JPH0341478Y2 - - Google Patents

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JPH0341478Y2
JPH0341478Y2 JP18163285U JP18163285U JPH0341478Y2 JP H0341478 Y2 JPH0341478 Y2 JP H0341478Y2 JP 18163285 U JP18163285 U JP 18163285U JP 18163285 U JP18163285 U JP 18163285U JP H0341478 Y2 JPH0341478 Y2 JP H0341478Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば大容量のサイリスタやトラン
ジスタ等の発熱体(半導体)を冷却するのに好適
な平板状ヒートパイプ製のヒートシンクに関する
ものである。
(従来技術及びその問題点) 大容量サイリスタやトランジスタ等の半導体で
は発熱が急速であり、発生熱量も多いために、こ
れらの半導体用ヒートシンクを形成するヒートパ
イプでは、伝熱容量を著しく増大させる必要があ
り、複数列のヒートパイプを使用しなければなら
ない。
この種の従来のヒートパイプとしては、第4図
に示すように、単一のヒートパイプ100に平板
102を取付けた構造(特開昭60−26268号)、第
5図に示すように複数列のヒートパイプ100に
ヘツダ管104を連結し、102を取付けた構
造、第6図に示すようにロールボンド108によ
るシート部とパス部が一体になつた構造、第7図
に示すようにパス部だけの多孔押出型材106に
ヘツダ管104を取付けた構造等が知られてい
る。
しかしながら、第4図の場合ではヒートパイプ
100と平板102またはヒートパイプ100と
フイン110の間の伝熱抵抗(ボンドコンダクタ
ンス)があり、単一のヒートパイプ100を並列
しているので、局部的な伝熱容量が小さい。
第5図の場合では、ヘツダ管104で伝熱容量
が増加するが、ヒートパイプ100と平板102
またはヒートパイプ100とフイン110の間の
伝熱抵抗が発生する点で問題がある。
第6図の場合では、パス部とシート部は一体に
なるが、パス部に形成されるフインが小さく、フ
イン面積を大きくできない。
第7図の場合では、シート部がないために、シ
ート部に直接サイリスタ等の発熱体を取付けるこ
とができない。
そこで、以上のような問題を解消し得る平板状
ヒートパイプ製の半導体用ヒートシンクが要望さ
れている。
(考案の目的) 本考案は、伝熱容量が大きく、しかも発熱体を
直接的に固定することができる平板式ヒートパイ
プ製のヒートシンクを提供することを目的として
いる。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、発熱体が直接的に固定される平板状
のシート部と、内部に熱媒体を封入する通路が設
けられたパス部とを、一体的に、かつシート部お
よびパス部の片面を同一平面上に配置したアルミ
押出型材で形成した平板状ヒートパイプを、略ル
ープ状に湾曲させ、平板状ヒートパイプの両端を
単一のヘツダ管で連通したことを特徴とする平板
状ヒートパイプ製のヒートシンクである。
(2) 作用 ループ状に湾曲した平板状ヒートパイプの両端
部が単一のヘツダ管に繋がつているので、単一の
ヘツダ管でヒートシンクの伝熱容量が大幅に増え
る。
(実施例) 本考案を採用した半導体冷却用のヒートシンク
の斜視図である第1図において、10は平板状ヒ
ートパイプである。このヒートパイプ10は詳し
くは後述するようにアルミ押出型材製であり、第
1図の奥行方向に3本のヒートパイプ10を連結
してある。
ヒートパイプ10は角部を丸めた略正方形のル
ープ形状に成型されている。ヒートパイプ10の
開口端部は下端中央部に配置されており、両開口
端部近傍には若干上向きに傾斜した傾斜部11が
形成されている。
ヒートパイプ10の両端開口部は単一のヘツダ
管12に連結されている。ヘツダ管12は表面に
ろう材を被覆した所謂ブレージングパイプ製であ
る。
ヘツダ管12の両端にはキヤツプ16がろう付
けで気密状態を保持して固着されており、手前側
のキヤツプ16には溶接部14が設けられてい
る。このキヤツプ16もブレージングシート成形
品である。
以上のヒートパイプ10およびヘツダ管12の
内部には、内部のエアーを吸引した後に、メタノ
ール、アセトン、フロン等を混合した熱媒体を容
積比で10%〜50%程度封入してある。
このヒートパイプ10は第2図に示すように、
平板状のシート部22と、内部に通路20が設け
られたパス部24等を、一体的にかつシート部2
2とパス部24の図中の下面25を同一平面に揃
えて形成したアルミ押出型材である。ヒートパイ
プ10の第2図中の左右方向端部には連結部2
6,28が形成されており、隣接するヒートパイ
プ10の連結部26,28を嵌合した後に、かし
め加工で連結するようになつている。
ヒートパイプ10とヘツダ管12の接続部は、
ヒートパイプ10のシート部22を切欠いてパス
部24を突出させ、ヘツダ管12に予め形成され
ている孔に突出したパス部24の端部を嵌合し、
ろう付けで密封してある。
ヒートパイプ10の内方上部には、仕切板27
で支持された放熱用の冷却フイン29が設けられ
ている。仕切板27は純アルミ板製、冷却フイン
29はブレージングシート成形品である。
以上の各部のろう付けは、各部品を組立てた後
にヒートシンク全体を真空炉中に入れて加熱し、
表面に被覆されているろう材を溶融させてろう付
けする所謂真空ブレージングでろう付けされるよ
うになつている。
以上のヒートパイプ10の第2図中の下面2
5、即ち第1図の外周下面にはサイリスタ30
(発熱体)が全面にわたつて密接している。この
サイリスタ30はシート部22を貫通するビス3
2で固定されている。なお、傾斜部11はヘツダ
管12をヒートパイプ10の下端部に設ける場合
に、ヘツダ管12のスペースを確保する為に設け
られているものであり、第1図のようにヒートパ
イプ10の下面にサイリスタ30を配置する場合
には傾斜部11を設けなくてもよい。
次に作用を説明する。以上のヒートパイプ10
では1本のヒートパイプ10に例えば4本のパス
部24を設け、それぞれのパス部24に熱媒体の
通路20が形成されているので、ヒートパイプ1
0の伝熱容量が大きい。
パス部24とシート部22はアルミ押出加工で
一体に形成され、金属組織が連続しているので、
伝熱抵抗が小さく、パス部24からの熱流は急速
にシート部22に伝わる。シート部22に伝わつ
た熱流は、シート部22の下面25に密接してい
るサイリスタ30に伝わり、サイリスタ30を冷
却する。
しかもヒートパイプ10の下面25は同一平面
であり、サイリスタ30とヒートパイプ10は全
面にわたつて密接し、シート部22の下面25の
みならずパス部24の下面25からも熱が伝わ
る。従つてヒートパイプ10とサイリスタ30と
の間の熱流は、シート部22及びパス部24の下
面25の広い伝熱面から伝わり、サイリスタ30
を一層急速に冷却する。
ヘツダ管12に貯留されている熱媒体は、蒸発
しながら左右の通路20(第2図)に分岐して流
通し、前記下面25(第2図)から伝わる熱を吸
収してヒートパイプ10の上部に向つて上昇す
る。ヒートパイプ10の上部には冷却フイン29
が設けられており、加熱された熱媒体を冷却し、
凝縮させる。凝縮した熱媒体は通路20を逆流
し、ヘツダ管12に戻る。
(考案の効果) 以上説明したように本考案よる平板状ヒートパ
イプ製のヒートシンクでは、ループ状に湾曲した
ヒートパイプ10の下端部に、ヒートパイプ10
の両端開口部を繋ぐ熱媒体貯留用のヘツダ管12
を設けたので、サイリスタ30からの熱を急速に
冷却フイン29が設けられたヒートパイプ10の
上部に伝えることができ、熱伝達速度すなわち冷
却速度を速くすることができ、熱伝達容量を増大
させることができる。
またヘツダ管12が1本のみでよいので、ヒー
トシンクの構造が簡単になる。
(別の実施例) (1) 本考案は以上の実施例に限定されず、例えば
サイリスタ30からの発生熱量が少ない場合に
は、第3図に示すように仕切板27、冷却フイ
ン29を取除いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるヒートパイプを使用した
ヒートシンクの正面図、第2図は第1図の−
断面図、第3図は別の実施例を示す斜視図、第4
図〜第7図はそれぞれ従来例を示す構造略図であ
る。 10……ヒートパイプ、12……ヘツダ管、2
0……通路、22……シート部、24……パス
部、25……下面、30……サイリスタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発熱体が直接的に固定される平板状のシート
    部と、内部に熱媒体を封入する通路が設けられ
    たパス部とを、一体的に、かつシート部および
    パス部の片面を同一平面上に配置したアルミ押
    出型材で形成した平板状ヒートパイプを、略ル
    ープ状に湾曲させ、平板状ヒートパイプの両端
    を単一のヘツダ管で連通したことを特徴とする
    平板状ヒートパイプ製のヒートシンク。 (2) ヘツダ管はループ状の平板状ヒートパイプの
    下端部に配置されている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の平板状ヒートパイプ製のヒート
    シンク。
JP18163285U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0341478Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18163285U JPH0341478Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25
US06/933,890 US4830100A (en) 1985-11-25 1986-11-24 Heat-pipe device and heat-sink device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18163285U JPH0341478Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

Publications (2)

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JPS6289152U JPS6289152U (ja) 1987-06-08
JPH0341478Y2 true JPH0341478Y2 (ja) 1991-08-30

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ID=31126678

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JP18163285U Expired JPH0341478Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP6412456B2 (ja) * 2015-03-31 2018-10-24 昭和電工株式会社 二次電池用冷却装置
US10677535B1 (en) 2018-11-30 2020-06-09 Furukawa Electric Co., Ltd. Heat sink
JP6582114B1 (ja) * 2018-11-30 2019-09-25 古河電気工業株式会社 ヒートシンク

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Publication number Publication date
JPS6289152U (ja) 1987-06-08

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