JPH0344361Y2 - - Google Patents

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JPH0344361Y2
JPH0344361Y2 JP1985150189U JP15018985U JPH0344361Y2 JP H0344361 Y2 JPH0344361 Y2 JP H0344361Y2 JP 1985150189 U JP1985150189 U JP 1985150189U JP 15018985 U JP15018985 U JP 15018985U JP H0344361 Y2 JPH0344361 Y2 JP H0344361Y2
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roll
rolls
gap
distance
gap sensor
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JP1985150189U
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、双ロール型連続鋳造設備において、
鋳造中のロール間隔を正確に測定することができ
る測定装置に関する。
〔従来の技術〕
溶鋼等の溶融金属を冷却ロール表面に注湯し、
これを急冷させて連続的に薄板を鋳造する装置と
して、双ロール型連続鋳造装置がある。この装置
は、例えば特公昭60−17625号公報に記載されて
いるように、固定側冷却ロールとこれに所定距離
隔てて保持された自由側冷却ロールとから構成さ
れている。この自由側冷却ロールはロール間隔を
調節することができるように配置されている。そ
して、注湯された溶融金属の凝固位置を適正なも
のとするために、ロール間隔を検出し、このロー
ル間隔が所定の値となるように自由側冷却ロール
の圧下力を制御している。
このような薄板製造装置におけるロール間隔の
測定は、一般に差動トランス方式のようなロール
ギヤツプセンサでロールチヨツク間距離を測定す
ることにより間接的な形で行われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこのような測定装置ではロール胴長部の
ロール間隔を直接測定することは不可能であり、
特にロールチヨツク、ロール等の熱変形が問題と
なる鋳造中のロール間隔の変化については測定で
きないという問題があつた。すなわちロール間隔
は、ロール自体の熱膨張、ベアリングのガタ、ロ
ールチヨツクの熱変形、自由側ロールチヨツクの
位置決め精度等の要因により変化するが、従来の
ようにロールチヨツク間距離を測定するだけでは
これに対応することができなかつた。また熱変形
についてみれば鋳片厚みが2mmないしそれ以下に
なるとロールのヒートクラウンによる影響が無視
できず、この熱変形の影響は鋳片厚みが薄くなれ
ばなるほどその影響が大きくなるので、鋳片の品
質が低下するという問題があつた。
本考案は、上記従来装置の欠点を解消し、鋳造
中にロール間隔及びその変化を直接測定すること
ができるロール間隔測定装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の測定装置は、その目的を達成するため
に、互いに逆方向に回転する一対の冷却ロール間
に溶融金属を注湯し、薄板を連続的に鋳造する双
ロール型連続鋳造設備のロール間隔測定装置にお
いて、上記ロールのヒートクラウン量を検出する
第1のギヤツプセンサを上記ロールの胴部表面に
近接して配設するとともに、上記2個のロールの
ロール軸中心を結ぶ線上に、ロール軸表面の各々
に対向して、そのロール軸表面の該線上方向の移
動量を検出する第2のギヤツプセンサを配設した
ものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。
第1図は本考案によるロール間隔測定装置の平
面図、第2図は同側面図を示す。
図において1は固定側ロール、2a,2bは固
定部材に固定され固定側ロール1の両端をそれぞ
れ回転自在に保持する固定側ロールチヨツク、3
は自由側ロール、4a,4bは自由側ロール3の
両端をそれぞれ回転自在に、かつ固定側ロール1
と自由側ロール3間の間隔、すなわちロール間隔
を調整可能に保持する自由側ロールチヨツク、5
a,5bは自由側ロールチヨツク4a,4bを独
立に駆動しロール間隔を可変する油圧シリンダで
ある。
上記固定側ロール1及び自由側ロール3は銅ま
たは銅合金あるいは鋼材により形成され、それぞ
れ水冷機構(図示せず)を内蔵した水平ロールで
あり、モータ6a及びギア6b等からなる駆動装
置6により、ジヨイント装置7を介して駆動され
矢印方向に所定の速度で回転されるように配置さ
れている。
本考案においては固定側ロール1のヒートクラ
ウンを測定するための第1のギヤツプセンサとし
て、固定側ロール1の胴部表面に近接して、軸方
向に所定の間隔を隔てて複数個、例えば3個のギ
ヤツプセンサ8a,8b,8cが配設される。な
おこれらのギヤツプセンサ8a〜8cは、固定側
ロール1の軸自体の横方向の移動を検出しないよ
うに固定側ロール1と自由側ロール3の圧接方向
とは略直角に例えば固定側ロール1の直下側にお
いて、固定具9を介して固定部材に取りつけられ
る。これらのギヤツプセンサ8a〜8cで各点に
おけるロール間隔が検出され出力されるので、各
ロール間隔を計算することによりロールクラウン
プロフイールが測定される。従つてロール1,3
に圧接して研削装置(図示せず)を設け、これを
ギヤツプセンサ8a〜8cの出力に応じて制御す
ればロールクラウンプロフイールを所定の形状と
することができる。
またロール1,3自体の過大ロール反力等によ
る剛体偏移を検出するための第2のギヤツプセン
サとして、固定側ロール1及び自由側ロール3の
それぞれの軸芯を結ぶ線上において、固定側ロー
ル1の軸端部1a及び自由側ロール3の軸端部3
aにそれぞれギヤツプセンサ8d,8eが設けら
れ、ギヤツプセンサ8a〜8cと同様に固定具9
により固定部材に取りつけられる。なお固定具9
はセラミツク等の熱膨張係数の小さい材料から形
成され、温度変化によりギヤツプセンサ8d,8
e間の距離が変化しないようになされる。
ギヤツプセンサ8d,8eの出力は上記油圧シ
リンダ5a,5bにそれぞれ供給されることによ
り油圧シリンダ5a,5bが独立に制御されロー
ル間隔が所定の値となされる。
なお上述のギヤツプセンサ8a〜8eとして
は、光方式、エアー方式、磁界方式等が考えられ
るが、本考案の場合鋳造雰囲気中であり、またロ
ール1,3が高速回転すること等を考慮して静電
容量方式のものを使用する。
静電容量方式のギヤツプセンサ8a〜8eにお
いては、ギヤツプセンサ8a〜8cとロール1間
あるいはギヤツプセンサ8d,8eと軸端部1
a,3a間に形成されるコンデンサの静電容量を
検出することによりロール1とギヤツプセンサ8
a〜8cとの距離及びギヤツプセンサ8d,8e
と軸端部1a,3aとの距離を検出する。すなわ
ちコンデンサの静電容量Cは、誘電率をε、面積
S、距離をdとしたとき、 C=εS/d ……(1)式 で示されるので、コンデンサの静電容量Cが測定
できれば、鋳造雰囲気の誘電率ε及び対向面積S
は既知であるので距離dを求めることができる。
なお静電容量方式のギヤツプセンサ8a〜8e
は温度ドリフト特性に優れており、その温度特性
は±0.01%/℃程度である。
次にギヤツプセンサ8a〜8eの検出出力から
ロール1とロール3との間隔を求める手順を説明
する。
いまap,aiをギヤツプセンサ8dにより検出さ
れるロール軸端部1aとギヤツプセンサ8dとの
間隔、bp,biをギヤツプセンサ8eにより検出さ
れるロール軸端部3aとギヤツプセンサ8eとの
間隔、cp,ciをギヤツプセンサ8a〜8cにより
検出されるロール1の胴部表面と各ギヤツプセン
サ8a〜8cとの間隔、d1をロール軸端部1a,
3aの半径、d2をロール1,3の半径、eをギヤ
ツプセンサ8d,8e間の距離、Xpを初期補正
値、ロール間隔をδp、δiとしたとき、このロール
間隔δiは上記ギヤツプセンサ8a〜8eの検出値
に基づき次式により計算で求めることができる。
なお添字の0は基準値を意味し、iは鋳造時の値
を意味する。
2d2+δp=2d1+ap+e+bp ……(2)式 従つて δp=2d1−2d2+ap+e+bp ……(3)式 一方 δi=ai+bi+2ci−Xp ……(4)式 なので δp=ap+bp+2cp−Xp ……(5)式 ここで(3)式=(5)式とおくと 2d1−2d2+ap+e+bp=ap+bp+2cp−Xp
……(6)式 ∴Xo=2cp−2d1+2d2−e すなわち本考案においては第1のギヤツプセン
サ8a〜8cによりロール1のヒートクラウンを
測定し、第2のギヤツプセンサ8d,8eにより
ロール1,3自体の鋼体偏移を検出することによ
り、鋳造中においてもロール間隔を測定すること
ができる。すなわちロール間隔が基準値より大き
なときはロール圧力を高くし、逆にロール間隔が
小さなときはロール圧力を低くすることにより、
鋳造中においても先に述べた種々の要因によりロ
ール間隔が変動しようとした場合でもロール間隔
を基準の値に保つことができる。
またこの検出されたロール間隔に基づき油圧シ
リンダ5a,5をフイードバツク制御すればこれ
によりロールチヨツク2,4間の補正を行うこと
ができる。
また別途ロールオンライン研削装置(図示せ
ず)を設け、これをギヤツプセンサ8a〜8cの
出力に応じて制御すれば、ロールクラウンの補正
を行うこともできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、従来の測定
装置では不可能であつた鋳造中のロール間隔を直
接測定することが可能になつた。そして、この測
定結果に基づきオンラインでロール間隔を制御す
るとき、鋳造中に種々の要因によりロール間隔が
変動しようとした場合でも、ロール間隔を基準の
値に保つことができる。
とくに本考案はロール軸中心を結ぶ線上に、ロ
ール軸表面の各々に対向して、そのロール軸表面
の該線上方向の移動量を検出する第2のギヤツプ
センサを配設する構成である。そのため、ロール
チヨツク間距離を測定する間接的な測定を行う従
来技術で生じていたベアリングのガタ、ロールチ
ヨツクの熱変形、液圧シリンダ取付部のガタ等に
よる誤差要因がなく、正確なロール間隔が測定で
きる。
このようにしてロール間隔が一定の範囲に保た
れることから、双ロール型連続鋳造により得られ
た製品の形状、表面性状等の品質は優れたものと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるロール間隔測定装置の平
面図、第2図は同側面図を示す。 1:固定側ロール、2:固定側ロールチヨツ
ク、3:自由側ロール、4a,4b:自由側ロー
ルチヨツク、5a,5b:油圧シリンダ、6a:
モータ、6b:ギア、6:駆動装置、7:ジヨイ
ント装置、8a〜8c:第1のギヤツプセンサ、
8d,8e:第2のギヤツプセンサ、9:固定
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに逆方向に回転する一対の冷却ロール間に
    溶融金属を注湯し、薄板を連続的に鋳造する双ロ
    ール型連続鋳造設備のロール間隔測定装置におい
    て、上記ロールのヒートクラウン量を検出する第
    1のギヤツプセンサを上記ロールの胴部表面に近
    接して配設するとともに、上記2個のロールのロ
    ール軸中心を結ぶ線上に、ロール軸表面の各々に
    対向して、そのロール軸表面の該線上方向の移動
    量を検出する第2のギヤツプセンサを配設したこ
    とを特徴とする双ロール型連続鋳造設備における
    ロール間隔測定装置。
JP1985150189U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0344361Y2 (ja)

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JP1985150189U JPH0344361Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JP1985150189U JPH0344361Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6261348U JPS6261348U (ja) 1987-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017517007A (ja) * 2014-04-16 2017-06-22 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 第1のロールと第2のロールとの間の間隙を測定する方法及び装置

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KR100314849B1 (ko) * 1997-12-24 2002-01-15 이구택 쌍롤형 박판제조 장치에서의 박판두께 제어방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58205655A (ja) * 1982-05-24 1983-11-30 Kawasaki Steel Corp 双ロ−ル式急冷薄帯製造方法および装置
JPS5970443A (ja) * 1982-10-12 1984-04-20 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 金属帯板連続鋳造方法及びその装置

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