JPH034829Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034829Y2 JPH034829Y2 JP1986071161U JP7116186U JPH034829Y2 JP H034829 Y2 JPH034829 Y2 JP H034829Y2 JP 1986071161 U JP1986071161 U JP 1986071161U JP 7116186 U JP7116186 U JP 7116186U JP H034829 Y2 JPH034829 Y2 JP H034829Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- facing
- plate
- reinforcing plate
- facings
- organik
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 29
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 3
- 229910000737 Duralumin Inorganic materials 0.000 description 19
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 17
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D2013/642—Clutch-plates; Clutch-lamellae with resilient attachment of frictions rings or linings to their supporting discs or plates for allowing limited axial displacement of these rings or linings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、軽負荷用のオルガニツクフエーシン
グと重負荷用のセラメタリツクフエーシングを備
えた所謂コンビネーシヨン型クラツチデイスクの
改良に関するものである。
グと重負荷用のセラメタリツクフエーシングを備
えた所謂コンビネーシヨン型クラツチデイスクの
改良に関するものである。
（従来技術及びその問題点）
従来のこの種のクラツチデイスクでは、クラツ
チプレートに繋がる平板状のドリブンプレートに
軽負荷用のオルガニツクフエーシングと重負荷用
のセラメタリツクフエーシングを、円周方向に分
離した状態で張付けている。
チプレートに繋がる平板状のドリブンプレートに
軽負荷用のオルガニツクフエーシングと重負荷用
のセラメタリツクフエーシングを、円周方向に分
離した状態で張付けている。
しかしながら、オルガニツクフエーシングの強
度が比較的低く、かつ円周方向に分割しているの
で、高速回転時にオルガニツクフエーシングが遠
心力で分解し、破壊してしまう恐れがある（バー
スト現象）。
度が比較的低く、かつ円周方向に分割しているの
で、高速回転時にオルガニツクフエーシングが遠
心力で分解し、破壊してしまう恐れがある（バー
スト現象）。
（考案の目的）
本考案は、軽負荷用のオルガニツクフエーシン
グと重負荷用のセラメタリツクフエーシングを備
えたクラツチデイスクにおいて、オルガニツクフ
エーシングが遠心力で破裂する所謂バースト現象
を防止できるクラツチデイスクを提供することを
目的としている。
グと重負荷用のセラメタリツクフエーシングを備
えたクラツチデイスクにおいて、オルガニツクフ
エーシングが遠心力で破裂する所謂バースト現象
を防止できるクラツチデイスクを提供することを
目的としている。
（考案の構成）
(1) 技術的手段
本考案は、軽負荷用のオルガニツクフエーシン
グと重負荷用のセラメタリツクフエーシングをド
リブンプレートの円周方向に隣接して配置したク
ラツチデイスクにおいて、前記ドリブンプレート
のオルガニツクフエーシングが張付けられている
部分にクツシヨン部を一体に形成し、オルガニツ
クフエーシングとドリブンプレートとの間にオル
ガニツクフエーシングに固着された補強板を設
け、前記補強板の少なくとも内周縁に、クラツチ
半径方向内方に開いて前記オルガニツクフエーシ
ングと前記補強板が加熱接着される際に前記補強
板に発生する歪みを吸収する切欠きを形成してい
ることを特徴とするクラツチデイスクである。
グと重負荷用のセラメタリツクフエーシングをド
リブンプレートの円周方向に隣接して配置したク
ラツチデイスクにおいて、前記ドリブンプレート
のオルガニツクフエーシングが張付けられている
部分にクツシヨン部を一体に形成し、オルガニツ
クフエーシングとドリブンプレートとの間にオル
ガニツクフエーシングに固着された補強板を設
け、前記補強板の少なくとも内周縁に、クラツチ
半径方向内方に開いて前記オルガニツクフエーシ
ングと前記補強板が加熱接着される際に前記補強
板に発生する歪みを吸収する切欠きを形成してい
ることを特徴とするクラツチデイスクである。
(2) 作用
オルガフエーシングは補強板で裏面から補強さ
れているので、高回転時にも遠心力で破裂せず、
バースト強度が強くなる。
れているので、高回転時にも遠心力で破裂せず、
バースト強度が強くなる。
しかもクラツチ半径方向外方または内方に開く
切欠きは、補強板が加熱接着される際に補強板に
発生する歪みを吸収する。
切欠きは、補強板が加熱接着される際に補強板に
発生する歪みを吸収する。
（実施例）
第１図を参照して本考案を適用したクラツチデ
イスクの要部を説明する。
イスクの要部を説明する。
クラツチデイスクをプレツシヤープレート側か
ら見た第１図において、１０はドリブンプレート
である。ドリブンプレート１０には外周縁部から
内周部に向かつて略放射状に複数の溝１２が設け
られている。溝１２はドリブンプレート１０の中
心に向かう放射部１３ａと逆矢印Ｒ方向（矢印Ｒ
はクラツチデイスクの回転方向）に屈曲した屈曲
部１３ｂから形成されている。この溝１２は狭い
間隔Ｓと広い間隔Ｄを順次に組合せてドリブンプ
レート１０の全周にわたつて連続して配置されて
いる。
ら見た第１図において、１０はドリブンプレート
である。ドリブンプレート１０には外周縁部から
内周部に向かつて略放射状に複数の溝１２が設け
られている。溝１２はドリブンプレート１０の中
心に向かう放射部１３ａと逆矢印Ｒ方向（矢印Ｒ
はクラツチデイスクの回転方向）に屈曲した屈曲
部１３ｂから形成されている。この溝１２は狭い
間隔Ｓと広い間隔Ｄを順次に組合せてドリブンプ
レート１０の全周にわたつて連続して配置されて
いる。
屈曲部１３ｂの半径方向外方に位置する部分の
ドリブンプレート１０には、放射状に山折り線１
４、谷折り線１６が形成されており、山折り線１
４で囲まれたＰ部は前記プレツシヤープレート側
に突出し、クツシヨン部を形成している。谷折り
線１６に隣接したＱ部は内周部と同じ平板状であ
る。
ドリブンプレート１０には、放射状に山折り線１
４、谷折り線１６が形成されており、山折り線１
４で囲まれたＰ部は前記プレツシヤープレート側
に突出し、クツシヨン部を形成している。谷折り
線１６に隣接したＱ部は内周部と同じ平板状であ
る。
Ｐ部にはリベツト孔１５ａが穿孔されており、
リベツト孔１５ａにはプレツシヤープレート側の
オルガニツクフエーシング１８ａ（軽負荷用）が、
詳しくは後述するジユラルミン板（補強板）を介
してリベツトで固定されている。
リベツト孔１５ａにはプレツシヤープレート側の
オルガニツクフエーシング１８ａ（軽負荷用）が、
詳しくは後述するジユラルミン板（補強板）を介
してリベツトで固定されている。
Ｑ部にはリベツト孔１７ａが穿孔されており、
リベツト孔１７ａにはフライホイール側のオルガ
ニツクフエーシング１８ｂが同様に、ジユラルミ
ン板（補強板）を介してリベツトで固定されてい
る。
リベツト孔１７ａにはフライホイール側のオルガ
ニツクフエーシング１８ｂが同様に、ジユラルミ
ン板（補強板）を介してリベツトで固定されてい
る。
溝１２の図中における左方部分のドリブンプレ
ート１０には、リベツト孔１７ｂが穿孔されてお
り、リベツト孔１７ｂには両面には重負荷用のセ
ラメタリツクフエーシング２０がリベツトで固定
されている。
ート１０には、リベツト孔１７ｂが穿孔されてお
り、リベツト孔１７ｂには両面には重負荷用のセ
ラメタリツクフエーシング２０がリベツトで固定
されている。
以上のようなドリブンプレート１０、両フエー
シング１８ａ，１８ｂ，２０を採用した実際のク
ラツチデイスクを第２図〜第４図に示す。第３図
は第２図の矢視図であり、第４図は第３図の
−断面図である。なお第２図〜第４図におい
て、第１図と同一符号を付した部分は同一あるい
は相当部分を示す。
シング１８ａ，１８ｂ，２０を採用した実際のク
ラツチデイスクを第２図〜第４図に示す。第３図
は第２図の矢視図であり、第４図は第３図の
−断面図である。なお第２図〜第４図におい
て、第１図と同一符号を付した部分は同一あるい
は相当部分を示す。
第４図中でオルガニツクフエーシング１８ａの
端面Psは図示しないプレツシヤープレートに対
向し、オルガニツクフエーシング１８ｂの端面
Wsは同じく図示しないフライホイールに対向し
ている。
端面Psは図示しないプレツシヤープレートに対
向し、オルガニツクフエーシング１８ｂの端面
Wsは同じく図示しないフライホイールに対向し
ている。
ドリブンプレート１０には両オルガニツクフエ
ーシング１８ａ，１８ｂに隣接してセラメタリツ
クフエーシング２０が両面に固定されている。フ
ライホイール側のセラメタリツクフエーシング２
０は端面Wsと同一面をなし、プレツシヤープレ
ート側のセラメタリツクフエーシング２０は端面
Psから突出量δだけ低くなつている。なお、２
１はセラメタリツクフエーシング２０の補強板で
ある。
ーシング１８ａ，１８ｂに隣接してセラメタリツ
クフエーシング２０が両面に固定されている。フ
ライホイール側のセラメタリツクフエーシング２
０は端面Wsと同一面をなし、プレツシヤープレ
ート側のセラメタリツクフエーシング２０は端面
Psから突出量δだけ低くなつている。なお、２
１はセラメタリツクフエーシング２０の補強板で
ある。
両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂの
裏面には、ジユラルミン板３０（補強板）が例え
ば加熱接着で固着されており、両オルガニツクフ
エーシング１８ａ，１８ｂはジユラルミン板３０
で補強されるようになつている。ジユラルミン板
３０は両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂと略同様の扇型平面形状をなし、第３図に示す
ようにジユラルミン板３０の内周縁には熱歪み防
止用のスリツト３２（第５図）が形成されてい
る。
裏面には、ジユラルミン板３０（補強板）が例え
ば加熱接着で固着されており、両オルガニツクフ
エーシング１８ａ，１８ｂはジユラルミン板３０
で補強されるようになつている。ジユラルミン板
３０は両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂと略同様の扇型平面形状をなし、第３図に示す
ようにジユラルミン板３０の内周縁には熱歪み防
止用のスリツト３２（第５図）が形成されてい
る。
次に作用を説明する。まずクラツチデイスクが
プレツシヤープレートで押圧され始めるエンゲー
ジ初期には、プレツシヤープレートが突出量δだ
け突出しているオルガニツクフエーシング１８ａ
に圧接する。このとき圧接力によつてＰ部が撓む
ので、エンゲージ初期のクラツチペダル操作を乱
暴に行なつたとしても、Ｐ部のクツシヨン効果に
より滑らかにエンゲージ動作する。
プレツシヤープレートで押圧され始めるエンゲー
ジ初期には、プレツシヤープレートが突出量δだ
け突出しているオルガニツクフエーシング１８ａ
に圧接する。このとき圧接力によつてＰ部が撓む
ので、エンゲージ初期のクラツチペダル操作を乱
暴に行なつたとしても、Ｐ部のクツシヨン効果に
より滑らかにエンゲージ動作する。
エンゲージ動作が進むとオルガニツクフエーシ
ング１８ａはセラメタリツクフエーシング２０と
同一面になるので、両セラメタリツクフエーシン
グ２０がプレツシヤープレートおよびフライホイ
ールに圧接される。
ング１８ａはセラメタリツクフエーシング２０と
同一面になるので、両セラメタリツクフエーシン
グ２０がプレツシヤープレートおよびフライホイ
ールに圧接される。
また、両オルガニツクフエーシング１８ａ，１
８ｂの裏面にはジユラルミン板３０が固着されて
いるので、高回転時に発生する遠心力は、ジユラ
ルミン板３０からドリブンプレート１０に伝わつ
て支持される。したがつて、両オルガニツクフエ
ーシング１８ａ，１８ｂが高回転時の遠心力で破
損する恐れはない。
８ｂの裏面にはジユラルミン板３０が固着されて
いるので、高回転時に発生する遠心力は、ジユラ
ルミン板３０からドリブンプレート１０に伝わつ
て支持される。したがつて、両オルガニツクフエ
ーシング１８ａ，１８ｂが高回転時の遠心力で破
損する恐れはない。
また両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂとジユラルミン板３０を接着する際には加熱接
着を行なうが、ジュラルミン板３０の内部応力が
加熱、冷却によつて熱歪みとなつて、ジュラルミ
ン板３０を湾曲させてしまい、ジュラルミン板３
０と接着される両オルガニツクフエーシング１８
ａ，１８ｂも湾曲する恐れがある。
ｂとジユラルミン板３０を接着する際には加熱接
着を行なうが、ジュラルミン板３０の内部応力が
加熱、冷却によつて熱歪みとなつて、ジュラルミ
ン板３０を湾曲させてしまい、ジュラルミン板３
０と接着される両オルガニツクフエーシング１８
ａ，１８ｂも湾曲する恐れがある。
ところが、ジュラルミン板３０には第５図のス
リツト３２が形成されているので、このスリツト
３２で前述の熱歪みを吸収し、ジュラルミン板３
０は略平面状を維持する。なお、ジュラルミン板
３０と両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂを接着する接着剤は、全面にわたつて塗布して
もよいし、部分的でもよい。
リツト３２が形成されているので、このスリツト
３２で前述の熱歪みを吸収し、ジュラルミン板３
０は略平面状を維持する。なお、ジュラルミン板
３０と両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂを接着する接着剤は、全面にわたつて塗布して
もよいし、部分的でもよい。
（考案の効果）
以上説明したように本考案によると、ドリブン
プレート１０のオルガニツクフエーシング１８
ａ，１８ｂが張付けられている部分にクツシヨン
部（Ｐ部）を一体に形成し、オルガニツクフエー
シング１８ａ，１８ｂとドリブンプレート１０と
の間にオルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂ
に固着された補強板（ジュラルミン板３０）を設
け、前記補強板の少なくとも内周縁に、クラツチ
半径方向内方に開いて前記オルガニツクフエーシ
ング１８ａ，１８ｂと前記補強板が加熱接着され
る際に前記補強板に発生する歪みを吸収する切欠
き（スリツト３２，３４，３８）を形成している
ので、次の効果が得られる。
プレート１０のオルガニツクフエーシング１８
ａ，１８ｂが張付けられている部分にクツシヨン
部（Ｐ部）を一体に形成し、オルガニツクフエー
シング１８ａ，１８ｂとドリブンプレート１０と
の間にオルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂ
に固着された補強板（ジュラルミン板３０）を設
け、前記補強板の少なくとも内周縁に、クラツチ
半径方向内方に開いて前記オルガニツクフエーシ
ング１８ａ，１８ｂと前記補強板が加熱接着され
る際に前記補強板に発生する歪みを吸収する切欠
き（スリツト３２，３４，３８）を形成している
ので、次の効果が得られる。
両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂは
補強板で補強され、高回転時に発生する大きな遠
心力が働いても、両オルガニツクフエーシング１
８ａ，１８ｂが破裂する所謂バースト現象を防止
することができる。
補強板で補強され、高回転時に発生する大きな遠
心力が働いても、両オルガニツクフエーシング１
８ａ，１８ｂが破裂する所謂バースト現象を防止
することができる。
特に本考案によるとクツシヨン部がドリブンプ
レート１０と一体に形成されているので、単一の
部材でオルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂ
及びセラメタリツクフエーシング２０を備えたド
リブンプレート１０を提供することができる。従
つて本考案を採用することにより、単にバースト
現象を防止することができるばかりでなく、部品
点数を低減することができ、１つの金型で製品を
量産することができる。従つてコストの低減も可
能になる。
レート１０と一体に形成されているので、単一の
部材でオルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂ
及びセラメタリツクフエーシング２０を備えたド
リブンプレート１０を提供することができる。従
つて本考案を採用することにより、単にバースト
現象を防止することができるばかりでなく、部品
点数を低減することができ、１つの金型で製品を
量産することができる。従つてコストの低減も可
能になる。
また、ドリブンプレート１０がプレツシヤープ
レートからの圧接力で撓むクツシヨン作用時に
は、ドリブンプレート１０のクツシヨン部（Ｐ
部）が両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂの裏面に圧接した状態で、ずれ動くことになる
が、両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂ
の裏面は補強板で覆われているので、クツシヨン
部と擦れて損傷することも防止できる。
レートからの圧接力で撓むクツシヨン作用時に
は、ドリブンプレート１０のクツシヨン部（Ｐ
部）が両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８
ｂの裏面に圧接した状態で、ずれ動くことになる
が、両オルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂ
の裏面は補強板で覆われているので、クツシヨン
部と擦れて損傷することも防止できる。
しかも本考案においては、前記補強板の少なく
とも内周縁に、クラツチ半径方向内方に開いてオ
ルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂと前記補
強板が加熱接着される際に前記補強板に発生する
歪みを吸収する切欠き３２，３４，３８を形成し
ているので、両オルガニツクフエーシング１８
ａ，１８ｂと補強板の加熱接着時に発生する熱歪
みを防止することができ、両オルガニツクフエー
シング１８ａ，１８ｂを略平面状に維持できる。
しかも前記切欠きを少なくとも前記補強板の内周
縁に形成しているので、熱歪みを前記補強板の内
周側で吸収することができ、外周側が変形する恐
れはない。従つて動力伝達に最も大きく関与する
外周部分の塑性変形を防止したり、強度を向上さ
せたりすることができる。
とも内周縁に、クラツチ半径方向内方に開いてオ
ルガニツクフエーシング１８ａ，１８ｂと前記補
強板が加熱接着される際に前記補強板に発生する
歪みを吸収する切欠き３２，３４，３８を形成し
ているので、両オルガニツクフエーシング１８
ａ，１８ｂと補強板の加熱接着時に発生する熱歪
みを防止することができ、両オルガニツクフエー
シング１８ａ，１８ｂを略平面状に維持できる。
しかも前記切欠きを少なくとも前記補強板の内周
縁に形成しているので、熱歪みを前記補強板の内
周側で吸収することができ、外周側が変形する恐
れはない。従つて動力伝達に最も大きく関与する
外周部分の塑性変形を防止したり、強度を向上さ
せたりすることができる。
（別の実施例）
(1) ジュラルミン板３０のスリツト３２は第５図
のようにスリツト３２の内周縁に形成された比
較的切込み長さが浅いスリツト３２に限らず、
第６図、第７図に示すように、切込み深さが中
心線Ｏよりも若干深いスリツト３４（第６図）
や、内周縁および外周縁の両方から切込んだス
リツト３８（第７図）にしてもよい。
のようにスリツト３２の内周縁に形成された比
較的切込み長さが浅いスリツト３２に限らず、
第６図、第７図に示すように、切込み深さが中
心線Ｏよりも若干深いスリツト３４（第６図）
や、内周縁および外周縁の両方から切込んだス
リツト３８（第７図）にしてもよい。
第１図は本考案を適用したクラツチデイスクの
要部平面図、第２図は本考案を適用したクラツチ
デイスクの設計例を示す縦断面図、第３図は第２
図の矢視図、第４図は第３図の−断面図、
第５図はジュラルミン板の平面図、第６図、第７
図はそれぞれジュラルミン板の別の実施例を示す
平面図である。１０……ドリブンプレート、１２
……溝、１４……山折り線、１６……谷折り線、
１８ａ，１８ｂ……オルガニツクフエーシング、
２０……セラメタリツクフエーシング、３０……
ジュラルミン板、３２……スリツト（切欠きの一
例）、Ｐ……部（クツシヨン部）。
要部平面図、第２図は本考案を適用したクラツチ
デイスクの設計例を示す縦断面図、第３図は第２
図の矢視図、第４図は第３図の−断面図、
第５図はジュラルミン板の平面図、第６図、第７
図はそれぞれジュラルミン板の別の実施例を示す
平面図である。１０……ドリブンプレート、１２
……溝、１４……山折り線、１６……谷折り線、
１８ａ，１８ｂ……オルガニツクフエーシング、
２０……セラメタリツクフエーシング、３０……
ジュラルミン板、３２……スリツト（切欠きの一
例）、Ｐ……部（クツシヨン部）。
Claims (1)
- 軽負荷用のオルガニツクフエーシングと重負荷
用のセラメタリツクフエーシングをドリブンプレ
ートの円周方向に隣接して配置したクラツチデイ
スクにおいて、前記ドリブンプレートのオルガニ
ツクフエーシングが張付けられている部分にクツ
シヨン部を一体に形成し、オルガニツクフエーシ
ングとドリブンプレートとの間にオルガニツクフ
エーシングに固着された補強板を設け、前記補強
板の少なくとも内周縁に、クラツチ半径方向内方
に開いて前記オルガニツクフエーシングと前記補
強板が加熱接着される際に前記補強板に発生する
歪みを吸収する切欠きを形成していることを特徴
とするクラツチデイスク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986071161U JPH034829Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | |
| US07/141,664 US4903814A (en) | 1986-05-12 | 1987-12-15 | Clutch disc |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986071161U JPH034829Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62183134U JPS62183134U (ja) | 1987-11-20 |
| JPH034829Y2 true JPH034829Y2 (ja) | 1991-02-07 |
Family
ID=13452636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986071161U Expired JPH034829Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4903814A (ja) |
| JP (1) | JPH034829Y2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5203438A (en) * | 1991-03-12 | 1993-04-20 | Ide Russell D | Beam mounted friction pads for use in friction brakes and clutches |
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