JPH034419Y2 - - Google Patents

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JPH034419Y2
JPH034419Y2 JP1986057544U JP5754486U JPH034419Y2 JP H034419 Y2 JPH034419 Y2 JP H034419Y2 JP 1986057544 U JP1986057544 U JP 1986057544U JP 5754486 U JP5754486 U JP 5754486U JP H034419 Y2 JPH034419 Y2 JP H034419Y2
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frame
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roll
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用ホイールのリムを成形するホ
イールリム成形機に関するものである。
〔従来の技術〕
車両用ホイールは、板状素材を定寸に切断し、
環状に丸めて突合せ部を突合せ溶接して環状リム
素材を作り、それをリム成形機に送つてトツプロ
ールおよびボトムロールで挟圧してリム形を成形
し、成形後リムにデイスクを嵌入溶接することに
よつて製造され、これらは一連のホイールを製造
ラインに組み込まれる。
ホイールは車種の変更に応じてリム形状、リム
幅、リム径が変化するので、ワークの種類が変更
されるたびごとに、リム成形機のトツプロールを
変換するるとともに、成形されるリムをガイドす
るガイドローラ等の取付け及び調整をしなければ
ならない。これによつてリムが安定された状態で
成形されるのでリムの横振れ精度が向上する。そ
のためには、リム成形機は、調整用に人が接近す
ることが容易な装置であるることが必要である。
またリム成形機のフレームの剛性が不足したりコ
字型フレームのように曲げモーメントにより後方
に反りが発生すると、ボトムロールに対してトツ
プロールは斜方に押す結果となり、ボトムロール
とトツプロールの間隙が変化することがないよう
に加圧成形することが必要であり、リムの縦振れ
の精度向上が必要である。またこの横及び縦振れ
を向上させることによりリムのR部の板厚の減少
を防止することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のホイールリム成形機は、そのフレームが
コ字型構造をとつており、コ字型フレームの中に
ホイールを搬入し、トツプロールとボトムロール
間でホイールリムを成形していた。
しかし、リム成形荷重はコ字型フレームのコ字
断面を拡開する方向に作用するので、コ字型フレ
ームがその荷重に耐えかつ十分な剛性を有するた
めには、フレームの剛性を上げる上からコ字型フ
レームの構造寸法は必然的に大きくなり、機器周
辺がフレームによつて占められて、後部のガイド
ローラーには人が接近するのが極めて困難であ
り、ワークの変更に伴う機器の交換及び調整作業
は約20分の時間を要するので殆んど行われないか
または調整しても不十分な調整のためリムの横振
れの精度は或る値(約0.6mm)以下にしか向上し
なかつた。またコ字型フレームのため曲げモーメ
ントを生じ、ボトムロールに対しトツプロールは
垂直に一様な力で加圧されず、垂直加圧斜方加圧
が下死点近くで繰り返されるため、リムの縦振れ
の精度は或る値以下にしか向上しなかつた。且つ
R部の板厚の減少は22%以であつた。
本考案は、フレーム構造をコ字型から他の方式
に変更することにより、フレーム自体の大きさを
縮少し、人がホイールリム成形機の成形部に接近
することを容易にし、機器の交換及び調整を容易
に且つ確実、且つ短時間(約5分)にすること、
横振れの精度を向上すること、縦振れの精度を向
上すること、R部の板厚の減少(通称肉ヤセ)を
小さくしホイルの強度を向上させること、を目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案のホイールリム成形機
は、フレームを上下方向に延びる4本の柱を有す
る4柱方式にて構成し、4本の柱によつて囲まれ
る内部空間にホイールリムを成形するトツプロー
ルおよび前後のガイドロールを上下動可能に配設
するとともに、トツプロールの軸芯に対して4柱
及び前後のガイドロールをシンメトリーに配設し
たものから成る。
〔作 用〕
上記装置では、フレームが4柱方式をとつてい
るため、リム成形荷重は4柱によつて本質的に等
分に支持され、荷重が分散される。また、4柱方
式フレームの中側の中央部に上下方向にリム成形
荷重が作用するので、従来のようなコ字型フレー
ムのコ字を拡開するような荷重のかかり方がな
く、フレームの剛性をコ字のように上げる必要が
なく、4柱方式フレームの柱の幅を小さくとるこ
とができる。すなわち、コ字型フレームでは、荷
重支持が片操梁になり、上下方向に延びるフレー
ムには曲げモーメントが働くので、変形を少なく
するためには必然的にフレームの寸法を大にする
必要があつたが、4柱方式では4柱に引張り力の
みが作用するので、すなわち曲げ力が作用しない
ので、変形を起しにくく、フレームの寸法を縮少
できる。フレームの柱の幅を小さくとることがで
きるために、機器のスペースが必然的に小さくな
り、4柱で囲まれたフレーム内部の要部の機器へ
の人の接近が容易になり、機器の交換および調整
も容易になる。これはワークの種類の変更時の機
器の変換および調整を容易にし、段取り時間を縮
少し、ワークの横振れ、縦振れの精度を向上さ
せ、且つR部の肉ヤセを少なくしてホイールの強
度を向上せしめる。
〔実施例〕
以下に、本考案に係るホイールリム成形機の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図および第2図はホイールリム成形機の全
体構成を示しており、第3図および第4図はトツ
プロール支持装置近傍の構成を示している。
図において、1はフレームであり、上下方向に
延びる4本の柱2,3,4,5(第1図で前面側
に柱2,3があり、柱2の後方に柱5があり、柱
3の後方に柱4があつて、それらは上方から見て
矩形の角部に位置している)と、それらの上端を
連結する上部フレーム6およびそれらの下端を連
結する下部フレーム7を有している。ホイールリ
ム8から成るワークは、凹凸を形成される前の壁
がストレートに延びる円筒体の状態でリム成形機
に送られてきて、リム成形機のトツプロール9と
ボトムロール10との間でリム壁を押圧挾持さ
れ、トツプロール9とボトムロール10の強制回
転駆動によつて、リム形を成形される(第3図参
照)。28はトツプロール9を回転駆動する油圧
モータであり、ギヤ29を介してトツプロール9
と一体に回転するシヤフト11に連結している。
トツプロール9はシヤフト11によつて支持さ
れ、かつキー結合によつてシヤフト11と一体に
回転ち、シヤフト11はその両端を軸受装置1
2,13によつて回転自在に支承される。軸受装
置のうち一方の軸受装置12は、シヤフト11軸
方向にスライド可能(第3図中軸受装置12の実
線位置から2点鎖線位置まで水平にスライド可
能)であり、スクリユー14、チエン15を介し
てモータ16によつて駆動されることにより、シ
ヤフト11軸方向にスライドされる。トツプロー
ル9を交換するときには上記モータ16を駆動し
て軸受装置12を第3図中2点鎖線の位置に動か
してシヤフト11から離反させ、シヤフト11の
開放した端部においてトツプロール9をシヤフト
11から離脱し、新しいトツプロール9を再びシ
ヤフト11に着荷することによつて行なう。
トツプロール9、トツプロール支持シヤフト1
1、シヤフト11を支持する軸受装置12,13
は、上下方向にフレーム1に対して移動可能であ
り、スクリユー17を介して油圧シリンダ18に
よつて懸吊されている。4本の柱2,3,4,5
は上下方向のガイドの機能も果たす。油圧シリン
ダ18はフレーム1の上部フレーム6上に固定さ
れており、油圧シリンダ18を駆動することによ
つてトツプロール9はボトムロール10に対して
昇降される。ワーク8の成形のたびごとにトツプ
ロール9は昇降され、上昇したときにワーク8が
成形部位に搬入され下降されてボトムロール10
と協働してワーク8を成形し、成形後トツプロー
ル9が再び上昇して成形リムを取出し、次のワー
ク8を搬入する手順となつている。上記スクリユ
ー17はワーク8の寸法が変えられたときにトツ
プロール9と油圧シリンダ18間の間隔を調整す
る高さ調整用スクリユーであり、ウオーム19を
介してモータ20によつて駆動される。スクリユ
ー17は一対の左ねじ17a、右ねじ17bを有
し、ウオーム19が回転したときに一対のねじ1
7a,17bの間隔が拡縮される。
21,22はリム成形時にワーク8を成形部位
(上下ロール9,10のワーク挟圧部位)の両側
からガイドするガイドロールであり、ワーク8の
種類が変更されてワーク径が変更されるたびごと
に、スクリユー23,24を調整して、ガイド位
置が調整できるようになつている。これらのスク
リユー23,24は4柱フレーム2,3,4,5
によつて囲まれる空間から一部外側に突出してい
る。ガイドロール21,22全体は上下するトツ
プロール軸受36にボルト37,38で取付けら
れ、トツプロール9及び4柱2,3,4,5に対
しシンメトリーに配設されている。ガイドロール
21,22を交換するときには、トツプロール軸
受36上のフレームに取付けられたボルト37,
38を取外し4柱上部端に取付けたシリンダ3
0,31の吊環32,33を下降させてガイドロ
ール21,22のフレームに設けたフツク34,
35に引掛けて吊り上げ、ガイドロール21,2
2の軸受の蝶番式軸受39,40を開きガイドロ
ール21,22をセツトした軸をガイドロール2
1,22と共に人手で取り換える。
なお、25はトツプロール交換時に使用する着
脱用シヤフトであり、その中央部26を中心にし
て旋回できるとともに、チエン27によつてトツ
プロール支持シヤフト11の軸芯延長方向にスラ
イド可能となつている。
つぎに、上記のように構成されたホイールリム
成形機における作用について説明する。
まず、フレーム1が4柱2,3,4,5を有
し、4柱2,3,4,5によつて囲まれた空間内
にトツプロール9およびボトムロール10を配設
した構造をとつているため、トツプロール9とボ
トムロール10とが協働して生成するリム成形荷
重は、4柱2,3,4,5によつて囲まれた空間
の中央部で、上下方向に作用する。このリム成形
荷重は、最終的には4本の柱2,3,4,5,に
よつて本質的に等分に受けもたれ、このとき4本
の柱2,3,4,5には引張荷重が働く。4柱方
式では、4本の柱2,3,4,5には曲げモーメ
ントは作用せず、引張荷重のみであるので、断面
が小さな柱によつて十分にその引張荷重に耐える
ことができる。
この4柱方式を従来の断面コ字型フレームと比
較すると、コ字型フレームでは、上下方向に延び
るフレームには曲げモーメントが作用するるの
で、成形上必要な剛性をもたせるにはフレームの
断面寸法を非常に大きくとらなければならないの
に対し、4柱方式では曲げモーメントが作用しな
いので、フレームの断面寸法を著しく縮少でき
る。ガイドロール21,22はリムの成形された
側面の幅の内側に定着するように設計され、成形
中のリム径の減少に自らならうように空気圧また
はバネで圧下されていて、且つ成形中にリムが揺
動しないようにハの字の方向から受けている。4
柱方式の場合は4本の柱2,3,4,5の最大外
側寸法が1m四方の中におさまり、成形要部機器、
たとえばトツプロール9、ボトムロール10、ガ
イドロール21,22、その調整用スクリユー2
3,24等はすべて、4柱2,3,4,5の内側
かまたは外側から50cm以内のところにあり、4柱
2,3,4,5の外側から容易に接近可能であ
り、人が手操作によつて機器の調整をすることが
できる。したがつて、ワーク8のの種類の変更に
伴う機器の交換および調整は極めて容易である。
ワーク8の成形は、前記の如く、リム成形機の
ワーク成形部位にワーク8を搬入し、油圧シリン
ダ18を駆動してトツプロール9を下降させ、ト
ツプロール9とボトムロール10間にワーク8の
壁を挾圧し且つ前後のガイドロールでハの字の方
向から受けると共にリムの成形された側面をガイ
ドしてリムが成形中に揺動しないように保持し、
且つバネまたは空気圧で圧着してならわしめ、ト
ツプロール9とボトムロール10を、油圧モータ
28を駆動して強制的に回転させることによつて
行なう。リム成形後は油圧シリンダ18を駆動し
てトツプロール9およびトツプロール軸受上のフ
レームの前後に設けられたガイドロール21,2
2を共に上昇させ、トツプロール9およびガイド
ロール21,22をボトムロール10上のワーク
8から離し、ワーク8を押し出すことによつて行
なう。
〔考案の効果〕
本考案のホイールリム成形機によるときは、フ
レームをコ字型方式から4柱方式に変更し、4柱
によつて囲まれる内部でリムの成形を行なうよう
にし、フレームに働くリム成形荷重を4柱の引張
力によつて支持させたので、4柱に本質的に曲げ
モーメントが作用しないようにでき、これによつ
て4柱の断面寸法を縮少でき、ホイールリム成形
機の平面方向の形状を小型化できる。これによつ
てホイールリム成形の要部機器への人の接近が容
易化され、ワークの種類に変更時に必要となる機
器の交換および調整が大幅に容易に且つ確実にで
き、かつ段取り時間も約20分から5分に縮少する
ことができる。のみならず、ワーク8の横振れの
精度を約0.6mmから0.3mm〜0.1mm以下に、また縦振
れの精度を0.6mmから0.3mm以下にまた板厚の減少
(通称肉ヤセ)を22%から12%以下に減少するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るホイールリム成形機の全
体正面図、第2図は第1図のホイールリム成形機
の側面図、第3図は第1図のホイールリム成形機
のトツプロールとその近傍に拡大正面図、第4図
は第3図の機器の側面図である。 1…フレーム、2,3,4,5…フレームの4
柱、6…上部フレーム、7…下部フレーム、8…
ワーク(ホイールリム)、9…トツプロール、1
0…ボトムロール、11…シヤフト、12,13
…軸受装置、18…油圧シリンダ、21,22…
ガイドロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームを上下方向に延びる4本の柱を有する
    4柱方式にて構成し、前記4本の柱によつて囲ま
    れる内部空間にホイールリムを成形するトツプロ
    ールおよび前後のガイドロールを上下動可能に配
    設するとともに、トツプロールの軸芯に対して前
    記4本の柱および前後のガイドロールを対称に配
    設したことを特徴とするホイールリム成形機。
JP1986057544U 1986-04-18 1986-04-18 Expired JPH034419Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057544U JPH034419Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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JP1986057544U JPH034419Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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JPS62169733U JPS62169733U (ja) 1987-10-28
JPH034419Y2 true JPH034419Y2 (ja) 1991-02-05

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JP1986057544U Expired JPH034419Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6687443B2 (ja) * 2016-03-29 2020-04-22 中央精機株式会社 自動車用ホイールリムの製造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185532A (ja) * 1983-04-06 1984-10-22 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 車輪リムの製造方法

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JPS59185532A (ja) * 1983-04-06 1984-10-22 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 車輪リムの製造方法

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