JPH0341654Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0341654Y2
JPH0341654Y2 JP1985069951U JP6995185U JPH0341654Y2 JP H0341654 Y2 JPH0341654 Y2 JP H0341654Y2 JP 1985069951 U JP1985069951 U JP 1985069951U JP 6995185 U JP6995185 U JP 6995185U JP H0341654 Y2 JPH0341654 Y2 JP H0341654Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
latching
ring
handle
latching ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985069951U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61184577U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985069951U priority Critical patent/JPH0341654Y2/ja
Publication of JPS61184577U publication Critical patent/JPS61184577U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0341654Y2 publication Critical patent/JPH0341654Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knives (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はフルーツナイフ、包丁等の刃物、特
にそれらの身と鞘とのロツク構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 一般に、刃物の鞘の収納孔は身がちょうど入る
大きさに形成しておく必要があり、そのためには
鞘及び身の形成時にその精度を高めなければなら
なかつた。又、特に木製の鞘の場合には、温度変
化や湿度変化等によつて鞘が膨張したり、収縮し
たりする。そのため、鞘の収納孔が大きくなつ
て、鞘が身から抜け落ちてしまつたり、逆に小さ
くなつて、鞘の脱着が窮屈なものとなつてしまう
ことが多分にあつた。
又、前記のような問題点をなくすために、従来
も、鞘の内側に板バネを取付けたり、あるいはバ
ネ性を有する抜止め部材を鞘の内側に一体形成し
たりして、これらの抜止め部材や板バネを身に圧
接させるようにしたものがあつた。さらには、柄
の先端部を収納孔内に嵌着するようにしたものも
あつた。しかし、これらの刃物ではいずれも、刃
物全体が振動したり、鞘に前方への強い力がかか
つたりすると鞘が簡単に抜け落ちてしまい、身を
収納状態で確実にロツクすることはできなかつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 従つて、この考案は鞘が身から抜け落ちないよ
うに鞘及び身の精度を高めなくてはならなたつた
り、特に木製の鞘が温度変化や湿度変化等によつ
て膨張したり、収縮したりし、そのため鞘の収納
孔が大きくなつて鞘が身から抜け落ちたり、逆に
小さくなつて鞘の着脱が窮屈なものとなつたり、
さらに身を収納状態で確実にロツクすることがで
きなかつたりするという問題点を解決するための
ものである。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記した問題点を解決するために、柄
1に対して掛止め環4をその背側において前後方
向への回動可能に取付けるとともに、同掛止め環
4先端の横枠部4bが掛止めされて身6を鞘7に
対して抜け出し不能にロツクする掛止凹部8を鞘
7の背部に形成し、前記掛止め環4のロツク状態
において該掛止め環4の両側枠部4bを係入する
ための一対の係止溝5bを鞘7又は身6に形成し
たものである。
(作 用) 上記の構成において、鞘7内に身6を挿入した
後掛止め環4を前方あるいは後方へ回動させる
と、同掛止め環4先端の横枠部4aが鞘7及び/
又は身6の掛止凹部8,10,11に掛止めされ
て、身6は鞘7に対して抜け出し不能にロツクさ
れる。
そして、一対の係止溝5bに掛止め環4の両側
枠部4bを係入するため掛止め環4は逆に回動す
ることがなくロツク状態が維持される。前記ロツ
クを解除するときには、掛止め環4を上方へ押上
げる。このようにすると、その横枠部4aが鞘7
及び/又は身6の掛止凹部8,10,11から外
されてロツクが解除される。
(第一実施例) 以下、本考案をフルーツナイフに具体化した第
一実施例を第1〜4図について説明すると、1は
ナイフの柄、2は同柄1の前端背部に切欠形成し
た固定凹部である。3は柄1の前端部を構成する
口金であつて、その背部は柄1の他の部分よりも
背側へ突出している。なお、口金3はこの実施例
では合成樹脂製となつている。
4は前記口金3の背部に対して前後方向への回
動可能に取付けた掛止め環であつて、四角環状を
なしている。この掛止め環4は、口金3をその厚
さ方向に貫通する基端部4cと同基端部4cの両
端から突出する一体の側枠部4bと、これら両側
枠部4bの先端部間を連結する横枠部4aとから
なつている。第3図に示すように掛止め環4を後
方へ回動させると、その横枠部4aが前記固定凹
部2内に掛止めされる。前記一対の側枠部4bは
自身の弾性により互いに接近する方向へ付勢され
ている。
5aは口金3の両側面上に凹設した一体の後部
係止溝であつて、いずれも前記掛止め環4の基端
部4cから後方へ延びている。前記のように掛止
め環4を後方へ回動したとき、その一対の側枠部
4bが自身の弾性により両係止溝5a内に係止さ
れる。5bは、前記後部係止溝5aと同様、口金
3の両側面上に凹設した一対の前部係止溝であつ
て、これらは掛止め環4の基端部4aから前方へ
延びている。
6は柄1の前部に取付けたナイフの身である。
7はナイフの鞘であつて、この実施例では木製
となつている。この鞘7内の身6収納用の収納孔
は、その左右幅及び上下幅が身6の板厚及び縦幅
より若干大きく形成されている。8は鞘7の基端
背部に形成した掛止凹部であつて、後下がりの斜
状をなしている。第2図に示すように、鞘7を身
6に完全に嵌めて掛止め環4を前方へ回動させる
と、その横枠部4aが前記鞘7の掛止凹部8に掛
止めされる。このように掛止め環4を前方へ回動
したとき、その一対の側枠部4bが自身の弾性に
より両前部係止溝5b内に係止される。
さて、上記のように構成したナイフの鞘7に身
6を挿入する場合には、第3図に示すように掛止
め環4を後方へ回動させて、その横枠部4aを柄
1背側の固定凹部2内に嵌入しておく。このとき
掛止め環4の両側枠部4b基端は自身の弾性によ
り口金3の後部係止溝5a内に係入されている。
身6を鞘7内に挿入し終えたら、両側枠部4b
の弾性に抗して強い力で掛止め環4を上方へ起こ
し、前記掛止め環4を第2図に示すように前方へ
回動させる。このようにすると、掛止め環4の横
枠部4aは今度は鞘7背側の掛止凹部8内に掛止
めされる。そして、このとき同時に掛止め環4の
両側枠部4b基端が自身の弾性により口金3両側
の前部係止溝5b内に係入され、鞘7は柄1から
離脱不能となり、身6は収納状態にロツクされ
る。なお、この場合鞘7の掛止凹部8は後下がり
の斜状に形成されているので、鞘7を身6からそ
の前方へ引いても鞘7が自然に抜けることは決し
てなく、鞘7を確実にロツクすることができる。
従つて、鞘7が温度変化や湿度変化等によつて
膨張し、そのために収納孔が大きくなつてしまつ
ても、鞘7が身6から抜け落ちてしまうようなこ
とはない。
又、鞘7を嵌めた状態では掛止め環4はその基
端が口金3の前部係止部溝5b内に係止されるの
で、掛止め環4が簡単に上方へ回動してロツクが
解除されてしまうようなことはない。さらに、鞘
7は背側が下向きの状態になつた場合でもロツク
が解除されることはない。
次に、身6から鞘7を抜くときには、掛止め環
4の先端を両側枠部4bの弾性に抗して上方へ強
く押上げれば、その横枠部4aが鞘7の掛止凹部
8から外される。そのため、鞘7を身6から引抜
くことができる。そして、ナイフを使用する際に
は掛止め環4を後方へ倒して、その横枠部4aを
柄1背側の固定凹部2内に掛けておく。このよう
にすれば、掛止め環4が上下にがたつくようなこ
とはないのでナイフの使用時に邪魔になるような
ことはない。
以上のように、掛止め環4を設けたことによ
り、鞘7の収納孔をあらかじめ若干大きく形成し
ておくことができる。従つて、鞘7が温度変化や
湿度変化等によつて収縮し、ひいては収納孔が小
さくなつて鞘7の着脱が窮屈なものとなつてしま
うというようなことを防止することもできる。
又、鞘7が身6から抜け落ちたり、鞘7の着脱
が窮屈となつたりするのを防ぐために、鞘7及び
身6の精度を高めなければならないというような
必要もなくなる。
又、前記第一実施例において柄1前端部の口金
3は必ずしも設けなくてもよい。
本考案はフルーツナイフに限らず、切出ナイ
フ、包丁、はさみ等の他の刃物類にも応用可能で
ある。
考案の効果 以上詳述したように、本考案は鞘の収容孔をあ
らかじめ若干大きく形成しておいても掛止め環が
掛止凹部と掛止するようにさないるためこの鞘と
身とをロツクするため身が抜け落ちることがな
い。また、鞘の収容孔をあらかじめ若干大きく形
成できるため温度変化や湿度変化により鞘が収縮
したとしても鞘の着脱が窮屈になることがなく、
鞘や身の精度をそれほど高める必要がない。更に
掛止め環は鞘を嵌めた状態で両側枠部が係止溝内
に係止されつつ横枠部にて掛止凹部に掛止される
ため掛止め環が振動や接触等で簡単に上方へ回動
してロツクが解除されてしまうという危険が解消
され、ロツク機構の操作時に誤つて指が身に触れ
ても掛止め環は刃に近接してない背側にあるため
怪我をすることがない等の種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をフルーツナイフに具体化した
第一実施例を示す斜視図、第2図は同じく身を鞘
内にロツクした状態を示す正面図、第3図は同じ
くロツクを解除した状態を示す正面図、第4図は
柄の係止溝を示す側面図である。 柄1、掛止め環4、身6、鞘7、掛止凹部8。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 柄1に対して掛止め環4をその背側において
    前後方向への回転可能に取付けるとともに、同
    掛止め環4先端の横枠部4aが掛止めされて身
    6を鞘7に対して抜け出し不能にロツクする掛
    止凹部8を鞘7の背部に形成し、前記掛止め環
    4のロツク状態において該掛止め環4の両側枠
    部4bを係入するための一対の掛止溝5bを前
    記柄1に形成したことを特徴とする刃物。 (2) 掛止め環4は四角環状をなしてその基端部4
    cが柄1の前端背部に取付けられ、掛止凹部8
    は鞘7の基端背部に形成されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の刃
    物。 (3) 柄1の前端には口金3が取付られ、同口金3
    に掛止め環4を取着したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第2項記載の刃物。 (4) 柄1の前端背部には掛止め環4先端の横枠部
    4aが掛止めされる固定凹部2が形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    2項記載の刃物。
JP1985069951U 1985-05-10 1985-05-10 Expired JPH0341654Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985069951U JPH0341654Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985069951U JPH0341654Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61184577U JPS61184577U (ja) 1986-11-18
JPH0341654Y2 true JPH0341654Y2 (ja) 1991-09-02

Family

ID=30606111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985069951U Expired JPH0341654Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0341654Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138099U (ja) * 1978-03-17 1979-09-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61184577U (ja) 1986-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2521827Y2 (ja) 刃の交換が可能なナイフ
US8413337B2 (en) Dual front utility knife with interlock
US7516550B2 (en) Saw tool
US5206994A (en) Collapsible razor
US5893213A (en) Protective cover for shaving cartridge
US5315761A (en) Sheath with adjustable latching assembly
JP2002320783A (ja) 回転する刃収容部を有するシェービングカミソリ及びそのための取り替え可能な刃カートリッジ
WO2011108100A1 (ja) 刃物
JPH0341654Y2 (ja)
US4837929A (en) Dry shaver with a readily replaceable outer shearing foil
JPH0446716Y2 (ja)
CA1240138A (en) Open razor
JPS5939980Y2 (ja) かみそり
JPS645582Y2 (ja)
JP4347109B2 (ja) 鋏、鋏の組付方法及びケース付き鋏
JPH053192Y2 (ja)
JPH0341655Y2 (ja)
JP3045274U (ja) カッタ
JPH0344135Y2 (ja)
JP2545515Y2 (ja) 替刃ケース
JP2607621Y2 (ja) ナイフ
JPS5833981Y2 (ja) 軽便かみそり
JPH058907Y2 (ja)
JPS6349259Y2 (ja)
JPS6329505Y2 (ja)