JPH0348980A - 輪郭強調処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔擾既要〕 画像中の輪郭を強調して先鋭な画像を得る為の輪郭強調
処理方式に関し、 画像中の雑音の影響を抑えた輪郭強調処理を行うことを
目的とし、 原画像と、ぼかし画像との差分に対して、差の値が小さ
い画素の輪郭強調を小さくする関数、例えば、原点に対
して対称で、第一象限では下に凸になる指数関数を用い
て、咳差分に対する画素値の濃度変換を行い、原画像に
足し込むように構成する。

〔産業上の利用分野］ 本発明は、画像中の輪郭を強調して先鋭な画像を得る為
の輪郭強調処理方式に関する。

テレビカメラや、スキャナ等の画像入力装置や陰極線管
（ＣＲＴ）デイスプレィやプリンタ等の画像出力装置を
通った画像は、それぞれの装置の特性により多少ぼけた
画像になる。

そこで、新聞、雑誌等の印刷業界等においては、上記ぼ
けを修正して、見た目に先鋭な画像を得る為に、輪郭強
調という処理が用いられている。

この従来用いられている輪郭強調処理では、画像中の輪
郭のみならず、画像中の雑音も、同様に強調してしまう
問題があり、効果的な輪郭強調方式が待たれていた。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕第３図は
従来の輪郭強調処理方式を説明する図であり、（ａ）は
構成例を示し、（ｂ）は空間フィルタ処理部での処理を
示している。

従来は、ｘ、ｙを画像中の位置、関数ｋ（ｘ、ｙ）をそ
の位置における画像の濃度とし、原画像をＦ（ｘ。

ｙ）、該原画像をぼかした画像をｆ（ｘ、ｙ）、輪郭強
調処理を施した結果画像をｇ（ｘ、ｙ）としたとき、ｇ
（ｘ、ｙ）＝Ｆ（ｘ、ｙ）＋ａ　ｘ　（Ｆ（ｘ、ｙ）−
ｆ（ｘ、ｙ）　）ここで、ａは定数 で表される処理により輪郭強調を行っていた。

この手法はアンシャープマスキングという名で知られて
いるものである。

以下、第３図により、該輪郭強調処理の具体的な処理方
式を説明する。

先ず、テレビカメラや、スキャナ等から入力された画像
は、−旦画像メモリ１ａに格納され、空間フィルタ処理
部１ｂに送出される。

該空間フィルタ処理部１ｂでは、（ｂ）図に示した、例
えば、３×３画素からなるウィンドウを使用した空間フ
ィルタＩ、　　ＩＩ、　　Ｉ［［を合成した空間フィル
タ■を通すことで、上記輪郭強調処理を行うことができ
る。

ここで、空間フィルタｌは原画像Ｆ　（ｘ、　ｙ）を得
る為の論理フィルタであり、空間フィルタ■は原画像の
濃度をａ倍にする為の論理フィルタであり、フィルタ■
は「ぼかし画像」　（平滑フィルタを通した画像と同じ
である）をａ倍にする為の論理フィルタである。

然し、この従来方式においては、画像中の輪郭だけでは
なく、該画像中の雑音も同様に強調してしまい、ざらつ
き惑のある画像になってしまうという問題があった。

本発明は上記従来の欠点に鑑み、画像中の輪郭を強調し
て先鋭な画像を得る為の輪郭強調処理を、画像中の雑音
の影響を受けることな（実行できる処理方式を提供する
ことを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の詳細な説明図である。

上記の問題点は下記の如くに構成された輪郭強調処理方
式によって解決される。

画像中の座標（ｘ、ｙ）における原画像Ｆ（ｘ、ｙ）と
。

ぼかし画像ｆ（ｘ、ｙ）との差分 Ｆ（ｘ、ｙ）−ｆ（ｘ、ｙ）　−ｚ に対して、 β ｈ（ｚ）　−ｒ　ｌｚ／αｌ　　ｔｚ≧０β −ｒｌｚ／αｌ　　、ｚ＜０ ここで、β〉１．α、Ｔは定数 なる関数で輪郭強調した画像データを原画像Ｆ（×。

ｙ）に足し込むように構成する。

〔作用〕

即ち、本発明によれば、画像中の輪郭を強調して先鋭な
画像を得る為の輪郭強調処理方式において、原画像と、
「ぼかし画像」の差の雑音部の値は余りおおきな値にな
らないことに着目して、差の小さい値はより小さくして
原画像に足し込むようにして輪郭強調を施す。

上記原画像と「ぼかし画像」との差が小さいとき、その
差をより小さく輪郭強調する為に、該画像中の座標（ｘ
、ｙ）における原画像Ｆ（ｘ、ｙ）と、ぼかし画像ｆ　
（ｘ、　ｙ）との差分Ｆ（ｘ、ｙ）−ｆ（ｘ、ｙ）　＝
　ｚ に対して、 β ｈ（ｚ）　＝　　Ｔ　ｌｚ／αｌ　　、ｚ≧０β 一γｌｚ／αｌ　　、ｚｏ。

ここで、β〉１．α、Ｔは定数 なる関数を用いる。

この関数は、第１図の原理説明図に示したように、差分
２が小さい（図中、Ｚ、で示す。）とき、該差分がより
小さくなるが、画像中の輪郭線のように、ある程度差分
の大きい画素については、より大きい差分となるように
変換されるので、雑音成分が強調されるのを抑止し、輪
郭のみを強調した画像を得ることができ、雑音によるざ
らつきを抑えた先鋭な画像を得ることができる効果があ
る。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面によって詳述する。

前述の第１図が本発明の詳細な説明する図であり、第２
図は零発°明の一実施例を示した図であって、空間フィ
ルタ処理部１ｂで求めた原画像Ｆ（ｘ。

ｙ）と、「ぼかし画像」ｆ（ｘ、ｙ）との差分Ｚに対し
て、濃度変換処理部１ｃにおいて、ｈ　（ｚ）なる濃度
変換を行う手段が本発明を実施するのに必要な手段であ
る。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示してい
る。

以下、第１図を参照しながら、第２図によって本発明の
輪郭強調処理方式を説明する。

先ず、従来方式（第３図参照）と同じようにして、スキ
ャナ等から入力された画像は一旦画像メモリ１ａの特定
の領域に格納され、空間フィルタ処理部１ｂに送出され
、前述の空間フィルタ（第３図（ｂ）参照、但し、ａ・
１）を用いて、原画像Ｆ（ｘ、ｙ）と、ぼかし画像ｆ（
ｘ、ｙ）との差分Ｚが算出される。

Ｆ（ｘ、ｙ）　−ｆ（ｘ、ｙ）　＝　ｚ咳差分Ｚの内容
は、再度、５画像メモリーａの他の特定の領域に格納さ
れ、そこから、本発明の濃度変換処理部１ｃに送られる
。

該濃度変換処理部１ｃにおいては、 β ｈ（ｚ）　＝　　ｒ　ｌｚ／ｌｘ　ｌ　　、ｚ≧０β 一γＩｚ／αＪ　　、ｚ＜０ ここで、β〉１．α、Ｔは定数 に従って濃度変換が行われる。

この変換関数ｈ　（ｚ）は、第１図に示したような変換
関数であるので、雑音等、差分の小さい画像はより小さ
く変換され、通常の輪郭画像のように、差分の大きい画
像は強調されて変換される。

この変換データは、再度、画像メモリ　−ａの他の特定
輪郭に格納され、この結果の画像と、原画像とが読み出
され、算術演算部１ｄに送出され、そこで加算（即ち、
原画像への変換画像の足し込み）が行われて、結果画像
として画像メモリ　−ａに格納され、図示していないプ
リンタ等の出力装置に出力される。

このように、本発明は、輪郭強調処理方式において、原
画像と、ぼかし画像との差分に対して、雑音等の差分の
小さい画像に対してはより小さくなるような変換をして
該雑音の影響を抑えた輪郭強調ができるようにした所に
特徴がある。

ることかできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図。 〔発明の効果〕 以上、詳細に説明したように、本発明の輪郭強調処理方
式は、画像中の輪郭を強調して先鋭な画像を得るのに、
原画像と２ぼかし画像との差分に対して、差の値が小さ
い画素の輪郭強調を小さくする関数、例えば、原点に対
して対称で、第一象限では下に凸になる指数関数を用い
て該差分Ｚに対する画素値の濃度変換を行い、原画像に
足し込むようにしたものであるので、画像中の雑音のよ
うに、差分Ｚが小さいとき、咳差分がより小さくなるが
、画像中の輪郭線のように、ある程度差分の大きい画素
については、より大きい差分となるように濃度変換され
て、雑音成分が強調されるのを抑止し、輪郭のみを強調
した画像を得る二七ができ、雑音によるざらつき抑えた
先鋭な画像を得図面において、 １ａは画像メモリ、　　　　ｌｂは空間フィルタ処理部
。 １ｃは濃度変換処理部、　　ｌｄは算術演算部２は原画
像と、ぼかし画像との差分。 ｈ　（ｚ）は濃度変換関数。 をそれぞれ示す。 第 １ 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 画像中の座標（ｘ、ｙ）における原画像Ｆ（ｘ、ｙ）と
   、ぼかし画像ｆ（ｘ、ｙ）との差分 Ｆ（ｘ、ｙ）−ｆ（ｘ、ｙ）＝ｚ に対して、 ｈ（ｚ）＝γ｜ｚ／α｜＾β，ｚ≧０ −γ｜ｚ／α｜＾β，ｚ＜０ ここで、β＞１，α、γは定数なる関数で輪郭強調した
   画像データを原画像Ｆ（ｘ、ｙ）に足し込むことを特徴
   とする輪郭強調処理方式。