JPH0343302A

JPH0343302A - 液充填設備のシール機における容器内空気排出装置

Info

Publication number: JPH0343302A
Application number: JP16919689A
Authority: JP
Inventors: Toru Hosokawa; 徹細川; Takanobu Kobayashi; 小林　卓頌
Original assignee: Hitachi Zosen Industry Co Ltd
Current assignee: Hitachi Zosen Industry Co Ltd
Priority date: 1989-06-30
Filing date: 1989-06-30
Publication date: 1991-02-25
Anticipated expiration: 2009-10-26
Also published as: JPH0684162B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は袋状容器に液体を充填する液充填設備における
容器内空気排出装置に関する。

従来の技術一般に１食品、薬品等の衛生上注意を要する液体を袋状
容器に充填する場合、品質維持のため。

容器内の空気が排出されている。従来、容器内の空気を
排出する装置としては、特開昭６３−５５００６号に開
示されたものがある。この液充唄設備のシール機におけ
る容器内空気排出’３１置は１袋状容器の装本体の両側
部を押え板により押圧するようにしたものであり、この
押え板の開閉動作はカム機構を介して行われていた。

発明が解決しようとする課題上記従来の構成によると、装本体内の空気を排出するた
めの押え板はカム機構により作動されているため、装本
体の寸法特に装本体の幅寸法のばらつき、または装本体
の肉厚のばらつきなどにより、その剛性がばらつき、装
本体内の空気の残量が一定にならず、したがって容器内
の液体に溶は込む酸素量が変化するため、液体の品質を
一定に維持することができないという問題があった。

そこで、本発明は上記問題を解消し得る液充填設備のシ
ール機における容器内空気排出装置を提供することを目
的とする。

課題を解決するための手段上記問題点を解決するため１本発明の液充填設備のシー
ル機における容器内空気排出装置は、床面上に回転自在
に立設された回転軸体と、この回転軸体上部に固定され
た環状支持体と、この環状支持体に取付けられて袋状容
器の口部を保持する保持装置とを有し、かつこの保持装
置により保持された袋状容器が所定の円周経路上を移動
する間に口部をシールするシール機に設けられる容器内
空気排出装置であって、上記環状支持体の下方位置の回
転軸体外周回りに環状支持体と同一速度でもって回転す
る環状板体を設け、この環状板体の上記保持装置に対応
する位置に、昇降体を昇降自在に設けるとともに、この
昇降体に袋状容器の側部を両側から押圧解放自在な一対
の押圧部材を設け、上記昇降体を環状板体の回転に応じ
て昇降させるカム体を設けるとともに、一対の押圧部材
を互いに接近離間させる駆動装置を設け、かつ上記環状
支持体に袋状容器内の液面を検出する液面検出計を設け
るとともに、この液面検出計からの検出信号により上記
駆動装置による一対の押圧部材の接近動作を停止させる
ように構成したものである。

作用シール機の環状支持体に設けられた保持装置に保持され
た袋状容器は、所定の円周経路上を移動してキャップが
接着されるが、そのキャップの接着前において、カム体
により昇降体を介して一対の押圧部材が袋状容器の位置
まで上昇された後、一対の押圧部材は駆動装置により互
いに接近されて袋状容器内の空気が排出される。そして
１袋状容器内の液面が所定位置に達すると、液面検出計
からの検出信号により袋状容器の押圧が停止され。

したがって袋状容器内の残存空気量を常に一定に保つこ
とができる。

実施例以下、本発明の一実施例を第１図〜第９図に基づき説明
する。まず、充填容器である袋状容器を、第４図に基づ
き説明する。この袋状容器（以下。

単に容器という）１はプラスチックフィルムで形成され
た側面視長方形状の装本体１ａと、この装本体１ａの上
端中央に取付けられたフランジ付口部１ｂとから構成さ
れたもので、ヒートシールによりフランジ付キャップ２
が接着されるようにしている。

次に、この容器に液体を充填する液充填設備を、第２図
および第３図に基づき、概略的に説明する。

この液充填設置Ｉ３は、容器ｌに液を所定量充填するロ
ータリ式充填機４と、液体が充填された容器１の口部１
ｂにキャップ２をするロータリ式シール機５と、空の容
器１を充填機４に送り込むための入口トランスファ６と
、容器１を充填機４からシール機５に移すための中間ト
ランスファ７とから構成されている。そして本発明に係
る容器内空気排出装置８は、上記シール機５に設けられ
ており、先にシール機５の概略構成について説明する。

このシール機５は、第１図に示すように、架台（床面）
１１に回転自在に立設された回転軸体１２と。

この回転軸体１２上端部に固定された環状支持体１３と
、この環状支持体１３から下方に吊持された下側環状支
持部材１３ａに取付けられて容器１の口部ｌｂを保持す
る容器保持装置１４と、同じく環状支持体１３側に取付
けられてキャップ２を保持するキャップ保持具１５と、
このキャップ保持具Ｉ５に保持されたキャップ２を容器
１の口部１ｂに押付ける押付具（例えばエアシリンダー
）　１Ｇと、上記環状支持体１３の移動経路の所定範囲
に亘って設けられて口部１ｂとキャップ２とを加熱する
ヒータ（図示せず）と、上記回転軸体１２を、その下端
部に取付けられた大歯車１７を介して回転させる電動機
（図示せず）とから構成されている。そして、容器内空
気排出装置８は、回転軸体１２の中間部に配置されてお
り、第１図および第５図〜第９図に基づき、説明する。

すなわち、回転軸体１２の中間部外周には、筒状体２１
が回転自在に外嵌されるとともに、この筒状体２１下部
は架台１１上方に固定された支持板２２に連結支持され
ている。そして、回転軸体１２の上部外周には、軸受２
３を介して上部環状板体２４が回転軸体１２軸心回りで
回転自在に支持されるとともに、上部環状板体２４の下
方位置には、上部環状板体２４から垂下された垂下板２
５を介して下部環状板体２６が吊持されており、またこ
の上部および下部環状板体２４．２６は容器１と同一速
度で回転するようにされている。すなわち、下部環状板
体２６の下面にはリングギア２７が取付けられるととも
に、このリングギア２７と上記回転軸体１２回転駆動用
の大歯車１７とが、それぞれに噛合う２個のピニオン２
８．２９およびこれら両ピニオン２８．２９同志を連結
する連結軸体３０によって連動されており、また各歯車
１７．２７，２８．２９の比は回転軸体１２と下部環状
板体２６とが同一速度で回転するようにされている。そ
して、容器保持位置における下部環状板体２６には、容
器１の装本体１ａ上部を押圧して空気を排出する押圧具
３１が設けられている。勿論。

この押圧具３１は、容器保持装置１４に対応して所定の
円周上位置で所定間隔置きに複数個配置されている。

上記押圧具３１は、下部環状板体２６の内側に上下方向
で立設された第１ガイド捧３２と、この第１ガイド棒３
２に昇降自在に外嵌された昇降体３３と、この昇降体３
３の外側面に突設された支持部材３４にしかも下部環状
板体２６の半径方向で設けられた互いに平行な左右一対
の第２ガイド棒３５Ａ、　３５Ｂと、この両第２ガイド
捧３５Ａ、　３５Ｂに案内されて下部環状板体２６の半
径方向で互いに接近離間自在にされるとともに上方部に
装本体１ａの両側部を押える押え板３６Ａ、　３６Ｂが
互いに対向するようにそれぞれ設けられた一対の移動部
材３７Ａ、　３７Ｂと、この移動部材３７Ａ　、　３７
Ｂの下側部にしかも互いに対向するように取付けられた
ラック体３８Ａ、３８Ｂと、上記両ラック体３８Ａ　、
　３８Ｂ中間位置において下部環状板体２６に軸受４０
を介して回転自在に支持されたスプライン軸４１と、こ
のスプライン軸４１にボール（図示せず）を介して昇降
のみ移動自在に外嵌された昇降筒体４２と、上記下部環
状板体２６に回転自在に支持されるとともに上記昇降筒
体４２に外嵌固定され、しかも上記両ラック体３８Ａ、
　３８Ｂのラック歯が両側から噛合うようにされたピニ
オン４３と、上記昇降体３３の内側すなわち回転軸体１
２側に水平ピン４４を介して取付けられたカムフォロワ
４５に当接し、昇降体３３すなわち押え板３６Ａ、　３
６Ｂを有する移動部材３７Ａ。

３７Ｂを、上下移動させるカム板（カム体）４６と、と
記スプライン軸４１を回転させることにより上記移動部
材３７Ａ、３７Ｂすなわち押え板３６Ａ、３６Ｂを互い
に接近離間させる駆動装置４７と、上記環状支持体１３
の上側に取付けられた上側環状支持部材１３ｂに設けら
れてこの駆動装置４７を制御する制御装置４８とから構
成されている。なお、この制御装！ｆ４８への電源等の
供給は１回転軸体１２の頂部に設けられたスリップリン
グ４９を介して行われる。また、上記駆動装置ｌ！４７
は、スプライン軸４１の下端部に取付けられた従動側ピ
ニオン５１と、下部環状板体２６の下面に取付けられた
サーボモータ５２と、このサーボモータ５２の出力軸５
２ａに取付けられるとともに例えばタイミングベルト５
３を介して従動側ピニオン５１に連動連結された駆動側
ピニオン５４とから構成されている。そして、このモー
タ５２は上記制御装置４８によって制御されるようにし
ている。すなわち、この制御装置４８によって、押え板
３６＾、３６Ｂの押圧開始位置、押圧開放位置が指示さ
れるとともに、下側環状支持部材１３ａに取付けられた
装本体１ａ内の液面を検出する液面検出計５５からの検
出信号によってその押圧が停止される。なお、上記一方
の押え板３６Ｂは、過度の押付けを防ぐために、ばね体
（圧縮ばね）６１が介在されて移動部材３７Ｂ側に取付
けられている。また、上記移動部材３７Ａ。

３７Ｂと押え板３６Ａ　、　３６Ｂとによって各押付部
材が構成される、さらに、上記第１ガイド棒３２は、上
記スプライン軸４１と同一構造のスプライン軸が使用さ
れて、昇降体３３が回転しないようにされている。

ここで、上記カム板４６を、第１図および第９図に基づ
き説明する。まず、容器１の移動軌跡における各装置の
動作位置について説明すると、第９図に示すように、容
器の受取位置ａと排出位置すとの間に、押え板上昇開始
位置ｃ、押え板上昇終了位置ｄ、押え板押圧開始位置（
排気開始位置）ｅ、押え板押圧終了位置（排気終了位置
）　ｆ、シール位Ｗ１（キャップ施行位りｇ、押え板開
放開始位Ｈｈ、押え板開放終了位置ｉ、押え板下降開始
位置ｊおよび押え板下降終了位置ｋが順次設定されてい
る０次に、カム板４６について説明すると、カム板４６
は下部環状板２６上にしかも容器の回転移動軌跡に沿っ
て配置されており、このカム板４６は昇降体３３を上下
動させるためにカム面は上下方向で変化させられている
。すなわち、カム板４６は、容器の受取位［ａと排出位
Ｉｌｂとの範囲に亘って設けられるとともに、押え板上
昇開始位［ｃと押え板上昇終了位置ｄとの間では順次高
くされ、（第１図参照）逆に押え板下降開始位置ｊと押
え板下降終了位置にとの間では順次低くされている。勿
論、キャップにより容器をシールする間は、高く一定に
されている。なお、押え板下降範囲には、下降動作を確
実に行なわせるために、カムフォロワ４５を下方に案内
するための補助カム板６２が設けられている（第１図参
照）。

次に、動作について説明する。

まず、充填機４で液体が充填された容器ｌは、中間トラ
ンスファ７を介してシール４ｉ！ｌ！５側の保持装置１
４により口部ｉｂが保持されてシール機５側に渡される
。このとき、容器ｌはその幅方向が円周における接線と
同一方向となるように保持される（第３図参照）、そし
て、シール機５側に保持された容器１は回転軸体１２の
回転により、所定の円周軌跡上を移動し始める。容器１
が押え板上昇開始位置ｃに来ると、カム板４６により昇
降体３３すなわち押え板３６＾、３６Ｂが上昇を開始し
、押え板上昇終了位ｌ！ｄでは押え板３６＾、３６Ｂは
容器１の装本体１ａの空気部に対向する位置まで上昇さ
れる。

そして、容器１がさらに回転して押え板押圧開始位［ｅ
に来ると、制御装置４８からの指示によりサーボモータ
５２が回転されてスプライン軸４１が回転して押え板３
６Ａ、　３６Ｂを互いに接近させ、装本体ｌａ内の空気
を排出する。そして、装本体ｌａ内の液面が所定位置ま
で上昇すると、液面検出計５５からの検出信号が制御装
置４８に入力されて、サーボモータ５２に停止信号が出
力され、装本体１ａの押圧が停止される（押え板押圧終
了位置ｆに相当する）。この状態で加熱によりキャップ
２が口部ｌｂに接着され、そしてこの後押え板開放開始
位置（ｈ）位置にくると、制御装置４８からの指示によ
り押え板３６Ａ、３６Ｂが開放され、さらにカム板４６
により押え板３６Ａ　、　３６Ｂが下降してシールが完
了する。シールが完了した容器１は、排出位１ｂで機外
に排出される。

発明の効果上記本発明の構成によると、袋状容器と一緒に回転する
環状板体に、昇降体を昇降自在に設けるとともに昇降体
に袋状容器を両側から押圧可能な押圧部材を設け、環状
板体の回転移動に応じて。

昇降体を昇降させるカム体および押圧部材を互いに接近
離間させる駆動装置を設け、かつ袋状容器内の液面を検
出する液面検出計からの検出信号により上記駆動装置に
よる一対の押圧部材の接近動作を停止させるように構成
したので、容器内の液量を常に一定にすることができ、
すなわち残在空気量を一定にすることができ、したがっ
て容器代の液体に溶は込む酸素量も一定となり、品質を
一定に維持することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はシール
機の断面図、第２図は液充Ｉａ設備の一部切欠正面図、
第３図は同平面図、第４図は袋状容器の外観を示す斜視
図、第５図は空気排出装置の断面図、第６図は第５図の
一部切欠１−１矢視図、第７図は第５図の■−■矢視図
、第８図は第５図の■−■矢視図、第９図は各カム板の
動作位置を説明する平面図である。１・・・袋状容器、１ａ・・・装本体、１ｂ・・・口部
、２・・・キャップ、３・・・液充填設備、５・・・シ
ール機、８・・・容器内空気排出装置、１２・・・回転
軸体、１３・・・環状支持体、２６・・・下部環状板体
、２７・・・リングギア、２８゜２９・・・ピニオン、
３１・・・押圧具、３２・・・第１ガイド捧、３３・・
・昇降体、３５Ａ、　３５Ｂ・・・第２ガイド捧、３６
Ａ、３６Ｂ・・・押え板、３７Ａ、３７Ｂ・・・移動部
材、３８Ａ、３８Ｂ・・・ラック体、４１・・・スプラ
イン軸、４３・・・ピニオン、４５・・・カムフォロワ
、４６・・・カム板、４７・・・駆動装置、４８・・・
制御装置、５１・・・従動側ピニオン、５２・・・サー
ボモータ、５３・・・タイミングベルト、５４・・・駆
動側ピニオン、５５・・・液面検出計。

Claims

【特許請求の範囲】

１、床面上に回転自在に立設された回転軸体と、この回
転軸体上部に固定された環状支持体と、この環状支持体
に取付けられて袋状容器の口部を保持する保持装置とを
有し、かつこの保持装置により保持された袋状容器が所
定の円周経路上を移動する間に口部をシールするシール
機に設けられる容器内空気排出装置であって、上記環状
支持体の下方位置の回転軸体外周回りに環状支持体と同
一速度でもって回転する環状板体を設け、この環状板体
の上記保持装置に対応する位置に、昇降体を昇降自在に
設けるとともに、この昇降体に袋状容器の側部を両側か
ら押圧解放自在な一対の押圧部材を設け、上記昇降体を
環状板体の回転に応じて昇降させるカム体を設けるとと
もに、一対の押圧部材を互いに接近離間させる駆動装置
を設け、かつ上記環状支持体に袋状容器内の液面を検出
する液面検出計を設けるとともに、この液面検出計から
の検出信号により上記駆動装置による一対の押圧部材の
接近動作を停止させるように構成したことを特徴とする
液充填設備のシール機における容器内空気排出装置。