JPH0344317A

JPH0344317A - マコモ及びその近縁類を含有する入浴剤

Info

Publication number: JPH0344317A
Application number: JP1178871A
Authority: JP
Inventors: Mareyoshi Sawaguchi; 希能澤口; Fumiyoshi Onodera; 小野寺　文栄; Masayoshi Kamata; 鎌田　正良; Tadashi Asano; 浅野　匡司; Fumiji Onodera; 小野寺　文志; Asaharu Kanetake; 金武　朝春
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-07-10
Filing date: 1989-07-10
Publication date: 1991-02-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、マコモ（Ｚｉｚａｎｉａ　Ｉａｔｉｆｏｌｉ
ａ　Ｏ，５ｔａｐｆ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａ
ｃｉｌｌｕｓ属の細菌を培養した物を含有する入浴剤に
関する。

［従来技術］一般に、入浴剤は無機塩や香料を用いた物が主であるが
、本来の温泉の様な強い効果を得られる物は極めて少な
かった。

近年、タンパク質分解酵素を添加した物が肌つやを向上
させる目的で配合されているが、充分な効果が得られて
いないのが現状である。

［発明が解決しようとする問題点］従来の入浴剤は、角質層の妨害の為、有効成分の経皮吸
収不足やイオン効果が充分得られないなど効果が出にく
いという問題があった。

従って、本発明の目的は、角質層の妨害を低減させ、あ
らゆる入浴剤の効果を高めると共に、従来にない有効成
分を含む入浴剤を提供することである。

［問題点を解決する為の手段］かかる問題を解決する為、本発明は、マコモ（Ｚｉｚａ
ｎｉａ　Ｉａｔｉｆｏｌｉａ　Ｏ，５ｔａｐｆ）及びそ
の近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌｕｓ属の細菌を培養
した物を含有することを特徴とする入浴剤を提案するも
のである。

本発明による入浴剤は、マコモ（Ｚｉｚａｎｉａ　１ａ
ｔｉ−ｆｏｌｉａ　Ｏ，５ｔａｐｆ）及びその近縁類を
培地とし、ＢａＣ−１１１ｕｓ属の細菌を培養した物を
含有することが必須である。

本発明に用いる？Ｄモ（Ｚｉｚａｎｉａ　Ｉａｔｉｆｏ
ｌｉａ　Ｏ。

５ｔａｐｒ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ属の細菌を培養した物には、イネ科の植物マコモ（
Ｚｉ−ｚａｎｉａ　Ｉａｔｉｆｏｌｉａ　ｏ、５ｔａｐ
ｒ）及びその近縁類に、８−ａｃｉｌｌｕｓ属の細菌を
作用させ、５０〜９５℃の比較的高温で培養した物を、
適当な大きざに細断した物や微粉末にした物を用いる。

必要に応じて、水製エキス、流エキス、Ｂａｃｉｌｌｕ
ｓ属生菌単体、酵素、脱酵素分画、脱細菌分画などを用
いることができる。

本発明に用いるＢａｃｉｌｌｕｓ属の細菌は、内生芽胞
をつくる桿菌及び球菌で、Ｂａｃ　ｉ　Ｉ　Ｉ　ａｃｅ
ａｅ科の物でアレＧｆ　有用す物カ多イカ、特に、Ｂａ
ｃｉｌｌｕｓ　５ｕｂｔ−ｉｌｉｓ、　Ｂａｃｉｌｌｕ
ｓ　５ｕｂｔｉｌｉｓ　０Ｎ−１（工業技術院微生物技
術研究所寄託、　ＦＥＲ）ｌ−ＰＮｏ４６０８）　、Ｂ
ａｃｉｌｌｕｓＣｅｒｅｕＳｌＢａｃｉｌｌｕｓ　ｍｅ
ｇａｔｅｒｉＵＩＩｌ　、　Ｂａｃｉｌｌｕｓ　ｌ）Ｏ
ＩＶ−ｍｙｘａ、　Ｂａｃｉｌｌｕｓ　Ａｍｙｌｏｌ　
１ｑｕｅｆａｃｉｅｎｓなどが好ましい。

また、酵素を用いる場合は、ゲルパーミッションクロマ
トグラフィーや膜分離、塩析、溶媒分離法などで精製し
た物が好ましいが、透析処理程度の粗製分画でも使用可
能である。酵素は、プロテアーゼ、ポリガラクチュロナ
ーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼ、β−１，３−グルカナ
ーゼ、アミラーゼなどであるが、特に、プロテアーゼと
アミラーゼが有用である。

本発明の入浴剤を製造する場合、マコモ（ＺｉＺａ−ｎ
ｉａ　１ａｔｉｆ０１ｉａ　Ｏ，５ｔａｐｆ）及びその
近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌｕｓ属の細菌を培養し
た物を粉末のまま使用してもよいが、湯が濁り、入浴時
人体に粉末が付着する欠点がある為、水溶性エキスや５
０％エタノール流エキスなどが好ましい。更に好ましく
は、水溶性部分を、半透膜や膜モジュール、あるいはゲ
ルパーミッションクロマトグラフィーなどで分子量ｉ　
ｏｏｏ以下の分画を除いた物を用いる。この分画中には
、多糖体、タンパク質、酵素、生菌が含まれているが、
色素はほとんど含まれないので、特に、褐色の色が好ま
れない場合にも良好である。

配合量は、特に規定しないが、マコモ（Ｚｉｚａｎｉ−
ａ　１ａｔｉｆｏｌｉａ　Ｏ，５ｔａｐｒ）及びその近
縁類を培地としＢａＣ１１ｌＬＩＳ属の細菌を培養した
物に換痺した場合、２０（）　Ｎの浴湯ニ対し５ｇ以上
２　Ｋ９程度までが一般的である。

本発明の入浴剤は、無機塩、無１ａ酸、有ｉ酸、界面活
性剤、他の動植物エキス、油脂類、スクワレン、スクワ
ラン、糖類、色素、香料、精油などを配合した製剤とし
て用いてもよい。

［作用・効果］本発明の入浴剤においては、含有する生菌、複合酵素、
多糖体、ポリフラボノイドなどの相乗効果により、通常
の無機入浴剤や単純プロテアーゼ酵素入浴剤に比し、保
温効果、皮膚のすべすべ感発汗効果などの点において優
れた効果があると共に、人体の老廃物を酵素や生菌が分
解する為、数年間以上も、浴湯の交換をすることなく薬
湯が得られる経済効果もある。

実施例１無水硫酸ナトリウム　　　２０ｇ炭酸水素ナトリウム　　　５ｇ炭酸カルシウム　　　　　１ｇ以上を混合した物に、マコモ乾燥物１００９と８−ａｃ
ｉｌｌｕｓ　５ｕｂｔｉｌｉｓとＢａｃ　ｒ　＋　Ｉｕ
ｓ　ＣｅｒｅｊＪＳを用い７５℃で培養した物全量を粉
末として加えた物。

比較例１無水硫酸ナトリウム　　　２０ｇ炭酸水素ナトリ１クム　　　５ｇ炭酸カルシウム　　　　　１９以上を混合した物。

実施例２無水硫酸ナトリウム　　　　　２（）ｇ炭酸水素ナトリ
ウム　　　　　５ｇ炭酸カルシウム　　　　　　　１ｇホウ砂　　　　　　　　　　　５ｇローマカミツレオイル　　　０．１ｇ以上を混合した物に、マコモ乾燥物２００　（ｊと８−
ａｃｉｌｌｕｓ　５ｕｂｔｉｌｉｓ、　Ｂａｃｉｌｌｕ
ｓ　ＣｅｒｅｕＳ　、　Ｂａｃｉｌｌｕ−５Ａｍｖｌｏ
ｌｉｑＵｅｆａＣｉｅｎＳを用い８０℃で培養した物を
水１．１！で抽出し、その液を１０μｍの膜モジュール
でろ過し、そのろ液をポリスルフォン膜を用いて分子量
ｉ　ｏｏｏ以下の物質を除去した物全量（カゼイン−フ
ォーリン法で測定した酵素単価として約２０万単位を含
む。本分画には生菌も含有される〉を加えた物。

比較例２無水ｆｌｊＬ酸ナトリウム　　　　　２０９炭酸水素ナ
トリウム　　　　　５ｇ炭酸カルシウム　　　　　　　１ｇホウ砂　　　　　　　　　　　５ｇローマカミツレオイル　　　０．１９以上を混合した物。

実施例３無水ｖ？Ｌ酸ナトリウム　　　　　２０ｇ炭酸水素ナト
リウム　　　　　５ｇ炭酸カルシウム　　　　　　　１９ホウ砂　　　　　　　　　　　５ｇローマカミツレオイル　　　ｏ、ｉｇ以上を混合した物に、マコモ乾燥物２００　（ｊとＢ−
ａｃｉｌｌｕｓ　５ｕｂｔｉｌｉｓ、　Ｂａｃｉｌｌｕ
ｓ　ｃｅｒｅｕｓ　、　８ａｃｉｌｌｕ−ｓ　Ａｍｙｌ
ｏｌｉｑｕｅｆａｃｉｅｎｓを用い８０℃で培養した物
を水１１で抽出し、その液を０．２２μの膜モジユール
フィルターでろ過し、そのろ液をポリスルフォン膜を用
いて分子ｆｆ１１０００以下の物質を除去した物仝準（
カゼイン−フォーリン法で測定した酵素単価として約２
０万単位を含む。本分画には生菌は含有されムい）を加
えた物。

比較例３無水硫酸ナトリウム　　　　　２０９炭酸水素ナトリウム　　　　　５ｇ炭酸カルシウム　　　　　　　１ｇホウ砂　　　　　　　　　　　５ｇローマカミツレオイル　　　０．１ｇ以上を混合した物に、市販入浴剤用Ｂａｃｉｌｌｕｓ属
産生プロテアーゼ酵素力価２０万単位を加えた物。

実施例４？’ｌモ乾燥物Ｉ　ＫｇとＢａｃｉｌｌｕｓ　５ｕｂｔ
ｉｌｉｓ　、　Ｂａｃ−ｉｌｌｕｓ　ｃｅｒｅｕｓを用
い７５℃で培養した物全量を粉末とした物。

比較例４市販の炭酸水素ナトリウム系の酵素入浴剤５（１７（規
定量の約２倍〉。

実施例５？Ｄモ乾燥物２００　ｇとＢａＣ１１ｌｔｊＳ　５ｕｂ
ｔｉｌｉＳ　、　Ｂ−ａｃｉ　Ｉ　Ｉｕｓ　ｃｅｒｅｕ
ｓ、　Ｂａｃｉ　ｌ　ｌｕｓ　Ａｍｙｌｏｌ　＋ｑｕｅ
ｆａｃｉｅｎｓを用い８０℃で培養した物を水１１で抽
出し、その液を０．２２μの膜モジユールフィルターで
ろ過し、そのろ液をポリスルフォン膜を用いて分子量１
０００以下の物質を除去した物全＠（カゼイン−フォー
リン法で測定した酵素単価として約２０万単位を含む。

本分画には生菌は含有されない〉。

実験例１上記実施例及び比較例で得られた各入浴剤を、４１℃、
２００．１！の浴湯に溶かし、３人のパネラ−が２０分
間入浴し、皮膚のすべすべ感、発汗量、保温効果（室温
２５℃において、手のひらの表面温度が５℃低下するま
での時間を、サーモグラフィーにより入浴後２分後から
測定した）を評価した。

その結果は、以下の表に示す通りである。

表保温効果については体温降下時間（分）で表した。

以上のように、本発明の実施例の入浴剤は、皮膚のすべ
すべ感も良好で、皮膚表面の不要な角質を取除いたこと
がうかがえ美肌効果に優れている。

また発汗量は、比較例１の単純無機塩や比較例２のアロ
マテラピー無機塩、比較例３の市販の酵素に比し数倍認
められ、新陳代謝が促進されたことがわかる。更に、保
温効果においても比較例の数倍持続することがわかった
。

実施例５の酵素分画のみよりも、無機塩と組合わせた実
施例３の方が更に効果があることもわかる。

実施例１，２．４は、３年間湯のつぎたしだけで、交換
を必要としなかった。また、実施例３゜５も２週間湯の
つぎたしだけで、交換を必要としない経済効果も認めら
れた。

これらの結果より、本発明の入浴剤が極めて効果の高い
物であることが証明された。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）マコモ（ＺｉｚａｎｉａｌａｔｉｆｏｌｉａＯ．
Ｓｔａｐｆ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ属の細菌を培養した物を含有する入浴剤。
（２）マコモ（ＺｉｚａｎｉａｌａｔｉｆｏｌｉａＯ．
Ｓｔａｐｆ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ属の細菌を培養して得た酵素を含有する入浴剤。
（３）マコモ（ＺｉｚａｎｉａｌａｔｉｆｏｌｉａＯ．
Ｓｔａｐｆ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ属の細菌を培養して得た物から酵素を除いた分画を
含有する入浴剤。
（４）マコモ（ＺｉｚａｎｉａｌａｔｉｆｏｌｉａＯ．
Ｓｔａｐｆ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ属の細菌を培養して得た物から、Ｂａｃｉｌｌｕｓ
属の生菌を単離した物を含有する入浴剤。
（５）マコモ（ＺｉｚａｎｉａｌａｔｉｆｏｌｉａＯ．
Ｓｔａｐｆ）及びその近縁類を培地とし、Ｂａｃｉｌｌ
ｕｓ属の細菌を培養して得た物から、Ｂａｃｉｌｌｕｓ
属の生菌を除いた物を含有する入浴剤。
（６）Ｂａｃｉｌｌｕｓ属の細菌が、Ｂａｃｉｌｌｕｓ
ｓｕｂｔｉｌｉｓＢａｃｉｌｌｕｓｓｕｂｔｉｌｉｓＯ
Ｎ−１（工業技術院微生物技術研究所寄託、ＦＥＲＭ−
ＰＮｏ４６０８）、ＢａｃｉｌｌｕｓｃｅｒｅｕｓＢａ
ｃｉｌｌｕｓｍｅｇａｔｅｒｉｕｍ、Ｂａｃｉｌｌｕｓ
ｐｏｌｙｍｙｘａ、Ｂ−ａｃｉｌｌｕｓＡｍｙｌｏｌｉ
ｑｕｅｆａｃｉｅｎｓの中から選ばれた物の内、一種類
以上を含む物である特許請求の範囲第（１）項から第（
５）項に記載の入浴剤。
（７）酵素が、プロテアーゼ、ポリガラクチュロナーゼ
、ペクチナーゼ、β−１，３−グルカナーゼ、リパーゼ
、アミラーゼの内、一種類以上を含む特許請求の範囲第
（２）項に記載の入浴剤。
（８）無機塩、無機酸、有機酸、精油、動植物エキス、
油脂の内、一種類以上と混合して成る特許請求の範囲第
（１）項から第（７）項に記載の入浴剤。