JPH0347268A - 流体処理装置及びその駆動方法 - Google Patents

流体処理装置及びその駆動方法

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JPH0347268A
JPH0347268A JP519790A JP519790A JPH0347268A JP H0347268 A JPH0347268 A JP H0347268A JP 519790 A JP519790 A JP 519790A JP 519790 A JP519790 A JP 519790A JP H0347268 A JPH0347268 A JP H0347268A
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JP
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fluid
opening
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pressure
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JP519790A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Hagiwara
和彦 萩原
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えば人工肺、人工透析器等の流体処理装置に
関し、特にポンプにより流体処理部内に流体を通過させ
る構成の流体処理装置及びその駆動方法に関する。
[従来の技術] 従来、流体処理装置、例えば血液中の二酸化炭素と酸素
とのガス交換を行うために用いられる中空糸型人工肺に
あっては、血液循環用のポンプとしてローラポンプが使
用されている。そして、このポンプは人工肺本体とは独
立した状態で別個に設けられていた。
[発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、この従来の中空糸を人工肺にあっては、
使用にあたり、人工肺本体とローラポンプとを配管、チ
ューブ等で接続してシステムを組立てる必要があり、し
たがって手数がかかり面倒であるばかりでなく、セット
されるシステムの必要面積が大きくなるという問題があ
った。また、ローラポンプを使用した場合には、長時間
にわたるチューブのしごきによりチューブにひび割れが
発生し、これにより血液の漏洩、汚染等を起すという問
題があった。さらに、血液流入空間部または血液流出空
間部において血液の滞留が生じやすく、このため、特に
抗凝固剤を使用しない体外循環の際に、この滞留に起因
して血栓が発生し、人工肺の中空糸の閉塞を引き起こす
という危険性があった。
また、E CM O(Extracorporeal 
MembraeeeOxygenation)の場合、
V−Aバイパス、V−Vバイパスを用いることがほとん
どであるが、ローラポンプを用いた場合、ローラポンプ
の強制脱血による過度の吸引を緩衝し、脱血用カテーテ
ルの血管壁へのすいつきを防止するため、静脈リザーバ
あるいは陽圧吸収チャンバー等が設けられている。しか
し、抗凝固剤を使用しない体外循環においては5回路内
の滞留が血栓を発生させることから、これらの静脈リザ
ーバあるいは陽圧吸収チャンバーを設けられないという
問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、システムの設置必要面積が少なくなるととも
に、その組立を容易にすることができ、しかも流体の滞
留の発生を防止して、これらに起因する種々の弊害を防
止し得る流体処理装置及びその駆動方法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、流体流
入口および流体流出口を有する流体処理部と、前記流体
流入口および流体流出口に対応してそれぞれ設けられる
とともに流体導通口をそれぞれ有する一対の流体流入空
間部および流体流出空間部とを備えた流体処理装置にお
いて、前記流体導通口をそれぞれ導通または遮断可能に
し得るとともに流体の流れを前記流体流入空間部から流
体流出空間部へ指向させる一対の逆流防止用の導通口開
閉手段と、前記流体流入空間部および/または流体流出
空間部を区画する壁手段の少くとも一部に設けられた変
形可能な可撓性部材と、該可撓性部材の外側に設けられ
た作動室と、該作動室内に前記可撓性部材を往復動させ
る流体圧を付与する流体圧付与手段とを備え、前記可撓
性部材の往復動により前記流体流入空間部および/また
は流体流出空間部内の流体に圧力変動を生ぜしめて、流
体処理部内に流体を通過させるように構成したことを特
徴とする流体処理装置を提案するものである。
上記構成においては、前記流体処理部が中空系束を備え
る構成のものが提案される。
上記構成においては、また、前記導通口開閉手段が逆止
弁よりなる構成のものが提案される。
また、本発明は、上記構成において、前記導通口開閉手
段が前記流体流入空間部の前記流体導通口を導通または
遮断可能にし得る第1の開閉手段と、前記流体流出空間
部の前記流体導通口を導通または遮断可能にし得る第2
の開閉手段とよりなり、前記流体圧付与手段が前記作動
室内に流体陰圧を付与する第1の圧力源と流体陰圧もし
くは大気圧を付与する第2の圧力源と、前記第1の圧力
源と前記作動室とを連通ずる第1の圧力付与流路と、前
記第2の圧力源と前記作動室とを連通ずる第2の圧力付
与流路と、両流路をそれぞれ連通または遮断可能に切替
え得る切替手段とを備える構成を特徴とする流体処理装
置を提案するものである。
さらに、本発明は、上記構成に係る流体処理装置におい
て、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステップ
と、該第1のステップ以後に、前記第2の開閉手段を開
状態にし、前記流体流入空間部側の切替手段を前記第1
の圧力付与流路に切替える第2のステップと、前記第2
の開閉手段を閉状態にする第3のステップと、該第3の
ステッブ以後に、前記第1の開閉手段を開状態にする第
4のステップと、前記第3のステップおよび第4のステ
ップ以後に、前記切替手段を前記第2の圧力付与流路に
切替える第5のステップを備え、各ステップを順次に繰
返すことにより前記導通口開閉手段及び流体圧付与手段
を駆動させる制御手段を備えてなる流体処理装置を提案
するものである。
この構成においては、前記制御手段が、前記第2のステ
ップの後、第3のステップの前に、第5のステップの後
、第1のステップの前に、前記切替手段により前記両流
路のいずれをも遮断するステップを、それぞれ更に備え
てなるものが提案される。
また、本発明は、上記構成に係る流体処理装置において
、前記切替手段が前記流体流入空間部側の第1の切替手
段と前記流体流出空間部側の第2の切替手段とよりなり
、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステップと
、前記第2の切替手段を前記第2の圧力付与流路に切替
え、前記第1の切替手段を前記第1の圧力付与流路に切
替える第2のステップと、前記第2の開閉手段を開状態
にし、前記第2の切替手段を前記第1の圧力付与流路に
切替える第3のステップと、前記第2の開閉手段を閉状
態にする第4のステップと、前記第1の開閉手段を開状
態にする第5のステ・ンプと、前記第1の切替手段を前
記第2の圧力付与流路に切替える第6のステップとを備
え、各ステップを順次に繰返してなすことにより前記導
通口開閉手段及び流体圧付与手段を駆動させる制御手段
を備えてなる流体処理装置を提案するものである。
この構成においては、前記第2のステップの後、第3の
ステップの前に、前記第1の切替手段により前記両流路
のいずれをも遮断するステップと、前記第2の切替手段
により前記両流路のいずれをも遮断するステップとを更
に備え、前記第3のステップの後、第4のステップの前
に、前記第2の切替手段により前記両流路のいずれをも
遮断するステップを更に備え、前記第6のステップの後
、第1のステップの前に、前記第1の切替手段により前
記両流路のいずれをも遮断するステップを四に備えてな
るものが提案される。
また、本発明は、上記構成に係る流体処理装置において
、前記切換手段が前記流体流入空間部側の第1の切替手
段と前記流体流出空間部側の第2の切替手段とよりなり
、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステップと
、前記第2の開閉手段を開状態にし、前記第1の切替手
段を前記第1の圧力付与流路に、前記第2の切替手段を
前記第1の圧力付与流路にそれぞれ切替える第2のステ
ップと、前記第2の開閉手段を閉状態にする第3のステ
ップと、前記第1の開閉手段を開状態にする第4のステ
ップと、前記第1の切替手段を前記第2の圧力付与流路
に切替える第5のステップと、前記第2の切替手段を前
記第2の圧力付与流路に切替える第6のステップとを備
え、各ステップを順次繰返すことにより前記導通口開閉
手段及び流体圧付与手段を駆動させる制御手段を備えて
なる流体処理装置を提案するものである。
この構成において、前記第2のステップの後、第3のス
テップの前に、前記第1の切替手段により前記両流路の
いずれをも遮断するステップと、前記第2の切替手段に
より前記両流路のいずれをも遮断するステップとを更に
備え、前記第6のステップの後、第1のステップの前に
、前記第1の切替手段により前記両流路のいずれをも遮
断するステップと、前記第2の切替手段により前記両流
路のいずれをも遮断するステップとを更に備えてなるも
のが提案される。
また、本発明は、流体流入口および流体流出口を有する
流体処理装置、前記流体流入口および流体流出口に対応
してそれぞれ設けられるとともに流体導通口をそれぞれ
有する一対の流体流入空間部および流体流出空間部とを
備えた流体処理装置において、前記流体導通口をそれぞ
れ導通または遮断可能にし得るとともに流体の流れを前
記流体流入空間部から流体流出空間部へ指向させる一対
の逆流防止用の導通口開閉手段と、前記流体流入空間部
を区画する壁手段に設けられた変形可能な可撓性部材と
、該可撓性部材の外側に設けられた作動室と、該作動室
内に前記可撓性部材を往復動させる流体圧を付与する流
体圧付与手段とを備え、前記導通口開閉手段が前記流体
流入空間部の前記流体導通口を導通または遮断可能にし
得る第1の開閉手段と、前記流体流出空間部の前記流体
導通口を導通または遮断可能にし得る第2の開閉手段と
よりなり、前記流体圧付与手段が前記作動室内に流体陰
圧を付与する第1の圧力源と流体陰圧もしくは大気圧を
付与する第2の圧力源と、前記第1の圧力源と前記作動
室とを連通ずる第1の圧力付与流路と、前記第2の圧力
源と前記作動室とを連通ずる第2の圧力付与流路と、前
記第1の圧力付与流路を連通または遮断可能とする第1
の通断手段と、前記第2の圧力付与流路を連通または遮
断可能とする第2の連設手段とよりなり、前記第1の開
閉手段を閉状態にする第1のステップと、該第1のステ
ップ後に、前記第2の連設手段を遮断状態にする第2の
ステップと、該第2のステップ後に、前記第2の開閉手
段を開状態にする第3のステップと、該第3のステップ
後に、前記第1の通断手段を連通状態にする第4のステ
ップと、該第4のステップ後に、実質的に同時に、前記
第2の開閉手段を閉状態にし、前記第1の通断手段を遮
断状態にし、前記第2の通断手段を連通状態にする第5
のステップと、該第5のステップ後に、前記第1の開閉
手段を開状態にする第6のステップとを順次繰返すこと
により前記導通口開閉手段及び流体圧付与手段を駆動さ
せる制御手段を備え、前記可撓性部材の往復動により前
記流体流入空間部の流体に圧力変動を生ぜしめて、流体
処理部内に流体を通過させるように構成したことを特徴
とする流体処理装置を提案するものである。
さらに、本発明においては、上記構成に係る流体処理装
置において、前記流体処理部内に流体を通過させる駆動
方法であって、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1
のステップと、該第1のステップ以後に、前記第2の開
閉手段を開状態にし、前記流体流入空間部側の切替手段
を前記第■の圧力付与流路に切替える第2のステップと
、前記第2の開閉手段を閉状態にする第3のステップと
、該第3のステップ以後に、前記第1の開閉手段を開状
態にする第4のステップと、前記第3のステ・ンブおよ
び第4のステップ以後に、前記切替手段を前記第2の圧
力付与流路に切替える第5のステップを備え、各ステッ
プを順次に繰返してなることを特徴とする流体処理装置
の駆動方法を提案するものである。
この方法においては、前記第2のステップの後、第3の
ステップの前に、第5のステップの後、第1のステップ
の前に、前記切替手段により前記両流路のいずれをも遮
断するステップを、それぞれ更に備えてなる駆動方法が
提案される。
また、本発明においては、上記構成に係る流体処理装置
において、前記切替手段が前記流体流入空間部側の第1
の切替手段と前記流体流出空間部側の第2の切替手段と
よりなり、前記流体処理部内に流体を通過させる駆動方
法であって、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1の
ステップと、前記第2の切替手段を前記第2の圧力付与
流路に切替え、前記第1の切替手段を前記第1の圧力付
与流路に切替える第2のステップと、前記第2の開閉手
段を開状態にし、前記第2の切替手段を前記第1の圧力
付与流路に切替える第3のステップと、前記第2の開閉
手段を閉状態にする第4のステップと、前記第1の開閉
手段を開状態にする第5のステップと、前記第1の切替
手段を前記第2の圧力付与流路に切替える第6のステッ
プとを備え、各ステップを順次に繰返してなすことを特
徴とする駆動方法を提案するものである。
この方法においては、前記第2のステップの後、前記第
3のステップの前に、前記第1の切替手段により前記両
流路のいずれをも遮断するステップと、前記第2の切替
手段により前記両流路のいずれをも遮断するステップと
を更に備え、前記第3のステップの後、第4のステップ
の前に、前記第2の切替手段により前記両流路のいずれ
をも遮断するステップを更に備え、前記第6のステップ
の後、第1のステップの前に、前記第1の切替手段によ
り前記両流路のいずれをも遮断するステップを更に備え
てなる駆動方法が提案される。
また、本発明においては、上記構成に係る流体処理装置
において、前記切換手段が前記流体流入空間部側の第1
の切替手段と前記流体流出空間部側の第2の切替手段と
よりなり、前記流体処理部内に流体を通過させる駆動方
法であって、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1の
ステップと、前記第2の開閉手段を開状態にし、前記第
1の切替手段を前記第1の圧力付与流路に、前記第2の
切替手段を前記第1の圧力付与流路にそれぞれ切替える
第2のステップと、前記第2の開閉手段を開状態にする
第3のステップと、前記第1の開閉手段を開状態にする
第4のステップと、前記第1の切替手段を前記第2の圧
力付与流路に切替える第5のステップと、前記第2の切
替手段を前記第2の圧力付与流路に切替える第6のステ
ップとを備え、各ステップを順次繰返してなすことを特
徴とする駆動方法を提案するものである。
この方法において、前記第2のステップの後、第3のス
テップの前に、前記第1の切替手段により前記両流路の
いずれをも遮断するステップと、−11記第2の切替手
段により前記両流路のいずれをも遮断するステップとを
更に備え、前記第6のステップの後、第1のステップの
前に、前記第1の切替手段により前記両流路のいずれを
も遮断するステップと、前記第2の切替手段により前記
両流路のいずれをも遮断するステップとを更に備えてな
る方法が提案される。
また、本発明においては、流体流入口および流体流出口
を有する流体処理部と、前記流体流入口および流体流出
口に対応してそれぞれ設けられるとともに流体導通口を
それぞれ有する一対の流体流入空間部および流体流出空
間部とを備えた流体処理装置において、前記流体導通口
をそれぞれ導通または遮断可能にし得るとともに流体の
流れを前記流体流入空間部から流体流出空間部へ指向さ
せる一対の逆流防止用の導通口開閉手段と、前記流体流
入空間部を区画する壁手段に設けられた変形可能な可撓
性部材と、該可撓性部材の外側に設けられた作動室と、
該作動室内に前記可撓性部材を往復動させる流体圧を付
与する流体圧付与手段とを備え、前記導通口開閉手段が
前記流体流入空間部の前記流体導通口を導通または遮断
可能にし得る第1の開閉手段と、前記流体流出空間部の
前記流体導通口を導通または遮断可能にし得る第2の開
閉手段とよりなり、前記流体圧付与手段が前記作動室内
に流体陰圧を付与する第1の圧力源と流体陰圧もしくは
大気圧を付与する第2の圧力源と、前記第1の圧力源と
前記作動室とを連通ずる第1の圧力付与流路と、前記第
2の圧力源と前記作動室とを連通ずる第2の圧力付与流
路と、前記第1の圧力付与流路を連通または遮断可能と
する第1の通断手段と、前記第2の圧力付与流路を連通
または遮断可能とする第2の通段手段とよりなる流体処
理装置において、前記流体処理部内に流体を通過させる
駆動方法であって、前記第1の開閉手段を閉状態にする
第1のステップと、該第1のステップ後に、前記第2の
通段手段を遮断状態にする第2のステップと、該第2の
ステップ後に5前記第2の開閉手段を開状態にする第3
のステップと、該第3のステップ後に、前記第1の通断
手段を連通状態にする第4のステップと、該第4のステ
ップ後に、実質的に同時に、前記第2の開閉手段を閉状
態にし、前記第1の油断手段を遮断状態にし、前記第2
の通断手段を連通状態にする第5のステップと、該第5
のステップ後に、前記第1の開閉手段を開状態にする第
6のステップとを順次繰返してなすことを特徴とする流
体処理装置の駆動方法を提案するものである。
[作 用1 上記構成による本発明の流体処理装置においては、流体
圧付与手段により作動室内に流体圧が付与されると、可
撓性部材が往復動し、この可撓性部材の往復動が流体流
入空間部および/または流体流出空間部内の流体に圧力
変動を生じさせ、この圧力変動と導通口開閉手段との働
きにより、流体導通口から導入された流体が、流体流入
口を経て流体処理部を通過し、流体流出口からさらに流
体導通口を経て送り出される。すなわち、流体は流体流
入空間部側の流体道通口から流体処理部を通過して、流
体流出空間部側の流体導通口へと円滑に流れ、その結果
、流体流入空間部および流体流出空間部内での流体の滞
留がなくなる。
また、人工肺として用いた場合には、作動室の圧力をコ
ントロールすることにより、より温和な脱血が可能とな
るため、体外循環回路内に静脈リザーバや陽圧防止チャ
ンバーを設ける必要がなくなり、体外循環回路全体にお
いて滞留部分をさらにな(することができる。
さらに、血液を人工肺の上から下へ流すようにすると、
可撓性部材を血液流入空間部に設け、血液を落差で流入
部に流入させるようにすれば、血液は常に押し出される
ように流れるので、装置内の血液に陽圧が発生すること
はない。
また、導通口開閉手段が第1の開閉手段と第2の開閉手
段とよりなり、流体圧付与手段が第1の圧力付与流路と
第2の圧力付与流路をそれぞれ連通、遮断可能に切替え
得る切替手段を備えることにより、流体流入空間部の流
体導通口から流体流出空間部の流体導通口に流体が一層
円滑に流れ、流体流入空間部および流体流出空間部での
流体の滞留を有効に防止することができる。
また、上記流体処理装置の駆動方法においては、切替手
段を第1の圧力付与流路に切替えることにより、作動室
が陽圧状態となり、従って可撓性部材が押圧状態となり
、逆に切替手段を第2の圧力付与流路に切替えることに
より、作動室が陽圧もしくは大気圧状態となり、従って
可撓性部材が吸引状態となるので、流入側の第1の開閉
手段を閉状態にする第1のステップと、該第1のステッ
プ以後に、流出側の第2の開閉手段を開状態にし、流入
側の切替手段を第1の圧力付与流路に切替える第2のス
テップとにより、流体流入空間部の流体が流体処理部を
通過して流体流出空間部へ押込まれ、流体導通口から導
出され、第2の開閉手段を閉状態にする第3のステップ
と、該第3のステップ以後に第1の開閉手段を開状態に
する第4のステップと、該第3および第4のステップ以
後に切替手段を第2の圧力付与流路に切替える第5のス
テップとにより、流体流入空間部に流体導通口から流体
が導入される。
他の方法においては、第1の開閉手段を閉状態にする第
1のステップと、第2の切替手段を第2の圧力付与流路
に切替え、第1の切換手段を第1の圧力付与流路に切替
える第2のステップとにより、流体流入空間部内の流体
が流体処理部を通過して流体流出空間部へ押込まれ、第
2の開閉手段を開状態にし、第2の切替手段を第1の圧
力付与流路に切替える第3のステップにより、流体流出
空間部内の流体が血液導通口から導出され、第2の開閉
手段を閉状態にする第4のステップと、第1の開閉手段
を開状態にする第5のステップと、第1の切替手段を第
2の圧力付与流路に切替える第6のステップとにより、
流体流入空間部に流体導通口から流体が導入される。
さらに他の方法として、第1の開閉手段を閉状態にする
第1のステップと、第2の開閉手段を開状態にし、第1
の切替手段を第1の圧力付与流路に、第2の切替手段を
第1の圧力付与流路にそれぞれ切替える第2のステップ
とにより、流体流出空間部内の流体が流体導通口から導
出され、流体流入空間部内の流体が流体処理部を通過し
て流体流出空間部に押込まれ、第2の開閉手段を閉状態
にする第3のステップと、第1の開閉手段を開状態にす
る第4のステップと、第1の切替手段を第2の圧力付与
流路に切替える第5のステップと、第2の切替手段を第
2の圧力付与流路に切替える第6のステップとにより、
流体流入空間部に流体導通口から流体が導入され、該流
体流入空間部内の流体が流体処理部を通過して流体流入
空間部に押込まれる。
上記各方法にあっては、各ステッ、ブを順次繰返してな
すことにより、流体流入空間部の流体導通口から流体流
出空間部に流体が一層円滑に流れ、流体流入空間部およ
び流体流出空間部での流体の滞留を有効に防止すること
ができる。
また、上記各方法にあっては、切替手段により両流路の
いずれをも遮断するステップを備えることにより、人工
肺内部の血液の過度の圧力の上昇または圧力の低下(陽
圧状態)を防止し、より一層、流体の滞留および逆流防
止効果が良好に得られ、さらに、それら効果は、第1.
第2の通断手段により両流路のいずれをも遮断するステ
ップを備えるとともに、導通口開閉手段及び第1.第2
の油断手段の動作を確実に行なうステップを備えること
により一層向上する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る中空糸を人工肺の
断面構造を示すものである。図中、lは血液中の二酸化
炭素と酸素とのガス交換が行なわれる血液処理部の周囲
を覆う筒状のハウジングであり、このハウジング1の内
部には中空糸束3が配設されている。中空糸束3を構成
するガス交換膜としての中空糸は、一般に多孔性のもの
が用いられるが、本実施例においては拡散膜を用いるこ
とが好ましい。すなわち、拡散膜は多孔性の中空糸のよ
うに内部と外部が直接連通することがないので、万一、
回路内に陽圧が発生した際、血液中へ気泡が混入する恐
れや血球が破壊する恐れがな(なる。この拡散膜は、例
えば多孔性中空糸の孔部にシリコーン樹脂(RTV)を
充填させることにより得ることができる。
中空糸束3の両端部は、それぞれ例えばポリウレタン樹
脂からなる隔壁2a、2bによってその開口を露出し、
流体流入口16aおよび流体流出口16bを形成した状
態で液密に支持固定され、これにより前述の血液処理部
が構成されるようになっている。中空糸束3の両端部に
はそれぞれ流体流入口16aおよび流体流出口16bに
対応させて血液流入空間部4および血液流出空間部5が
設けられている。一方の隔壁2aの上方には先端に開口
部4aを有する錐形の可撓性部材6が配設されており、
この可撓性部材6と隔壁2aとで上記血液流入空間部4
が区画形成されている。
この可撓性部材6は、例えば、シリコーン樹脂の平膜に
より形成され、後述の流体圧により変形可能となってお
り、隔壁2a方向に対して往復作動するようになってい
る。可撓性部材6の周縁部6aは、筒状体lの上端縁部
に固着されている。
また、可撓性部材6の外側には作動室形成部材7が配設
されている。作動室形成部材7は、中央部に血液導通ロ
アaが形成されるとともに、この血液導通ロアaの対向
面が開口しており、この作動室形成部材7と前記可撓性
部材6との間で作動室8が区画形成されている。作動室
形成部材7は、その開口端に設けたリム7bによってハ
ウジング1の端縁部に嵌め込まれ、可撓性部材6の周縁
上に密着して固定されている。そして、可撓性部材6の
先端に設けた開口部4aは、作動室形成部材7に設けら
れた血液導通ロアaに連通して固定されている。また、
この血液導通ロアaの内部には逆止弁9が配設されてお
り、この逆止弁9により血液の血液流入空間部4への導
入は許されるが、逆に、当該流入空間部4の血液導通ロ
アaからの導出は阻止されるようになっている。
さらに、作動室形成部、材7には流体圧供給ロアcが設
けられている。この流体圧供給ロアCには流体圧付与手
段、例えば加圧コントローラIOが連結されており、作
動室8内に可撓性部材6を往復動させるための流体圧を
付与するようになっている。
この加圧コントローラ10は、作動室形成部材7におけ
る圧力付加状態を自由にコントロールできる装置で、例
えば装置内で作成あるいは装置外から導入されたコンプ
レッサエアの加圧コントローラIOへの供給をオン・オ
フする電磁弁、加圧コントローラに付加された圧力の大
気圧への解除をオン・オフする電磁弁およびこれら電磁
弁のタイミングを制御するコントロールユニットから構
成されるものがあり、従来の人工肺用ポンプに比較して
軽量で小型に、かつ容易に作製できる。
また、他方の隔壁2bが固定されるハウジングlの周縁
端部には、錐状のへラダ11の周縁部11aが接着固定
されている。このヘッダ11と隔壁2bとにより、前記
流体流出空間部5が区画形成されている。このヘッダ1
1の周縁部lLaと隔壁2bとの接着部の外周面には環
状部材12が固定され、ヘッダ11のハウジングlへの
固着を強化している。ヘッダ11の先端中央部には血液
導通口11bが設けられている。血液導通口11b内に
は前記逆止弁9と対になって逆流防止用の導通口開閉手
段を構成する逆上弁13が配設されており、この逆止弁
13により血液の血液流出空間部5の血液導出口11b
からの導出は許すが、逆に、当該流出空間部5への導入
は阻止するようになっている。なお、15は酸素含有ガ
スの導入口、14はガス交換後のガスの導出口をそれぞ
れ示している。
上記構成により本実施例の中空糸を人工肺においては、
流体圧供給ロアcを通じて加圧コントローラ10から気
体あるいは液体が作動室8に導入されると、その流体圧
により可撓性部材6が往復動し、この可撓性部材6の往
復動により流体流入空間部4内に血液の圧力変動が生じ
る。この圧力変動と2つの逆止弁9.13の働きにより
、図に矢印で示すように血液導通ロアaから導入された
血液が、中空糸束3内を流体流入空間部4側から流体流
出空間部5側に円滑に流れるとともに、その途中におい
てガス導入口14から導入された酸素含有ガスとの間で
ガス交換が行われる。
このように、本実施例による中空糸を人工肺においては
、本体内にポンプを内蔵した構成であるため、特に血液
供給用のローラポンプ等を必要としない。したがって、
従来のような配管又はチューブにより本体とポンプとを
接続させてシステムを組立てるような作業が不要となり
、組立の手数がかからない。すなわち、ローラポンプは
、チューブを外からしごいて血液を押出すので回路をセ
ット(チューブで各構成品をつないで)して、その後ロ
ーラポンプのローラ部分に嵌め込むものであり、組み立
ててがらローラポンプにセットする必要がある。これに
対して、本人工肺においては、回路の組立と加圧コント
ローラloとの接続を並列的にできるので5作業上簡単
であり、またシステムの設置面積を従来に比べて少なく
することかできる。
また、血液の供給用にローラポンプを必要としないので
、ローラポンプにセットされる部分のチューブ(通常は
、所定の流量を得るために当該部分は拡径になっている
)およびその前後のチューブの容積だけプライミングボ
リュームの減少につながり、また、チューブのひび割れ
に基づく血液の漏洩や汚染等の問題も生じない。
さらに、可撓性部材6が往復動して流体が導入されるの
で、流体流入空間部4内に血液が滞留することがなく、
したがってこれに伴う血栓の発生や、血栓の発生に起因
する装置の閉塞を引き起こす恐れがなくなる。
第2図は本発明の第2の実施例に係る中空糸を人工肺、
第3図はこの人工肺の駆動回路を示すものである。この
人工肺は、血液処理部の流出側も前述の第1の実施例に
係る血液処理部の流入側と同様に構成され、従って流入
側および流出側に可撓性部材6および作動室8がそれぞ
れ設けられている。なお、第2図において、第1図と同
一構成部分については同一符号を付してその説明は省略
する。
なお、本実施例の人工肺は、血液処理部内を血液が下か
ら上に通過するように配設されているが、逆に血液の通
過方向を上から下にすると、作動室8が陽圧源に連通し
ているとき、血液流出側クランプを開に、血液流入側ク
ランプを閉にして、また陽圧源に連通している(または
、大気開放されている)ときは、流出側クランプを閉に
、流入側クランプを開にすることによって落差による圧
力でもってスムーズに導入、導出が行なわれる。この態
様は、V−vバイパスに好適に用いられる。
本実施例の人工肺の導通口開閉手段は、血液流入空間部
4の血液導通ロアaに接続されたチューブに設けられ、
第1の開閉手段をなす、例えばクランプ40と、血液流
出空間部5の血液導通ロアaに接続されたチューブに設
けられ、第2の開閉手段をなす、例えばクランプ41と
で構成されている。このようにクランプ40.41で導
通口開閉手段が構成されることにより、血栓の防止によ
り良い効果が得られる。
この場合、クランプされるチェーブは外径5〜14mm
程度のものが好ましい。
なお、第1.2の開閉手段として、クランプ40.41
の代わりに、電磁弁等を用いてもよい。
流体圧付与手段は、前記作動室8に流体陰圧を付与する
第1の圧力源としての陽圧源をなす確認用ゲージ(CI
−1、0Kg/cm2)付の陽圧タンク31および陽圧
タンク用のニアコンプレッサ35と、前記作動室8に流
体陰圧もしくは大気圧を付与する第2の圧力源としての
陽圧もしくは大気圧源をなす確認用ゲージ付(0,5K
g/cm2〜大気開放)の陽圧タンク32および陽圧タ
ンク用の真空ポンプ36と、陽圧源と作動室8とを連通
ずる第1の圧力付与流路としての陽圧付与流路33と、
陽圧もしくは大気圧源と作動室8とを連通ずる第2の圧
力付与流路としての陽圧もしくは大気圧付与流路34と
、両流路のいずれか一方1こ交互に繰返して切替え得る
切替手段をなす、例えば三方電磁弁42.43とにより
構成されている。なお、切替手段として、陽圧付与流路
33および陽圧もしくは大気圧付与流路34にそれぞれ
電磁弁を設け、これらの開閉操作により各流路を切替え
るようにしてもよい。
真空ポンプ36は、精度上、長時間の運転が可能なダイ
ヤフラム型が油回転型に比べ好ましく、さらに30〜4
0回/min  (50m(27回)の駆動に十分耐え
られるものがよい。陽圧タンク32は、大気開放リーク
弁39を有し、これを開放することにより、前述の大気
圧を付与し得るようになっている。また、ニアコンプレ
ッサ35と陽圧タンク31との間および真空ポンプ36
と陽圧タンク32との間にはそれぞれ調圧弁37が設け
られ、各タンクの元圧調整がなされるようになっている
。電磁弁42.43と陽圧タンク31および陽圧タンク
32との間にはそれぞれ流量調節バルブ38が設けられ
ている。この流量調節バルブ38としては、特に低流i
!(0,5〜10β/m1n)の微調整が可能であるも
のがよく、さらに最大、数10127m1n程度のもの
がよい。
なお、三方電磁弁42は第1の切換手段を構成し、血液
流入空間部4の作動室8の流体圧供給ロアcに接続され
、また三方電磁弁43は第2の切換手段を構成し、血液
流出空間部5の作動室8の流体圧供給ロアcに接続され
るようになっている。また、上記回路における陽圧付与
流路33および陽圧もしくは大気圧付与流路34を形成
する配管は内径5mm程度の耐圧塩化ビニルチューブと
することが好ましい。
この人工肺においては、上記クランプ40゜41、電磁
弁42.43の各動作が制御手段を構成するコントロー
ラ44により制御され、これらクランプ40,41、電
磁弁42.43を備えた導通口開閉手段と流体圧付与手
段とが血液処理部内に血液を通過させる駆動装置を構成
するようになっている。
この駆動装置は、例えば次に説明する各モードに従い、
制御することができる。
(モード1) 本モードでは流入側の作動室8の可撓性部材6のみ作動
させ、流出側の作動室8の可撓性部材6は作動させない
場合の制御方法について説明する。第4図(A−F)は
各クランプ、電磁弁の動作ステップを示し、第5図A−
Fは各ステップにおける流入側の可撓性部材6の作動状
態を概略的に示す図である。
すなわち、先ずステップAの状態においてクランプ40
を閉じる。このステップAでは、クランプ41が閉状態
4雷磁弁42が陽圧もしくは大気圧付与流路34に切換
えられた状態にあり、従って作動室8が陽圧もしくは大
気圧状態にあり、可撓性部材6が吸引状態にある。
次にクランプ41を開け(ステップB)、電磁弁42を
陽圧付与流路33に切替える(ステップC)と、作動室
8の内部に流体陰圧が付与され、作動室8内が陽圧状態
になり、これにより可撓性部材6が押圧される。その結
果、血液流入空間部4内の血液の圧力が上昇し、該血液
は血液処理部を通過して血液流出空間部5側へ押込まれ
、血液流出空間部5内の血液は血液導通ロアaから導出
される。なお、上記クランプ41の開成と電磁弁42の
切替えは同時にあるいは逆に行うようにしてもよ(、ま
た上記クランプ40の開成、クランプ41の開成および
電磁弁42の切換えを同時に行なうことも可能である。
次にクランプ41を閉じ(ステップD)、次いでクラン
プ40を開け(ステップE)、その後電磁弁42を陽圧
もしくは大気圧付与流路34に切替える(ステップF)
と、作動室8の内部に流体陰圧が付与され、作動室8内
が蔭圧もしくは大気圧状態になり、これにより可撓性部
材6が元の状態(吸引状態)に戻る(ステップF)。そ
の結果、血液流入空間部4内の血液の圧力が下降し、血
液流入空間部4内に血液が導入される。
なお、D、E、Fの各ステップにあっては、それぞれD
とE、EとF、DとEとFを実質的に同時になすことも
可能である。
その後はステップAに戻り、上記の各ステップを順次繰
り返す。
なお、上記各ステップは、0.1秒車位かつ2.0秒以
内の範囲で調整され、次のステップに移行できることが
望ましい。但し、ステップC。
ステップFについては、O,1秒車位でかつ30秒以内
の範囲で可変調整され、次のステップに移行できるのが
よい。
(モード2) 本モードは第6図(A−H)に各クランプ、電磁弁の動
作ステップ、および第7図(A−F)に各ステップにお
ける可撓性部材6の作動状態を概略的に示すように、流
入側および流出側の作動室8の可撓性部材6をそれぞれ
作動させる場合の制御方法である。
先ず、ステップAにおいてクランプ40を閉じる。この
とき、クランプ41が閉状態、電磁弁42が陽圧もしく
は大気圧付与流路34.電磁弁43が陽圧付与流路33
に切替えられた状態にあり、流入側の作動室8は陽圧も
しくは大気圧状態、流出側の作動室8は陽圧状態となっ
ている。
従って、流入側の可撓性部材6は吸引状態、流出側の可
撓性部材6は押圧状態となっている。
次に電磁弁43を陽圧もしくは、大気圧付与流路34に
切替え(ステップB)、電磁弁42を陽圧付与流路33
に切替える(ステップC)と、流出側の作動室8内が陽
圧もしくは大気圧状態、流入側の作動室8内が陽圧状態
となり、これにより流出側の可撓性部材6が吸引され、
流入側の可撓性部材6が押圧される。その結果、血液流
入空間部4内の血液が血液処理部を通過して血液流出空
間部5側へ押込まれる。なお、上記電磁弁43の切替え
と電磁弁42の切替えは同時にあるいは逆に行なうよう
にしてもよい。
次に、クランプ41を開け(ステップD)、電磁弁43
を陽圧付与流路33に切替える(ステップE)と、流入
側の可撓性部材6が押圧されるとともに流出側の可撓性
部材6が押圧され、これにより血液流出空間部5内の血
液が血液導通口から導出される。なお、上記クランプ4
1の開成と電磁弁43の切替えは同時にあるいは逆に行
なうようにしてもよい。
次にクランプ41を閉じた(ステップF)後、クランプ
40を開き(ステップG)、続いて電磁弁42を陽圧も
しくは大気圧付与流路34に切替える(ステップH)と
、流入側の作動室8が陽圧または大気圧状態となり、従
って流入側の可撓性部材6が吸引状態となり、血液流入
空間部4内に血液が導入される(ステップH)。なお、
F、G、Hの各ステップにおいては、それぞれFとG、
GとH,FとGとHを実質的に同時になすことも可能で
ある。
以下、ステップAに戻り、上記各ステップを順次繰り返
す。
なお、上記各ステップは、モード1と同様に、0.1秒
車位かつ2.0秒以内の範囲で可変調整され、次のステ
ップに移行できることが望ましい。但し、ステップC、
ステップE、ステップHについては、0.1秒車位でか
つ30秒以内の範囲で可変調整され、次のステップに移
行できるのがよい。
(モード3) 本モードは、モード2と同様に流入側および流出側の作
動室8の可撓性部材6をそれぞれ作動させる場合の制御
方法である。その場合の各クランプ、電磁弁の動作ステ
ップを第8図(A−H)、各ステップにおける可撓性部
材6の作動状態の概略を第9図(A−H)に示す。
先ず、ステップAにおいて、クランプ40を閉じる。こ
のときクランプ41は閉状態、電磁弁42.43はそれ
ぞれ陽圧もしくは大気圧付与流路34に切替えた状態に
ある。
次に、クランプ41を開け(ステップB)、電磁弁42
を陽圧付与流路33に切替え(ステップC1,電磁弁4
3を陽圧付与流路33に切替える(ステップD)と、流
入側の作動室8および流出側の作動室8が陽圧状態とな
り、従って流入側および流出側の可撓性部材6が押圧状
態になり、これにより、血液流入空間部4内の血液が血
液処理部を通過して血液流出空間部5内へ押込まれて血
液流出空間部5内の血液が血液導通ロアaから導出され
、さらに血液流出空間部5内の血液が血液導通ロアaか
ら導出される。
なお、各ステップにおいて、AとB、BとC2Cとり、
AとBとC,BとCとり、AとBとCとDを実質的に同
時になすことも可能である。さらに、ステップAの後、
C,D、Hの順になすこともできる。
次に、クランプ41を閉じ(ステップE)、その後クラ
ンプ40を開け(ステップF)、続いて電磁弁42を陽
圧もしくは大気圧付与流路34に切替える(ステップG
)と、流入側の作動室8が陽圧または大気圧状態となり
、従って流入側の可撓性部材6が吸引状態となり、これ
により血液流入空間部4内に血液が導入される。
次に、電磁弁43を陽圧もしくは大気圧付与流路34に
切替える(ステップH)と、流出側の作動室8が陽圧も
しくは大気圧状態となり、従って流出側の可撓性部材6
が吸引状態となり、これにより血液処理部内の血液が血
液流出空間部5内へ押込まれ、血液流入空間部4内の血
液が血液処理部内に入り、さらに血液流入空間部4内へ
血液が導入される。
なお、各ステップにおいて、EとF、FとG、GとH,
EとFとG、FとGとH,EとFとGとHを実質的に同
時になすこともできる。
なお、上記各ステップは、モードlと同様に、0.1秒
車位でかつ2.0秒以内の範囲で可変調整され、次のス
テップに移行できることが望ましい。但し、ステップC
、ステップD、ステップG、ステップHについては、0
.1秒車位でかつ30秒以内の範囲で可変調整され1次
のステップに移行できるものがよい。
(モード4) 本モードは、第1O図に示すように前述のモード1にお
いて、ステップCとDとの間にステップC′、ステップ
FとAとの間にステップF′をそれぞれ加えたものであ
る。
すなわちステップCの後、ステップC′において、陽圧
付与流路33と陽圧もしく、は大気圧付与流路34とも
遮断し、その次にステップDをなす。
けだし、ステップCにおいて作動室8が陽圧状態となり
、血液流入空間部4内の血液が血液流出空間部5に押込
まれるがその押込まれる中途でクランプ41が閉状態に
なると、作動室8が陽圧状態にもかかわらず血液が血液
導通ロアaから導出されず、血液の行き場がなくなる恐
れがある。そこで、電磁弁43を閉にするステップDの
前に、電磁弁42により上記両流路を遮断し、それ以後
、作動室8には、流体陰圧、陽圧とも付与されないよう
にして、上記恐れを確実に解消しようとするものである
ステップF′の場合には、作動室8が陽圧状態にある中
途で、クランプ40が閉状態になると、中空糸内部が陽
圧状態となり、該中空糸が、例えば多孔質の場合は、外
周部から空気が入り込む恐れがあり、従ってステップF
′において両流路とも遮断し、その後にステップAをな
すようにしている。
他の動作についでは、干−ドlと同様であり、説明を省
略する。
なお、第10図中、弁の状態において密どあるのは、陽
圧付〜、流路33と陽圧もしくは大気圧イー1与流路3
4ども遮断した状態を示4″、第11゜12図とも同様
である。
(モード5) 本モードは、第11図に示すよう七〜 ド2において、
ステップCのあとDの前にスラ゛ツブC′C−を、ステ
ップEの後Fの前にステップE′を、ステップ!1のあ
とAの前にステップH′をそれぞれ加えている。
ステップC′では、電磁弁42を、ステップC″′では
、電磁弁4;3を、ステップE′では電磁弁43を、ス
テップH’では電磁弁42をそれぞれ陽圧付与流路33
ど陽圧も[、<は大気圧例与流路34とも遮断状態にし
て、人工肺内部での過度の圧力上W、圧力降下(陽圧状
態)をなくし、前述の千−ド4で述べたような恐れを解
消している。
他の動作については、モー ド2と同様である。
(千−ド6) 本]−1−ドは、第12図に示すように七−ド3に才3
いて、ステップDの後■ミの11訂にステップ■)′I
)“を、ステップ[1の後Aの前6.ニスデツプI(′
11″を加えている。
ステップD ′では電磁弁42を、ステップD′″では
電磁弁43を、ステップH′では電磁弁42を、ステッ
プ11−ではai磁弁43をぞれぞれ陽圧付与流路33
と陽圧もl−7<は大気圧イー1与流路34とも遮断状
態にして、モード4で述べたような恐れを解消しCいる
他の動作について(J、モード3と同様である。
以下、ステップAに戻り51・記の各ステップを順次繰
返す。
以」−、モ・〜ドl乃至Gとも、各ステップを順次繰返
すことにより、血液流入空間部4の血液導通ロアaから
血液処理部を通過して血液流出空間部5の血液導通[]
7aに血液が・層円滑に訝れ、血液流入空間部4および
血液流出空間部5での血液の滞留を有効に防止すること
ができる。
第13図は本発明の第3の実施例に係る中空糸塑人工肺
の駆動回路を示すものである。この人工肺は、血液処理
部の流入側の可撓性部月6のみを作動させるものであり
、流体圧カイτ1与手段において、陽圧タンク31と作
動室8とを連通ずる第1の圧カイ・j与流路33に、該
流路を連通または遮断可能とする第1の通断−[段を構
成する電磁弁45が配設されるとともに、陽圧タンク3
2と作動室8とを連通ずる第2の圧力4”fj流路34
に該流路を連通または遮断する第2の通断手段を構成す
る電磁弁45が配設されている。すなわち、電磁弁45
.46により前記通断手段が構成されるようになってい
る。
なお、第13図において、前述の第2の実施例と同一構
成部分については同一符号を付してその説明は省略する
このように構成された人り肺は、例えば、次に説明する
第7のモードにbYい、導通[−1開閉手段ど流体圧イ
]与手段とを駆動させることができる。
(モード7) 本土−ドは、第14図に示すように前述の千ド4を基礎
とするものである。
まず、り・ランプ40を閉じるステップF′の後、クラ
ンプ40の閉動作が完了するのに要する時間、例えばQ
、2秒後!、″電磁946を遮断状態(第14図におい
(−密で示゛4′)にしくステップA)、次(1ニステ
ツプへの後、電磁弁46の遮断動作が完了4るのに要ゆ
゛る時間、例えばO,1秒後にクランプ41を開き(ス
テップB)、更にステップBの後、クランプ40の開動
作が完Yするのに要する時間、例えば0.1秒後に電磁
弁45を連通状態にする(ステップC)。これにより、
ステップCにおりるクラップ40.41及び電磁弁45
.46は、モー ド4におけるステップCと同様な状態
になる。
次に、電磁弁45を遮断状態(第14図において密で示
す)にするのと実質的に同時1こ、クラソブ41を閉に
、電磁弁46を連通状態にしくステップC′)ステップ
C′の後、流路34を構成するチューブ内及び作動室8
が陽圧状態から陽圧状態になるのに要する時間内、例え
ば0.2秒後に、クランプ40を開にする(ステップE
)。
このモード7によれば、クランプ40.41および電磁
弁45.46の動作タイミングをずらし、各動作を完全
に終了させた後に、次のステップに移行できるようにし
、人工肺の内部において血液の鋭いピーク圧を回避でき
る等、モード4において説明した作用効果を一層、向上
させることができる。
また、このモード7は、流入側の可撓性部材6のみを作
動させることにより実行可能であり、従って人工肺の構
造も簡易となるものである。
なお、チェーンのボリューム、コンプライアンス、シリ
ンダの開閉スピードに応じて上記のタイミングのずれを
設定すれば、効果的である。
また、人工肺の中空糸が均質膜である場合には、陽圧源
により、作動室8に付与される流体の圧力は、陽圧状態
のものでよく、中空糸がマイクロポーラスである場合に
は、例えば、大気圧よりもl OmmHg程度高いもの
でよい。
(実験例1) 中空糸を人工肺キャビオツクスITO8(テルモ(株)
製、膜面積0.8m2)を基本的に用いた。具体的には
、第1の実施例に従い、まず、中空糸として、多孔性中
空糸膜の細孔にシリコーン樹脂を充填させて拡散膜にし
たものを使用した。
次に、血液流入空間部4を形成する可撓性部材6として
、膜厚100μmのシリコーンゴムからなるものを用い
、さらに作動室8、加圧コントローラIOおよび逆止弁
9,13をそれぞれ設け、人工肺を得た。この人工肺を
第15図に示すように、血液流入空間部4を下に位置さ
せ、血液の流れが下から上になるように貯血層21及び
回路チューブ22.23よりなる血液循環回路に装着し
、5U/ccヘパリン加生血にてブライミングした。な
お、回路チューブ22の内径は8ITIffi、回路チ
ューブ23の内径は6闘とした。加圧コントローラ10
は実施例に記された装置を用い、流体圧0.2〜0.7
kg/c+++”と大気開放(kg/c+++2)の往
復モードとした。また、大気開放にした際の可撓性部材
6で構成されている血液流入空間部4の容積(この回路
システム(落差100cmの圧力が可撓性部材に加えら
れた際)の血液流入空間部の容積)は32m12であっ
た。そして、ニアコンプレッサ24により加圧コントロ
ーラ10の流体圧パターンを変化させ、流量を測定した
。その結果、大気開放0.9sec、流体圧0.5kg
/cm2.0.7secの繰返しにより920aj2/
minの血流量が得られ、血液中への気泡の混入や、血
球の破壊は生じなかった。
(実験例2) 中空糸を人工肺キャビオックスll08(テルモ(株)
製、膜面積0.8m2)を基本的に用いた。具体的には
、第3の実施例に従い、まず、中空糸として、多孔性中
空糸膜の細孔にシリコーン樹脂を充填させて拡散膜にし
たものを使用した。
次に、血液流入空間部4を形成する可撓性部材6として
、膜厚200μmのシリコーンゴムからなるものを用い
、第13図に示すような、クランプ、電磁弁等より構成
される導通口開閉手段及び流体圧付与手段を装着したも
のを得た。
これを第15図に示すように、血液流入空間部4を下に
位置させ、血液の流れが下から上になるように貯血層2
1及び回路チューブ22.23よりなる血液循環回路に
装着し、5 U / ccヘパリン加生血にてプライミ
ングした。なお、回路チューブ22の内径は8mm、回
路チューブ23の内径は6mmとした。第13図に示す
陽圧タンク31は0 、 5 kg/ cm” 、陽圧
タンク32は大気開放の状態の圧力とした。また、大気
開放にした際の可撓性部材6で構成されている血液流入
空間部4の容積(この回路システム(落差100cmの
圧力が可撓性部材に加えられた際)の血液流入空間部の
容積)は32mβであった。そして、モード7に従い、
lサイクル3.4sec、ステップAにおいてOsee
としたとき、ステップB−Fを、ステップBにおいてO
,1sec、ステップCにおいて0.2sec、ステッ
プC′において2 、0 sec、、、ステップににお
いて2゜2sec、ステップIパにおいて3.2sec
となるようにし7で行ない、流量を測定した。その結果
、550 mA /minの血流量が得られ、血液中へ
の気泡の混入や、血球の破壊GJ生じなかった。
以」−に実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は
−F記実施例に限定されるものではな(、本発明の要旨
を変更しない範囲で種)z変形tiJ能である。例えば
、上記第1の実施例においては、可撓性部材6を血液流
入空間部4側に設c−するようにしたが、これは血液流
出空間部5側に設けるようにしてもよく、あるいは両方
に設ける構成としてもよい。また、第3の実施例におい
ては、叫撓性部1.4′6を血液流入空間部4側にm&
jでいるが、血液流出空間部5側に設けるようにしでも
よい。
また、血液以外の流体、例えば工業用水の処理装置、さ
らには気体の処理装置等にも本発明は適用できるもので
ある。
[発明の効果1 以上説明したように本発明の流体処理装置は、流体導通
口をそれぞれ導通または遮断可能とし得るとともに流れ
を一方向に指向する導通口開閉手段を配設するとともに
、流体流入空間部および/よたは流体流出空間部を区画
する壁手段の少なくとも一部を、流体圧!4:より変形
可能な可撓性部材により形成するとともに、該可撓性部
材の外側に作動室を設け、か−)該作動室に流体圧を付
与する流体圧(71り手段を設け、可撓性部材の往復動
により、流体流出空間部才6よび/または流体流出空間
部内に圧力変動を111gぜしめで、流体処理部内に流
体を通過さ」!るように構成したので、特に別に流体供
給用のポンプを必要としない。したか−)で、従来のよ
うに配管又はチクーブにより本体とポンプとを接続させ
てシステムを組立てる必要がなで、このため組立の十数
がかからず、システムの設置面積を従来に比べて少なく
することがて′きる。さらに、ポンプにセラ1−するた
めi3゛必要であったチューブ等の長さ分だけブラ・イ
ミングボJニームが減少する。また、流体供給用にロー
ラポンプを必要としないので、=yユーブのひび割ねに
起因する流体の漏洩5汚染等の問題も生じなし八 。
さらに、可撓性部材が往復動すること1.T′より流体
が流体処理部内を通過し、一対の導通口開閉手段の働き
にJ、り流体の流、1]が一方向に規制され、流体が流
体流入空間部側の流体導通口から流体流出空間部側の流
体導通口へ円滑仁−流れるため、流体流入空間部および
流体流出空間部内の滞留を防止することができ、また、
人工肺として用いた場合、静脈リザーバや陽圧防止グー
ヤンバー等を設ける必要もなくなるため、これによる回
路内における滞留も防止することができ、従ってこれら
に伴う血栓等の種々の弊害の発生を防1に:、すること
ができるという効果を奏する。
また、流体処理装置であって、導通口開閉手段が第1お
よび第2の開閉手段とよりなり、流体圧付与手段が第1
の圧力イー45流路と第2の圧カイ・1与流路との両流
路をそれぞれを連通または遮断可能に切替え得る切替手
段を備えることにより、流体流入′″と間部の流体導通
[−]から流体処理部を通過して流体流出空間部の流体
導通「1へ流体が一層円滑に流れ、流体の滞留および逆
流を有効に防止することができる。
さらに、流体処理装置の駆動方法にあっては、第1.第
2の開閉手段の開閉動作、切トキ手段の切替動作、ない
しは、第1.第2の油断千7段の連通、遮断動作さらに
は、上記両流路を遮断する動作の各動作ステップを順次
繰返してなすことにより、流体の流れを一層円滑にし、
滞留および逆流防1F効果が良好に達成されて)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る中空糸型人工肺の
縦断面図、第2図は第2の実施例i、′:係る中空糸を
人工肺の縦断面図、第3図はその人−L肺の駆動回路を
示す図、第4.6,8゜1()。 11.12図はそれぞれモードl乃至6におLiるクラ
ンプ、電磁弁の動作ステップを示す説明図、第5.7.
9図はぞれぞ第1(、−ドl乃至3におOづる各スフ“
ツブにおける可撓性部材の作動状態を示す概略図、第1
3図は第3の実施例に係る中空糸を人工肺の駆動回路を
示す図、第14図はモード7における動作ステップを示
す説明図、第15図は本発明の第1の実施例に基づく実
験例に用いた回路の構成図である。 ■・・・筒状本体、    2a、2b・・・隔壁3・
・・中空糸束、   4・・・血液流入空間部5・・・
血液流出空間部、   6・・・可撓性部材7a、ll
a・・・血液導通口、  8・・・作動室9.13・・
・逆止弁、10・・・加圧コントローラ33・・・陽圧
付与流路、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)流体流入口および流体流出口を有する流体処理部
    と、前記流体流入口および流体流出口に対応してそれぞ
    れ設けられるとともに流体導通口をそれぞれ有する一対
    の流体流入空間部および流体流出空間部とを備えた流体
    処理装置において、前記流体導通口をそれぞれ導通また
    は遮断可能にし得るとともに流体の流れを前記流体流入
    空間部から流体流出空間部へ指向させる一対の逆流防止
    用の導通口開閉手段と、前記流体流入空間部および/ま
    たは流体流出空間部を区画する壁手段の少くとも一部に
    設けられた変形可能な可撓性部材と、該可撓性部材の外
    側に設けられた作動室と、該作動室内に前記可撓性部材
    を往復動させる流体圧を付与する流体圧付与手段とを備
    え、前記可撓性部材の往復動により前記流体流入空間部
    および/または流体流出空間部内の流体に圧力変動を生
    ぜしめて、流体処理部内に流体を通過させるように構成
    したことを特徴とする流体処理装置。 (2)前記流体処理部が中空糸束を備えるものである請
    求項1記載の流体処理装置。 (3)前記導通口開閉手段が逆止弁よりなる請求項1記
    載の流体処理装置。 (4)前記導通口開閉手段が前記流体流入空間部の前記
    流体導通口を導通または遮断可能にし得る第1の開閉手
    段と、前記流体流出空間部の前記流体導通口を導通また
    は遮断可能にし得る第2の開閉手段とよりなり、前記流
    体圧付与手段が前記作動室内に流体陽圧を付与する第1
    の圧力源と流体陰圧もしくは大気圧を付与する第2の圧
    力源と、前記第1の圧力源と前記作動室とを連通する第
    1の圧力付与流路と、前記第2の圧力源と前記作動室と
    を連通する第2の圧力付与流路と、両流路をそれぞれ連
    通、遮断可能に切替え得る切替手段とを備えてなる請求
    項1記載の流体処理装置。 (5)前記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステッ
    プと、該第1のステップ以後に、前記第2の開閉手段を
    開状態にし、前記流体流入空間部側の切替手段を前記第
    1の圧力付与流路に切替える第2のステップと、前記第
    2の開閉手段を閉状態にする第3のステップと、該第3
    のステップ以後に、前記第1の開閉手段を開状態にする
    第4のステップと、前記第3のステップおよび第4のス
    テップ以後に、前記切替手段を前記第2の圧力付与流路
    に切替える第5のステップとを備え、各ステップを順次
    繰返すことにより前記導通口開閉手段及び流体圧付与手
    段を駆動させる制御手段を備えてなる請求項4記載の流
    体処理装置。 (6)前記制御手段が、前記第2のステップの後、第3
    のステップの前に、ならびに前記第5のステップの後、
    第1のステップの前に、前記切替手段により前記両流路
    のいずれをも遮断する他のステップを、それぞれ、更に
    備えてなる請求項5記載の流体処理装置。 (7)前記切替手段が前記流体流入空間部側の第1の切
    替手段と前記流体流出空間部側の第2の切替手段とより
    なり、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステッ
    プと、前記第2の切替手段を前記第2の圧力付与流路に
    切替え、前記第1の切替手段を前記第1の圧力付与流路
    に切替える第2のステップと、前記第2の開閉手段を開
    状態にし、前記第2の切替手段を前記第1の圧力付与流
    路に切替える第3のステップと、前記第2の開閉手段を
    閉状態にする第4のステップと、前記第1の開閉手段を
    開状態にする第5のステップと、前記第1の切替手段を
    前記第2の圧力付与流路に切替える第6のステップとを
    備え、各ステップを順次繰返すことにより前記導通口開
    閉手段及び流体圧付与手段を駆動させる制御手段を備え
    てなる請求項4記載の流体処理装置。 (8)前記制御手段が、前記第2のステップの後、第3
    のステップの前に、前記第1の切替手段により前記両流
    路のいずれをも遮断するステップと、前記第2の切替手
    段により前記両流路のいずれをも遮断するステップとを
    更に備え、前記第3のステップの後、第4のステップの
    前に、前記第2の切替手段により前記両流路のいずれを
    も遮断するステップを更に備え、前記第6のステップの
    後、第1のステップの前に、前記第1の切替手段により
    前記両流路のいずれをも遮断するステップを更に備えて
    なる請求項7記載の流体処理装置。 (9)前記切替手段が前記流体流入空間部側の第1の切
    替手段と前記流体流出空間部側の第2の切替手段とより
    なり、前記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステッ
    プと、前記第2の開閉手段を開状態にし、前記第1の切
    替手段を前記第1の圧力付与流路に、前記第2の切替手
    段を前記第1の圧力付与流路にそれぞれ切替える第2の
    ステップと、前記第2の開閉手段を閉状態にする第3の
    ステップと、前記第1の開閉手段を開状態にする第4の
    ステップと、前記第1の切替手段を前記第2の圧力付与
    流路に切替える第5のステップと、前記第2の切替手段
    を前記第2の圧力付与流路に切替える第6のステップと
    を備え、各ステップを順次繰返すことにより前記導通口
    開閉手段及び流体圧付与手段を駆動させる制御手段を備
    えてなる請求項4記載の流体処理装置。 (10)前記制御手段が、前記第2のステップの後、第
    3のステップの前に、前記第1の切替手段により前記両
    流路のいずれをも遮断するステップと、前記第2の切替
    手段により前記両流路のいずれをも遮断するステップと
    を更に備え、前記第6のステップの後、第1のステップ
    の前に、前記第1の切替手段により前記両流路のいずれ
    をも遮断するステップと、前記第2の切替手段により前
    記両流路のいずれをも遮断するステップとを更に備えて
    なる請求項9記載の流体処理装置。 (11)流体流入口および流体流出口を有する流体処理
    部と、前記流体流入口および流体流出口に対応してそれ
    ぞれ設けられるとともに流体導通口をそれぞれ有する一
    対の流体流入空間部および流体流出空間部とを備えた流
    体処理装置において、前記流体導通口をそれぞれ導通ま
    たは遮断可能にし得るとともに流体の流れを前記流体流
    入空間部から流体流出空間部へ指向させる一対の逆流防
    止用の導通口開閉手段と、前記流体流入空間部を区画す
    る壁手段に設けられた変形可能な可撓性部材と、該可撓
    性部材の外側に設けられた作動室と、該作動室内に前記
    可撓性部材を往復動させる流体圧を付与する流体圧付与
    手段とを備え、前記導通口開閉手段が前記流体流入空間
    部の前記流体導通口を導通または遮断可能にし得る第1
    の開閉手段と、前記流体流出空間部の前記流体導通口を
    導通または遮断可能にし得る第2の開閉手段とよりなり
    、前記流体圧付与手段が前記作動室内に流体陽圧を付与
    する第1の圧力源と流体陰圧もしくは大気圧を付与する
    第2の圧力源と、前記第1の圧力源と前記作動室とを連
    通する第1の圧力付与流路と、前記第2の圧力源と前記
    作動室とを連通する第2の圧力付与流路と、前記第1の
    圧力付与流路を連通または遮断可能とする第1の通断手
    段と、前記第2の圧力付与流路を連通または遮断可能と
    する第2の通段手段とよりなり、前記第1の開閉手段を
    閉状態にする第1のステップと、該第1のステップ後に
    、前記第2の通段手段を遮断状態にする第2のステップ
    と、該第2のステップ後に、前記第2の開閉手段を開状
    態にする第3のステップと、該第3のステップ後に、前
    記第1の通断手段を連通状態にする第4のステップと、
    該第4のステップ後に、実質的に同時に、前記第2の開
    閉手段を閉状態にし、前記第1の通断手段を遮断状態に
    し、前記第2の通断手段を連通状態にする第5のステッ
    プと、該第5のステップ後に、前記第1の開閉手段を開
    状態にする第6のステップとを順次繰返すことにより前
    記導通口開閉手段及び流体圧付与手段を駆動させる制御
    手段を備え、前記可撓性部材の往復動により前記流体流
    入空間部の流体に圧力変動を生ぜしめて、流体処理部内
    に流体を通過させるように構成したことを特徴とする流
    体処理装置。 (12)請求項4記載の流体処理装置において、前記流
    体処理部内に流体を通過させる駆動方法であって、前記
    第1の開閉手段を閉状態にする第1のステップと、該第
    1のステップ以後に、前記第2の開閉手段を開状態にし
    、前記流体流入空間部側の切替手段を前記第1の圧力付
    与流路に切替える第2のステップと、前記第2の開閉手
    段を閉状態にする第3のステップと、該第3のステップ
    以後に、前記第1の開閉手段を開状態にする第4のステ
    ップと、前記第3のステップおよび第4のステップ以後
    に、前記切替手段を前記第2の圧力付与流路に切替える
    第5のステップとを備え、各ステップを順次繰返してな
    すことを特徴とする流体処理装置の駆動方法。 (13)前記第2のステップの後、第3のステップの前
    に、ならびに前記第5のステップの後、第1のステップ
    の前に、前記切替手段により前記両流路のいずれをも遮
    断する他のステップを、それぞれ、更に備えてなる請求
    項12記載の流体処理装置の駆動方法。 (14)請求項4記載の流体処理装置において、前記切
    替手段が前記流体流入空間部側の第1の切替手段と前記
    流体流出空間部側の第2の切替手段とよりなり、前記流
    体処理部内に流体を通過させる駆動方法であって、前記
    第1の開閉手段を閉状態にする第1のステップと、前記
    第2の切替手段を前記第2の圧力付与流路に切替え、前
    記第1の切替手段を前記第1の圧力付与流路に切替える
    第2のステップと、前記第2の開閉手段を開状態にし、
    前記第2の切替手段を前記第1の圧力付与流路に切替え
    る第3のステップと、前記第2の開閉手段を閉状態にす
    る第4のステップと、前記第1の開閉手段を開状態にす
    る第5のステップと、前記第1の切替手段を前記第2の
    圧力付与流路に切替える第6のステップとを備え、各ス
    テップを順次に繰返してなすことを特徴とする流体処理
    装置の駆動方法。 (15)前記第2のステップの後、第3のステップの前
    に、前記第1の切替手段により前記両流路のいずれをも
    遮断するステップと、前記第2の切替手段により前記両
    流路のいずれをも遮断するステップとを更に備え、前記
    第3のステップの後、第4のステップの前に、前記第2
    の切替手段により前記両流路のいずれをも遮断するステ
    ップを更に備え、前記第6のステップの後、第1のステ
    ップの前に、前記第1の切替手段により前記両流路のい
    ずれをも遮断するステップを更に備えてなる請求項14
    記載の流体処理装置の駆動方法。(16)請求項4記載
    の流体処理装置において、前記切替手段が前記流体流入
    空間部側の第1の切替手段と前記流体流出空間部側の第
    2の切替手段とよりなり、前記流体処理部内に流体を通
    過させる駆動方法であって、前記第1の開閉手段を閉状
    態にする第1のステップと、前記第2の開閉手段を開状
    態にし、前記第1の切替手段を前記第1の圧力付与流路
    に、前記第2の切替手段を前記第1の圧力付与流路にそ
    れぞれ切替える第2のステップと、前記第2の開閉手段
    を閉状態にする第3のステップと、前記第1の開閉手段
    を開状態にする第4のステップと、前記第1の切替手段
    を前記第2の圧力付与流路に切替える第5のステップと
    、前記第2の切替手段を前記第2の圧力付与流路に切替
    える第6のステップとを備え、各ステップを順次繰返し
    てなすことを特徴とする流体処理装置の駆動方法。 (17)前記第2のステップの後、第3のステップの前
    に、前記第1の切替手段により前記両流路のいずれをも
    遮断するステップと、前記第2の切替手段により前記両
    流路のいずれをも遮断するステップとを更に備え、前記
    第6のステップの後、第1のステップの前に、前記第1
    の切替手段により前記両流路のいずれをも遮断するステ
    ップと、前記第2の切替手段により前記両流路のいずれ
    をも遮断するステップとを更に備えてなる請求項16記
    載の流体処理装置の駆動方法。 (18)流体流入口および流体流出口を有する流体処理
    部と、前記流体流入口および流体流出口に対応してそれ
    ぞれ設けられるとともに流体導通口をそれぞれ有する一
    対の流体流入空間部および流体流出空間部とを備えた流
    体処理装置において、前記流体導通口をそれぞれ導通ま
    たは遮断可能にし得るとともに流体の流れを前記流体流
    入空間部から流体流出空間部へ指向させる一対の逆流防
    止用の導通口開閉手段と、前記流体流入空間部を区画す
    る壁手段に設けられた変形可能な可撓性部材と、該可撓
    性部材の外側に設けられた作動室と、該作動室内に前記
    可撓性部材を往復動させる流体圧を付与する流体圧付与
    手段とを備え、前記導通口開閉手段が前記流体流入空間
    部の前記流体導通口を導通または遮断可能にし得る第1
    の開閉手段と、前記流体流出空間部の前記流体導通口を
    導通または遮断可能にし得る第2の開閉手段とよりなり
    、前記流体圧付与手段が前記作動室内に流体陽圧を付与
    する第1の圧力源と流体陰圧もしくは大気圧を付与する
    第2の圧力源と、前記第1の圧力源と前記作動室とを連
    通する第1の圧力付与流路と、前記第2の圧力源と前記
    作動室とを連通する第2の圧力付与流路と、前記第1の
    圧力付与流路を連通または遮断可能とする第1の通断手
    段と、前記第2の圧力付与流路を連通または遮断可能と
    する第2の通段手段とよりなる流体処理において、前記
    流体処理部内に流体を通過させる駆動方法であって、前
    記第1の開閉手段を閉状態にする第1のステップと、該
    第1のステップ後に、前記第2の通段手段を遮断状態に
    する第2のステップと、該第2のステップ後に、前記第
    2の開閉手段を開状態にする第3のステップと、該第3
    のステップ後に、前記第1の通断手段を連通状態にする
    第4のステップと、該第4のステップ後に、実質的に同
    時に、前記第2の開閉手段を閉状態にし、前記第1の通
    断手段を遮断状態にし、前記第2の通断手段を連通状態
    にする第5のステップと、該第5のステップ後に、前記
    第1の開閉手段を開状態にする第6のステップとを順次
    繰返してなすことを特徴とする流体処理装置の駆動方法
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