JPH0343326A - ホッパーに袋を被せる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、袋の中に被包装物を充填するための案内用ホ
ッパーの口に、袋を能率よく被せる装置に関する。

（従来の技術） 袋の中に被包装物を充填する場合、いくら袋の口を丸く
広げても、被包装物は袋の口に引掛ったり袋の外に零れ
たりするので、一般にはノズルやホッパーを使用して被
包装物を完全に袋内に充填するようにしている。例えば
、ＵＳＰ２，８３３゜０９７には、袋収納箱の中に多数
の袋を積み重ね状に配置すると共に、真空カップで最も
端の袋を吸着して取り出し、取り出した袋を吊り下げら
れたホッパーに向かって被せ、またＵＳＰ３，９４５．
１７３には、台の上に置かれた袋の口を上下一対の真空
カップで吸着して開口すると共に、開口された口の中に
二つ割りの円形部材を挿入し、該円形部材で袋口を外側
へ丸く張った状態にして吊り下げられたホッパーに袋を
被せることがそれぞれ開示されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしＵＳＰ２，８３３．０９７の場合、袋収納箱内に
積み重ねて置かれた多数の袋のうち、最も外側の袋を真
空カップに吸着して他の袋から離すとき、袋の口は開か
れる。と記載されているが、すべての袋が確実に開口す
るとは限らず、開口ミスが生じやすい。この点、ＵＳＰ
３，９４５，１７３の場合は袋の口の両面を一対の真空
カップで吸着し、両真空カップを相対的に引き離して袋
の口を開口させるので、開口ミスは確かに少なくなる。

しかし、袋を形成する特にプラスチックフィルムには静
電気が帯電するし、また袋の口を急速に開口しようとす
ると袋内部が負圧になり、このため真空カップから袋の
面が離脱することがよくある。従って、前記の２つの手
段のものは、作業能率を落とさないとホッパーに袋を確
実に被せることができない欠点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は、袋の開口ミスを少なく袋をホッパーに確実に
被せるために、袋収納箱内に積み重ねた多数の袋を、最
上位のものから真空カップに吸着し、前記真空カップの
移動で前記袋収納箱から隣のテーブル方向枚ずつ移す装
置と、前記テーブルの横に配置したレールに沿って往復
動するように設けたガイドと、前記ガイドに設けた支柱
から前記テーブルの方向に支持材を突き出し、該支持材
に設けた腕の先端に真空カップを上向きに設けて形成し
た下側のサクションハンドと、前記支柱にピンを介して
上下方向に揺動可能に支持したレバーの先端から前記テ
ーブル方向に別の支持材を突き出すと共に、該支持材に
設けた腕の先端に真空カップを、前記の下側のサクショ
ンハンドの真空カップと対向するように設けて形成した
上側のサクションハンドと、前記レバー基端に設けた滑
車を係合したカム溝と、該カム溝は前記レールに沿って
進むほど下側へ傾斜するように構成したものである。

（作用） 下側のサクションハンドと上側のサクションハンドとは
ガイドと一体にレールに沿って、テーブルとホッパーと
の間を往復動する。下側のサクションハンドはガイドに
設けた支柱に支持材を介して固定されている関係上、一
定の高さを保持して往復動するのに対して、上側のサク
ションハンドは支柱にレバーを介して設けられ、該レバ
ーはレールに沿って配置したカム板の溝に係合し、しか
も前記溝は前進するほど下降するように傾斜するから、
結局上側のサクションハンドはガイドと一体に移動しな
がら下側のサクションハンドから離れる。そしてテーブ
ルに向かって後退した時、該テーブル上の袋を吸着し、
前進する過程で袋の口を徐々に開口するのである。

（実施例） 下記に本発明を実施する場合の技術手段を各図面に基づ
いて説明する。

第１図には、機台（ｌＯ）に設けた袋収納箱（１１）に
多数の袋（１２）・・・を横積みした状態が示されてい
る。

前記の袋収納箱（１１）は両側壁（１３）　（１３）を
含む４面の壁と、底盤（１４）とからなり、前記底盤（
１４）の中心から下側へ垂設したラック歯（１５〉を、
機台（１０）に固定したモーター（１Ｂ）の軸に設けた
ピニオン（（７）に係合させている。また、機台上面に
設けた軸受（１８）にタンバックルスクリュー（１９）
を横方向に回転自在に支持すると共に、両側壁（１３）
　（１３）の雌ねじソケット（２０）（２０）を前記タ
ンバックルスクリュー（１９）のねじ溝に係合し、ハン
ドル（２１）でターンバックルスクリュー（１９）を回
転操作することによって、使用する袋〈１２〉の横巾に
応じて両側壁（ｉ３）　（１３）の間隔を調整すること
が可能である。また、前記機台（１０）にピン（２３）
　（２４）を介して２本のリンク（２５）　（２Ｂ）の
それぞれの下端を枢支すると共に、これら両リンクを平
行状態に保ったまま、両リンク（２５）　（２Ｂ）の上
端にピン（２７）　（２８）を介して座板（２９）を支
持し、該座板の上面に形成した案内溝（３０）のアーム
（３１〉をスライド自在に支持している。前記アームの
先端には真空カップ（３２）を下向けに設けると共に、
該真空カップをチューブ（３３）を介して真空ポンプに
連結して、真空カップ（３２〉に真空吸引力が働くよう
にしている。また、前記アーム（３１）はねじ棒（３４
）の締めつけによって座板（２９〉に固定されており、
ねじ棒（３４〉を緩めることによってアーム（３１）は
案内？ｍ（３０）に沿ってスライド自由になる。前記の
平行リンクのうち、−側のリンク（２５）の下端を延長
して形成したレバー（３Ｂ）に２本の連結材（３７）　
（３８）を直列に連結し、連結材（３８）の端を軸（３
９）に枢支した揺動杆（４０）に連結する一方、主軸（
４１）に固定した溝カム（４２）に前記揺動杆（４０）
を係合している。図示はしていないが、長い方の連結材
（３８）を機台（４５）に固定したスリーブに支持して
おり、人力歯車（４６）を介して回転動力が溝カム（４
２）に伝えられ、揺動杆（４０）が一定のサイクルで揺
動し、連結材（３８）を矢印（４７）　（４８）方向に
往復動させることによって、平行リンク（２５）　（２
Ｂ）は仮想線（２５ａ）　（２８ａ）との範囲で往復動
する。チューブ（３３）の途中に設けたバルブは平行リ
ンクが矢印（５０）の方向に移動する間だけ真空カップ
（３２）に真空吸引力を作用させるので、袋収納箱（１
１）内の袋（１２）は最上位のものから一定の時間間隔
で隣の機台のテーブル（５１）上に次々と供給される。

２本の平行リンクのうちの一側のリンク（２５）の上部
には関節部分（５２）が形成され、リール（５３〉に巻
いたねじりコイルバネ（５４〉の張力で関節部分（５２
）の折れ曲がりを防いでいるが、他側のリンク（２６）
がストッパー（５５）に当たって動きが規制されると、
バネ（５４）の張力に抗して関節部分（５２〉は屈曲す
るので、真空カップ（３２）はより力強く袋（１２）の
上面に押し付けられる。そして袋の搬出によって袋収納
箱（１１）内の袋が減少し、光電スイッチ（５Ｂ）から
袋の影が消えると、モーター（１Ｂ）の回転で底盤（１
４）が袋を押し上げ、光電スイッチ（５６）で袋をキャ
ッチしたところでモーター（１Ｂ）は停止する。積み重
ねた袋を一枚ずつ取り出す装置は以上のような構成であ
る。

前記の取り出し装置に隣接する機台（４５〉の上には、
レール（５８）を摺動するガイド（５９）に立設した支
柱（６０）にサクションハンド（８１）　（６２）を設
けた被袋装置（６３）が設けられている。第２図は前記
被袋装置を正面から眺めた状態であり、機台（４５）に
はテーブル（５１）を２本の脚（８５）　（８Ｂ）で支
持している。

第３図の如く、前記の２本の脚（６５）（６Ｂ）はテー
ブル（５１）の一つの対角線上に位置して被袋装置の動
きに支障がないように配慮されている。第４図にも示す
如く、支柱（６０）の側面に固定して横方向に延長され
る支持材（６７）に２本の腕（８８）　（６８）をピン
（６９）　（８９）を介して水平方向に回転自在に支持
し、各駒（ｅｇ）　（８ｇ）の先端に立設した短いバイ
ブ（７Ｇ）　（７０）のそれぞれの上端に真空カップ（
７１）（７１）を設けて下側のサクションハンド（８１
）を形成している。

前記両バイブの側面にはホースの連結部（７２）（７２
）がそれぞれ設けられており、ホースを介して真空カッ
プ（７１）　（７１）に真空が働くようになっている。

・また、前記支持材（６７）から後方に設けたブラケッ
）　（７３）にタンバックルスクリュー（７４）を回転
自在に支持すると共に、該タンバックルスクリューの両
端の雄ねじ部（７５）　（７５）を前記両腕の基端に設
けた雌ねじソケット（７Ｂ）　（７６）に係合している
。従ってタンバックルスクリュー（７４）を回転操作す
ることによって、先端の両真空カップ（７１）（７１）
の間隔が袋の横巾に応じて任意に調整できる。一方、前
記支柱（ＢＯ）の裏側には上下２本のレバー（７ｇ）　
（７９）をそれぞれピン（８１１）＜８１）を介し、上
下方向に揺動可能な状態に支持している。下側のレバー
の先端から横方向に延長した支持材（８２）の上面に２
本の腕（８３）　（８３）をピン（８４）　（８４）を
介して枢支すると共に、これら各駒の先端に固定したパ
イプ（８５）　（８５）の下端にそれぞれ真空カップ（
８６）　（８６）を設けて上側のサクションハンド（６
２）を形成している。前記両パイプ（８５）　（８５）
の上端にはホースを連結して真空カップ（８Ｂ）　（８
Ｂ）に真空吸引力が作用するようにしている。また、支
持材に設けたブラケット（８７）にタンバックルスクリ
ュー（８９〉を回転自在に支持すると共に、該タンバッ
クルスクリュー両端の雄ねじを腕（８３）　（８３）に
設けた雌ねじソケット（９０）　（９０）に係合し、タ
ンバックルスクリュー（８９）の操作で真空カップ（８
Ｂ）　（８Ｂ）の間隔を調整できるようにしている。さ
らに、上側のレバー（７８）の先端にはバイブ（９２〉
が固定され、該パイプの先端（９３）は前記のサクショ
ンハンドの間に向かって臨み、パイブの基端（９４〉に
接続されるホースを介して送られる圧搾空気をパイプ先
端（９３）から吹き出し、この空気圧によって袋の口を
開くように助勢する。

第２図に示す如く、上下２段のレバー（７８）　（７９
）のそれぞれの基端に回転自在に設けた滑車（１００）
（１０１）は、レールの横に設置したカム板（１０２）
の溝（１０３）　（１０４）に係合している。図面では
ガイド（５９）を動かす手段を省略しているが、例えば
エアーシリンダーなどによってガイド（５９）はレール
（５８）に沿って往復動する。第５図の如く、カム溝（
１０３）（１０４）は滑車（１００）　（１０１）が矢
印方向に進むほど下降するように傾斜しており、滑車（
１００）　（ｌｏｔ）が下へ沈むと、第４図においてレ
バー（７ｇ）　（７９）の先端はピン（８０）　（８１
）を軸にして上方に持ち上がる。下側の真空カップ（７
１）は常に一定の高さを保って往復動するのに対して、
上側の真空カップ（８Ｂ）及びパイプの先端（９３〉は
、前進するとき上動じ、反対に後退するとき下動する。

特に第５図の如く、下側のカム溝（１０３）の後端（１
０５）は短い距離で極端に落下しているので、第３図の
如くテーブル（５１）の上に載置されている袋（１２）
の口縁が上下の真空カップ（８Ｂ）　（７１）で挾持さ
れ、これら両真空カップに吸着される。そして両サクシ
ョンハンドは袋口を広げながら袋（１２）をテーブル（
５１〉上から取り除き、第６図に示すように袋（１２）
を停止中のホッパー（１０７）に被せる。この場合、上
下の真空カップ（８Ｂ）（７１）はホッパーの方向に走
行しながら徐々に袋を広げるので、袋内に負圧現象が起
こりにくく、また静電気が帯電していても袋を確実に広
げられる。

第７図に示す如く、ホッパー（１０７）の下側のブラケ
ット（１０８）にクランプ（１０９）をピン（１１０）
を介して枢支しており、エアーシリンダー（１１１）で
操作されるハンマー（１１２）でクランプの一部（１１
３）を押し、スプリング（１１４）の力に抗してクラン
プ（１０９）を開放させて待機しているところに袋（１
２）を供給して、袋（１２）をクランプ（１０９）でし
っかりとホッパー（１０７）に固定することができる。

ホッパーの上面には補給口（１１５）が形成されており
、この補給口からホッパー内には予め食品（ｔｔｅ）が
補給されている。第８図に示すように、前記ホッパー（
１０７）は２本のチェーン（１１７）　（１１７）に支
持され、袋（１２）を被せられたホッパー（１０７）が
チェーン（１１７）（１１７）によって動かされて次の
位置で停止すると、その位置に存在するロッド（１１ｇ
）はホッパー内に進入し、食品（１１Ｂ）を袋（１２）
の中に充填するのである。

（効果） 本発明は、往復動するサクションハンドが、この往復軌
道に沿って形成されるカム溝によって移動しながら開放
するようになっているので、袋の口を広げるのに比較的
ゆっくりと時間を取ることができ、従来のように停止位
置で袋の口を広げてから該袋をホッパーに向けて運搬す
るものに比べて、袋の開口ミスを少なくでき、またホッ
パーに対する袋の供給にも能力を落とす必要がない、な
どの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の背面図、第２図は前記装置のうち
の被袋装置の正面図、第３図はテーブルの平面図、第４
図は被袋装置の斜視図、第５図はカム板の正面図、第６
図はホッパーの側面図、第７図は前図の断面拡大図、第
８図は前図の平面図である。 〈１１〉・・・袋収納箱、　（１２）・・・袋、　（３
２）・・・真空カップ。 （６１）　（８２）・・・サクションハンド、　（８３
）・・・被袋装置。 （６Ｂ）・・・腕、　（７１）・・・真空カップ、　（
８３）・・・腕、　（８Ｂ）・・・真空カップ、　（１
０７）・・・ホッパー、　（１１６）・・・食品。 （１１７）・・・チェーン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 袋収納箱内に積み重ねた多数の袋を、最上位のものから
   真空カップに吸着し、前記真空カップの移動で、前記袋
   収納箱から隣のテーブル上へー枚ずつ移す装置と、前記
   テーブルの横に配置したレールに沿って往復動するよう
   に設けたガイドと、前記ガイドに設けた支柱から前記テ
   ーブルの方向に支持材を突き出し、該支持材に設けた腕
   の先端に真空カップを上向きに設けて形成した下側のサ
   クションハンドと、前記支柱にピンを介して上下方向に
   揺動可能に支持したレバーの先端から前記テーブル方向
   に別の支持材を突き出すと共に、該支持材に設けた腕の
   先端に真空カップを、前記の下側のサクションハンドの
   真空カップと対向するように設けて形成した上側のサク
   ションハンドと、前記レバー基端に設けた滑車を係合し
   たカム溝と、該カム溝は前記レールに沿って進むほど下
   側へ傾斜するようにしたホッパーに袋を被せる装置。