伴なう
ELR装置８′の状態と、について表わすと第１表
のようになる。 OBJECT OF THE INVENTION INDUSTRIAL APPLICATION FIELD The present invention relates to improvements in automatic seat belt devices used in automobiles. BACKGROUND ART Conventionally, as an automatic seat belt device, one shown in FIG. 3, for example, has been proposed. To explain the conventional device shown in FIG. 3 in detail, 1 in FIG. 3 is an outer webbing attached to the door 2, and the lower end of the outer webbing 1 is supported and fixed near the rear of the lower part of the door 2. The upper end is supported by a door suspension anchor 4 fixed to the upper rear edge of the door suspension 3. Also,
5 is an emergency release inserted into the outer webbing, 6 is an inner webbing whose one end is supported by the emergency release 5 and extends inward in the vehicle width direction in front of the seat 7, and 8 is the other end of the inner webbing 6. An ELR device 9 is provided on the back bone located at the center of the vehicle body for winding. Reference numeral 9 is a guide ring provided on the side of the seat 7 on the center side of the vehicle body and inserted through the inner webbing 6. The emergency release 5 is configured to be able to release the connection between the outer webbing 1 and the inner webbing 6 by operating a button, and is used when an occupant escapes from the vehicle in an emergency. The suspension anchor 4 is also configured to be able to release the support of the outer webbing 1 by operating a button, and the suspension anchor 4 is provided for the purpose of rescuing the occupant. This configuration was devised to force occupants to fasten their seat belts, but since the above configuration would make it difficult for passengers to get in and out of the vehicle, the following configuration was added. ing. That is, as shown in FIG. 3, a convenience hook device 10 formed to lock the upper part of the outer webbing 1 is provided near the inside front of the door 2, and when getting on and off the passenger, the outer webbing 1 is attached to the convenience hook device 10. This makes it easier to get on and off the vehicle. Further, the convenience hook device 10 includes a hook 11 that protrudes upward for locking the webbing, and a drive means that allows the hook 11 to be protruded and retracted, and a door switch provided to detect the opening and closing of the door. The controller 14 installed in the door 2 controls the protrusion and retraction of the hook 11 in response to a detection signal from a parking brake switch, etc., which detects the operating state of the parking brake lever 12 and the parking brake lever 13, and an engine operation signal. It sends a control signal to the driving means. When the controller 14 detects the riding state of the occupant from each detection signal, it automatically switches the hook 11
is in a buried state, the inner webbing 6 is taken up by the ELR device 8, and the seat belt device is in a restraint state. Problems to be Solved by the Invention However, in the conventional device as described above, when the hook 11 changes from the protruding state to the buried state,
Since the webbing is rapidly retracted by the ELR device 8, there have been inconveniences such as the webbing flying towards the occupant and the occupant being hit by the Emerge En Release 5. Means for solving the structural problems of the invention The present invention was devised in view of the above, and its gist is that the webbing, which is stretched between the center of the vehicle body and the door and located in front of the seat; A retractor device is provided on either the central part of the vehicle body or the door to retract the webbing, and the retractor device is provided on the inside of the door toward the front, and the hook for locking the webbing can be protruded and retracted. and a convenience hook device having a drive means, and upon receiving a detection signal from a vehicle state detection means for detecting various states of the vehicle, sends a drive signal to the drive means to control protrusion and retraction of the hook according to the vehicle state. In the automatic seat belt device, the retractor device has a tension redeuse device for reducing the winding force of the webbing, and the control device is configured to move the hook from a protruding state to a recessed state in the driving device. The automatic seat belt device is characterized in that, when a drive signal is sent to the automatic seat belt device, a control signal is simultaneously sent to the tension redeuse means to reduce the retracting force for a predetermined period of time. . According to the present invention, when the control means sends a drive signal to the drive means to change the hook from the protruding state to the recessed state, the tension redeuse means of the ELR device is simultaneously caused to reduce the winding force for a predetermined period of time. To send out the control signal, the webbing is wound up gradually and does not strike the occupant. Embodiment Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings, but the schematic structure is similar to the above-mentioned conventional example, and the members that are substantially the same as the conventional example are the same as those shown in Fig. 3. The detailed explanation will be omitted. 1 and 2 show an embodiment of the present invention. In FIG. 1, 12 is a door switch, 15 is a seat switch provided on the seat cushion of the seat 7 to detect that an occupant is seated, 16 is a parking switch provided to detect the operating state of the parking brake lever 13, 10 is a convenience hook device, 11 is a hook, and 17 is a motor provided in the convenience hook device 10 so that the hook 11 can be freely protruded and retracted via a gear mechanism 18 provided in the convenience hook device 10; The mechanism 18 and the motor 17 constitute a driving means. Reference numeral 19 denotes a limit switch provided in the convenience hook 10 to detect the rotational state of the gear mechanism 18 and detect the protrusion or retraction of the hook 11. 8' is shown in Figure 3.
Like the ELR device 8, this is an ELR device that is installed to wind up webbing and serves as a retractor device, but unlike the ELR device 8, it has a solenoid 20 that serves as a tension redeuse means to reduce the winding force of the webbing. ing. Note that the door switch 12, seat switch 15, parking switch 16, and limit switch 19 constitute vehicle state detection means, and the controller 21, which constitutes control means,
It receives a detection signal from 9 and sends an operation control signal to the motor 17 and solenoid 20. The controller 21 is composed of, for example, a microprocessor, and its control mode is represented by the flowchart shown in FIG. That is, in FIG. 2, in step _S1 after the start of control, it is determined based on the detection signal from the limit switch 19 whether or not the hook 11 is currently in the protruding state. If the hook 11 is in the protruding state, the process proceeds to step _S2 , and it is determined by the parking switch 16 whether or not the parking brake lever 13 is currently in the operating state, and if it is in the operating state,
It is determined that the vehicle will not be operated, and step _S3 is reached, where the hook 11 is held in a protruding state. If it is determined in step _S2 that the parking brake lever is not in the operating state, the process proceeds to step _S4 , where it is determined based on the detection signal from the seat switch 15 whether or not an occupant is currently seated in the seat 7. If it is determined that the person is not seated, the process proceeds to step _S3 described above. If it is determined in step _S4 that an occupant is seated on the seat 7, the process proceeds to step _S5 , where it is determined by the door switch 12 whether or not the door 2 is closed. This leads to step _S3 described above. If it is determined in step _S5 that the door 2 is closed, the process proceeds to step _S6 , in which a drive signal is sent to the motor 17 so that the hook 11 is buried, and at the same time a control signal is sent to the solenoid 20. ELR for seconds
This reduces the winding force of the device 8'. (The tension redeuse is activated.) On the other hand, if it is determined in step S ₁ that the hook 11 is not in the protruding state, the process proceeds to step S ₇ and it is determined whether the parking brake lever 13 is operated by the parking switch 16 or not. is determined. If the vehicle is in the operating state, it is determined that the vehicle is not in operation, and the process proceeds to step _S8 , where a drive signal is sent to the motor 17 to lock the webbing and the hook 11 is brought into the protruding state. Also step S ₇
If the parking brake lever is not operated in step _S9 , it is determined based on the detection signal from the seat switch 15 whether or not an occupant is seated in the seat 7, and if the occupant is not seated, the process proceeds to step S described above. Reaching ₈ . If it is determined in step _S9 that an occupant is seated in seat 7, step
At step _S10 , it is determined whether or not the door 2 is closed based on the detection signal from the door switch 12.
If door 2 is not closed, follow the steps above.
Reaching _S8 . If it is determined in step _S10 that the door is closed, the process proceeds to step _S11 , where the hook 11 is held in the buried state. After each step S ₃ , S ₆ , S ₈ , and S ₁₁ , the process returns to step S ₁ and the following chart is repeated. Controller 2 having control operations as described above
1 to each switch 12, 15, 1.
6, the state of the hook 11 associated with the operation of the motor 17, and the state of the hook 11 associated with the operation of the solenoid 20.
Table 1 shows the state of the ELR device 8'.

【表】 ただし、＊印部はフツク埋没後１秒間だけ
ELR装置の巻取力を軽減
上記実施例によれば、パーキングブレーキレバ
ー１３が解放中であり、かつシート７に乗員が着
座中であり、かつドア２が閉じられている状態
を、コントローラ２１が検出した場合のみ、フツ
ク１１が埋没するため、車両が運行される可能性
の高い該状態において、ウエビングがフツク１１
に係止されることがなく、ウエビングにより乗員
を有効に拘束できると同時に、フツク埋没後の１
秒間はELR装置８’の巻取力が軽減されている
ため、ウエビングがフツク１１の係合からはずれ
るとウエビングはゆるやかに乗員を拘束し乗員に
何ら不快感を与えないものである。 また、車両運行の条件が整わない場合、すなわ
ちコントローラ２１が上記の状態を検出しない場
合はフツク１１は突出状態となるため、乗員はウ
エビングをフツク１１に係止させて容易に車両へ
の乗降を行なうことができるものであり、またこ
の場合ELR装置８’の巻取力が軽減されること
はないので、シートベルトを装着したままの状態
にあれば、従来通りの安全機能を発揮できるもの
である。 なお、本考案は何ら上記実施例に限定されるも
のではなく、たとえば、第４図に示すような従来
の２点式のオートマチツクシートベルト装置にお
いてもそのまま実施可能なものであり、ELR装
置８’をドア内に設けるものとしてもよい。 また、上記実施例では制御手段としてマイクロ
プロセツサより成るコントローラ２１を用いた
が、アナログ回路により構成された制御手段を用
いて第１表のような動作状態を得るものとしても
よい。この他、本考案の要旨を変えない範囲内で
種々の変形実施が可能であることは言うまでもな
い。 考案の効果 以上実施例と共に具体的に説明したように、本
考案によれば従来のオートマチツクシートベルト
装置の安全性を何ら損なうことなく、乗降性に優
れかつ乗員に何ら不快感を与えることのないオー
トマチツクシートベルト装置を提供する効果を奏
する。[Table] However, the part marked with * is only for 1 second after the hook is buried.
Reducing the winding force of the ELR device According to the above embodiment, the controller 21 controls the state in which the parking brake lever 13 is released, an occupant is seated on the seat 7, and the door 2 is closed. Since the hook 11 is buried only when the webbing is detected, the webbing is buried under the hook 11 when the vehicle is likely to be operated.
The webbing can effectively restrain the occupant without being caught in the webbing.
Since the winding force of the ELR device 8' is reduced during the second period, when the webbing is disengaged from the hook 11, the webbing gently restrains the occupant and does not cause any discomfort to the occupant. Furthermore, if the conditions for vehicle operation are not met, that is, if the controller 21 does not detect the above condition, the hook 11 will be in the protruding state, so that the occupant can easily get on and off the vehicle by locking the webbing to the hook 11. In addition, in this case, the winding force of the ELR device 8' is not reduced, so as long as the seat belt is still fastened, the safety function as before can be achieved. be. It should be noted that the present invention is not limited to the above-mentioned embodiment in any way, but can be implemented as is in a conventional two-point automatic seat belt device as shown in FIG. ' may be provided inside the door. Further, in the above embodiment, the controller 21 made up of a microprocessor is used as the control means, but it is also possible to use a control means made up of an analog circuit to obtain the operating states shown in Table 1. It goes without saying that various other modifications can be made without departing from the gist of the present invention. Effects of the Invention As explained above in detail with the embodiments, the present invention provides excellent ease of getting on and off the vehicle without compromising the safety of conventional automatic seat belt devices, and does not cause any discomfort to the occupants. This has the effect of providing an automatic seat belt device that is not available in the prior art.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第１図は本考案の一実施例を示すシステム概略
図、第２図は第１図のコントローラ２１の制御態
様を示すフローチヤート図、第３，４図は従来の
オートマチツクシートベルト装置の概略図であ
る。 １……アウタウエビング、２……ドア、６……
インナウエビング、８，８′……ELR装置、１０
……コンビニエンスフツク装置、１１……フツ
ク、１２……ドアスイツチ、１５……シートスイ
ツチ、１６……パーキングスイツチ、１７……モ
ータ、１８……歯車機構、２０……ソレノイド、
２１……コントローラ。 Fig. 1 is a system schematic diagram showing an embodiment of the present invention, Fig. 2 is a flowchart showing a control mode of the controller 21 shown in Fig. 1, and Figs. 3 and 4 are schematic diagrams of a conventional automatic seat belt device. It is a diagram. 1... Outer webbing, 2... Door, 6...
Inner webbing, 8, 8'...ELR device, 10
... Convenience hook device, 11 ... Hook, 12 ... Door switch, 15 ... Seat switch, 16 ... Parking switch, 17 ... Motor, 18 ... Gear mechanism, 20 ... Solenoid,
21... Controller.

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】[Scope of utility model registration request] 車体中央部とドアとの間に掛渡されてシート前
方に位置するウエビング、同ウエビングを巻き取
るよう上記車体中央部あるいは上記ドアのいずれ
か一方に設けられたリトラクタ装置、上記ドア内
側の前方寄りに設けられ、上記ウエビング係止用
のフツクと同フツクを突没自在とする駆動手段と
を有するコンビニエンスフツク装置、及び車両の
各種状態を検出する車両状態検出手段からの検出
信号を受けて車両状態に応じて上記フツクの突没
を制御するよう上記駆動手段に駆動信号を送出す
る制御手段を有するオートマチツクシートベルト
装置において、上記リトラクタ装置は上記ウエビ
ングの巻取力を軽減させるテンシヨンレデユース
手段を有し、且つ上記制御手段は上記駆動手段へ
上記フツクを突出状態から埋没状態にする駆動信
号を送出する時、同時に上記テンシヨンレデユー
ス手段へ所定時間だけ巻取力を軽減させるよう制
御信号を送出するよう構成されていることを特徴
とするオートマチツクシートベルト装置。 A webbing that extends between the center of the vehicle body and the door and is located in front of the seat, a retractor device provided at either the center of the vehicle body or the door to retract the webbing, and a retractor device located at the front of the inside of the door. A convenience hook device is installed in the vehicle and includes a hook for locking the webbing and a drive means that allows the hook to be protruded and retracted, and a vehicle state detection means that detects various states of the vehicle. In the automatic seat belt device, the retractor device includes tension redeuse means for reducing the winding force of the webbing. and when the control means sends a drive signal to the drive means to change the hook from the protruding state to the recessed state, it simultaneously sends a control signal to the tension redeuse means to reduce the winding force for a predetermined period of time. An automatic seat belt device characterized in that it is configured to send out.