JPH0348453Y2 - - Google Patents

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JPH0348453Y2
JPH0348453Y2 JP10232488U JP10232488U JPH0348453Y2 JP H0348453 Y2 JPH0348453 Y2 JP H0348453Y2 JP 10232488 U JP10232488 U JP 10232488U JP 10232488 U JP10232488 U JP 10232488U JP H0348453 Y2 JPH0348453 Y2 JP H0348453Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
valve seat
elastic sheet
seat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は蝶形弁や持上弁等の弁に関する。
〔従来の技術〕
従来の弁の構造について蝶形弁を例にとつて説
明するに、該蝶形弁は第6図及び第7図に例示す
る如く、流体通路Aの一部に設けられた弁座62
と、弁棒63の軸回動に従動して弧回動し前記弁
座62に対して離着座自在な弁体64とを備えて
なつている。そして上述の弁座62は、その耐久
性等の観点から弁体64と共に金属等の硬質材料
から構成されていることが好ましいが、弁座62
及び弁体64が共に硬質であれば、両者間のなじ
みが悪く、弁体64が弁座62に着座する部分の
シール性が悪いという問題が生じる。そこで弁座
62における弁体64との接触部分を合成ゴム等
からなる弾性シート62bにて構成することによ
つて弁座62と弁体64との間のなじみをよく
し、上述の問題の解消を図つている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、弁座62の一部が弾性シート62bに
て構成された弁を介装した配管設備において、そ
の内部を通流する流体が高温になり、例えばこれ
が燃焼すると、前記弾性シート62bが焼失した
り、その体積が減少したりする結果、弁座62に
対して弁体64が接触すべき部分に隙間が生じて
その部分におけるシール機能が低下してしまうと
いう問題が生じる。
本考案はかかる実情に着目して創案されたもの
であり、配管内を通流する流体が高温になつても
上述した如き問題が生じない対策が講じられた弁
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る弁は、 流体通路の一部に設けられた弁座と、該弁座に
対して離着座自在な弁体とを備え、 該弁体が前記弁座に着座している状態でのシー
ル性を向上させるべく、弁座における弁体との接
触部分を、弾性シートにて構成してある弁であつ
て、 前記弁体の弁棒への取付部には、弁体を弁座側
へ押圧付勢するための付勢部材と、該付勢部材に
よる押圧付勢に基づく弁体の弁座側への移動を抑
止するための抑止部材とを介装すると共に、 前記抑止部材は、その耐熱温度が少なくとも前
記弾性シートの耐熱温度よりも低い素材にて構成
されている点に特徴を有している。
〔作用〕
かかる構成の弁にあつては、前記付勢部材の作
用によつて弁体が弁座側へ押圧付勢されて移動し
ようとするが、配管内を通流する流体が低温であ
る常態においては、その移動が前記抑止部材の作
用によつて抑止されている。そして配管内を通流
する流体が高温になると、抑止部材の耐熱温度が
弾性シートの耐熱温度よりも低いため、抑止部材
が弾性シートに先んじて変質して例えば軟化変形
する結果、その抑止機能がなくなつて前記付勢部
材によつて弁体が弁座側へ押圧付勢されて移動す
るようになる。
〔考案の効果〕
従つて、配管内を通流する流体が高温になつて
例えばこれが燃焼し、前記弾性シートが焼失した
り、その体積が減少したりしても、前記付勢部材
によつて弁体が弁座側へ押圧付勢されて移動する
結果、弁座に対して弁体が接触すべき部分には隙
間が形成されず、その部分は充分にシールされる
こととなり、従来のような問題は生じない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図において、1は配管用パイプ
を示しており、該パイプ1の接続部には、配管内
を通流する流体の流量を制御するために、本考案
に係る蝶形弁が介装されている。
該蝶形弁は具体的には、流体通路Aを内部に有
する弁箱6と、該流体通路Aの一部に設けられた
リング状の弁座2と、動回動自在な弁棒3と、該
弁棒3に対してヨーク5を介して連結された該弁
棒3の軸回動に従動して第2図中の実線にて示す
如く閉鎖された状態から仮想線で示す如く弧回動
することによつて弁座2に対して離着座し得るデ
イスク状の弁体4とを備えてなる。そして弁体4
を弁座2に対して離着座させるべく弁体4を弧回
動させ、もつて弁座2と弁体4との間に形成され
隙間量を調整することにより、配管内を通流する
流体の流量制御が行われるようになつている。
前記弁座2は、メタルシート2aにてその母体
が構成されているが、弁体4が弁座2に着座して
いる状態でのシール性を向上させるべく、その弁
体4との接触部分は合成ゴム製の弾性シート2b
にて構成されている。
さて、前記弁体4が弁棒3に対してヨーク5を
介して取り付けられている構造について、更に詳
しく説明するに、前記弁体4の一方の面の中心部
にはその中心軸方向に螺軸4aが突設されてお
り、該螺軸4aはヨーク5の中心部に開設された
中心孔5dと嵌合された上でナツト7が締結され
ることによつて後に詳述する如く弁体4とヨーク
5とが連結されるようになつている。ところで前
記ヨーク5の中心部には前記中心孔5d開設位置
の両側に皿バネ収納部5b及びワツシヤ収納部5
cが形成されており、該皿バネ収納部5bには、
弁体4を弁座2側へ押圧付勢するための付勢部材
の一例たる皿バネ8が前記螺軸4aに外嵌状態で
収納され、且つ、前記ワツシヤ収納部5cには、
前記皿バネ8による押圧付勢に基づく弁体4の弁
座2側への移動を抑止するための抑止部材の一例
たるワツシヤ9が前記螺軸4aに外嵌状態で収納
され、これらが介装された上でナツト7が螺軸4
aに締結され、前記皿バネ8の付勢力が効かない
状態に弁体4とヨーク5とが連結されている。
そして、前記皿バネ8はその素材が十分に耐熱
性を有するもの(その耐熱温度は例えば500〜600
℃)からなり、また前記ワツシヤ9はその耐熱温
度が少なくとも前記合成ゴム製の弾性シート2b
の耐熱温度(具体的には200〜300℃)よりも低い
素材、例えば硬質ポリエチレン(その耐熱温度は
合成ゴムの耐熱温度よりも十分に低い100〜200℃
である)からなる。
また、前記ヨーク5の両端部には、上下対設さ
れる弁棒3を各内嵌させ得る弁棒連結孔5aが
夫々形成されており、そのうちの上方の弁棒連結
孔5aには上方の弁棒3が内嵌された上でピン1
0止めされ、もつて該弁棒3とヨーク5とが一体
回動するようになつており、また下方の弁棒連結
孔5aには前記弁箱6の下部に取着された下方の
弁棒3が摺動自在に内嵌され、もつて該弁棒3に
対してヨーク5が相対回動するようになつてい
る。
かかる構成の弁にあつては、前記付勢部材とし
ての皿バネ8の作用によつて弁体4が弁座2側へ
押圧付勢されて移動しようとするが、配管内に通
流する流体が低温である常態においては、その移
動が前記抑止部材としてのワツシヤ9の作用によ
つて抑止されている。そして配管内を通流する流
体が高温になると、ワツシヤ9の耐熱温度が弾性
シート2bの耐熱温度よりも低いため、ワツシヤ
9が弾性シート2bに先んじて変質して例えば第
3図に示す如く軟化変形する結果、その抑止機能
がなくなつて前記皿バネ8によつて弁体4が弁座
2側へ押圧付勢されて移動するようになる。
なお、上述の実施例においては、付勢部材が皿
バネ8であつたが、該付勢部材が皿バネ以外のバ
ネであつてもよい。また上述の実施例において
は、弁体4がヨーク5を介して弁棒3に連結され
たものであつたが、第4図に示す如く、弁体4が
直接的に弁棒3に連結された実施例も考えられ
る。この場合は、前記付勢部材としての圧縮バネ
8を収納するためのバネ収納部4b及び前記抑止
部材としてのワツシヤ9を収納するためのワツシ
ヤ収納部4cはいうまでもなく、弁体4自体に形
成されている。
〔別実施例〕
本考案は、上述した如き蝶形弁以外の弁、例え
ば持上弁においても容易に適用することができ
る。
即ち、第5図は持上弁の一例たる玉形弁を示す
が、該玉形弁は、流体通路Aを内部に有する弁箱
6と、該流体通路Aの一部に設けられた弁座2
と、軸回動自在な弁棒3と、該弁棒3の軸回動に
基づく上下移動に従動して上下移動しその移動に
よつて弁座2に対して離着座し得る弁体4とを備
えてなる。
前記弁座2は、メタルシート2aにてその母体
が構成されているが、弁体4が弁座2に着座して
いる状態でのシール性を向上させるべく、その弁
体4との接触部分は合成ゴム製の弾性シート2b
にて構成されている。
そして、前記弁体4が弁棒3に対してヨーク5
を介して取り付けられている構造について、更に
詳しく説明するに、前記弁体4の一方の面の中心
部にはその中心軸方向に螺軸4aが突設されてお
り、該螺軸4aはヨーク5の中心部に開設された
中心孔5dと嵌合された上でナツト7が締結され
ることによつて後に詳述する如く弁体4とヨーク
5とが連結されるようになつている。ところで前
記ヨーク5の中心部には前記中心孔5d開設位置
の両側に皿バネ収納部5b及びワツシヤ収納部5
cが形成されており、該バネ収納部5bには、弁
体4を弁座2側へ押圧付勢するための付勢部材の
一例たる皿バネ8が前記螺軸4aに外嵌状態で収
納され、且つ、前記ワツシヤ収納部5cには、前
記皿バネ8による押圧付勢に基づく弁体4の弁座
2側への移動を抑止するための抑止部材の一例た
るワツシヤ9が前記螺軸4aに外嵌状態で収納さ
れ、これらが介装された上で上述の実施例の場合
と同様、ナツト7が螺軸4aに締結され、前記皿
バネ8の付勢力が効かない状態に弁体4とヨーク
5とが連結されている。
そして、上述の実施例の場合と同様、前記皿バ
ネ8はその素材が十分に耐熱性を有するもの(そ
の耐熱温度は例えば500〜600℃)からなり、また
前記ワツシヤ9はその耐熱温度が少なくとも前記
合成ゴム製の弾性シート2bの耐熱温度(具体的
には200〜300℃)よりも低い素材、例えば硬質ポ
リエチレン(その耐熱温度は合成ゴムの耐熱温度
よりも十分に低い100〜200℃である)からなる。
また、前記ヨーク5の上部には弁棒3を内嵌さ
せ得る弁棒連結孔5aが形成された弁棒連結部5
eが取着されており、該弁棒連結孔5aには弁棒
3が内嵌された上で固定され、もつて弁棒3とヨ
ーク5とが一体回動するようになつており、弁棒
の上下移動に応じてヨーク5を介して弁体4が弁
座2に対して離着座し得るようになつている。
かかる構成の弁にあつても、上述の実施例の場
合と同様、皿バネ8が前記付勢部材として有効の
作用し、ワツシヤ9が前記抑止部材として有効に
作用する。
なお、上述の本考案に係る各実施例において
は、同一部材又は相当部材にそれらの対応関係を
明確にするために同一符号を付すこととした。
なお、実用新案登録請求の範囲の項に図面との
対照を便利にする為に符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構造に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る弁の実施例を配管パイプ
と共に示す縦断面図、第2図は第1図中の−
線による断面図、第3図はかかる本考案の弁の作
用を説明するための縦断面図、第4図及び第5図
は本考案に係る弁の別実施例を示す縦断面図、第
6図は従来の弁を配管パイプと共に示す縦断面
図、第7図は第6図中の−線による断面図で
ある。 2……弁座、2b……弾性シート、3……弁
棒、4……弁体、8……付勢部材、9……抑止部
材、A……流体通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流体通路Aの一部に設けられた弁座2と、該弁
    座2に対して離着座自在な弁体4とを備え、 該弁体4が前記弁座2に着座している状態での
    シール性を向上させるべく、弁座2における弁体
    4との接触部分を、弾性シート2bにて構成して
    ある弁であつて、 前記弁体4の弁棒3への取付部には、弁体4を
    弁座2側へ押圧付勢するための付勢部材8と、該
    付勢部材8による押圧付勢に基づく弁体4の弁座
    2側への移動を抑止するための抑止部材9とを介
    装すると共に、 前記抑止部材9は、その耐熱温度が少なくとも
    前記弾性シート2bの耐熱温度よりも低い素材に
    て構成されている弁。
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